JPH0640862A - 化粧品組成物及びその製造方法 - Google Patents

化粧品組成物及びその製造方法

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JPH0640862A
JPH0640862A JP5094392A JP9439293A JPH0640862A JP H0640862 A JPH0640862 A JP H0640862A JP 5094392 A JP5094392 A JP 5094392A JP 9439293 A JP9439293 A JP 9439293A JP H0640862 A JPH0640862 A JP H0640862A
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cosmetic
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hair
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Anthony D Gough
アンソニイ・デイビツド・ゴウグ
Groot Joanne M De
ジヨアンヌ・マーガレツト・デ・グロート
Jeffrey Price
ジエフリイ・プライス
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Unilever NV
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Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくとも1種類の化粧品用樹脂材料、例えば
ポリイソブチレンのような炭化水素樹脂を、該樹脂の溶
剤又は担体を使用せずに、特別の混合操作と特別の乳化
剤とを用いて直接乳化することにより形成した、好まし
くは水性のエマルジョンからなる化粧品組成物。 【効果】樹脂材料の溶剤又は担体を使用しないため製品
の粘度が低下することがなく、従って製造上の利点が幾
つか得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧品組成物に関し、よ
り特定的には、例えば皮膚又は毛髪に1つ以上の美容効
果を与える1種類以上の粘着性樹脂状又は樹脂様物質を
含むエマルジョンベースの組成物に関する。本発明は、
限定的ではないが特に、毛髪にスタイリング性、より強
い腰及び/又はふさふさした感じを与える化粧品組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧品
組成物に粘着性及び/又は樹脂状物質を使用すること
は、当業界、特に毛髪のセットもしくはスタイリング用
製品及びスキンケア製品の分野で良く知られている。
【0003】例えばEP−A−240350号には、毛
髪のスタイルの保持性を高めるために、特定のシリコー
ンポリマーを揮発性担体物質中に溶解して使用する方法
が開示されている。
【0004】また、例えばFR−A−1102563号
(1955年公開)には、毛髪及び髭用の弾性化粧用定
着剤であって、炭化水素、特にワセリン油に溶解したエ
ラストマーからなる定着剤が開示されている。
【0005】これら公知の化粧品に共通している特徴の
1つは、粘着性及び/又は樹脂状物質の溶剤又は担体の
使用にある。場合によっては、特にスキンケア製品で
は、実用性及び審美性の観点から許容し得る製品を得る
ために、通常は前述のような溶剤又は担体が必要とされ
る。通常は水性ベースであるヘアケア組成物の分野で
は、公知の粘着性及び/又は樹脂状物質が通常は水不溶
性であるため、これまでは前述のような物質を安定な乳
化状態で組成物中に含ませるために、溶剤又は担体が必
要であった。
【0006】このような溶剤又は担体を使用しなければ
ならない場合には、例えば下記のような幾つかの問題が
生じる:(a)前述のような溶剤又は担体を用いて製造
した製品はかなり薄くなる(即ち低粘度になる)傾向が
あるため、商業的に且つ審美的に許容し得る粘度を有す
る製品を得るためには増粘成分を使用しなければならな
い;(b)溶剤又は担体の使用が必要であれば、製品の
製造に少なくとも1つの余計な処理ステップが必要とな
り、そのため製造時間及び製造コストが増加する;
(c)溶剤又は担体の使用の必要は余計な配合成分の必
要を意味し、従って原料の全体的コストが増加する;
(d)公知の溶剤又は担体は通常は揮発性有機液である
ため、安全上の理由から、厳密な取り扱い及び処理条
件、例えば防炎装置の使用が必要となり、製造プロセス
の全体的コスト及び複雑さに大きく影響する;(e)揮
発性有機溶剤又は担体は通常は抑泡剤として機能するた
め、前記溶剤又は担体を含む製品、特にシャンプーを例
えば毛髪に適用した時の発泡性及び塗布性(ease
of spreading)が損なわれる。
【0007】その後、本出願人の同時係属欧州特許出願
EP−A−0 498 119号に、毛髪に腰及び/又
はスタイリング性を与えるための毛髪スタイリング組成
物が開示された。この組成物は、少なくとも1種類の界
面活性剤の他に、コンディショニング剤と、水もしくは
別の揮発性溶剤と、ペル−アルキル(アルケニル)炭化
水素物質、例えばポリイソブチレンとを含んでいる。こ
の先行特許の特に好ましいペル−アルキル(アルケニ
ル)炭化水素含有組成物及び具体例として記載されてい
る組成物は、比較的高い分子量を有するのが好ましいペ
ル−アルキル(アルケニル)炭化水素毛髪スタイリング
剤を溶解又は分散させるために、前述の溶剤もしくは担
体、例えば低分子量炭化水素を使用している。そのた
め、この最新の提案でさえも、粘着性及び/又は樹脂状
物質を含む先行技術の化粧品組成物に特徴的に見られた
前述の問題に直面している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は驚くべきこと
に、一般的な先行技術の教示とは逆に、粘着性及び/又
は樹脂状化粧品材料をエマルジョンベースの化粧品組成
物に含ませる時に必ずしも溶剤又は担体を使用する必要
がないことを発見し、従来の溶剤又は担体の使用を必要
としない直接的乳化によって化粧品用樹脂材料を含ませ
ることができる技術を発見した。これにより、粘着性及
び/又は樹脂状材料を含む公知の化粧品組成物に関連し
た前述の欠点の少なくとも一部は改善が可能である。
【0009】本発明は第1の目的として、少なくとも1
種類の化粧品用樹脂材料を含むエマルジョンからなる化
粧品組成物であって、前記化粧品用樹脂材料を、溶剤又
は担体を使用せずに直接乳化した粒子の状態で含んでい
る化粧品組成物を提供する。本発明は第2の目的とし
て、少なくとも1種類の化粧品用樹脂材料を含むエマル
ジョンからなる化粧品組成物の製造方法であって、前記
化粧品用樹脂材料の粒子を溶剤又は担体を使用せずに直
接乳化するステップを含む方法を提供する。
【0010】これらの目的を達成するために、本発明で
は特別の混合ステップと乳化剤とを用いて化粧品用樹脂
材料の直接的乳化を行う。
【0011】ここで、本発明を詳細に説明する。
【0012】化粧品用樹脂材料 本明細書中の「化粧品用樹脂(cosmetic re
sin)」という用語は、特定の物理的性質又は化学的
由来によって一般に「樹脂」と定義されている特定の物
質類には限定されず、天然であれ合成であれ、1つ以上
の触感的及び/又は視覚的効果を特に毛髪又は皮膚に与
えるために、そして特に毛髪に、より強い腰、より豊か
な感じ及び/又はスタイリング性を与えるために、化粧
品分野で使用し得る任意の高粘度物質を意味する。この
用語には、室温で固体又は半固体である物質、並びに高
粘度又は中粘度の液体である物質が含まれる。この用語
には、油又は他の低粘度物質、例えばシリコーン油は含
まれない。シリコーン油は、それ自体の粘度が低いため
に別個の低粘度溶剤又は担体材料を使用しないで化粧品
用エマルジョンに含ませることが多く、従って配合要件
が余り厳しくない物質として当業者に知られている。
【0013】本発明は、毛髪及び/又は皮膚に使用する
ための化粧品用樹脂、特に毛髪に使用するための化粧品
用樹脂、そして特に毛髪にスタイリング性、腰及び/又
はふさふさした感じを与える化粧品用樹脂に有利に適用
される。
【0014】特に好ましい化粧品用樹脂材料は合成化粧
品用樹脂材料、特に炭化水素樹脂である。
【0015】本発明で使用するのに適した好ましい合成
炭化水素樹脂類はペル−アルキル(アルケニル)炭化水
素である。
【0016】前述の目的に適したペル−アルキル(アル
ケニル)炭化水素材料は分枝状アルキル(アルケニル)
材料であり、該材料の側基は−H、C1-4アルキル(ア
ルケニル)基、又は(−HもしくはC1-4アルキル(ア
ルケニル))で置換した飽和もしくは不飽和環状炭化水
素であり、側基の数の少なくとも10%、より好ましく
は25%〜75%、最も好ましくは40〜60%が−H
以外のものである。
【0017】好ましくは、ペル−アルキル(アルケニ
ル)炭化水素材料の重量平均分子量が150〜10,0
00,000、より好ましくは160〜1,000,0
00、更に好ましくは170〜500,000である。
特に好ましい重量平均分子量は2,000〜500,0
00である。
【0018】本発明の特に好ましい実施態様は、比較的
高い分子量、即ち20,000〜1,000,000、
より好ましくは20,000〜500,000、最も好
ましくは40,000〜200,000の分子量を有す
るペル−アルキル(アルケニル)炭化水素材料の使用に
関連している。この種の材料は毛髪に腰を与える上で特
に効果的である。
【0019】本発明の別の実施態様では、使用するペル
−アルキル(アルケニル)炭化水素材料の分子量が比較
的低く、2,000〜20,000、より好ましくは
5,000〜10,000である。このような低分子量
のペル−アルキル(アルケニル)炭化水素材料は、例え
ばNippon Oil and Fats社から商品
名POLYSYNLANEで市販されている。
【0020】好ましいペル−アルキル(アルケニル)炭
化水素材料は、ブテン、イソプレン、テルペン及びスチ
レンのポリマー、これらのモノマーを任意に組合わせた
コポリマー、例えばブチルゴム(ポリイソブチレン−コ
−イソプレン)、天然ゴム(シス−1,4−ポリイソプ
レン)、並びにKirk & Othmer著Ency
clopedia of Chemical Tech
nology(第3版、vol 8,pp852−86
9)に記載のような炭化水素樹脂、例えば脂肪族及び芳
香族石油樹脂、テルペン樹脂等である。
【0021】特に好ましいのは、下記の式:
【0022】
【化1】
【0023】で示されるペル−アルキル(アルケニル)
炭化水素である。
【0024】前記式中、nは0〜3、好ましくは1であ
り、mは1〜5000、好ましくは2〜2500であ
り、R1は−H又はC1-4アルキル基、好ましくはメチル
であり、R2はC1-4アルキル基、好ましくはメチルであ
り、R3は−H又はC1-4アルキル基であって、好ましく
は−H又はメチルであり、R4
【0025】
【化2】
【0026】である。
【0027】特に好ましいのは下記の式:
【0028】
【化3】
【0029】で示されるポリイソブチレン材料である。
【0030】前記式中、mは1〜5000、好ましくは
2〜2500であり、R4
【0031】
【化4】
【0032】である。
【0033】これらの材料は例えば、Prespers
e Inc.から商品名Permethylで、またE
xxon社から商品名Vistanexで市販されてい
る。
【0034】本発明の化粧品組成物では、乳化した化粧
品用樹脂の粒度は特に重要ではなく、乳化方法の条件に
少なくともある程度依存し得る。典型的な平均粒度は約
0.01〜約100μm、より典型的には約0.1〜約
10μmである。具体例として、本発明の好ましい化粧
品組成物の化粧品用樹脂材料の粒度は0.5〜5μmで
あり得、粒子の約90%が3μm以下の粒度を有し、粒
子の50%が1〜2μmの粒度を有する。粒度は例えば
Malvern Mastersizer計器を用いて
測定し得る。
【0035】本発明の化粧品組成物の化粧品用樹脂材料
の総濃度は、好ましくは組成物の0.01〜20重量
%、より好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましく
は0.2〜5重量%、最も好ましくは0.5〜2重量%
である。
【0036】他の成分 本発明の化粧品組成物は、毛髪又は皮膚用の製品が通常
含み得る1種類以上の別の成分も含んでいるのが好まし
い。
【0037】本発明の化粧品組成物は、使用する化粧品
用樹脂材料及び/又はその他の使用成分の種類に応じ
て、毛髪用又は皮膚用トリートメント組成物の形態をと
り得る。本発明は特に毛髪トリートメント製品に有用で
あるが、保湿用組成物、洗浄用組成物、クリーム、ゲ
ル、日焼けクリーム、日焼けローション等のような皮膚
用製品にも適用し得る。
【0038】本発明の好ましい化粧品組成物は、シャン
プー、コンディショナー、スプレー、ムース又はローシ
ョンの形態をとり得る毛髪スタイリング組成物である。
特に好ましい毛髪スタイリング組成物はシャンプー及び
コンディショナーである。
【0039】本発明の直接的乳化方法を用いることによ
って得られる前述のような利点に加えて、本発明の毛髪
トリートメント組成物は、化粧品用樹脂材料の溶剤又は
担体として揮発性有機化合物を使用する先行技術の組成
物によって得られる効果と少なくとも同程度であり、あ
る点ではそれより優れている効果を毛髪に与えることが
判明した。例えば、腰、持続性及びスタイリング性とい
った特質は先行技術の系で得られるものと同程度あり、
艶のような視覚的効果は本発明の技術を用いた時の方が
優れていた。
【0040】本発明の化粧品組成物はまた、特にヘアシ
ャンプー及びボディシャンプーに関して、通常は付着性
及び発泡性がより高いという特徴も有する。
【0041】本発明のシャンプー組成物(ヘアシャンプ
ー及びボディシャンプーの形態を有し得る)は、洗浄用
の界面活性剤を1種類以上含む。この界面活性剤は、陰
イオン系、非イオン系、両性及び双性イオン界面活性剤
並びにこれらの混合物から選択するのが好ましい。
【0042】適当な陰イオン界面活性剤は、アルキルス
ルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリ
ールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルス
ルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アル
キルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、ア
ルキルエーテルカルボキシレート及びオレフィンスルホ
ネート、特にこれらのナトリウム塩、マグネシウム塩、
アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノー
ルアミン塩及びトリエタノールアミン塩である。アルキ
ル基は通常8〜18個の炭素を含み、不飽和であり得
る。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテル
ホスフェート及びアルキルエーテルカルボキシレートは
分子当たり1〜10個のエチレンオキシド又はプロピレ
ンオキシド単位を含み得、好ましくは分子当たり2〜3
個のエチレンオキシド単位を含む。別の適当な陰イオン
界面活性剤の具体例としては、オレイルコハク酸ナトリ
ウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル
硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン及びN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムが挙げられ
る。最も好ましい陰イオン界面活性剤はラウリル硫酸ナ
トリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノラ
ウリルリン酸トリエタノールアミン、1EO、2EO及
び3EOのラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル
硫酸アンモニウム、並びに1EO、2EO及び3EOの
ラウリルエーテル硫酸アンモニウムが挙げられる。
【0043】非イオン界面活性剤としては、脂肪族(C
8〜C18)第1又は第2直鎖又は分枝鎖アルコール又は
フェノールと、アルキレンオキシド、普通はエチレンオ
キシド、通常は6〜30のEO基との縮合生成物が挙げ
られる。
【0044】別の適当な非イオン界面活性剤には、モノ
又はジアルキルアルカノールアミド及びアルキルポリグ
ルコシドがある。具体例としては、ココモノエタノール
アミド、ココジエタノールアミド、ココモノイソプロパ
ノールアミド及びココジグルコシドが挙げられる。
【0045】両性及び双性イオン界面活性剤としては、
アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキル
アミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(ス
ルタイン、sultaine)、アルキルグリシネー
ト、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホ
プロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキ
ルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレ
ート及びアシルグルタメートが挙げられる。但し、アル
キル及びアシル基の炭素原子数は8〜19である。具体
例としては、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルス
ルホプロピルベタイン、好ましくはラウリルベタイン、
コカミドプロピルベタイン及びコカンホプロピオン酸ナ
トリウムが挙げられる。
【0046】本発明の化粧品組成物で界面活性剤を使用
する場合、その総濃度は好ましくは組成物の1重量%以
上、より好ましくは2〜40重量%、最も好ましくは5
〜30重量%である。
【0047】本発明の毛髪スタイリング組成物は1種類
以上の毛髪コンディショニング剤を含み得る。
【0048】コンディショニング剤は、毛髪用組成物の
場合には、このような組成物が毛髪コンディショニング
効果とスタイリング効果とを同時に与えるように、総合
的毛髪コンディショニング特性を組成物に与えるのに十
分な量で使用するのが好ましい。しかしながら、コンデ
ィショニング剤は少量でも有利に使用し得る。なぜな
ら、少量では組成物を本当の意味でのコンディショナー
にすることはできなくても、化粧品用樹脂材料によって
得られる腰を強くする効果をある程度高めるため、スタ
イリング性及び/又は腰及び/又はふさふさした感じに
関する組成物の総合的な効果が、化粧品用樹脂材料だけ
を使用した場合よりも高くなるからである。
【0049】適当なコンディショニング剤としては、陽
イオン界面活性剤、例えば水酸化第4アンモニウム、例
えば水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化オクチル
トリメチルアンモニウム、水酸化ドデシルトリメチルア
ンモニウム、水酸化ヘキサデシルトリメチルアンモニウ
ム、水酸化セチルトリメチルアンモニウム、水酸化オク
チルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化デシルジメ
チルベンジルアンモニウム、水酸化ステアリルジメチル
ベンジルアンモニウム、水酸化ジドデシルジメチルアン
モニウム、水酸化ジオクタデシルジメチルアンモニウ
ム、水酸化獣脂トリメチルアンモニウム、水酸化ココト
リメチルアンモニウム、及びこれらの対応する塩、例え
ば塩化物、並びに水酸化セチルピリジニウム及びその
塩、例えば塩化物、Quaternium−5、Qua
ternium−31、Quaternium−18及
びこれらの混合物が挙げられる。
【0050】これに代わる、又は更に別のコンディショ
ニング剤としては、陽イオンポリマー、揮発性もしくは
不揮発性シリコーン、4級化シリコーン(例えばTH
Goldschmidt社から商品名ABILQUAT
で市販されている物質)、ペルフルオロポリエーテル
(例えばMontefluos社から商品名FOMBL
INで市販されている物質)、タンパク質水解物、及び
4級化タンパク質水解物が挙げられる。
【0051】適当な陽イオンポリマーとしては、グアー
ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、Quate
rnium−19、−23、−40、−57、ポリ(ジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド)、ポリ(ジメチ
ルブテニルアンモニウムクロリド)−,w−ビス(トリ
エタノールアンモニウムクロリド)、ポリ(ジプロピル
ジアリルアンモニウムクロリド)、ポリ(メチル−β−
プロパンイオジアリルアンモニウムクロリド)、ポリ
(ジアリルピペリジニウムクロリド)、ポリ(ビニルピ
リジニウムクロリド)、4級化ポリ(ビニルアルコー
ル)、4級化ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト)並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0052】適当な揮発性シリコーン材料の具体例とし
ては、Dow Corning社の液体製品244、2
45、344、345及び200(シクロポリメチルシ
ロキサンブレンド)、200/5(極めて短い線状ポリ
ジメチルシロキサン)並びに1401(ポリジメチルシ
ロキサノールガムとシクロポリメチルシロキサンとの混
合物);Union Carbide社の液体製品TP
503(シクロポリメチルシロキサン中のポリジメチル
シロキサンガムのエマルジョン)並びにSilicon
e 7202及び7158;Stauffer Che
mical社の製品SWS−03314が挙げられる。
【0053】適当なタンパク質誘導体としては、商品名
LAMEQUAT Lで市販されているラウリルジモニ
ウムヒドロキシプロピルアミノ加水分解動物タンパク
質、及び商品名CROQUAT WKPで市販されてい
る硫黄担持アミノ酸含有加水分解ケラチンが挙げられ
る。
【0054】特に適当なコンディショニング剤として
は、揮発性又は不揮発性シリコーン油、例えばポリアル
キルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シ
リコーンガム、シクロメチコーン及びアミノ官能性シリ
コーンが挙げられる。これらのシリコーン材料は、粒度
が好ましくは0.01〜10ミクロンの微粒子として組
成物中に含ませるのが好ましい。
【0055】本発明の組成物にコンディショニング剤を
使用する場合は、その濃度を好ましくは20重量%以
下、例えば0.01〜10重量%、より好ましくは0.
1〜5重量%とする。
【0056】本発明の化粧品組成物中に有利に含ませ得
る別の成分は脂肪アルコール材料である。この種の材料
は特に、1種類以上の陽イオン界面活性剤を含む毛髪コ
ンディショニング組成物で使用するのが好ましい。脂肪
アルコール材料と陽イオン界面活性剤とを組合わせて使
用すると、陽イオン界面活性剤を分散状態で含むラメラ
相が形成されるため特に有利であると考えられる。
【0057】好ましい脂肪アルコールは炭素原子を8〜
22個、より好ましくは16〜20個含む。好ましい脂
肪アルコールの具体例としては、セチルアルコール及び
ステアリルアルコールが挙げられる。この種の材料の使
用は、本発明のコンディショニング組成物の総合的コン
ディショニング特性に寄与するという点でも有利であ
る。
【0058】脂肪アルコール材料の濃度は組成物の0〜
10重量%が適当であり、より好ましくは0.1〜5重
量%である。陽イオン界面活性剤対脂肪アルコールの重
量比は、適用可能な場合には、10:1〜1:10が好
ましく、より好ましくは4:1〜1:8、最も好ましく
は1:1〜1:4とする。
【0059】本発明の化粧品組成物の別の任意的成分
は、化粧品用樹脂材料の付着を助成するデポジションエ
イド(deposition aid)である。特に毛
髪及び皮膚に対する前記樹脂材料の付着を助成できる物
質であれば、どのような物質を使用してもよい。
【0060】適当なデポジションエイドは陽イオンポリ
マー材料である。好ましいデポジションポリマーの1つ
はグアーガムの陽イオン誘導体、例えばMeyhall
社の製品Jaguarである。
【0061】適当な陽イオングアーガム誘導体は、CT
FA名称でグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロ
リドと称する物質である。この種の物質は例えば商品名
JAGUAR C13Sで市販されている。この製品は
陽イオン基の置換度が低く、粘度が高い。別の適当な物
質としては、中レベルの置換度と低粘度とを有し、商品
名JAGUAR C15で知られている製品、JAGU
AR C17(高置換度、高粘度)、及び低レベルの置
換基と陽イオン第4アンモニウム基とを含むヒドロキシ
プロピル化陽イオングアー誘導体であるJAGUAR
C16が挙げられる。透明度が高く、中程度の粘度を有
する置換度の低いグアーであるJAGUAR 162も
適当である。特に好ましいのは、JAGUAR C13
Sの使用である。
【0062】デポジションエイドを使用する場合は、そ
の濃度を好ましくは組成物の0.001〜10重量%、
より好ましくは0.01〜5重量%、最も好ましくは
0.05〜2重量%とする。
【0063】本発明の組成物には、化粧品組成物で一般
的に使用されている1種類以上の別の添加成分も少量含
ませ得る。この種の別の成分としては、抗菌剤、ふけ防
止剤、例えば亜鉛ピリジンチオンもしくはOctopi
rox、起泡増進剤、パーレッサー(pearlesc
er)、不透明剤、懸濁剤、防腐剤、香料、染料、着色
剤、粘度調整剤、タンパク質、ポリマー、緩衝剤、ポリ
オールその他の保湿剤、ハーブその他の植物抽出物及び
日焼け止め材料が挙げられる。例えば日焼け止め材料
は、1992年1月15日に出願された本出願人の同時
係属英国特許出願9200764.0号(本明細書に参
考として包含される)の教示に従って、日焼け止め材料
を化粧品用樹脂材料に溶解し次いで乳化することによ
り、本発明の化粧品組成物に適当に含ませ得る。
【0064】本発明の組成物は、通常は連続相の少なく
とも1つの成分が水からなる水性エマルジョンをベース
とするのが好ましい。本発明の組成物、特にヘアケア組
成物は、水を好ましくは約20〜99.5重量%、より
好ましくは30〜90重量%、最も好ましくは40〜7
0重量%含む。
【0065】公知の化粧品で一般的に使用されている別
の揮発性溶剤、例えばエタノールのような低級アルコー
ルを水の代わりに、又は水と共に使用してもよい。
【0066】化粧品組成物の製造方法 本発明では、第2の主要な目的として、1種類以上の化
粧品用樹脂材料を含むエマルジョンからなる化粧品組成
物を、溶剤又は担体を使用せずに化粧品用樹脂材料の粒
子を直接乳化するステップを含む方法によって製造す
る。
【0067】このような直接的乳化に有用であることが
判明した好ましい乳化方法は、化粧品用樹脂材料を低せ
ん断速度(即ち、例えば羽根先端速度が通常0.25〜
2.0ms-1の低速度)且つ高せん断応力の混合操作に
よって乳化する混合ステップを含む。高せん断応力は主
に組成物の粘度と混合装置のブレードの形状とに由来
し、これら2つの混合パラメーターの組合わせによっ
て、化粧品用樹脂が微粒子の形態でベースの好ましくは
水性の組成物中に乳化する。
【0068】前記操作を実施するための好ましい混合装
置は、「Zブレード」又は「シグマブレード」ミキサー
として一般に知られている装置である。この種のミキサ
ーは様々なものが、例えばWinkworth社、Ba
ker−Perkins社、Sato Machine
ry社、Gardner社及びMorton社から市販
されている。
【0069】本発明では、乳化プロセスを促進し、形成
される乳化樹脂粒子を安定させるために、乳化ステップ
で1種類以上の乳化剤を組成物中に含ませるのが極めて
好ましい。
【0070】必要なエマルジョン安定性を与えるもので
あればどのような乳化剤を使用してもよく、この種の乳
化剤の具体例は当業者には良く知られているため、ここ
では詳述しない。
【0071】乳化剤成分は、所望であれば、又は適当で
あれば、洗剤材料として組成物中に存在する任意の界面
活性剤によって与えることができ、又は純粋に乳化剤と
して機能する別の界面活性剤成分で構成することもでき
る。
【0072】特に好ましい乳化剤は陰イオン乳化剤、例
えばアルキルアリールポリアルコキシエチレンスルフェ
ート、例えばAlipal CO−433のような製品
として市販されているアルキルフェニルポリエトキシエ
チレン硫酸ナトリウムである。
【0073】乳化剤は、操作条件及び使用材料に応じて
任意の適当な量で使用し得る。例えば、乳化剤の適量は
化粧品用樹脂材料の約0.1〜10重量%、又は好まし
くは化粧品用樹脂材料の1〜5重量%であり得る。
【0074】本発明の方法の好ましい実施態様では、化
粧品用樹脂材料を乳化剤と共に水性連続相中に乳化させ
てプレエマルジョンを形成する。次いで、単なる混合及
び/又は撹拌により、前記プレエマルジョンを最終化粧
品組成物の残りの成分に加えればよい。
【0075】所望であれば、1種類以上の別の配合成
分、例えば界面活性剤又はその一部分を前述の予備乳化
ステップで混入してもよい。
【0076】以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に
説明する。
【0077】実施例1 毛髪スタイリング樹脂としてポリイソブチレンを含む2
種類のシャンプー組成物A及びBを下記の方法で製造し
た。シャンプーBは本発明のもの、シャンプーAは先行
技術のものである。
【0078】シャンプーA Ystral高せん断撹拌器で下記の成分を室温で混合
することにより、ポリイソブチレンのプレエマルジョン
を調製した。
【0079】プレエマルジョン成分 重量% Isopar L(2)に溶解したVistanex LMMH(1) 60 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2EO(22.5%水溶液) 4 グリセロール 36。
【0080】(1)Exxon社の分子量約60,00
0のポリイソブチレン。
【0081】(2)Exxon社のC11〜C13イソパラ
フィン混合物。
【0082】次いで、撹拌下で、このプレエマルジョン
をシャンプーの残りの成分と混合して、下記の組成の最
終製品を形成した。
【0083】成分 重量% プレエマルジョン 1.5 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2EO 14 ココアミドプロピルベタイン 2 Euperlan PK900(3) 10 Jaguar C13S 0.1 ホルマリン 0.05 BY 22−026(4) 0.4 NaCl 5 香料、着色料 適量 水 100の残り。
【0084】(3)トリエチレングリコールジステアレ
ートとSLES 2EOとの混合物、Henkel社
製。
【0085】(4)Toray Silicone社の
ポリジメチルシロキサン50%水性エマルジョン。
【0086】シャンプーB WinkworthのツインZブレードミキサー(モデ
ルMZ150)で下記の成分を室温で混合することによ
り、ポリイソブチレンのプレエマルジョンを調製した。
【0087】プレエマルジョン成分 重量% Vistanex LMMH 58 Alipal CO−433(5) 1.4 水 40.6。
【0088】(5)アルキルフェニルポリエトキシエチ
レン硫酸ナトリウム次いで、撹拌下で、このプレエマル
ジョンをシャンプーの残りの成分と混合して下記の組成
の最終製品を形成した。
【0089】成分 重量% プレエマルジョン 1.6 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2EO 14 ココアミドプロピルベタイン 2 Euperlan PK900 10 Jaguar C13S 0.1 ホルマリン 0.05 BY 22−026 0.4 NaCl 5 香料、着色料 適量 水 100の残り。
【0090】次いでシャンプーAを、下記の方法による
in vitro官能検査でプラシーボと比較した。
【0091】Raoul社のユーゴスラビア系レッドタ
イヘアを用いて、11.4cm/4.5gのヘアピース
を6つ形成した。これらのヘアピースに番号1〜6を付
け、ヘアピース1〜3をシャンプーAで処理し、ヘアピ
ース4〜6を、Vistanex LMMH/Isop
or Lプレエマルジョンを含有していない点だけがシ
ャンプーAと異なるプラシーボシャンプーで処理した。
【0092】次いで、総てのヘアピースを直径30mm
のPTFEローラ上にセットし、50℃の循環炉で1時
間乾燥させた。次いで、ヘアピースをローラから注意深
く除去し、室温で15分間冷却し、一対ずつ比較する方
法を用いて、訓練した評価者からなるパネルにより毛髪
の腰を調べた。
【0093】評価者は12人使用し、各パネリストに合
計6つの異なる組合わせの対を与えた。各対は、シャン
プーAで処理したヘアピースと、プラシーボシャンプー
で処理したヘアピースとからなる。
【0094】シャンプーAとプラシーボとの比較検査の結果 72対の比較のうち、シャンプーAで処理したヘアピー
スは60回選択された。これは95%以上の信頼レベル
で統計的に有意なものである。従って、シャンプーAで
処理したヘアピースは、プラシーボシャンプーで処理し
たヘアピースよりも腰があると認められた。
【0095】次いで、前述と同じ手順で、毛髪の腰に関
してシャンプーBとシャンプーAとの比較検査を行っ
た。
【0096】シャンプーBとシャンプーAとの比較検査の結果 72対の比較のうち、シャンプーBで処理したヘアピー
スは34回選択された。従って、シャンプーAで処理し
たヘアピースとシャンプーBで処理したヘアピースとの
間には統計的に有意な差はなかった。即ち、シャンプー
Bは毛髪の腰に関してはシャンプーAと同様の効果を有
すると認められた。
【0097】実施例2 実施例1のシャンプーBのプレエマルジョンを、下記の
最終組成に必要な残りのシャンプー成分と混合すること
によって、シャンプーCを形成した。
【0098】成分 重量% プレエマルジョン(シャンプーBの場合と同じ) 1.5 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2EO 16 ココアミドプロピルベタイン 2 Carbopol 980(6) 0.4 Jaguar C13S 0.1 ホルマリン 0.1 BY 22−026 0.4 NaCl 5.0 香料、着色料 適量 水 100の残り。
【0099】(pHは必要であれば希NaOHで5.5
〜8.0に調整した) (6)増粘剤:多官能物質と架橋したアクリル酸ポリマ
ー、Goodrich社製。
【0100】次いで、訓練された美容師により36人の
パネリストについてハーフヘッドサロンテストを行い、
シャンプーCとシャンプーAとを比較した。各パネリス
トの毛髪を中央で分けて、シャンプーAを頭部の半分の
毛髪に適用し、シャンプーCを残りの半分に適用した。
種々の使用時特性と、湿潤時及び乾燥時の毛髪の特性と
を、半分に分けた各毛髪部分毎に評価した。美容師に
は、各評価特性について、3つの評価、即ち左側の方が
良い(点数1)、差がない(点数0)、右側の方が良い
(点数−1)の中から1つを選択してもらった。結果を
統計学的に解析し、M値、即ち特定の特性に関してどの
シャンプーが優れているかを符号及び大きさによって示
す値を特性に対してプロットした。
【0101】M値は下記のように定義される: M=1n{P(C)/〔1−P(C)〕} 前記式中、P(C)はシャンプーCがシャンプーAより
も優れている確率の推定値である。
【0102】結果を添付図面の図1に示す。
【0103】図1から明らかなように、シャンプーC
は、塗布性並びに2回目及び3回目の洗髪における泡の
量という特性に関してはシャンプーAよりも優れてい
た。驚くべきことに、シャンプーCは艶についてもシャ
ンプーAより優れていた。理論に拘束されたくはない
が、この艶の理由は、毛髪上のポリイソブチレンのデポ
ジションの性質がシャンプー毎に異なり、毛髪上にデポ
ジットした物質による光の散乱がシャンプーCの場合に
はシャンプーAの場合よりも少ないことにあると考えら
れる。
【0104】毛髪の腰及び保持性(スタイリングの持続
性)を含む残りの特性に関しては、これら2つのシャン
プーの間に差は見られない。従って、これらの特性の付
与に関してはどちらのシャンプーも類似の効果を有す
る。
【0105】実施例3 実施例1のシャンプーBの場合と同様にポリイソブチレ
ンのプレエマルジョンを調製することを第1のステップ
として、本発明の皮膚用保湿クリームを製造した。
【0106】前記プレエマルジョンを撹拌下でスキンク
リームの残りの成分と混合して、下記の組成の最終製品
を形成した。
【0107】成分 重量% プレエマルジョン(実施例1のシャンプーBと同じ) 7.0 プロピルパラベン 0.1 Steareth−2(7) 2.9 Steareth−21(8) 2.1 プロピレングリコール 7.0 Carbopol 934(9) 0.3 メチルパラベン 0.2 NaOH(10%水溶液) 0.3 水 100の残り。
【0108】(7)ステアリルアルコールのポリエチレ
ングリコールエーテルのCTFA名(平均PEG数=
2)。
【0109】(8)ステアリルアルコールのポリエチレ
ングリコールエーテルのCTFA名(平均PEG数=2
1)。
【0110】(9)増粘剤:多官能物質と架橋したアク
リル酸のポリマー、Goodrich社製。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーフヘッドサロンテストによるシャンプーA
とシャンプーCとの比較検査の結果を示すグラフであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 ジエフリイ・プライス イギリス国、マージーサイド・エル・63・ 7・キユー・ビー、ウイラル・ベビント ン、ザ・グロウブ・1

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種類の化粧品用樹脂材料を含
    んでいるエマルジョンからなり、前記化粧品用樹脂材料
    が、該樹脂材料の溶剤又は担体を使用せずに直接乳化し
    た粒子の状態で存在している化粧品組成物。
  2. 【請求項2】化粧品用樹脂粒子が、水を含む連続相中に
    乳化している請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 【請求項3】少なくとも1種類の乳化剤を用いて化粧品
    用樹脂粒子を乳化した請求項1又は2に記載の化粧品組
    成物。
  4. 【請求項4】乳化剤が陰イオン乳化剤である請求項3に
    記載の化粧品組成物。
  5. 【請求項5】乳化剤がアルキルアリールポリアルコキシ
    エチレンスルフェートである請求項4に記載の化粧品組
    成物。
  6. 【請求項6】化粧品用樹脂材料が炭化水素樹脂である請
    求項1から5のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  7. 【請求項7】炭化水素樹脂がペル−アルキル(アルケニ
    ル)炭化水素である請求項6に記載の化粧品組成物。
  8. 【請求項8】化粧品用樹脂を0.01〜20重量%含む
    請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  9. 【請求項9】毛髪スタイリング組成物である請求項1か
    ら8のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  10. 【請求項10】1種類以上の界面活性剤を含むシャンプ
    ーである請求項9に記載の化粧品組成物。
  11. 【請求項11】1種類以上のコンディショニング剤を含
    むコンディショニング組成物である請求項9又は10に
    記載の化粧品組成物。
  12. 【請求項12】デポジションエイド及び/又は脂肪アル
    コール材料を含む請求項1から11のいずれか一項に記
    載の化粧品組成物。
  13. 【請求項13】少なくとも1種類の化粧品用樹脂材料を
    含むエマルジョンからなる化粧品組成物の製造方法であ
    って、前記化粧品用樹脂材料の粒子を該樹脂材料の溶剤
    又は担体を使用せずに直接乳化するステップを含む製造
    方法。
  14. 【請求項14】化粧品用樹脂材料の粒子を、低せん断速
    度且つ高せん断応力の混合操作によって乳化する請求項
    13に記載の方法。
  15. 【請求項15】混合操作をZブレード又はシグマブレー
    ドミキサーを用いて実施する請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】化粧品用樹脂材料の粒子を、水を含む連
    続相中に乳化する請求項13から15のいずれか一項に
    記載の方法。
  17. 【請求項17】化粧品用樹脂材料の粒子を、少なくとも
    1種類の乳化剤を用いて乳化する請求項13から16の
    いずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】乳化剤が陰イオン乳化剤である請求項1
    3から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】乳化剤がアルキルアリールポリアルコキ
    シエチレンスルフェートである請求項18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】化粧品用樹脂材料を乳化してプレエマル
    ジョンを形成し、次いでこのプレエマルジョンを化粧品
    組成物の残りの任意の成分と混合する請求項13から1
    9のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】プレエマルジョンを、界面活性剤、コン
    ディショニング剤、デポジションエイド、脂肪アルコー
    ル及び水のうちのいずれか1種類以上の成分と混合する
    請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】毛髪に腰及び/又はスタイリング性を与
    える方法であって、請求項1から12のいずれか一項に
    記載の化粧品組成物を毛髪に適用することからなる方
    法。
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