JPH064078Y2 - 水中駆動軸 - Google Patents
水中駆動軸Info
- Publication number
- JPH064078Y2 JPH064078Y2 JP1988025092U JP2509288U JPH064078Y2 JP H064078 Y2 JPH064078 Y2 JP H064078Y2 JP 1988025092 U JP1988025092 U JP 1988025092U JP 2509288 U JP2509288 U JP 2509288U JP H064078 Y2 JPH064078 Y2 JP H064078Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- foreign matter
- spiral groove
- water
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は水中ポンプなどの駆動軸に付着する泥,ごみ
などの異物を積極的に排除する螺旋溝又は螺旋溝とフリ
ンガーを有した水中駆動軸に関する。
などの異物を積極的に排除する螺旋溝又は螺旋溝とフリ
ンガーを有した水中駆動軸に関する。
[従来の技術] 一般に第2図に示されるような水中ポンプ1では駆動軸
2の回転部分を水の進入から守るためにメカニカルシー
ル構造を採用している。
2の回転部分を水の進入から守るためにメカニカルシー
ル構造を採用している。
このメカニカルシール構造3はケーシング4の駆動軸外
周面5を潤滑油室6で囲繞し、ケーシングの潤滑油室6
の軸方向の両端に駆動軸2を支持する固定リング7をケ
ーシング内側に挿入して一体的に設ける一方、駆動軸2
にそれら固定リング7の軸方向内方側の端面にそれぞれ
密着する回転リング8を設け、回転リング8間にそれら
回転リング8を密着方向へ付勢するスプリング9を設け
て構成してある。
周面5を潤滑油室6で囲繞し、ケーシングの潤滑油室6
の軸方向の両端に駆動軸2を支持する固定リング7をケ
ーシング内側に挿入して一体的に設ける一方、駆動軸2
にそれら固定リング7の軸方向内方側の端面にそれぞれ
密着する回転リング8を設け、回転リング8間にそれら
回転リング8を密着方向へ付勢するスプリング9を設け
て構成してある。
したがって、この水中ポンプ1は駆動軸2の水側10の
インペラ11で吸い込んだ水を吐出口12へ良好に送り
出すことができる。
インペラ11で吸い込んだ水を吐出口12へ良好に送り
出すことができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、水中で使用される水中ポンプなどの駆動
軸は、上記メカニカルシール構造にて好適に防水される
ものの、シール部分に水中のごみや泥、または浮遊物な
どの異物の噛み込みを防止して回転性能の維持を図ろう
とする課題を残している。
軸は、上記メカニカルシール構造にて好適に防水される
ものの、シール部分に水中のごみや泥、または浮遊物な
どの異物の噛み込みを防止して回転性能の維持を図ろう
とする課題を残している。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題を解決するために、駆動軸の水に接
する軸外周面に、駆動軸へ付着する水中の異物を軸シー
ル部分から水側に向かって駆動軸の回転に応じて順次送
り出す螺線溝を形成して水中駆動軸を構成したものであ
る。
する軸外周面に、駆動軸へ付着する水中の異物を軸シー
ル部分から水側に向かって駆動軸の回転に応じて順次送
り出す螺線溝を形成して水中駆動軸を構成したものであ
る。
[作用] 駆動軸の回転に応じて軸シール部分に浸入しようとする
異物は駆動軸外周面に形成した螺旋溝によって遠心力で
水側に送り出される。
異物は駆動軸外周面に形成した螺旋溝によって遠心力で
水側に送り出される。
すなわち、駆動軸の回転性能は一定に保たれる。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図に示す2は上記水中ポンプ1などの駆動軸で、こ
の駆動軸2は、ケーシング4に形成した潤滑油室6に回
転自在に収容され、その潤滑油室6の軸方向の両端に一
体的に固定した固定リング7で支持される。これら固定
リング7より軸方向内方となる駆動軸2の軸外周面に
は、軸方向内方の上記固定リング7の端面に密着する回
転リング8が嵌合され、これら回転リング8は軸外周面
に嵌合するスプリングリテーナ13と上記回転リング8
側の付勢リング14との間に密着方向へ付勢するスプリ
ング15を設けてある。また固定リング7とケーシング
4との間、回転リング8と付勢リング14との間にはそ
れぞれゴムなどの材料からなるシール(パッキン)リン
グ16などが設けられる。これによって一定の防水性能
が得られる。
の駆動軸2は、ケーシング4に形成した潤滑油室6に回
転自在に収容され、その潤滑油室6の軸方向の両端に一
体的に固定した固定リング7で支持される。これら固定
リング7より軸方向内方となる駆動軸2の軸外周面に
は、軸方向内方の上記固定リング7の端面に密着する回
転リング8が嵌合され、これら回転リング8は軸外周面
に嵌合するスプリングリテーナ13と上記回転リング8
側の付勢リング14との間に密着方向へ付勢するスプリ
ング15を設けてある。また固定リング7とケーシング
4との間、回転リング8と付勢リング14との間にはそ
れぞれゴムなどの材料からなるシール(パッキン)リン
グ16などが設けられる。これによって一定の防水性能
が得られる。
さてこの実施例にあって駆動軸2のシール部分17への
異物の浸入を防止し、異物の噛み込みを防止するために
水に接する駆動軸2の軸外周面には水側18に向かっ
て、付着しようとする異物を駆動軸2の回転に応じて送
り出す螺旋溝19が形成される。この螺旋溝19は、ケ
ーシング4内の反対側つまり水中側へ向かって連続形成
されたもので、ケーシング4側から順次螺旋溝19に沿
って異物を送り出すものである。さらにこの実施例にあ
っては、螺旋溝19で送り出される異物を遠心力で吹き
飛ばすために上記螺旋溝19の水中側端部にリング状の
フリンガー20が一体的に取り付けられる。フリンガー
20は軸外周に固定される部分21と、異物を半径方向
に案内するフランジ部分22とからなる。したがって、
フリンガー20の作用によって螺旋溝19から送り出さ
れた異物は駆動軸2の半径方向に吹き飛ばされ、シール
部分への異物の噛み込みは防止される。尚、フリンガー
20は駆動軸2の水側18の端面に形成した半径方向の
フランジ部分でもかまわない。
異物の浸入を防止し、異物の噛み込みを防止するために
水に接する駆動軸2の軸外周面には水側18に向かっ
て、付着しようとする異物を駆動軸2の回転に応じて送
り出す螺旋溝19が形成される。この螺旋溝19は、ケ
ーシング4内の反対側つまり水中側へ向かって連続形成
されたもので、ケーシング4側から順次螺旋溝19に沿
って異物を送り出すものである。さらにこの実施例にあ
っては、螺旋溝19で送り出される異物を遠心力で吹き
飛ばすために上記螺旋溝19の水中側端部にリング状の
フリンガー20が一体的に取り付けられる。フリンガー
20は軸外周に固定される部分21と、異物を半径方向
に案内するフランジ部分22とからなる。したがって、
フリンガー20の作用によって螺旋溝19から送り出さ
れた異物は駆動軸2の半径方向に吹き飛ばされ、シール
部分への異物の噛み込みは防止される。尚、フリンガー
20は駆動軸2の水側18の端面に形成した半径方向の
フランジ部分でもかまわない。
[考案の効果] 以上説明したことから明らかなように水中ポンプなどの
駆動軸に付着し噛み込もうとする異物を積極的に阻止で
きるから駆動軸の回転性能を一定に維持することができ
る。
駆動軸に付着し噛み込もうとする異物を積極的に阻止で
きるから駆動軸の回転性能を一定に維持することができ
る。
第1図はこの考案の好適一実施例を示す要部詳細図、第
2図は関連技術としての水中ポンプを示す断面図であ
る。 図中、2は駆動軸、4はケーシング、6は潤滑油室、7
は固定リング、8は回転リング、19は螺旋溝である。
2図は関連技術としての水中ポンプを示す断面図であ
る。 図中、2は駆動軸、4はケーシング、6は潤滑油室、7
は固定リング、8は回転リング、19は螺旋溝である。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動軸の水に接する軸外周面に、該軸へ付
着する水中の異物を軸シール部分から水側に向かって駆
動軸の回転に応じて順次送り出す螺線溝を形成したこと
を特徴とする水中駆動軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988025092U JPH064078Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 水中駆動軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988025092U JPH064078Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 水中駆動軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130099U JPH01130099U (ja) | 1989-09-05 |
JPH064078Y2 true JPH064078Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31245517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988025092U Expired - Lifetime JPH064078Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 水中駆動軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064078Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4503722B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2010-07-14 | 株式会社鶴見製作所 | 立型水中電動ポンプ |
JP6602087B2 (ja) * | 2015-08-05 | 2019-11-06 | 株式会社鶴見製作所 | 水中電動ポンプ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913353U (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-27 | 自動車機器株式会社 | ブレ−キ倍力装置 |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP1988025092U patent/JPH064078Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913353U (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-27 | 自動車機器株式会社 | ブレ−キ倍力装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130099U (ja) | 1989-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5174583A (en) | Unitary bearing seal | |
US6474653B1 (en) | Seal arrangement | |
JPS6347570A (ja) | シ−ル装置 | |
US4840384A (en) | Face-type shaft seal with shroud | |
JPH064078Y2 (ja) | 水中駆動軸 | |
CA2229669A1 (en) | Bearing seal with uniform fluid purge | |
US5110143A (en) | Seal cartridge for use in idler rollers | |
US6287074B1 (en) | Mechanical seal for shafts and axles | |
JPH0725220U (ja) | 内燃機関用水ポンプ | |
JPH0755012A (ja) | 電動モータの軸封装置 | |
JP4115419B2 (ja) | シール装置 | |
US4722149A (en) | Anti-shuttle pump | |
EP1260724A4 (en) | SEALING DEVICE FOR A WATER PUMP BEARING | |
JPH02278081A (ja) | メカニカルシール | |
DE59103663D1 (de) | Dichtungsanordnung. | |
JP2003097725A (ja) | 密封装置 | |
JPH0537093Y2 (ja) | ||
US5607285A (en) | Pump drive apparatus | |
KR870000388B1 (ko) | 수중축수(軸受)보호장치 | |
JP2004263797A (ja) | 密封装置 | |
JP3955839B2 (ja) | 立軸ポンプの機械要素の保護装置 | |
JPS5821324Y2 (ja) | 水中回転機の砂よけ装置 | |
JPH077612Y2 (ja) | 軸受装置 | |
JPH0446704A (ja) | 中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置 | |
JPH0614141Y2 (ja) | ポンプの軸封装置 |