JPH064067Y2 - 正圧・負圧兼用ポンプ - Google Patents

正圧・負圧兼用ポンプ

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JPH064067Y2
JPH064067Y2 JP2361188U JP2361188U JPH064067Y2 JP H064067 Y2 JPH064067 Y2 JP H064067Y2 JP 2361188 U JP2361188 U JP 2361188U JP 2361188 U JP2361188 U JP 2361188U JP H064067 Y2 JPH064067 Y2 JP H064067Y2
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JP
Japan
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exhaust
pump
vane pump
intake
air
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喜義 田川
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば病院等の施設において室内の空気中の
雑菌等を吸い込み、これを地中に排気する場合等に使用
する正圧・負圧兼用のポンプの改良に関するものであ
る。
従来技術 従来この種の装置としては、正圧・負圧を同時発生させ
るために、一台の給油式のポンプを使用したものが知ら
れている。
この給油式のポンプは、シール性及び放熱性に優れてい
るために一台のポンプで正圧,負圧を同時発生させるこ
とができる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらかかる従来の給油式ポンプの場合は、ポン
プの排気側(正圧)の空気に油が混入し飛散したりして
正圧側に使用する機器に悪影響を与えたり、排気側から
油煙が出て正圧を使用する室の空気を清潔に保てないと
いった不都合がある。さらに給油式であるので、使用に
際して常に給油の状態を確認する等の点検作業の必要が
あると共に油切れの場合には焼き付け等により故障する
おそれがある。その為常時メインテナンスをすることが
必要不可欠である。
また給油式べーンポンプの場合はシール性が必要なため
にポンプ代が高価である。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑み排気側の
空気が清潔であると共にポンプのメインテナンスの手間
のかからない正圧・負圧兼用ポンプを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、一方を吸気用,他方を排気用とした
二台の無給油式ベーンポンプと、駆動伝達機構を介して
二台のポンプを駆動するモータとからなり、前記吸気用
のベースポンプの排気口と排気用べーンポンプの吸気口
とをパイプで接続すると共に排気用べーンポンプの吸気
側に外気導入口を設けた正圧・負圧兼用ポンプにより本
目的を達成する。
作用 本考案にかかる装置を作動させると、モータの駆動によ
り吸気用のべーンポンプと排気用のべーンポンプとは同
時に作動を始める。
すると吸気用べーンポンプの吸気口から空気を吸い込み
吸気側を負圧の状態にする。
吸気された空気は吸気用べーンポンプの排気口から排出
されるが、該排気口と排気用べーンポンプの吸気口とが
パイプにより接続されている関係で、全て排気用べーン
ポンプに取り入れられる。
排気用べーンポンプは、その排気側を正圧にする必要が
あるが吸気用べーンポンプから排出される空気では不充
分なので、別に排気用べーンポンプの吸気側に設けた外
気導入口から外気を取り入れてその空気と共にべーンポ
ンプが空気を圧縮して排気用べーンポンプの排気側を正
圧に維持すると共に、外気導入により昇温を防止して、
排気用べーンポンプの長寿命化を図る。
尚吸気用べーンポンプにて空気を吸い込む際及び排気用
べーンポンプにて空気を排出する際にそれぞれが無給油
式べーンポンプからなるために空気中に油が混入したり
飛散したりしない。
実施例 以下に本考案を図面に示された実施例に従って詳細に説
明する。
1は機台であり、該機台1上の中央部には駆動用のモー
タ2が設置され、モータ2の両側には無給油式のべーン
ポンプ3,4が設置されている。
これらモータ2の駆動軸5とべーンポンプ3,4のプー
リー6,7とは駆動伝達機構としての無端ベルト8,9
を介して連動するように接続されている。
そしてべーンポンプ3を吸気用,べーンポンプ4を排気
用としており、吸気用べーンポンプ3の吸気口にはフィ
ルター装置10が接続され、ポンプ3の排気口にはフィル
ター装置12が接続されている。
また排気用べーンポンプ4の吸気口にはフィルター装置
14が接続され、ポンプ4の排気口にはフィルター装置16
が接続されている。
フィルター装置12の排気口12aとフィルター装置14の吸
気口14aとはフレキシブルパイプ18を介して連通してい
る。また排気用べーンポンプ4の吸気側に接続されたフ
ィルター装置14には、外気導入口14bが設けられてお
り、該導入口14bから吸気された空気とパイプ18を介し
て吸気された空気とがフィルター装置14内で合流した後
にべーンポンプ4内に流動するように構成されている。
本実施例の装置では、排気側の無給油式べーンポンプ4
は吸気側無給油式べーンポンプ3よりもその容量が同等
以上のものを使用している。
以上述べた構成において本考案にかかる実施例の装置
は、吸気側のべーンポンプ3のフィルター装置10の吸気
口10aをパイプ20を介して真空貯蔵タンク22と接続する
と共に、該真空貯蔵タンク22をパイプ24を介して図示し
ない病院等の各部屋の吸引システムと接続する。
また一方排気側のべーンポンプ4のフィルター装置16の
排気口16aをパイプ26を介して地中に設けた排気槽28と
接続する。
排気槽28は、地中に設けた深い穴30と、該穴30を密閉す
る蓋体32で構成されている。34は蓋体32に設けた穴を貫
通するパイプ26を支持すると共に排気槽28からの空気漏
れを防ぐための支持手段である。
以上の構成において装置を作動させると、吸気用べーン
ポンプ3の作動により真空貯蔵タンク22内は、徐々に負
圧の状態となり例えば400mmHgとなる。その際貯蔵タン
ク22から吸引された空気は、フィルター装置10で濾過さ
れた後にべーンポンプ3内に入り該べーンポンプ3によ
り再びフィルター装置12を介して排気される。
排気された空気は、パイプ18を介して排気用べーンポン
プ4に導かれるが、その空気量は真空圧作成に使用され
た空気であるために少な過ぎ、排気用べーンポンプ4を
作動させても正圧にはならない。
そこでフィルター装置14の外気導入口14bから正圧にす
るのに必要な空気をべーンポンプ4に取り入れるように
なっている。
さらにこの外気導入は、負荷によって高温になった吸気
用べーンポンプ3の吐出側空気が高温のまま排気用べー
ンポンプ4に吸入されることを防止する。
べーンポンプ3から吸気された空気を外気導入口14bか
ら導入された空気は、べーンポンプ4により圧縮され大
気圧以上の正圧となってフィルター装置16の排気口16a
から排気される。
排気された雑菌混入空気は、パイプ12を介して排気槽28
に導かれ、槽28内に排出される。
排気槽28内は、蓋体32により密閉されている関係で空気
の流入により徐々に正圧となる。
この正圧に打ち勝ちながら排気用べーンポンプ4は排気
槽28内に空気を送るようになっている。
尚装置は常時稼働させる必要がなく、真空貯蔵タンク22
内を所定の負圧に維持できれば良い。
従って、貯蔵タンク22にその真空圧を検出する手段36を
設け、該検出した真空圧pが予め入力されたPより高
い時にモータ2を作動させるように制御装置38にてコン
トロールするように構成している。
本実施例の装置では、べーンポンプ3,4間をフレキシ
ブルパイプ18で接続するように構成したが、べーンポン
プ3を作動させる場合に負荷の為高温となりやすいの
で、パイプ18に熱交換用のフィルタを設け、外気により
熱交換させて冷却するように構成すれば装置の効率はさ
らに良くなる。
又、本実施例の装置のフィルター装置10,14はべーンポ
ンプ3,4へのゴミ等の流入を防ぐ為のものであり、こ
の事のみからいえば排気口に接続されたフィルター装置
12,16は無くともよい。
効果 以上述べたように本考案にかかる装置は、従来の給油式
べーンポンプの代わりに二台の無給油式べーンポンプを
採用し、一方を吸気用,他方を排気用として排気口と吸
気口とをパイプで接続するように構成して正圧・負圧ポ
ンプとなるように構成したので、従来のように装置の維
持,点検の作業が簡単である。
排気用べーンポンプの吸気側に外気導入口を設けたの
で、排気用べーンポンプが吸気用べーンの排熱によって
高温になることがない。
さらに無給油式べーンポンプを採用したので、正圧側の
空気が衛生的であると共に、空気に油が混入したり飛散
したりしない。
また二台のポンプにより正圧と負圧を発生するように構
成したので、吸入側及び排気側に高負荷がかかる条件で
使用してもポンプに負荷がかからずに済む。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案にかかる装置の一実施例を示
すもので、第1図は装置の平面図,第2図は正面図,第
3図は使用状態を示す一部を破断した正面図である。 1…機台、2…モータ 3,4…無給油式べーンポンプ 5…駆動軸、6,7…プーリー 8,9…ベルト、10,12,14,16…フィルター装置 18…パイプ、20,24,26…パイプ 22…真空貯蔵タンク、28…排気槽 30…穴、32…蓋体 34…支持手段、36…真空圧検出手段 38…制御装置、14b…外気導入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方を吸気用,他方を排気用とした二台の
    無給油式ベーンポンプと、駆動伝達機構を介して二台の
    ポンプを駆動するモータとからなり、前記吸気用のベー
    ンポンプの排気口と排気用べーンポンプの吸気口とをパ
    イプで接続すると共に排気用べーンポンプの吸気側に外
    気導入口を設けたことを特徴とする正圧・負圧兼用ポン
    プ。
JP2361188U 1988-02-24 1988-02-24 正圧・負圧兼用ポンプ Expired - Lifetime JPH064067Y2 (ja)

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JP2361188U JPH064067Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 正圧・負圧兼用ポンプ

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JP2361188U JPH064067Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 正圧・負圧兼用ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH01127988U JPH01127988U (ja) 1989-08-31
JPH064067Y2 true JPH064067Y2 (ja) 1994-02-02

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