JPH0640639U - 気化式燃焼装置 - Google Patents
気化式燃焼装置Info
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- JPH0640639U JPH0640639U JP7936092U JP7936092U JPH0640639U JP H0640639 U JPH0640639 U JP H0640639U JP 7936092 U JP7936092 U JP 7936092U JP 7936092 U JP7936092 U JP 7936092U JP H0640639 U JPH0640639 U JP H0640639U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リザーブタンクからの燃料戻りにより気化器
をクリーニングする際、燃料の落下音の発生を防止又は
抑制する。 【構成】 燃料供給ポンプ3と気化器2との間の燃料供
給路4に、リザーブタンク11を介装し、リザーブタン
ク11から主燃料貯留器1への燃料戻し管10の下端1
0aを主燃料貯留器1の内側壁に沿わせて開口させた気
化式燃焼装置。
をクリーニングする際、燃料の落下音の発生を防止又は
抑制する。 【構成】 燃料供給ポンプ3と気化器2との間の燃料供
給路4に、リザーブタンク11を介装し、リザーブタン
ク11から主燃料貯留器1への燃料戻し管10の下端1
0aを主燃料貯留器1の内側壁に沿わせて開口させた気
化式燃焼装置。
Description
【0001】
本考案は、リザーブタンクを設けた新しいタイプの気化式燃焼装置に関し、と くに消火時あるいは適時に気化器内をクリーニングするにおいて、リザーブタン クから主燃料貯留器へ燃料を落下させる際の燃料落下音を抑えることができるよ うにした気化式燃焼装置に関する。
【0002】
まだ、出願未公開の段階にあるが、先に本出願人により図4に示すように、燃 料供給ポンプ21と気化器22との間の燃料供給管23に燃料を一時的に保留す るリザーブタンク24を介装し、該リザーブタンク24内の底部を燃料戻し管2 5により主燃料貯留器26に接続した気化式燃焼装置が提案されている。
【0003】 この装置においては、消化時等に燃料戻し管25に設けられた電磁弁からなる 開閉弁27を開くことにより、リザーブタンク24内の燃料を重力すなわち自然 落下により主燃料貯留器26に戻し、それに伴って気化器22から空気を引き込 んで気化器22内の残渣ガスを吸引し、クリーニングするようになっているので 、クリーニングのための動力設備を不要として効率よく気化器22をクリーニン グできる。
【0004】
ところが、上記先に提案した装置においては、燃料戻し管25は、主燃料貯留 器26の上壁に接続され、燃料戻し管25と主燃料貯留器26内の液面とは相当 離れていた。このため、消化時にリザーブタンク24内の燃料が、燃料戻し管2 5を介して主燃料貯留器26内へと落下される際に、燃料の落下音がするという 問題があった。
【0005】 本考案は、上記先に提案した装置の改良に係るものであり、リザーブタンクを 設け効率よく気化器をクリーニングできるようにするとともに、消化時等にリザ −ブタンクから主燃料貯留器への燃料の落下音の発生を防止あるいは抑制できる 気化式燃焼装置を提供することを目的とする。
【0006】
この目的に沿う本考案の気化式燃焼装置は、主燃料貯留器内の液体燃料を燃料 供給ポンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料をノズルを介して バーナに給送しバーナで燃焼させる気化式燃焼装置において、燃料供給ポンプと 気化器との間の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面よりも高く設定された 、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、該リザーブタンクの底部と主燃料貯 留器とを燃料戻し管で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設けるとともに、該燃料 戻し管の下端を主燃料貯留器の側壁に沿わせて開口させたものから成る。
【0007】 この目的に沿うもう一つの本考案の気化式燃焼装置は、主燃料貯留器内の液体 燃料を燃料供給ポンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料をノズ ルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる気化式燃焼装置において、燃料供 給ポンプと気化器との間の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面よりも高く 設定された、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、該リザーブタンクの底部 と主燃料貯留器とを燃料戻し管で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設けるととも に、該燃料戻し管の下端を主燃料貯留器の液面より下方に位置させたものから成 る。
【0008】 この目的に沿うさらにもう一つの本考案の気化式燃焼装置は、主燃料貯留器内 の液体燃料を燃料供給ポンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料 をノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる気化式燃焼装置において、 燃料供給ポンプと気化器との間の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面より も高く設定された、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、該リザーブタンク の底部と主燃料貯留器とを燃料戻し管で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設け、 該燃料戻し管を主燃料貯留器内まで延設するとともに、燃料戻り管の下端を、前 記主燃料貯留器の液面よりやや上方に位置させたものから成る。
【0009】
このような気化式燃焼装置においては、消火時等に、燃料供給ポンプを停止さ せ、開閉弁を開にすると、リザーブタンク中の液体燃料がその重力により主燃料 貯留器に戻される。これに伴って気化器のノズルから空気が吸入され、気化器中 の残留ガスが該空気と共にリザーブタンク側に引き込まれ、気化器内がクリーニ ングされる。
【0010】 そして、請求項1に係る本考案装置では、燃料戻し管の下端開口部を主燃料貯 留器の側壁に沿わせるよう設置したので、燃料は該主燃料貯留器の側壁を伝わっ て落下し、燃料落下音は実質的に発生しない。
【0011】 請求項2に係る本考案装置では、燃料戻し管の下端が主燃料貯留器の液面より 下方になるように設けられているので、つまり、燃料戻し管を主燃料貯留器内の 燃料中まで延設したので、燃料は主燃料貯留器内の液面には落下せず、燃料の落 下音は発生しない。
【0012】 さらに請求項3に係る本考案装置では、燃料戻し管は、主燃料貯留器の液面よ りやや上方にるように延設されている。このため、リザーブタンク内の燃料が燃 料戻し管を介して主燃料貯留器に戻る際、燃料中に空気が混入している場合にあ っても、燃料戻し管の下端と液面との間に若干の隙間を形成でき、混入空気を該 隙間から燃料外に解放できる。空気が混入した燃料をそのまま主燃料貯留器内の 貯留燃料中に戻すと、泡音が生じるが、このようなおそれのある場合、上記のよ うな構成にすることにより、燃料落下音は小さく抑えられつつ、泡音の発生は防 止される。
【0013】
以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。図1は本考案 の一実施例に係る気化式燃焼装置を示している。図において、主燃料貯留器1は 、油面Aが常に一定に調整されている定油面器をなしている。2は液体燃料を気 化する気化器、3は電磁ポンプよりなり主燃料貯留器1から気化器2に燃料を供 給する燃料供給ポンプ、4は燃料供給管、5は気化された燃料を燃焼させるバー ナをそれぞれ示している。気化器2はヒータ6を用いて加熱され、液体燃料を気 化してノズル7からバーナ5に気化燃料を供給する。8は気化器2の温度を検出 するサーミスタである。
【0014】 11は供給燃料を保留するリザーブタンクで、燃料供給ポンプ3側の燃料供給 管4(燃料供給路)が接続され、その頂部に気化器2側の燃料供給管が接続され ている。リザーブタンク11は、更に燃料戻し管10(燃料戻し路)によりその 底部と主燃料貯留器1とが接続されている。そしてこれら相互の位置関係は、リ ザーブタンク11の底部のレベルが主燃料貯留器1の油面Aより高く設定されて 、設置されている。また、燃料戻し管10には、管路を開閉することにより燃料 の流通をオン・オフする電磁弁よりなる開閉弁12が設けられている。
【0015】 そして本実施例装置においては、燃料戻し管10の下端10aが、主燃料貯留 器1の側壁内面に沿わせて開口されている。
【0016】 上記のように構成された実施例装置においては、燃焼装置運転時には、燃料供 給ポンプ3がオンとされ、開閉弁12は閉じられる。燃料供給ポンプ3から給送 された燃料は、一旦リザーブタンク11に溜められた後、気化器2に送られ、気 化された燃料が燃焼に供される。
【0017】 消火時には、燃料供給ポンプ3がオフとされ、開閉弁12が開とされる。リザ ーブタンク11中の燃料が重力で主燃料貯留器1内へと落下し、それに伴って気 化器2内の残留ガス、および外気からの空気が引き込まれ、気化器2がクリーニ ングされる。したがって、特別な動力設備なしで気化器2がクリーニングされる 。
【0018】 そして、本実施例においては、燃料戻し管10の下端10aは主燃料貯留器1 の内側壁に沿って設置されているので、燃料落下時に燃料は主燃料貯留器1の内 側壁を伝わりながら流入することになるので、燃料落下音は発生しない。
【0019】 次に本考案の別の実施例を、図2に示す。本実施例においては、燃料戻し管1 0は、その下端10aが主燃料貯留器1の液面Aのレベルよりも下方に位置する ように、該液面Aよりも下方まで延設されている。その他の構成は、図1に示し た実施例に準じる。
【0020】 このような実施例装置においては、燃料戻し管10の下端10aが主燃料貯留 器1内の貯留燃料中で開口されているので、燃料戻し管10を通して落下される 燃料は直接液中に流入し、燃料落下音は発生しない。
【0021】 図3に、さらに別の実施例を示す。本実施例においては、燃料戻し管10は、 主燃料貯留器1内まで延設されるが、その下端10aは、主燃料貯留器1の液面 Aよりもやや上方に位置される。
【0022】 燃料戻し管10内の落下燃料中に空気(気泡)が混入するような場合、図2に 示したように燃料戻し管下端を液中まで延設すると、泡音の発生するおそれがあ る。しかしこのようなおそれのある場合にあっては、本実施例のように、燃料戻 し管10の下端10aを液面Aよりもやや上方に位置させることにより、下端1 0aと液面Aとの間に僅かな隙間を形成することができ、この隙間から混入空気 を逃すことができる。空気を逃がすことにより泡音の発生は防止される。この隙 間は、空気を逃がすことができればよいので、ごく僅かの隙間でよく、下端10 aと液面Aとの間は大きく開ける必要はない。したがって、下端10aから液面 Aに向けて燃料が落下する際にも、その落下音は小さく抑えられる。
【0023】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の請求項1に係る気化式燃焼装置によるときは、 燃料戻し管の下端を主燃料貯留器側壁に沿うように設置したので、消火時等にリ ザーブタンクから主燃料貯留器に燃料が戻る際、燃料を主燃料貯留器側壁を伝わ りながら流入させることができ、燃料落下音の発生を防止することができる。
【0024】 また、請求項2に係る気化式燃焼装置によるときは、燃料戻し管を主燃料貯留 器の液面より下方まで延設したので、燃料を直接液中に流入させることができ、 燃料落下時音の発生を防止することができる。
【0025】 さらに、請求項3に係る気化式燃焼装置によるときは、燃料戻し管の下端を主 燃料貯留器の液面よりやや上方に位置させたので、燃料戻し管内に空気が混入す るおそれのある場合にも、泡音の発生を防止しつつ、燃料落下音をきわめて小さ く抑えることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る気化式燃焼装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】本考案の別の実施例に係る気化式燃焼装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図3】本考案のさらに別の実施例に係る気化式燃焼装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図4】先に本出願人が提案した気化式燃焼装置の概略
構成図である。
構成図である。
1 主燃料貯留器 2 気化器 3 燃料供給ポンプ 4 燃料供給路(燃料供給管) 5 バーナ 6 加熱ヒータ 7 ノズル 8 サーミスタ 10 燃料戻し管 10a 燃料戻し管の下端 11 リザーブタンク 12 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斎藤 康史 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 主燃料貯留器内の液体燃料を燃料供給ポ
ンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料
をノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる気
化式燃焼装置において、燃料供給ポンプと気化器との間
の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面よりも高く
設定された、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、
該リザーブタンクの底部と主燃料貯留器とを燃料戻し管
で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設けるとともに、該
燃料戻し管の下端を主燃料貯留器の側壁に沿わせて開口
させたことを特徴とする気化式燃焼装置。 - 【請求項2】 主燃料貯留器内の液体燃料を燃料供給ポ
ンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料
をノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる気
化式燃焼装置において、燃料供給ポンプと気化器との間
の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面よりも高く
設定された、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、
該リザーブタンクの底部と主燃料貯留器とを燃料戻し管
で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設けるとともに、該
燃料戻し管の下端を主燃料貯留器の液面より下方に位置
させたことを特徴とする気化式燃料装置。 - 【請求項3】 主燃料貯留器内の液体燃料を燃料供給ポ
ンプにより気化器に給送し、気化器にて気化された燃料
をノズルを介してバーナに給送しバーナで燃焼させる気
化式燃焼装置において、燃料供給ポンプと気化器との間
の燃料供給路に、底部が主燃料貯留器の油面よりも高く
設定された、燃料を保留するリザーブタンクを介装し、
該リザーブタンクの底部と主燃料貯留器とを燃料戻し管
で接続し、該燃料戻し管に開閉弁を設け、該燃料戻し管
を主燃料貯留器内まで延設するとともに、燃料戻り管の
下端を、前記主燃料貯留器の液面よりやや上方に位置さ
せたことを特徴とする気化式燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7936092U JPH0640639U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 気化式燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7936092U JPH0640639U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 気化式燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640639U true JPH0640639U (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=13687732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7936092U Pending JPH0640639U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 気化式燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640639U (ja) |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP7936092U patent/JPH0640639U/ja active Pending
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