JPH0640505Y2 - 車両用エンジンルームの冷却構造 - Google Patents

車両用エンジンルームの冷却構造

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JPH0640505Y2
JPH0640505Y2 JP16285288U JP16285288U JPH0640505Y2 JP H0640505 Y2 JPH0640505 Y2 JP H0640505Y2 JP 16285288 U JP16285288 U JP 16285288U JP 16285288 U JP16285288 U JP 16285288U JP H0640505 Y2 JPH0640505 Y2 JP H0640505Y2
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JP
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radiator
engine room
tank
power steering
liquid container
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JP16285288U
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JPH0282627U (ja
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厳 上野
▲いく▼夫 棚田
久朗 山口
辰彦 遠藤
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用エンジンルームの冷却構造に関する。
(従来の技術) 近時、車体のローボンネット化及びショートノーズ化の
傾向に伴ってエンジンルームの容積が小さくなる一方、
エンジンルームにはエンジンを制御するための各種機器
類が配置されるので、エンジンルームのスペースが狭く
なってきている。このため、第8図に示すように、ウォ
ッシャータンクa、パワーステアリングリザーブタンク
b、ラジエータサブタンクc等の液体容器はエンジンル
ーム内の前方側部に集合して配置されることが多い。
尚、同図において、dはフロントクロスメンバー、eは
ラジエータ、fはファン、gはシリンダーヘッド、hは
フロントサイドメンバー、iはフロントフェンダーエプ
ロンである。
しかるに、前記の液体容器は通常円筒状であるためデッ
ドスペースが多くなるので、液体容器の容量アップが望
まれるにも拘らず、スペース不足の理由で容量アップが
十分には実現できていない。
また、ラジエータを通過した冷却風は、第8図の矢印に
示すように集合して配置された液体容器の間に巻き込ま
れ、スムーズに後方へ通過できないので、ラジエータ冷
却性能の不足を来している。
そこで、近時、実開昭61-72427号公報に示されるよう
な、ラジエータサブタンクをエンジンルームよりも前方
に配置し、かつ、その主要部をフロントサイドメンバー
より外方に位置させてなる冷却構造、或いは、実開昭61
-104231号公報に示されるような、エンジンルームの内
外を連通させるダクトを設けると共に、該ダクトの内方
開口部をラジエータの後方に位置させてなる冷却構造等
が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、前記各構造は、エンジンルームの冷却に対し
ては或る程度の効果は期待できるが、液体容器の容量ア
ップに対しては効果が無いと共に、ラジエータの冷却性
能に対しても殆ど効果が認められない。
前記に鑑みて、本考案は、狭いエンジンルーム内に液体
容器を効率良く配置でき、かつ、ラジエータの冷却性能
の確保もできるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案は、液体容器を他の
補器類間のデッドスペースを包含する形状にすると共
に、この液体容器にラジエータ冷却風を後方へ案内させ
るものである。
具体的には本考案の講じた解決手段は、エンジンルーム
前方にはラジエータが設けられ、該ラジエータの車幅外
方に液体容器が設けられたエンジンルームを前提とし、
前記液体容器が他の補器類を囲むような形状に形成され
ていると共に、該液体容器のエンジンルーム内側面がラ
ジエータの側部から後方に延び、ラジエータ冷却風をエ
ンジンルーム後方へ案内する整流形状に形成されている
構成とするものである。
(作用) 前記の構成により、液体容器が他の補器類を囲むような
形状であるから、エンジンルームの前側部にデッドスペ
ースが生じず、また、この液体容器のエンジンルーム内
側面がラジエータ冷却風を後方へ案内する整流形状であ
るから、ラジエータ冷却風がスムーズに後方へ流れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例である車両用エンジ
ンルームの冷却構造を示し、エンジンルームにおける前
方にはラジエータ11、ラジエータ11の右側方にはウォッ
シャータンク12、ウォッシャータンク12の後方にはパワ
ーステアリングリザーブタンク14、パワーステアリング
リザーブタンク14の右側にはパワーステアリング用配管
16、パワーステアリングリザーブタンク14の右後方には
オートクルーズアクチュエータ18、パワーステアリング
用配管16の前方及び右側にはワイヤーハーネス20、パワ
ーステアリングリザーブタンク14の左側にはエアコンデ
ィショナー用配管22が各々配設されている。尚、第1図
において、24はフロントクロスメンバー、26はフロント
フェンダーエプロンである。
以上説明したウォッシャータンク12とパワーステアリン
グリザーブタンク14との間には、液体容器である合成樹
脂よりなるラジエータサブタンク10が配設されており、
このラジエータサブタンク10には、第1図、ラジエータ
サブタンク10を左後方から見る第2図、右後方から見る
第3図及び前方から見る第4図に示されるように、各種
の凹部及び斜面並びにキャップ10iが設けられている。
すなわち、後部にはパワーステアリングリザーブタンク
14を囲むように湾曲したパワーステアリングリザーブタ
ンク用凹部10a、右後方の上部にはオートクルーズアク
チュエータ18の前部を避けるように直方体状に切欠され
たオートクルーズアクチュエータ用凹部10b、右後方の
下部にはパワーステアリング用配管16を避けるように切
欠されたパワーステアリング配管用凹部10c、右前方の
下部にはワイヤーハーネス20を避けるように三角形状に
切欠されたワイヤーハーネス用凹部10d、前方中央部に
はウォッシャータンク12を囲むように湾曲したウォッシ
ャータンク用凹部10e、左前部にはローボンネット構造
のボンネットの下面を避けるように形成された上向き斜
面10f、左側方の下部にはエアコンディショナー用配管2
2を避けるように切欠されたエアコンディショナー配管
用凹部10gが各々設けられている。このようにすること
により、ラジエータサブタンク10は他の補器類、例えば
ウォッシャータンク12及びパワーステアリングリザーブ
タンク14を囲むような形状に形成されている。
以上のように構成したので、エンジンルーム内の前方側
部におけるデッドスペースがなくなり、狭いエンジンル
ームスペースに効率良く液体容器を配置できる。
また、第2図に示すように、ラジエータサブタンク10の
エンジンルーム内側面10hは、ラジエータ11の右側部か
ら後方に延びる平面、特に本実施例では、フロントサイ
ドメンバー28の内側の側面と面一の平面に形成されてお
り、これにより、ラジエータ冷却風をエンジンルーム後
方へ案内する整流形状に形成されている。
以上のように構成したので、ホイルエプロン部に立壁が
設けられたような状態になり、ラジエータ11を通過した
冷却風は、後述する第5図の矢印に示すように、ラジエ
ータサブタンク10、ウォッシャータンク12及びパワース
テアリングリザーブタンク14の間を通過しないで、後方
へストレートに流れるようになり、ラジエータ11の冷却
性能が向上する。
また、ラジエータ11を通過し高温になったラジエータ冷
却風がパワーステアリングリザーブタンク14に当らない
ので、このタンク14内に収納されたパワーステアリング
オイルの温度上昇が防止できる。また、ラジエータサブ
タンク10内に収納されるクーラントによりパワーステア
リングオイルが冷却されるので、このパワーステアリン
グオイルの温度上昇が緩和される。
さらに、パワーステアリング用配管16、ワイヤーハーネ
ス20及びエアコンディショナー用配管22の上方をラジエ
ータサブタンク10が覆っているので、エンジンルーム内
の見栄えが良くなる。
第5図〜第6図は前記実施例の変形例を示し、パワース
テアリングオイルタンク14の外周面に上下2段のリング
状の突条14aが設けられている一方、ラジエータサブタ
ンク10のパワーステアリングオイルタンク用凹部10aの
内周面には、前記突条14aと嵌合する半円状の溝14jが設
けられており、この溝14jに前記突条14aが嵌着されてい
る。
以上のように構成することにより、パワーステアリング
オイルタンク14は弾性を有するラジエータサブタンク10
により保持されるため、オイルポンプからの脈動音が効
率良く吸収されるので、脈動音対策のためにラバーマウ
ントする必要がないと共に、パワーステアリングオイル
タンク14を支持する部材を設ける必要もない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る車両用エンジンルー
ムの冷却構造によると、液体容器が他の補器類を囲むよ
うな形状であるので、エンジンルームの前側部にデッド
スペースが生じることがなく、狭いエンジンルーム内に
液体容器を効率良く配置でき、また、この液体容器のエ
ンジンルーム内側面がラジエータ冷却風を後方へ案内す
る整流形状であるため、ラジエータ冷却風がスムーズに
後方へ流れるので、ラジエータの冷却性能の確保もでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例である車両用エンジ
ンルームの冷却構造を示し、第1図は平面図、第2図〜
第4図は各々部分斜視図、第5図〜第7図は前記実施例
の変形例を示し、第5図は平面図、第6図は第5図にお
けるVI-VI線断面図、第7図は分解斜視図、第8図は従
来の車両用エンジンルームの冷却構造の平面図である。 10……ラジエータサブタンク、10h……エンジンルーム
内側面、11……ラジエータ、12……ウォッシャータン
ク、14……パワーステアリングリザーブタンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム前方にはラジエータが設け
    られ、該ラジエータの車幅外方に液体容器が設けられた
    エンジンルームであって、該液体容器が他の補器類を囲
    むような形状に形成されていると共に、該液体容器のエ
    ンジンルーム内側面がラジエータの側部から後方に延
    び、ラジエータ冷却風をエンジンルーム後方へ案内する
    整流形状に形成されていることを特徴とする車両用エン
    ジンルームの冷却構造。
JP16285288U 1988-12-15 1988-12-15 車両用エンジンルームの冷却構造 Expired - Lifetime JPH0640505Y2 (ja)

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JP16285288U JPH0640505Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 車両用エンジンルームの冷却構造

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Publication Number Publication Date
JPH0282627U JPH0282627U (ja) 1990-06-26
JPH0640505Y2 true JPH0640505Y2 (ja) 1994-10-26

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JP16285288U Expired - Lifetime JPH0640505Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 車両用エンジンルームの冷却構造

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