JPH0640416Y2 - 被覆電線の中間ストリップ装置 - Google Patents

被覆電線の中間ストリップ装置

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JPH0640416Y2
JPH0640416Y2 JP4076990U JP4076990U JPH0640416Y2 JP H0640416 Y2 JPH0640416 Y2 JP H0640416Y2 JP 4076990 U JP4076990 U JP 4076990U JP 4076990 U JP4076990 U JP 4076990U JP H0640416 Y2 JPH0640416 Y2 JP H0640416Y2
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JP
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electric wire
covered electric
strip
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movable
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史貞 田原口
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、所定の長さに切断して使用される被
覆電線の中間部に他の被覆電線の一端部を接続する際に
被覆電線の中間部に形成されるストリップを形成する被
覆電線の中間ストリップ装置に関する。
(従来の技術) 一般に、第10図に示されるように、所定の長さ切断して
使用される被覆電線Wは、その中間部に他の被覆電線W
の一端部Wbを接続する際、予め、被覆電線Wの中間部に
中間ストリップWaを形成し、この中間ストリップWaに他
の被覆電線Wの一端部Wbを接続している。
従来の被覆電線Wの中間部に中間ストリップWaを形成す
る手段は、手作業により被覆電線Wの曲りやたるみ、癖
を矯正しながら被覆電線Wの端部より長さを測定して所
定の中間位置に中間ストリップWaをストリップカッター
で芯線(コア線)を損傷しないようにして形成してい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した被覆電線Wの中間部Waに中間ス
トリップを形成する手段は、手作業により被覆電線Wの
曲りやたるみ、癖を矯正しながら被覆電線Wの端部より
所定の長さに測定して中間位置に中間ストリップWaをス
トリップカッターで芯線を損傷しないようにして形成し
ている関係上、時間と労力を費やすばかりでなく、量産
すること困難であり、品質も不安定なものである。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、被覆電線の曲りやたるみ、癖を矯正しながら被覆電
線の端部より長さに測定して所定の中間位置にストリッ
プカッター装置で切込みを加えながら電線の長さ方向へ
摺動して中間ストリップを芯線を損傷しないようにして
自動的に形成するようにした被覆電線の中間ストリップ
装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、被覆電線の走行路の位置する機枠の一側上に
第1クランプ装置を設け、上記機枠上に上記走行路に沿
って第1スライドレールを並設し、この第1スライドレ
ールに可動基板を摺動自在に設け、この可動基板上にス
トリップカッター装置を設置し、上記可動基板上に上記
走行路に沿って第2スライドレールを並設し、この第2
スライドレール上に可動支持体を摺動自在に設け、この
可動支持体に第2クランプ装置を上記ストリップカッタ
ー装置へ近接して設け、上記可動基板上に矯正シリンダ
ー装置を水平に設け、この矯正シリンダー装置及び上記
可動支持体との間にばねを付勢して連結して構成したも
のである。
(作用) 本考案は、先端部を把持された被覆電線を所定の長さを
測定できるように被覆電線を第2クランプ装置で把持
し、上記第1スライドレール上の可動基板をシリンダー
装置で往動し、しかる後、予め、往動された矯正シリン
ダー装置の作動を解除することにより、この矯正シリン
ダー装置の出力軸を復動することにより、上記可動支持
体を予め蓄勢されたばねの弾力に第1スライドレールを
摺動しながら被覆電線の曲りやたるみ、癖を矯正した
後、上記被覆電線を第1クランプ装置で把持と共に上記
ストリップカッター装置を作動して上記被覆電線に仕込
みをつけたまま上記第1スライドレール上の可動基板を
上記シリンダー装置でさらに往動することにより、被覆
電線を所定のストリップ長さに形成することにより中間
ストリップを自動的に形成し、しかる後、第1クランプ
装置、第2クランプ装置、上記ストリップカッター装置
を作動をそれぞれ解除すると同時に上記矯正シリンダー
装置を作動してその出力軸を往動することにより、予
め、ばねに弾力を蓄勢するようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
第1図乃至第9図において、符号1は、扁平な基板上に
設置された機枠であって、この機枠の一側上には、第1V
溝付きガイド部材2がブラケット3を介して被覆電線W
の走行路4を形成するようにして設けられており、この
被覆電線Wの走行路4の位置する機枠1の一側上には、
第1クランプ装置5が支持台6を介して設けられてい
る。
即ち、この第1クランプ装置5は、第3図に示されるよ
うに、上記支持台6の一対の耳片6aに、例えば、エアシ
リンダー装置のようなシリンダー装置7のシリンダー7a
の基部をピン軸8で揺動自在に枢着し、このシリンダー
装置7の出力軸7bに押え杆9の一端部9aを連結し、この
押え杆9を上記支持台6の上部に支軸10で枢着し、上記
押え杆9の他端部9bで第1V溝付きガイド部材2内の被覆
電線Wを上方より把持(クランプ)するように構成した
ものである。
一方、第1図に示されるように、上記機枠1上の中程に
は、第1スライドレール11及びストリップ形成用のシリ
ンダー装置12が被覆電線Wのストリップ長さを形成する
ようにして上記走行路4に沿って並設されており、この
第1スライドレール11には、可動基板13の摺動部13aが
摺動自在に設けられている。又、この可動基板13の一端
部には、連結部材14が垂設されており、この連結部材14
には、上記シリンダー装置12の出力軸12aが連結されて
いる。さらに、上記連結部材14の移動通路上の上記機枠
1には、調整螺杆によるストッパ15が位置を調整できる
ようにして設けられており、このストッパ15は上記可動
基板13の摺動範囲を規制するようになっている。さらに
又、上記可動基板13上には、第4図乃至第7図(A)
(B)に示されるように、ストリップカッター装置16が
設置されている。
即ち、このストリップカッター装置16は、上記可動基板
13上にレール17aを備えたレール部材17を上記走行路4
に直交して敷設し、このレール部材17の中程にピニオン
18を上記走行路4に沿って軸装し、上記レール17aに各
スライド部材19a、19bを摺動自在に設け、この各スライ
ド部材19a、19bに各ラック部材20a、20bを上記ピニオン
18と互いに噛合うようにして取付け、この各ラック部材
20a、20bの上部に各一対のガイド刃21a、21b(第6図
(A)(B)参照)と一対のストリップ刃22a、22b(第
7図(A)(B)参照)をそれぞれ設け、上記レール部
材17の一端部に、例えば、エアシリンダー装置のような
シリンダー装置23を取付け、このシリンダー装置23の出
力軸23aを上記一方のラック部材20bに連結ピン24で連結
して構成したものである。
特に、上記ストリップ刃22a、22bの刃形22c、22dは、第
7図(A)(B)に示されるように、半円弧状をなして
おり、被覆電線Wの芯線を損傷しないように形成されて
いる。
他方、第1図及び第2図に示されるように、上記ストリ
ップカッター装置16の近傍の上記可動基板13上には、第
2スライドレール25が上記走行路4に沿って並設されて
おり、この第2スライドレール25の一端部に位置する上
記可動基板13上には、例えば、調整螺杆のようなストッ
パ(止子)26が位置を規制するようにして付設されてい
る。又、このストッパ26の反対側に位置する上記可動基
板13上には、矯正シリンダー装置27が上記シリンダー装
置12と並行して水平に設けられており、この矯正シリン
ダー装置27の出力軸27aの先端部は後述する可動支持体2
8の当接杆29へ当接して押動するようになっている。さ
らに、上記第2スライドレール25には、可動支持体28が
摺動自在に設けられており、この可動支持体28には、当
接杆29が上記矯正シリンダー装置27の出力軸27aの先端
部に当接して押動されるようにして設けられている。さ
らに又、上記ストリップカッター装置16の傍らの上記可
動支持体28の垂直部28aには、第2クランプ装置30が設
けられている。
即ち、第1図及び第8図に示されるように、上記可動支
持体28には、ロータリアクチュエータ31が設けられてお
り、このロータリアクチュエータ31の回転軸31aは接手
を介して上記可動支持体28の垂直部28aを貫通して水平
に延設されている。又、この回転軸13aには、歯車32が
軸装されており、この歯車32には、これと同形同大の歯
車33が噛合っており、この両歯車32、33の各回転軸31
a、33aには、各挟持爪杆34、35が被覆電線Wを挟持する
ようにして設けられている。
従って、上記第2クランプ装置30は、上記ロータリアク
チュエータ31が駆動すると、このロータリアクチュエー
タ31の回転軸31aが略90度だけ回動するから、この回転
軸31aの歯車32が回動して、これと噛合う歯車33も互い
に内側へ共に回動するから、上記各挟持爪杆34、35が被
覆電線Wを挟持するようになっている。
又一方、第1図に示されるように、上記可動支持体28の
一部と上記矯正シリンダー装置27の傍らの上記可動基板
13との間には、コイルばね36が上記矯正シリンダー装置
27の出力軸27aと上記当接片29と弾発的に当接するよう
に設けられており、このコイルばね36は、上記矯正シリ
ンダー装置27が往動(押動)作動時、弾力を蓄勢され
て、上記矯正シリンダー装置27が復動(解除)時、上記
コイルばね36は、蓄勢した弾力で上記可動支持体28上の
第2クランプ装置30を後退させ、上記各挟持爪杆34、35
に挟持された被覆電線Wの曲りやたるみ、癖を引伸ばし
て解消するようになっている。又、上記可動支持体28の
一部には、第2V溝付きガイド部材37が前記第1V溝付きガ
イド部材2と同じ高さにブラケット38を介して被覆電線
Wの走行路4を形成するようにして設けられており、こ
の第2V溝付きガイド部材37は上記可動支持体28と共に前
後動するように設けられている。
以下、本考案の作用について説明する。
従って、今、先端部を把持させた被覆電線Wを所定の長
さに測定して被覆電線Wの所定の中間位置にストリップ
を形成する場合、 予め、第1図及び第2図に示されるように、被覆電線W
は、電線送出装置(図示されず)により被覆電線Wの先
端より中間ストリップ位置まで測長されて送出され、ク
ランプ装置39で把持された被覆電線Wを第2クランプ装
置30で把持する。
次に、上記第1スライドレール11上の可動基板13をシリ
ンダー装置12で往動することにより、被覆電線Wを所定
の中間位置に移送する。この場合、被覆電線Wの曲りや
たるみ、癖が残存しているので、予め、往動された矯正
シリンダー装置27の作動を解除することにより、この矯
正シリンダー装置27の出力軸27aが復動することによ
り、上記可動支持体28はコイルばね36の蓄勢弾力により
第2スライドレール25上を摺動しながら被覆電線Wの曲
りやたるみ、癖を引伸ばして、この被覆電線Wの曲りや
たるみ、癖を矯正した後、上記被覆電線Wを第1クラン
プ装置5で把持すると共に、上記ストリップカッター装
置16を作動して上記被覆電線Wに切込みをつけたまま上
記第1スライドレール11上の可動基板13をシリンダー装
置12でさらに往動することにより、第9図(A)(B)
及び第10図に示されるように、被覆電線Wを所定のスト
リップ長さlを形成することにより中間ストリップWaを
自動的に形成する。
しかる後、第1クランプ装置5、第2クランプ装置30、
上記ストリップカッター装置16を作動をそれぞれ解除す
ると同時に上記矯正シリンダー装置27を駆動してその出
力軸27aを往動することにより、予め、上記コイルばね3
6に弾力を蓄勢する。さらに、第1V溝付ガイド部材2及
び第2V溝付ガイド部材37上に残された被覆電線Wは、電
線送り送出装置(図示されず)により、加工寸法の長さ
だけ送り出された後、カッター装置(図示されず)によ
って切断されて排出される。
このようにして、先端部を把持された被覆電線Wを所定
の長さにして被覆電線Wの所定の位置にストリップWaを
反復継続して形成するようになっている。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、被覆電線の走行路の
位置する機枠の一側上に第1クランプ装置を設け、上記
機枠上に上記走行路に沿って第1スライドレールを並設
し、この第1スライドレールに可動基板を摺動自在に設
け、この可動基板上にストリップカッター装置を設置
し、上記可動基板上に上記走行路に沿って第2スライド
レールを並設し、この第2スライドレール上に可動支持
体を摺動自在に設け、この可動支持体に第2クランプ装
置を上記ストリップカッター装置へ近接して設け、上記
可動基板上に矯正シリンダー装置を水平に設け、この矯
正シリンダー装置及び上記可動支持体との間にばねを付
勢して連結しているので、被覆電線の曲りやたるみ、癖
を矯正しながら被覆電線の端末より所定の長さに測定し
た中間位置にストリップカッター装置で切込みを加えな
がら電線の長さ方向へ摺動して中間ストリップを自動的
に形成することができるばかりでなく、ストリップカッ
ター装置による切込みで芯線を損傷するおそれもなく、
品質を向上して量産による省力化を図ることができる等
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の被覆電線の中間ストリップ装置の一
部を破截して示す正面図、第2図は、同上平面図、第3
図は、本考案に組込まれる第1クランプ装置の側面図、
第4図は、本考案に組込まれるストリップカッター装置
の側面図、第5図は、同上平面図、第6図(A)(B)
は、本考案に組込まれるストリップカッター装置のガイ
ド刃の側面図及び横断面図、第7図(A)(B)は、本
考案に組込まれるストリップカッター装置のストリップ
刃の側面図及び横断面図、第8図は、本考案に組込まれ
る第2クランプ装置の側面図、第9図(A)(B)は、
本考案に組込まれるストリップカッター装置の作動を説
明するための各図、第10図は、中間ストリップを備えた
被覆電線の正面図である。 1…機枠、2…第1V溝付きガイド部材、4…走行路、5
…第1クランプ装置、11…第1スライドレール、12…シ
リンダー装置、13…可動基板、16…ストリップカッター
装置、17…レール部材、18…ピニオン、19a、19b…スラ
イド部材、20a、20b…ラック部材、21a、21b…ガイド
刃、22a、22b…ストリップ刃、23…シリンダー装置、25
…第2スライドレール、27…矯正シリンダー装置、28…
可動支持体、29…当接杆、30…第2クランプ装置、31…
ロータリアクチュエータ、34、35…挟持爪杆、36…コイ
ルばね、37…第2V溝付きガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆電線の走行路の位置する機枠の一側上
    に設けられた第1クランプ装置と、上記機枠上に上記走
    行路に沿って並設された第1スライドレールと、この第
    1スライドレールに摺動自在に設けられた可動基板と、
    この可動基板上に設置されたストリップカッター装置
    と、上記可動基板上に上記走行路に沿って並設された第
    2スライドレールと、この第2スライドレール上に摺動
    自在に設けられた可動支持体と、この可動支持体にスト
    リップカッター装置へ近接して設けられた第2クランプ
    装置と、上記可動基板上に水平に設けられた矯正シリン
    ダー装置と、この矯正シリンダー装置及び上記可動支持
    体との間に付勢して連結されたばねとを具備してなるこ
    とを特徴とする被覆電線の中間ストリップ装置。
JP4076990U 1990-04-17 1990-04-17 被覆電線の中間ストリップ装置 Expired - Lifetime JPH0640416Y2 (ja)

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JPH04118U JPH04118U (ja) 1992-01-06
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