JPH0640295U - 窓用スクリーン巻取り装置 - Google Patents

窓用スクリーン巻取り装置

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JPH0640295U
JPH0640295U JP8273592U JP8273592U JPH0640295U JP H0640295 U JPH0640295 U JP H0640295U JP 8273592 U JP8273592 U JP 8273592U JP 8273592 U JP8273592 U JP 8273592U JP H0640295 U JPH0640295 U JP H0640295U
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Abstract

(57)【要約】【目的】横長窓、縦長窓、台形出窓、三角出窓、天窓等
の特異形状を有する 窓部に適用することのできる窓用ス
クリーン巻取り装置を提供する。 【構成】縦長形状を有する窓部の各長手側枠部に2本の
各巻取り軸を軸架し、同窓部の上下半面と対応する大き
さ及び形状に形成した2枚の各スクリーンを各巻取り軸
上に適宜長さ巻回している。すなわち、左右の各スクリ
ーンに固定した各操作コードを展開方向に引張り操作し
て、各巻取り軸に内蔵された各巻取りバネに巻取り力を
蓄積する。同時に、窓部の各長手側枠部に固定した各ロ
ックユニットで各操作コードの引張り位置をロック固定
及びロック解除して、2枚の各スクリーンを任意の展開
位置でロック固定するので、窓部の一部又は全部を2枚
の各スクリーンにより遮光及び開放することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、階段や吹抜け等の細長形状を有する窓部に取付けられる ような窓用スクリーン巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような階段に組付けられた細長形状の窓部は、居間等の壁部に 設けられる横長形状の窓部と比べて面積及び形状が小さく、且つ、窓部周辺との 意匠性を重視して設計されているので、小さな窓部にはカーテンを取付ける必要 が無いと考えられており、例えば、窓部と対応する大きさ及び形状に形成した半 透明なガラス戸が取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような小さな窓部から入光する陽射により、窓部周辺の室内温 度が必要以上に高くなったり、室内の家具が変色又は変形することがあるため、 窓部と対応した大きさ及び形状のカーテンを取付ける必要があるが、窓枠全体が 特異な形状を有しているので、市販のカーテンを取付けると不都合が生じる。例 えば、細長形状の窓部に市販のカーテンを取付けた場合、窓部の上部窓枠に水平 架設したカーテンレールに沿ってカーテンを左右方向に開閉するが、同カーテン レールの片側又は左右にカーテンを集束して窓部を開放したとき、窓枠の内側に カーテンの集束部分が食み出してしまい、窓部から入光する陽射がカーテンで遮 られるため、窓部全体を開放することができないという問題点を有している。
【0004】 この考案は上記問題に鑑み、窓部の対向する各枠部に複数本の各巻取り軸を軸 架して、同各巻取り軸に巻回した複数枚の各スクリーンを選択又は一括して展開 するので、窓部の一部又は全部を複数枚の各スクリーンにより遮光及び開放でき 、その目的及び効果を達成することができる窓用スクリーン巻取り装置の提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記窓部の対向する各枠部に複数本の各巻取り軸を軸架し、該窓 部全体を複数分割した大きさ及び形状と対応する複数枚の各スクリーンを各巻取 り軸に巻回すると共に、前記窓部の対向する各枠部側に向けて各巻取り軸に巻回 した各スクリーンを展開自在に設けた窓用スクリーン巻取り装置であることを特 徴とする。
【0006】
【考案の効果】
この考案によれば、窓部の対向する各枠部に軸架した複数本の各巻取り軸を回 転して、同各巻取り軸に巻回した複数枚の各スクリーンを選択又は一括して展開 するので、窓部の一部又は全部を複数枚の各スクリーンにより遮光及び開放する ことができる。しかも、窓部の各枠部に軸架した各巻取り軸上に各スクリーンが 巻取られるため、窓部開放時に於いて、従来例のように窓部の内側にスクリーン が食み出したり、窓部から入光する陽射がスクリーンで遮られるのを確実に防止 できる。且つ、複数枚の各スクリーンを選択して展開又は巻取りすることで、窓 部から入光する陽射の採光量を任意に可変調節でき、スクリーンとしての目的及 び効果を達成することができる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は縦長形状の窓部に張架した2枚の各スクリーンを左右方向に開閉する第 1実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示し、図1に於いて、この窓用スクリー ン巻取り装置1は、縦長形状に形成した窓部2の対向する各長手側枠部2a,2 a上に2本の各巻取り軸3,3を上下段違いに軸架し、同窓部2を上下二分割し た大きさ及び形状と対応する2枚の各スクリーン4,4を各巻取り軸3,3上に 適宜長さ巻回している。すなわち、左右の各スクリーン4,4に固定した2本の 各操作コード5,5を展開方向に引張り操作して、各巻取り軸3,3に内蔵され た各巻取りバネ3a,3aに巻取り力を蓄積する。同時に、窓部2の各長手側枠 部2a,2aに固定した各ロックユニット6,6で各操作コード5,5の引下げ 位置をロック固定及びロック解除して、左右の各スクリーン4,4を任意の展開 位置にロック固定する構成である。
【0008】 上述の各スクリーン4,4は、縦長形状に形成した窓部2の各長手側枠部2a ,2aに各ブラケット7,7を適宜間隔に隔てて夫々固定し、右側上部の長手側 枠部2aに固定した各ブラケット7,7と、左側下部の長手側枠部2aに固定し た各ブラケット7,7との間に各巻取り軸3,3を1本ずつ軸架している。
【0009】 且つ、右側上部の長手側枠部2aに軸架した巻取り軸3の巻取り面軸方向に、 窓部2の上部半面を覆う大きさ及び形状に形成したスクリーン4の長辺側端部4 aを固定し、左側下部の長手側枠部2aに軸架した巻取り軸3の巻取り面軸方向 に、窓部2の下部半面を覆う大きさ及び形状に形成したスクリーン4の長辺側端 部4aを固定している。
【0010】 一方、各スクリーン4,4の各短辺側端部4b,4bに合成樹脂材又は金属材 等で形成した各支持バー8,8を固定して、同各スクリーン4,4の各短辺側端 部4b,4bに捲れや垂れ等が生じるのを防止している。且つ、各スクリーン4 ,4の各短辺側端部4b,4bを上下均等に分割する中間位置に各操作コード5 ,5の一端側を固定すると共に、右側上部のスクリーン4に固定した操作コード 5の他端側を、左側上部の長手側枠部2aに固定したロックユニット6に挿入し 、左側下部のスクリーン4に固定した操作コード5の他端側を、右側下部の長手 側枠部2aに固定したロックユニット6に挿入している。
【0011】 前述のロックユニット6は、図2に示すように、合成樹脂等で形成したロック ケース6aのコード挿入側に挾持ローラ9を回転自在に軸支し、同ロックケース 6aのコード垂下側に挾持ローラ10を上下動自在に軸支し、同ロックケース6 aのコード挿入側に軸支した挾持ローラ9と対向する位置に段付き形状のローラ 係止部11を形成している。且つ、ロックケース6aのコード垂下側に挾持ロー ラ10の脱落を防止するための保持ピン12を架設し、上下の各挾持ローラ9, 10間に操作コード5を挿入している。
【0012】 すなわち、操作コード5をロック固定する場合、巻取り軸3に内蔵した巻取り バネ3aの巻取り力により操作コード5を常時緊張する方向に牽引しているため 、操作コード5を斜め方向に引張り、同操作コード5を挾持ローラ10に押付け た状態のまま引上げ操作することで、挾持ローラ9とローラ係止部11との間に 挾持ローラ10が嵌込み、挾持ローラ10とローラ係止部11とが互いに噛合し て、各挾持ローラ9,10により操作コード5が挾持固定されるため、操作コー ド5を任意の引下げ位置にロック固定することができる。
【0013】 一方、操作コード5のロック固定を解除する場合、巻取り軸3に内蔵した巻取 りバネ3aに抗して操作コード5を斜め方向に引張り、同操作コード5を挾持ロ ーラ10の外周面に押付けた状態のまま引下げ操作することで、挾持ローラ9と ローラ係止部11との間から挾持ローラ10が抜取られ、各挾持ローラ9,10 による操作コード5の挾持固定が解除されるため、操作コード5の引下げ位置を 可変調節することができる。
【0014】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、窓用スクリーン巻取り装 置1の展開動作を説明する。 先ず、図1に示すように、2枚の各スクリーン4,4を展開する場合、同各ス クリーン4,4に固定した各操作コード5,5を利用者の手で展開方向に引張り 操作し、左右の各巻取り軸3,3を各巻取りバネ3a,3aに蓄積される巻取り 力に抗して展開方向に回転する。同時に、2枚の各スクリーン4,4が互いに重 合する位置まで展開し、左右の各長手側枠部2a,2aに固定した各ロックユニ ット6,6により各操作コード5,5の引張り位置をロック固定することで、窓 部2全体を2枚の各スクリーン4,4で覆うことができる。
【0015】 次に、2枚の各スクリーン4,4を巻取りする場合、同各スクリーン4,4に 固定した各操作コード5,5を引張り操作して、左右の各ロックユニット6,6 による各操作コード5,5のロック固定を夫々解除する。同時に、左右の各巻取 り軸3,3を各巻取りバネ3a,3aに蓄積された巻取り力により巻取り方向に 連続回転して、同各巻取り軸3,3の巻取り面上に各スクリーン4,4を巻取る ことで、窓部2全体を解放することができる。
【0016】 以上のように、窓部2の各長手側枠部2a,2aに軸架した2本の各巻取り軸 3,3を回転して、同各巻取り軸3,3上に巻回した2枚の各スクリーン4,4 を選択又は一括して展開するので、窓部2の一部又は全部を上下2枚の各スクリ ーン4,4により遮光及び開放することができる。しかも、窓部2の各長手側枠 部2a,2aに軸架した各巻取り軸3,3上に各スクリーン4,4が巻取られる ため、窓部2の開放時に於いて、従来例のように窓部2の内側にスクリーン4が 食み出したり、窓部2から入光する陽射がスクリーン4で遮られるのを確実に防 止できる。且つ、2枚の各スクリーン4,4を選択して展開又は巻取りすること で、窓部2から入光する陽射の採光量を任意に可変調節することができ、スクリ ーン4としての目的及び効果を達成することができる。
【0017】 図3は縦長形状の窓部2に張架した6枚の各スクリーン4…を左右方向に開閉 する第2実施例の窓用スクリーン巻取り装置17を示し、同装置は、窓部2の各 長手側枠部2a,2aに3本の各巻取り軸3…を上下互違いに夫々軸架し、二等 辺三角及び直角三角形に形成した6枚の各スクリーン4…を各巻取り軸3…上に 適宜長さ巻回している。すなわち、左右の各スクリーン4…に固定した各操作コ ード5…を展開方向に引張り操作すると共に、窓部2の各長手側枠部2a,2a に固定した各ロックユニット6,6で各操作コード5…の引張り位置をロック固 定及びロック解除して、左右の各スクリーン4…を任意の展開位置でロック固定 するので、上述の第1実施例と同様に、6枚の各スクリーン4…を選択又は一括 して展開することにより、窓部2の一部又は全部を6枚の各スクリーン4…によ り遮光及び開放できると共に、窓部2から入光する陽射の採光量を任意に可変調 節することができる。
【0018】 図4は縦長形状の窓部2に張架した2枚の各スクリーン4,4を上下方向に開 閉する第3実施例の窓用スクリーン巻取り装置13を示し、同装置は、窓部2の 各短手側枠部2b,2bに2本の各巻取り軸3,3を軸架し、V字形に形成した 2枚の各スクリーン4,4を各巻取り軸3,3上に適宜長さ巻回している。且つ 、上部の短手側枠部2bに軸支した各プーリ14,14と、下部の短手側枠部2 bに軸支した各プーリ15,15との間に2本の各周回紐16,16を張架する と共に、左右に張架した各周回紐16,16の一端側に上部スクリーン4の左右 端部を夫々固定し、同各周回紐16,16の他端側に下部スクリーン4の左右端 部を夫々固定している。
【0019】 すなわち、2枚の各スクリーン4,4を上下開閉する場合、一方のスクリーン 4側に固定した1本の操作コード5を展開方向に引張り操作し、窓部2の長手側 枠部2aに固定した1個のロックユニット6で操作コード5の引張り位置をロッ ク固定及びロック解除して、上下の各スクリーン4,4を任意の展開位置でロッ ク固定するので、前述の第1実施例と同様に、2枚の各スクリーン4,4を選択 又は一括して展開することにより、窓部2の一部又は全部を2枚の各スクリーン 4,4により遮光及び開放できると共に、窓部2から入光する陽射の採光量を任 意に可変調節することができる。
【0020】 なお、上述の第1実施例、第2実施例、第3実施例では、窓部2の各長手側枠 部2a,2aに固定した各ロックユニット6,6で各スクリーン4…の展開位置 をロック固定する構成であるが、例えば、各スクリーン4…に固定した各操作コ ード5…の垂下側端部に、同各スクリーン4…に適宜緊張を付与するための重り 部材(図示省略)を連結固定して、各巻取り軸3…に内蔵した適宜クラッチ機構 (図示省略)で各スクリーン4…の展開位置をロック固定するもよく、 また、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により各スクリーン4…を左右 又は上下に展開するもよい。
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、例えば、横長窓、縦長窓、台形出窓、三角出窓、天窓等の特異形 状を有する窓部に取付けられるような窓用スクリーン巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、上述例のような窓部から入光する陽射を遮光する場合、例えば窓部の上 部窓枠に架設したカーテンレールに、同窓部全体を覆う大きさ及び形状に形成し たカーテンを開閉自在に吊設する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上述のように特異形状を有する窓部に、市販のカーテンを取付けた場 合、窓部の上部窓枠に水平架設したカーテンレールに沿ってカーテンを左右方向 に開閉するので、同カーテンレールの片側又は左右にカーテンを集束して窓部を 開放したとき、窓の内側にカーテンの集束部分が食み出してしまい、窓部から 入光する陽射がカーテンで遮られるため、窓部全体を開放することができないと いう問題点を有している。
【0004】 この考案は上記問題に鑑み、窓部の対向する各枠部に複数本の各巻取り軸を軸 架して、同各巻取り軸に巻回した複数枚の各スクリーンを選択又は一括して展開 するので、窓部の一部又は全部を複数枚の各スクリーンにより遮光及び開放でき 、その目的及び効果を達成することができる窓用スクリーン巻取り装置の提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記窓部の対向する各枠部に複数本の各巻取り軸を軸架し、該窓 部全体を複数分割した大きさ及び形状と対応する複数枚の各スクリーンを各巻取 り軸に巻回すると共に、前記窓部の対向する各枠部側に向けて各巻取り軸に巻回 した各スクリーンを展開自在に設けた窓用スクリーン巻取り装置であることを特 徴とする。
【0006】
【考案の効果】 この考案によれば、窓部の対向する各枠部に軸支した複数枚の各スクリーンを 選択又は一括して展開するので、窓部から入光する陽射の採光位置および採光面 積を各スクリーンにより任意に可変調節できると共に、 窓部の一部又は全部を各 スクリーン により遮光及び開放することができる。しかも、窓部の各枠部に軸架 した各巻取り軸上に各スクリーンが巻取られるため、窓部開放時に於いて、従来 例のように窓部の内側にカーテンが食み出したり、窓部から入光する陽射がカー テン で遮られるのを確実に防止できる。
【0007】
【実施例】 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は縦長形状の窓部に張架した2枚の各スクリーンを左右方向に開閉する第 1実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示し、図1に於いて、この窓用スクリー ン巻取り装置1は、縦長形状に形成した窓部2の対向する各長手側枠部2a,2 a上に2本の各巻取り軸3,3を上下段違いに軸架し、同窓部2を上下二分割し た大きさ及び形状と対応する2枚の各スクリーン4,4を各巻取り軸3,3上に 適宜長さ巻回している。すなわち、左右の各スクリーン4,4に固定した2本の 各操作コード5,5を展開方向に引張り操作して、各巻取り軸3,3に内蔵され た各巻取りバネ3a,3aに巻取り力を蓄積する。同時に、窓部2の各長手側枠 部2a,2aに固定した各ロックユニット6,6で各操作コード5,5の引下げ 位置をロック固定及びロック解除して、左右の各スクリーン4,4を任意の展開 位置にロック固定する構成である。
【0008】 上述の各スクリーン4,4は、縦長形状に形成した窓部2の各長手側枠部2a ,2aに各ブラケット7,7を適宜間隔に隔てて夫々固定し、右側上部の長手側 枠部2aに固定した各ブラケット7,7と、左側下部の長手側枠部2aに固定し た各ブラケット7,7との間に各巻取り軸3,3を1本ずつ軸架している。
【0009】 且つ、右側上部の長手側枠部2aに軸架した巻取り軸3の巻取り面軸方向に、 窓部2の上部半面を覆う大きさ及び形状に形成したスクリーン4の長辺側端部4 aを固定し、左側下部の長手側枠部2aに軸架した巻取り軸3の巻取り面軸方向 に、窓部2の下部半面を覆う大きさ及び形状に形成したスクリーン4の長辺側端 部4aを固定している。
【0010】 一方、各スクリーン4,4の各短辺側端部4b,4bに合成樹脂材又は金属材 等で形成した各支持バー8,8を固定して、同各スクリーン4,4の各短辺側端 部4b,4bに捲れや垂れ等が生じるのを防止している。且つ、各スクリーン4 ,4の各短辺側端部4b,4bを上下均等に分割する中間位置に各操作コード5 ,5の一端側を固定すると共に、右側上部のスクリーン4に固定した操作コード 5の他端側を、左側上部の長手側枠部2aに固定したロックユニット6に挿入し 、左側下部のスクリーン4に固定した操作コード5の他端側を、右側下部の長手 側枠部2aに固定したロックユニット6に挿入している。
【0011】 前述のロックユニット6は、図2に示すように、合成樹脂等で形成したロック ケース6aのコード挿入側に挾持ローラ9を回転自在に軸支し、同ロックケース 6aのコード垂下側に挾持ローラ10を上下動自在に軸支し、同ロックケース6 aのコード挿入側に軸支した挾持ローラ9と対向する位置に段付き形状のローラ 係止部11を形成している。且つ、ロックケース6aのコード垂下側に挾持ロー ラ10の脱落を防止するための保持ピン12を架設し、上下の各挾持ローラ9, 10間に操作コード5を挿入している。
【0012】 すなわち、操作コード5をロック固定する場合、巻取り軸3に内蔵した巻取り バネ3aの巻取り力により操作コード5を常時緊張する方向に牽引しているため 、操作コード5を斜め方向に引張り、同操作コード5を挾持ローラ10に押付け た状態のまま引上げ操作することで、挾持ローラ9とローラ係止部11との間に 挾持ローラ10が嵌込み、挾持ローラ10とローラ係止部11とが互いに噛合し て、各挾持ローラ9,10により操作コード5が挾持固定されるため、操作コー ド5を任意の引下げ位置にロック固定することができる。
【0013】 一方、操作コード5のロック固定を解除する場合、巻取り軸3に内蔵した巻取 りバネ3aに抗して操作コード5を斜め方向に引張り、同操作コード5を挾持ロ ーラ10の外周面に押付けた状態のまま引下げ操作することで、挾持ローラ9と ローラ係止部11との間から挾持ローラ10が抜取られ、各挾持ローラ9,10 による操作コード5の挾持固定が解除されるため、操作コード5の引下げ位置を 可変調節することができる。
【0014】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、窓用スクリーン巻取り装 置1の展開動作を説明する。 先ず、図1に示すように、2枚の各スクリーン4,4を展開する場合、同各ス クリーン4,4に固定した各操作コード5,5を利用者の手で展開方向に引張り 操作し、左右の各巻取り軸3,3を各巻取りバネ3a,3aに蓄積される巻取り 力に抗して展開方向に回転する。同時に、2枚の各スクリーン4,4が互いに重 合する位置まで展開し、左右の各長手側枠部2a,2aに固定した各ロックユニ ット6,6により各操作コード5,5の引張り位置をロック固定することで、窓 部2全体を2枚の各スクリーン4,4で覆うことができる。
【0015】 次に、2枚の各スクリーン4,4を巻取りする場合、同各スクリーン4,4に 固定した各操作コード5,5を引張り操作して、左右の各ロックユニット6,6 による各操作コード5,5のロック固定を夫々解除する。同時に、左右の各巻取 り軸3,3を各巻取りバネ3a,3aに蓄積された巻取り力により巻取り方向に 連続回転して、同各巻取り軸3,3の巻取り面上に各スクリーン4,4を巻取る ことで、窓部2全体を開放することができる。
【0016】 以上のように、窓部2の各長手側枠部2a,2aに軸架した2本の各巻取り軸 3,3を回転して、同各巻取り軸3,3上に巻回した2枚の各スクリーン4,4 を選択又は一括して展開するので、窓部2の一部又は全部を上下2枚の各スクリ ーン4,4により遮光及び開放することができる。しかも、窓部2の各長手側枠 部2a,2aに軸架した各巻取り軸3,3上に各スクリーン4,4が巻取られる ため、窓部2の開放時に於いて、従来例のように窓部2の内側にカーテンが食み 出したり、窓部2から入光する陽射がカーテンで遮られるのを確実に防止できる 。且つ、2枚の各スクリーン4,4を選択して展開又は巻取りすることで、窓部 2から入光する陽射の採光量を任意に可変調節することができ、スクリーン4と しての目的及び効果を達成することができる。
【0017】 図3は縦長形状の窓部2に張架した三角形の各スクリーン4…を左右方向に開 閉する第2実施例の窓用スクリーン巻取り装置17を示し、同装置は、窓部2の 対向する 各長手側枠部2a,2aに3本の各巻取り軸3…を上下互違いに夫々軸 架し、二等辺三角及び直角三角形に形成した6枚の各スクリーン4…を各巻取り 軸3…上に適宜長さ巻回している。すなわち、左右の各スクリーン4…に固定し た各操作コード5…を展開方向に引張り操作すると共に、窓部2の各長手側枠部 2a,2aに固定した各ロックユニット6,6で各操作コード5…の引張り位置 をロック固定及びロック解除するので、上述の第1実施例と同様に、6枚の各ス クリーン4…を選択又は一括して展開することにより、窓部2の一部又は全部を 6枚の各スクリーン4…により遮光及び開放できると共に、窓部2から入光する 陽射の採光位置および採光面積を任意に可変調節することができる。
【0018】 図4は縦長形状の窓部2に張架したV字形の各スクリーン4,4を上下方向に 開閉する第3実施例の窓用スクリーン巻取り装置13を示し、同装置は、窓部2 の対向する各短手側枠部2b,2bに2本の各巻取り軸3,3を軸架し、各短手 側枠部2b,2bに軸支した各プーリ14,14と各プーリ15,15との間に 2本の各周回紐16,16を張架すると共に、左右に張架した各周回紐16,1 6の一端側に上部スクリーン4の左右端部を夫々固定し、同各周回紐16,16 の他端側に下部スクリーン4の左右端部を夫々固定している。
【0019】 すなわち、2枚の各スクリーン4,4を上下開閉する場合、一方のスクリーン 4側に固定した1本の操作コード5を展開方向に引張り操作し、窓部2の長手側 枠部2aに固定した1個のロックユニット6で操作コード5の引張り位置をロッ ク固定及びロック解除して、上下の各スクリーン4,4を任意の展開位置でロッ ク固定するので、前述の第1実施例と同様に、2枚の各スクリーン4,4を選択 又は一括して展開することにより、窓部2の一部又は全部を2枚の各スクリーン 4,4により遮光及び開放できると共に、窓部2から入光する陽射の採光量を任 意に可変調節することができる。
【0020】 図5は天窓を構成する長方形の窓部2に張架したV字形の各スクリーン4,4 を前後方向あるいは左右方向に開閉する第4実施例の窓用スクリーン巻取り装置 18を示し、同装置は、前述した第3実施例の窓用スクリーン巻取り装置13と 同様に、窓部2の対向する各短手側枠部2b,2bに2本の各巻取り軸3,3を 軸架し、各短手側枠部2b,2bに軸支した各プーリ19,19と各プーリ20 ,20との間に2本の各周回紐21,21を張架すると共に、これら各周回紐2 1,21の上端側に上側スクリーン4の左右端部を夫々固定し、同各周回紐21 ,21の下端側に下側スクリーン4の左右端部を夫々固定している。
【0021】 すなわち、2枚の各スクリーン4,4を開閉する場合、下部のスクリーン4に 固定した操作コード5を展開方向に引張り操作し、窓部2の下面側角隅部に固定 したロックユニット6で操作コード5の引張り位置をロック固定及びロック解除 するので、前述の第1各実施例と同様に、天窓を構成する窓部2の一部又は全部 を2枚の各スクリーン4,4により遮光及び開放することができる
【0022】 図6は、室外側からみた斜視図であり、台形出窓を構成する窓部2(図中仮想 線で示す)に張架したV字形の各スクリーン4…を左右方向に開閉する第5実施 例の窓用スクリーン巻取り装置22を示し、同装置は、窓部2上下の対向する各 短手側枠部2b…に4本の各巻取り軸3,3を軸架し、上下の各短手側枠部2b …に軸支した各プーリ23…間に4本の各周回紐24…を張架すると共に、窓部 2上下に張架した各周回紐24,24の一端側に外側スクリーン4の上下端部を 夫々固定し、同各周回紐24,24の他端側に内側スクリーン4の上下端部を夫 々固定している。
【0023】 すなわち、4枚の各スクリーン4…を開閉する場合、外側の各スクリーン4, 4に固定した2本の操作コード5,5を展開方向に引張り操作し、窓部2の室内 側縁部に固定したロックユニット6で操作コード5,5の引張り位置をロック固 定及びロック解除するので、前述の第1実施例と同様に、台形出窓を構成する窓 部2の片面又は両面を4枚の各スクリーン4…により遮光及び開放することがで きる。
【0024】 図7は三角出窓を構成する窓部2(図中仮想線で示す)に張架した長方形の各 スクリーン4,4を窓面に沿って左右方向に開閉する第6実施例の窓用スクリー ン巻取り装置25を示し、同装置は、窓部2の対向する各長手側枠部2a,2a に2本の各巻取り軸3,3を軸架し、同窓部2の突出側角隅部分に軸支した引分 けプーリ28,28を介して、各長手側枠部2a,2aに軸支した各プーリ26 …間に各周回紐27,27を張架すると共に、これら各周回紐27,27の一端 側に左側スクリーン4の上下端部を夫々固定し、同各周回紐27,27の他端側 に右側スクリーン4の上下端部をそれぞれ固定している。
【0025】 すなわち、2枚の各スクリーン4,4を開閉する場合、左側のスクリーン4に 固定した操作コード5を展開方向に引張り操作し、窓部2の室内側壁部に固定し たロックユニット6で操作コード5の引張り位置をロック固定及びロック解除す るので、前述の第1実施例と同様に、三角出窓を構成する窓部2の片面又は両面 を2枚の各スクリーン4,4により遮光及び開放することができる。
【0026】 なお、上述の各実施例では、窓部2に固定したロックユニット6で各スクリー ン4…の展開位置をロック固定する構成であるが、例えば、各スクリーン4…に 固定した各操作コード5…の垂下側端部に、同各スクリーン4…に適宜緊張を付 与するための重り部材(図示省略)を連結固定して、各巻取り軸3…に内蔵した 適宜クラッチ機構(図示省略)で各スクリーン4…の展開位置をロック固定する もよく、 また、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により各スクリーン4…を左右 又は上下に展開するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図2】ロックユニットの内部構造を示す縦断側面図。
【図3】第2実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図4】1第3実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示
す正面図。
【符号の説明】
1,13,17…窓用スクリーン巻取り装置 2…窓部 2a…長手側枠部 2b…短手側枠部 3…巻取り軸 4…スクリーン 5…操作コード 6…ロックユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 窓用スクリーン巻取り装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図2】ロックユニットの内部構造を示す縦断側面図。
【図3】第2実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図4】第3実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図5】 第4実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示
す正面図。
【図6】第5実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【図7】第6実施例の窓用スクリーン巻取り装置を示す
正面図。
【符号の説明】 1,13,17,18,22,25…窓用スクリーン巻
取り装置 2…窓部 2a…長手側枠部 2b…短手側枠部 3…巻取り軸 4…スクリーン 5…操作コード 6…ロックユニット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓部に軸架した巻取り軸を回転してスクリ
    ーンを展開するとき、該巻取り軸に内蔵した巻取りバネ
    に巻取り力を蓄積し、該巻取りバネに蓄積した巻取り力
    でスクリーンを巻取りする窓用のスクリーン巻取り装置
    であって、 上記窓部の対向する各枠部に複数本の各巻取り軸を軸架
    し、該窓部全体を複数分割した大きさ及び形状と対応す
    る複数枚の各スクリーンを各巻取り軸に巻回すると共
    に、 前記窓部の対向する各枠部側に向けて各巻取り軸に巻回
    した各スクリーンを展開自在に設けた窓用スクリーン巻
    取り装置。
JP1992082735U 1992-11-04 1992-11-04 窓用スクリーン巻取り装置 Expired - Lifetime JP2602571Y2 (ja)

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