JPH0640198U - 化粧用型枠パネル - Google Patents
化粧用型枠パネルInfo
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- JPH0640198U JPH0640198U JP8072192U JP8072192U JPH0640198U JP H0640198 U JPH0640198 U JP H0640198U JP 8072192 U JP8072192 U JP 8072192U JP 8072192 U JP8072192 U JP 8072192U JP H0640198 U JPH0640198 U JP H0640198U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネル自体を貫通させる緊締金具が不要であ
り、部品点数が少なく、躯体の外面に対する仕上等の後
加工が不要となる作業性、経済性にすぐれた化粧用型枠
パネルを提供すること。 【構成】 表面に化粧用凹凸28模様を形成した化粧板
Aと、化粧板の背面に固定した平板2と、平板の背面に
固定した補強用枠体3と、枠体の背面に着脱自在に結合
した締め付け部材Bとからなり、前記締め付け部材は枠
体の背面に固定した一つ又は複数の半円状フランジ29
と、当該フランジに着脱自在に爪又はシュー31を介し
て結合されるブレース30とからなることを特徴とす
る。
り、部品点数が少なく、躯体の外面に対する仕上等の後
加工が不要となる作業性、経済性にすぐれた化粧用型枠
パネルを提供すること。 【構成】 表面に化粧用凹凸28模様を形成した化粧板
Aと、化粧板の背面に固定した平板2と、平板の背面に
固定した補強用枠体3と、枠体の背面に着脱自在に結合
した締め付け部材Bとからなり、前記締め付け部材は枠
体の背面に固定した一つ又は複数の半円状フランジ29
と、当該フランジに着脱自在に爪又はシュー31を介し
て結合されるブレース30とからなることを特徴とす
る。
Description
【0001】
本考案は建築、土木における躯体成形時に打設されたコンクリートを支える型 枠パネルに関し、特に躯体の外面に凹凸模様の化粧を施すのに最適な化粧用型枠 パネルに関する。
【0002】
この種、コンクリートの打設時に使用される化粧用型枠として、例えば、実公 平1−39314号公報に開示されたものが知られている。
【0003】 この化粧用型枠は補強用の枠体と、枠体に結合された合板と、合板に結合され た弾性板と、引性板の表面に形成した化粧用の凹凸とで構成されている。
【0004】 使用時上記化粧用型枠は打設されるコンクリートを支え、貫通する緊締金具の 先端をコンクリートで成形された躯体側のコーンに結合し、外部から締め付けて いる。
【0005】
上記従来の化粧用型枠はコンクリートを支えるために緊締金具を貫通させるた め、部品点数が多く、組付、解体の作業性が悪い。
【0006】 又、躯体側にはコーンが残るため、このコーンを除去する作業とコンクリート 表面を仕上げる後加工が必要である上、化粧を修理する必要があるから、作業性 、経済性に劣り、工事のスピードアッも図れない不具合がある。
【0007】 そこで、本考案の目的はパネル自体を貫通させる緊締金具が不要であり、部品 点数が少なく、躯体の外面に対する仕上等の後加工が不要となる作業性、経済性 にすぐれた化粧用型枠パネルを提供することである。
【0008】
上記の目的を達成するため、本考案の構成は、表面に化粧用凹凸模様を形成し た化粧板と、化粧板の背面に固定した平板と、平板の背面に固定した補強用枠体 と、枠体の背面に着脱自在に結合した締め付け部材とからなり、前記締め付け部 材は枠体の背面に固定した一つ又は複数の半円状フランジと、当該フランジに着 脱自在に爪又はシューを介して結合されるブレースとからなることを特徴とする ものである。
【0009】 上記の構成中、フランジは半リング状又は半カップ状の形状のものが使用され る。
【0010】 同じく、フランジに引掛ける部材はブレース先端の爪又は楔で締め付けるシュ ーの使用が好ましい。
【0011】
打設されたコンクリートを支えるには外方からブレースで加圧して締め付ける 。成形された躯体の表面には化粧板の凹凸に対応する凸状と凹状の化粧模様が形 成される。
【0012】
以下、本考案の実施例を図にもとづいて説明する。
【0013】 化粧用型枠パネル1は化粧板Aと、化粧板Aを固定する合板からなる平板2と 、平板2の背面に固定した補強用枠体3とこの枠体3の背面に設けた締め付け部 材Bとからなる。
【0014】 化粧板Aは金属、プラスチックス、木材又は耐久性、耐候性、耐油性、耐熱性 にすぐれたゴムで成形される。
【0015】 枠体3は全体が矩形の外側枠4と、外側枠4の内側に一つ又は複数横方向に架 設した横枠5と、横枠5間と縦方向に架設した縦枠6とで構成されている。
【0016】 外側枠4は長尺な型材材料から任意の長さに切断した中空なアルミニューム等 の型材4と、型材4のの一端に水平に張出した平板支持用の支持片12を備えて いる。
【0017】 型枠4の内部は梁材13で補強され、その外面の上下、及び背面に内周にテー パを形成した断面V字状又は台形状の溝14,15,16が軸方向に沿って形成 され、これにより外周に凹凸が形成されて凸部が型材4を補強している。
【0018】 同じく横枠5も上記と同じく中空な型材17と、この型材17内に設けた梁材 18とを備え、型材17の外周上下、前後に相対向する溝19,20及び21, 22が軸方向に形成されている。
【0019】 同じく縦枠6は中空な型材23と、型材23の左右に相対向する一対の断面コ 字状の溝24,25が軸方向に沿って形成されている。
【0020】 従って、この溝24,25によって外周に凹凸が形成されて凸部が全体を補強 している。
【0021】 上記外側枠4の溝14,15,16、横枠5の溝19,20,21,22及び 縦枠6の溝24,25には上下背部又は左右から指を差し込める為に、手で簡単 につかみやすく、手動で型枠パネル1の持ち運びが出来る。
【0022】 更に型枠パネルは躯体の大きさによって複数上下方向又は横方向に連設するが 、この際、隣接する型枠パネル1,1同志をクランプ26で結合させる。
【0023】 この時クランプ26の爪等の引掛部を外側枠4の溝15に引掛ける為、喰い込 みが良く、しっかりと締結できる。この結果、隣接する型枠パネル同志の間には 隙間がなく、位置がずれるような目違いの発生も防止できる。
【0024】 平板2は複数の板材を積層して合板とするのが好ましいが、一枚の板体でもよ い。
【0025】 化粧板Aは金属、木材、ゴム、プラスチックス等からなる一枚の板材又は合板 からなる板体27と、板体27の表面に形成した凹凸28とで構成され、凹凸2 8は躯体の表面に成形されたる化粧としていろいろな模様に成形される。
【0026】 締め付け部材Bは枠体3の背面に一つ又は複数固定したフランジ29と、この フランジ29に着脱自在に結合されるブレース30とで構成されている。
【0027】 フランジ29は縦枠6又は横枠5の背部に固定され、これは外周にフックを設 けた皿板、多孔の板、又は半リング状、半カップ状等に形成され、爪や、フック やシューが引掛けられるようになっている。
【0028】 ブレース30はフランジ29の引掛部に着脱自在に引掛けられる爪、フック又 はシュー31を備え、これらの爪、フック又はシュー31を介して一つ又は複数 いろいろな方向にブレース30を結合している。
【0029】 ブレース30は地上から起立する支柱、足場枠等に結合されている。
【0030】 化粧用型枠パネル1は打設されるコンクリートを支え、ブレース30で支えて おく。この為、打設されたコンクリートからの荷重はフランジ29とブレース3 0を介して支柱や足場枠で支え、しかもコンクリート側に押し込むことにより化 粧用型枠パネル1を締め付ける。
【0031】 コンクリートで躯体が成形されたとき、この躯体の表面は化粧板Aの凹凸28 により、この凹凸に対応する凸状又は凹状の化粧模様が成形される。
【0032】 しかも、締め付け部材Bを介して化粧用型枠パネル1を引張って解体したとき 凹凸の化粧模様がそのまま残り、コンクリート表面の仕上げ等の後加工をする必 要がない。
【0033】
本考案によれば、次の効果がある。
【0034】 1)締め付け部材はフランジとブレースとで構成されているから部品点数が少 なく、躯体内に埋め殺しとなる部材を使用していないから経済性にすぐれ、その 組付け、解体の作業性も良い。
【0035】 2)締め付け部材は補強用枠体の背面に設けてあり、化粧板を貫通していない から、化粧板を解体したとき、化粧板の凹凸による化粧模様がそのまま躯体の表 面に成形でき、この模様を修復する仕上げ後の後加工が不要となり、作業性、経 済性が良い。
【0036】 3)フランジに対してブレースが着脱自在に結合されるから、両者を分離した とき、別々に持ち運びができ搬送に有利である。
【0037】 4)外側枠と横枠と縦枠とには軸方向に沿う溝が形成されていることにより、 この溝に指を差し込むことができ、手で簡単に型枠パネルを持ち運ぶことができ る。
【0038】 5)同じく、複数の型枠パネルを縦横に連設する場合、この溝にクランプの爪 等の引掛部を引掛けることにより結合する。
【0039】 この際、溝への喰い込みが良く、クランプをしっかり締め付けでき、弛みや脱 落を防止する。
【0040】 6)同じく、溝の成形により外周に凹凸ができ、凸部によって各枠体を補強す る。この為、型枠パネルの背部には縦端太材ゃ横端太材を配設する必要がなく、 型枠パネル単体でコンクリートからの荷重を受けられ、組付け、解体の作業性が 向上し、経済性にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧用型枠パネルの分解斜視図である。
【図2】図1の横断平面図である。
【図3】外側枠の断面図である。
【図4】横枠の断面図である。
【図5】縦枠の断面図である。
2 平板 3 補強用枠体 28 凹凸 29 フランジ 30 ブレース 31 シュー A 化粧板 B 締め付け部材
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に化粧用凹凸模様を形成した化粧板
と、化粧板の背面に固定した平板と、平板の背面に固定
した補強用枠体と、枠体の背面に着脱自在に結合した締
め付け部材とからなり、前記締め付け部材は枠体の背面
に固定した一つ又は複数の半円状フランジと、当該フラ
ンジに着脱自在に爪又はシューを介して結合されるブレ
ースとからなることを特徴とする化粧用型枠パネル。 - 【請求項2】 補強用枠体は矩形の外側枠と、外側枠の
内側に横方向に架設した複数の横枠と、横枠間に縦方向
に架設した縦枠とからなり、前記外側枠と横枠と縦枠は
型枠と当該型材の外面に相対向する少なくとも一対の溝
を軸方向に形成している請求項1記載の化粧用型枠パネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080721U JP2539292Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 化粧用型枠パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080721U JP2539292Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 化粧用型枠パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640198U true JPH0640198U (ja) | 1994-05-27 |
JP2539292Y2 JP2539292Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13726230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992080721U Expired - Lifetime JP2539292Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 化粧用型枠パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539292Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992080721U patent/JP2539292Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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EA036484B1 (ru) * | 2015-07-31 | 2020-11-16 | Не-Ру Иншаат Тиджарет Ве Санайи Лимитед Ширкети | Конструкция панели для системы туннельной опалубки |
EA036484B9 (ru) * | 2015-07-31 | 2021-04-22 | Не-Ру Иншаат Тиджарет Ве Санайи Лимитед Ширкети | Конструкция панели для системы туннельной опалубки |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539292Y2 (ja) | 1997-06-25 |
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