JPH0640190Y2 - 紙送り装置 - Google Patents
紙送り装置Info
- Publication number
- JPH0640190Y2 JPH0640190Y2 JP5002188U JP5002188U JPH0640190Y2 JP H0640190 Y2 JPH0640190 Y2 JP H0640190Y2 JP 5002188 U JP5002188 U JP 5002188U JP 5002188 U JP5002188 U JP 5002188U JP H0640190 Y2 JPH0640190 Y2 JP H0640190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waist
- paper
- roller
- support shaft
- feed rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えば電子写真複写機等に使用される紙送り
装置、特に紙送り不良発生の防止に関するものである。
装置、特に紙送り不良発生の防止に関するものである。
従来から電子写真複写機，プリンタ等で給排紙を行なう
ためには送りローラを使用した紙送り装置が用いられて
いた。
ためには送りローラを使用した紙送り装置が用いられて
いた。
第３図は例えば特開昭58-109357号公報に示された従来
の紙送り装置１を示す斜視図、第４図は紙送り装置１の
正面図である。図に示すように紙送り装置１は例えば複
写機の転写紙出口に設置され、定着後の転写紙２を矢印
３で示すように複写機本体から送出してトレイ４上に載
置するようになっている。
の紙送り装置１を示す斜視図、第４図は紙送り装置１の
正面図である。図に示すように紙送り装置１は例えば複
写機の転写紙出口に設置され、定着後の転写紙２を矢印
３で示すように複写機本体から送出してトレイ４上に載
置するようになっている。
この紙送り装置１は、複写機本体の転写紙出口にその長
手方向を水平にして、上下に相対して設けられた一対の
支持軸5,6を有する。
手方向を水平にして、上下に相対して設けられた一対の
支持軸5,6を有する。
第１支持軸５には例えばステンレス製からなる複数個の
送りローラ7a〜7eが嵌合され、中央の送りローラ7cとそ
の両側に配設された送りローラ7b,7dとの中間位置には
各々腰付ローラ8a,8bが配設されている。この腰付ロー
ラ8a,8bには中央に第１支持軸５より直径が大きい孔が
設けられ、腰付ローラ8a,8bの自重によりその下端が送
りローラ7b〜7cの下端位置より若干下方に位置するよう
になっている。
送りローラ7a〜7eが嵌合され、中央の送りローラ7cとそ
の両側に配設された送りローラ7b,7dとの中間位置には
各々腰付ローラ8a,8bが配設されている。この腰付ロー
ラ8a,8bには中央に第１支持軸５より直径が大きい孔が
設けられ、腰付ローラ8a,8bの自重によりその下端が送
りローラ7b〜7cの下端位置より若干下方に位置するよう
になっている。
また、第２支持軸６には例えばゴム製からなる複数個の
加圧ローラ9a〜9eが、第１支持軸５に嵌合された送りロ
ーラ7a〜7eと相対する位置に嵌合されている。
加圧ローラ9a〜9eが、第１支持軸５に嵌合された送りロ
ーラ7a〜7eと相対する位置に嵌合されている。
上記のように構成された紙送り装置１により転写紙２を
送り出すときに、転写紙２が薄手の場合には腰付ローラ
8a,8bの自重により転写紙２を下方に押込んで波状に湾
曲させて転写紙２に腰付力を与えて転写紙２を送り出
す。また、転写紙２が厚手の場合には転写紙自体の腰の
強さにより腰付ローラ8a,8bを持ち上げながら転写紙２
を送り出している。
送り出すときに、転写紙２が薄手の場合には腰付ローラ
8a,8bの自重により転写紙２を下方に押込んで波状に湾
曲させて転写紙２に腰付力を与えて転写紙２を送り出
す。また、転写紙２が厚手の場合には転写紙自体の腰の
強さにより腰付ローラ8a,8bを持ち上げながら転写紙２
を送り出している。
上記のように構成した紙送り装置１は転写紙２の腰の強
さにより上下に移動する腰付ローラ8a,8bの移動距離
は、腰付ローラ8a,8bの中央の孔径と第１支持軸５の軸
径により定まる一定値となっている。このため、極めて
薄い転写紙２に充分な腰付力を与えられない場合を生
じ、ジヤミングやトレイ３に対する積重ね不良が発生し
たり、極めて厚い転写紙２には強い腰付力を与えて、用
紙折れを発生させる可能性があった。
さにより上下に移動する腰付ローラ8a,8bの移動距離
は、腰付ローラ8a,8bの中央の孔径と第１支持軸５の軸
径により定まる一定値となっている。このため、極めて
薄い転写紙２に充分な腰付力を与えられない場合を生
じ、ジヤミングやトレイ３に対する積重ね不良が発生し
たり、極めて厚い転写紙２には強い腰付力を与えて、用
紙折れを発生させる可能性があった。
この考案は、かかる課題を解決するためになされたもの
であり、給排紙する用紙の厚さに関係なく確実に紙を送
り出すことができる紙送り装置を得ることを目的とする
ものである。
であり、給排紙する用紙の厚さに関係なく確実に紙を送
り出すことができる紙送り装置を得ることを目的とする
ものである。
この考案は、第１支持軸に嵌合された複数個の送りロー
ラと、該送りローラの配設位置の中間に嵌合された腰付
ローラと、前記第１支持軸と平行に設けられた第２支持
軸の上記複数個の送りローラと相対した位置に嵌合され
た複数個の加圧ローラとを有する紙送り装置において、
前記腰付ローラは、外周面を錐台形状としその軸方向に
複数段に分割し、その段毎にそれぞれ円周溝を形成して
なり、かつそれらの複数の円周溝の１つに搬送用紙の厚
さに応じて選択的に係合する腰付ゴムリングを設けるこ
とを特徴とする。
ラと、該送りローラの配設位置の中間に嵌合された腰付
ローラと、前記第１支持軸と平行に設けられた第２支持
軸の上記複数個の送りローラと相対した位置に嵌合され
た複数個の加圧ローラとを有する紙送り装置において、
前記腰付ローラは、外周面を錐台形状としその軸方向に
複数段に分割し、その段毎にそれぞれ円周溝を形成して
なり、かつそれらの複数の円周溝の１つに搬送用紙の厚
さに応じて選択的に係合する腰付ゴムリングを設けるこ
とを特徴とする。
この考案においては、給排紙する用紙の厚さに応じて腰
付ゴムリングを係合する溝の位置を変えるから、給排紙
する紙に必要とする所定の腰付力を与えることができ
る。
付ゴムリングを係合する溝の位置を変えるから、給排紙
する紙に必要とする所定の腰付力を与えることができ
る。
第１図はこの考案の一実施例を示す正面図であり、図に
おいて10a,10bは第１支持軸５に嵌合した中央の送りロ
ーラ7cと、その両側に配設した送りローラ7b,7dとの間
の中央部に嵌合された腰付ローラである。各腰付ローラ
10a,10bは、ハウジング13と腰付ゴムリング14とからな
る。第２図に示すように、ハウジング13は、外周面を錐
台形状としてその軸方向に複数段に分割し、その階段11
毎の円周にそれぞれＶ溝（円周溝）12を形成してなる。
他方、腰付ゴムリング14は、ゴム製で断面円形とし、ハ
ウジング13の複数の前記Ｖ溝12の１つに係合してなる。
ハウジング13の一方の底の部分に設けられた階段11は、
その階段11に設けたＶ溝12に腰付ゴムリング14を取付け
たときに、腰付ゴムリング14の外径が送りローラ7b〜7c
の外径より若干、例えば1.5mm程度大きくなるように形
成され、他方の底の部分に設けられた階段11は、そこに
設けたＶ溝12に腰付ゴムリング14を取付けたときに、腰
付ゴムリング14の外径が送りローラ7b〜7cの外径とほぼ
等しくなるように形成されている。
おいて10a,10bは第１支持軸５に嵌合した中央の送りロ
ーラ7cと、その両側に配設した送りローラ7b,7dとの間
の中央部に嵌合された腰付ローラである。各腰付ローラ
10a,10bは、ハウジング13と腰付ゴムリング14とからな
る。第２図に示すように、ハウジング13は、外周面を錐
台形状としてその軸方向に複数段に分割し、その階段11
毎の円周にそれぞれＶ溝（円周溝）12を形成してなる。
他方、腰付ゴムリング14は、ゴム製で断面円形とし、ハ
ウジング13の複数の前記Ｖ溝12の１つに係合してなる。
ハウジング13の一方の底の部分に設けられた階段11は、
その階段11に設けたＶ溝12に腰付ゴムリング14を取付け
たときに、腰付ゴムリング14の外径が送りローラ7b〜7c
の外径より若干、例えば1.5mm程度大きくなるように形
成され、他方の底の部分に設けられた階段11は、そこに
設けたＶ溝12に腰付ゴムリング14を取付けたときに、腰
付ゴムリング14の外径が送りローラ7b〜7cの外径とほぼ
等しくなるように形成されている。
上記のように構成した紙送り装置１により転写紙２を送
り出す場合の動作について説明する。
り出す場合の動作について説明する。
転写紙２が薄い用紙であるときには、腰付ローラ10a,10
bの腰付ゴムリング14を第２図の実線で示すように、ハ
ウジング13の径が大きいＶ溝12に取付けて、第１支持軸
５と加圧ローラ9c,9dを嵌合した第２支持軸６を転写紙
２の送出方向に回転する。このときには、腰付ゴムリン
グ14の外径と送りローラ7b〜7cの外径との径差が大きく
なり、この径差により送り出される用紙の腰付力を強化
することができる。したがって腰折れする薄い用紙であ
っても充分な腰付力を与えることができる。
bの腰付ゴムリング14を第２図の実線で示すように、ハ
ウジング13の径が大きいＶ溝12に取付けて、第１支持軸
５と加圧ローラ9c,9dを嵌合した第２支持軸６を転写紙
２の送出方向に回転する。このときには、腰付ゴムリン
グ14の外径と送りローラ7b〜7cの外径との径差が大きく
なり、この径差により送り出される用紙の腰付力を強化
することができる。したがって腰折れする薄い用紙であ
っても充分な腰付力を与えることができる。
また、逆に転写紙２が厚い用紙であるときには、第２図
の鎖線で示すように腰付ゴムリング14をハウジング13の
外径が小さい方のＶ溝12に移動して、腰付ゴムリング14
の外径と送りローラ7b〜7cの外径との径差を小さくして
転写紙２を送り出す。すなわち、この径差を小さくする
ことにより厚い転写紙２に与える腰付力を弱くして、腰
付力が強すぎることにより生じる用紙折れを防止する。
の鎖線で示すように腰付ゴムリング14をハウジング13の
外径が小さい方のＶ溝12に移動して、腰付ゴムリング14
の外径と送りローラ7b〜7cの外径との径差を小さくして
転写紙２を送り出す。すなわち、この径差を小さくする
ことにより厚い転写紙２に与える腰付力を弱くして、腰
付力が強すぎることにより生じる用紙折れを防止する。
なお、上記実施例では腰付ゴムリング14を取付けるハウ
ジング13の円周溝としてＶ溝12を設けた場合について説
明したが、円周溝の溝形状はＵ溝等であっても、腰付ゴ
ムリング14の位置決めさえできれば、上記実施例と同様
な作用を奏することができる。
ジング13の円周溝としてＶ溝12を設けた場合について説
明したが、円周溝の溝形状はＵ溝等であっても、腰付ゴ
ムリング14の位置決めさえできれば、上記実施例と同様
な作用を奏することができる。
この考案は以上説明したように、給排紙する用紙の厚さ
に応じて腰付ローラの腰付ゴムリングを位置決めする溝
を変えることにより、腰付ゴムリングと送りローラの径
差を調節できるようにしたから、給排紙する用紙の厚さ
に応じて腰付力を与えることができる。したがって極め
て薄い用紙であっても用紙の腰折れが生ぜず用紙の積重
ね不良やジヤミングの発生を防止することができると共
に、厚い用紙であっても用紙折れを防止することがで
き、用紙を良好に給排紙することができる効果を有す
る。
に応じて腰付ローラの腰付ゴムリングを位置決めする溝
を変えることにより、腰付ゴムリングと送りローラの径
差を調節できるようにしたから、給排紙する用紙の厚さ
に応じて腰付力を与えることができる。したがって極め
て薄い用紙であっても用紙の腰折れが生ぜず用紙の積重
ね不良やジヤミングの発生を防止することができると共
に、厚い用紙であっても用紙折れを防止することがで
き、用紙を良好に給排紙することができる効果を有す
る。
第１図はこの考案の実施例を示す正面図、第２図は第１
図に示した実施例の腰付ローラを示す正面図、第３図は
複写機の転写紙出口部を示す斜視図、第４図は従来例を
示す正面図である。 １……紙送り装置、２……転写紙、５……第１支持軸、
６……第２支持軸、7a〜7e……送りローラ、8a,8b,10a,
10b……腰付ローラ、9a〜9e……加圧ローラ。
図に示した実施例の腰付ローラを示す正面図、第３図は
複写機の転写紙出口部を示す斜視図、第４図は従来例を
示す正面図である。 １……紙送り装置、２……転写紙、５……第１支持軸、
６……第２支持軸、7a〜7e……送りローラ、8a,8b,10a,
10b……腰付ローラ、9a〜9e……加圧ローラ。
Claims (1)
- 【請求項１】第１支持軸に嵌合された複数個の送りロー
ラと、該送りローラの配設位置の中間に嵌合された腰付
ローラと、前記第１支持軸と平行に設けられた第２支持
軸の上記複数個の送りローラと相対した位置に嵌合され
た複数個の加圧ローラとを有する紙送り装置において、 前記腰付ローラは、外周面を錐台形状としてその軸方向
に複数段に分割し、その段毎にそれぞれ円周溝を形成し
てなり、かつそれらの複数の円周溝の１つに搬送用紙の
厚さに応じて選択的に係合する腰付ゴムリングを設けて
なる、紙送り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5002188U JPH0640190Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 紙送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5002188U JPH0640190Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 紙送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01152951U JPH01152951U (ja) | 1989-10-20 |
| JPH0640190Y2 true JPH0640190Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31276100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5002188U Expired - Lifetime JPH0640190Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 紙送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640190Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP5002188U patent/JPH0640190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01152951U (ja) | 1989-10-20 |
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