JPH0640097U - コンクリート吹付け工法における圧送ホース閉塞回避装置 - Google Patents

コンクリート吹付け工法における圧送ホース閉塞回避装置

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JPH0640097U
JPH0640097U JP8094792U JP8094792U JPH0640097U JP H0640097 U JPH0640097 U JP H0640097U JP 8094792 U JP8094792 U JP 8094792U JP 8094792 U JP8094792 U JP 8094792U JP H0640097 U JPH0640097 U JP H0640097U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧送用エアーの流量を閉塞しない範囲で低い
設定値に自動的に維持して、低下し過ぎた時に生じる圧
送ホースの閉塞を回避する。 【構成】 圧送用エアーの供給管9に手動でも開度調節
可能な電動バルブ10及びその後方に流量計11を設
け、前記電動バルブ10と流量計11とを流量設定制御
スイッチ12を介して接続し、前記流量設定制御スイッ
チ12をONした時点のエアー流量を設定値として常に
その設定流量値を保つように流量計11の流量信号によ
り、電動バルブ10の開度を調節するように構成したこ
とを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、トンネル掘削地山にコンクリートを吹付けるコンクリート吹付け 工法における圧送用ホースの閉塞回避に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に土木・建築の分野において、トンネルなどコンクリート吹付けを行う場 合、湿式吹付け、乾式吹付けの吹付け方法の違いや、エアー圧送,ポンプ圧送な どの使用機械に関わらず、圧縮空気を用いて材料を吹付けている。
【0003】 ところで、圧縮空気の量や圧力は閉塞しない範囲で低くする方が粉じんの発生 が少なく、またリバウンドも少ないが、低くしすぎると圧送ホース内での閉塞の 恐れがあり、通常はコンプレッサーからの供給エアー量や圧力を絞ることなく、 そのままの状態で用いている。
【0004】 そして、操作員が圧力ゲージを監視しながらバルブを操作して圧送エアーの圧 力を下げ、閉塞しそうになるときに素早くバルブを開くという作業を行っている のが現状である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置において、供給エアー量や圧力の調整を行うためには、操作員 が絶えず圧力ゲージを監視し、閉塞しそうになった場合に素早くバルブを開くと いう操作を行う必要があり、その監視が面倒でしばしば閉塞による作業性の低下 を来たしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、圧送用エアーの供給管9に手動でも開度調節可能な電動バルブ1 0及びその後方に流量計11を設け、前記電動バルブ10と流量計11とを流量 設定制御スイッチ12を介して接続し、前記流量設定制御スイッチ12をONし た時点のエアー流量を設定値として常にその設定流量値を保つように流量計11 の流量信号により、電動バルブ10の開度を調節するように構成してなるコンク リート吹付け工法における圧送ホース閉塞回避装置を提案するものである。
【0007】
【作用】
コンクリート吹付けの施工開始時に、先ず手動で電動バルブ10の開度を調整 し、閉塞しない範囲でエアー流量を下げ、そこで流量設定制御スイッチ12をO Nすると、その時点のエアー流量を設定値として常にその設定流量値を保つよう に流量計11の流量信号により、電動バルブ10の開度を調節する。
【0008】 このように圧送用エアーの流量が閉塞しない範囲で低い設定値に自動的に維持 される結果、低下し過ぎた時に生じる圧送ホース4の閉塞が確実に回避される。
【0009】
【実施例】
図2は粉末タイプの急結剤を用いた場合の一般的な湿式吹付システムを示した もので、ミキサーによって細骨材、粗骨材及びセメントに水を加えて攪拌混合し て水練り吹付材料を製造し、これを湿式吹付機1に供給してコンプレッサー2に より閉塞回避装置3を介して、圧送用エアーと共に圧送ホース4を通ってノズル 5に圧送する途中において、コンプレッサー6により急結剤添加装置7からホー ス8を介して急結剤が添加されるように構成されている。
【0010】 閉塞回避装置3は図1に示すように、圧送用エアーの供給管9に手動でも開度 調節可能な電動バルブ10及びその後方に流量計11が設けられ、この電動バル ブ10と流量計11とは流量設定制御スイッチ12を介して接続されている。
【0011】 流量設定制御スイッチ12は、これをONした時点の流量計11が示す値を設 定値として電動バルブ10の開度を制御し、常に設定流量値を維持するように制 御するようになっている。
【0012】 電動バルブ10と流量計11を設置した供給管9の部分の前後間にはバイパス 管13が接続され、このバイパス管13の途中に開閉弁14が設けられ、バイパ ス管13が接続された部分の供給管9の前後端部に開閉弁15,16が設けられ ている。
【0013】
【考案の効果】
以上の通りこの考案によれば、操作員を常に圧力ゲージ等を監視するという作 業から開放し、省力化する事ができる。
【0014】 また、供給エアーの圧力を下げることで、粉じん濃度、リバウンドを低下させ ることができると同時に、エアー流量の低下し過ぎによる圧送ホースの閉塞を確 実に回避することができ、作業環境の改善および作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の閉塞回避装置の概要を示す系統図。
【図2】この考案に係る湿式吹付けシステムの概要を示
す系統図。
【符号の説明】
1 湿式吹付機 2 コンプレッサー 3 閉塞回避装置 4 圧送ホース 5 ノズル 6 コンプレッサー 7 急結剤添加装置 8 ホース 9 圧送用エアーの供給管 10 電動バルブ 11 流量計 12 流量設定制御スイッチ 13 バイパス管 14 開閉弁 15 開閉弁 16 開閉弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧送用エアーの供給管に手動でも開度調
    節可能な電動バルブ及びその後方に流量計を設け、前記
    電動バルブと流量計とを流量設定制御スイッチを介して
    接続し、前記流量設定制御スイッチをONした時点のエ
    アー流量を設定値として常にその設定流量値を保つよう
    に前記流量計の流量信号により、電動バルブの開度を調
    節するように構成してなることを特徴とするコンクリー
    ト吹付け工法における圧送ホース閉塞回避装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63210363A (ja) * 1987-02-25 1988-09-01 大成建設株式会社 湿式コンクリ−ト吹付工法における吹付ホ−スの閉塞防止法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63210363A (ja) * 1987-02-25 1988-09-01 大成建設株式会社 湿式コンクリ−ト吹付工法における吹付ホ−スの閉塞防止法

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