JPH0639978B2

JPH0639978B2 - 自動風呂装置

Info

Publication number: JPH0639978B2
Application number: JP61303427A
Authority: JP
Inventors: 康秀池内; 隆寛松尾
Original assignee: Noritz Corp
Current assignee: Noritz Corp
Priority date: 1986-12-18
Filing date: 1986-12-18
Publication date: 1994-05-25
Anticipated expiration: 2009-05-25
Also published as: JPS63153356A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は自動風呂装置に関するものである。

（従来の技術）従来、自動で浴槽に落とし込みを行うものにおいては、
浴槽水位の検出は実願昭５９−１６９９３７号（実開昭
６１−８４４６１号）のマイクロフィルムに示されるよ
うな水位検出器を浴槽に設けることにより行っていた。
しかしながら、これでは水位検出器の信号線の工事を行
う必要があり、しかも水漏れの危険等がありその施工は
煩わしいものであった。

本発明は上記従来の欠点を解消したものであり、遠隔追
焚機能を有する自動風呂装置において、装置本体内に圧
力センサを設けて浴槽水位を検出できるようにし、浴槽
の水面の波打ちや電気的ノイズ等により誤検出が連続し
て生じた場合にも浴槽からオーバーフローすることが無
いようにすることを目的としている。

（問題点を解決するための手段）本発明の自動風呂装置は、上記目的を達成するために、
次のような構成としている。すなわち、浴槽と遠隔位置
にある本体に給湯器と風呂追焚用の加熱部とを備え、給
湯器から追焚循環路を介して浴槽に落とし込み給湯する
ものにおいて、追焚循環路を構成する往復配管の一方の
管に圧力センサを設け、給湯器から供給される湯を圧力
センサ側の配管に流してエアパージするか、他方の管を
介して落とし込み給湯するかを切り替える三方弁を追焚
循環路に設け、圧力センサの水圧検出値が所定値に満た
ないときは落とし込み給湯を行い、所定値以上のときは
エアパージを行うと共に、エアパージ後の水圧検出値が
再び所定値以上の場合、もしくはエアパージが所定回数
行われた場合に一連の落とし込み給湯の動作を停止する
制御装置を設けている。

（作用）落とし込み給湯中、圧力センサ側の配管を通して浴槽水
位に応じた水圧が圧力センサに伝わり、圧力センサの水
圧検出値が設定水位に対応する所定値に達すると三方弁
が切り替えられて圧力センサ側の管内がエアパージされ
る。そして圧力センサの水圧検出値が再び所定値以上で
ある場合には一連の落とし込み給湯の動作を停止する
が、所定値に満たないときは三方弁が切り替えられて再
び落とし込み給湯に戻る。浴槽内の水面が波打っている
ときや電気的ノイズの障害があるときには圧力センサの
誤検出により、このエアパージと落とし込み給湯の繰り
返しが続くが、エアパージが所定回数行われると一連の
落とし込み給湯の動作を停止し、浴槽水位をそれ以上増
加させない。

（実施例）第１図において、（１）は器具本体、（２）は給湯器、
（３）は追焚用の加熱部であり本体（１）内に設けられ
る。（４）は本体（１）より遠隔位置にある浴槽であ
る。（５）は給湯器（３）の出湯管（７）より分岐され
た風呂給湯管であり、落とし込み弁（６）が設けられて
いる。（８）（９）は追焚用の加熱部（３）に接続され
た追焚循環路で、ポンプ（１０）から熱交換器を経て浴
槽（４）に接続される往管（８）と、浴槽（４）からポ
ンプ（１０）に帰る戻管（９）とからなる。（１１）は
圧力センサであり、本体（１）内の戻管（９）に設けら
れており、浴槽水位との水位差を検出し、水位検出とし
て用いるのである。（１２）はポンプ（１０）の吸込側
に接続される三方弁で、一方は戻管（９）が接続され、
他方は後述するホッパ（１３）に接続されている。ホッ
パ（１３）は大気開放となっており、前記風呂給湯管
（５）からの湯を縁切りするためのものであり、三方弁
（１２）を切換えることによって追焚循環路（８）
（９）から浴槽（４）に湯を供給できるようになってい
る。（１４）は往管（８）から戻管（９）の圧力センサ
（１１）より下流に接続さたバイパス管で、バイパス管
（１４）との分岐点には三方弁（１６）が設けられてい
る。（１７）は戻管（９）に設けた水流スイッチであ
る。

上記構成における作用を説明する。まず自動運転スイッ
チ（図示せず）が投入されると（Ｆ１）落とし込み弁
（６）を開けて給湯器（２）よりホッパ（１３）に給湯
すると共に三方弁（１２）をホッパ側に切り換える。
又、三方弁（１６）はバイパス側に切り換えられ、ホッ
パ（１３）から三方弁（１２）、ポンプ（１０）、三方
弁（１６）、バイパス管（１４）、戻管（９）を介して
浴槽（４）までの回路が形成される。ホッパ（１３）内
に湯が溜まると水位スイッチ（１８）で検知し、この検
知信号によってポンプ（１０）が運転され、湯をバイパ
ス管（１４）及び戻管（９）内に流し、エアパージする
（Ｆ２）。一定時間後エアパージが終了すると、三方弁
（１６）を往管側に切り換えて往管（８）より浴槽
（４）内に落とし込みを行う（Ｆ３）。そして戻管
（９）は水圧検出専用管とし、水圧のサンプリングを行
うのである。落とし込みが進行し、圧力センサ（１１）
が所定値を検出すると（Ｆ４）再度三方弁（１６）を切
り換えて戻管（９）内をエアパージする（Ｆ５）。

このエアパージは、浴槽（４）の設置位置や追焚循環路
の配管の仕方によって戻管（９）内がエア置換されてい
る場合があるので、誤検出を防止するためである。そし
てエアパージの後三方弁（１６）を切り換え、再度水圧
を読み取り（Ｆ６）、所定値以上を検出すれば設定水位
（Ｌ）に達したと判断して落とし込みを終了する（Ｆ
７）。所定値に満たなかった場合は戻管（９）内にエア
が介在して圧力センサ（１１）が誤検出していたものと
判断し、往管（８）からの落とし込み（Ｆ３）に戻る。
こうして圧力センサ（１１）が所定値を検出する（Ｆ
４）毎に戻管（９）内のエアパージを行い（Ｆ５）、再
度圧力センサ（１１）により水圧をサンプリングして
（Ｆ６）所定値を検出しなければ往管（８）から落とし
込み（Ｆ３）に戻るという動作をくり返すのである。こ
のくり返しの回数を検知し（Ｆ８）、所定回数くり返さ
れた場合には落とし込みを終了させる（Ｆ７）。

これはエアパージ（Ｆ５）後の水圧検出（Ｆ６）の際に
電気的ノイズの障害によって圧力センサ（１１）が誤検
出した場合、あるいは浴槽（４）内の水面が波打ってい
るときに圧力センサ（１１）の出力をサンプリングした
ために起こる誤検出等を考慮したものであり、エアパー
ジ（Ｆ５）が所定回数行われると落とし込みを終了させ
るので設定水位（Ｌ）を大幅に越えて浴槽（４）からオ
ーバーフローするようなことは防止される。

（発明の効果）本発明は以下に示すようなすぐれた効果を奏するもので
ある。すなわち、圧力センサは追焚循環路を構成する配
管に設ければ良いので装置本体内に設けることができ、
施工に何ら支障がない。また、圧力センサが所定値を検
出したのち圧力センサ側の配管内をエアパージして再度
水圧を検出するので水圧検出が正確なものとなり、更に
浴槽の水面の波打ちや電気的ノイズによる誤検出が連続
して生じた場合にも浴槽からオーバーフローしてしまう
ことがないのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体概略図、第２図は同
実施例のフローチャートである。（１）……本体（２）……給湯器（３）……加熱部（４）……浴槽（８）……往管（循環路）（９）……戻管（循環路）（１０）……ポンプ（１１）……圧力センサ（１２）（１６）……三方弁（１４）……バイパス管

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】浴槽と遠隔位置にある本体に給湯器と風呂
追焚用の加熱部とを備え、給湯器から追焚循環路を介し
て浴槽に落とし込み給湯するものにおいて、追焚循環路
を構成する往復配管の一方の管に圧力センサを設け、給
湯器から供給される湯を圧力センサ側の配管に流してエ
アパージするか、他方の管を介して落とし込み給湯する
かを切り替える三方弁を追焚循環路に設け、圧力センサ
の水圧検出値が所定値に満たないときは落とし込み給湯
を行い、所定値以上のときはエアパージを行うと共に、
エアパージ後の水圧検出値が再び所定値以上の場合、も
しくはエアパージが所定回数行われた場合に一連の落と
し込み給湯の動作を停止する制御装置を設けたことを特
徴とする自動風呂装置。