JPH0639968U - コーマー機におけるサーキュラーブラシの固定装置 - Google Patents

コーマー機におけるサーキュラーブラシの固定装置

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JPH0639968U JP8095692U JP8095692U JPH0639968U JP H0639968 U JPH0639968 U JP H0639968U JP 8095692 U JP8095692 U JP 8095692U JP 8095692 U JP8095692 U JP 8095692U JP H0639968 U JPH0639968 U JP H0639968U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】合成樹脂製の円筒体を半割り状にした一対の半
割円筒部材によりブラシ軸が構成されているサーキュラ
ーブラシにおいて、駆動軸に対するブラシ軸の固定力を
大きくして、使用中において駆動軸に対してブラシ軸が
滑らないようにすることである。 【構成】短円筒体を半割り状にした一対の半割ホルダー
体11,11’から成って、一方の半割ホルダー体11
には挿入板12が設けられている固定ホルダーHを金属
で製作して、一対の半割円筒部材2,2’により駆動軸
20を挟むことにより形成される隙間に前記挿入板12
を挿入して、一対の半割円筒部材2,2’と挿入板12
との三つの部材を組付ボルト9により一体に組付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コーマー機において、コーミングシリンダーのシリンダーニードル に付着したノイル、夾雑物等を除去清掃するサーキュラーブラシを駆動軸に固定 するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、6〜8デリベリを有するコーマー機は、各デリベリ毎にニ ッパー装置Nを備えていて、その下方にサクションボックスSが配置され、この サクションボックスS内にコーミングシリンダーCとサーキュラーブラシB’が 相上下して配置されている。このサクションボックスSは、その下部が各デリベ リ共通の吸引ダクトDに連結されているので、その内部には吸引ダクトDの吸引 力が及んでいる。ニッパー装置Nは後退位置でラップを把持し、コーミングシリ ンダーCの回転により、このシリンダーハーフラップに植設した針列であるシリ ンダーニードルCNによりラップRを櫛削って、このラップRに含まれている短 繊維等の不良繊維及びネップ等の夾雑物を除去して良質のフリースFにしている 。ラップRを櫛削ることによりシリンダーニードルCNの針間に付着した短繊維 等は、サーキュラーブラシB’の回転により掻き取られた後に、サクションボッ クスS内に及んでいる吸引力により吸引されて吸引ダクトD側に回収される。サ ーキュラーブラシB’のブラシ毛は豚毛等であり、このブラシ毛が一定のゲージ (接触圧)でシリンダーニードルCNに接触させられている。ブラシ毛の先端部 の磨耗によって、サーキュラーブラシB’の性能が落ちて、一定のゲージを保っ てシリンダーニードルCNに押圧されなくなると、シリンダーニードルCNに付 着した短繊維、夾雑物が効率よく掻き落とされなくなる。このようになると、次 回のコーミングにおいて、シリンダーニードルCNに付着した短繊維や夾雑物が フリースFの中に入り込み、製品の劣化を生じる。また、ブラシ毛の先端部の磨 耗により、サーキュラーブラシB’とコーミングシリンダーCとの間に隙間が生 じると、コーミング中のラップRに作用する吸引力が大きくなって、コーミング シリンダーCに対するラップRの押付け力が増し、コーミングシリンダーCによ ってラップRを櫛削るにあたり、短繊維等の不良繊維だけで無く、良質の繊維ま で掻き落とされるという不具合が生じる。
【0003】 従来のサーキュラーブラシB’は、図7及び図8に示すように、ブラシ軸33 の外周面にブラシ毛4を植設した構成である。このブラシ軸33は、各デリベリ 共通の駆動軸20に対して、各デリベリ毎に設けられたサクションボックスS内 で組付けられている。ブラシ軸33は、駆動軸20に対する組付けを容易にする ため、一対の半割円筒部材32により構成されて、この一対の半割円筒部材32 で駆動軸20を挟み、ブラシ毛4の植設されていない両端部をボルト37で駆動 軸20に結合することにより、ブラシ軸33を駆動軸20に組付けていた。ブラ シ毛4は、図9に示すように、多数のブラシ毛を束にしてその長さ方向の中央部 をステープル5により半割円筒部材32の外周部に打ち込むことにより、半割円 筒部材32に植設されていた。半割円筒部材32に対するブラシ毛4の植設を容 易にするために、半割円筒部材32は木製のものが使用されていた。そして、半 割円筒部材32を構成する木の材質としては、特殊な油分が多く、しかも粘りの あるものが使用されていたが、この半割円筒部材32は、使用時において常にサ クションボックスS内を流れる気流にさらされることから乾燥して歪み、シリン ダーニードルCNに一定のゲージでブラシ毛を接触し続けることができなかった 。このように、ブラシ軸33の歪みにより、シリンダーニードルCNに対してブ ラシ毛4が一定のゲージで接触しなくなると、シリンダーニードルCNに付着し た短繊維等の掻き落しが確実に行われず、又強く接触する特定のブラシ毛だけの 磨耗が激しくなり、場合によってはシリンダーニードルCNに損傷を与えること もあった。
【0004】 このような不具合を解消するために、歪みが生じにくいアルミニウム等の金属 製の半割円筒部材が使用されるに至った。しかし、アルミニウム等の金属製の半 割円筒部材は、ステープルを使用してブラシ毛を植設することができないため、 半割円筒部材に多数の有底孔を設け、この有底孔の底部に小孔を開けて、多数の ブラシ毛を束にしたものの長さ方向の中央部を中心にして二つ折にし、この中央 部を有底孔に挿入し、この中央部に多数の有底孔の小孔を通るスティールワイヤ ーを連続して巻付けて取付けていた。この場合、ブラシ毛を有底孔に精度よく取 付けるためには、ワイヤーを引っ張ることが必要であるが、ワイヤーの径が太い と大きな引張力が必要なため、比較的細いワイヤー(ステンレス製で直径が0.25 〜0.3mm のもの)を使用していた。このような細いワイヤーを使用すると、ブラ シ毛がシリンダーニードルに接触している時に、引張力が作用してワイヤーが折 損することがあった。
【0005】 このような過程を経て、近時、前記不具合のない、即ち乾燥による歪みがなく て、しかもステープルによる植毛が可能な(自動植毛機が使用できる)合成樹脂 製の半割円筒部材が使用されるようになった。この合成樹脂製の半割円筒部材は 、上記利点を有するのに加えて、型による成形が可能であって、しかも木製或い は金属製のものに比較して安価に製作できる利点を有する。
【0006】 この合成樹脂製の半割円筒部材を用いたサーキュラーブラシB’について、前 に使用した図7及び図8を参照にして、更に詳しく説明すると、以下の通りであ る。このサーキュラーブラシB’のブラシ軸33は、一対の半割円筒部材32, 32で構成される。各半割円筒部材32には、その両端部を除きブラシ毛4がス テープル5により植毛されている。そして、この一対の半割円筒部材32,32 を駆動軸20に固定するには、各半割円筒部材32,32を駆動軸20の外側に 被せてこれを挟み、各半割円筒部材32,32の両端部をボルト37により結合 している。半割円筒部材32は、合成樹脂製であるために,その両端部にボルト 37がねじ込まれる雌ねじを直接形成できない。このため、内周面に雌ねじが形 成され、しかもその一端に鍔部35aが設けられた金属製のインサート35を、 半割円筒部材32の所定位置に埋設している。そして、一対の半割円筒部材32 ,32によって駆動軸20を挟み、一方の半割円筒部材32のボルト孔36に挿 入したボルト37を、他方の半割円筒部材32に埋設されたインサート35に螺 合して、各半割円筒部材32を結合していた。この場合、各半割円筒部材32, 32の周方向の端面32a,32a の間に締め代として所定の隙間Eを設け、ボル ト37をインサート35にねじ込むと、この隙間Eが減少して、各半割円筒部材 32,32の両端部が互いに締め付けられて、その内周面32bが駆動軸20の 外周面に圧接され、これにより各半割円筒部材32,32を駆動軸20に固定し ていた。このため、各半割円筒部材32,32の締付力を増して、これを駆動軸 20に強固に固定しようとすると、インサート35の鍔部35aが内部に喰い込 んでしまう。よって、この構造であると、駆動軸20に対する各半割円筒部材3 2,32の固定力は、一定限度を超えて大きくできない。従って、サーキュラー ブラシB’の使用中において、ブラシ毛の先端部が磨耗して、その交換を必要と する以前に、固定力が小さくなって、駆動軸20に対して各半割円筒部材32, 32が周方向或いは軸方向に滑ってしまうことがあった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、樹脂製の円筒体を半割り状にした一対の半割円筒部材によりブラシ 軸が構成されているサーキュラーブラシにおいて、駆動軸に対するブラシ軸の固 定力を大きくして、使用中において駆動軸に対してブラシ軸が周方向及び軸方向 の双方に滑らないようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するための本考案は、樹脂製の円筒体を半割りにした一対の半 割円筒部材によりブラシ軸が構成されていると共に、各半割円筒部材の外周面に ブラシ毛を植毛してサーキュラーブラシが構成されていて、コーマー機の各デリ ベリ共通の駆動軸に該サーキュラーブラシを固定するための装置であって、金属 製の短円筒体を半割り状にした一対の半割ホルダー体から成る固定ホルダーを形 成し、この固定ホルダーの一方の半割ホルダー体の一端面の両端部に、それぞれ 挿入板を該端面に対して垂直にして設け、前記駆動軸における前記サーキュラー ブラシの固定位置の両側部に前記固定ホルダーをそれぞれ固定して、その一方の 半割ホルダー体に設けられた挿入板を、サーキュラーブラシの各半割円筒部材の 間の隙間に挿入して、これらの三つの部材をボルトにより一体に組付けることを 特徴としている。
【0009】
【考案の作用】
一対の半割ホルダー体から構成される固定ホルダーは、金属製であるために、 駆動軸に対して強固に固定できる。そして、駆動軸を挟んでいる一対の半割円筒 部材の間に形成される隙間に、固定ホルダーを構成している一方の半割ホルダー 体の端面に設けられた挿入板が挿入されて、この挿入板と一対の半割円筒部材と の三つの部材がボルトを介して一体に組付けられているために、これらを組付け るボルトの締付力を大きくしなくても、駆動軸に対して固定ホルダーが移動しな い限り、駆動軸に対して各半割円筒部材が周方向或いは軸方向に滑らない構造が 実現される。
【0010】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。なお、上記した「従来 技術」の項目で説明した部分と同一部分には、同一符号を付す。図1は、本考案 の固定装置を構成している固定ホルダーHと、サーキュラーブラシBとの分解斜 視図であり、図2は、同じく組付状態の斜視図であり、図3は、同じく組付状態 の正面図であり、図4は、図3のX−X線断面図であり、図5は、図3のY−Y 線断面図である。図1〜図5において、サーキュラーブラシBは、合成樹脂製の 一対の半割円筒部材2,2’を有し、この一対の半割円筒部材2,2’を結合し てブラシ軸3が構成される。各半割円筒部材2,2’の外周面には、その両端部 分を除いてブラシ毛4がステープル5により植設されている。一方の半割円筒部 材2の両端部には、その周方向の端面2bに対して垂直に一対の取付孔6,6が それぞれ開けられている。また、他方の半割円筒部材2’には、各半割円筒部材 2,2’を駆動軸20に固定する際に、前記半割円筒部材2の取付孔6と同軸に なる箇所に、該取付孔6より大径のインサート嵌着孔7,7が開けられている。 そして、この各インサート嵌着孔7,7に、金属円筒体の外周面にローレットが 切られたインサート8が接着剤を使用してそれぞれ嵌着されて埋設されている。 このインサート8の内周面には、組付ボルト9がねじ込まれる雌ねじが切られて いる。このインサート8は、従来のインサート35と異なり、その端部には鍔部 が形成されていない。そして、一対の半割円筒部材2,2’の内周面2a,2'aに より駆動軸20を挟むと、その周方向の各端面2b,2'bの間には、締め代となる 所定の隙間E(図4参照)が形成されるようになっている。
【0011】 固定ホルダーHは、金属で製作されていて、短円筒体を半割り状にした一対の 半割ホルダー体11,11’から構成されており、この実施例のものにおいては 、各半割ホルダー体11,11’の外径及び内径は前記半割円筒部材2の外径及 び内径と同一になっている。そして、一方の半割ホルダー体11における軸方向 の端面11cの両側の下端部には、該端面11cに対して垂直に所定長さ突出す る板状の挿入板12が一対設けられている。この挿入板12の幅は、半割円筒部 材2の肉厚より僅かに狭く、その厚みは、前述の隙間Eと略同一か、これよりも 僅かに薄くなっている。この挿入板12には、一対の半割円筒部材2,2’の組 付けに使用される組付ボルト9が挿入される孔13が開けられている。一方の半 割ホルダー体11には、周方向の端面11bに対して垂直に一対の取付孔14, 14が開けられており、また他方の半割ホルダー体11’には、前記半割ホルダ ー体11とで駆動軸20を挟んだ際に、該半割ホルダー体11の取付孔14に挿 入されるボルト15がねじ込まれるねじ孔16が一対開けられている。そして、 一対の半割ホルダー体11,11’の各内周面11a,11'aによって駆動軸20 を挟むと、各半割ホルダー体11,11’の周方向の各端面11b,11'bの間に は締め代となる所定の隙間E’が形成される(図5参照)。
【0012】 一対の半割円筒部材2,2’をサクションボックスS内の所定位置で、各デリ ベリを貫く駆動軸20に取付けるには、この所定位置で駆動軸20を一対の半割 円筒部材2,2’によって挟む。この場合、図1に示すように、一方の半割円筒 部材2を駆動軸20の上方に位置させる。このようにして駆動軸20に挟んだ一 対の半割円筒部材2,2’の一方の側方において、固定ホルダーHを構成する一 方の半割ホルダー体11を駆動軸20に載置して、その各挿入板12,12を半 割円筒部材2,2’の各端面2b,2'bの間に挿入して、上方に配置された半割円 筒部材2の各取付孔6,6に挿入した各組付ボルト9,9が、両側の挿入板12 の各孔13,13を挿通できるように該半割ホルダー体11を配置する。この状 態で、半割円筒部材2の一端部の各取付孔6,6に挿入した組付ボルト9,9を 、半割ホルダー体11の各挿入板12,12の各孔13,13にそれぞれ挿入し た後に、下方に配置された半割円筒部材2’の各インサート8,8にねじ込むと 、該半割ホルダー体11は、各半割円筒部材2,2’の一端部においてこれらと 一体に結合される。同様にして、半割円筒部材2,2’の他端部においても、半 割ホルダー体11を取付ける。
【0013】 次に、一方の半割ホルダー体11の下方に他方の半割ホルダー体11’を配置 して、両者により駆動軸20を挟み、上方に配置された半割ホルダー体11の各 取付孔14,14に挿入した一対のボルト15,15を、下方に配置された半割 ホルダー体11’の各ねじ孔16,16にそれぞれねじ込む。ここで、各半割ホ ルダー体11,11’は、金属製であって、しかも各半割ホルダー体11,11 ’の周方向の各端面11b,11'bの間には締め代となる所定の隙間E’が設けら れているので、各半割ホルダー体11,11’の内周面11a,11'aとにより駆 動軸20を強固に把持するまで、各ボルト15,15を半割ホルダー体11’の 各ねじ孔16,16にねじ込むことができる。そして、駆動軸20を挟んでいる 一対の半割円筒部材2,2’の間に形成される隙間Eに、固定ホルダーHを構成 している一方の半割ホルダー体11の端面11cに設けられた挿入板12が挿入 されて、この挿入板12と一対の半割円筒部材2,2’との三つの部材が組付ボ ルト9,9を介して一体に組付けられているために、これらの三つの部材を組付 ける組付ボルト9,9の締付力を大きくしなくても、駆動軸20に対して固定ホ ルダーHが移動しない限り、駆動軸20に対して各半割円筒部材2,2’が周方 向或いは軸方向に滑らない構造となる。即ち、駆動軸20に対する一対の半割円 筒部材2,2’の固定は、駆動軸20に固定された一対の固定ホルダーHを介し てなされている。このため、駆動軸20に対する一対の半割円筒部材2,2’の 固定は、それ程強固に行う必要はない。
【0014】 そして、使用によってサーキュラーブラシBのブラシ毛4が磨耗し、又はこの ブラシ毛4の間にフリース中の短繊維や夾雑物が侵入して固まると、サーキュラ ーブラシBの性能が低下するので、その交換が必要になる。このサーキュラーブ ラシBの交換をするには、駆動軸20に一対の固定ホルダーH,Hが固定された ままで、組付ボルト9を緩めて使用済の一対の半割円筒部材2,2’を駆動軸2 0から取外して、新規のものを装着すればよい。ここで、最初に一対の固定ホル ダーH,Hを駆動軸20に取付けて固定することにより、駆動軸20の軸方向に 対する半割円筒部材2,2’の取付位置が定められているために、2回目以降は 、その位置決めを行う必要がなくなって、ただ単に駆動軸20に対して一対の半 割円筒部材2,2’の装着を行うのみでよい。このため、サーキュラーブラシB の交換を短時間に行える。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、コーマー機のサクションボックス内で駆動軸にサーキュラーブラシ の固定される位置の両側部に、金属製の短円筒体を半割り状にした一対の半割ホ ルダー体からなる固定ホルダーを固定して、この固定ホルダーの一方の半割ホル ダー体に設けられた挿入板をサーキュラーブラシの各半割円筒部材の間の隙間に 挿入して、各半割円筒部材の両端部を前記固定ホルダーの挿入板と一体にボルト により結合することとしたので、駆動軸に対して固定ホルダーを強固に固定でき ると同時に、各半割円筒部材は固定ホルダーを介して駆動軸に固定される構造と なる。従って、駆動軸に対して固定ホルダーが移動しない限り、駆動軸に対して 各半割円筒部材が周方向或いは軸方向の双方に滑らなくなるために、固定ホルダ ーを駆動軸に強固に固定すれば、駆動軸に対する各半割円筒部材の固定が強くな くても、この各半割円筒部材は駆動軸に強固に固定されることとなる。また、サ ーキュラーブラシの交換時においては、一対の固定ホルダーの取り外しは、不要 であると同時に、この一対の固定ホルダーによって駆動軸の軸方向に対するサー キュラーブラシの取付位置が定められているので、サーキュラーブラシの交換作 業は、迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定装置を構成している固定ホルダー
Hと、サーキュラーブラシBとの分解斜視図である。
【図2】同じく組付状態の斜視図である。
【図3】同じく組付状態の正面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】図3のYーY線断面図である。
【図6】コーマー機のサクションボックスの部分の縦断
面図である。
【図7】駆動軸に取付けた従来のサーキュラーブラシ
B’の端部の正面図である。
【図8】図7のZーZ線断面図である。
【図9】ステープル5を使用してブラシ毛4を合成樹脂
製の半割円筒部材32に植毛した状態を示す図である。
【符号の説明】
B:サーキュラーブラシ H:固定ホルダー 2,2’:半割円筒部材 3:ブラシ軸 4:ブラシ毛 9:組付ボルト 11,11’:半割ホルダー体 11c:半割ホルダー体の端面 12:挿入板 20:駆動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の円筒体を半割りにした一対の半
    割円筒部材によりブラシ軸が構成されていると共に、各
    半割円筒部材の外周面にブラシ毛を植毛してサーキュラ
    ーブラシが構成されていて、コーマー機の各デリベリ共
    通の駆動軸に該サーキュラーブラシを固定するための装
    置であって、金属製の短円筒体を半割り状にした一対の
    半割ホルダー体から成る固定ホルダーを形成して、一方
    の半割ホルダー体の一端面の両端部に、それぞれ挿入板
    を該端面に対して垂直にして設け、前記駆動軸における
    前記サーキュラーブラシの固定位置の両側部に前記固定
    ホルダーをそれぞれ固定して、その一方の半割ホルダー
    体に設けられた挿入板を、サーキュラーブラシの各半割
    円筒部材の間の隙間に挿入して、これらの三つの部材を
    ボルトにより一体に組付けることを特徴とするコーマー
    機におけるサーキュラーブラシの固定装置。
JP1992080956U 1992-10-28 1992-10-28 コーマー機におけるサーキュラーブラシの固定装置 Expired - Lifetime JP2570402Y2 (ja)

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