JPH0639933Y2 - 座掘錐 - Google Patents

座掘錐

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JPH0639933Y2
JPH0639933Y2 JP7647690U JP7647690U JPH0639933Y2 JP H0639933 Y2 JPH0639933 Y2 JP H0639933Y2 JP 7647690 U JP7647690 U JP 7647690U JP 7647690 U JP7647690 U JP 7647690U JP H0639933 Y2 JPH0639933 Y2 JP H0639933Y2
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JP
Japan
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cutting
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cut
scoring
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JP7647690U
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JPH0489303U (ja
Inventor
恒美 小林
Original Assignee
株式会社小林ギムネ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ドアーノブの取り付け孔のように比較的大
きな、段孔や貫通孔を穿設するために用いられる座掘錐
に関する考案である。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
座掘錐は一般にセンタ軸部から複数の刃体保持部を外方
に突出させ、その外周縁軌跡上に罫引刃を配設するとと
もに、刃体保持部の前端縁全体を掬刃としている。この
ようなものでは、一つの掬刃に掛かる切削抵抗が大き
く、特に生木の穿孔においては、掬刃が木の節や逆目に
食い込むと、座掘錐はより大きな抵抗を受け、座掘錐を
回転させている電気ドリル等の穿孔機を持つ作業者の手
に大きな反動力が急激にかかり手をくじく等の危険性が
あると言う欠点があった。
本考案者は、上記欠点を解消するため第4図に示すよう
に切削領域を複数に分割し、各領域を切削する小さな幅
の掬刃(4)を複数の刃体保持部(2)のそれぞれに設
け、全体で広い幅を切削するものを案出した。(実開昭
60-164005号) 切削領域を複数に分割して、一つの切削刃で切削する切
削領域を細幅とする場合、細幅とした切削領域の少なく
とも一端が罫引刃で罫がかれている所、あるいはセンタ
孔となっている所では円滑な切削が行われる。ところ
が、その中間にある掬刃には大きな抵抗が掛かり、切り
屑の排出も円滑と成らないことが判明した。
このような点に鑑み、本考案は細幅の複数の掬刃で切削
する座掘錐であって、切削が円滑に行われるように工夫
したものである。
〔課題を解決するための手段〕
センタ軸部から突出する複数の刃体保持部(2)にはそ
れぞれに細い幅の掬刃(4)を設け、複数の掬刃で切削
領域の全体を切削するものとする。掬刃(4)による切
削領域が外周縁軌跡上の罫引刃(3)による切断部及び
センタ孔のいずれにも接しない範囲となる部分には、そ
の領域を二分するが如く罫引刃(3)とは別の罫引刃
(5)を設ける。この、罫引刃(5)は当然掬刃(4)
よりも突出するものとする。
〔作用〕
掬刃による切削は、平面的には鋭利な刃で鉋のように切
削するが、切削領域の両端は切り込み深さの分だけ無理
に引き剥がす作用となる。そして、切削領域の少なくと
も片側が切り込み方向に切断されている場合は無理な力
がかからずに切削されるが、切削領域の両端のいずれも
が、罫引刃による切断面もしくはセンタ孔による端部と
なっていない所では、切削領域の両端に大きな切削抵抗
が作用し、切り屑もきれいな帯とならない。
本考案では、掬刃による全ての切削領域について、少な
くとも一部が罫引刃による切断面となるため、掬刃によ
る切削抵抗が小さく、切り屑もきれいな帯状のものとな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて明する。
ガイド用の軸(6)やセンタドリルを装着し得るように
したセンタ軸部(1)から、三方に刃体保持部(2)を
突出させ、各刃体保持部(2)の外周縁部分には超硬チ
ップの罫引刃(3)をろう付けする。各刃体保持部
(2)の回転方向に対する前縁には、それぞれ切削領域
をW1ないしW3とする小さい幅の掬刃(4),(4)を設
け切削領域W1ないしW3全体で、切削領域の全体をカバー
させる。切削領域W1の掬刃の外方端は罫引刃(3)によ
って切り込まれる。また、切削領域W3の掬刃の内端はセ
ンタ孔に接する。
これに対し、切削領域W2は領域W1とW3の中間に位置す
る。切削領域W2の範囲となる位置には、罫引刃(3)と
は別の罫引刃(5)を設けてある。罫引刃(5)は棒状
のチップの先端を内側と外側から研磨しナイフエッジと
している。そして、その先端は掬刃よりも突出し罫引刃
(3)と同じとしている。
第3図は、切削状態を示すの被切削物の断面図である。
切削領域Wの外周端は罫引刃(3)による切り込み
(7)が、内周端はセンタ孔(8)となっており切削領
域W1,W3はその内外いずれか一端が既に切断されたもの
となっている。これにたいし、切削領域W2の中間には罫
引刃(5)による切り込み(9)が現れる。切り込み
(9)の存在によって、掬刃(4)で切削する際、切削
領域W2は切り込みよりも内側の領域と、外側の領域に区
分されて切削され、切り屑も内と外に別れて円滑に排出
されることになる。
〔考案の効果〕
本考案座掘錐によれば、大きな孔を穿設するものにおい
て、切削領域を複数に分割し、それぞれを比較的小さな
掬刃で切削するため、切削が円滑であるとともに、全て
の掬刃による切削が、従来のものに比較してより円滑で
切削面が滑らかとなり、切り屑の排出も良く作業性にも
優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案座堀錐を説明するためのもので、 第1図は、底面図、 第2図は、側面図、 第3図は、切削状態を示す被切削材の断面図、 第4図は、従来例を示す底面図、 である。 (1)……センタ軸部、(2)……刃体保持部、(3)
……罫引刃、(4)……掬刃、(5)……罫引刃、
(7),(9)……切り込み、(8)……センタ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタ軸部(1)から複数の刃体保持部
    (2)を外方に突出させ、各刃体保持部の外周縁軌跡上
    に罫引刃(3)を配置するとともに、刃体保持部の前端
    縁にはそれぞれ幅方向の一部の領域を切除する掬刃
    (4)を設け複数の掬刃によって外周の罫引刃とセンタ
    孔との領域を切除するようにしたものにおいて、一つの
    掬刃による切削領域が、外周もしくはセンタ孔のいずれ
    にも接しない領域となる所に、この領域を二分する如く
    掬刃よりも突出する罫引刃(5)を設けたことを特徴と
    する座掘錐。
JP7647690U 1990-07-17 1990-07-17 座掘錐 Expired - Lifetime JPH0639933Y2 (ja)

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JPH0489303U JPH0489303U (ja) 1992-08-04
JPH0639933Y2 true JPH0639933Y2 (ja) 1994-10-19

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