JPH0639814Y2 - 塗装ハンガーの洗浄装置 - Google Patents

塗装ハンガーの洗浄装置

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JPH0639814Y2
JPH0639814Y2 JP5792389U JP5792389U JPH0639814Y2 JP H0639814 Y2 JPH0639814 Y2 JP H0639814Y2 JP 5792389 U JP5792389 U JP 5792389U JP 5792389 U JP5792389 U JP 5792389U JP H0639814 Y2 JPH0639814 Y2 JP H0639814Y2
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JP
Japan
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hanger
coating
cleaning
support
nozzle
Prior art date
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Application number
JP5792389U
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JPH02150064U (ja
Inventor
義和 増山
一幸 中森
純 田中
幸男 儘田
浩 新井
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電着塗装などの浸漬塗装において車体等を載置
するハンガーを洗浄する装置に関する。
(従来の技術) 車体に対し電着塗装や静電塗装を行うには、一般にハン
ガー上に車体を載せ、ハンガーを移動することで車体を
塗料浴中に浸漬せしめたり塗装ブース内を通過せしめる
ようにしている。
このようにハンガーが塗料浴中や塗装ブース内を通過す
るとハンガーに塗料が付着し、この塗料が乾燥した後に
化成処理液や電着塗料液に浮遊したり、車体に付着する
ことで、化成被膜の不均一又は塗膜にブツブツやハジキ
等の欠陥を生じる原因となっている。
このため特開昭58-77594号或いは特開昭63-310659号に
開示される手段が知られている。
特開昭58-77594号に開示される手段は、ハンガーにフッ
素樹脂をコーティングすることで塗料の付着を防止する
ようにし、特開昭63-310659号に開示される手段は、塗
料が付着したハンガーを炉内で焼却し、次いで燃焼生成
物(燃焼ガス)が固着しているハンガーに連続的に振動
衝撃を与えて燃焼生成物を叩き落すようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した手段のうち特開昭58-77594号に示される手段に
あっては電着塗装等にハンガーを通電経路として用いる
場合には、車体と接触する部分についてはコーティング
することができず、この部分に塗料が付着することとな
る。また、特開昭63-310659号に示される手段にあって
は、焼却、外的衝撃及び液体スプレーという3つの工程
と、それぞれの装置が必要となりコスト的にもスペース
的にも不利が大である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案に係る洗浄装置は、塗装ハ
ンガーを構成するパイプフレームに沿って移動する移動
ノズルと、塗装ハンガーの移動経路に設けられる固定ノ
ズルによって塗装ハンガーの必要部分を高圧洗浄液にて
洗浄するようにした。
(作用) 例えば塗装ハンガーを固定した状態で塗装ハンガーの移
動方向と直交する方向のパイプフレームを移動ノズルに
て洗浄し、この後塗装ハンガーが移動する際に、固定ノ
ズルによってハンガーの移動方向と平行なパイプフレー
ムを洗浄する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本考案に係る洗浄装置を備えた洗浄室の全体
図、第2図は同洗浄装置の正面図、第3図は同洗浄装置
の平面図、第4図は同洗浄装置の側面図である。
洗浄室は床Fにて上下の空間に仕切られ、床F上の空間
に本考案に係る洗浄装置1を設け、床F下の空間に洗浄
液タンク2、ポンプ3及びこのポンプ3を駆動するモー
タ4を配置している。
先ず前記洗浄装置1によって洗浄再生される塗装ハンガ
ーHについて説明する。
塗装ハンガーHはパイプフレームを屈曲及び接合するこ
とで構成され、第1図に示す位置で固定されて所定箇所
を洗浄された後、図の矢印方向に水平移動せしめられ
る。また塗装ハンガーHはハンガーの移動方向に対して
直交するとともに前後方向に伸びる一対のパイプフレー
ムP1,P2と、これらパイプフレームP1,P2の前端部間及び
後端部間を連結するとともにハンガーの移動方向と平行
になっているパイプフレームP3,P4と、前記パイプフレ
ームP1の後端から外側に略直角に屈曲するパイプフレー
ムP5と、このパイプフレームP5の外端及び前記パイプフ
レームP2の後端から垂直に立ち上る一対のパイプフレー
ムP6,P7とこれらパイプフレームP6,P7の上端から前上方
へ前記パイプフレームP1,P2の略半分程の位置まで伸び
るパイプフレームP8,P9と、これらパイプフレームP8,P9
の前端部間を連結するとともにその中央が高くなったパ
イプフレームP10とからなる。そしてパイプフレームP10
にはブラケットP11が設けられ、このブラケットP11を搬
送装置のフック等に停止することで塗装ハンガーHを洗
浄中及び移送中に吊下げ支持するようにしている。
次に洗浄装置1の構成について述べる。
洗浄装置1は床F上の略中央に台5を設け、この台5に
前後方向のガイドレール6を取付け、このガイドレール
6に支持体7のローラ8を係合するとともに支持体7を
チェーンベルト9の一部に止着せしめ、モータ10によっ
てチェーンベルト9を走行させることで支持体7が前後
方向に往復動するようにしている。
支持体7は左右方向に伸びるとともに左右の両端を内側
に湾曲せしめ、この部分に夫々3個のノズル11…を対と
して取付けている。即ち3個のノズル11…はハンガーH
のパイプフレームを中心として放射状に120°づつ離間
して配置され、各ノズル11から噴出される高圧の洗浄液
によってパイプフレーム表面をもれなく洗浄するように
している。
また、洗浄室の奥の床F上には一対の支柱12,12を立設
し、各支柱12の下部内側にはモータ13を固着し、このモ
ータ13の回転軸に嵌着したスプロケット14と支柱12の上
部に取付けたスプロケット15間にチェーンベルト10を張
設し、このチェーンベルト16に支持体17を止着し、モー
タ13の駆動により支持体17が塗装ハンガーHのパイプフ
レームP6,P7に沿って上下動するようにしている。そし
て、支持体17には前記同様3個のノズル11…がパイプフ
レームP6,P7を中心として120°づつ離間して取付けられ
ている。
また、前記各支柱12の上端には前記パイプフレームP8,P
9に沿って前方に伸びるガイドプレート18の基端部を取
付け、このガイドプレート18の前端部下面に支承したス
プロケット19と前記スプロケット15の軸に一体的に回転
するように嵌着したスプロケット20間にチェーンベルト
21を張設し、このチェーンベルト21に支持体22を止着
し、前記モータ13の駆動により支持体17と連動して支持
体22がパイプフレームP8,P9に沿って前後動するように
している。そして、支持体22にもパイプフレームP8,P9
を囲むように洗浄液噴出ノズル11…が3個を対として取
付けられている。
ここで前記支持体7,17,22は後退した位置、即ち支持体
7については前方への移動限、支持体17については下方
への移動限、支持体22については後方への移動限の位置
において側方へ移動する塗装ハンガーHと干渉しないよ
うにしている。
そして、塗装ハンガーHが移動する方向の床F上には台
23を設け、この台23上に支持体24を固設し、この支持体
24の前方部分及び後方部分に、側面視で前記パイプフレ
ームP3,P4,P5を中心として120°づつ離間するノズル11
…を3個づつ対にして3対取付けている。
また、洗浄室の前方の床F上には固定装置25を配置して
いる。この固定装置25は第4図に示すように支柱26にア
ーム27を上下振動自在に枢支し、このアーム27の基端を
シリンダユニット28に連結し、シリンダユニット28が圧
縮動することで、アーム27の先端が塗装ハンガーHのパ
イプフレームP3を上方から押え付けるようにしている。
以上の如き構成の洗浄装置を用いて塗装ハンガーHを洗
浄再生する手順を以下に説明する。
先ず、塗装ハンガーHが搬送装置のフック等に吊下げら
れて洗浄室内に搬入され、固定装置25によって固定した
状態を出発点として説明する。
尚、この時支持体7は前方位置に、支持体17は下方位置
に、支持体22は後方位置にそれぞれ待機している。
斯る状態からモータ10,13を駆動し、支持体7,17,22をそ
れぞれパイプフレームP1,P2,P6,P7,P8,P9に沿って往復
動せしめるとともに、各支柱体7,17,22が備えるノズル1
1から各パイプフレームに向けて高圧洗浄液を噴出し、
各パイプフレームの表面に付着している塗料を洗い落
す。
以上の動作を必要に応じて繰り返した後、塗装ハンガー
Hの固定状態を解除して側方へ移動せしめ、またこれと
同時に洗浄液供給パイプのバルブを切換え、支持体24に
取付けたノズル11…から高圧洗浄液を噴出し、ハンガー
Hの移動方向と平行なパイプフレームP3,P4,P5を洗浄す
る。
尚、実施例にあってはパイプフレームP10については通
常塗料浴よりも上方にあるため洗浄しないようにした
が、同様の装置を用いて洗浄してもよい。また実施例に
あっては3個のノズルを一対として示したがその数は任
意である。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案によれば、塗装ハンガーの
パイプフレームに沿って移動するノズルと、塗装ハンガ
ーの移動経路に固定されるノズルによって、各パイプフ
レームに高圧洗浄液を噴出するようにしたので、効率よ
く且つ無駄なく塗装ハンガーの洗浄再生を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る洗浄装置を備えた洗浄室の全体
図、第2図は同洗浄装置の正面図、第3図は同洗浄装置
の平面図、第4図は同洗浄装置の側面図である。 尚、図面中1は洗浄装置、7,17,22,24は支持体、9,16,2
1はチェーンベルト、10,13はモータ、11はノズル、Hは
塗装ハンガー、P1〜P10はパイプフレームである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプフレームを屈曲又は接合してなる塗
    装ハンガーを洗浄する装置において、この洗浄装置は固
    定状態にある塗装ハンガーを洗浄する移動ノズルと、移
    動状態にある塗装ハンガーを洗浄する固定ノズルを有
    し、前記移動ノズルは塗装ハンガーのパイプフレームに
    沿って移動するとともに塗装ハンガーの移動と干渉しな
    い位置まで後退する支持体に取付け、また前記固定ノズ
    ルは塗装ノズルの通過する位置に干渉しないように設け
    た支持体に取付けたことを特徴とする塗装ハンガーの洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】前記ノズルはパイプフレームを中心として
    放射状に配置された複数個を対として支持体に取付けた
    ことを特徴とする塗装ハンガーの洗浄装置。
JP5792389U 1989-05-19 1989-05-19 塗装ハンガーの洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0639814Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5792389U JPH0639814Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 塗装ハンガーの洗浄装置

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Publication Number Publication Date
JPH02150064U JPH02150064U (ja) 1990-12-25
JPH0639814Y2 true JPH0639814Y2 (ja) 1994-10-19

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