JPH0639755B2 - ソウダストからパルプを製造する装置及びソウダストの処理方法 - Google Patents

ソウダストからパルプを製造する装置及びソウダストの処理方法

Info

Publication number
JPH0639755B2
JPH0639755B2 JP60064067A JP6406785A JPH0639755B2 JP H0639755 B2 JPH0639755 B2 JP H0639755B2 JP 60064067 A JP60064067 A JP 60064067A JP 6406785 A JP6406785 A JP 6406785A JP H0639755 B2 JPH0639755 B2 JP H0639755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
digester
container
soot dust
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60064067A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60231890A (ja
Inventor
マイケル・イグナシー・シヤーマン
Original Assignee
カマイア−・インコ−ポレ−テツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カマイア−・インコ−ポレ−テツド filed Critical カマイア−・インコ−ポレ−テツド
Publication of JPS60231890A publication Critical patent/JPS60231890A/ja
Publication of JPH0639755B2 publication Critical patent/JPH0639755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters
    • D21C7/06Feeding devices

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はソウダストからパルプを製造する装置及びソウ
ダストの処理方法に関する。
[従来の技術及びその問題点] 多くの地域において、紙パルプの製造に必要なソウダス
ト及びこれに類する繊維成分のかなりの量を得ることが
可能である。従来の技術を用いてこのような原材料から
紙パルプを製造することは可能であるが、しかし、従来
の技術では高価になりかつ面倒であり、応用範囲も極め
て狭い。例えば、ソウダストから化学パルスを製造する
のに利用可能である代表的な処理システムは米国特許第
3,474,271号に記載されており、また、この民
間版として“Kamyr Sawdust Syste
ms Pass the 500,000Tons P
er Year Mark”と題する小冊子に記載され
ている。このシステムは高価な気相フィーダを備え、ダ
イジェスタの上部にほぼ大気圧の気相を保持する。
[問題点を解決するための手段、作用及び効果] 本発明によると、従来のソウダスト処理システムにおけ
る気相フィーダを不要とした方法と装置が提供され、こ
れにより保守が低減され、種々の処理を選択することが
可能となる。本発明では、ソウダストは上方流ダイジェ
スタ、液圧容器を備えた下法流ダイジェスタ、あるいは
超大気圧気相を有する下方流ダイジェスタで処理するこ
とができる。これは温度が極めて安定し、あらゆる情況
において非常に望ましいものである。
本明細書中におけるソウダストの用語は木材成分を含む
ソウダスト及びこれに類するセルルロース成分を含むも
のであり、充分細かく、処理中に極めて小さな粒子様に
反応する。これは木材チップ等大きく裁断されたセルロ
ース粒子を処理中に反応させる方法とは対照をなすもの
である。
本発明におけるソウダスト処理工程の重要な点は、実際
に処理可能な濃度としたソウダストのスラリーを圧送可
能としたことである。即ち、本発明によれば、固体成分
を約10−25%、望ましくは15−22%含むソウダ
ストのスラリーを圧送可能であることが判明した。この
圧送は、米国特許第4,435,193号及び第4,4
10,337号に記載され、また商標“MC”ポンプと
してニューヨーク州グレンズフォールスのKamyr
Inc.及びスウェーデン カールスタッドのKamy
r ABによる市販の流動層・高速・ガス抜き・遠心ポ
ンプポンプ(fluidizing,high speed,degassing,centri
fugal pumps)及び関連システムを用いて行なうことが
できる。パルプ等、より可撓性のある物質に対して、細
かな粒子は固体状に作用する傾向があるため、このよう
に濃度の高い(例えば10−25%)ソウダストのスラ
リーをポンプで圧送することは驚くべきことである。更
に、ソウダストのスラリーは充分漉されず、また、10
%程度の固体成分を含むソウダストのスラリーでも実際
には半ば固体である。
本発明の方法によれば、ソウダストの加工は、ソウダス
トを液に混合して固体成分が約10−25%(約15%
22%が好ましい)のスラリーとし、このスラリーを稀
釈することなく処理工程に圧送して、最終的にパルプを
製造するものである。処理工程においては、スラリーは
加熱され(間接的に、又は流動層ミキサ(fluidizing mi
xer)を使用する等によりスラリー高圧蒸気を直接混入す
ることにより)、このスラリーは垂直な容器内に導入さ
れ、この容器内で化学処理され、この後にスラリーが排
出される。この容器は上方流容器で、スラリーは稀釈さ
れることなくかつ、流動層・高速・遠心ポンプによりこ
の容器を介して上まで圧送される。この場合、前記遠心
ポンプではその吸引側部の周囲に接線方向の大きな力が
作用し、その接線方向の力によってソウダストと液体と
を強制的に混合させる流動領域(流動層)が形成され、
この流動領域によって、水はけが良く水と分離しやすい
ソウダストの性質が減少されるため、ソウダストは液体
との混合状態(スラリー状態)を保持しつつ言い換えれ
ば前記10−25%の高濃度を保持しつつポンプの入口
部と出口部の両側で詰まることなくスムーズに前記垂直
な容器まで圧送される。
また、このように10−25%の高濃度状態で圧送され
たスラリーは処理温度ま加熱されて処理容器で処理され
るが、この際、処理温度まで加熱されるスラリー中の水
分はスラリーが高濃度であることから大変少ないため、
スラリーを処理温度に加熱するのに要するエネルギは少
なくて済む。
また、本発明の構成では、高価な気相フィーダの使用を
排除したため、コストの低減を図ることができる。
一方、前記垂直な容器は、液圧容器かあるいは超大気圧
気相を有する容器の内いずれかの下方流容器とすること
もできる。
容器内では化学処理によりソウダストのリグニンを溶解
容易とするか、あるいは実際に溶解する。例えば、容器
内で亜硫酸処理をすることが可能であり、この容器から
排出されたスラリーはリファイナを通過されて機械パル
プとなる。あるいは、スラリーを容器内でクラフト処理
して、クラフトパルプとすることもできる。処理工程に
関わらず、ソウダストを液に混合する場合は、ソウダス
トを低圧蒸気及び処理液に混合して行うのが好ましく、
その後、垂直なシュートに導入し、シュートの底からス
ラリーを圧送する。スラリーは全処理工程を通じて相分
離(固体/液体)することなくほぼ同一の濃度(即ち約
10−25%の濃度)に保持される。
本発明による装置は、ソウダストを液に混合する手段
と、上記特許第4,435,193号及び第4,41
0,337号に記載されている等の流動層・高速・遠心
ポンプと、垂直なダイジェスタと、このダイジェスタと
ポンプとの間の導管と、ダイジェスタに導入する前に間
接的又は直接的に加熱する加熱装置とを備えている。ポ
ンプとダイジェスタとの間には導管と、この導管内の弁
手段と、加熱装置とが介装され、ポンプで圧送されるこ
とによりスラリーがダイジェスタを介して流通される。
本発明はパルプを製造するのにソウダストを効率よく、
簡単かつ多種の処理を行なうことを主たる目的とするも
のである。本発明の上記及び他の目的は本明細書を精査
することで明らかとなる。
[実施例] 第1図は本発明による装置の好ましい実施例を示すもの
で、クラフトパルプを製造するものである。本実施例の
装置は通常の水平配置のスチーミングベッセル12(水
平配置の混合スクリュウを有する蒸気ミキサとして知ら
れている)の上部に装着された低圧フィーダを備え、ベ
ッセル12には蒸気の逃がし圧力を調整したベント14
が設けてある。ソウダストは供給源からフィーダ10に
送られ、この後ベッセル12に導入され、このベッセル
内で薬液に混合されてスラリーになる。この薬液はクラ
フト法の薬液から回収処理された白液を含み、更にこの
ベッセル12に低圧蒸気が導入される。ベッセル12か
ら排出されたスラリーは立型シュート16(vertical c
hute)に送られるのが好ましいが、この代わりに下記説
明するようにポンプに直接結合した導管に送ってもよ
い。シュート16内では液位は通常の放射線液位計18
で保持され、この放射線液位計はシュート16の底部か
ら延設した導管21中の弁手段20を制御する。白液等
の薬液はシュート16内に導入されるのが好ましい。
上記各部材10,12,14及び16が薬液にソウダス
トを混合し、固体部分の濃度が約10−25%(約15
−22%が好ましい)のスラリーを形成する。スラリー
はシュート16の底部でこの濃度を有し、この底部には
ポンプ22が配置してある。
第1図ではポンプ21は図式的に示してあるが、このポ
ンプにはガス抜き装置を設けてもよく、このガス抜き装
置は米国特許第4,435,193号及び第4,41
0,337号に示されている等のものであり、この特許
番号は参考までに示す。ポンプ22は流動層・高速・ガ
ス抜き・遠心ポンプ(fluidizing,high speed,degassin
g,centrifugal pump)である。一般的には、ポンプのイ
ンペラは2000−3400rpmで回転してスラリー
を流動層とする。この流動層は、前記遠心ポンプ22の
吸引側部の周囲に作用する接線方向の大きな力によって
形成され、ソウダストと流体とを強制的に混合させる。
そして、この流動層によって、水はけが良く水と分離し
やすいソウダストの性質が減少される。したがって、ソ
ウダストは液体との混合状態(スラリー状態)を保持し
つつ言い換えれば前記10−25%の高濃度を保持しつ
つ前記遠心ポンプ22の入口部と出口部の両側で詰まる
ことなくスムーズに後述するダイジェスタ26まで圧送
される。このポンプは商標“MC”ポンプとしてニュー
ヨーク州グレンズフォールのKamyr,Inc.及び
スウェーデン カールスタッドのKamyr ABより
市販されている。導管21には加熱装置24及び立型の
容器即ちダイジェスタ26が結合されている。第1図に
示す実施例では、加熱装置24はミキサを備え、高圧蒸
気をスラリーに直接混合する。このミキサの種々の形態
はカナダ特許第1,102,604号に記載されてお
り、このミキサは流動層ミキサ(fluidizing mixer)で
ある。この加熱装置に使用可能なミキサは商標“MC”
ミキサとしてKamyr,Inc.及びKamyr A
Bより販売されている。
容器即ちダイジェスタ26は連続式であり、第1図の実
施例では上部に通常の排出機構28を有する上方流式で
ある。ダイジェスタ26内ではスラリーが化学処理され
る。クラフト脱リグニン工程はダイジェスタ26内で行
われ、ソウダストをスラリーとする工程で導入された白
液がアルカリ性に保ち、通常は乾燥原材料で9−24%
NaOの範囲にある。加熱装置24はスラリーを最適
の蒸解温度として、この温度は通常140−175℃で
ある。ポンプ22はスラリーを一般的には600−12
00kPaの最適圧力にし、スラリーはこの圧力に保持
されてダイジェスタ26内で約30−130分の所定時
間保持される。これ等の値は単なる例示であり、ソウダ
ストの性質及びその後の最終的にパルプ化工程によって
ある程度変化することもある。
第2図の実施例は第1図に記載のものとほぼ類似するも
のであるが、スラリーを最適な蒸解温度にするのに間接
的な加熱手段30を使用し、ダイジェスタ40は下方流
式である。
立型の容器30は導管21を介してポンプ22に結合し
てあり、米国特許第4,368,628号に示すような
可動スクリーンを備えた間接加熱式であるのが好まし
い。このような可動スクリーンを備えた間接的加熱用容
器内では、スラリーは稀釈されることなく、ポンプ22
から吐出された圧力に保持される。容器30からポンプ
32で引かれた液は蒸気ヒータ34を通り、入口35か
ら容器30に戻って循環される。したがって、スラリー
は容器30を通過する間に間接的に加熱され、排出部3
1より排出された液にほぼ相当する量が入口35から補
給され、したがって、容器30内において加熱される間
もスラリーの濃度は大きく変化することがない。スラリ
ーは通常の排出機構36から排出され、導管37を介し
て下方流ダイジェスタ40の上部38に導入される。製
造されたパルプはダイジェスタ40の底部から通常の排
出機構を介して排出される。
本発明によれば、下方流式のダイジェスタ40は多くの
用途に応用できる。下方流式ダイジェスタ40は液圧で
満たされているのが好ましい。又は、この上部は超大気
圧気相とすることもでき、この場合凝縮しないガスはベ
ント43を介して排出される。いずれの場合も、従来用
いられていた大気圧式ダイジェスタに比較して処理工程
における温度安定性を極めて大きくすることができる。
第1図及び第2図に用いた装置は主として化学パルプを
製造するのに有益である。第3図の装置は機械パルプ、
特にケミメカニカルパルプ(CMP)あるいはケミサー
モメカニカルパルプ(CTMP)を製造する場合に有益
である。本実施例では、化学処理用の容器46はこの容
器内で完全に脱リグニン処理を行なうものではないた
め、ダイジェスタ26、40の各容器よりもかなり小さ
い。典型的な例では、容器46内のスラリーに亜硫酸塩
が加えられ(例えば混合装置内でソウダストに亜硫酸塩
を混合して)、容器46から排出ライン47に排出され
たスラリーは通常のリファイナ48に送られる。製造さ
れた機械パルプは導管49に送られる。
一般的には、PH9−10の亜硫酸ナトリウムが容器4
6内におけるあまり強くない前処理液(mild pretreatme
nt liquid)であり、内部の温度は約130−170℃で
ある。しかし、場合によっては化学薬剤を全く加えず
に、スラリーを高圧蒸気で約110−150℃まで加熱
するだけで(流動層ミキサ24内等で)、リファイナ4
8内で容易にフィブリル化(fibrilizatin)でき、サー
モメカニカルパルプ(TMP)を得ることができる。
本発明の方法によれば、ソウダストはこのソウダストを
薬液に混合することで(スチーミングミキサ12及びシ
ュート16内で)処理され、固体濃度約10−25%好
ましくは15−22%のスラリーとし、稀釈することな
く流動層・高速・遠心ポンプ22でこのスラリーを最終
的にパルプとする処理工程までを圧送する。処理工程で
は、スラリーは最適の温度に加熱され、処理用の容器に
導入される。この加熱は、蒸気ミキサ24を用いてスラ
リー内に直接高圧蒸気を混合する等の直接加熱による
か、あるいは、圧力ディフューザ30(pressure diffu
ser)を用いる等で間接的に加熱する。
処理用の容器内ではスラリーはある程度化学的処理をさ
れる。この化学的処理はソウダスト内のリグニンの溶解
あるいは離解を容易にするだけであり、ここで機械パル
プが最終的に製造される。最終的にクラフトパルプとす
るには、容器内でソウダストからリグニンを化学的処理
により溶解する。最終的にはパルプは容器、即ち容器2
6,40あるいは46から排出する。化学的処理は上方
あるいは液圧中を下方に流れる間に行われる。
容器46内では亜硫酸処理され、排出されたパルプは最
終的にはリファイナ48でリファイニングされる。容器
26内ではクラフト処理され、最終的にクラフトパルプ
が製造される。
したがって、本発明によれば、簡単で、効果的かつ応用
の広い方法及び装置が提供され、ソウダストからパルプ
に処理される。本発明によれば、気相のフィーダ、及び
これに伴うコスト高、保守といった問題が解決され、シ
ステムの応用範囲が広がる。処理に適する濃度であるに
もかかわらず固体状に作用する傾向の強い10−25%
の高濃度のスラリーを全処理工程において稀釈すること
なく遠心ポンプでスムーズに圧送し、これによって、ス
ラリーを処理温度に加熱するのに要するエネルギ消費量
を低く抑えることができる。
以上本発明の最も実際的かつ好ましい実施例について説
明してきたが、本発明の範囲内において種々の変更が可
能であることは明らかでああり、全ての均等な方法及び
装置を含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の実施例を実施する本発明の装置
の実施例の図式的な図であり、第2図は本発明による装
置の第2の実施例の図式的な図であり、第3図は本発明
による装置の第3の実施例を図式的に示す。 10……低圧フィーダ、12……スチーミングベッセ
ル、14……ベント、16……シュート、18……液位
計、20……弁手段、21……導管、22……ポンプ、
24……加熱装置、26,40……ダイジェスタ、28
……排出機構、30……加熱手段、32……ポンプ、3
1……排出部、34……蒸気ヒータ、35……入口、3
6……排出機構、37……導管、38……上部、46…
…容器、47……排出管、48……リファイナ、49…
…導管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−149902(JP,A) 特公 昭31−101(JP,B1) 特公 昭32−7601(JP,B1) 特公 昭37−5252(JP,B1) 特公 昭46−19721(JP,B1) 特公 昭54−27442(JP,B2) 実公 昭48−9122(JP,Y1)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソウダストを液中に混入してスラリーとす
    る手段と、ポンプと、内部でスラリーを化学処理してソ
    ウダスト中のリグニンの溶解を容易にするか、あるいは
    リグニンを溶解するダイジェスタと、このダイジェスタ
    と前記ポンプとを結合しかつ中間に弁手段を有する導管
    と、この導管中に配設されてポンプからダイジェスタに
    送られるスラリーを加熱し、ダイジェスタ内のスラリー
    を最適な処理状態とする加熱手段とを備え、前記ポンプ
    は、加熱手段に結合されてソウダストを液中に混入して
    ソウダストのスラリーを圧送する流動層・高速・ガス抜
    き・遠心ポンプであり、このポンプは前記導管と加熱手
    段を介してダイジェスタに結合されてスラリーをダイジ
    ェスタ内に通し、このポンプとダイジェスタとの間は導
    管と弁手段と加熱手段のみが結合されていることを特徴
    とするソウダストからパルプを製造する装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ダイジェスタは入口を底部にかつ出口を上部に
    有する上方流ダイジェスタであり、前記導管とポンプと
    がダイジェスタの底部の入口に結合する装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ダイジェスタは入口を上部に、出口を底部に有
    し、下方流の液圧容器を備えるダイジェスタであり、前
    記導管とポンプとが上部の入口に結合されている装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ダイジェスタは亜硫酸法ダイジェスタを備え、
    このダイジェスタの出口側にリファイナが結合されてい
    る装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ソウダストを液中に混入する手段が、水平配置
    のスチームミキサと、このスチームミキサにソウダスト
    を供給する低圧フィーダと、スチームミキサに液と低圧
    蒸気とを送る手段と、前記スチームミキサの出口から下
    方へ垂直方向に延在するシュートと、この垂直なシュー
    トに液を送る手段とを備え、が前記シュートの底部に結
    合されている装置。
  6. 【請求項6】ソウダストを液に混入して固体部分が約1
    0−25%含有するスラリーとし、(a)このスラリー
    を最適処理温度に加熱し、(b)加熱したスラリーを連
    続処理容器に送り、(c)この容器内でスラリーを化学
    処理してソウダスト内のリグニンを溶解容易とするか、
    又は溶解し、(d)この処理されたスラリーを前記容器
    から排出する手順を備えたソウダストの処理方法であっ
    て、固体部分が約10−25%含有する加熱した前記ス
    ラリーを前記連続処理容器まで稀釈することなく遠心的
    に圧送することを特徴とするソウダストの処理方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項に記載の方法におい
    て、前記手順(b)がスラリーを上方流容器の底部に導
    入して前記の圧送によりこのスラリーを上方に流通さ
    せ、手順(d)が容器の上部から処理されたスラリーを
    排出することで行なわれ、手順(a)がスラリーを間接
    的加熱用容器まで送り、加熱された液を圧力下で間接的
    加熱用容器に導入し、導入された加熱液にほぼ相当する
    量の液を容器から排出し、排出された液を加熱かつ循環
    して加熱補充液とすることで行なわれ、前記手順(b)
    が間接的加熱用容器から処理容器の入口に加熱されたス
    ラリーを流通することで行なわれる方法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第6項に記載の方法におい
    て、前記容器が上部に大気圧よりも極めて高圧の気相圧
    を保持する垂直な下方流容器であり、前記手順(b)が
    前記流動層・高速・ガス抜き・遠心ポンプにより容器の
    上部に直接スラリーを供給することで行なわれ、前記手
    順(d)が容器の底部から排出することで行なわれる方
    法。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項に記載の方法におい
    て、前記手順(c)が亜硫酸法により行なわれ、更に、
    手順(e)を備え、この手順(e)が容器から排出され
    たスラリーをリファイニング工程に送り、ソウダストの
    スラリーをリファイニングして機械パルプを製造する方
    法。
JP60064067A 1984-04-02 1985-03-29 ソウダストからパルプを製造する装置及びソウダストの処理方法 Expired - Lifetime JPH0639755B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US59611184A 1984-04-02 1984-04-02
US596111 1991-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60231890A JPS60231890A (ja) 1985-11-18
JPH0639755B2 true JPH0639755B2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=24386023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60064067A Expired - Lifetime JPH0639755B2 (ja) 1984-04-02 1985-03-29 ソウダストからパルプを製造する装置及びソウダストの処理方法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0157279B1 (ja)
JP (1) JPH0639755B2 (ja)
BR (1) BR8501512A (ja)
CA (1) CA1242055A (ja)
DE (1) DE3564300D1 (ja)
FI (1) FI78745C (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI79361B (fi) * 1988-01-05 1989-08-31 Ahlstroem Oy Foerfarande och apparatur foer underlaettande av uttoemning av fallroer eller liknande och behandling av massa i sagda utrymme.
US6325888B1 (en) 1995-08-31 2001-12-04 Andritz-Ahlstrom Inc. Method for pulping sawdust
US6106668A (en) * 1996-10-25 2000-08-22 Ahlstrom Machinery Inc. Method for feeding comminuted fibrous material
US5753075A (en) * 1996-10-25 1998-05-19 Stromberg; C. Bertil Method and system for feeding comminuted fibrous material
SE519555C2 (sv) * 2002-05-21 2003-03-11 Kvaerner Pulping Tech Metod för kontinuerlig kokning av vedrådvara till cellulosamassa
CA2455172C (en) * 2003-01-30 2010-02-23 Andritz Inc. Feeding comminuted fibrous material using high pressure screw and centrifugal pumps
CN101398262A (zh) * 2007-09-29 2009-04-01 沈阳铝镁设计研究院 一种矿浆直接加热方法及设备
SE532083C2 (sv) 2008-03-20 2009-10-20 Metso Fiber Karlstad Ab Matningssystem innefattande parallella pumpar för en kontinuerlig kokare
SE532060C2 (sv) 2008-03-20 2009-10-13 Metso Fiber Karlstad Ab Matningssystem innefattande parallella pumpar för en kontinuerlig kokare
US8888954B2 (en) 2008-03-20 2014-11-18 Valmet Ab Feeding system having pumps in parallel for a continuous digester

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR569326A (fr) * 1922-04-27 1924-04-10 Cuiseur continu sous pression
FR1226093A (fr) * 1958-06-04 1960-07-08 Buss Ag Procédé pour l'apport et l'enlèvement continu de substances solides dans un appareil se trouvant sous pression ou en dépression et dispositif pour la mise en oeuvre du procédé
US3001481A (en) * 1958-09-02 1961-09-26 Improved Machinery Inc Pump
US3475271A (en) * 1966-02-07 1969-10-28 Kamyr Ab Cellulose digester with washing apparatus
US3586600A (en) * 1967-07-27 1971-06-22 Improved Machinery Inc Continuous digesting apparatus
JPS489122U (ja) * 1971-06-11 1973-02-01
SE390990B (sv) * 1975-06-02 1977-01-31 Kamyr Ab Sett och anordning for impregnering av fibermaterial fore kokning medelst pulsering av tryck mellan kokartryck och ett legre tryck
US4410337A (en) * 1980-04-07 1983-10-18 A. Ahlstrom Osakeyhtio Method and an apparatus for separating a gas from a fibre suspension
US4370172A (en) * 1981-03-17 1983-01-25 Compagnie De Construction Mecanique Sulzer, French Societe Anonyme Controlled vortex pump feed for supplying cellulose-containing material to reaction vessel

Also Published As

Publication number Publication date
FI851253L (fi) 1985-10-03
DE3564300D1 (en) 1988-09-15
FI78745B (fi) 1989-05-31
EP0157279A1 (en) 1985-10-09
FI78745C (fi) 1989-09-11
EP0157279B1 (en) 1988-08-10
JPS60231890A (ja) 1985-11-18
BR8501512A (pt) 1985-11-26
FI851253A0 (fi) 1985-03-28
CA1242055A (en) 1988-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6881299B2 (en) Refiner bleaching with magnesium oxide and hydrogen peroxide
US20140246158A1 (en) Two vessel reactor system and method for hydrolysis and digestion of wood chips with chemical enhanced wash method
US8440052B2 (en) Method and arrangement for feeding chemicals into a pulp process stream
CA1327102C (en) Process for bleaching cellulose pulp or a fraction thereof, a plant for use in carrying out said process, and a screw press, especially for use with said process and plant, resp.
JP4859953B2 (ja) セルロースチップを高圧連続蒸解システムに供給する方法
US8641865B2 (en) Method and system for thin chip digester cooking
JPH0639755B2 (ja) ソウダストからパルプを製造する装置及びソウダストの処理方法
JPH05209387A (ja) 紙パルプのオゾン漂白法及びその装置
CA1278208C (en) Treatment of high yield pulp
WO2004050983A1 (en) Method and system for treatment of wood chips
JPS60146090A (ja) 機械パルプの製造方法
JP4465572B2 (ja) 漂白したメカニカルおよびケミサーモメカニカルパルプの製造方法
US4190490A (en) Impregnation and digestion of wood chips
EP0161238A2 (en) Latency removal
US4743338A (en) Method of removing air from lignocellulosic material by passing the material through conduit paths of different diameters
US20030102093A1 (en) Processes and systems for handling knots in a chemical pulping process
FI129118B (fi) Menetelmä puuhakkeen syöttämiseksi esihydrolyysireaktoriin
JPH11323757A (ja) 細砕繊維性材料の供給方法およびシステム
JP2008527183A (ja) 薬剤の混合によりセルロースパルプの酸素での脱リグニン方法
EP0207062B1 (en) Pressurized pulp chlorination, and chlorine introduction in minute bubbles
US20030102092A1 (en) Processes and systems for handling knots in a chemical pulping process
NO851038L (no) Oksygen-alkaliekstraksjon av celluloseholdig masse.
SE528369C2 (sv) Metod och system för behandling av träflis