JPH05209387A - 紙パルプのオゾン漂白法及びその装置 - Google Patents

紙パルプのオゾン漂白法及びその装置

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JPH05209387A
JPH05209387A JP4025321A JP2532192A JPH05209387A JP H05209387 A JPH05209387 A JP H05209387A JP 4025321 A JP4025321 A JP 4025321A JP 2532192 A JP2532192 A JP 2532192A JP H05209387 A JPH05209387 A JP H05209387A
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ozone
gas
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mixer
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Joseph R Phillips
アール フィリップス ジョセフ
Brian F Greenwood
エフ グリーンウッド ブライアン
Erwin Funk
ファンク アーウィン
Stephen Dunn
ダン ステファン
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/147Bleaching ; Apparatus therefor with oxygen or its allotropic modifications
    • D21C9/153Bleaching ; Apparatus therefor with oxygen or its allotropic modifications with ozone

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紙パルプ、特に中程度のコンシステンシーを
有する紙パルプの改良されたオゾン漂白法及びその装置
を提供する。 【構成】 酸素中のオゾン及び中程度のコンシステンシ
ーの紙パルプは、流動ミキサー12に供給され、得られ
た緊密かつ均一な混合物は次に反応槽17上に上向きに
通され、オゾンの約99%が消費され、次いでパルプか
らのガスの分離が、パルプ混合物を一般に水平な管21
に通すことによって始められる。この管は、より大きい
直径を有する滞留槽22のガス領域へ連なっている。パ
ルプがこの滞留槽に導入される点及びその上には加圧の
ガス詰空間26があり、一方滞留槽内のパルプの液面2
9はこの導入点より下に保たれている。パルプは滞留槽
から流動脱ガスポンプ32で抜き出すことができるし、
槽の頂部から35を経て取り出される加圧下のガスは加
圧下の酸素を使用する装置に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙パルプのオゾン漂白
法及びその装置に関し、特に中程度のコンシステンシー
を有する紙パルプの処理に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】オゾンが紙パルプを効率的に漂
白できることは長い間知られてきている。しかし、紙パ
ルプを漂白するにはオゾンを用いることに関連する利点
が、環境の面でも、効率の面でも、また他の点でも数多
くあるにもかかわらず、現在の時点ではオゾン漂白を行
う商業的に有意義な施設は存在していない。これに対す
る顕著な理由は、オゾン漂白反応は…これは異常に急速
である…を制御するのが不可能であることと、キャリア
(同伴又は輸送)ガス中の十分な量のオゾンとパルプと
を緊密に混合することが不可能であることに由来する。
【0003】近年、機器の開発が進められ、例えば、米
国ニューヨーク州グレンズフォールズ(GLens F
alls)のカマヤー社(Kamyr,Inc.)製造
・販売のMCミキサーは、中程度のコンシステンシー
(つまり、約6〜15%、好ましくは約8〜12%)の
パルプとオゾンとを緊密に混ぜ合わせることができる。
しかし、この機器を使ってさえ、十分なオゾをこのよう
なパルプと均一かつ緊密に接触させるには困難があり、
万一オゾンがパルプと均一に混ぜ合わせられないと、オ
ゾンは(リグニンに加えて)パルプの炭水化物成分を局
所的に破壊してしまうことになり、その結果、パルプが
著しく劣化してしまうことになる。十分なオゾンをパル
プと緊密、かつ均一に接触させることに関する問題点
は、オゾンを単独では使用できず、キャリアガス中に混
合させざるを得ないことに由来する。空気及び酸素は二
つの最もありふれたキャリアガスである。もっとも、窒
素ガスも使用することはできる。酸素を用いると、最大
の%のオゾンを含ませることができるのであるが、酸素
をキャリアガスとして用いても、含有オゾンの%はたか
だか約3〜10%に過ぎないのが典型である。
【0004】オゾンはキャリアガス中で希薄であるの
で、加圧の状態でキャリアガスと接触しているオゾンを
導入させる試みが行われたが、7〜8バール以下の圧力
範囲では、キャリアガスの存在そのもののために、一段
で効果的に添加し得るオゾンの全量に限界が生ずる。同
一条件下では、漂白後に中程度のコンシステンシーにて
キャリアガス分離を行うことは商業的に困難である。こ
れは、商標「MC」の名のもとに米国ニューヨーク州グ
レンズフォールズのカマヤー社販売の製品のような、中
程度コンシステンシーパルプ処理用脱ガス装置及びポン
プを用いても困難なことに変わりはない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、中程度
のコンシステンシーのパルプをオゾンで効果的に処理す
る装置及び方法が提供される。本発明によれば、従来的
に可能な量より多い量のオゾンを添加することができ
る。キャリアガスをパルプから分離することが通常工程
中にて効果的に行われるからであり、しかも顕著にエネ
ルギーを消費する機器を新たに加えることなく、脱ガス
用ポンプが一基必要なだけである。つまり、本発明を実
施すれば、キャリアガス同伴のオゾンを流動ミキサーに
かけ、中程度のコンシステンシーのパルプとオゾンと
を、約10〜13バールの圧力で、緊密かつ均一に混ぜ
合わせ、しかも効果的な脱ガスを達成することが可能で
ある。
【0006】本発明の実施態様の一つによれば、ミキサ
ーを用いながら処理工程中にコンシステンシー約6〜1
5%を有する紙パルプを漂白する方法が提供されるが、
その方法は以下の工程、すなわち、(a)実質的に1バ
ールを超える圧力(好ましくは約10〜13バール)下
でキャリアガス同伴のオゾンとコンシステンシー約6〜
15%を有する紙パルプとをミキサーに供給する工程、
(b)ミキサーの中でパルプとオゾンとを緊密かつ均一
に混合させる工程、(c)オゾンとパルプの緊密な混合
物をミキサーから第一反応路に送り、これを該第一反応
路に第一の長さの時間(例えば、少なくとも約10〜3
0秒間)だけ保持し、オゾンの少なくと90%をパルプ
と反応させ、パルプの漂白を行わせる工程、(d)オゾ
ンと反応したパルプを、第一反応路とは明白に異なる第
二行路へ送り、ガスを圧力下に保持したまま、パルプ中
のガスをパルプから分離する工程、(e)ガスを圧力下
に保持したまま、工程(d)からのガスを第三行路に取
り出す工程、及び(f)パルプをパルプから分離された
ガスとともに工程(d)から第四行路へ取り出す工程を
包含する。工程(c)は、垂直上向きの反応管路に混合
物を通すことによって行うのが好ましく、工程(d)
は、ガスとパルプとの分離が始まる水平管路に混合物を
通し、次いでこれを拡大直径を有する滞留槽の中へ、槽
中の紙パルプの液面の上の、槽中のガス詰空間(室)ま
で供給することによって行われる。パルプがこの滞留槽
に保持されてる間にパルプからのガス分離が更に行わ
れ、パルプを槽からポンプで抜き出すと同時に一基の流
動脱ガスポンプで効果的に脱ガスすることが可能とな
る。
【0007】本発明の別の実施態様によれば、流動ミキ
サーを用いて紙パルプをオゾンで漂白する方法が提供さ
れるが、該方法は以下の工程、すなわち、(a)コンシ
ステンシー約8〜12%の紙パルプとキャリアガス中の
オゾンとを約10〜13バールの圧力下に流動ミキサー
に供給する工程、(b)前記ミキサーの中でキャリアガ
ス中のオゾンとパルプとを緊密かつ均一に混合させる工
程、(c)前記ミキサーからのガスとパルプとの緊密な
混合物を送りながら、ガスとパルプとを相互に接触させ
つつ、十分な時間保持し、オゾンの約99%をパルプと
反応させる工程、(d)反応圧力下に保持したまま、パ
ルプからキャリアガスを分離して、その後更にパルプの
処理を行う工程を包含する諸工程を連続的、かつ順次的
に行うものである。
【0008】装置も本発明によって提供される。本発明
は、中程度のコンシステンシーを有する紙パルプ用のオ
ゾン漂白装置を企図するが、この装置は以下の構成要素
から成る。すなわち、(イ)中程度のコンシステンシー
を有するパルプを流動化しながらキャリアガス中のオゾ
ンをこれと混ぜ合わせる流動ミキサー。(ロ)キャリア
ガス中のオゾンのミキサーへの入口導管。(ハ)ミキサ
ーへのパルプ入口導管。(ニ)ミキサーからのパルプ/
オゾン混合物出口導管。(ホ)頂部、底部、及び第一の
大きさの断面積を有する垂直反応槽であって、その底部
は出口導管に連なり、オゾンと混合されたパルプをミキ
サーから上向きに移動させる垂直反応槽。(ヘ)上記垂
直反応槽の頂部に連なる一般に水平な管で、パルプ内の
ガスのパルプからの分離を始めさせる役目をする第二の
大きさの断面積を有する管。(ト)頂部及び底部を有
し、更に第三の大きさの断面積を有する加圧垂直滞留槽
で、この断面積の大きさは、第一又は第二の大きさの断
面積よりも相当に大きいもので、この滞留槽は前記水平
管に連なっているが、その接続点は、滞留槽の頂部に近
いが、頂部からは少し離れたところにある滞留槽。
(チ)前記滞留槽の底部からのパルプ排出管。(リ)前
記滞留槽の頂部からの加圧ガス排出管。更に、(ヌ)上
記水平管の滞留槽への接続点より下の液面に滞留槽内の
パルプを維持し、かつパルプの上に加圧ガスの空間を維
持するための手段。
【0009】上記の垂直反応槽と上記の一般に水平な管
の間にはこれらを連結するためのカーブの付いたエルボ
が取り付けられており、第一の大きさの断面積と第二の
大きさの断面積とは、ほぼ等しいのが好ましい。また、
反応槽と管とは断面が全て円形で、滞留槽の直径は反応
槽及び管の直径の約二倍である。
【0010】本発明の主な目的は、顕著にエネルギーを
消費する脱ガス装置を必要としないで、しかも漂白後に
パルプから除去された含酸素キャリアガスを効果的に利
用しながら行う、中程度のコンシステンシーの紙パルプ
の効果的なオゾン漂白法を提供することである。本発明
のこの目的及び他の目的は、本発明の詳細な説明及び前
記の特許請求の範囲を吟味することによって明快になる
であろう。
【0011】
【実施例】さて図面を詳細に説明する。中程度のコンシ
ステンシー(約6〜15%、好ましくは約8〜12%)
を有する紙パルプをオゾン漂白する装置が、図1に一般
に参照数字10をもって概略的に例示されている。装置
10の主要構成要素の一つは、流動ミキサー12であ
り、パルプ入口13、パルプ/オゾン出口14、及びオ
ゾン入口15を有しており、オゾン含有ガスは源16か
ら供給される。オゾンはキャリアガスとともに提供され
る。キャリアガスは空気や窒素も可能であるが、酸素が
好ましい。現在、空気を原料とするオゾン発生機で経済
的に生成されるオゾンの最高濃度は約2〜3%にすぎな
い。酸素がオゾン発生機の原料であり、キャリアガスで
ある時には最高オゾン濃度としては、11〜12%以上
が現在のところ技術上実際的である。もっとも、典型的
には3〜10%が基準である。従って、好ましい態様で
は、源16からのオゾン含有ガスは酸素約88〜97%
及びオゾン約3〜10%(実際に酸素中のオゾンの%を
より高くする技術が開発された場合は、これ以上となる
が)を含有する。他のガス、例えば空気を構成する微少
のガスも存在することになるが、これらは、オゾンによ
って行われる脱リグニン作用には顕著な悪影響は有しな
いものである。
【0012】流動ミキサー12は、商標「MC」の名の
もとに米国ニューヨーク州グレンズフォールズのカマヤ
ー社販売の形式であるのが好ましく、これは、パルプを
流動化させることによって中程度コンシステンシーパル
プとオゾンとを緊密に混ぜ合わせる能力を有するが、他
の設計の中程度コンシステンシーパルプミキサーもこの
用途に用いることができる。ミキサー12の頂部のとこ
ろのパルプ/オゾン出口14に接続されているのは、一
般に垂直な反応槽17で、これは、頂部18と底部19
とを有し、その間に第一の大きさの断面積の胴を有す
る。反応器17は断面が円形であるのが好ましい。オゾ
ンと緊密かつ均一に混ぜ合わされたパルプは、ミキサー
から上方へ反応室17を通過する。
【0013】反応槽17の頂部18には、一般に水平に
伸びる管21が付いており、該頂部18は槽17を管2
1に繋げるためのカーブしたエルボ状となっている。管
21は第二の大きさの断面積を有しているが、この第二
の大きさの断面積は(槽17の)第一の大きさの断面積
と概略同じであるのが好ましく、しかも管21も断面が
円形であるのが好ましい。前記の管21は、その一端が
槽17の頂部18に連結され、他端が加圧直立滞留槽2
2内のガス室26に開いている。槽22は頂部23及び
底部24を有し、更にパルプ出口導管27がこれに設け
られている。
【0014】加圧直立滞留槽22は、第三の大きさの断
面積を有するが、この断面積は、前述の第一及び第二の
大きさの断面積に較べて著しく大きいものである。例え
ば、槽22も断面は円形であることが好ましいが、槽1
7の直径1−1/2〜3倍の直径を有する。
【0015】ガス室26は槽22の頂部に保持される
が、その保持は、好ましくは液面制御器31に繋がれた
液面検出器30を用いて槽22内のパルプの液面29を
制御することによって行われる。制御器からの信号は、
次に槽22の出口導管27からパルプを送り出すポンプ
32の出口の制御弁に送られる。ポンプ32は、商標
「MC」の名のもとに米国ニューヨーク州グレンズフォ
ールズのカマヤー社販売の形式である脱ガス用流動ポン
プであるのが好ましい。このようなポンプ32は、ポン
プ作用中にパルプの流動化を行うことによって、中程度
のコンシステンシーのパルプをポンプ移送すると同時に
脱ガスするものである。
【0016】槽17は、…管21を経て…槽22の頂部
でガス室26に開いているので、パルプ内のガスのパル
プからの分離は、管21で既に始まり、更にパルプが槽
22内に自由落下しながら継続する。また、ガス室26
及び槽22の比較的大きな断面積を有する胴によって、
相当な長さの時間が与えられ、また室26内のパルプと
ガスとの間の界面(液面29)のところで槽22内のパ
ルプの相当な大きさの断面積が与えられるので、槽22
ではガスとパルプとの分離が更に行われる。
【0017】オゾン含有ガスがミキサー12内でパルプ
と十分に混ぜ合わされ、反応槽17に入ると、オゾンは
ほとんど瞬間的に反応する。その反応はそれほど速いの
で、典型的には添加オゾンのほとんど全含有量(例えば
約99%)が約10秒以内で反応し尽くしてしまう。し
かし、キャリアガスの相当な量、及びこれに加えてリグ
ニンとオゾンとの反応によって生じたガスも、更にパル
プ中に始めから存在していたガスも、槽17の頂部18
の近くに存在する。このガスはパルプを更に処理するた
めにはその前に取り除かねばならない。従来の技術で
は、パルプに添加されるオゾンの量は、オゾン処理後に
パルプを脱ガスするポンプ32又はこの種の機器の能力
によって限定されていた。しかし、本発明によれば、槽
22の頂部のガス室26に開口する導管21があること
に由来する、パルプとガスとの分離のための相当な長さ
の滞留時間とメカニズムが存在し、また槽22内のパル
プ滞留時間も比較的大きく、更に槽22の断面積も比較
的大きいので、パルプが脱ガスポンプ32へ到達する前
にガスの大部分は除去されてしまう。従って、従来技術
で行われている量よりも多くのオゾンを、より完全な反
応を行いながら、ミキサー12へ添加することができる
が、このことは特に、本例のように、中程度のコンシス
テンシーのパルプを処理する場合には重要である。
【0018】図1の装置を用い、本発明の方法を実施す
ると、これまで用いられてきた最高圧力である7〜9バ
ールより高い圧力でオゾン含有ガスをミキサー12へ添
加することが可能である。本発明によれば、オゾン含有
ガスは源16で発生させ、圧力約10〜13バール、好
ましくは約11〜12バールでミキサー12へ供給する
ことができる。従って、ガス中の活性成分…オゾン…が
約3〜10重量%しか含まれていないにしても、ガスが
高圧下にあるので、オゾンの相当の量がミキサー12内
でパルプと緊密に接触させられることになる。
【0019】管21中のパルプ及び槽22の頂部23内
のパルプから分離するガスは最後には除去する必要があ
る。これは、滞留槽22の頂部からの加圧ガス排出ライ
ン35によって行われる。脱ガスポンプ32によって除
去されたガスは、ライン36を通りライン35のガスと
ともに共通導管37へと送られる。ライン37にある圧
力制御弁34は、槽23の頂部でガスを加圧状態に保
つ。このガスのガス室26内の圧力は、ミキサー12に
導入されたガスとほぼ同じ(又はこれより少し低い)圧
力に維持されるので、ガスはパルプから容易に分離し、
ガス室26へ移行するが、それでもガスは加圧状態なの
で、エネルギーは保存され、パルプ製造装置の他の箇所
でそのまま使用することができ、常圧からガスを再加圧
する必要はない。
【0020】本発明の基本装置10は上に記載の通りで
はあるが、理解して欲しいのは、他いろいろな構造のも
のも装置10には付属していることが典型的であるとい
うことである。例えば、パルプは源38から供給される
が、この源38から供給されるパルプは、コンシステン
シー約6〜15%を有し、褐色高密度パルプ貯槽から供
給されるようなものである。このパルプはそのような従
来型の貯槽から供給される場合約50〜60℃の温度を
有しているのが典型的である。源39からは水が、そし
て源40からはH2 SO4 が添加されるのが典型的であ
る。パルプは源38からライン41を流れ、一方水はラ
イン42から流れ、H2 SO4 はライン43を流れる。
ライン41〜43はすべて槽45に接続されているの
で、この槽内でパルプ、水、H2 SO4 が一緒に混ぜ合
わされる。水は典型的には約10〜20℃の温度を有
し、一方H2 SO4 は典型的には約10〜30℃の温度
を有する。1390〜2010GPM のパルプ流(コンシ
ステンシー約8〜12%)に対しては、典型的には約0
〜280GPM の水及び約12〜25GPM のH2 SO4
槽45に添加する。添加する水及びH2 SO4 の量の如
何を問わず、パルプのコンシステンシーは6〜15%
(好ましくは約8〜12%)の範囲に維持される。
【0021】槽45から、パルプは従来型の流動化ポン
プ46を用いてライン48へポンプで抜き出し、ミキサ
ー12のパルプ入口13へ送る。ポンプ46は好ましく
は、ポンプ32のような流動化ポンプであり、ポンプ動
作中に脱ガスを行わせることができるので、ライン48
に供給されたパルプは実際上はガスを含まない。
【0022】源16からのオゾン含有ガスはライン50
を経て供給され、次いで分岐管51を通りオゾン入口1
5からミキサー12へ入る。ライン51には、HC制御
の弁組立体52が付いている。導管50には流量制御弁
53が付いており、オゾン及びキャリアガスの量を供給
パルプに対して一定の比で提供する。ライン37に排出
されるガスは、圧力制御弁34を通過した後、排ガス処
理装置55へ入るが、この装置にはオゾン分解器を備え
ることができる。ガスがオゾン分解装置55へ到達する
時間までにガス中に始めから存在するオゾンは、その約
99%、つまり槽17の中の、全部でないにしろ、大部
分が反応し尽くしている。
【0023】オゾンの分解の後、ライン37からのガス
は、分岐管56を経て、EO漂白工程(酸素ガスを用い
る抽出による漂白工程)へ送ることができる。ライン5
6中のガスは、高圧下に維持されているので、EO漂白
工程にほぼ好適な圧力になっている。別法としては、ガ
スを分岐管59に通し、圧縮機60を通過させ、ここで
圧力を少し上げることができ、そうしてこのガスを、高
又は中程度コンシステンシー酸素漂白装置61用の酸素
供給ガスとして使用することができる。分離されたガス
…好ましくはほとんど全部が酸素(例えば、約98%以
上の酸素)…の圧力、つまりEO工程でガスを使用する
ためにガスに加えるに必要なオネルギーの量は、実質上
ゼロであり、工程61でこれを使用するにはほんの少し
の圧力があればよいので、圧縮機60はガス圧をほんの
少し上げさえすれば済む。
【0024】本発明によればオゾン漂白を一段で効率的
に行うことができるが、高度の白色度つまり高度の脱リ
グニン度を達成したり、及び/又は処理すべき特定のパ
ルプによるが、パルプ後処理を加えるなどの理由で多段
でオゾン漂白を行うのが望ましい状況も数多く存在す
る。図2には、装置10のものと実質的に同一な逐次段
装置が示されている。第二段では装置10のものと同等
な構成要素が、同じ二桁の参照数字でその頭に「1」を
付けて示され、一方第三段では装置10のものと同等な
構成要素が、同じ二桁の参照数字でその頭に「2」を付
けて示されている。排出ライン233から第三段オゾン
脱リグニン反応へ最終的に排出されるパルプは、…源3
8からの流量が上に記載のようであった場合…流量約1
330〜2000GPM 及び温度約60℃を有する。
【0025】圧力制御弁34によって、ライン35、1
35、235に排出されるガス流全てに対し共通な圧力
が得られる。流量制御弁53を通じて、源16からのオ
ゾン含有ガスが手動制御弁52、152、及び252へ
供給され、これら手動制御弁によってガスは所望の分岐
比で各ミキサ−12、112、212の入口15、11
5、215へ分岐される。
【0026】前記の装置を使用すれば、全工程にわたり
コンシステンシー約6〜15%を有するパルプのオゾン
漂白法が提供される。本方法は以下の工程を包含する。
すなわち、(a)1バールより高い圧力下にキャリアガ
ス中のオゾンと、コンシステンシー約6〜15%を有す
る紙パルプとをミキサー12へ供給する工程。(b)ミ
キサー12の中でパルプとオゾンとを緊密かつ均一に混
合させる工程。(c)ミキサー12から第一反応行路に
(槽17の中へ)オゾンとパルプ(pH約2〜5を有す
る)との緊密な混合物を送りながら、この混合物を第一
の長さの時間(例えば少なくとも約10〜20秒)この
第一反応行路に保持し、オゾンの少なくとも90%をパ
ルプと反応させ、パルプのオゾン漂白を行わせる工程。
(d)オゾンと反応したパルプを、第一反応行路とは明
確に異なる第二行路(管21)へ送り、ガスは圧力下に
保持したまま、パルプ中のガスとパルプとを分離させる
工程。(e)工程(d)からの分離ガスを、圧力下に保
持したまま、第三行路(ライン35)へ取り出す工程。
及び(f)パルプを工程(d)から、パルプからガスを
分離して、第四行路(脱ガス用ポンプ32を経由してラ
イン33)へ取り出す工程を包含する。
【0027】上に記載の方法において、工程(a)は約
7〜13バール、好ましくは約10〜13バールの圧力
でミキサー12へオゾンを供給することによって行われ
る。工程(b)と(c)とは工程(d)に先立ってオゾ
ンの約99%がパルプと反応するように行われるのが典
型的である。また工程(e)と(f)とは、第二の水平
行路(管21)の先を、第一及び第二行路の断面積より
も相当に大きい断面積を有する直立槽22の頂部23近
くの第一垂直位置に接続し、パルプ液面29を直立槽2
2内でこの垂直位置の下に維持し、ガス詰空間26がこ
の直立槽の頂部に維持されるようにし、そして直立槽2
2の頂部23から第三行路35に圧力下にガスを抜き、
更に直立槽22の底部24から第四行路33にパルプを
取り出すことによって行われるのが好ましい。
【0028】パルプ液面維持工程は、ある液面にパルプ
を維持し、槽の約60〜80%がパルプで満ちているよ
うにすることによって行うのが好ましい。工程(a)
は、キャリアガスとしての酸素と一緒のオゾンを供給す
ることによって行われるのが好ましい。本方法は、ライ
ン35中の工程(e)から圧力下に抜き出されたガス
を、加圧酸素ガスを用いるプロセス工程(例えば、EO
漂白工程57、又は高コンシステンシーO2 漂白工程6
1)へ供給する後段の工程を包含することも差し支えな
い。工程(f)は、槽22の底部24からパルプをポン
プで抜き出すと同時にこのパルプを更に(ポンプ32
で)脱ガスすることによって行われるのが好ましく、更
に本方法は、ライン36中のパルプの同時ポンプ移送/
脱ガス機能から排出されたガスを工程(e)からのガス
と一緒にする(ライン37に合流させる)後段の工程を
包含する。
【0029】工程(a)〜(f)は、槽の底部から排出
されたパルプを原料パルプとして用い、少なくとも一回
以上行うのが好ましく、二回繰り返すのが好ましい。パ
ルプは、各直立槽(22、122、222)に相当な時
間(例えば、少なくとも数分間)維持するようにし、槽
の底部からパルプを排出する前にパルプからガスを更に
分離するのが可能となるようにするのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】従って、本発明によれば、中程度のコン
システンシーのパルプをオゾン漂白する方法及び装置が
提供され、より多いオゾンを各段のパルプに効果的に適
用でき、しかも効果的に脱ガスされるのでパルプの好適
な移送を行うことができるということが分かる。また、
本方法および装置を用いれば、ガスを再圧縮する顕著な
エネルギー損失を受けることなく、分離されたガスを他
のプロセスに使用することが可能となり、更にガスの圧
力を制御する圧力制御弁34は一個でよく、またオゾン
のパルプに対する比を制御する流量制御弁53も一個で
よく、その後ガスは全ての段に分岐される(混合物1
2、112、212)ことになる。
【0031】本明細書において本発明はその最も実際的
かつ好ましい実施態様であると現在考えられているもの
について示され、かつ記載されたのであるから、本発明
の範囲内で部分的な改変が本発明について行われ得ると
いうことは当業者には明白である。従って、本発明の範
囲は、等価な構造及び方法はすべて含めるように前記特
許請求の範囲を最も広く解釈するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って紙パルプを効果的にオゾン漂白
する本発明の方法を実施する装置を示す概略図である。
【図2】本発明に従って紙パルプを効果的にオゾン漂白
する本発明の方法を実施する他の装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
12 流動ミキサー 13 パルプ入口 14 パルプ/オゾン出口 15 オゾン入口 16 オゾン源 17 垂直反応器 18 頂部エルボ 19 底部コーン 21 水平管 22 垂直滞留槽 23 垂直滞留槽の頂部 24 垂直滞留槽の底部 27 出口導管 30 液面計 31 液面制御器 32 流動脱ガスポンプ 33 パルプ取り出しライン 35 ガス取り出しライン 36 脱ガスライン 37 ガス合流ライン 38 パルプ源 39 水槽 40 H2 SO4 源 42 水のライン 43 H2 SO4 のライン 45 混合槽 46 流動ポンプ 48 パルプのライン 50 キャリアガス中のオゾンのライン 51 分岐管 52 手動制御弁 53 流量制御弁 55 オゾン分解器 56 ライン 57 EO漂白装置 59 分岐管 60 圧縮機 61 高コンシステンシー酸素漂白装置
フロントページの続き (72)発明者 ブライアン エフ グリーンウッド アメリカ合衆国、12801−3686、ニューヨ ーク州、グレンス フォールス、リッジ センター (無番地) カマヤー インコ ーポレーテッド内 (72)発明者 アーウィン ファンク アメリカ合衆国、12801−3686、ニューヨ ーク州、グレンス フォールス、リッジ センター (無番地) カマヤー インコ ーポレーテッド内 (72)発明者 ステファン ダン アメリカ合衆国、12801−3686、ニューヨ ーク州、グレンス フォールス、リッジ センター (無番地) カマヤー インコ ーポレーテッド内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金処理工程にわたりコンシステンシー約
    6〜15%を有する紙パルプを、ミキサー(12)を用
    いて、オゾン漂白する方法であって、以下の工程、すな
    わち、(a)1バールより高い圧力下にキャリアガス中
    のオゾンとコンシステンシー約6〜15%を有する紙パ
    ルプとをミキサー(12)へ供給する工程;(b)ミキ
    サーの中でパルプとオゾンとを緊密かつ均一に混合させ
    る工程;及び(c)ミキサーから第一反応行路(17)
    にオゾンとパルプとの緊密な混合物を送りながら、この
    混合物を第一の長さの時間この第一反応行路に保持し、
    オゾンの少なくとも90%をパルプと反応させ、パルプ
    のオゾン漂白を行わせる工程の諸工程を包含する方法に
    おいて、次の諸工程、すなわち、 (d)オゾンと反応したパルプを、第一反応行路とは明
    確に異なる第二行路(21)へ送り込み、ガスは圧力下
    に保持したまま、パルプ中のガスとパルプとを分離させ
    る工程; (e)工程(d)からの分離ガスを、圧力下に保持した
    まま、第三行路(35)へ取り出す工程;及び (f)パルプを工程(d)から、パルプからガスを分離
    して、第四行路(33)へ取り出す工程を特徴とする紙
    パルプのオゾン漂白法。
  2. 【請求項2】 工程(c)が、垂直上方流の反応行路
    (17)に混合物を通すことによって行われ、工程
    (d)が、水平流の行路(21)に混合物を通すことに
    よって行われ、ガスとパルプとの分離がここから始まる
    ことを更に特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(a)が、10バールを超える圧力
    でミキサー(12)へオゾンを供給することによって行
    われることを更に特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(e)と(f)とが、第二の水平行
    路(21)の先を、第一及び第二行路の断面積よりも相
    当に大きい断面積を有する直立槽(22)の頂部(2
    3)近くの第一垂直位置に接続し、パルプ液面(29)
    を直立槽22内でこの垂直位置の下に維持し、ガス詰空
    間(26)がこの直立槽の頂部に維持されるようにし、
    そして直立槽の頂部から第三行路(35)に圧力下にガ
    スを抜き、更に直立槽の底部から第四行路(33)にパ
    ルプを取り出すことによって行われることを更に特徴と
    する請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(f)が、槽の底部からパルプをポ
    ンプで抜き出すと同時にこのパルプを更に脱ガス(ポン
    プ32で)することによって行われ、更にパルプの同時
    ポンプ移送/脱ガスによって(ライン36に)排出され
    たガス工程(e)からのガスと(ライン37において)
    一緒にする後段の工程を包含することを更に特徴とする
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 中程度のコンシステンシーを有するパル
    プ用のオゾン漂白装置(10)であって、中程度のコン
    システンシーを有するパルプを流動化しながらキャリア
    ガス中のオゾンをこれと混ぜ合わせる流動ミキサー(1
    2)、キャリアガス中のオゾンの該ミキサーへの入口導
    管(51)、該ミキサーへのパルプ入口導管(13)、
    及び該ミキサーからのパルプ/オゾン混合物出口導管
    (19)を包含するオゾン漂白装置において、 頂部、底部、及び第一の大きさの断面積を有する一般に
    垂直な反応槽(17)で、その底部は該出口導管に連な
    り、オゾンと混合されたパルプを該ミキサーから上向き
    に移動させる垂直反応槽、 上記垂直反応槽の頂部に連なる一般に水平な管(21)
    で、パルプ内のガスをパルプから分離させ始める役目を
    し、第二の大きさの断面積を有する管、 頂部(23)及び底部(24)を有し、更に第一又は第
    二の大きさの断面積よりも相当に大きい第三の大きさの
    断面積を有する加圧垂直滞留槽(22)で、この滞留槽
    は前記水平管に連なっているが、その接続点は、滞留槽
    の頂部に近いが、頂部からは少し離れたところにある滞
    留槽、 前記滞留槽の底部からのパルプ排出管(27)、 前記滞留槽の頂部からの加圧ガス排出管(35)、及び
    前記水平管の前記滞留槽への前記接続点より下の液面
    (29)に前記滞留槽内のパルプを維持し、かつパルプ
    の上に加圧ガスの空間(26)を維持するための手段
    (31,32)を特徴とするオゾン漂白装置。
  7. 【請求項7】 上記の垂直反応槽と上記の一般に水平な
    管の間にこれらを連結するためのカーブの付いたエルボ
    (18)を、更に特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記滞留槽からの前記パルプ排出管に設
    けられた脱ガス用ポンプ(32)、及び前記滞留槽の頂
    部からの前記加圧ガス排出管からのガスと一緒に前記脱
    ガス用ポンプによって分離されたガスを圧力下の酸素を
    用いて装置(61)に移送するための導管(36)を、
    更に特徴とする請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも第二の、更に、実質上同一な
    装置(112,117,122)との組合せで構成さ
    れ、第一の滞留槽の底部からのパルプ排出管が第二装置
    のミキサー(112)へのパルプ入口(113)に連な
    っていることを更に特徴とする請求項6記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第一の大きさの断面積と第二の大
    きさの断面積とがほぼ等しく、前記反応槽と管と滞留槽
    とは、断面が全て円形で、そして前記滞留槽の直径は、
    前記反応槽及び管の直径の約1−1/2〜3倍であるこ
    とを更に特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の装
    置。
JP4025321A 1991-04-30 1992-02-12 紙パルプのオゾン漂白法及びその装置 Withdrawn JPH05209387A (ja)

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