JPH0639697U - 冷凍船のエントランス - Google Patents

冷凍船のエントランス

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JPH0639697U
JPH0639697U JP8307092U JP8307092U JPH0639697U JP H0639697 U JPH0639697 U JP H0639697U JP 8307092 U JP8307092 U JP 8307092U JP 8307092 U JP8307092 U JP 8307092U JP H0639697 U JPH0639697 U JP H0639697U
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entrance
deck
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cargo
pipe
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JP8307092U
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English (en)
Inventor
良穂 川合
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株式会社新来島どっく
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貨物艙およびクーラルームに出入りする交通
性を良くし、諸管装置等を貨物艙から完全隔離すること
により、耐寒対策およびその他の付帯工事を簡素化する
ものを提供しようとするものである。 【構成】 上甲板15から二重底26まで、横置隔壁5
の中央部に適当な縦穴(以下「エントランス」とい
う。)27を設け、交通装置、諸管装置、通風装置およ
び電線装置を配設し、エントランス27から直接に各ク
ーラルーム10および貨物艙1、2、3、4に出入りで
きるようにし、諸管装置おいても貨物艙1、2、3、4
から完全に隔離し、通風装置および電線装置において
も、常温区画と冷凍区画を遮断し、それぞれ貫通対策を
施したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、多層貨物艙を有する冷凍船において、クーラルームおよび貨物艙 に出入りするエントランスおよびその周辺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の考案は、図3および図4に示すように、貨物艙31、32、3 3、34は、1区画ごとに前後の横置隔壁35、外板36とデッキ37で囲まれ 、防熱材38で被われていた。
【0003】 また、各貨物艙31、32、33、34は、グレーチング甲板39により、上 下の貨物スペースに区切られ、各々の甲板上に貨物が積載されていた。
【0004】 クーラルーム40は、貨物艙31、32、33、34の前方または後方に仕切 壁41よって区画されており、冷凍機42が配置され、冷気の循環を行っていた 。
【0005】 上段の仕切壁41の上部には、リターン口43が数カ所に設けられており、下 段の仕切壁41の下部には、貨物艙31、32、33、34の下段の根太構造の グレーチング甲板44が設けられていた。
【0006】 順次にグレーチング甲板44の小孔から冷気を吹き出しながら、下段の貨物を 冷却し、上段の貨物を冷却し、リターン口43に戻り、循環していた。
【0007】 クーラールーム40の直上の上甲板45には、デッキハウス46が設けられ、 デッキハウス46内には、主に交通装置、諸管装置、通風装置および電気設備が 格納されていた。
【0008】 交通装置としては、デッキハウス46内には、アクセスハッチ47が設けられ 、その内側には防熱蓋48が設けられ、該防熱蓋48を開けると上段のクーラル ーム40内にデッキ37までの垂直梯子49が装備され、デッキ37には、下段 のクーラルーム40に入る防熱蓋50が設けられ、該防熱蓋50を開け、垂直梯 子(図番なし)が設けられていた。
【0009】 諸管装置としては、二重底タンク51の燃料またはバラストの空気抜き管52 と測深管53が一部あり、上甲板45から二重底タンク51までの防熱材38を 貫通して、デッキハウス46内に管頭金物が配置されていた。
【0010】 通風装置については、貨物艙31、32、33、34の換気を必要とする貨物 があり、吸気と排気が必要である。デッキハウス46の頭部に機動式通風筒54 設け、ダクト55をデッキハウス46内に配設し、該ダクト55は上甲板45を 貫通し、貫通したところで防熱ダンパー(図番なし)が設けられ、吸気、排気の 各々のダクト55は、各々の貨物艙31、32、33、34に配設されている。
【0011】 電線装置は、冷凍機42の駆動用電線およびクーラ制御用電線をデッキハウス 46内から上甲板45を貫通し、各々のクーラルーム40内に入り、各々の機器 に配線されていた。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、交通装置において、最近、新鮮さを維持しながら 輸送するフルーツ等の貨物が増えており、その手段として、冷蔵しながら窒素ガ スを封入する輸送形態(以下「CA」という。)が取られている。上段の貨物艙 にCA貨物が積載されると、下段のクーラルームおよび貨物艙には出入りができ ず、貨物積載計画に制限を与えており、有効的な運送ができなかったという問題 点を有していた。
【0013】 また、諸管装置においては、二重底タンクの空気抜き管および測深管は防熱材 の中を通しており、完全に防熱ができず、凍結するなどの問題点を有していた。
【0014】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、貨物艙およびクーラルームに出入りする交通性を 良くし、諸管装置等を貨物艙から完全隔離することにより、耐寒対策およびその 他の付帯工事を簡素化するものを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、上甲板から二重底まで、横置隔壁の 中央部に適当な縦穴(以下「エントランス」という。)を設け、交通装置、諸管 装置、通風装置および電線装置を配設し、エントランスから直接に各クーラルー ムおよび貨物艙に出入りできるようにし、諸管装置おいても貨物艙から完全に隔 離し、通風装置および電線装置においても、常温区画と冷凍区画を遮断し、それ ぞれ貫通対策を施したものである。
【0016】
【作用】
この考案は、交通装置おいて上段のクーラルームおよび貨物艙を通ることなく 、下段のクーラルームおよび貨物艙に出入りができ、CA貨物の積み付け艙の制 限をしなく、貨物積載計画が拡大される。諸管装置も貨物艙から完全に隔離し、 貨物艙の温度を下げても諸管装置は凍結しなくなる。
【0017】
【実施例】
実施例について、図面を用いて説明すると、図1および図2に示すように、貨 物艙1、2、3、4は、1区画ごとに前後の横置隔壁5、外板6とデッキ7で囲 まれ、防熱材8で被われている。
【0018】 横置隔壁5の中央部には、上甲板15から二重底26まで縦穴(以下「エント ランス」という。)27が適当な大きさで設けられており、周囲を防熱材8で被 っている。
【0019】 また、各貨物艙1、2、3、4は、グレーチング甲板9により、上下の貨物ス ペースに区切られ、各々の甲板上に貨物が積載されるようになっている。
【0020】 クーラルーム10は、貨物艙1、2、3、4の前方または後方に仕切壁11よ って区画されており、冷凍機12が配置され、冷気の循環を行っている。
【0021】 上段の仕切壁11の上部には、リターン口13が数カ所に設けられており、下 段の仕切壁11の下部には、貨物艙1、3、3、4の下段の根太構造のグレーチ ング甲板14が設けられている。
【0022】 順次にグレーチング甲板14の小孔から冷気を吹き出しながら、下段の貨物を 冷却し、上段の貨物を冷却し、リターン口13に戻り、循環している。
【0023】 クーラールーム10の直上の上甲板15には、デッキハウス16が設けられ、 デッキハウス16内には、交通装置の入り口、諸管装置の管頭金物、通風装置の ダクトおよび電気設備が装備されている。
【0024】 交通装置としては、デッキハウス16内に出入口を設け、エントランス27の 内側に上甲板15から二重底26まで垂直梯子19を設け、該垂直梯子19はグ レーチング甲板9、14毎に踊り場17を設け、該踊り場17から各クーラルー ム10および貨物艙1、3、3、4に防熱扉28を通り出入りするようになって いる。
【0025】 諸管装置は、二重底タンク21の燃料またはバラストの空気抜き管22と測深 管23があり、エントランス27の内壁に沿って立設し、管頭金物は上甲板15 上に設けている。
【0026】 通風装置については、貨物艙1、2、3、4の換気を必要とする貨物があり、 吸気は、各貨物艙1、2、3、4に接するエントランス27内壁の適当な箇所に 機動ファン29を設け、吹込口30はエントランス27と防熱材8を貫通し、防 熱ダンパー61を設けている。デッキハウス16上に自然通風筒24を設け、デ ッキハウス16内およびエントランス27を吸引ダクトとしている。
【0027】 排気は、各貨物艙1、2、3、4に接するエントランス27内壁の適当な箇所 に吸引口62をエントランス27と防熱材8を貫通し、防熱ダンパー63を設け 、エントランス27に内接するダクト25に接続し、デッキハウス16をとおり 、デッキハウス16上の機動式通風筒64により排出されるようになっている。
【0028】 電線装置は、デッキハウス16まで導かれた電線は、駆動用、照明用および計 装用に分配し、エントランス27の壁に沿って集中配線65を行うようになって おり、適当な箇所でエントランス27および防熱材8を貫通し、配線されている 。
【0029】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 この考案は、上甲板から二重底まで、エントランスを設け、交通装置、諸管装 置、通風装置および電線装置を配設し、エントランスから直接に各クーラルーム および貨物艙に出入りできることにより、貨物積載計画が拡大し、多種の貨物が 積載できるようになり、諸管装置おいても貨物艙から完全に隔離することにより 、空気抜き管および測深管の凍結を防止することができ、安全性を増し、通風装 置においては、直接に機動ファンをエントランス壁に設けることにより、ダクト の簡素化ができ、電線装置においても、エントランス内で集中分配方式を用い、 常温区画と冷凍区画を分け、貫通工事、その他簡素化を図ったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の冷凍船のクーラルームおよび貨物艙
を側断面で略示したものである。
【図2】この考案の冷凍船のクーラルームおよび貨物艙
をA−A断面平面図で略示したものである。
【図3】従来のの冷凍船のクーラルームおよび貨物艙を
側断面で略示したものである。
【図4】従来の冷凍船のクーラルームおよび貨物艙をB
−B断面平面図で略示したものである。
【符号の説明】
1 貨物艙 2 貨物艙 3 貨物艙 4 貨物艙 5 横置隔壁 6 外板 7 デッキ 8 防熱材 9 グレーチング甲板 10 クーラルーム 11 仕切壁 12 冷凍機 13 リターン口 14 グレーチング甲板 15 上甲板 16 デッキハウス 17 踊り場 19 垂直梯子 21 二重底タンク 22 空気抜き管 23 測深管 24 自然通風筒 25 ダクト 26 二重底 27 エントランス 28 防熱扉 29 機動ファン 30 吸込口 61 防熱ダンパー 62 吸引口 63 防熱ダンパー 64 機動式通風筒 65 集中配線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物艙1、2、3、4は、1区画ごとに
    前後の横置隔壁5、外板6とデッキ7で囲まれ、防熱材
    8で被われ、横置隔壁5の中央部には、上甲板15から
    二重底26まで縦穴(以下「エントランス」という。)
    27が適当な大きさで設けられており、周囲を防熱材8
    で被い、クーラールーム10の直上の上甲板15には、
    デッキハウス16が設けられ、デッキハウス16内に
    は、交通装置の入り口、諸管装置の管頭金物、通風装置
    のダクトおよび電気設備が装備されることを特徴とする
    冷凍船のエントランス。
  2. 【請求項2】 デッキハウス16内に出入口を設け、エ
    ントランス27の内側に上甲板15から二重底26まで
    垂直梯子19を設け、該垂直梯子19はグレーチング甲
    板9、14毎に踊り場17を設け、該踊り場17から各
    クーラルーム10および貨物艙1、3、3、4に防熱扉
    28を通り出入りする請求項1の冷凍船のエントラン
    ス。
  3. 【請求項3】 二重底タンク21の燃料またはバラスト
    の空気抜き管22と測深管23があり、エントランス2
    7の内壁に沿って立設し、管頭金物は上甲板15上に設
    けている請求項1の冷凍船のエントランス。
  4. 【請求項4】 吸気は、各貨物艙1、2、3、4に接す
    るエントランス27内壁の適当な箇所に機動ファン29
    を設け、吹込口30はエントランス27と防熱材8を貫
    通し、防熱ダンパー61を設けており、デッキハウス1
    6上に自然通風筒24を設け、デッキハウス16内およ
    びエントランス27を吸引ダクトとし、排気は、各貨物
    艙1、2、3、4に接するエントランス27内壁の適当
    な箇所に吸引口62をエントランス27と防熱材8を貫
    通し、防熱ダンパー63を設け、エントランス27に内
    接するダクト25に接続し、デッキハウス16をとお
    り、デッキハウス16上の機動式通風筒64により排出
    される請求項1の冷凍船のエントランス。
  5. 【請求項5】 デッキハウス16まで導かれた電線は、
    駆動用、照明用および計装用に分配し、エントランス2
    7の壁に沿って集中配線64を行うようになっており、
    適当な箇所でエントランス27および防熱材8を貫通
    し、配線されている請求項1の冷凍船のエントランス。
    ことを特徴とする冷凍船のエントランス。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601194A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd:The O,o−ジアルキルs−(アセチルn−アルキルカルバミン酸アルキル)−ジチオリン酸エステルの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601194A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd:The O,o−ジアルキルs−(アセチルn−アルキルカルバミン酸アルキル)−ジチオリン酸エステルの製造方法

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