JPH0639643Y2 - カッター及びその刀身 - Google Patents
カッター及びその刀身Info
- Publication number
- JPH0639643Y2 JPH0639643Y2 JP1242291U JP1242291U JPH0639643Y2 JP H0639643 Y2 JPH0639643 Y2 JP H0639643Y2 JP 1242291 U JP1242291 U JP 1242291U JP 1242291 U JP1242291 U JP 1242291U JP H0639643 Y2 JPH0639643 Y2 JP H0639643Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- edge
- blade plate
- holder
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Knives (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は薄い刃板からなる刀
身、並びにその刀身をホルダに対し出入可能に支持した
カッターに関するものである。
身、並びにその刀身をホルダに対し出入可能に支持した
カッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁材を貼る場合には、各壁材の端
縁部を互いに重ね合わせ、その重合部分をカッターの刀
身により切断して各壁材の端縁を互いに接触させるよう
にしていた。この場合、各壁材の裏面に付けられている
接着剤が刀身に付着すると、切断縁が刀身から離れにく
くなり、切断操作に支障を来たすおそれがあった。
縁部を互いに重ね合わせ、その重合部分をカッターの刀
身により切断して各壁材の端縁を互いに接触させるよう
にしていた。この場合、各壁材の裏面に付けられている
接着剤が刀身に付着すると、切断縁が刀身から離れにく
くなり、切断操作に支障を来たすおそれがあった。
【0003】また、従来のカッターとしては、刀身をホ
ルダ内に挿入してホルダに対し出入可能に支持したもの
がある。このようなカッターにおいては、ホルダの刀身
出入口の両内面と刀身の両側面との間に隙間があると、
ホルダに対し刀身が振れて使いにくい。逆に、刀身の両
側面が刀身出入口の両内面間で隙間なく挟持されると、
ホルダに対する刀身の出入抵抗が大きくなって刀身の動
きが円滑に行われない。
ルダ内に挿入してホルダに対し出入可能に支持したもの
がある。このようなカッターにおいては、ホルダの刀身
出入口の両内面と刀身の両側面との間に隙間があると、
ホルダに対し刀身が振れて使いにくい。逆に、刀身の両
側面が刀身出入口の両内面間で隙間なく挟持されると、
ホルダに対する刀身の出入抵抗が大きくなって刀身の動
きが円滑に行われない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の問題
は刀身に対する切断縁の離れが悪い点と、ホルダに対し
刀身が振れたりホルダに対する刀身の動きが悪い点にあ
り、本考案は刀身の両側面の形状を改良してこのような
問題点を解決することを目的としている。
は刀身に対する切断縁の離れが悪い点と、ホルダに対し
刀身が振れたりホルダに対する刀身の動きが悪い点にあ
り、本考案は刀身の両側面の形状を改良してこのような
問題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、本考案
にかかるカッターの刀身1においては、刃板2の下縁2
bに刃先3が刃板2の前縁2cから後縁2dにわたり形
成され、刃板2の側面2eには刃先3から刃板2の上縁
2aにわたり折り溝4が刃板2の前縁2cから後縁3d
に向けて並設されている。刃先3から刃板2の上縁2a
にわたる刃板2の両側面2e,2fには刃板2の前縁2
cから後縁2dに向けて延びる複数の凹条5と凸条6と
が刃先3から刃板2の上縁2aに向けて交互に並設され
ている。
にかかるカッターの刀身1においては、刃板2の下縁2
bに刃先3が刃板2の前縁2cから後縁2dにわたり形
成され、刃板2の側面2eには刃先3から刃板2の上縁
2aにわたり折り溝4が刃板2の前縁2cから後縁3d
に向けて並設されている。刃先3から刃板2の上縁2a
にわたる刃板2の両側面2e,2fには刃板2の前縁2
cから後縁2dに向けて延びる複数の凹条5と凸条6と
が刃先3から刃板2の上縁2aに向けて交互に並設され
ている。
【0006】また、このような刀身1を利用したカッタ
ーにおいては、刀身1がホルダ8内に挿入されてホルダ
8に対し出入可能に支持され、ホルダ8の刀身出入口1
1でその両内面11a間により刃板2の両側面2e,2
fの凸条6が支えられている。
ーにおいては、刀身1がホルダ8内に挿入されてホルダ
8に対し出入可能に支持され、ホルダ8の刀身出入口1
1でその両内面11a間により刃板2の両側面2e,2
fの凸条6が支えられている。
【0007】
【作用】この刀身1により各壁材の重合部分を切断する
時、各壁材の切断縁に対する刀身1の接触面積が少なく
なる。また、ホルダ8に対し刀身1を出入する時、ホル
ダ8の刀身出入口11の両内面11aに対する刀身1の
接触面積が少なくなり、ホルダ8に対する刀身1の出入
抵抗が小さくなるとともに、刀身1はその凸条6で刀身
出入口11の両内面11aに支えられる。
時、各壁材の切断縁に対する刀身1の接触面積が少なく
なる。また、ホルダ8に対し刀身1を出入する時、ホル
ダ8の刀身出入口11の両内面11aに対する刀身1の
接触面積が少なくなり、ホルダ8に対する刀身1の出入
抵抗が小さくなるとともに、刀身1はその凸条6で刀身
出入口11の両内面11aに支えられる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1から図3に従
って説明する。図1(a)(b)に示す刀身1は薄い刃
板2からなり、刃板2の長手方向に沿って延びる刃板2
の上下両縁2a,2bが互いに平行になっているととも
に、刃板2の幅方向に沿って延びる前後両縁2c,2d
も互いに平行になっている。刃板2の上縁2aと前縁2
c間の角度及び下縁2bと後縁2d間の角度は鈍角にな
っているとともに、刃板2の上縁2aと後縁2dとの間
の角度及び下縁2bと前縁2cとの間の角度は鋭角にな
っている。刃板2の下縁2bでは刃先3が刃板2の前縁
2cから後縁2dにわたり形成されている。刃板2の厚
さ方向に対し直交する刃板2の左右両側面2e,2fの
うち左側面2eには刃先3を除く刃先3の上側から刃板
2の上縁2aにわたり複数の折り溝4が刃板2の前縁2
cから後縁2dに向けて等間隔で並設されている。この
各折り溝4は刃板2の前後両縁2c,2dに対し平行に
なっている。
って説明する。図1(a)(b)に示す刀身1は薄い刃
板2からなり、刃板2の長手方向に沿って延びる刃板2
の上下両縁2a,2bが互いに平行になっているととも
に、刃板2の幅方向に沿って延びる前後両縁2c,2d
も互いに平行になっている。刃板2の上縁2aと前縁2
c間の角度及び下縁2bと後縁2d間の角度は鈍角にな
っているとともに、刃板2の上縁2aと後縁2dとの間
の角度及び下縁2bと前縁2cとの間の角度は鋭角にな
っている。刃板2の下縁2bでは刃先3が刃板2の前縁
2cから後縁2dにわたり形成されている。刃板2の厚
さ方向に対し直交する刃板2の左右両側面2e,2fの
うち左側面2eには刃先3を除く刃先3の上側から刃板
2の上縁2aにわたり複数の折り溝4が刃板2の前縁2
cから後縁2dに向けて等間隔で並設されている。この
各折り溝4は刃板2の前後両縁2c,2dに対し平行に
なっている。
【0009】図2に示すように、前記刃板2は断面波形
状に形成され、刃板2の左右両側面2e,2fには刃板
2の前縁2cから後縁2dにわたり延びる複数の凹条5
と凸条6とが刃先3を除く刃先3の上側から刃板2の上
縁2aに向けて交互に等間隔で並設されている。各凹条
5の谷線5aと各凸条6の山線6aとは刃板2の前後両
縁2c,2dに対し平行であり、前記折り溝4は凸条6
の山線6a上に形成されている。刃板2の左側面2eの
各凹条5または各凸条6と、刃板2の右側面2fの各凸
条6または各凹条5とが互いに対応し、左右両側面2
e,2fの谷線5aと山線6aとの間の厚みが一定にな
っている。
状に形成され、刃板2の左右両側面2e,2fには刃板
2の前縁2cから後縁2dにわたり延びる複数の凹条5
と凸条6とが刃先3を除く刃先3の上側から刃板2の上
縁2aに向けて交互に等間隔で並設されている。各凹条
5の谷線5aと各凸条6の山線6aとは刃板2の前後両
縁2c,2dに対し平行であり、前記折り溝4は凸条6
の山線6a上に形成されている。刃板2の左側面2eの
各凹条5または各凸条6と、刃板2の右側面2fの各凸
条6または各凹条5とが互いに対応し、左右両側面2
e,2fの谷線5aと山線6aとの間の厚みが一定にな
っている。
【0010】なお、刃板2にはその後縁2d付近で孔7
が貫設されている。図3(a)に示すように、ホルダ8
にはその長手方向に沿って延びるガイド溝9がホルダ8
の前後両端にわたり形成され、このガイド溝9にはスラ
イダ10がホルダ8の長手方向に沿って移動するように
支持されている。前記刀身1はこのホルダ8内に挿入さ
れ、孔7によりスライダ10に連結されている。そし
て、スライダ10を移動させると、ホルダ8の前端にあ
る刀身出入口11から刀身1が出入するようになってい
る。図2及び図3(b)に示すように、刀身出入口11
の両内面11aの間隔は刃板2の左右両側面2e,2f
の山線6aの間隔とほぼ等しくなっている。従って、刀
身1がホルダ8から出入する時、ホルダ8の刀身出入口
11においてその両内面11aに刃板2の左右両側面2
e,2fの凸条6がその山線6aで軽く接触する。
が貫設されている。図3(a)に示すように、ホルダ8
にはその長手方向に沿って延びるガイド溝9がホルダ8
の前後両端にわたり形成され、このガイド溝9にはスラ
イダ10がホルダ8の長手方向に沿って移動するように
支持されている。前記刀身1はこのホルダ8内に挿入さ
れ、孔7によりスライダ10に連結されている。そし
て、スライダ10を移動させると、ホルダ8の前端にあ
る刀身出入口11から刀身1が出入するようになってい
る。図2及び図3(b)に示すように、刀身出入口11
の両内面11aの間隔は刃板2の左右両側面2e,2f
の山線6aの間隔とほぼ等しくなっている。従って、刀
身1がホルダ8から出入する時、ホルダ8の刀身出入口
11においてその両内面11aに刃板2の左右両側面2
e,2fの凸条6がその山線6aで軽く接触する。
【0011】このように構成された刀身1には凹凸条
5,6が形成されているため、この刀身1により各壁材
の重合部分を切断する時、各壁材の切断縁に対する刀身
1の接触面積が少なくなり、たとえ刀身1に各壁材の切
着剤が付着しても、刀身1に対する切断縁の離れが良く
なる。また、ホルダ8に対し刀身1を出入する時、ホル
ダ8の刀身出入口11の両内面11aに対する刀身1の
接触面積が少なくなり、ホルダ8に対する刀身1の出入
抵抗が小さくなってホルダ8に対し刀身1が円滑に動
く。しかも、刀身1はその凸条6で刀身出入口11の両
内面11aに支えられるため、ホルダ8に対し刀身1が
振れることもなくなる。
5,6が形成されているため、この刀身1により各壁材
の重合部分を切断する時、各壁材の切断縁に対する刀身
1の接触面積が少なくなり、たとえ刀身1に各壁材の切
着剤が付着しても、刀身1に対する切断縁の離れが良く
なる。また、ホルダ8に対し刀身1を出入する時、ホル
ダ8の刀身出入口11の両内面11aに対する刀身1の
接触面積が少なくなり、ホルダ8に対する刀身1の出入
抵抗が小さくなってホルダ8に対し刀身1が円滑に動
く。しかも、刀身1はその凸条6で刀身出入口11の両
内面11aに支えられるため、ホルダ8に対し刀身1が
振れることもなくなる。
【0012】なお、凹条5及び凸条6は刃板2の両側面
2e,2fの一部に形成してもよい。
2e,2fの一部に形成してもよい。
【0013】
【考案の効果】本考案にかかる刀身1によれば、刀身1
に対する切断縁の離れが良くなる。また、本考案にかか
るカッターによれば、ホルダ8に対し刀身1が円滑に動
き、しかも刀身1の振れも防止できる。
に対する切断縁の離れが良くなる。また、本考案にかか
るカッターによれば、ホルダ8に対し刀身1が円滑に動
き、しかも刀身1の振れも防止できる。
【図1】(a)は本実施例にかかる刀身を示す正面図で
あり、(b)はその背面図である。
あり、(b)はその背面図である。
【図2】図1の刀身の部分拡大縦断面図である。
【図3】(a)は本実施例にかかるカッターを示す正面
図であり、(b)はこのカッターの刀身出入口を示す部
分側面図である。
図であり、(b)はこのカッターの刀身出入口を示す部
分側面図である。
1 刀身、2 刃板、2a 上縁、2b 下縁、2c
前縁、2d 後縁、2e左側面、2f 右側面、4 折
り溝、5 凹条、5a 谷線、6 凸条、6a 山線、
8 ホルダ、11 刀身出入口、11a 内面
前縁、2d 後縁、2e左側面、2f 右側面、4 折
り溝、5 凹条、5a 谷線、6 凸条、6a 山線、
8 ホルダ、11 刀身出入口、11a 内面
Claims (2)
- 【請求項1】 刃板(2)の下縁(2b)に刃先(3)
を刃板(2)の前縁(2c)から後縁(2d)にわたり
形成し、刃板(2)の側面(2e)に刃先(3)から刃
板(2)の上縁(2a)にわたり折り溝(4)を刃板
(2)の前縁(2c)から後縁(2d)に向けて並設し
たカッターの刀身において、刃先(3)から刃板(2)
の上縁(2a)にわたる刃板(2)の両側面(2e,2
f)に刃板(2)の前縁(2c)から後縁(2d)に向
けて延びる複数の凹条(5)と凸条(6)とを刃先
(3)から刃板(2)の上縁(2a)に向けて交互に並
設したことを特徴とするカッターの刀身。 - 【請求項2】 請求項1における刀身(1)をホルダ
(8)内に挿入してホルダ(8)に対し出入可能に支持
し、ホルダ(8)の刀身出入口(11)においてその両
内面(11a)間で刃板(2)の両側面(2e,2f)
の凸条(6)を支えたことを特徴とするカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242291U JPH0639643Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | カッター及びその刀身 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242291U JPH0639643Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | カッター及びその刀身 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112369U JPH04112369U (ja) | 1992-09-30 |
JPH0639643Y2 true JPH0639643Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31901098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1242291U Expired - Lifetime JPH0639643Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | カッター及びその刀身 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639643Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018007864A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | 株式会社協和ブレード製作所 | カッター刃 |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP1242291U patent/JPH0639643Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112369U (ja) | 1992-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |