JPH0639593A - 廃棄物の減容プレス方法および装置 - Google Patents
廃棄物の減容プレス方法および装置Info
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- JPH0639593A JPH0639593A JP4196918A JP19691892A JPH0639593A JP H0639593 A JPH0639593 A JP H0639593A JP 4196918 A JP4196918 A JP 4196918A JP 19691892 A JP19691892 A JP 19691892A JP H0639593 A JPH0639593 A JP H0639593A
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- Refuse Receptacles (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】生塵の減容が行える廃棄物の減容プレス方法お
よび装置の提供。 【構成】プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容積を
減少させる廃棄物の減容プレス装置に、廃棄物を圧縮す
る油圧シリンダ220 の圧縮力を検知して油圧シリンダ22
0 の圧縮動作を断続的に行わせる圧力スイッチ36を設け
る。そして、圧縮動作の一時停止の度に、その段階での
廃棄物の塑性変形を完了させてその弾性力をなくすとと
もに、廃棄物から絞り出された水を排水し、プレスによ
り増大した圧縮力を弱める。これにより、圧縮力が所定
の大きさ以下に抑制されるようになり、生塵を裂けやす
い透水性のある袋にいれてプレスしても、袋が裂けてし
まうことがなくなり、生塵の減容が行えるようになる。
よび装置の提供。 【構成】プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容積を
減少させる廃棄物の減容プレス装置に、廃棄物を圧縮す
る油圧シリンダ220 の圧縮力を検知して油圧シリンダ22
0 の圧縮動作を断続的に行わせる圧力スイッチ36を設け
る。そして、圧縮動作の一時停止の度に、その段階での
廃棄物の塑性変形を完了させてその弾性力をなくすとと
もに、廃棄物から絞り出された水を排水し、プレスによ
り増大した圧縮力を弱める。これにより、圧縮力が所定
の大きさ以下に抑制されるようになり、生塵を裂けやす
い透水性のある袋にいれてプレスしても、袋が裂けてし
まうことがなくなり、生塵の減容が行えるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄物の減容プレス装置
に関し、飲食店の厨房等で発生する廃棄物を処理する際
に利用できる。
に関し、飲食店の厨房等で発生する廃棄物を処理する際
に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、空になった缶やPETボトル等の空
容器を潰すための減容プレス装置が利用されている。こ
のような減容プレス装置によれば、空容器を潰して取扱
が容易な小さな塊にすることができ、この小さな塊は、
一台の塵収集車に多数積載することができるため、塵収
集車による輸送効率が向上され、廃棄物の輸送量を増加
できる。
容器を潰すための減容プレス装置が利用されている。こ
のような減容プレス装置によれば、空容器を潰して取扱
が容易な小さな塊にすることができ、この小さな塊は、
一台の塵収集車に多数積載することができるため、塵収
集車による輸送効率が向上され、廃棄物の輸送量を増加
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、塵収集車で
輸送する廃棄物には、空容器等の他に生塵もある。生塵
は、圧縮しても塊とならないため、従来の減容プレス装
置でプレスしても、取り出す際にばらばらとなって取扱
が不便なうえ、結果的に減容できないという問題があ
る。
輸送する廃棄物には、空容器等の他に生塵もある。生塵
は、圧縮しても塊とならないため、従来の減容プレス装
置でプレスしても、取り出す際にばらばらとなって取扱
が不便なうえ、結果的に減容できないという問題があ
る。
【0004】一方、取り出す際にばらばらとならないよ
うに、生塵を袋に入れてプレスすることが考えられる。
しかしながら、生塵に含まれる水分を排出するために、
生塵を入れる袋は透水性を有するものが必要となる。こ
のような透水性を有する袋は、破れに対する強度がな
く、プレスの圧縮力で裂けやすい。このため、単に生塵
を袋に入れただけでは、前述の問題を解決することがで
きない。
うに、生塵を袋に入れてプレスすることが考えられる。
しかしながら、生塵に含まれる水分を排出するために、
生塵を入れる袋は透水性を有するものが必要となる。こ
のような透水性を有する袋は、破れに対する強度がな
く、プレスの圧縮力で裂けやすい。このため、単に生塵
を袋に入れただけでは、前述の問題を解決することがで
きない。
【0005】本発明の目的は、生塵の減容が行える廃棄
物の減容プレス方法および装置を提供することにある。
物の減容プレス方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物の減容プ
レス方法は、プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容
積を減少させる廃棄物の減容プレス方法であって、廃棄
物を圧縮する工程と、この圧縮動作を停止させる工程と
を繰り返すことを特徴とする。
レス方法は、プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容
積を減少させる廃棄物の減容プレス方法であって、廃棄
物を圧縮する工程と、この圧縮動作を停止させる工程と
を繰り返すことを特徴とする。
【0007】本発明の廃棄物の減容プレス装置は、プレ
ス室に入れた廃棄物を圧縮してその容積を減少させる廃
棄物の減容プレス装置であって、廃棄物を圧縮する圧縮
手段と、この圧縮手段の圧縮力を検知して圧縮手段の圧
縮動作を断続的に行わせる制御手段とを有することを特
徴とする。
ス室に入れた廃棄物を圧縮してその容積を減少させる廃
棄物の減容プレス装置であって、廃棄物を圧縮する圧縮
手段と、この圧縮手段の圧縮力を検知して圧縮手段の圧
縮動作を断続的に行わせる制御手段とを有することを特
徴とする。
【0008】
【作用】このような本発明では、圧縮動作を一時停止す
る度に、その段階までの廃棄物の塑性変形を完了させて
その弾性力をなくすとともに、その間に廃棄物から絞り
出された水を排水し、プレスにより増大した圧縮力を弱
める。そして、このような段階ごとの圧縮を繰り返すこ
とにより、最終的に所定の容積まで減容する。このた
め、連続的なプレスでは動作の進行に従って反発力が累
積的に増大するのに対し、圧縮力が所定の大きさ以下に
抑制されるようになり、生塵を透水性のある袋にいれて
プレスしても、袋が裂けてしまうことがなく、これによ
り前記目的が達成される。
る度に、その段階までの廃棄物の塑性変形を完了させて
その弾性力をなくすとともに、その間に廃棄物から絞り
出された水を排水し、プレスにより増大した圧縮力を弱
める。そして、このような段階ごとの圧縮を繰り返すこ
とにより、最終的に所定の容積まで減容する。このた
め、連続的なプレスでは動作の進行に従って反発力が累
積的に増大するのに対し、圧縮力が所定の大きさ以下に
抑制されるようになり、生塵を透水性のある袋にいれて
プレスしても、袋が裂けてしまうことがなく、これによ
り前記目的が達成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3には、本実施例に係る廃棄物の減容
プレス装置1が示されており、この減容プレス装置1
は、空缶やPETボトル等の空容器からなる廃棄物を押
し潰すための通常運転と、生塵を押し潰すための段押し
運転との二種類の運転モードを有するものである。減容
プレス装置1には、下部に設置された油圧の発生源であ
る油圧供給部10と、その上部で油圧プレスを行うプレス
部20とが備えられている。
明する。図1〜図3には、本実施例に係る廃棄物の減容
プレス装置1が示されており、この減容プレス装置1
は、空缶やPETボトル等の空容器からなる廃棄物を押
し潰すための通常運転と、生塵を押し潰すための段押し
運転との二種類の運転モードを有するものである。減容
プレス装置1には、下部に設置された油圧の発生源であ
る油圧供給部10と、その上部で油圧プレスを行うプレス
部20とが備えられている。
【0010】油圧供給部10は、油圧を発生するポンプ1
1、および、このポンプ11を駆動するモータ12等を備え
たものである。これらのポンプ11およびモータ12は、箱
状のケーシング13内に収納されている。このケーシング
13の底面の四隅にキャスター14が設置され、減容プレス
装置1の移動が容易となっている。
1、および、このポンプ11を駆動するモータ12等を備え
たものである。これらのポンプ11およびモータ12は、箱
状のケーシング13内に収納されている。このケーシング
13の底面の四隅にキャスター14が設置され、減容プレス
装置1の移動が容易となっている。
【0011】プレス部20は、ケーシング210 の内部に廃
棄物を押し潰す圧縮手段である油圧シリンダ220 および
プレス室230 等を設けたものである。ケーシング210
は、長手方向の寸法が油圧供給部10のケーシング13より
も長いものであり、一端を外側に突き出させてケーシン
グ13の上に載置されている。
棄物を押し潰す圧縮手段である油圧シリンダ220 および
プレス室230 等を設けたものである。ケーシング210
は、長手方向の寸法が油圧供給部10のケーシング13より
も長いものであり、一端を外側に突き出させてケーシン
グ13の上に載置されている。
【0012】油圧シリンダ220 は、筒状の本体221 の内
部を進退するプランジャ222 を有する複動形のものであ
り、油圧供給部10からの作動油により作動するようにな
っている。油圧シリンダ220 の先端には、廃棄物を押し
潰すための押圧板24が直立状態で固定されている。
部を進退するプランジャ222 を有する複動形のものであ
り、油圧供給部10からの作動油により作動するようにな
っている。油圧シリンダ220 の先端には、廃棄物を押し
潰すための押圧板24が直立状態で固定されている。
【0013】プレス室230 は、ケーシング210 を構成す
る側壁231, 232および底面部233 等で仕切られた空間と
なっている。側壁231 は、ケーシング210 の長手方向に
沿った側板211 の一部である。側壁232 は、側板211 の
図中左端を連結する側板212 からなるものである。底面
部233 は、ケーシング210 の底板213 の一部である。こ
のプレス室230 の内部で側壁232 に向かって押圧板24を
前進させることにより廃棄物を圧縮するようになってい
る。
る側壁231, 232および底面部233 等で仕切られた空間と
なっている。側壁231 は、ケーシング210 の長手方向に
沿った側板211 の一部である。側壁232 は、側板211 の
図中左端を連結する側板212 からなるものである。底面
部233 は、ケーシング210 の底板213 の一部である。こ
のプレス室230 の内部で側壁232 に向かって押圧板24を
前進させることにより廃棄物を圧縮するようになってい
る。
【0014】プレス室230 の上部には、四角形状の面材
からなる蓋部25が開閉自在に設置されている。蓋部25
は、基端側が側壁232 の上端部に回動自在に取付けら
れ、先端側の表面にロックハンドル26が回動自在に取付
けられている。ロックハンドル26の先端は、回動操作す
ることにより、ケーシング210 側に設置された留め具27
に嵌合可能となっている。ロックハンドル26の留め具27
への嵌合により、蓋部25が閉鎖状態にロックされるよう
になっている。
からなる蓋部25が開閉自在に設置されている。蓋部25
は、基端側が側壁232 の上端部に回動自在に取付けら
れ、先端側の表面にロックハンドル26が回動自在に取付
けられている。ロックハンドル26の先端は、回動操作す
ることにより、ケーシング210 側に設置された留め具27
に嵌合可能となっている。ロックハンドル26の留め具27
への嵌合により、蓋部25が閉鎖状態にロックされるよう
になっている。
【0015】プレス室230 内の側壁232 、底面部233 お
よび押圧板24の表面には、網状部材28が着脱自在に設け
られている。網状部材28は、所定の寸法に裁断された金
網28A に角材等からなるスペーサ28B を取付けたもので
ある。ここで、各網状部材28と側壁232 、底面部233 お
よび押圧板24との間にスペーサ28B が介装されることに
より、排水スペース234 が形成されている。プレス室23
0 の底面部233 には、側壁232 との角部近傍に排水口21
4 が設けられており、プレスにより絞り出される水等の
液体が排出可能となっている。
よび押圧板24の表面には、網状部材28が着脱自在に設け
られている。網状部材28は、所定の寸法に裁断された金
網28A に角材等からなるスペーサ28B を取付けたもので
ある。ここで、各網状部材28と側壁232 、底面部233 お
よび押圧板24との間にスペーサ28B が介装されることに
より、排水スペース234 が形成されている。プレス室23
0 の底面部233 には、側壁232 との角部近傍に排水口21
4 が設けられており、プレスにより絞り出される水等の
液体が排出可能となっている。
【0016】なお、ケーシング210 の図1中右側の側面
には、運転モードの切替えやモータ12の制御等を行う制
御回路30を収納した箱体31が取付けられている。箱体31
の上面には、押しボタンや表示ランプ等の設置により操
作表示パネル部32が形成されている。また、ケーシング
210 の図1中正面の側板211 の表面には、油圧シリンダ
220に供給される作動油の圧力を表示する油圧計33が嵌
め込まれている。
には、運転モードの切替えやモータ12の制御等を行う制
御回路30を収納した箱体31が取付けられている。箱体31
の上面には、押しボタンや表示ランプ等の設置により操
作表示パネル部32が形成されている。また、ケーシング
210 の図1中正面の側板211 の表面には、油圧シリンダ
220に供給される作動油の圧力を表示する油圧計33が嵌
め込まれている。
【0017】図4には、減容プレス装置1の油圧回路が
示されている。油圧回路は、ポンプ11、油圧シリンダ22
0 およびオイルパン34等を配管40, 41で連結したもので
ある。
示されている。油圧回路は、ポンプ11、油圧シリンダ22
0 およびオイルパン34等を配管40, 41で連結したもので
ある。
【0018】ポンプ11と油圧シリンダ220 とは往配管40
によって接続されており、油圧シリンダ220 とオイルパ
ン34とは環配管41によって接続されている。これによ
り、作動油がオイルパン34と油圧シリンダ220 との間を
循環するようになっている。
によって接続されており、油圧シリンダ220 とオイルパ
ン34とは環配管41によって接続されている。これによ
り、作動油がオイルパン34と油圧シリンダ220 との間を
循環するようになっている。
【0019】ここで、油圧シリンダ220 を出入りする作
動油の経路は、往配管40および環配管41と油圧シリンダ
220 との間に接続された切換え電磁弁35によって切換え
られるようになっている。電磁弁35は、いわゆる4ポー
ト二位置切換弁であり、通電により油圧シリンダ220 の
プランジャ222 の動作方向を逆転するものである。すな
わち、電磁弁35を通電した状態で油を供給すると、油圧
シリンダ220 は、プランジャ222 を前進させて減容動作
を行うようになっている。一方、電磁弁35を通電しない
状態で油を供給すると、油圧シリンダ220 は、プランジ
ャ222 を後退させて元の位置に戻す復帰動作を行うよう
になっている。
動油の経路は、往配管40および環配管41と油圧シリンダ
220 との間に接続された切換え電磁弁35によって切換え
られるようになっている。電磁弁35は、いわゆる4ポー
ト二位置切換弁であり、通電により油圧シリンダ220 の
プランジャ222 の動作方向を逆転するものである。すな
わち、電磁弁35を通電した状態で油を供給すると、油圧
シリンダ220 は、プランジャ222 を前進させて減容動作
を行うようになっている。一方、電磁弁35を通電しない
状態で油を供給すると、油圧シリンダ220 は、プランジ
ャ222 を後退させて元の位置に戻す復帰動作を行うよう
になっている。
【0020】往配管40には、ポンプ11と電磁弁35との間
に分岐管42が接続され、この分岐管42には圧力計33およ
び圧力スイッチ36が接続されている。
に分岐管42が接続され、この分岐管42には圧力計33およ
び圧力スイッチ36が接続されている。
【0021】圧力スイッチ36は、減容プレス装置1の段
押し運転モード時にのみ機能するものであり、油圧シリ
ンダ220 の圧縮力を検知して油圧シリンダ220 の圧縮動
作を断続的に行わせる制御手段である。圧力スイッチ36
には、予め設定された二つの圧力値P1, P2(P1>P2)に
対応して電気的に開閉するスイッチ部が内蔵されてい
る。圧力スイッチ36のスイッチ部は、往配管40の油圧が
第1の圧力値P1まで上昇すると開き、かつ、往配管40の
油圧が第2の圧力値P2まで下降すると閉じるようになっ
ている。
押し運転モード時にのみ機能するものであり、油圧シリ
ンダ220 の圧縮力を検知して油圧シリンダ220 の圧縮動
作を断続的に行わせる制御手段である。圧力スイッチ36
には、予め設定された二つの圧力値P1, P2(P1>P2)に
対応して電気的に開閉するスイッチ部が内蔵されてい
る。圧力スイッチ36のスイッチ部は、往配管40の油圧が
第1の圧力値P1まで上昇すると開き、かつ、往配管40の
油圧が第2の圧力値P2まで下降すると閉じるようになっ
ている。
【0022】圧力計33および圧力スイッチ36と往配管40
との間には、絞り管43およびチェック弁44が並列に接続
されている。これにより、往配管40内の油圧上昇時に
は、圧力スイッチ36内の油圧がチェック弁44によって速
やかに上昇し、かつ、往配管40内の油圧下降時には、圧
力スイッチ36の内部の油圧が絞り管43によって遅れて下
降するようになっている。
との間には、絞り管43およびチェック弁44が並列に接続
されている。これにより、往配管40内の油圧上昇時に
は、圧力スイッチ36内の油圧がチェック弁44によって速
やかに上昇し、かつ、往配管40内の油圧下降時には、圧
力スイッチ36の内部の油圧が絞り管43によって遅れて下
降するようになっている。
【0023】なお、ポンプ11の吐出口の直後にはチェッ
ク弁45が設けられ、ポンプ11の停止の際に、油圧シリン
ダ220 のプランジャ222 の後戻り(減容動作時の後退お
よび復帰動作時の前進)が防止されるようになってい
る。
ク弁45が設けられ、ポンプ11の停止の際に、油圧シリン
ダ220 のプランジャ222 の後戻り(減容動作時の後退お
よび復帰動作時の前進)が防止されるようになってい
る。
【0024】油圧シリンダ220 の近傍には、リミットス
イッチ37が設置されている。このリミットスイッチ37
は、油圧シリンダ220 のプランジャ222 が最後部に到達
したことを検知するものである。これらのリミットスイ
ッチ37、モータ12、電磁弁35および圧力スイッチ36の各
々は、それぞれに見合った容量および本数の電線50で制
御回路30と電気的に接続されている。
イッチ37が設置されている。このリミットスイッチ37
は、油圧シリンダ220 のプランジャ222 が最後部に到達
したことを検知するものである。これらのリミットスイ
ッチ37、モータ12、電磁弁35および圧力スイッチ36の各
々は、それぞれに見合った容量および本数の電線50で制
御回路30と電気的に接続されている。
【0025】次に、本実施例の段押し運転モードの動作
について説明する。なお、通常運転モードにおける動作
については、従来の減容プレス装置と同様であるため、
その説明は省略する。
について説明する。なお、通常運転モードにおける動作
については、従来の減容プレス装置と同様であるため、
その説明は省略する。
【0026】まず、プレス室230 の側壁232 、底面部23
3 および押圧板24の各表面に網状部材28を取付けてか
ら、透水性のある袋に入れた生塵をプレス室230 に入れ
る。この後、減容プレス装置1の電源スイッチを入れて
減容動作を開始させる。
3 および押圧板24の各表面に網状部材28を取付けてか
ら、透水性のある袋に入れた生塵をプレス室230 に入れ
る。この後、減容プレス装置1の電源スイッチを入れて
減容動作を開始させる。
【0027】押圧板24が前進して生塵が潰れ始めると、
圧縮力が次第に大きくなり、この圧縮力の増大に伴って
油圧シリンダ220 内の油圧が上昇する。次いで、図5に
示されるように、油圧シリンダ220 内の油圧が所定の圧
力値P1まで到達すると、圧力スイッチ36が反応してモー
タ12の電源を切り、油圧シリンダ220 を停止させて圧縮
動作を一時停止する。
圧縮力が次第に大きくなり、この圧縮力の増大に伴って
油圧シリンダ220 内の油圧が上昇する。次いで、図5に
示されるように、油圧シリンダ220 内の油圧が所定の圧
力値P1まで到達すると、圧力スイッチ36が反応してモー
タ12の電源を切り、油圧シリンダ220 を停止させて圧縮
動作を一時停止する。
【0028】ここで、押圧板24の停止により、生塵の元
の形に戻ろうとする復元力がなくなるとともに、生塵か
ら絞り出された水が外部に排水される。これにより、生
塵内の圧縮力が弱まり、油圧シリンダ220 内の油圧も下
がる。油圧シリンダ220 内の油圧が所定の圧力値P2まで
降下すると、圧力スイッチ36が反応してモータ12の電源
を入れ、油圧シリンダ220 を前進させて圧縮動作を再開
する。
の形に戻ろうとする復元力がなくなるとともに、生塵か
ら絞り出された水が外部に排水される。これにより、生
塵内の圧縮力が弱まり、油圧シリンダ220 内の油圧も下
がる。油圧シリンダ220 内の油圧が所定の圧力値P2まで
降下すると、圧力スイッチ36が反応してモータ12の電源
を入れ、油圧シリンダ220 を前進させて圧縮動作を再開
する。
【0029】圧縮動作を行う工程および圧縮動作を停止
する工程を繰り返すことにより、油圧シリンダ220 の油
圧が圧力値P1を超えないように弱めながら、押圧板24を
断続的に前進させて減容動作を行う。
する工程を繰り返すことにより、油圧シリンダ220 の油
圧が圧力値P1を超えないように弱めながら、押圧板24を
断続的に前進させて減容動作を行う。
【0030】このような減容動作を所定の時間だけ行っ
た後、電磁弁35により油圧シリンダ220 の動作が逆転さ
れ、押圧板24を元の位置に戻す復帰動作を開始する。復
帰動作により押圧板24が元の位置に戻ると、リミットス
イッチ37が作動し、減容プレス装置1の電源が落とされ
て復帰動作が終了し、これにより、減容プレス装置1の
全動作が完了する。
た後、電磁弁35により油圧シリンダ220 の動作が逆転さ
れ、押圧板24を元の位置に戻す復帰動作を開始する。復
帰動作により押圧板24が元の位置に戻ると、リミットス
イッチ37が作動し、減容プレス装置1の電源が落とされ
て復帰動作が終了し、これにより、減容プレス装置1の
全動作が完了する。
【0031】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、押圧板24を停止させて生塵の
圧縮力を弱めるようにしたので、圧縮力が所定の大きさ
以下に抑制され、生塵を透水性のある袋に入れてプレス
しても、袋が裂けることがなくなり、生塵の減容を確実
に行うことができる。
な効果がある。すなわち、押圧板24を停止させて生塵の
圧縮力を弱めるようにしたので、圧縮力が所定の大きさ
以下に抑制され、生塵を透水性のある袋に入れてプレス
しても、袋が裂けることがなくなり、生塵の減容を確実
に行うことができる。
【0032】また、プレス室230 の内部に網状部材28を
取付けて排水スペース234 を形成したので、高い排水効
果が得られるようになり、生塵から絞り出される水をプ
レス室230 の外部に速やかに排水可能となる。このた
め、生塵から大量の水が絞り出されても、プレス室230
の内部に停滞することがなくなり、水分を大量に含んだ
生塵であってもそのまま減容できる。
取付けて排水スペース234 を形成したので、高い排水効
果が得られるようになり、生塵から絞り出される水をプ
レス室230 の外部に速やかに排水可能となる。このた
め、生塵から大量の水が絞り出されても、プレス室230
の内部に停滞することがなくなり、水分を大量に含んだ
生塵であってもそのまま減容できる。
【0033】さらに、往配管40と圧力スイッチ36との間
に絞り管43およびチェック弁44を設け、油圧の上昇時に
は圧力スイッチ36が速やに反応し、かつ、油圧の下降時
には圧力スイッチ36が遅れて反応するようにしたので、
圧力スイッチ36の応答性を損なうことなく、圧縮動作を
停止させる時間を充分長く確保することができる。
に絞り管43およびチェック弁44を設け、油圧の上昇時に
は圧力スイッチ36が速やに反応し、かつ、油圧の下降時
には圧力スイッチ36が遅れて反応するようにしたので、
圧力スイッチ36の応答性を損なうことなく、圧縮動作を
停止させる時間を充分長く確保することができる。
【0034】また、プレス室230 の内部に取付けられる
網状部材28を着脱自在とし、通常運転および段押し運転
の二種類の運転モードを設けたので、空缶やPETボト
ル等の空容器および生塵の両方を減容できるようにな
り、厨房で発生する廃棄物の全てを一台で処理すること
ができる。
網状部材28を着脱自在とし、通常運転および段押し運転
の二種類の運転モードを設けたので、空缶やPETボト
ル等の空容器および生塵の両方を減容できるようにな
り、厨房で発生する廃棄物の全てを一台で処理すること
ができる。
【0035】なお、本発明は前述の一実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、制御手段の圧縮力を検知する手段と
しては、油圧シリンダ220 の油圧を検知する圧力スイッ
チ36等の間接的に検知するものに限らず、例えば、プレ
ス室230 の側壁232 に取付けたロードセル等により直接
的に検知するものでもよく、要するに、油圧シリンダ22
0 等の圧縮手段の圧縮力を検知できればよい。
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、制御手段の圧縮力を検知する手段と
しては、油圧シリンダ220 の油圧を検知する圧力スイッ
チ36等の間接的に検知するものに限らず、例えば、プレ
ス室230 の側壁232 に取付けたロードセル等により直接
的に検知するものでもよく、要するに、油圧シリンダ22
0 等の圧縮手段の圧縮力を検知できればよい。
【0036】また、圧縮手段としては、油圧シリンダ22
0 に限らず、例えば、圧搾空気で駆動するエアシリンダ
や、電気で駆動する電動式のアクチュエータと送りねじ
機構とを組合わせたもの等を採用してもよい。
0 に限らず、例えば、圧搾空気で駆動するエアシリンダ
や、電気で駆動する電動式のアクチュエータと送りねじ
機構とを組合わせたもの等を採用してもよい。
【0037】さらに、圧縮動作を再開させる条件として
は、油圧が所定圧力値P2まで降下したこと、所定時間が
経過したこと等の他に、排水口214 にフロースイッチ等
の流体の流れを検出する手段を設け、排水が完了したこ
とを条件として次の圧縮動作を行うようにしもよい。
は、油圧が所定圧力値P2まで降下したこと、所定時間が
経過したこと等の他に、排水口214 にフロースイッチ等
の流体の流れを検出する手段を設け、排水が完了したこ
とを条件として次の圧縮動作を行うようにしもよい。
【0038】また、制御手段としては、既存の各種コン
トローラ等を利用すればよく、圧縮動作の停止時間を確
保する手段として機能させてもよい。例えば、前記実施
例では、絞り管43およびチェック弁44により圧力スイッ
チ36の応答を遅らせて圧縮動作の停止時間を確保した
が、これに代えて、制御回路30にタイマー回路を設け、
油圧シリンダ220 の油圧が所定圧力値P1に達すると、所
定時間が経過するまで、油圧シリンダ220 を停止させる
制御手段を形成してもよく、要するに、検知した圧力に
応じて圧縮手段が段押し動作するように制御できればよ
い。
トローラ等を利用すればよく、圧縮動作の停止時間を確
保する手段として機能させてもよい。例えば、前記実施
例では、絞り管43およびチェック弁44により圧力スイッ
チ36の応答を遅らせて圧縮動作の停止時間を確保した
が、これに代えて、制御回路30にタイマー回路を設け、
油圧シリンダ220 の油圧が所定圧力値P1に達すると、所
定時間が経過するまで、油圧シリンダ220 を停止させる
制御手段を形成してもよく、要するに、検知した圧力に
応じて圧縮手段が段押し動作するように制御できればよ
い。
【0039】なお、前記実施例では、通常運転および段
押し運転の二種類の運転モードを有する減容プレス装置
1であったが、減容プレス装置としては、通常運転モー
ドを省略した生塵専用のものでもよい。
押し運転の二種類の運転モードを有する減容プレス装置
1であったが、減容プレス装置としては、通常運転モー
ドを省略した生塵専用のものでもよい。
【0040】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、生塵を入
れた袋が裂けることがなくなるため、生塵を確実に減容
することができる。
れた袋が裂けることがなくなるため、生塵を確実に減容
することができる。
【図1】本発明の一実施例の全体を示す一部破断した正
面図である。
面図である。
【図2】図1で示した減容プレス装置の左側面図であ
る。
る。
【図3】図1で示した減容プレス装置の平面図である。
【図4】同実施例の減容プレス装置の概略構成図であ
る。
る。
【図5】同実施例の動作を説明するためのグラフであ
る。
る。
1 廃棄物の減容プレス装置 230 プレス室 220 圧縮手段としての油圧シリンダ 36 制御手段としての圧力スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容
積を減少させる廃棄物の減容プレス方法であって、廃棄
物を圧縮する工程と、この圧縮動作を停止させる工程と
を繰り返すことを特徴とする廃棄物の減容プレス方法。 - 【請求項2】プレス室に入れた廃棄物を圧縮してその容
積を減少させる廃棄物の減容プレス装置であって、廃棄
物を圧縮する圧縮手段と、この圧縮手段の圧縮力を検知
して圧縮手段の圧縮動作を断続的に行わせる制御手段と
を有することを特徴とする廃棄物の減容プレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196918A JPH0639593A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 廃棄物の減容プレス方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196918A JPH0639593A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 廃棄物の減容プレス方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639593A true JPH0639593A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16365834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196918A Withdrawn JPH0639593A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 廃棄物の減容プレス方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011156457A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Bekku Kk | 圧搾脱水方法 |
KR20130039646A (ko) * | 2011-10-12 | 2013-04-22 | 니포우 코우산 주식회사 | 감염성 폐기물의 압축감용화 장치 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196918A patent/JPH0639593A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011156457A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Bekku Kk | 圧搾脱水方法 |
KR20130039646A (ko) * | 2011-10-12 | 2013-04-22 | 니포우 코우산 주식회사 | 감염성 폐기물의 압축감용화 장치 |
JPWO2013054871A1 (ja) * | 2011-10-12 | 2015-03-30 | ニッポウ興産株式会社 | 感染性廃棄物の圧縮減容化装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |