JPH0639579U - 運搬車用コンテナ保持装置 - Google Patents
運搬車用コンテナ保持装置Info
- Publication number
- JPH0639579U JPH0639579U JP7663492U JP7663492U JPH0639579U JP H0639579 U JPH0639579 U JP H0639579U JP 7663492 U JP7663492 U JP 7663492U JP 7663492 U JP7663492 U JP 7663492U JP H0639579 U JPH0639579 U JP H0639579U
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- swing
- container
- carrier
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成で、複数のコンテナを効率よく保持
することができる運搬車用コンテナ保持装置を得る。 【構成】コンテナ6の搬送方向と平行に荷役面4の下側
で固定部材8に支承された第1揺動軸20を備え、第1
揺動軸20に揺動可能に支承され、荷役面4よりも突出
・降下される揺動部材28を設けた。また、揺動部材2
8に第1揺動軸20と直交して旋回可能に支承された第
1旋回軸32の先端に、係合爪34を固定し、旋回で搬
送方向に張り出して係合溝7に係合可能とした。更に、
固定部材8に第1旋回軸32と同芯上で旋回される第2
旋回軸を設け、第1旋回軸32と第2旋回軸とを第1揺
動軸20と同芯上に設けられた第2揺動軸により揺動可
能に連結した。
することができる運搬車用コンテナ保持装置を得る。 【構成】コンテナ6の搬送方向と平行に荷役面4の下側
で固定部材8に支承された第1揺動軸20を備え、第1
揺動軸20に揺動可能に支承され、荷役面4よりも突出
・降下される揺動部材28を設けた。また、揺動部材2
8に第1揺動軸20と直交して旋回可能に支承された第
1旋回軸32の先端に、係合爪34を固定し、旋回で搬
送方向に張り出して係合溝7に係合可能とした。更に、
固定部材8に第1旋回軸32と同芯上で旋回される第2
旋回軸を設け、第1旋回軸32と第2旋回軸とを第1揺
動軸20と同芯上に設けられた第2揺動軸により揺動可
能に連結した。
Description
【0001】
本考案は、運搬車に積み込まれるコンテナを保持する運搬車用コンテナ保持装 置に関するものである。
【0002】
従来より、航空機の荷役作業には、大きさ、形状が統一されたコンテナが用い られており、そのコンテナの運搬にはコンテナ専用の運搬車が用いられている。 運搬車としては、一般に、1個のコンテナを積載する専用のドーリが用いられ、 この運搬車は、コンテナの積載状態でロックする保持装置を備えている。その保 持装置は、図7に示すように、コンテナ100を積載する際に、コンテナ100 が搬送される荷役面102よりも下側に設けられた揺動軸104に揺動可能に支 承されたL字型の揺動レバー106を揺動して、コンテナ100の係合溝108 に係合させ、コンテナ100を保持するように構成されている。
【0003】
しかしながら、こうした従来のものでは、専用のドーリに1個ずつ載せ何台か 連結して牽引車で牽引している。路面状態がよく、貨物ターミナルから搭載すべ き航空機までの距離が少ない場合は良いが、航空機の利用が高まるにつれ、離着 陸する位置がターミナルから遠い位置にならざるを得ない状態になっている。
【0004】 このような場合、ドーリではスピードが遅く、路面状態が悪いところを走行さ せることは難しいという難点がある。そこで、複数のコンテナ100をトラック に積載して運搬することが考えられる。 しかし、複数のコンテナ100を積載する場合には、逆向きに揺動する揺動レ バー106を設けなければならず、コンテナ100とコンテナ100との間に、 揺動レバー106が揺動できる広いスペースが必要となり、積載効率上の問題が あった。また、運搬中に揺動レバー106が倒れないように、揺動レバー106 をロックする装置も別途必要であり、装置が複雑、大型化するという問題があっ た。
【0005】 そこで本考案は上記の課題を解決することを目的とし、簡単な構成で、複数の コンテナを効率よく保持することができる運搬車用コンテナ保持装置を提供する ことにある。
【0006】
かかる目的を達成すべく、本考案は課題を解決するための手段として次の構成 を取った。即ち、 運搬車の荷役面上を搬送されるコンテナの下部側縁に設けられた係合溝に係合 して、前記コンテナを前記運搬車に保持する運搬車用コンテナ保持装置において 、 前記コンテナの搬送方向と平行に前記荷役面の下側で固定部材に支承された第 1揺動軸の廻りに揺動されて、前記荷役面よりも突出・降下される揺動部材と、 該揺動部材に前記第1揺動軸と直交して旋回可能に支承された第1旋回軸と、 該第1旋回軸に固定され、前記第1旋回軸の旋回で前記搬送方向に張り出して 前記係合溝に係合する係合爪と、 前記固定部材に前記第1旋回軸と同芯上に旋回可能に支承されて旋回される第 2旋回軸とを備え、 前記第1旋回軸と前記第2旋回軸とを前記第1揺動軸と同芯上に設けられた第 2揺動軸により揺動可能に連結したことを特徴とする運搬車用コンテナ保持装置 の構成がそれである。
【0007】
前記構成を有する運搬車用コンテナ保持装置は、揺動部材が第1揺動軸の廻り に揺動されると、荷役面よりも突出され、第2旋回軸が旋回されると、第1旋回 軸が係合爪と共に旋回し、係合爪が搬送方向に張り出して、コンテナの係合溝に 係合し、コンテナが保持される。
【0008】 また、第2旋回軸が旋回されて、係合爪と係合溝との係合が解除され、揺動部 材が揺動されると、荷役面よりも降下されて、コンテナが荷役面上を搬送できる ようになる。
【0009】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例としての運搬車用コンテナ保持装置の概略斜視図であ る。1は運搬車のフレームであり、フレーム1には複数のローラ2(図3参照) が配置されており、このローラ2の上面で形成される荷役面4上をコンテナ6が 搬送されるように構成されている。コンテナ6の下部側縁には、係合溝7が設け られている。
【0010】 フレーム1には、前記荷役面4よりも下側に、固定部材8が複数のボルト10 により固定されており、固定部材8は、搬送方向(図矢印C)と直交方向に立設 された一対の壁12,14を備えている。この壁12,14には、搬送方向と直 交して同芯上に2個のボス16,18が固着されている。
【0011】 このボス16,18には、搬送方向と直交して同芯上に、それぞれ第1揺動軸 20,22が嵌挿されている。そして、ボス16,18と両第1揺動軸20,2 2を貫通して割ピン24,26が挿入されて、抜け止めされている。 前記両壁12,14に挟持されて、揺動部材28が配置されており、この揺動 部材28は、両第1揺動軸20,22に揺動可能に支承されている。しかも、揺 動部材28は、荷役面4よりも突出する位置と、荷役面4よりも下に降下する位 置との間で揺動できるように構成されている。また、荷役面4よりも突出した位 置にあるときには、両壁12,14に張り渡された係止部材30に突き当たるよ うにされている。
【0012】 更に、揺動部材28には、第1揺動軸20,22と直交する第1旋回軸32が 旋回可能に支承されており、その先端は揺動部材28から突出されている。この 先端には係合爪34が固着されている。 係合爪34は、その幅と長さとが異なり、揺動部材28が荷役面4よりも突出 した位置にあるときに、第1旋回軸32の旋回により、搬送方向に張り出し、コ ンテナ6の係合溝7に入り込み、係合する状態と、揺動部材28からはみ出さな い状態とになるように形成されている。
【0013】 一方、固定部材8には、両壁12,14に張り渡された底板36が設けられて おり、この底板36には、第1旋回軸32と同芯上に旋回可能に第2旋回軸38 が支承されている。この第2旋回軸38と、第1旋回軸32とは、前記両第1揺 動軸20,22と同芯上に設けられた第2揺動軸40により揺動可能に連結され ている。
【0014】 また、前記揺動部材28には、第1揺動軸20,22と平行なピン41aによ り、ナックル41bが揺動可能に連結されており、ナックル41bには、起伏用 シリンダ42のロッド44が螺着されている。起伏用シリンダ42は、底板36 にピン45により支持されて、揺動部材28を揺動駆動するように配置されてい る。
【0015】 更に、第2旋回軸38にはアーム45が固定されており、このアーム45には 、第2旋回軸38と平行なピン46aにより、ナックル46bが揺動可能に連結 されており、ナックル46bには旋回用シリンダ48のロッド47が螺着されて いる。旋回用シリンダ48は、底板36にピン49により支持されて、第2旋回 軸38を旋回駆動するように配置されている。
【0016】 前述した本実施例の運搬車用コンテナ保持装置50は、大型トラック51の荷 台に複数、コンテナ6の大きさに応じた所定間隔で配置されている。また、荷台 には複数のローラ2がコンテナ6を搬送可能に配置され、所定間隔でコンテナ6 を搬送するエンドローディング用駆動タイヤ53が配置されている。荷台の前側 にはコンテナ6を搬送方向と直交する方向に移動するサイドローディング用駆動 ローラ54が複数設けられている。
【0017】 また、荷台の両側には固定ガイドレール55,56が設けられており、荷台の 前側には、この固定ガイドレール55,56に連接して、昇降式ガイドレール5 8,60が設けられている。 固定ガイドレール55,56と平行に、2組の昇降式ガイドレール62〜65 が設けられており、前側には1組の昇降式ガイドレール兼ストッパ66,68が 設けられている。また、前側には、ボールが内装されたボールガイド70が複数 配設されている。
【0018】 次に、前述した運搬車用コンテナ保持装置の作動について説明する。 まず、旋回用シリンダ48を駆動して、第1揺動軸20,22と第2揺動軸4 0とが一直線上になるように、第2旋回軸38を旋回する。そして、起伏用シリ ンダ42を駆動して、揺動部材28を荷役面4よりも下に降下した位置に揺動す る。
【0019】 次に、コンテナ6が荷台の後端から載せられ、固定ガイドレール55,56に 沿ってエンドローディング用駆動タイヤ53により荷役面4上を搬送される。そ の際、揺動部材28は、荷役面4よりも降下されているので、コンテナは揺動部 材28上を通過して搬送される。
【0020】 そして、コンテナ6が所定の位置に搭載されると、起伏用シリンダ42が駆動 され、揺動部材28が第1揺動軸20,22の廻りに揺動され、揺動部材28が 係止部材30に当接して、荷役面4よりも突出する位置に揺動される。 次に、旋回用シリンダ48が駆動され、第2旋回軸38を介して第1旋回軸3 2を旋回させる。これにより、係合爪34が搬送方向に張り出し、コンテナ6の 係合溝7内に入り込んで、係合する。
【0021】 よって、運搬中に、コンテナ6の浮き上がりが防止され、また、コンテナ6が 揺動部材28に接触する等して外力が作用しても、その方向は第1揺動軸20, 22の軸方向であるので、これにより、揺動部材28が第1揺動軸20,22の 廻りに揺動することはなく、コンテナ6の移動を阻止して、コンテナ6を保持す る。
【0022】 更に、揺動部材28は搬送方向と直交する方向に揺動し、しかも、係合爪34 が旋回して搬送方向に張り出すので、コンテナ6とコンテナ6との間の間隔が狭 くても配置することができ、コンテナ6の積載効率が改善される。 また、係合爪34が張り出した状態にある場合、即ち、第2揺動軸40の軸方 向が第1揺動軸20,22と一直線上にない場合、揺動部材28は揺動できない 。従って、係合爪34を戻さないで、起伏用シリンダ42を駆動しても、揺動部 材28を揺動させることはできないので、インターロックとなる。
【0023】 尚、前述した実施例では、起伏用シリンダ42及び旋回用シリンダ48により それぞれ揺動・旋回駆動しているが、揺動・旋回はこれに限らず、他のモータ等 の駆動源を用いてもよく、あるいは、作業者がハンドルやロッド等を操作して、 揺動・旋回させる構成とすることにより、簡便な機構として構成することもでき る。
【0024】 以上本考案はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0025】
以上詳述したように本考案の運搬車用コンテナ保持装置は、簡単な構成でコン テナを保持できると共に、コンテナとコンテナとの間が狭くても配置することが でき、積載効率が改善されるので、複数のコンテナを運搬車に積載して、コンテ ナを保持することが容易となるという効果を奏する。
【図1】 本考案の一実施例としての運搬車用コンテナ
保持装置の概略斜視図である。
保持装置の概略斜視図である。
【図2】 本実施例の運搬車用コンテナ保持装置の一部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図3】 図2のAA断面矢視図である。
【図4】 図2のB矢視図である。
【図5】 本実施例の運搬車用コンテナ保持装置を配置
した運搬車の上面図である。
した運搬車の上面図である。
【図6】 本実施例の運搬車用コンテナ保持装置を配置
した運搬車の側面図である。
した運搬車の側面図である。
【図7】 従来の運搬車用コンテナ保持装置の概略構成
図である。
図である。
1…フレーム 4…荷役面 6,1
00…コンテナ 7,108…係合溝 8…固定部材 20,
22…第1揺動軸 28…揺動部材 32…第1旋回軸 34…
係合爪 38…第2旋回軸
00…コンテナ 7,108…係合溝 8…固定部材 20,
22…第1揺動軸 28…揺動部材 32…第1旋回軸 34…
係合爪 38…第2旋回軸
Claims (1)
- 【請求項1】 運搬車の荷役面上を搬送されるコンテナ
の下部側縁に設けられた係合溝に係合して、前記コンテ
ナを前記運搬車に保持する運搬車用コンテナ保持装置に
おいて、 前記コンテナの搬送方向と平行に前記荷役面の下側で固
定部材に支承された第1揺動軸の廻りに揺動されて、前
記荷役面よりも突出・降下される揺動部材と、 該揺動部材に前記第1揺動軸と直交して旋回可能に支承
された第1旋回軸と、 該第1旋回軸に固定され、前記第1旋回軸の旋回で前記
搬送方向に張り出して前記係合溝に係合する係合爪と、 前記固定部材に前記第1旋回軸と同芯上に旋回可能に支
承されて旋回される第2旋回軸とを備え、 前記第1旋回軸と前記第2旋回軸とを前記第1揺動軸と
同芯上に設けられた第2揺動軸により揺動可能に連結し
たことを特徴とする運搬車用コンテナ保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7663492U JPH0639579U (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 運搬車用コンテナ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7663492U JPH0639579U (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 運搬車用コンテナ保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639579U true JPH0639579U (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=13610811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7663492U Pending JPH0639579U (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 運搬車用コンテナ保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639579U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101016138B1 (ko) * | 2009-11-20 | 2011-02-17 | 조영래 | 컨테이너의 자동 잠금장치 |
JP2017507859A (ja) * | 2014-02-19 | 2017-03-23 | ミ−ジャック プラダクツ, インコーポレイテッドMi−Jack Products, Inc. | コンテナをコンテナシャーシに自動的に固定するためのラッチシステム |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP7663492U patent/JPH0639579U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101016138B1 (ko) * | 2009-11-20 | 2011-02-17 | 조영래 | 컨테이너의 자동 잠금장치 |
JP2017507859A (ja) * | 2014-02-19 | 2017-03-23 | ミ−ジャック プラダクツ, インコーポレイテッドMi−Jack Products, Inc. | コンテナをコンテナシャーシに自動的に固定するためのラッチシステム |
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