JPH063953Y2 - 建設機械用キヤビンの開閉窓構造 - Google Patents

建設機械用キヤビンの開閉窓構造

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JPH063953Y2
JPH063953Y2 JP1985152610U JP15261085U JPH063953Y2 JP H063953 Y2 JPH063953 Y2 JP H063953Y2 JP 1985152610 U JP1985152610 U JP 1985152610U JP 15261085 U JP15261085 U JP 15261085U JP H063953 Y2 JPH063953 Y2 JP H063953Y2
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JP1985152610U
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JPS6271264U (ja
Inventor
義秀 柴野
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は建設機械用キャビンの開閉窓の構造に関する
ものである。
従来の技術 建設機械用キャビンの前面窓は、第9図に示すような要
領で開閉可能な構造になっている。すなわち、前面の開
閉窓2には、左右両側面のそれぞれ上部と下部に回転可
能なガイドローラ3が取付けられ、一方第11図の如
く、キャビン1の左右内壁面には前側より天井側まで2
本のガイドレール5が設けられてある。第9図のA−A
付近の断面図は第3図に示す如きものであるが、このよ
うな状態でガイドローラ3がガイドレール5に嵌合され
ている。それで、開閉窓2を閉じておく場合には、キャ
ビン1左右内壁のガイドレール5の前側最下部に、開閉
窓2の左右下部ガイドローラ3がとまるまで開閉窓2を
おろしておく。そうすると、開閉窓2が前面にしまった
状態になる。それで、開閉窓2を開く場合には、運転者
が両手で開閉窓2の上下の把手4をつかんで、開閉窓2
を腕力にて持上げ、ガイドローラ3をガイドレール5に
沿って転動させながら、第10図の如く、ガイドレール
5の上部の天井近くに収めてしまう。それで、開閉窓2
の上部左右にはスライドラッチ具11が取付けられ、一
方、キャビン1内ガイドレール5の上部端末付近にはラ
ッチピンホルダ14が固着されている。スライドラッチ
具11、ラッチピンホルダ14はそれぞれ第12図、第
14図に示すようなものであるが、ラッチピンホルダ1
4のピン穴に、スライドラッチ具11のラッチピン13
を挿入することによって、上部天井付近に収納された開
閉窓2は固定される。
考案が解決しようとする問題点 従来技術の開閉窓開閉機構およびその操作は上記の如き
ものである。それで先ず、開閉窓を開く場合には、運転
者が両手で開閉窓の上下の把手をつかんで、腕力によっ
て、天井付近まで持ち上げなければならない。そして、
開いた開閉窓を上部天井付近に収納固定するのである
が、そのためには、開閉窓上部に取付けてあるスライド
ラッチ具のラッチピンを、キャビン内壁に固着してある
ラッチピンホルダに挿入しなければならない。通常、建
設機械が作業に従事している現場の地面は、水平でなく
て、傾斜している場合が多い。それで、建設機械の車体
が前かがみに傾いている場所において、ラッチピンをラ
ッチピンホルダのピン穴に挿入しようとしても、開閉窓
が自重により前方へ移動しようとするので、ラッチピン
挿入がなかなか困難である。それでこの場合には、開閉
窓の前方移動を片手で阻止し、他の片手でラッチピンを
挿入しなければならないので困難である。次に開閉窓を
閉じる場合であるが、上部にある開閉窓を前面におろし
てやる途中に、開閉窓が自重による急激な落下をするお
それがあるので、開閉窓の把手をつかんでゆっくりおろ
してやらなければならない。以上のように、従来技術の
開閉窓の開閉操作においては、運転者の大きな腕力と労
力を要するので、運転者の負担と疲労を増加させてい
た。また、ラッチピンの挿入不具合とか、不測の破損な
どにより、開閉窓が前面に摺動落下する危険もあった。
課題を解決するための手段 イ.本考案では、建設機械用キャビンの左右の内壁面に
互いに平行なガイドレールを配置し、そのガイドレール
に沿って案内されるガイドローラを四隅に取付け、天井
近くの上部開止位置とキャビン前面部の前部閉止位置と
の間で摺動移動させるようにした建設機械用キャビンの
開閉窓において、 ロ.キャビンの後部にブレーキ付モータを配置し、その
ブレーキ付モータに巻上ドラムを連結し、また開閉窓に
連結したワイヤロープを上記巻上ドラムに巻装し、 ハ.ブレーキ付モータの操作により上記ワイヤロープ
を、天井に近い位置で前後方向に巻上げまたは巻下げで
きるように構成した。
作用 イ.キャビンの後方上部に設けた巻上装置の回転駆動源
を正転または逆転させることによって、巻上ドラムに取
付けられたワイヤロープが巻上げまたは巻下げられるの
で、開閉窓の開閉が自動的に行われるようになった。
ロ.巻上装置の動力源として油圧モータを使用した油圧
回路の場合には、カウンタバランス弁が配置されている
ので、開閉窓を閉じる時に、開閉窓は急激に落下するこ
となく、ゆっくり下りてくる。
ハ.また、巻上装置の動力源としてブレーキ付減速電動
機を使用した場合も、スイッチ操作により、徐々に開閉
窓を閉じることができる。
実施例 第1図は、本考案のキャビン内に運転者が着座して、前
面の開閉窓の開閉を行なっている側面図である。第1図
において、1はキャビン、2は開閉窓、3は開閉窓2に
取付けられたガイドローラ、5はキャビン1の左右内壁
に固着されたガイドレールであるが、前面側から天井側
へ連続する曲がり部は半径Rなる曲線形状をしている。
第1図のA−A断面は第3図に示してあるが、開閉窓2
の窓枠6の左右側面にピン7が固着されており、該ピン
7はガイドローラ3を回転可能に枢支している。また第
1図において、開閉窓2の上部側面左右にはワイヤ連結
金物8が固着されていて、キャビン1の後方上部に取付
けられた巻上装置9のワイヤロープ10を連結してい
る。第1図のBから見た図が、第4図開閉窓2の正面図
であるが、上部側面左右にはワイヤ連結金物8が固着さ
れている。そしてまた、本開閉窓2の上部内面側左右に
は、スライドラッチ具11が対称的に取付けられてあ
る。スライドラッチ具11は、手動にてレバー12によ
りラッチピン13をストロークSだけ出し入れできる。
第5図は第4図開閉窓2のCより見た側面図である。次
に第2図は、開閉窓2を巻上装置9によって上部天井付
近まで巻上げた状態である。そうすると、開閉窓2の上
部左右に取付けられたスライドラッチ具11は、キャビ
ン1の後方上部左右の内壁に固着されたラッチピンホル
ダ14の位置に到達する。ラッチピンホルダ14の形状
は第14図に示す如きもので、中央部にラッチピン13
挿入用のピン穴が明けられてある。第6図は第1図のD
−Dより見た平面図であるが、15はキャビン1外側面
に取付けられた油圧モータ、16は巻上軸、17は軸
受、18は巻上軸16の左右に取付けられた巻上ドラム
である。そして、左右の巻上ドラム18に巻かれたワイ
ヤロープ10は、開閉窓2の上側面左右に固着されたワ
イヤ連結金物8にそれぞれ連結されている。第7図は、
開閉窓2の巻上装置用油圧回路であるが、9は巻上装
置、15は油圧モータ、20はカウンタバランス弁、2
1はチェック弁、22は3位置電磁弁、23はリリーフ
弁、24は油圧ポンプ、25は油圧ポンプ24駆動用原
動機、26は油タンクである。ここで、本油圧回路の機
能詳細について述べる。開閉窓2の巻上げ巻下げを行な
っていない場合には、3位置電磁弁22は操作されてい
ないので、中立位置である。それで、油圧ポンプ24か
らの吐出油は油路27を通り、リリーフ弁23を経て油
タンク26へ戻るだけである。開閉窓2を巻上げる場合
には、運転者はスイッチ操作をして、3位置電磁弁のイ
位置へ切換える。そうすると、油圧ポンプ24からの吐
出油は油路27、3位置電磁弁22のイ位置、油路2
8、チェック弁21、油路29を通り、油圧モータ15
を回転させるので、巻上装置9は開閉窓2を巻上げる。
なおこの時に、油圧モータ15からの戻り油は油路3
0、3位置電磁弁22のイ位置、油路31を経て油タン
ク26に戻る。こうして巻上げた開閉窓2の上部左右の
ガイドローラ3が、ガイドレール5の上部端末止まり部
まで到達した時に、開閉窓2は停止する。そうすると、
油路27の油圧が上昇するので、油圧ポンプ24の吐出
油は油路27、リリーフ弁23を経て油タンク26へ戻
る。次に、開閉窓2を巻下げる場合について述べる。巻
下げの場合には、開閉窓2の自重による自然落下を利用
する。上部天井側に開かれて収納されている開閉窓2の
下部ガイドローラ3の位置は、第2図に示す如く、ガイ
ドレール5の半径Rなる曲線上にある。そのために、開
閉窓2上部に取付けてあるスライドラッチ具11のラッ
チピンを抜外し、巻上装置9を巻下げにしてやればよ
い。すなわち、スイッチ操作により3位置電磁弁22を
ロ位置に切換える。そうすると、油圧ポンプ24からの
吐出圧油は油路27、3位置電磁弁22のロ位置、油路
30を経て油圧モータ15に達するとともに、パイロッ
ト油路32を通じてカウンタバランス弁20を開く。油
圧モータ15は巻下回転を始め、該油圧モータ15から
の戻り油は、油路29、カウンタバランス弁20、油路
28、3位置電磁弁22のロ位置、油路31を通り油タ
ンク26に戻る。しかし、開閉窓2が下降中に、自重に
より自由落下をはじめ急激に下降速度がはやくなると、
油圧ポンプ24から油圧モータ15にいたる入力側に負
圧を生じる。そうすると、カウンタバランス弁20には
パイロット圧が作用しなくなるので油路を閉じて、油圧
モータ15の巻下回転を停止する。このようにして、カ
ウンタバランス弁20は、戻り油路に流れる油量を規制
し、開閉窓2の降下速度が自由落下にならないように防
止する。
本考案は上記の如く構成してあり、次に開閉窓の開閉操
作について述べる。先ず、開閉窓を開く場合には、運転
者は運転室内のスイッチ操作により3位置電磁弁をイ位
置へ切換える。油圧モータの回転により巻上装置は開閉
窓を上部天井付近へ上昇させる。そして開閉窓が、ガイ
ドレールの上部端末位置にて停止した時、運転者はスイ
ッチを切り、後方上部のスライドラッチ具にて開閉窓を
固定する。次に、開閉窓を閉じる場合には、運転者は後
方上部のスライドラッチ具のラッチピンを抜外し、スイ
ッチ操作により3位置電磁弁をロ位置へ切換える。そう
すれば、開閉窓は油圧回路中のカウンタバランス弁の作
動により、充分減速されているので危険はない。そし
て、開閉窓が前面に閉じられた時点で、操作スイッチを
切って、3位置電磁弁を中立に戻す。
それから、他の実施例として第8図に示すものである。
第8図は第1図のD−Dより見た図であるが、巻上装置
の駆動動力源としてブレーキ付減速電動機19を使用し
たものである。したがって、開閉窓の開閉はスイッチ操
作により始動停止が正確に行われ、かつ、開閉窓の開閉
速度を充分減速されたものである。
考案の効果 以上述べたように、本考案の開閉窓開閉機構は、キャビ
ンの後方上部に油圧または電気的巻上装置を設け、その
巻上用ワイヤロープを開閉窓上側面のワイヤ連結金物に
連結させた。従来の開閉窓においては、上記のような動
力を用いた巻上装置が設けられてないので、開閉窓を開
く場合には、運転者が両手で開閉窓の上下の把手をつか
んで、腕力によって、天井付近まで持ち上げなければな
らなかった。しかし、本考案の開閉窓を開閉する場合に
は運転者がスイッチ操作をするだけでよいので、腕力は
必要でなく、運転者の労力を減少させることができる。
そして、開閉窓が巻上装置のワイヤロープに連結してあ
るので、不測の事故などによる開閉窓の急激な摺動落下
を防止する。また、本考案におけるブレーキ付モータ,
ワイヤロープなどが運転者の視界を妨げることは全くな
い。また天井近くに並設しているガイドレールとほぼ同
じ高さ位置で、ワイヤロープを前後方向に巻上げまたは
巻下げするようにしたので、開閉構造の上下方向及び前
後方向の長さを最小限の大きさにすることができる。し
たがって本考案の開閉窓構造は簡単かつコンパクトなも
ので、運転者の省力と安全面で効果を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のキャビン内で運転者が着
座して開閉窓を開く操作を行なっている側面図、第3図
は第1図および第9図のA−A断面図、第4図は第1図
のBから見た開閉窓の正面図、第5図は第4図のCより
見た側面図、第6図は第1図のD−Dより見た図、第7
図は本考案の巻上装置の油圧回路図、第8図は第1図の
D−Dより見た他の実施例の図、第9図および第10図
はキャビン内で運転者が着座して従来技術の開閉窓を開
く操作を行なっている側面図、第11図はキャビンの斜
視図、第12図はスライドラッチ具11の正面図、第1
3図は第12図のEより見た側面図、第14図はラッチ
ピンホルダ14の斜視図である。 1……キャビン 2……開閉窓 3……ガイドローラ 5……ガイドレール 8……ワイヤ連結金物 9……巻上装置 10……ワイヤロープ 11……スライドラッチ具 15……油圧モータ 19……ブレーキ付減速電動機 20……カウンタバランス弁 22……3位置電磁弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械用キャビンの左右の内壁面に互い
    に平行なガイドレールを配設し、そのガイドレールに沿
    って案内されるガイドローラを四隅に取付け、天井近く
    の上部開止位置と、キャビン前面部の前部閉止位置との
    間で摺動移動させるようにした建設機械用キャビンの開
    閉窓において、キャビンの後部にブレーキ付モータを配
    置し、そのブレーキ付モータに巻上ドラムを連結し、ま
    た開閉窓に連結したワイヤロープを上記巻上ドラムに巻
    装し、ブレーキ付モータの操作により上記ワイヤロープ
    を、天井に近い位置で前後方向に巻上げまたは巻下げ可
    能としたことを特徴とする建設機械用キャビンの開閉窓
    構造。
JP1985152610U 1985-10-04 1985-10-04 建設機械用キヤビンの開閉窓構造 Expired - Lifetime JPH063953Y2 (ja)

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JP3252100B2 (ja) * 1997-05-09 2002-01-28 新キャタピラー三菱株式会社 建設機械用キャブの前窓固定装置
CN103161376A (zh) * 2013-02-23 2013-06-19 三一重机有限公司 一种驾驶室及其前窗和工程机械

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