JPH0639368A - 下水処理方法及び処理装置 - Google Patents

下水処理方法及び処理装置

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JPH0639368A
JPH0639368A JP1344392A JP1344392A JPH0639368A JP H0639368 A JPH0639368 A JP H0639368A JP 1344392 A JP1344392 A JP 1344392A JP 1344392 A JP1344392 A JP 1344392A JP H0639368 A JPH0639368 A JP H0639368A
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treatment
biological treatment
filtration
tank
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真 矢尾
Tatsuhiko Suzuki
辰彦 鈴木
Susumu Ishikawa
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理原水中の微細浮遊物質の除去効果が極め
て高いろ過工程を、長時間にわたりかつ安定的・連続的
に行うことができ、これにより生物処理工程における処
理負荷を軽減して、生物処理時間を短縮せしめるととも
に生物処理の際の使用エネルギーを低減化し、短時間で
効率的に下水処理を行うことのできる下水処理方法およ
び処理装置の提供。 【構成】 好気性生物処理プロセスを行う生物処理装置
24または嫌気・好気生物処理プロセスを行う生物処理
装置52の前段に、ろ過装置23を設け、さらにこのろ
過装置23の前段に処理原水と加圧空気溶解水とを混合
して、処理原水中の浮遊物質に微細気泡を付着させ、こ
の微細気泡の浮力で浮遊物質を浮上分離することにより
これを除去する浮上分離装置22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水中に含有されて
いる種々の水質汚濁成分を除去し、下水を清浄な水とす
る下水処理方法および処理装置に関し、さらに詳しく
は、有機性汚濁成分または、有機性汚濁成分及び窒素化
合物等の除去を効率的に行い、汚濁成分の除去能を低下
することなく下水処理時間を短縮せしめた、下水処理方
法および処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な下水処理方法としては、
例えば、標準活性汚泥法による下水処理が知られてい
る。この方法は、図3に示すように、まず、砂及びし渣
を除去した後の下水を最初沈澱池1に流入せしめ、この
最初沈澱池1で下水中の浮遊物質を分離除去する(第1
分離除去工程)。次に、上記最初沈澱池1で浮遊物質が
分離除去された後に得られる前処理水をエアレーション
タンク2に送る。上記前処理水は、このエアレーション
タンク2で好気性微生物のフロックよりなる活性汚泥と
混合され、さらに空気を送り込まれて酸素の供給を受け
ることにより、第1前処理水中の有機物が分解除去され
る(生物処理工程)。次に、上記エアレーションタンク
2で生物処理して得られた処理水を、最終沈澱池3に送
り、ここで上記処理水中の活性汚泥を重力沈澱によって
分離除去する(第2分離除去工程)。
【0003】しかし、上記標準活性汚泥法にあっては、
重力沈澱法を用いるため微細浮遊物質の除去が不十分と
なって、上記最初沈澱池1から、後段のエアレーション
タンク2に送られる前処理水中に相当量の浮遊性有機物
が残留してしまうこととなり、これにより、上記エアレ
ーションタンク2における処理負荷が増大するとともに
有機物の分解速度も遅くなり、エアレーションタンク2
で前処理水を長時間滞留させないと有機物の十分な分解
が不可能なことから、処理効率が低いという問題があっ
た。また、上記エアレーションタンク2における処理負
荷の増大に伴う処理効率の低下により、下水処理装置の
ランニングコストが嵩んでしまうという問題があった。
【0004】そこで、上記標準活性汚泥法における諸問
題点を解決するため、図4に示すように、下水中の砂及
びし渣を除去した後の処理原水をろ過する砂ろ過装置4
と、この砂ろ過装置4の後段に設けられ、この砂ろ過装
置4を経た後の前処理水を生物処理するエアレーション
タンク5と、このエアレーションタンク5の後段に設け
られ、このエアレーションタンク5を経た後の処理水中
の活性汚泥を重力沈澱させて分離除去する最終沈澱池6
とを具備してなる下水処理装置7を試作した。
【0005】下水処理装置7により下水処理を行うに
は、まず、処理原水を上記砂ろ過装置4に流入せしめ、
この砂ろ過装置4で処理原水中の浮遊物質をろ過して除
去する(ろ過工程)。次に、上記ろ過工程を終えた後に
得られるろ過処理水をエアレーションタンク5に送る。
上記ろ過処理水は、このエアレーションタンク5で好気
性微生物のフロックよりなる活性汚泥と混合され、さら
に空気を送り込まれて酸素の供給を受けることにより、
ろ過処理水中の有機物が酸化分解される(生物処理工
程)。次に、上記エアレーションタンク5で生物処理し
て得られた生物処理水を最終沈澱池6に送り、ここで上
記生物処理水中の活性汚泥を重力沈澱によって分離除去
する。
【0006】上記したように標準活性汚泥法の第1分離
除去工程として最初沈澱池の代わりに砂ろ過装置による
ろ過工程を取り入れると、処理原水中の微細浮遊物質の
除去率の向上が顕著となるため、上記エアレーションタ
ンク5における処理負荷が著しく軽減され、これにより
エアレーションタンク5での処理時間が短縮されるとと
もに処理効率の向上が図れるものと予測された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ろ
過法を用いた下水処理方法を実際に実施したところ、処
理原水をろ過した際、上記処理原水中の粒径の大きな懸
濁成分が砂ろ過装置4のろ層表面に急速に捕捉されるこ
ととなり、図5のグラフ中(a)に示されているよう
に、10分程度のろ過継続時間で水頭損失(流入口4a
での流入水頭と排出口4bでの排出水頭との差)が1m
以上となった。従って、この下水処理装置7は長時間に
わたる連続運転が不可能であることが明らかとなり、実
用的な処理が望めないことが判明した。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、処理原水中の微細浮遊物質の除去効果が極めて高い
ろ過工程を、長時間にわたりかつ安定的・連続的に行う
ことができ、これにより生物処理工程における処理負荷
を軽減するとともに有機物の分解速度を高めて、生物処
理時間を短縮せしめて生物処理の際の使用エネルギーを
低減化し、短時間で効率的に下水処理を行うことのでき
る下水処理方法および処理装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、下水中の
砂及びし渣を除去した後の処理原水と加圧下に空気を高
濃度に溶解させた加圧空気溶解水とを大気圧下に混合し
て、該処理原水中の浮遊物質に該加圧空気溶解水から発
生する微細気泡を付着せしめ、該浮遊物質を浮上分離さ
せて該処理原水中から該浮遊物質を除去する分離除去工
程と、上記分離除去工程を経て得られた第1前処理水を
ろ過して、該第1前処理水中に残存する浮遊物質をさら
に除去するろ過処理工程と、上記ろ過処理工程を経て得
られた第2前処理水中の有機物を微生物による生物学的
処理によって分解せしめて該処理水中から有機物を除去
する生物処理工程とを有する請求項1記載の下水処理方
法を使用することにより解決される。
【0010】また、上記生物処理工程は、上記有機物を
好気性微生物により分解処理する好気性生物処理プロセ
スを備えた工程であってもよい。
【0011】また、上記生物処理工程は、上記有機物を
好気性微生物及び通性嫌気性微生物により分解処理する
嫌気・好気生物処理プロセスを行う工程であってもよ
い。
【0012】また、上記請求項1ないし3記載の下水処
理方法の実施には、下水中の砂及びし渣を除去した後の
処理原水と、加圧下に空気を高濃度に溶解させた加圧空
気溶解水とを大気圧下に混合して、該処理原水中の浮遊
物質に該加圧空気溶解水から発生する微細気泡を付着せ
しめ、該浮遊物質を浮上分離させる加圧浮上槽と、該加
圧浮上槽内で浮上した浮遊物質を取り出す回収装置とを
備えた分離除去装置と、該分離除去装置の後段に設けら
れ、該分離除去装置により処理されて得られた第1前処
理水をろ過して、該第1前処理水中に残存する浮遊物質
をさらに除去するろ過処理装置と、該ろ過処理装置の後
段に設けられ、該ろ過処理装置により処理されて得られ
た第2前処理水中の有機物を微生物により分解せしめ
て、該第2前処理水中から有機物を除去する生物学的処
理槽とを具備した請求項4記載の下水処理装置を用いる
のが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の下水処理方法にあっては、上記構成と
したので、分離除去工程において処理原水中に存在する
浮遊物質のうち、上記ろ過工程のろ過能力を急速に低減
させる粒径の浮遊物質の大部分を除去することができ
る。これにより、上記ろ過工程を長時間にわたり安定的
に実施することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る下水処理装置の第1実
施例を示す図で図中符号21は、下水処理装置である。
この下水処理装置21は、加圧浮上分離装置22(以
下、浮上分離装置22と略記する)と、この浮上分離装
置22の後段に設けられているろ過装置23と、このろ
過装置23の後段に設けられている生物処理装置24
と、上記浮上分離装置22に処理原水W0を導入する流
入路25と、上記浮上分離装置22から排出された第1
前処理水を上記ろ過装置23に導入する第1前処理水路
26と、上記ろ過装置23から排出された第2前処理水
を生物処理装置24内に導入する第2前処理水路27と
から構成されている。
【0015】上記浮上分離装置22は、浮上分離槽28
と、加圧水タンク29と、加圧水路30と、給水路31
と、浮上汚泥回収装置32と、空気圧縮装置33と、加
圧空気管路33aとから構成されている。上記浮上分離
槽28には、流入口28aおよび排出口28bが形成さ
れ、流入口28aには上記流入路25が接続され、排出
口28bには上記第1前処理水路26が接続されてい
る。また、この浮上分離槽28の上部には浮上汚泥回収
装置32が設けられている。上記加圧水タンク29に
は、流入口29a、排出口29bおよび加圧空気口29
cが形成され、流入口29aには、一端が上記第1前処
理水路26に接続する給水路31の他端が接続され、排
出口29bには、一端が上記流入路25に接続する加圧
水路30の他端が接続され、加圧空気口29cには、一
端が上記空気圧縮装置33に接続する加圧空気管路33
aの他端が接続されている。
【0016】上記ろ過装置23は、ろ過槽本体34と、
アンスラサイトや砂などのろ材35を積層してなるろ層
36から構成されている。上記ろ過槽本体34には、流
入口34aおよび排出口34bが形成され、流入口34
aには、一端が上記浮上分離槽28の排出口28bに接
続する第1前処理水路26の他端が接続され、排出口3
4bには、上記第2前処理水路27の一端が接続されて
いる。
【0017】上記生物処理装置24は、好気性生物処理
槽37と、この好気性生物処理槽37内に空気を送り込
む散気用ブロワ38とから構成されている。上記好気性
生物処理槽37内の上部には、プラスチック製等の接触
材39を内装した接触曝気部39aが配され、下部には
軽量骨材や砂利などのろ材40が積層され、かつこのろ
材40表面に好気性微生物膜層を形成させてなる生物ろ
過層41が配されている。また、この生物ろ過層41に
は、散気用ブロワ38から空気(酸素)が送り込まれる
ようになっている。
【0018】また、上記好気性生物処理槽37の上部に
は流入口37aが形成され、好気性生物処理槽37の底
部には排出口37bが形成されている。この流入口37
aには、一端が上記ろ過槽本体34の排出口34bに接
続する第2前処理水路27の他端が接続され、排出口3
7bには排水路42が接続されている。
【0019】上記本例の下水処理装置21を用いて本発
明の下水処理方法を行うには、まず、下水中の砂及びし
渣を除去した後の処理原水W0と、加圧下に空気を高濃
度に溶解させた加圧空気溶解水とを、浮上分離槽28内
に流入させ、両者を大気圧下に混合して加圧空気溶解水
から発生する微細気泡を処理原水W0中の浮遊物質に付
着させる。これにより、上記処理原水W0中の浮遊物質
は、これに付着した微細気泡の浮力により浮上分離する
(分離除去工程)。
【0020】上記処理原水W0とは、流入路25を介し
て浮上分離槽28内に導入される被処理水であり、上記
加圧空気溶解水とは、上記浮上分離槽28から排出され
る第2前処理水の一部を給水路31を介して上記加圧水
タンク29内に導入し、この第2前処理水に空気圧縮装
置33による圧縮空気を圧入することにより生成された
もので、高濃度の空気溶解水である。
【0021】上記分離除去工程で、浮上分離槽28の上
部に浮上した処理原水W0中の浮遊物質は、浮上分離槽
28の上部に設置されている浮上汚泥回収装置32の回
収羽32aにより回収される。また、回収した汚泥(浮
上物質)は、脱水機(図示略)に送られて脱水ケーキと
なる。また、上記浮遊物質を分離除去された後に得られ
る第1前処理水は、第1前処理水路26を介してろ過装
置23に送られ、この内の一部は、先に述べたように給
水路31を介して上記加圧水タンク29内に導入され
る。
【0022】上記分離浮上分離装置22の運転条件は、
浮上分離槽28の大きさや、流入する処理原水W0中に
含有される浮遊物質濃度等の条件により多少異なるが、
概ね、以下〜に示す条件に設定するのが好ましい。 浮上分離槽28水面積負荷……4〜20m3/m2/h 浮上分離槽28滞留時間……8〜25min 加圧水比(処理原水W0流入量に対する加圧水の混合
比)……17〜23%
【0023】浮上分離装置22の運転条件を上記条件に
設定したのは、この浮上分離装置22における分離除去
工程で、処理原水W0中に存在する浮遊物質のうち、少
なくとも、ろ過工程のろ過能力を急速に低減させる粒径
70〜78μm以上の浮遊物質を除去するためである。
なお、本実施例の下水処理装置21を上記条件で運転す
れば、凝集剤の添加を必要とすることなく浮上分離装置
22で20〜30μm以上の浮遊物質が除去される。
【0024】次に、上記第1前処理水をろ過装置23の
ろ過槽本体34内に導入してこれをろ層36を通過させ
ることによりろ過し、上記第1前処理水中の浮遊物質を
分級除去する(ろ過処理工程)。また、上記ろ過装置2
3の運転条件は、ろ過槽本体34の大きさや、ろ層36
のろ過能力、あるいは流入する第1前処理水中に含有さ
れる浮遊物質濃度等の条件により多少異なるが、例え
ば、有効径2.0mmのアンスラサイトをろ材とするろ
床厚30cmのろ層と、有効径0.6mmの砂をろ材と
するろ床厚30cmのろ層とからなるろ過装置23を用
いた場合は、ろ過速度70〜200m/dの運転条件に
設定するのが好ましい。
【0025】ろ過装置23の運転条件を上記条件に設定
したのは、このろ過装置23におけるろ過工程で第1前
処理水中に残存する浮遊物質のうち、生物処理工程の処
理時間を遅延させる粒径5〜10μm以上の浮遊性有機
物を除去するためである。
【0026】上記ろ過処理工程終了後、得られた第2前
処理水を上記生物処理装置24に導入し、該第2前処理
水中の有機物を好気的に分解除去する(生物処理工
程)。上記生物処理装置24に流入した第2前処理水
は、まず流入口37aを経て好気性生物処理槽37内に
入り、さらに好気性生物処理槽37内に備えられた生物
ろ過層41に達すると散気用ブロワ38により送り込ま
れる空気(酸素)により曝気され、この生物ろ過層41
に生息する微生物によって、第2前処理水中の有機物が
好気的に分解される。
【0027】また、上記生物処理装置24の運転条件
は、好気性生物処理槽37の大きさ、流入する第1前処
理水中に含有される浮遊物質濃度等の条件により多少異
なるが、概ね空塔速度が20〜50m/日程度で、いわ
ゆる滞留時間が(空塔として)約1〜3hr程度となる
ような条件で運転するのが好ましい。
【0028】以上述べたように、本実施例の下水処理装
置21にあっては、浮上分離装置22における分離除去
工程で、処理原水W0中に存在する浮遊物質のうち、ろ
過工程のろ過能力を急速に低減させる粒径70〜78μ
m以上の浮遊物質を除去するので、上記浮上分離装置2
2の後段に設けられたろ過装置23を長時間にわたり安
定的に運転することができる。
【0029】また、本実施例の下水処理装置21にあっ
ては、ろ過装置23で浮上分離装置22における分離除
去工程を経た後に得られる第1前処理水をろ過し、この
第1前処理水中に残存する浮遊物質のうち、生物処理工
程の処理時間を遅延させる粒径5〜10μm以上の浮遊
性有機物を除去するので、上記浮上分離装置22の後段
に設けられた生物処理装置24における有機物の分解に
要する処理時間を短縮することができる。
【0030】なお、本実施例の下水処理装置21にあっ
ては、ろ過装置23の下流側に好気性微生物による生物
処理装置24を設け、この生物処理装置24で処理水中
の有機物質を好気性生物処理プロセスにより分解する構
成としたが、本実施例は上記好気性微生物による生物処
理装置24に変えて、好気性微生物および通性嫌気性微
生物による生物処理装置を設け、処理水中の有機物質を
嫌気・好気生物処理プロセスにより分解する構成として
もよい。
【0031】図2は、本発明に係る下水処理装置の第2
実施例を示す図で図中符号51は、下水処理装置であ
る。なお、先に述べた実施例の下水処理装置21と同一
の構成要素には同一符号をつけ、説明を簡略化する。本
実施例の下水処理装置51は、浮上分離装置22と、上
記浮上分離装置22の後段に設けられているろ過装置2
3と、このろ過装置23の下流側に設けられている生物
処理装置52と、上記浮上分離装置22に処理原水W0
を導入する流入路25と、上記浮上分離装置22から排
出された第1前処理水を上記ろ過装置23に導入する第
1前処理水路26と、上記ろ過装置23から排出された
第2前処理水を生物処理装置52内に導入する第2前処
理水路27から構成されている。
【0032】本実施例の下水処理装置51と、先に述べ
た第1実施例の下水処理装置21との相違点は、先に述
べた第1実施例の下水処理装置21では、生物処理手段
として、単に好気性生物処理プロセスのみを行う生物処
理装置24を設けたのに対し、本実施例の下水処理装置
51では、好気性微生物による好気処理と通性嫌気性微
生物による嫌気処理とを循環系において並行する嫌気・
好気生物処理プロセスを行う生物処理装置52を設けた
点である。
【0033】上記生物処理装置52は、嫌気処理槽53
と、好気処理槽54と、汚泥沈降槽55と、汚泥返送路
56と、好気処理水循環路57とを具備してなる装置で
ある。
【0034】嫌気処理槽53には、流入口53a、返送
汚泥流入口53b、好気処理水流入口53c、排出口5
3dが形成され、流入口53aには一端がろ過槽34の
排出口34bに接続する第2前処理水路27の他端が接
続し、排出口53dには、一端が上記好気処理槽54の
流入口54aに接続している水路58の他端が接続して
いる。返送汚泥流入口53bには、一端が上記汚泥沈降
槽55に接続している水路56の他端が接続している。
また、好気処理水流入口53cには、一端が上記好気処
理槽54に接続している水路57の他端が接続してい
る。また、上記嫌気処理槽53には、この嫌気処理槽5
3中のスラリーを混合攪拌する攪拌装置61が設けられ
ている。
【0035】上記汚泥沈降槽55には流入口55a、排
出口55b、返送汚泥ポンプ64が設けられ、流入口5
5aには上述した水路59の一端が接続し、排出口55
bからは処理水を流出させるようになっている。
【0036】(1)分離除去工程 上記本実施例の下水処理装置51を用いて本発明の下水
処理方法を行うには、まず、先に述べた実施例1と全く
同様のプロセスである分離除去工程を行い、処理原水W
0中の浮遊物質を浮上分離する。
【0037】(2)ろ過処理工程 次に、上記分離除去工程を経た後、得られた第1前処理
水W1をろ過装置23のろ過槽本体34内に導入してろ
層36を通過させることによりろ過し、上記第1前処理
水W1中の残留浮遊物質を次工程の生物処理を容易とす
る粒径5〜10μm以下にまで分級除去する。
【0038】(3)生物処理工程 次に、上記ろ過処理工程を終えた後に得られる第2前処
理水W2を生物処理する。この生物処理工程は、上記第
2前処理水W2を嫌気処理槽53と好気性処理槽54と
の間で循環させ、該第2前処理水に対して嫌気性処理と
好気性処理とを相互に連携して行う工程である。
【0039】前記ろ過処理工程を終えた後に得られる第
2前処理水W2は、まず嫌気処理槽53に導入する。一
方好気性処理槽54内の好気処理水および汚泥沈降槽5
5内の活性汚泥も、それぞれ水路57および汚泥返送路
56を介して上記嫌気処理槽53内に導入される。上記
嫌気処理槽53内に導入された処理水W2、好気処理水
および返送活性汚泥は、該嫌気処理槽53内の攪拌装置
61により攪拌混合する。この時該嫌気処理槽53内で
は空気(酸素)の供給を絶ち、溶存酸素の乏しい嫌気的
状態で通性嫌気性微生物により好気処理水中に含有され
る亜硝酸および硝酸を脱窒(素)するとともに第2前処
理水W2中の有機物の一部を分解除去する。これら脱窒
(素)反応と有機物分解反応とは、共役する生物学的な
酸化・還元反応である。
【0040】次に、上記嫌気処理槽53内で嫌気処理を
終了した水を、水路58を介して好気処理槽54内に導
入する。この時好気処理槽54内の曝気用ブロワ62に
より空気(酸素)を送り込んで好気処理槽54内を好気
的状態とし、好気性微生物によりアンモニアを亜硝酸、
硝酸に硝化し、また嫌気処理水中に残留する有機物を分
解除去する。
【0041】上記好気処理槽54で好気処理を終了した
後の処理水の大部は、ポンプ63により水路57を介し
て嫌気処理槽53に再度返送(循環)し、残部を排出口
54bから水路59へ排出し、この水路59により汚泥
沈降槽55内に流入させて処理水内の活性汚泥を沈降分
離する。また、処理水の沈降分離後、上澄水は最終処理
水W3として水路60を介して排出する。一方汚泥沈降
槽55内に沈降した活性汚泥は、上述したようにポンプ
64により、その一部を汚泥返送路56を介して嫌気処
理槽53内に返送するが、残部(余剰汚泥)は管路65
により系外へ排出する。
【0042】本実施例の下水処理装置51にあっては、
先に述べた第1実施例の下水処理装置21で用いてい
る、単に好気性生物処理プロセスのみを行う生物処理装
置24に代えて、好気性微生物により好気性処理を行う
好気処理槽54と、通性嫌気性微生物により嫌気性生物
処理を行う嫌気処理槽53とを設けた構成としたので、
好気処理槽54と、嫌気処理槽53の両者を相互循環系
として組み合わせ処理することができる。これにより処
理水中に含有されている各種の有機物並びに窒素化合物
等を効率よく処理することができ、併せてこれらの除去
率が向上する。
【0043】さらに、好気性並びに嫌気性処理の過程を
通じて生物化学的なエネルギー変換作用に伴って処理水
中のリン化合物も同時に除去できる。
【0044】(実験例1)上述した第1実施例に示す下
水処理装置21と、主要部分の構成が同様の小型の実験
用プラントを製作し、本発明に係る下水処理方法を実際
に行った。なお、この実験プラントの主要部の仕様を以
下に示す。 浮上分離装置22 ・浮上分離槽28 長さ=1500mm 幅=600mm 深さ=1800mm 容量=1.6m3 ろ過装置23 ・ろ過槽本体34 断面=1000mm×1000
mm 総高=3500mm ・ろ材35 有効径2.0mmのアンスラサ
イト、ろ床厚30cm 有効径0.6mmの砂、ろ床厚30cm 支持層として径5〜20mmの砂利30cm 生物処理装置24 ・好気性生物処理槽37 内径=300mm 総高=3000mm ・接触材39 樹脂製接触材 空隙率86% 充填厚500mm ・ろ材41 φ5〜20mmの軽量骨材 ろ床厚=1500mm
【0045】上記様式の浮上分離装置22、ろ過装置2
3および生物処理装置24を、以下の条件で44日間連
続運転した。 (浮上分離装置22運転条件) 浮上分離槽28流入負荷……8m3/h 浮上分離槽28滞留時間……12min 加圧水比(処理原水W0流入量に対する加圧水の混合
比)……20% (ろ過装置23運転条件) ろ過速度:100m/day (生物処理装置24運転条件) 空塔速度:50m/day 滞留時間(空塔として):1hr
【0046】この実験用プラント運転中、処理原水W
0、第2前処理水W2、最終処理水W3それぞれについ
て、有機物汚染の基準となる浮遊物質量(SS)、生物
学的酸素要求量(BOD)、溶解性有機物由来のBOD
(D−BOD)を測定した。なお、上記各測定項目の分
析は下水試験法に従った。
【0047】上記各項目の測定値を、表1に示す。な
お、表1中に記載されている数値は測定平均値を示す。 (以下余白)
【0048】
【表1】
【0049】(実験例2)生物処理装置24の運転条件
である第2処理水W2の滞留時間(空塔として)を2.5
hrとし、運転期間を29日間とした以外は、上記実験
例1と全く同一の条件・同一操作で実験を行った。結果
を表2に示す。なお、表2中に記載されている数値は測
定平均値を示す。 (以下余白)
【0050】
【表2】
【0051】(実験例3)上述した第2実施例に示す下
水処理装置51と、主要部分の構成が同様の小型の実験
用プラントを製作し、本発明に係る下水処理方法を実際
に行った。なお、この実験プラントの主要部の仕様を以
下に示す。 浮上分離装置22 ・浮上分離槽28 長さ=1500mm 幅=600mm 深さ=1800mm 容量=1.6m3 ろ過装置23 ・ろ過槽本体34 断面=1000mm×1000
mm 総高=3500mm ・ろ材35 有効径2.0mmのアンスラサ
イト、ろ床厚30cm 有効径0.6mmの砂、ろ床厚30cm 支持層として径5〜20mmの砂利30cm 生物処理装置 ・嫌気処理槽53 内径=300mm 総高=3000mm ・好気処理槽54 内径=300mm 総高=3000mm ろ材はφ5〜20mmの軽量骨材 ろ床厚=1500mm ・汚泥沈降槽55 内径=300mm 総高=3000mm
【0052】上記様式の浮上分離装置22、ろ過装置2
3、嫌気処理槽53、好気処理槽54を、以下の条件で
36日間連続運転した。 (浮上分離装置22運転条件) 浮上分離槽28流入負荷……8m3/h 浮上分離槽28滞留時間……20min 加圧水比(処理原水W0流入量に対する加圧水の混合
比)……20% (ろ過装置23運転条件) ろ過速度:100m/day (嫌気処理槽53運転条件) 返送汚泥率100% 滞留時間:2hr (好気処理槽54運転条件) 滞留時間:4hr
【0053】この実験用プラント運転中、処理原水W
0、第2前処理水W2、最終処理水W3それぞれについ
て、汚染の基準となる浮遊物質量(SS)、生物学的酸
素要求量(BOD)、溶解性有機物由来のBOD(D−
BOD)、総窒素量(T−N)、アンモニア性窒素量
(NH3 +−N)、亜硝酸性窒素(NO2 -−N)、硝酸性
窒素(NO3 -−N)を測定した。なお、上記各測定項目
の分析は下水試験法に従い、SSについては「ろ紙
法」、T−Nは「ケルダール法」、NO3 -−Nは「還元
法」を用いて測定し、BOD、D−BODおよびアンモ
ニア性窒素に関しては、通常用いられる測定方法で測定
した。但し、総窒素量(T−N)、硝酸性窒素(NO3 -
−N)については、第2前処理水W2および最終処理水
W3についてのみ測定した。
【0054】上記各項目の測定値を、表3に示す。な
お、表3中に記載されている数値は測定平均値を示す。
【0055】
【表3】
【0056】(実験例4)嫌気処理槽53の運転条件で
ある返送汚泥率を300%とし、運転期間を27日間と
した以外は、上記実験例3と全く同一条件・同一操作で
実験を行った。結果を表4に示す。なお、表4中に記載
されている数値は測定平均値を示す。
【0057】
【表4】
【0058】(実験例5)上記実験例1と全く同一の実
験用プラント(下水処理装置21)を用いて、本発明に
係る下水処理方法を実際に行った。また、この時の運転
条件も実験例1と同様(ろ過速度100m/day)と
した。上記実験用プラント運転と同時に、ろ過装置23
の流入口34aにおける流入水頭と、流出口34bにお
ける流出水頭を測定し、水頭損失(流入水頭−流出水
頭)を経時的に測定した。その結果を図5(b)に示
す。
【0059】(比較例)先に述べた図4に示す従来の下
水処理装置を用いて、上記実験例5と同一の処理原水に
ついて下水処理実験を行った。また、この時の運転条件
は実験例5と同様(ろ過速度100m/day)とし
た。上記実験用プラント運転と同時に、ろ過装置5の流
入口5aにおける流入水頭と、流出口5bにおける流出
水頭を測定し、水頭損失(流入水頭−流出水頭)を経時
的に測定した。その結果を図5(a)に示す。
【0060】図5のグラフからも明らかなように、上記
比較例(図4)の従来の下水処理装置では、10分程度
のろ過継続時間で水頭損失が100cm以上となってし
まうのに対し、実験例5(図1)の第1実施例の下水処
理装置では、40分以上経過した後も、水頭損失を10
cm程度に抑制することができた。従って、この下水処
理装置実験から、第1実施例の下水処理装置は長時間に
わたる連続運転が可能で、実用的下水処理プラントとし
て十分使用可能なことが判明した。
【0061】
【発明の効果】本発明の下水処理方法にあっては、下水
中の砂及びし渣を除去した後の処理原水と加圧下に空気
を高濃度に溶解させた加圧空気溶解水とを大気圧下に混
合して、該処理原水中の浮遊物質に該加圧空気溶解水か
ら発生する微細気泡を付着せしめ、該浮遊物質を浮上分
離させて該処理原水中から該浮遊物質を除去する分離除
去工程と、上記分離除去工程を経て得られた第1前処理
水をろ過して、該第1前処理水中に残存する浮遊物質を
さらに除去するろ過処理工程と、上記ろ過処理工程を経
て得られた第2前処理水中の有機物及び窒素化合物等
を、微生物による生物学的処理によって分解せしめて該
処理水中から有機物及び窒素化合物等を除去する生物処
理工程とを有する構成としたので、上記分離除去工程
で、処理原水中に存在する浮遊物質のうち、上記ろ過工
程のろ過能力を急速に低減させる粒径の浮遊物質の大部
分を除去することができる。これにより、上記ろ過工程
の長時間にわたる連続的かつ安定的実施が可能となる。
【0062】また、本発明の下水処理装置にあっては、
浮上分離装置での分離除去工程を経た後に得られる第1
前処理水をろ過装置でろ過するので、この第1前処理水
中に残存する懸濁性浮遊物質の除去率の向上が顕著とな
り、上記浮上分離装置の後段に設けられた生物処理装置
における有機物の処理負荷が大幅に軽減され、これによ
り分解に要する処理時間を短縮することができる。
【0063】また、本発明の下水処理方法にあっては、
生物処理工程を、好気性微生物により有機物を分解処理
する好気性生物処理と通性嫌気性微生物により有機物お
よび窒素化合物等を分解処理する嫌気性生物処理とが循
環系において並行して行われる嫌気・好気生物処理プロ
セスを備えた工程とすることにより、各種の有機物、窒
素化合物さらにはリン化合物等を効率よく処理すること
ができ、さらにこれら有機物、窒素化合物等の除去率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る下水処理装置の第1実施例を示
す図である。
【図2】 本発明に係る下水処理装置の第2実施例を示
す図である。
【図3】 従来の下水処理装置の一例を示す図である。
【図4】 従来の下水処理装置の他の例を示す図であ
る。
【図5】 実験例5と、比較例における下水処理実験の
結果を示すもので、図1中符号23で示されるろ過装置
および図4中符号4で示される砂ろ過装置のろ過継続時
間と水頭損失の関係を表わすグラフである。
【符号の説明】
21,51…下水処理装置 22…加圧浮上分離装置 23…ろ過装置 24,52…生物処理装置 28…浮上分離槽 32…浮上汚泥回収装置 53…嫌気処理槽 54…好気処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/30 ZAB Z 9/00 ZAB A 7446−4D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水中の砂及びし渣を除去した後の処理
    原水と加圧下に空気を高濃度に溶解させた加圧空気溶解
    水とを大気圧下に混合して、該処理原水中の浮遊物質に
    該加圧空気溶解水から発生する微細気泡を付着せしめ、
    該浮遊物質を浮上分離させて該処理原水中から該浮遊物
    質を除去する分離除去工程と、 上記分離除去工程を経て得られた第1前処理水をろ過し
    て、該第1前処理水中に残存する浮遊物質をさらに除去
    するろ過処理工程と、 上記ろ過処理工程を経て得られた第2前処理水中の有機
    物を微生物による生物学的処理によって分解せしめて該
    処理水中から有機物を除去する生物処理工程とを有する
    ことを特徴とする下水処理方法。
  2. 【請求項2】 生物処理工程が、上記有機物を好気性微
    生物により分解処理する好気性生物処理プロセスを備え
    た工程であることを特徴とする請求項1記載の下水処理
    方法。
  3. 【請求項3】 生物処理工程が、上記有機物を好気性微
    生物及び通性嫌気性微生物により分解処理する嫌気・好
    気生物処理プロセスを行う工程であることを特徴とする
    請求項1記載の下水処理方法。
  4. 【請求項4】 下水中の砂及びし渣を除去した後の処理
    原水と、加圧下に空気を高濃度に溶解させた加圧空気溶
    解水とを大気圧下に混合して、該処理原水中の浮遊物質
    に該加圧空気溶解水から発生する微細気泡を付着せし
    め、該浮遊物質を浮上分離させる加圧浮上槽と、該加圧
    浮上槽内で浮上した浮遊物質を取り出す回収装置とを備
    えた分離除去装置と、 該分離除去装置の後段に設けられ、該分離除去装置によ
    り処理されて得られた第1前処理水をろ過して、該第1
    前処理水中に残存する浮遊物質をさらに除去するろ過処
    理装置と、 該ろ過処理装置の後段に設けられ、該ろ過処理装置によ
    り処理されて得られた第2前処理水中の有機物を微生物
    により分解せしめて、該第2前処理水中から有機物を除
    去する生物学的処理槽とを具備することを特徴とする下
    水処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5651978A (en) * 1993-05-18 1997-07-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Silver thiosulfate silica gel antibacterial compositions
JP2008532743A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 レファエル アハロン, 下水汚泥から繊維をリサイクルする方法およびその手段
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CN110950432A (zh) * 2019-11-18 2020-04-03 深圳市慧创源环保科技有限公司 污水处理装置

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