JPH0639342A - 金属ウエブの連続塗装方法 - Google Patents
金属ウエブの連続塗装方法Info
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- JPH0639342A JPH0639342A JP31742991A JP31742991A JPH0639342A JP H0639342 A JPH0639342 A JP H0639342A JP 31742991 A JP31742991 A JP 31742991A JP 31742991 A JP31742991 A JP 31742991A JP H0639342 A JPH0639342 A JP H0639342A
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- JP
- Japan
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- roll
- coating
- applicator roll
- die
- metal web
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Abstract
(57)【要約】
【目的】塗布ムラ等がなく外観良好な塗膜を与える金属
ウエブの工業的有利な連続塗装方法を提供する。 【構成】連続的に移送されてくる金属ウエブ(1)を2
つのサポートロール(2)、(3)間でアプリケータロ
ール(4)と接触させることにより塗装する方法におい
て、アプリケータロール(4)として金属製ロールを使
用し、当該アプリケータロールにダイ(5)を通して塗
料を吐出させる。
ウエブの工業的有利な連続塗装方法を提供する。 【構成】連続的に移送されてくる金属ウエブ(1)を2
つのサポートロール(2)、(3)間でアプリケータロ
ール(4)と接触させることにより塗装する方法におい
て、アプリケータロール(4)として金属製ロールを使
用し、当該アプリケータロールにダイ(5)を通して塗
料を吐出させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ウエブの連続塗装
方法に関するものであり、詳しくは、塗布ムラ等がなく
外観良好な塗膜を与える金属ウエブの工業的有利な連続
塗装方法に関するものである。
方法に関するものであり、詳しくは、塗布ムラ等がなく
外観良好な塗膜を与える金属ウエブの工業的有利な連続
塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続的に移送されてくるウエ
ブの連続塗装方法としては、各種の方法が知られてい
る。そして、その多くは、塗装用ロールを用いたロール
コーティング法である。近時、ダイを用いたダイコーテ
ィング法が注目されている。ダイコーティング法は、基
本的には、バックアップロールに巻回されて連続的に移
送されてくるウエブにダイを通して直接塗料を吐出させ
る方法である。斯かるダイコーティング法は、従来のロ
ールコーティング法に対し、膜厚制御が容易であり、塗
布液の凝集物による塗布ムラが少ない等の多くの利点を
有している。
ブの連続塗装方法としては、各種の方法が知られてい
る。そして、その多くは、塗装用ロールを用いたロール
コーティング法である。近時、ダイを用いたダイコーテ
ィング法が注目されている。ダイコーティング法は、基
本的には、バックアップロールに巻回されて連続的に移
送されてくるウエブにダイを通して直接塗料を吐出させ
る方法である。斯かるダイコーティング法は、従来のロ
ールコーティング法に対し、膜厚制御が容易であり、塗
布液の凝集物による塗布ムラが少ない等の多くの利点を
有している。
【0003】そして、上記のダイコーティング法につい
ては、幾つかの提案がなされており、例えば、特開平2
−229571号公報には、上記のダイコーティング法
を変形改良した塗布方法として、2つのサポートロール
間を連続的に移送されてくるウエブに対し背面を支持し
ない状態でダイを通して塗料を吐出させる方法が提案さ
れている。また、実開平2−17259号公報には、上
記のダイコーティング法を改良した方法で実施するため
の塗工機として、スリットダイとバックアップロールと
の間に、高剛性の転写ロールと可撓性のアプリケータロ
ールを配置した塗工機が提案されている。
ては、幾つかの提案がなされており、例えば、特開平2
−229571号公報には、上記のダイコーティング法
を変形改良した塗布方法として、2つのサポートロール
間を連続的に移送されてくるウエブに対し背面を支持し
ない状態でダイを通して塗料を吐出させる方法が提案さ
れている。また、実開平2−17259号公報には、上
記のダイコーティング法を改良した方法で実施するため
の塗工機として、スリットダイとバックアップロールと
の間に、高剛性の転写ロールと可撓性のアプリケータロ
ールを配置した塗工機が提案されている。
【0004】ところで、実開平2−17259号公報に
よる提案は、次のような理由に基づいてなされている。
すなわち、スリットダイとバックアップロールとの間に
可撓性のアプリケータロールを配置してなる従来の塗工
機では、アプリケータロールの外径加工の精度が低いた
めにスリットノズルとアプリケータロールとの間隙にバ
ラツキが生じて塗布ムラ等が発生し易いと言う欠点があ
る。実開平2−17259号公報による塗工機は、斯か
る欠点を解決するために、スリットダイと可撓性のアプ
リケータロールとの間に高剛性の転写ロールを配置す
る。なお、アプリケータロールをゴム等の可撓性材料で
構成する理由は、表面があまり均一でないウエブには、
ロール面をその表面形状に馴染ませる必要があるからで
ある。
よる提案は、次のような理由に基づいてなされている。
すなわち、スリットダイとバックアップロールとの間に
可撓性のアプリケータロールを配置してなる従来の塗工
機では、アプリケータロールの外径加工の精度が低いた
めにスリットノズルとアプリケータロールとの間隙にバ
ラツキが生じて塗布ムラ等が発生し易いと言う欠点があ
る。実開平2−17259号公報による塗工機は、斯か
る欠点を解決するために、スリットダイと可撓性のアプ
リケータロールとの間に高剛性の転写ロールを配置す
る。なお、アプリケータロールをゴム等の可撓性材料で
構成する理由は、表面があまり均一でないウエブには、
ロール面をその表面形状に馴染ませる必要があるからで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
2−17259号公報による塗工機を用いた連続塗布方
法では、確かに、スリットノズルとアプリケータロール
との間隙のバラツキが防止され、塗布ムラ等がなく外観
良好な塗膜が得られるが、装置の構造が複雑であるため
に操作性に問題があり、必ずしも、工業的に有利な方法
とは言い難い。本発明の目的は、実開平2−17259
号公報の提案と同様に、スリットノズルとアプリケータ
ロールとの間隙のバラツキが防止され、塗布ムラ等がな
く外観良好な塗膜が得られる連続塗装方法を提供する点
にあるが、特に、金属ウエブの連続塗装方法として、操
作性に優れて工業的有利な連続塗装方法を提供する点に
ある。
2−17259号公報による塗工機を用いた連続塗布方
法では、確かに、スリットノズルとアプリケータロール
との間隙のバラツキが防止され、塗布ムラ等がなく外観
良好な塗膜が得られるが、装置の構造が複雑であるため
に操作性に問題があり、必ずしも、工業的に有利な方法
とは言い難い。本発明の目的は、実開平2−17259
号公報の提案と同様に、スリットノズルとアプリケータ
ロールとの間隙のバラツキが防止され、塗布ムラ等がな
く外観良好な塗膜が得られる連続塗装方法を提供する点
にあるが、特に、金属ウエブの連続塗装方法として、操
作性に優れて工業的有利な連続塗装方法を提供する点に
ある。
【0006】本発明者等は、上記の目的を達成すべく種
々検討を重ねた結果、意外にも、前述の特開平2−22
9571号公報にて提案されたダイコーティング法の変
形法を巧みに利用することにより、上記の目的を容易に
達成し得るとの知見を得、本発明の完成に到った。すな
わち、本発明の要旨は、連続的に移送されてくる金属ウ
エブを2つのサポートロール間でアプリケータロールと
接触させることにより塗装する方法において、アプリケ
ータロールとして金属製ロールを使用し、当該アプリケ
ータロールにダイを通して塗料を吐出させることを特徴
とする金属ウエブの連続塗装方法に存する。
々検討を重ねた結果、意外にも、前述の特開平2−22
9571号公報にて提案されたダイコーティング法の変
形法を巧みに利用することにより、上記の目的を容易に
達成し得るとの知見を得、本発明の完成に到った。すな
わち、本発明の要旨は、連続的に移送されてくる金属ウ
エブを2つのサポートロール間でアプリケータロールと
接触させることにより塗装する方法において、アプリケ
ータロールとして金属製ロールを使用し、当該アプリケ
ータロールにダイを通して塗料を吐出させることを特徴
とする金属ウエブの連続塗装方法に存する。
【0007】以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本発明方法の一例を示す説明図、図
2は、本発明方法の他の一例を示す説明図である。図
中、(1)は金属ウエブ、(2)及び(3)はサポート
ロール、(4)はアプリケータロール、(5)はダイで
ある。
説明する。図1は、本発明方法の一例を示す説明図、図
2は、本発明方法の他の一例を示す説明図である。図
中、(1)は金属ウエブ、(2)及び(3)はサポート
ロール、(4)はアプリケータロール、(5)はダイで
ある。
【0008】本発明方法は、金属ウエブを対象とした連
続塗布方法であり、金属ウエブ(1)としては、アルミ
ニウム、ステンレス、鋼、メッキ鋼等のウエブが挙げら
れ、その厚さは、通常、0.05〜1mm程度である。
そして、塗料としては、任意の各種のものを使用をする
ことができる。例えば、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂
等を成分とするクリヤー塗料、アルミニウム粉や黄銅粉
等をメタリック顔料とし、アクリル樹脂やアルキッド樹
脂等をビヒクル樹脂成分とするメタリック塗料、その他
が挙げられる。
続塗布方法であり、金属ウエブ(1)としては、アルミ
ニウム、ステンレス、鋼、メッキ鋼等のウエブが挙げら
れ、その厚さは、通常、0.05〜1mm程度である。
そして、塗料としては、任意の各種のものを使用をする
ことができる。例えば、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂
等を成分とするクリヤー塗料、アルミニウム粉や黄銅粉
等をメタリック顔料とし、アクリル樹脂やアルキッド樹
脂等をビヒクル樹脂成分とするメタリック塗料、その他
が挙げられる。
【0009】本発明方法においては、連続的に移送され
てくる金属ウエブ(1)を2つのサポートロール(2)
及び(3)間でアプリケータロール(4)と接触させる
ことにより塗装する。そして、アプリケータロール
(4)として金属製ロールを使用し、当該アプリケータ
ロールにダイ(5)を通して塗料を吐出させる。従っ
て、本発明方法は、金属ウエブ(1)に対し背面を支持
しない状態で塗料のアプリケーションを行なう点では、
前述の特開平2−229571号公報にて提案されたダ
イコーティング法と類似するが、アプリケータロール
(4)を用いる点では、前述の実開平2−17259号
公報にて提案されて塗工機による塗装方法と類似する。
てくる金属ウエブ(1)を2つのサポートロール(2)
及び(3)間でアプリケータロール(4)と接触させる
ことにより塗装する。そして、アプリケータロール
(4)として金属製ロールを使用し、当該アプリケータ
ロールにダイ(5)を通して塗料を吐出させる。従っ
て、本発明方法は、金属ウエブ(1)に対し背面を支持
しない状態で塗料のアプリケーションを行なう点では、
前述の特開平2−229571号公報にて提案されたダ
イコーティング法と類似するが、アプリケータロール
(4)を用いる点では、前述の実開平2−17259号
公報にて提案されて塗工機による塗装方法と類似する。
【0010】本発明方法においては、アプリケータロー
ル(4)は、金属製であるために、高精度の外径加工を
行なうことができ、ダイ(5)のスリットノズルとアプ
リケータロール(4)との間隙にバラツキが生じること
がない。また、本発明方法においては、アプリケータロ
ール(4)がバックアップロールのない状態で金属ウエ
ブ(1)に接触するために、金属ウエブ(1)の表面に
例え不均一な部分があったとしても、アプリケータロー
ル(4)のロール面をその表面形状に馴染ませることが
できる。
ル(4)は、金属製であるために、高精度の外径加工を
行なうことができ、ダイ(5)のスリットノズルとアプ
リケータロール(4)との間隙にバラツキが生じること
がない。また、本発明方法においては、アプリケータロ
ール(4)がバックアップロールのない状態で金属ウエ
ブ(1)に接触するために、金属ウエブ(1)の表面に
例え不均一な部分があったとしても、アプリケータロー
ル(4)のロール面をその表面形状に馴染ませることが
できる。
【0011】本発明方法においては、アプリケータロー
ル(4)の回転方向とサポートロール(2)及び(3)
の回転方向は、逆方向または同一方向のいずれであって
もよい。そして、図1及び図2に示すように、回転方向
が逆方向の場合は、アプリケータロール(4)を下流側
に位置するサポートロール(2)の直前の位置に設置
し、回転方向が同方向の場合は、アプリケータロール
(4)を上流側に位置するサポートロール(3)の直後
の位置に設置するのが好ましい。
ル(4)の回転方向とサポートロール(2)及び(3)
の回転方向は、逆方向または同一方向のいずれであって
もよい。そして、図1及び図2に示すように、回転方向
が逆方向の場合は、アプリケータロール(4)を下流側
に位置するサポートロール(2)の直前の位置に設置
し、回転方向が同方向の場合は、アプリケータロール
(4)を上流側に位置するサポートロール(3)の直後
の位置に設置するのが好ましい。
【0012】図1に示す態様の本発明方法の場合、ダイ
(5)からアプリケータロール(4)面に移送された塗
料は、その平滑な表面状態を維持したまま金属ウエブ
(1)に転写され、従って、金属ウエブ(1)の塗膜面
は平滑な外観状態となる。そして、ダイ(5)の吐出口
から供給された塗料の全量が金属ウエブ(1)に転写さ
れるため、塗布厚さは、ダイ(5)の吐出口から供給さ
れる塗料の量を制御することにより調節される。
(5)からアプリケータロール(4)面に移送された塗
料は、その平滑な表面状態を維持したまま金属ウエブ
(1)に転写され、従って、金属ウエブ(1)の塗膜面
は平滑な外観状態となる。そして、ダイ(5)の吐出口
から供給された塗料の全量が金属ウエブ(1)に転写さ
れるため、塗布厚さは、ダイ(5)の吐出口から供給さ
れる塗料の量を制御することにより調節される。
【0013】そして、上記の場合、金属ウエブ(1)の
平面性の影響を極力少なくするためには、アプリケータ
ロール(4)面に移送された塗料が金属ウエブ(1)と
最初に接触する位置をできる限りサポートロール(2)
に近接するようにするのがよい。そのために、本発明方
法においては、図1に示す態様の場合、アプリケータロ
ール(4)を下流側に位置するサポートロール(2)の
直前の位置に設置する。
平面性の影響を極力少なくするためには、アプリケータ
ロール(4)面に移送された塗料が金属ウエブ(1)と
最初に接触する位置をできる限りサポートロール(2)
に近接するようにするのがよい。そのために、本発明方
法においては、図1に示す態様の場合、アプリケータロ
ール(4)を下流側に位置するサポートロール(2)の
直前の位置に設置する。
【0014】サポートロール(2)の直前としては、ア
プリケータロール(4)の直径にも依存するが、これが
150〜450mm(代表的には300mm前後)の場
合、(a)〜(b)の距離が2〜100mmの範囲とな
る位置が好ましく、特に、5〜50mmの範囲となる位
置が好ましい。上記の(a)は、アプリケータロール
(4)が金属ウエブ(1)と最初に接触する位置、
(b)は、金属ウエブ(1)が下流側に位置するサポー
トロール(2)に最初に接触する位置を表す。
プリケータロール(4)の直径にも依存するが、これが
150〜450mm(代表的には300mm前後)の場
合、(a)〜(b)の距離が2〜100mmの範囲とな
る位置が好ましく、特に、5〜50mmの範囲となる位
置が好ましい。上記の(a)は、アプリケータロール
(4)が金属ウエブ(1)と最初に接触する位置、
(b)は、金属ウエブ(1)が下流側に位置するサポー
トロール(2)に最初に接触する位置を表す。
【0015】図2に示す態様の本発明方法の場合、アプ
リケータロール(4)から金属ウエブ(1)に転写され
た塗料の一部は、金属ウエブ(1)がアプリケータロー
ル(4)から離れる位置において再度アプリケータロー
ル(4)に移送され、その結果、金属ウエブ(1)の塗
布厚さは、上記の態様の場合と比較して薄くなる。従っ
て、図2に示す態様の本発明方法は、薄塗り塗布を行な
う場合、塗料の種類等により、金属ウエブ(1)とアプ
リケータロール(4)の間に塗料を進入させて一定の液
圧による潤滑作用を必要とする場合等に好適に行なわれ
る。
リケータロール(4)から金属ウエブ(1)に転写され
た塗料の一部は、金属ウエブ(1)がアプリケータロー
ル(4)から離れる位置において再度アプリケータロー
ル(4)に移送され、その結果、金属ウエブ(1)の塗
布厚さは、上記の態様の場合と比較して薄くなる。従っ
て、図2に示す態様の本発明方法は、薄塗り塗布を行な
う場合、塗料の種類等により、金属ウエブ(1)とアプ
リケータロール(4)の間に塗料を進入させて一定の液
圧による潤滑作用を必要とする場合等に好適に行なわれ
る。
【0016】そして、上記の場合、金属ウエブ(1)の
平面性の影響を極力少なくするためには、アプリケータ
ロール(4)面に移送された塗料が金属ウエブ(1)と
最初に接触する位置をできる限りサポートロール(2)
に近接するようにするのがよい。そのために、本発明方
法においては、図2に示す態様の場合、アプリケータロ
ール(4)を上流側に位置するサポートロール(3)の
直後の位置に設置する。
平面性の影響を極力少なくするためには、アプリケータ
ロール(4)面に移送された塗料が金属ウエブ(1)と
最初に接触する位置をできる限りサポートロール(2)
に近接するようにするのがよい。そのために、本発明方
法においては、図2に示す態様の場合、アプリケータロ
ール(4)を上流側に位置するサポートロール(3)の
直後の位置に設置する。
【0017】サポートロール(3)の直後としては、上
記と同様の条件下に、(a)〜(b)の距離が上記の範
囲となる位置が好ましい。上記の(a)は、アプリケー
タロール(4)が金属ウエブ(1)と最初に接触する位
置、(b)は、金属ウエブ(1)が上流側に位置するサ
ポートロール(3)から最初に離れる位置を表す。
記と同様の条件下に、(a)〜(b)の距離が上記の範
囲となる位置が好ましい。上記の(a)は、アプリケー
タロール(4)が金属ウエブ(1)と最初に接触する位
置、(b)は、金属ウエブ(1)が上流側に位置するサ
ポートロール(3)から最初に離れる位置を表す。
【0018】本発明方法においては、ダイ(5)を通し
て塗料を吐出させることにより、アプリケータロール
(4)へ塗料を移送する。ダイ(5)としては、従来公
知の各種の構造のものを使用することができる。ダイ
(5)は、ダイリップがアプリケータロール(4)の中
心線に対して真っ直ぐ向くように近接配置される。そし
て、本発明においては、アプリケータロール(4)が金
属製であるために、高精度の外径加工を行なうことがで
き、ダイ(5)のスリットノズルとアプリケータロール
(4)との間隙にバラツキが生じることがない。
て塗料を吐出させることにより、アプリケータロール
(4)へ塗料を移送する。ダイ(5)としては、従来公
知の各種の構造のものを使用することができる。ダイ
(5)は、ダイリップがアプリケータロール(4)の中
心線に対して真っ直ぐ向くように近接配置される。そし
て、本発明においては、アプリケータロール(4)が金
属製であるために、高精度の外径加工を行なうことがで
き、ダイ(5)のスリットノズルとアプリケータロール
(4)との間隙にバラツキが生じることがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例で
使用した金属ウエブ、塗料、塗布装置の主要な仕様は、
次の通りである。 (1)金属ウエブ 厚さ0.5mm、幅1600mmのアルミニウムシート
(1100-H14材) (2)塗料 下記のクリヤー塗料(「ルミフロン」旭硝子社製) 樹 脂:フッソ樹脂 固形分:45重量% 溶 媒:有機溶剤 粘 度:80秒(フォードカップ、20℃)
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例で
使用した金属ウエブ、塗料、塗布装置の主要な仕様は、
次の通りである。 (1)金属ウエブ 厚さ0.5mm、幅1600mmのアルミニウムシート
(1100-H14材) (2)塗料 下記のクリヤー塗料(「ルミフロン」旭硝子社製) 樹 脂:フッソ樹脂 固形分:45重量% 溶 媒:有機溶剤 粘 度:80秒(フォードカップ、20℃)
【0020】(3)塗布装置 (a)ダイスリット間隔:270μm (b)アプリケータロール:ロール面をクロムメッキ仕
上げした鉄製ロール(直径300mm) (c)ダイリップ先端とアプリケータロールとの間隔:
50μm(全幅方向の誤差は±5μm以内) (d)各サポートロール:鉄製ロール(直径300m
m)
上げした鉄製ロール(直径300mm) (c)ダイリップ先端とアプリケータロールとの間隔:
50μm(全幅方向の誤差は±5μm以内) (d)各サポートロール:鉄製ロール(直径300m
m)
【0021】実施例1 図1に示す塗布装置において、(a)〜(b)間距離を
30mmに調節し、アプリケータロールとサポートロー
ルとを逆方向に回転させ、ダイへの塗料の供給圧力を
2.5Kg/cm2 G、塗料の吐出量を2500ml/
分、金属ウエブの走行速度を20m/分として、塗布幅
(ダイ幅)1592mmの連続塗装を行なった。塗装さ
れた金属ウエブは、長さ20mの乾燥炉を通して乾燥し
た。上記の連続塗装の結果、膜厚が20μmであり、塗
膜外観が極めて良好な塗装ウエブが得られた。連続塗装
は、ウエブ長さ1000mまで行い、安定した塗装を確
認した。
30mmに調節し、アプリケータロールとサポートロー
ルとを逆方向に回転させ、ダイへの塗料の供給圧力を
2.5Kg/cm2 G、塗料の吐出量を2500ml/
分、金属ウエブの走行速度を20m/分として、塗布幅
(ダイ幅)1592mmの連続塗装を行なった。塗装さ
れた金属ウエブは、長さ20mの乾燥炉を通して乾燥し
た。上記の連続塗装の結果、膜厚が20μmであり、塗
膜外観が極めて良好な塗装ウエブが得られた。連続塗装
は、ウエブ長さ1000mまで行い、安定した塗装を確
認した。
【0022】実施例2 図2に示す塗布装置において、(a)〜(b)間距離を
30mmに調節し、アプリケータロールとサポートロー
ルとを同方向に回転させ、ダイへの塗料の供給圧力を
2.5Kg/cm2 G、塗料の吐出量を1900ml/
分、金属ウエブの走行速度を20m/分として、塗布幅
(ダイ幅)1592mmの連続塗装を行なった。塗装さ
れた金属ウエブは、長さ20mの乾燥炉を通して乾燥し
た。上記の連続塗装の結果、膜厚が15μmであり、塗
膜外観が極めて良好な塗装ウエブが得られた。連続塗装
は、ウエブ長さ1000mまで行い、安定した塗装を確
認した。
30mmに調節し、アプリケータロールとサポートロー
ルとを同方向に回転させ、ダイへの塗料の供給圧力を
2.5Kg/cm2 G、塗料の吐出量を1900ml/
分、金属ウエブの走行速度を20m/分として、塗布幅
(ダイ幅)1592mmの連続塗装を行なった。塗装さ
れた金属ウエブは、長さ20mの乾燥炉を通して乾燥し
た。上記の連続塗装の結果、膜厚が15μmであり、塗
膜外観が極めて良好な塗装ウエブが得られた。連続塗装
は、ウエブ長さ1000mまで行い、安定した塗装を確
認した。
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、塗布ムラ
等がなく外観良好な塗膜を与える金属ウエブの工業的有
利な連続塗装方法が提供され、本発明の工業的価値は大
である。
等がなく外観良好な塗膜を与える金属ウエブの工業的有
利な連続塗装方法が提供され、本発明の工業的価値は大
である。
【図1】本発明方法の一例を示す説明図である。
【図2】本発明方法の他の一例を示す説明図である。
(1):金属ウエブ (2):サポートロール (3):サポートロール (4):アプリケータロール (5):ダイ
Claims (5)
- 【請求項1】 連続的に移送されてくる金属ウエブを2
つのサポートロール間でアプリケータロールと接触させ
ることにより塗装する方法において、アプリケータロー
ルとして金属製ロールを使用し、当該アプリケータロー
ルにダイを通して塗料を吐出させることを特徴とする金
属ウエブの連続塗装方法。 - 【請求項2】 アプリケータロールの回転方向とサポー
トロールの回転方向とが逆方向である請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 アプリケータロールを下流側に位置する
サポートロールの直前の位置に設置する請求項2記載の
方法。 - 【請求項4】 アプリケータロールの回転方向とサポー
トロールの回転方向とが同方向である請求項1記載の方
法。 - 【請求項5】 アプリケータロールを上流側に位置する
サポートロールの直後の位置に設置する請求項4記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31742991A JPH0639342A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 金属ウエブの連続塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31742991A JPH0639342A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 金属ウエブの連続塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639342A true JPH0639342A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=18088126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31742991A Withdrawn JPH0639342A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 金属ウエブの連続塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639342A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2004259902B2 (en) * | 2003-07-25 | 2009-08-27 | Nippon Kouatsu Electric Co., Ltd | Noncontact sensor |
US10478931B2 (en) | 2015-04-13 | 2019-11-19 | Dmg Mori Co., Ltd. | Workpiece attachment/removal device |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP31742991A patent/JPH0639342A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2004259902B2 (en) * | 2003-07-25 | 2009-08-27 | Nippon Kouatsu Electric Co., Ltd | Noncontact sensor |
US10478931B2 (en) | 2015-04-13 | 2019-11-19 | Dmg Mori Co., Ltd. | Workpiece attachment/removal device |
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