JPH063925Y2 - 落し錠 - Google Patents

落し錠

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Publication number
JPH063925Y2
JPH063925Y2 JP1988117643U JP11764388U JPH063925Y2 JP H063925 Y2 JPH063925 Y2 JP H063925Y2 JP 1988117643 U JP1988117643 U JP 1988117643U JP 11764388 U JP11764388 U JP 11764388U JP H063925 Y2 JPH063925 Y2 JP H063925Y2
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JP
Japan
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small
hole
lock
mounting substrate
drop
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988117643U
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English (en)
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JPH0239077U (ja
Inventor
利春 中島
Original Assignee
高橋金物株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建具や家具の戸扉類の上げ落し、即ち両開き
扉或いは片開き扉等を開かないようにする落し錠に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の落し錠は、戸扉等に固定される取付基板に錠杆が
挿入される筒状部を設け、錠杆に設けたピンが装入され
る縦長溝をこの筒状部に開設し、この縦長溝の上端部、
下端部をそれぞれ上げ位置と落し位置として上記ピンを
係止するための横孔をそれぞれ設け、上げ位置及び落し
位置では、錠杆のピンをほぼ90度回転させて上記横孔
にピンを係止する構造のものが周知である。
また、錠杆の落し位置で圧縮されるばねの作用により施
錠を確実にするものについては、本出願人の実公昭60
−3897号により提案されている。
さらに、実公昭37−27697号には、取付基板の二
箇所に設けた小孔に、出没自在の小球を係止させるよう
にした掛止が開示され、実開昭49−18994号に
は、アリ溝を有する取付基板に錠杆を嵌入させた錠が開
示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来の落し錠では、錠杆を受穴に装入したり、
受穴から引上げる際には、錠杆に装着したピンを上げ位
置及び落し位置ではほぼ90度転回する操作を余儀なく
されていた。このような操作は前屈姿勢で行なうので、
非常に面倒で窮屈な操作である。特に、錠杆と受穴が合
致しない場合や錠杆と受穴との係合が固い場合などは、
この傾向が大となる。そこで簡単な操作で、施錠できる
落し錠が望まれている。
また、実公昭37−27697号、実開昭49−189
94号に開示されたものは、万一小球が小孔に係止され
ない場合は、錠杆が抜け落ちてしまうという問題があ
り、さらに、取付基板内に錠杆を嵌入させるので、錠杆
の太さを太くすることができず、施錠が安定しないとい
う問題もあった。
本考案は、上記の要求に基づき創案されたもので、錠杆
を上下に操作するだけで、上げ位置及び落し位置を設定
し得る落し錠を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達するために、落し位置と上げ位
置とに適合する小孔と戸扉類に固定するための皿穴とが
設けられかつ係止部材としてのノブが突設された取付基
板と、弾性力をもって突出する小球が埋設された略円柱
状の錠杆と、この錠杆の外周面に沿う凹曲面部を有しこ
の凹曲面部に上記ノブが摺動自在に保持される長孔と上
記小球が突出する孔とが形成されかつ上記錠杆に背面側
より皿穴を介してねじ止めされる係合プレートとからな
り、この係合プレートが上記取付基板に摺動自在に嵌入
されるとともに上記小球が上記係合プレートの孔を突出
して上記取付基板の各小孔に選択的に係止されてなる落
し錠である。
〔考案の作用〕
錠杆の上げ位置では上位の小孔に小球が係入しているの
で、落し錠は解錠位置にある。
施錠に関しては、錠杆を下方へ押下げすると、小球が小
孔の縁部で弾性に抗して後退させられて下方へ押し下げ
られる。
下方において、小孔に小球が弾性力によって係入するの
で、錠杆は落し位置となる。常時は、小球が小孔に係入
して位置保持されている。
落し位置からの引上げに際しては、錠杆を引上げすれ
ば、上記と同様に解錠位置となる。
なお、ときとして小球が上げ位置または落し位置で係止
されずさらに移動してしまう場合には、ノブが長孔の上
端部または下端部で係止され、抜け止めとして作用す
る。
〔考案の実施例〕 図面はいずれも本考案の一実施例を示すもので第1図は
同分解斜視図、第2図は上げ位置の一部切欠いた側面
図、第3図は落し位置の一部切欠いた側面図、第4図は
小球部分の部分拡大断面図である。
図面において本考案の落し錠は、戸扉類Tに固定される
取付基板1に落し位置2と上げ位置3とに適合する小孔
4,5が穿設され、取付基板1には錠杆6がアリ溝7に
より装着され、錠杆6にはバネ8によって突出するよう
付勢された小球9が埋設され、この小球9は小孔4又は
5に係止され、錠杆6の動きを固定するように構成され
ている。
小球9は、この実施例によれば、係合プレート10の孔
11によりバネ8を圧縮してビス12により、錠杆6に
埋設されている。また係合プレート10には長孔13が
設けられ、この長孔13に、取付基板1上に突設された
ノブ14が嵌装されて錠杆6の上下の移動量を規制して
いる。これは、係合プレート10の傾斜を有する孔11
に突出する小球9が小孔4または5に係止されることな
くさらに上下方向へ移動した場合の錠杆6の抜け止めの
ための部材として作用する。
取付基板1の上下端部には皿穴16、16が設けられ、
この皿穴16、16に木ねじSを螺合させて戸扉類Tに
固定する。
また、係合プレート10には、錠杆6の外周面に沿う凹
曲面部10aが形成され、この凹曲面部10aの長手方
向にノブ14が摺動自在に保持される長孔13と、小球
9が突出する傾斜を有する孔11とが形成されている。
なお、錠杆6は係合プレート10の背面側より皿穴1
7、17を介してビス12によりねじ止めされ、係合プ
レート10と一体化されている。
そして、係合プレート10は取付基板1にアリ溝7を介
して嵌入され、錠杆6を押し上げ、押し下げることによ
り、スライドする。すなわち、係合プレート10と取付
基板1のアリ溝7とでスライド機構が構成され、錠杆6
は取付基板1にスライド機構を介して装着されている。
なお、小球9を上げ位置3の小孔5に係止させた状態に
おいては、ビス12、12及び木ねじS、Sはすべて隠
された状態となる。また、落し位置2の小孔4に係止さ
せた状態においても、木ねじSの一方の頭部だけが皿穴
16中に保持されているのが目視されるだけであるの
で、外見的にも優れている。
以上記述した本考案の落し錠の使用方法は、従来の落し
錠と同様で、戸扉類Tに取付基板1を木ねじSで固定す
る。また床側には、錠杆6の挿入端61を挿入する受穴
Hを穿設しておく、なお、15は受穴Hの座金である。
今、錠杆6が第2図の上げ位置3にある場合、錠杆6を
押下げると、取付基板1の小孔5に係止され小球9は、
バネ8を圧縮して小孔5から滑り出て取付基板1の滑り
面1a上を滑走しつつ落し位置2に設けられた小孔4内
に係止して錠杆6を固定し、第3図に示す状態となる。
また鍵を外す場合錠杆6を引上げると、上記と全く同じ
経過で再び第2図の状態に戻る。
〔考案の効果〕
本考案の落し錠は、単に錠杆を押下げ、引上げするだけ
で、操作ができるから鍵の操作が単純であり、従って前
屈姿勢をとる時間が少なくてすみ、操作が手軽である。
また、取付基板に錠杆をスライド機構を介して装着して
あるから構造が簡単で製造コストも低く、また錠杆を従
来の落し錠よりも太く製作することができ、施錠が安定
するなどの効果がある。
さらに、ビスや木ねじは皿穴を介して取付けられ、目視
されにくい構造にされているので外見的にも優れてい
る。
また、係合プレートに長孔が設けられ、この長孔に、取
付け基板上に突設されたノブが嵌装されて錠杆の上下方
向への移動量を規制するいわゆる二重安全機構を有する
ので、小球が小孔に係止されない場合にも錠杆の抜け止
めとして作用する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る落し錠の一実施例を示すもので、第
1図は同分解斜視図、第2図は上げ位置の一部切欠いた
側面図、第3図は落し位置の一部切欠いた側面図、第4
図は小球部の部分拡大断面図である。 1……取付基板、1a……滑り面、 2……落し位置、3……上げ位置、 4,5……小孔、6……錠杆、 7……アリ溝、8……バネ、 9……小球、10……係合プレート、 11……孔、12……ビス、 13……長孔、14……ノブ、 15……座金、10a……凹曲面部 16……皿穴、17……皿穴 61……挿入端、T……戸扉、 S……木ねじ、H……受穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】落し位置と上げ位置とに適合する小孔と戸
    扉類に固定するための皿穴とが設けられかつ係止部材と
    してのノブが突設された取付基板と、弾性力をもって突
    出する小球が埋設された略円柱状の錠杆と、この錠杆の
    外周面に沿う凹曲面部を有しこの凹曲面部に上記ノブが
    摺動自在に保持される長孔と上記小球が突出する孔とが
    形成されかつ上記錠杆に背面側より皿穴を介してねじ止
    めされる係合プレートとからなり、この係合プレートが
    上記取付基板に摺動自在に嵌入されるとともに上記小球
    が上記係合プレートの孔を突出して上記取付基板の各小
    孔に選択的に係止されてなる落とし錠。
JP1988117643U 1988-09-07 1988-09-07 落し錠 Expired - Lifetime JPH063925Y2 (ja)

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JP1988117643U JPH063925Y2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 落し錠

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JP1988117643U JPH063925Y2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 落し錠

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JPH0239077U JPH0239077U (ja) 1990-03-15
JPH063925Y2 true JPH063925Y2 (ja) 1994-02-02

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