JPH0639252A - スパイラル型モジュールの検査方法 - Google Patents

スパイラル型モジュールの検査方法

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Publication number
JPH0639252A
JPH0639252A JP19559192A JP19559192A JPH0639252A JP H0639252 A JPH0639252 A JP H0639252A JP 19559192 A JP19559192 A JP 19559192A JP 19559192 A JP19559192 A JP 19559192A JP H0639252 A JPH0639252 A JP H0639252A
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JP
Japan
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module
membrane
spiral
pinholes
type module
Prior art date
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Pending
Application number
JP19559192A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiji Yanagiya
一司 柳谷
Takahisa Fukao
隆久 深尾
Nariyuki Yoshida
成幸 吉田
Tsutomu Watanabe
力 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Nippon Rensui Co
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Nippon Rensui Co
Mitsubishi Kasei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc, Nippon Rensui Co, Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP19559192A priority Critical patent/JPH0639252A/ja
Publication of JPH0639252A publication Critical patent/JPH0639252A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 微小孔径の疎水性多孔質膜を用いたスパイラ
ル型モジュールの貫通欠陥の有無を検査するに当たり、
スパイラル状の膜の内部を減圧に保ち、外部より着色性
のヒューム(粒子径1μm程度のたばこ、線香、おがく
ず、発煙筒等)を含んだガスを流すことを特徴とするス
パイラル型モジュールの検査方法。 【効果】 本発明の方法によれば、ピンホール等に起因
する貫通欠陥の有無及びその場所を確実にかつ効率的に
特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疎水性多孔質膜を用いた
スパイラル型モジュールの検査方法に関する。詳しく
は、かかるスパイラル型モジュールにおいて、ピンホー
ルや接着不良等に起因して膜の一次側と二次側との間に
貫通部が生じることによる欠陥の有無を検査する方法に
関するものであり、例えば脱気膜モジュールの場合短時
間で欠陥の有無、及び漏れの有る場合その漏れ箇所が判
定でき補修をする事により生産歩留りの向上もはかれ
る。
【0002】
【従来の技術】微小孔径の疎水性多孔質膜を用いたスパ
イラル型モジュールは製造過程で発生した膜表面及び膜
接着部のピンホールや接着不良が性能を大幅に低下させ
る。すなわち、かかるピンホール等に起因して膜の一次
側と二次側との間に生ずる貫通欠陥によって、たとえば
脱気膜であれば原液のリーフによる2次側真空系の能力
ダウンによる脱気性能の低下をきたす。この為かかる貫
通欠陥からの原液等の漏れ検査は重要な要素となる。
【0003】このような場合には、モジュールを水中に
浸漬し、膜の一次側より空気で加圧する方式が従来より
一般的である。この方法はピンホール等の貫通欠陥があ
る場合、膜の2次側からモジュール端面を通過した気泡
が発生する事により漏れの有無を確認する事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モジュールを
水中に浸漬し、膜の一次側より空気で加圧する従来より
の一般的方法では、膜そのものがガスを透過させるモジ
ュール(たとえば脱気膜モジュール等)の場合は、発生
する気泡が膜面を透過したものか、ピンホールで発生し
たものかの区別がつきにくい。
【0005】更にモジュール端面からの発生する気泡を
確認する為、仮りにピンホールがあったとしてもその場
所を特定することは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはスパイラル
型モジュールの漏れの有無及び漏れが有る場合の場所の
特定ができる検査方法を鋭意検討した結果、スパイラル
状の膜の内部を好ましくは50Torr以下の減圧に保
ち、外部より着色性のヒューム(たとえば粒子径1μm
程度のたばこ、線香、おがくず、発煙筒等)を含有した
ガスを流すことにより、確実にかつ効率的にピンホール
等の貫通欠陥の有無及びその場所を特定することができ
ることを見出し、本発明に到達した。
【0007】以下、本発明を図面を参照しながら説明す
る。図1にスパイラル型の脱気モジュールの一例を示
す。構造としては、透過スペーサー2をはさみ込んだ封
筒状の脱気膜1の開放端を脱気管3に接続し、原水スペ
ーサー4を挿入してスパイラル状に巻き上げた脱気膜モ
ジュールが一般的である。運転方法としては脱気膜モジ
ュールの一端より原水スペーサー側に原水5を通水す
る。一方脱気管3は真空ポンプに接続され封筒状脱気膜
1内は減圧される。原水5はモジュール内原水スペーサ
ー側を通過中、脱気され脱気水6として排出される。脱
気ガス7は脱気管3を通過、真空ポンプより排出され
る。
【0008】次に図2に従来から一般的に行われている
モジュールを水中に浸漬し膜の1次側より空気で加圧す
る方式の一例を示す。水槽1に水を張りスパイラルモジ
ュール2を浸漬する。脱気管5の一端は水の侵入を防ぐ
目的でゴム栓3をさし込み他端に管路4を接続して1〜
2kg/cm2 程度に加圧した空気を流入させる。モジ
ュールにピンホール等の漏れがある場合、脱気管の空気
が原水側に流れモジュール上端より気泡となって発生す
る。しかしながら漏れ箇所の特定はできずモジュールを
開いての同様の検査は構造上不可能である為漏れ箇所の
特定はできない。
【0009】次に図3に本発明の装置の一例を示す。気
密性のあるハウジング1内にスパイラルモジュール2を
セットし、ハウジング1に接続した管路3より着色性の
ヒュームを含有したガスを流す。一方モジュール脱気管
4の一端はゴム栓等でシールし、他端に接続した管路5
より真空ポンプで吸引する。モジュールにピンホールが
あると真空がたちにくい為漏れがあることを容易に認識
できる。
【0010】真空ポンプを停止しハウジングよりモジュ
ールを取り出してモジュールのスパイラル状膜を開放す
るとピンホール箇所に着色性ガスが多量に流れピンホー
ル箇所を中心に着色する。よってその箇所を容易に認識
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が本発明はその要旨を越えない限り実施例により何ら限
定されるものではない。 実施例1 図3のような装置を用い、図1のようなスパイラル型の
ポリエチレン多孔質膜を用いた。点火したたばこをチュ
ーブ内に充填し管路3よりハウジング1内に煙を吸引さ
せた。
【0012】真空ポンプ6を起動させて真空度を10T
orrを目標に吸引したが漏れのないモジュールは10
分程度で到達するがピンホール等に起因する漏れがある
モジュールは10分経過しても真空度は200Torr
程度で維持される。よって漏れがある事が判明したので
真空ポンプを停止し大気圧迄戻してモジュールをハウジ
ングより取り出して、モジュールのスパイラル状膜を開
放した。ピンホールの発生している箇所を中心に半径5
mm程度のタール分が黒く着色しており容易にその箇所
を断定する事ができた。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法によれば、たとえば脱気膜
のように、従来の方法では貫通欠陥の有無を確認するこ
とが容易でなかったものについても、確実にかつ効率的
に貫通欠陥の有無及びその場所を特定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパイラル型モジュールの一例を示す
図。
【図2】従来の検査方法であるモジュールを水中に浸漬
し膜の一次側より空気で加圧する方式を示す図。
【図3】本発明の方法に用いる装置を示す図。
【符号の説明】
1 膜 2 透過スペーサー 3 脱気管 4 原水スペーサー 5 原水 6 脱気水 7 脱気ガス 8 水槽 9 スパイラルモジュール 10 ゴム栓 11 管路 12 ハウジング 13 真空ポンプ 14 ドレンポット 15 排気の流れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深尾 隆久 北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱 化成株式会社黒崎工場内 (72)発明者 吉田 成幸 北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱 化成株式会社黒崎工場内 (72)発明者 渡辺 力 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 日 本錬水株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小孔径の疎水性多孔質膜を用いたスパ
    イラル型モジュールの貫通欠陥の有無を検査するに当た
    り、スパイラル状の膜の内部を減圧に保ち、外部より着
    色性のヒュームを含んだガスを流すことを特徴とするス
    パイラル型モジュールの検査方法。
JP19559192A 1992-07-22 1992-07-22 スパイラル型モジュールの検査方法 Pending JPH0639252A (ja)

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