JPH0639032A - 遠心ポンプ付き貯血槽 - Google Patents

遠心ポンプ付き貯血槽

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JPH0639032A
JPH0639032A JP4194309A JP19430992A JPH0639032A JP H0639032 A JPH0639032 A JP H0639032A JP 4194309 A JP4194309 A JP 4194309A JP 19430992 A JP19430992 A JP 19430992A JP H0639032 A JPH0639032 A JP H0639032A
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blood
centrifugal pump
reservoir
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blood reservoir
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JP4194309A
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Hikari Nakanishi
光 中西
Katsuyuki Kuwana
克之 桑名
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SENKO IKA KOGYO KK
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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SENKO IKA KOGYO KK
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心ポンプから貯血槽内への旋回流の影響を
遮断して、旋回流による液面の乱れや遠心ポンプへの空
気の流入を防止する。 【構成】 血液13を貯留する貯血槽12の底面に、血
液流出口16を鉛直方向に沿って設けるとともに、この
血液流出口16に、回転駆動軸が鉛直方向に設けられた
遠心ポンプを直列に接続し、上記血液流出口16付近に
おける貯血槽12の内底面に、複数の垂直リブ17を放
射状に設けた。 【効果】 貯血槽内で液面が水平を保ち波打つことがな
く貯血量を正確に測れる。また、人体に大きなダメージ
を与えてしまう恐れがなく安全性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心臓病手術等におい
て、患者の静脈から脱血した血液を血液処理して再び動
脈に戻すために使用される人工肺装置の遠心ポンプ付き
貯血槽に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人工肺を用いた体外血液循環に
おいては、人体の静脈ラインから脱血ラインを経て脱血
した静脈血を貯血槽内に一時的に貯留し、この貯血槽内
の血液をポンプを介して人工肺、または熱交換器付き人
工肺に送血するとともに、この人工肺でガス交換された
血液を返血ラインを経て人体の動脈に返血させる構成に
なっている。
【0003】この種の体外血液循環に使用される貯血槽
として、特開平2−95378号に記載されるポンプ付
き貯血槽が提案されている。図6は、このポンプ付き貯
血槽を概略的に示すもので、図6中符号1は、貯血槽で
ある。この貯血槽1は、その下端に血液流出口2が開口
し、この血液流出口2に遠心ポンプ3を一体に設けたも
のである。この遠心ポンプ3は、駆動モータ4で回転駆
動する回転駆動軸5が鉛直方向に支持され、かつ、その
上部に吸入口6を開口させてなるとともに、この吸入口
6を貯血槽1の血液流出口2に臨ませて直結されてい
る。
【0004】ところで、このポンプ付き貯血槽を運転し
ている際には、送血が円滑に行なわれているか否かを調
べる等のために、貯血槽1に付した目盛りで貯血量を目
視することが行なわれるが、このような従来のポンプ付
き貯血槽は、回転駆動軸5が回転すると遠心ポンプ3の
吸入口6付近の貯血槽1内で血液の旋回流が発生し、こ
の旋回流によって液面が水平面を保たないし波打つため
貯血量を正確に測れず、また、この旋回流によって気泡
が生じると、遠心ポンプ3に流入してしまい、人体に大
きなダメージを与えてしまう恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明における課題
は、遠心ポンプから貯血槽内への旋回流の影響を遮断し
て、旋回流による液面の乱れや遠心ポンプへの空気の流
入を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
遠心ポンプ付き貯血槽にあっては、血液を貯留する貯血
槽の底面に、血液流出口を鉛直方向に沿って設けるとと
もに、該血液流出口に、回転駆動軸が鉛直方向に設けら
れた遠心ポンプを直列に接続し、前記血液流出口付近に
おける貯血槽の内底面に、複数の垂直リブを放射状に設
けた。また、請求項2記載の遠心ポンプ付き貯血槽にあ
っては、血液を貯留する貯血槽の側面に、水平方向に延
びたのち鉛直方向に垂下する血液流出口を設けるととも
に、該血液流出口に、回転駆動軸が鉛直方向に設けられ
た遠心ポンプを直列に接続したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の遠心ポンプ付き貯血槽
にあっては、貯血槽の内底面に複数の垂直リブが設けら
れているので、遠心ポンプにより血液が旋回しかけても
上記垂直リブによって旋回のエネルギーが弱められ、貯
血槽内に血液の旋回流が伝達されることを防止できる。
【0008】また、本発明の請求項2記載の遠心ポンプ
付き貯血槽にあっては、貯血槽の側面に、水平方向に延
びたのち鉛直方向に垂下する血液流出口が設けられてい
るので、遠心ポンプにより血液が旋回しかけても血液流
出口内の途中の屈曲部の付近で緩和され、貯血槽内に血
液の旋回流が伝達されることを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、請求項1記載の遠心ポンプ付き貯
血槽の一実施例を示す全体図である。図2は、図1の貯
血槽の縦断面図である、図3は図2のA−A線矢視方向
から見た垂直リブの上面図である。図中符号11は、こ
の遠心ポンプ付き貯血槽である。この遠心ポンプ付き貯
血槽11は、貯血槽12と、遠心ポンプ20とから概略
構成されている。
【0010】上記貯血槽12は、内部に血液13を一時
的に貯留するためのものである。この貯血槽12は、貯
留された血液13の量を外側から視認できるように透明
な材料によって構成されるとともに、外壁に付された目
盛14によって血液の量を測定できるようになってい
る。また、この貯血槽12は、人体の静脈から脱血ライ
ン(図示略)を経て脱血した血液13を流入するための
血液流入口15が上部に設けられ、内部には流入した血
液を図2の矢印で示すように流通させるように案内管1
2a、ディフォーマ12b等が設けられている。また、
この貯血槽12の底壁にはテーパ状に形成され、その中
心最下部には、貯血槽12内で除泡された血液13を遠
心ポンプ20に流出するための血液流出口16が鉛直方
向に沿って設けられている。また、上記ディフォーマ1
2bの下端には、貯血槽12のテーパ状内底面との間で
流路を形成する逆円錐状のガイド部材12cが設けられ
ており、このガイド部材12cの下端には、横断面が十
字状の縦リブ18が設けられ、血液流出口16内に挿入
されている。そして、血液流出口16付近の貯血槽12
のテーパ状の内底面には、上記ガイド部材12cとの間
の流路を区画するように複数(図3においては4個)の
垂直リブ19が放射状に設けられている。
【0011】一方、遠心ポンプ20は、駆動モータ21
で回転する回転駆動軸22が鉛直方向に設けれており、
かつ、貯血槽12から流出される血液13を吸入するた
めの血液吸入口23をその上部に開口させるとともに、
この血液吸入口23を上記貯血槽12の血液流出口16
に直列に接続されている。また、遠心ポンプ20の側面
には除泡された血液13を人工肺または熱交換器付き人
工肺(図示略)に送るための血液排出口24が接線方向
に沿って設けられている。
【0012】この実施例の遠心ポンプ付き貯血槽11
は、上記血液流出口16付近における貯血槽12の内底
面に、複数の垂直リブ19を放射状に設けたものである
ので、遠心ポンプ20により血液13が旋回しかけても
上記垂直リブ19によって旋回のエネルギーが弱めら
れ、貯血槽12内に血液13の旋回流が伝達されること
を防止でき、貯血槽12内で液面が水平を保ち波打つこ
とがなく貯血量を正確に測ることができる。また、この
旋回流に起因する気泡の発生もなくなるので、遠心ポン
プ20への気泡の流入の問題も解消でき、人体に大きな
ダメージを与えてしまう恐れがなく安全性が向上すると
いう利点がある。
【0013】つぎに、請求項2記載の遠心ポンプ付き貯
血槽の一実施例を説明する。図4は、この遠心ポンプ付
き貯血槽の概略構成図である。図5は図4のB線で囲ん
だ部分の縦断面図である。図4中符号31は、遠心ポン
プ付き貯血槽である。この遠心ポンプ付き貯血槽31が
図1の遠心ポンプ付き貯血槽11と異なるところは、貯
血槽12の下部に熱交換器32と人工肺33が設けられ
ていることと、貯血槽12の側面に血液流出口34が設
けられている点である。尚、図1の遠心ポンプ付き貯血
槽11と同一構成部分には、同一符号を付して説明を簡
略化する。
【0014】上記熱交換器32と人工肺33は、血液1
3を熱交換器32で温度調整を行なった後、この血液1
3を人工肺33に流してガス交換するものである。そし
て、上記血液流出口34は、貯血槽12の側面から水平
方向に延びたのち鉛直方向に垂下しており、先端は遠心
ポンプ20の血液吸入口23と直列に接続され、熱交換
器32を経由した血液13を遠心ポンプ20に流出する
ようになっている。血液13は遠心ポンプ20により人
工肺33に送られる。この血液流出口34の垂下する手
前の屈曲部分、言い換えれば遠心ポンプ20の真上の部
分には、図5に示すようゴム等からなるダイヤフラム3
5が設けられている。このダイヤフラム35は、貯血槽
12からの血液13の液面高さによる圧力に応じて弾性
変形して、血液流出口34内の血液の流路の幅が変わる
ようになっているもので、血液13の液面レベルが所定
レベルより低くなった時に最大変形となり図5の破線で
示すように血液流出口34を閉塞することができるよう
になっている。
【0015】なお、血液流出口34と遠心ポンプ20と
を一体に覆うようにカバー36が設けられている。
【0016】この実施例の遠心ポンプ付き貯血槽31に
あっては、血液13を貯留する貯血槽12の側面に、水
平方向に延びたのち鉛直方向に垂下するように血液流出
口34を設けたので、遠心ポンプ20により血液13が
旋回しかけても血液流出口34内の途中の屈曲部付近で
緩和され、貯血槽12内で液面が水平面を保ち波打つこ
とがなく貯血量を正確に測ることができる。また、上記
ダイヤフラム35は、貯血槽12からの血液13の貯血
量が少なくなると、これに応じて流路も狭くなり、血液
13が所定の液面レベルより低くなると流路を閉塞する
ので、貯血槽12から遠心ポンプ20への気泡の流入を
確実に阻止できるという利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の遠心ポンプ付き貯血槽は、血液流出口付近における
貯血槽の内底面に、複数の垂直リブを放射状に設けたも
のであるので、遠心ポンプにより血液が旋回しかけても
上記垂直リブによって旋回のエネルギーが弱められ、貯
血槽内に血液の旋回流が伝達されることを防止でき、貯
血槽内で液面が水平面を保ち波打つことがなく貯血量を
正確に測ることができるとともにこの旋回流に起因する
気泡が遠心ポンプに流入することを確実に防止でき、安
全性が向上するという利点がある。
【0018】また、本発明の請求項2記載の遠心ポンプ
付き貯血槽にあっては、血液を貯留する貯血槽の側面
に、水平方向に延びたのち鉛直方向に垂下するように血
液流出口を設て、この血液流出口に、遠心ポンプを直列
に接続したものであるので、遠心ポンプにより血液が旋
回しかけても血液流出口内の途中の屈曲部で緩和され、
貯血槽内に血液の旋回流が伝達されることを防止でき、
請求項1記載の遠心ポンプ付き貯血槽と同様、貯血槽内
での液面を水平面に保ち波打ちと、遠心ポンプへの気泡
の流入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の遠心ポンプ付き貯血槽
の一実施例を示す全体図である。
【図2】図1の遠心ポンプ付き貯血槽の貯血槽の縦断面
図である。
【図3】図2のA−A線矢視方向から見た貯血槽の垂直
リブの上面図である。
【図4】本発明の請求項2記載の遠心ポンプ付き貯血槽
の一実施例を説明するための図である。
【図5】図4のB線で囲んだ部分の縦断面図である。
【図6】従来の遠心ポンプ付き貯血槽の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11 遠心ポンプ付き貯血槽 12 貯血槽 13 血液 15 血液流出口 19 縦リブ 20 遠心ポンプ 22 回転駆動軸 31 遠心ポンプ付き貯血槽 34 血液流出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液を貯留する貯血槽の底面に、血液流
    出口を鉛直方向に沿って設けるとともに、該血液流出口
    に、回転駆動軸が鉛直方向に設けられた遠心ポンプを直
    列に接続し、前記血液流出口付近における貯血槽の内底
    面に、複数の垂直リブを放射状に設けたことを特徴とす
    る遠心ポンプ付き貯血槽。
  2. 【請求項2】 血液を貯留する貯血槽の側面に、水平方
    向に延びたのち鉛直方向に垂下する血液流出口を設ける
    とともに、該血液流出口に、回転駆動軸が鉛直方向に設
    けられた遠心ポンプを直列に接続したことを特徴とする
    遠心ポンプ付き貯血槽。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019172191A1 (ja) * 2018-03-09 2019-09-12 テルモ株式会社 貯血槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019172191A1 (ja) * 2018-03-09 2019-09-12 テルモ株式会社 貯血槽

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