JPH063902Y2 - 寒冷地用便器 - Google Patents
寒冷地用便器Info
- Publication number
- JPH063902Y2 JPH063902Y2 JP6721587U JP6721587U JPH063902Y2 JP H063902 Y2 JPH063902 Y2 JP H063902Y2 JP 6721587 U JP6721587 U JP 6721587U JP 6721587 U JP6721587 U JP 6721587U JP H063902 Y2 JPH063902 Y2 JP H063902Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet bowl
- heat
- hot water
- water tank
- heat transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は寒冷地用の便器に関する。
(従来技術) 従来、寒冷地においては、便器にトラップ部に溜まって
水封を形成している水が凍結して便器に割れを生ずるこ
とがしばしばであり、このためトラップ部を加熱して水
の凍結を防止するためのヒータを特別に設ける等の手段
が講じられていた。これは局部洗浄装置付き便器におい
ても同様であり、例えば第2図に示した局部洗浄装置付
き便器では、サービスタンクA内にボールタップBを介
して供給される水を給水ホースCを介して周囲を断熱材
Dにより囲まれた温水タンクE内に導き、この温水タン
クE内に導かれた水をヒータFにより加熱し、ソレノイ
ドGにより駆動される電磁ポンプHによって吸出ホース
Iを介して温水を汲み上げ、洗浄ノズルJから噴出させ
るよう構成されているが、便器Kのトラップ部Lに溜ま
った水Wの凍結を防止するにはトラップ部Lの外面に別
個にヒータ(図示しない)を設ける手段がとられてい
る。
水封を形成している水が凍結して便器に割れを生ずるこ
とがしばしばであり、このためトラップ部を加熱して水
の凍結を防止するためのヒータを特別に設ける等の手段
が講じられていた。これは局部洗浄装置付き便器におい
ても同様であり、例えば第2図に示した局部洗浄装置付
き便器では、サービスタンクA内にボールタップBを介
して供給される水を給水ホースCを介して周囲を断熱材
Dにより囲まれた温水タンクE内に導き、この温水タン
クE内に導かれた水をヒータFにより加熱し、ソレノイ
ドGにより駆動される電磁ポンプHによって吸出ホース
Iを介して温水を汲み上げ、洗浄ノズルJから噴出させ
るよう構成されているが、便器Kのトラップ部Lに溜ま
った水Wの凍結を防止するにはトラップ部Lの外面に別
個にヒータ(図示しない)を設ける手段がとられてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の凍結防止手段は別個にヒータ
を設けるものであるからコスト高となり、またヒータの
設置に伴い温度調節機構が必要となることから、さらに
コストが加わり構造が複雑化する欠点を有していた。
を設けるものであるからコスト高となり、またヒータの
設置に伴い温度調節機構が必要となることから、さらに
コストが加わり構造が複雑化する欠点を有していた。
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の欠点を解決すべく、本考案の寒冷地用便
器は、洗浄ノズルより吐出される洗浄水を加熱するため
の温水タンクを備えた局部洗浄装置付き便器において、
温水タンクの熱を便器の主としてトラップ部に伝達可能
に構成される。
器は、洗浄ノズルより吐出される洗浄水を加熱するため
の温水タンクを備えた局部洗浄装置付き便器において、
温水タンクの熱を便器の主としてトラップ部に伝達可能
に構成される。
(作用) 本考案において便器のトラップ部は温水タンクの熱によ
り温められ、このような保温作用は常に継続的に保たれ
るものであるから、トラップ部内に溜まった水の凍結と
それに伴う便器の破損が防止される。
り温められ、このような保温作用は常に継続的に保たれ
るものであるから、トラップ部内に溜まった水の凍結と
それに伴う便器の破損が防止される。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図を参照して説明する。
尚、第1図は局部洗浄装置付き便器の一部を示したもの
で、図示しない部分の構造は上記従来例と同様であり、
また、図中、従来例と同様な部材には同一符号を付し
て、その説明は省略する。
で、図示しない部分の構造は上記従来例と同様であり、
また、図中、従来例と同様な部材には同一符号を付し
て、その説明は省略する。
第1図において、温水タンクEの周囲を取り囲む断熱材
D1の充填部分には、特に温水タンクEと便器Kのトラ
ップ部Lの後面Mとの間において、密封状態の伝熱空間
1が形成されている。この伝熱空間1は断熱材D1によ
り左右方向すなわち紙面と直角方向を囲まれて、主とし
て便器Kのトラップ部L側への熱移動のみが行なわれる
ように設定されている。
D1の充填部分には、特に温水タンクEと便器Kのトラ
ップ部Lの後面Mとの間において、密封状態の伝熱空間
1が形成されている。この伝熱空間1は断熱材D1によ
り左右方向すなわち紙面と直角方向を囲まれて、主とし
て便器Kのトラップ部L側への熱移動のみが行なわれる
ように設定されている。
また、伝熱空間1に接するトラップ部Lの外面にはアル
ミ箔2が貼着されており、このアルミ箔2は表面積を拡
大するため全面に亘りシワ状に処理されている。
ミ箔2が貼着されており、このアルミ箔2は表面積を拡
大するため全面に亘りシワ状に処理されている。
次に上記実施例の作用に関し説明する。
温水タンクEはヒータFにより常に洗浄を適した温度
(通常約40℃)に保たれており、この熱が伝熱空間1
を通じてアルミ箔2に伝わる。アルミ箔2はシワ状に処
理されているため表面積が大きく、従って多量の熱が便
器Kのトラップ部Lに伝えられる。トラップ部Lはこの
ように温水タンクEからの熱を受けているため、内部に
溜まって水封を形成している水Wは冬期においても凍結
することは欠してなく、従って便器Kの破損も何ら生じ
ない。
(通常約40℃)に保たれており、この熱が伝熱空間1
を通じてアルミ箔2に伝わる。アルミ箔2はシワ状に処
理されているため表面積が大きく、従って多量の熱が便
器Kのトラップ部Lに伝えられる。トラップ部Lはこの
ように温水タンクEからの熱を受けているため、内部に
溜まって水封を形成している水Wは冬期においても凍結
することは欠してなく、従って便器Kの破損も何ら生じ
ない。
また、上記実施例において、便器のトラップ部への伝熱
性を良くするため、トラップ部の外面にアルミ箔を貼着
するものとしたが、このような伝熱性をよくするための
材料としては銅板,銀板,さらには熱伝導性に優れた塗
料等、如何なる材料も利用可能である。
性を良くするため、トラップ部の外面にアルミ箔を貼着
するものとしたが、このような伝熱性をよくするための
材料としては銅板,銀板,さらには熱伝導性に優れた塗
料等、如何なる材料も利用可能である。
(考案の効果) この考案は洗浄ノズルより吐出される洗浄水を加熱する
ための温水タンクを備えた局部洗浄装置付き便器におい
て、温水タンクの熱を便器の主としてトラップ部に伝達
可能に構成したので、新規にヒータ及びそれに付随する
温度調節機構を設けることなく寒冷地用トイレに仕様変
更できるので、製造コストの節減,構造の簡略化に寄与
する。
ための温水タンクを備えた局部洗浄装置付き便器におい
て、温水タンクの熱を便器の主としてトラップ部に伝達
可能に構成したので、新規にヒータ及びそれに付随する
温度調節機構を設けることなく寒冷地用トイレに仕様変
更できるので、製造コストの節減,構造の簡略化に寄与
する。
第1図は本考案の一実施例による寒冷地用便器の一部を
示す断面図、第2図は従来の局部洗浄装置付き便器の断
面図である。 1……伝熱空間、2……アルミ箔 E……温水タンク、F……ヒータ K……洗浄ノズル、K……便器 L……トラップ部
示す断面図、第2図は従来の局部洗浄装置付き便器の断
面図である。 1……伝熱空間、2……アルミ箔 E……温水タンク、F……ヒータ K……洗浄ノズル、K……便器 L……トラップ部
Claims (1)
- 【請求項1】洗浄ノズルより吐出される洗浄水を加熱す
るための温水タンクを備えた局部洗浄装置付き便器にお
いて、前記温水タンクの熱を便器の主としてトラップ部
に伝達可能に、前記温水タンクと前記トラップ部との間
には密封状態の伝熱空間が形成されており、かつこの伝
熱空間が接する前記トラップ部の外面には熱伝導性に優
れた材料からなる吸熱層が設けられていることを特徴と
する寒冷地用便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6721587U JPH063902Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 寒冷地用便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6721587U JPH063902Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 寒冷地用便器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176181U JPS63176181U (ja) | 1988-11-15 |
JPH063902Y2 true JPH063902Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=30905915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6721587U Expired - Lifetime JPH063902Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 寒冷地用便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063902Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6466299B2 (ja) * | 2015-09-24 | 2019-02-06 | 株式会社Lixil | 便器装置 |
-
1987
- 1987-05-01 JP JP6721587U patent/JPH063902Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63176181U (ja) | 1988-11-15 |
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