JPH0638996U - 芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生装置

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JPH0638996U
JPH0638996U JP8068692U JP8068692U JPH0638996U JP H0638996 U JPH0638996 U JP H0638996U JP 8068692 U JP8068692 U JP 8068692U JP 8068692 U JP8068692 U JP 8068692U JP H0638996 U JPH0638996 U JP H0638996U
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compressed air
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エゼクタを用いて液体香料を霧化すると、香
料を含む空気がダクト等を通過する際、ダクトの壁に香
料が液状に付着し、芳香を付さない空気を送っても芳香
が付されてしまう。又、エジェクターは小量の香料を空
気に加えるのは難しい。エジェクターと吸上げ芯を併用
すると圧縮空気の小流量域では作動せず、吸上げ芯中に
圧縮空気を通過させると圧損が大きい。 【構成】 液体香料5が充填されて流通している香料容
器14に液体香料吸上げ芯15を挿入し香料容器14を
蓋体1にねじ込む。エアー入口2から圧縮空気を送入
し、空間部9で液体香料吸上げ芯15が吸上げてきて蒸
発した香料を気化混合してエアー出口8から送り出す。
気化がよく後流側の配管に香りを残すことがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は芳香発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
香りが人に快適性を与えることは古くから知られており、香料を探し当てるこ とで、すぐれた香料がシルクロードを通じて洋の東西を苦労して運ばれたであろ うこと等を題材とした文学、歴史物語は少しくとしない。これらの香料は従来身 に香水をふりかけるとか、香をかぐとかであり、個人的色あいの強いものであっ た。
【0003】 これに対して、同時に小人数が香りをかぐことが出来る従来の芳香発生装置は 簡易なものは固体香料を容器に入れて、芳香を必要とする室内等に置くものがあ る。このような固体芳香剤を一定場所に置くことは手軽で賞用される処である。
【0004】 近時は、香りをかぐことにより、神経系統を通じて人に与える効果が予想以上 の広い範囲にわたっており、居眠り運転防止効果の例が最近報告された許りであ る。又、天然の木の香りが入浴剤や防虫剤の効果を生ずることも知られるように なった。従って、香りは人に快適性を与えるにとどまらない処がある。
【0005】 上述のような点から現在は香りが個人から少人数の人の範囲を越え、多数の人 の集まる大きな空間例えばデパート、大型スーパーマーケット、ホテル、事務所 ビル等において香りの効果を利用しようとする提案が相当なされている。
【0006】 上述した従来の技術では大きな空間、例えばデパート、大形スーパーストア等 の売場では多数の香料入り容器を広い範囲にわたって配置する必要があり、香り の効果を管理する手間は多大なものがあり、特に香りの効果を制御出来ない。
【0007】 そこで大きな空間、或は多数の空間に併せて香りを付与する方法として液体香 料を密閉容器中に収容し、該容器中に空気を通過させて例えばエゼクタ効果で蒸 発した液体香料を空気と混合して芳香空気を供給する芳香発生装置が提案されて いる。このような提案としては実開昭62−186744号公報に示される考案 があり、該公報には図7に示すような芳香発生装置が示されている。図に示すよ うに蓋体1のエアー入口2から入った空気はエゼクター3を通過する際、容器本 体4に収容された液体香料5中に下端部が浸漬している吸込み管6の上部はエゼ クター3の吸込部7に連通しており、吸込み管6で吸上げられた液体香料はエゼ クター3を通過する高速気流で霧化されてエアー出口8から排出される。これに よって排出空気は香料の混合した気体となる。
【0008】 このような芳香発生装置は例えば建物の空調用の空気ダクト、或は空調機の室 内機内に前記エアー出口を配管により連絡して用いる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記図7に示したような芳香発生装置を用いるて液体香料を少量の空気で霧化 でき小さな空気発生源、例えばエアーコンプレッサー及び芳香発生装置で大量の 香料を霧化して空調機器の冷又は暖房空気を送るダクト、或は空調機器の室内機 中に送ることが出来、大きな部屋、或は多数の部屋へ香りの付与された空気が送 り込まれる。
【0010】 処が、このような空気中に霧状で存在する香料は空調ダクトの内壁や室内機の 熱交換器及び壁面に接すると液化してしまう。従って、芳香発生装置を停止させ ても空調機器が作動している限り、長時間前記ダクトの内壁や、室内機内に残る 香料により室内に香りを漂わせる。人の臭覚は時間的に強弱としたり断続して香 りが発生することにより効果的であるがほぼ同一の香りが持続すると人の臭覚が 香りに対する慣れによって「バカ」にさせられる。
【0011】 従って、香りの効果を有効とするためには香りのある状態と香りのない状態を くり返すことが望ましい。
【0012】 上記のような点を回避するために考えられたのが香料を充填したボンベを用い る方法である。この方法だとボンベから出る香りある流体は気体とすることは容 易である。処が高圧流体を圧縮したボンベが必要であり、容積、重量の大きいボ ンベの供給、管理を考えると一般的に適用し難い。
【0013】 そこで上記課題を解決するために本考案者が提案した実開平4−22956号 公報によれば密閉した香料容器中に香料微粒化体としていわゆる吸上げ芯を用い て、吸上げ芯を通過して圧縮空気を送り、これによって芯上げ芯が吸上げた香料 容器中の香料を圧縮空気に混合して芳香を与え、或は吸上げ芯上部をエゼクタに 通じ吸上げ芯を介して香料容器中の液体香料を吸引することにより、吸込み管に より直接香料容器中の液体香料を吸上げ霧化する場合における前記した香料がダ クト中に液となって付着するということが抑制されるという効果を得ている。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
上記の香料微粒化体を用いた従来例では、香料微粒化体中を圧縮空気を通過さ せる場合は圧縮空気の通過抵抗が大きく圧損が大きい。圧縮空気圧力を下げると 圧損は減少するものの、圧縮空気中に含まれる香料の割合が著しく増大してしま う。従って送気量を大きくできないし香料の稀薄な空気を得ることが難しい。又 、微粒化体を介してエゼクタの吸引力で香料を吸引するものは圧縮空気の流量が 小さいとエゼクタ吸引力はなくなり、香料を吸上げなくなる。即ち、エゼクタ効 果を生ずる流量域では香料供給量が大きく、エゼクタ効果がなくなる。圧縮空気 の小流量域では香料供給量は小さく、エゼクタ効果の有無で香料供給量に大差が 生ずる。このように香料微粒化体を用いた前記従来例では、小流量域において圧 縮空気中の香料分が過多になるか、殆んど香料分が少ない状態になる。
【0015】 又、蓋体に嵌合部を設けて、香料微粒化体の上端をこの嵌合部に嵌合し、容器 本体の底部で押し上げるため、香料微粒化体の取付けが難しい。
【0016】 又、香料を収容する容器本体が全高にわたり、直径が等しい特殊な容器である ため、流通において用いられる口部のせまい香料容器から、一々香料を入替えな ければならないということがある。
【0017】 本考案は香料微粒化体として吸上げ芯を用いた芳香発生装置において、圧縮空 気の小流量域においても適正に芳香を付し得る芳香発生装置を提供することを目 的としている。
【0018】 本考案は吸上げ芯の支持方法が確実で吸上げ芯の着脱の容易な芳香発生装置を 提供することを目的とする。
【0019】 本考案は香料の流通において用いられる口部の小さい香料容器を芳香発生装置 の香料貯留容器として用い得る芳香発生装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の考案は一端に圧縮空気の入口、他端に圧縮空気の出口を設けた 蓋体に前記圧縮空気の出入口間の空間部に通ずる開口を設け、該開口に胴部断面 よりも口部断面が小さい香料容器の口部のおねじのねじ込まれるめねじを設け、 前記香料容器には上部が該容器の口部内周に嵌合し、下端が該容器中に収容した 液体香料中に没液した液体香料吸上げ芯を収容したことを特徴とする芳香発生装 置である。
【0021】 本考案の第2の考案は液体香料吸上げ芯は香料容器の口部よりも上方に突出し 、蓋体内空間部に進入していることを特徴とする第1の考案に記載の芳香発生装 置である。
【0022】 本考案の第3の考案は液体香料吸上げ芯の上端は香料容器の口部上端と一致し 、又は口部内にあることを特徴とする第1の考案に記載の芳香発生装置である。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0024】 「実施例1」 図1は実施例1を示す縦断面図である。蓋体1にはエアー入口2とエアー出口 8が設けられ、このエアー入口2とエアー出口8間の空間部9に望む開口にはめ ねじ11が設けられ、このめねじ11の穴底に当る部分にはパッキン座12が設 けてある。パッキン座12に当接する輪状のパッキン13は香料容器14の口部 14aの外周に切ったおねじ14bが蓋体のめねじ11にねじ込まれることによ って香料容器14の口部の端面で押圧密封されている。香料容器14は胴部14 cが口部14aの断面よりも大きい。この香料容器14は図4に示す流通過程で 用いられる香料容器14そのものであり、流通においては液体香料5を収容しパ ッキン13を介してフタ20を香料容器14の口部のおねじ14bにねじ込み密 閉した状態である。
【0025】 香料容器14には図1に示すように上部が該容器14の口部14aの内周に嵌 合し、下端が該容器14の底14dに着座する液体香料吸上げ芯15が挿入され ている。この液体香料吸上げ芯15は上部が蓋体1の空間部9中へ突出している 。液体香料吸上げ芯15は毛細管現象で液体香料5を吸上げる適切なものであれ ばよいが、例えば多数の単せんいを束にしてフィルム状の小筒で囲繞し、単せん い入り小筒群を更に集めて香料容器14の口部14a内周に嵌合するようにする 。この単せんいとしては液体香料5に犯されない材質のもの例えばナイロン(商 品名)木綿糸、ガラスせんい等が用いられ、小筒としては軟質又は硬質合成樹脂 、金属例えばステンレス、アルミ等である。又、液体香料吸上げ芯15は上記単 せんい束を一束として香料容器の口部14aの内周に嵌合する一つの筒中に納め てもよい。ここで液体香料吸上げ芯15は香料容器の底15dに着座しているの で、この吸上げ芯15の単せんい束と香料容器14中の液体香料5は香料容器の 底1d付近で連通している必要がある。即ち、吸上げ芯15の単せんい束を包ん でいる小筒又は筒は下端が切欠かれているか、有孔となっているか、或はせんい 束が下端へはみ出している必要がある。
【0026】 上記構成の芳香発生部10は要するに少くともエアー入口2から圧縮空気を送 入すればよいので空圧回路としては例えば図2又は図3に示すものが適用できる 。
【0027】 図2ではエアーコンプレッサ、ブロアー、送風機の圧縮空気源16の吐出配管 17には蓋体1及び蓋体1の両側に手動弁又は電磁弁等の開閉弁18,19が介 装される。又、吐出配管17には開閉弁18,19及び芳香発生部10をバイパ スするバイパス配管21を設けてバイパス配管21に開閉弁22を介装してある 。或は図3では吐出配管17に芳香発生部10及び開閉弁19が介装され、芳香 発生部10の上流側で吐出配管17にに分岐配管23を設けて分岐配管23に出 口が大気中へ開口又は配管(図示されない)を介して圧縮空気の需要個所へ圧縮 空気を送る開閉弁24を設ける。
【0028】 上記構成における作用をのべる。芳香発生部10での作用は空圧回路に関わら ず同様であり、先ず空圧回路の作用をのべる。
【0029】 図2では開閉弁22が閉、開閉弁18,19が開の場合圧縮空気源16から吐 出した圧縮空気は、開閉弁18をとおり、エアー入口2から芳香発生部10に入 り、芳香を付された空気はエアー出口8から出て開閉弁19をとおり、送り出さ れる。開閉弁18又は19を閉じ、バイパス配管の開閉弁22を開くと圧縮空気 は芳香を付されることなく送り出される。上記において芳香発生部10をとおる 流量を減少するには開閉弁18,19の開度を調整する。又、空気圧縮源16の 吐出量を減少することなく圧縮空気に付加する芳香を加減するには各開閉弁18 ,19,22の開度を加減する。又、後述の香料容器14の取替時は開閉弁18 ,19を閉じるか、圧縮空気源16を消勢する。
【0030】 図3では分岐配管の開閉弁24を閉じ、開閉弁19を開くと圧縮空気源16→ 芳香発生部10→開閉弁19→と芳香空気が送り出される。芳香を付さない圧縮 空気を必要とする場合は開閉弁19を閉じ、開閉弁24を開くと分岐配管23か ら芳香のない圧縮空気が得られる。後述の香料容器14の交換時は圧縮空気源1 6を消勢する。
【0031】 次に芳香発生部10の作用をのべる。図4に示すように香料容器14に液体香 料5が充填されて、パッキン13を介してフタ20が口部4aのおねじ14bに ねじ込まれている。これらのものはこの形のものを包装されて流通過程から入手 される。フタ20を外し、液体香料吸上げ芯15を香料容器14の口部14a中 に挿入すると、該吸上げ芯15は香料容器14の底14dに着底した状態で上部 は口部14aより外部へ突出している。ここでパッキン13を介して蓋体1のめ ねじ11に香料容器14の口部14aのおねじ14bをねじ込み、パッキン13 を押圧すると共に香料容器14を蓋体1で担持する。図1においてエアー入口2 から圧縮空気が送り込まれると圧縮空気は蓋体1の空間部9に入り、ここで毛細 管現象によって液体香料吸上げ芯15を上昇して来て空間部9に蒸発した香料容 器14中の液体香料5と混合し、エアー出口8から送り出される。
【0032】 この液体香料吸上げ芯15により蓋体1の空間部9に蒸発する香料は毛細管現 象により吸上げられるものであるから、エアー入口2から流入する空気には気化 した状態でのみ混合しており、エアー出口8から送出される圧縮空気中に混入し た香料が後流側の配管等に付着しない。蒸発する香料は量が一定しているから、 圧縮空気中の香料濃度は圧縮空気の流量を変えることにより変更できる。又、圧 縮空気の流量が極小量から最大流量の間において芳香が付され、過大な香料が蒸 発することがない。
【0033】 香料容器14中の液体香料5がなくなるとその香料容器14の口部14aのお ねじ14bを蓋体1のめねじ11からねじ戻すことにより外す。そして液体香料 吸上げ芯15はこの香料容器14から抜いておいて、新たな液体香料5の充填さ れた香料容器14を蓋体1に取付ける際に再び用いる。
【0034】 「実施例2」 実施例2に用いられる液体香料吸上げ芯15は図6に示すように、上端は香料 容器14の口部14aの上端よりも下方、口部14a内にある。この場合口部1 4a上端と一致させてもよく、又パッキン13内径が液体香料吸上げ芯5の内径 と同径の場合においてはパッキン13の上面と一致させても、液体香料吸上げ芯 15の空間部9に対する露出面積は同一である。
【0035】 液体香料吸上げ芯15の上端を香料容器14の口部14a内に位置するように したために液体香料5を供給する際に用いるフタ20を、液体香料吸上げ芯15 を収容した香料容器14の口部14aのおねじ14bに締め込むことが出来る。 従って、香料供給者が香料供給の際に、上記のように香料容器14に液体香料吸 上げ芯15を収容することが出来、需要者側において、新たな香料の充填された 香料容器14を蓋体1に取り付ける際に液体香料吸上げ芯15を空となった香料 容器14から抜いて、新たな香料容器14に差込むという作業をなくすことが出 来、又この作業の際に新たな香料の充填された香料容器14を転倒したりして香 料をこぼしたりすることがなくなる。
【0036】 「実験例」 この実験の目的の1つは香料容器14中の香料の量によって液体香料吸上げ芯 15が吸上げて蒸発する香料の量がどう変化するかを知ることであり、他の1つ は空間部9に対する液体香料吸上げ芯15の上端の位置によって香料の蒸発量が どう変化するかを知ることにある。
【0037】 図5,6は夫々実施例1,2の芳香発生部を備えた装置で圧縮空気源16はダ イヤフラム式エアーポンプで出力100Wであり、吐出配管17に順に圧力計2 5、芳香発生部10、開閉弁19を介装し、開閉弁19の後流側は大気中へ開放 した。圧縮空気の吐出量は40リットル/毎分で圧力計25は0.5kg/cm 2 となるように開閉弁19の開度調整をして経過時間に対する香料容器14中の 香料減少量(g)を計測した。
【0038】 実験結果は次表のとおりであった。 上記表の結果から次のことが分る。香料容器14中の香料の量によって図5の ものでは当初の3時間よりも、それにつづく3時間の蒸発量が約10%多い。更 につづく3時間は変化少なく約3%減少し、最後の3時間では約12%減少する 。当初から香料容器14中の液体香料5が空になるまでの上下の幅は約15%で ある。図6のものも同様な傾向を示すが変化は図5のものより少ない。図5,6 の芳香発生部10における香料吸上げ芯15上端面の位置の差による香料蒸発量 は香料吸上げ芯15の上端を空間部9に突出させた図5の場合は香料吸上げ芯1 5の上端を香料容器14の口部14a内にとどめた場合に比較して液体香料吸上 げ芯15の性能は平均で20%をわずかに上回る程度に多い。この液体香料吸上 げ芯15の上端の位置の差による香料蒸発量の差が生ずるのは図5のものでは液 体香料吸上げ芯15の長さが長く吸上げヘッドが大である一方、液体香料吸上げ 芯15の上端に沿って圧縮空気流の流れがあるためであると考えられる。という のは液体香料5の液位の変化は変化の割合が図の充填状態から空に近くなるまで 変化するにかかわらず、香料蒸発量が著しく減少しないことからもうなずける。
【0039】
【考案の効果】
本考案は蓋体中に空間部を設けて香料容器中の液体香料吸上げ芯の上部を圧縮 空気の流路にのぞむ様にしたから、圧縮空気の流量の全領域にわたり芳香を付す ことができ、香料を含む圧縮空気中の香料は香料蒸気で飽和しない圧縮空気中で 気化状態であり、圧縮空気を送る配管に液体香料が付着することがない。香料容 器は胴部よりも口部が小さいので、通常の流通に用いられる香料容器を蓋体に装 着出来、香料の入替の手間がかからない。液体香料吸上げ芯は香料容器の口部に 嵌合するようにしてあるから、香料容器に差込むだけで何回も使用出来る。又、 従来例のように該吸上げ芯上部を蓋体に嵌合するのでないから、蓋体への香料容 器の取付けが容易である。
【0040】 液体香料吸上げ芯を香料容器の口部より上方へ突出させた場合は液体香料吸上 げ芯の入替が容易である。
【0041】 液体香料吸上げ芯上端を香料容器の口部内に位置させると、香料容器吸上げ芯 を装着しても、該容器にフタをすることができるため、香料供給者において香料 容器に吸上げ芯を装着しておくことが出来、香料容器の口部が閉塞状態であり、 フタをあけて香料をこぼしたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の縦断面図である。
【図2】芳香発生回路の一例を示すフローシートであ
る。
【図3】芳香発生回路の一例を示すフローシートであ
る。
【図4】液体香料容器の供給状態における縦断面図であ
る。
【図5】香料蒸発量の実験装置のフローシートである。
【図6】香料蒸発量の実験装置のフローシートである。
【図7】従来例の芳香発生部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 5 液体香料 11 めねじ 14 香料容器 15 液体香料吸上げ芯

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に圧縮空気の入口、他端に圧縮空気
    の出口を設けた蓋体に前記圧縮空気の出入口間の空間部
    に通ずる開口を設け、該開口に胴部断面よりも口部断面
    が小さい香料容器の口部のおねじのねじ込まれるめねじ
    を設け、前記香料容器には上部が該容器の口部内周に嵌
    合し、下端が該容器中に収容した液体香料中に没液した
    液体香料吸上げ芯を収容したことを特徴とする芳香発生
    装置。
  2. 【請求項2】 液体香料吸上げ芯は香料容器の口部より
    も上方に突出し、蓋体内空間部に進入していることを特
    徴とする請求項1に記載の芳香発生装置。
  3. 【請求項3】 液体香料吸上げ芯の上端は香料容器の口
    部上端と一致し、又は口部内にあることを特徴とする請
    求項1に記載の芳香発生装置。
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