JPH0628107Y2 - 芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生装置

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JPH0628107Y2
JPH0628107Y2 JP1990064091U JP6409190U JPH0628107Y2 JP H0628107 Y2 JPH0628107 Y2 JP H0628107Y2 JP 1990064091 U JP1990064091 U JP 1990064091U JP 6409190 U JP6409190 U JP 6409190U JP H0628107 Y2 JPH0628107 Y2 JP H0628107Y2
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廣 福原
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は芳香発生装置に関する。
「従来の技術」 香りが人に快適性を与えることは古くから知られてお
り、香料を探し当てること、すぐれた香料がシルクロー
ドを通じて洋の東西を苦労して運ばれたであろうこと等
を題材とした文学、歴史物語は少しくとしない。これら
の香料は従来身に香水をふりかけるとか、香をかぐとか
であり、個人的色あいの強いものであった。
これに対して、同時に小人数が香りをかぐことが出来る
従来の芳香発生装置は簡易なものは固体香料を容器に入
れて、芳香を必要とする室内等に置くものがある。この
ような固体芳香剤を一定場所に置くことは手軽で賞用さ
れる処である。
近時は、香りをかぐことにより、神経系統を通じて人に
与える効果が予想以上の広い範囲にわたつており、居眠
り運転防止効果の例が最近報告された許りである。又、
天然の木の香りが入浴剤や防虫剤の効果を生ずることも
知られるようになった。従って、香りは人に快適性を与
えるにとどまらない処がある。
上述のような点から現在は香りが個人から小人数の人の
範囲を越え、多数の人の集まる大きな空間例えばデパー
ト、大型スーパーマーケット、ホテル、事務所ビル等に
おいて香りの効果を利用しようとする提案が相当なされ
ている。
上述した従来の技術では大きな空間、例えばデパート、
大型スーパーストア等の売場では多数の香料入り容器を
広い範囲にわたって配置する必要があり、香りの効果を
管理する手間は多大なものがあり、特に香りの効果を制
御出来ない。
そこで大きな空間、或は多数の空間に併せて香りを付与
する方法として液体香料を密閉容器中に収容し、該容器
中に空気を通過させて蒸発した液体香料を空気と混合し
て芳香空気を供給する芳香発生装置が提案されている。
このような提案としては実開昭62-186744号公報に示さ
れる考案があり、該公報には第9図に示すような芳香発
生装置が示されている。図に示すように蓋体1のエアー
入口2から入った空気はエゼクター3を通過する際、容
器本体4に収容された液体香料5中に下端部が浸漬して
いる吸込み管6の上部はエゼクター3の吸込部7に連通
しており、吸込み管6で吸上げられた液体香料はエゼク
ター3を通過する高速気流で霧化されてエアー出口8か
ら排出される。これによって排出空気は香料の混合した
気体となる。
このような芳香発生装置は例えば建物の空調用の空気ダ
クト、或は空調機の室内機内に前記エアー出口を配管に
より連絡して用いる。
「考案が解決しようとする課題」 上記第9図に示したような芳香発生装置を用いると液体
香料を少量の空気で霧化でき小さな空気発生源、例えば
エアーコンプレッサー及び芳香発生装置で大量の香料を
霧化して空調機器の冷又は暖房空気を送るダクト、或は
空調機器の室内機中に送ることが出来、大きな部屋、或
は多数の部屋へ香りの付与された空気が送り込まれる。
処が、このような空気中に霧状で存在する香料は空調ダ
クトの内壁や室内機の熱交換器及び壁面に接すると液化
してしまう。従って、芳香発生装置を停止させても空調
機器が作動している限り、長時間前記ダクトの内壁や、
室内機内に残る香料により室内に香りを漂わせる。人の
臭覚は時間的に強弱としたり断続して香りが発生するこ
とにより効果的であるがほぼ同一の香りが持続すると人
の臭覚が香りに対する慣れによって「バカ」にさせられ
る。
従って、香りの効果を有効とするたるためには香りのあ
る状態と香りのない状態をくり返すことが望ましい。
上記のような点を回避するために考えられたのが香料を
充填したボンベを用いる方法である。この方法だとボン
ベから出る香りある流体は気体とすることは容易であ
る。処が高圧流体を圧縮したボンベが必要であり、容
積、重量の大きいボンベの供給、管理を考えると一般的
に適用し難い。
本考案は液体香料を香りの発生源とする芳香発生装置に
おいて発生した香り付の空気が通過する部分に香料が付
着し難い芳香発生装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の第1の考案は香料を収容した香料入れ容器内に
空気を通過させて、該空気に芳香を付与する芳香発生装
置であって、香料入れ容器には液体香料を収容する貯留
部を有し、該貯留部には下部に液体香料が収容され、下
部が液体香料に浸漬する香料微粒化体を収容し、空気と
香料微粒化体の吸上げた香料を混合する空気回路を設け
た芳香発生装置において、香料入れ容器は上部の開放し
た容器状の容器本体と該容器本体を密閉する蓋体を備
え、微粒化体は柱状をなし、前記蓋体に微粒化体の上端
部が途中まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を備え、空気回
路が蓋体に設けたエアー入口から容器本体内の液体香料
上の空間に連通する空気送入通路と前記蓋体の微粒化体
嵌合凹部内空間と蓋体のエアー出口を連通する排気通路
を備えたことを特徴とする芳香発生装置である。
本考案の第2の考案は香料を収容した香料入れ容器内に
空気を通過させて、該空気に芳香を付与する芳香発生装
置であって、香料入れ容器には液体香料を収容する貯留
部を有し、該貯留部には下部に液体香料を収容され、下
部が液体香料に浸漬する香料微粒化体を収容し、空気と
香料微粒化体の吸上げた香料を混合する空気回路を設け
た芳香発生装置において、香料入れ容器は上部の開放し
た容器状の容器本体と該容器本体を密閉する蓋体を備
え、微粒化体は柱状をなし、前記蓋体に微粒化体の上端
部が途中まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を備え、前記空
気回路が蓋体にエアー入口とエアー出口間をエゼクター
を介して連通し、エゼクターと蓋体の微粒化体嵌合凹部
を連通したことを特徴とする芳香発生装置である。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は芳香発生装置の縦断面図、第2図は第1図のA
−A断面図である。
液体香料5を収容した香料入れ容器9は上部の開放した
水平断面が円輪状の容器状の容器本体4と該容器本体4
を密閉する蓋体1を備えている。容器本体4の上部内縁
にはめねじ4aを備えており、上部端面に沿って密封輪
11が嵌入する輪状溝4bを備えている。蓋体1の円筒
形垂下部1a外周に設けたおねじ1bは前記容器本体の
めねじ4aにねじ込まれている。蓋体1は水平断面が容
器本体4の外径と同形の円筒形をしており、円筒形垂下
部1aを囲繞して密封座部1cを有し、密封座部1cは
密封輪11を押圧しており、これによって香料入れ容器
9を密封したものとしている。蓋体1の下面1dには香
料微粒化体12の上端部が途中まで嵌合する微粒化体嵌
合凹部1eが設けてある。
蓋体1には香料微粒化体12に浸透した香料を空気流で
もって微細化乃至気化するための空気回路13を備えて
いる。
空気回路13はエアー入口2と香料入れ容器内の液体香
料5上の空間14を連通する空気送入通路15と、蓋体
1の微粒化体嵌合凹部1eとエアー出口8を連通する排
気通路16を主回路として備え、空気送入通路15には
流量調整弁17が介装され、エアー入口2と流量調整弁
17との間において空気送入通路15に一端が開口し、
他端が排気通路16に開口する空気バイパス通路18が
設けてある。空気バイパス通路18には流量調整弁19
が介装されている。
流量調整弁17,19は同構造であり、流量調整弁19
で代表して説明すると、弁体21と密封輪22を有し、
弁体21は蓋体1のめねじ1fにねじ込まれるおねじ部
21aの先端側は円筒形部21bであり、円筒形部21
bはその中間部が蓋体1のめねじ1fの奥側の円孔1g
に滑合し、円筒形部21bに設けた円周溝に嵌入する密
封輪22により、円筒形部21bと円孔1g間が密封さ
れている。円筒形部21bの先端部は空気バイパス通路
18に突出して空気バイパス通路18断面を調整するよ
うになっている。流量調整弁17の弁体21の先端部は
空気送入通路15の断面を調整するようになっている。
微粒化体12は第5図の斜視図に示すように多数の単せ
んい24を束にして筒25で囲繞し、筒25群を更に集
めて蓋体1の微粒化体嵌合凹部1eに嵌合するようにし
たもので、せんいとしては液体香料に犯されない材質の
もの例えばナイロン(商品名)、木綿糸、ガラスせんい
等であり、筒体としては軟質又は硬質合成樹脂、金属例
えばステンレス、アルミ等である。
第6図は単せんい24を一つの筒26、例えば通気性部
材例えは多孔の合成樹脂フィルム、網等の筒に納めたも
のである。上記以外では第6図のような形状にした多孔
体のセラミックスを用いてもよい。
これらの内部に単せんい24を芯束としたものを納めた
筒25集合体は筒25が軟質材の場合は蓋体1の微粒化
体嵌合凹部1eに圧縮して嵌まり込むようにする。第6
図の筒26が軟質材の場合も同様である。
次に作用を説明する。
第1図のように容器本体4中に液体香料5を空間14を
残して入れ、香料微粒化体12を蓋体1の微粒化体嵌合
凹部1eに嵌め込んで、蓋体1のおねじ1bに容器本体
4のめねじ4aをねじ込み、密閉する。
エアー入口2は第4図に示すように空気源例えばエアー
コンプレッサー33に配管され、エアー出口8は電磁弁
30を介して空調装置の空気ダクト(以下空調ダクトと
いう)27に連通している。空調ダクト27は空調機械
室28から送られる調温空気を室内29へ吹出すもので
ある。
香料微粒化体12は香料入れ容器本体4中の香料5が表
面張力による毛管現象で浸透し、蓋体1の微粒化体嵌合
凹部1eに面する処まで達すると蒸発する。エアー入口
2から空気送入通路15を通じて圧縮空気が容器本体4
の空間14に送り込まれると容器本体4中の香料5の表
面から蒸発する香料5と混合した気体は第5図の香料微
粒化体12の場合、香料微粒化体12と微粒化体嵌合凹
部1eとの嵌合部と筒25間の隙間から微粒化体嵌合凹
部1eの底部空間に入り、ここで香料微粒化体12中か
ら蒸発する香料蒸気を混合し、排気通路16を通ってエ
アー出口8から、空調ダクト27へ給送する。このよう
に香料5の蒸気及び空気の混合作用により、極微粒化さ
れた気液境界状態の蒸気もより気体化され、蒸気もより
微粒化される。
弁体21を回転すると弁体21の円筒形部21bの空気
通路へ突出する部分は空気通路断面を増減する。空気送
入通路15の流量調整弁17の開度を大きくし、空気バ
イパス通路18の流量調整部19の開度を小さくすると
より多くの空気が空気送入通路15から容器本体4の空
間14に流入することにより、エアー出口8から出る空
気にはより多くの香料が含まれる。逆に空気バイパス通
路18の流量調整弁19の開度を多くし、空気送入通路
15の流量調整弁17の開度を小さくすると容器本体4
の空間14に流入する空気量が減少し、エアー出口8か
ら出る空気にはより少ない香料が含まれる。
又、空気バイパス通路18の流量調整弁19を全閉して
空気送入通路15の流量調整弁17の開度を調節すると
容器本体4の空間14へ送り込まれる空気は減圧され、
流量も減少するのでエアー出口8から出る空気の圧力、
流量、香料の割合が変化する。
この実施例では液体香料5の表面より蒸発した香料蒸気
及び微粒化体12を通じて微粒化体嵌合凹部1e内に蒸
発した香料蒸気を給送した空気により混合するから、香
料蒸気は気化及び極めて微粒化しており、空調ダクト2
7へ放出される香料と空気の混合部はもはや該ダクト壁
面へは殆んど付着しない状態となっている。従って、香
りを付与したい時にはこの芳香発生装置に空気を給送す
れば空調ダクトを通じて香り付の空気が送られ香りを必
要とする空間は香りで満し得る。又、香りを必要としな
いときにはこの芳香発生装置への空気給送を絶てば空調
ダクトへは香りある空気は給送されず、空調ダクトの内
壁に香料が殆んど付着していないので前記香りを必要と
した空間へ香りのない調温空気が給送される。これによ
って、香りに対する人の慣れが回避され、適宜の間隔で
香りを室内29に送り込むことにより、香りの効果を高
めることができる。
第7図は他の実施例の縦断面図、第8図は第7図のB−
B断面図である。前実施例は空気を直接香料蒸気中へ送
り込んだものであるが、この実施例はエゼクターにより
香料蒸気を吸引して空気を混合しようとするものであ
る。前実施例と異なる点のみを説明すると、エアー入口
2とエアー出口8は連通している。即ち、エアー入口2
→空気送入通路15→エゼクター23→排気通路16→
エアー出口8を備え、エゼクター23の負圧部と微粒化
体嵌合凹部1eを結ぶ香料通路31を設けた空気回路1
3を備える。又、容器本体4の空間14と外部の大気と
連通する空気導入孔32が設けてある。
使用法は第4図と同様である。エアー入口2から圧縮空
気が送り込まれると圧縮空気は空気送入通路15をとお
り、エゼクター23を通過して増速後拡散されて排気通
路16を通じエアー出口8から排出される。エゼクター
23を通過する空気流によりエゼクター負圧部に生じた
負圧のため、微粒化体嵌合凹部1eから蒸発している香
料は香料通路31を通ってエゼクター23に入り空気と
混合される。一方微粒化体嵌合凹部1eに生じた負圧に
より、空気導入孔32からは容器本体4内の空間14に
空気が導入され、該空気は容器本体4中の液体香料5の
表面から蒸発する香料及び微粒化体12から蒸発する香
料に混合して香料通路31を通じてエゼクター23に出
て空気と混合される。
この実施例ではエゼクター23の負圧により香料が吸引
されるため、微粒化体嵌合凹部1e中は負圧となる。処
が微粒化体12は表面張力及び毛管現象により浸透する
香料を通過させているので、微粒化体嵌合凹部1e中で
は液体香料5が直接吸上げられるのではないため、液体
香料5が液化し易い霧状ではなく、気化成分と気液境界
域の微粒からなるので、更にエゼクター23後流側の空
気との混合過程で気体成分を増大させる。
流量調整弁17,19を調整することによる香料濃度、
送気量、流量、送気圧力の調整は前実施例とほぼ同様で
ある。
実施例は空気バイパス回路を蓋体1内に設けたが第3図
に示すように、蓋体1内に設けないで配管により空気バ
イパス通路18を作ってもよい。又空気送入通路に設け
た流量調整弁17を蓋体1に設けないでエアー入口配管
34に介装してもよい。又エアー出口配管35に制止弁
36を介装すると、流量調整弁17及び制止弁36を全
閉して、芳香発生装置10の香料補給その他の保守をエ
アーコンプレッサー33の作動に関係なく行うことがで
きる。
実施例に用いられる液体香料は毛管現象を生ずる浸透性
のあるものでなければならない。又、実施例でのべた筒
25,26は浸滲性の膜が望ましい。浸滲性の膜とすれ
ば微粒化体の香料に浸漬している全周から、香料をとり
込めるからである。ただし半透膜は香料によっては香料
成分を分離してしまうので用いることはできない。
〔考案の効果〕
以上のように香料入れ容器に入れた液体香料中に微粒化
体の下部を浸漬して、空気回路でもって蒸発し気化した
香料、及び微粒化された香料蒸気を空気と混合するよう
にしたため、香り付の空気が例えば空調ダクト内壁へ液
化してつき難くなり、芳香発生装置を間欠作動した場合
に、これに従って空調ダクトからは香り付の空気、香り
抜きの空気が交互に送ることが出来、人の香りに対する
慣れ現象を防止し、香りの効果が減殺されることがなく
なるものにおいて、本考案の第1の考案は香料入れ容器
は上部の開放した容器状の容器本体と該容器本体を密閉
する蓋体を備え、微粒化体は柱状をなし、前記蓋体に微
粒化体の上端部が途中まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を
備え、空気回路が蓋体に設けたエアー入口から容器本体
内の液体香料上の空間に連通する空気送入通路と前記蓋
体の嵌合凹部内空気と蓋体のエアー出口を連通する空気
排出通路を備えたため、微粒化体は蓋体の嵌合凹部に上
部が嵌合し、下部が容器本体の液体香料に浸漬するだけ
であるので微粒化体はせんいを束にしたもの、セラミッ
クス多孔体等簡易なものによって液体香料を容易に蒸気
化できる。空気回路は容器本体内の液体香料上の空間及
び微粒化体嵌合凹部を空気が通過するようにしたため、
直接、液体香料が吸上げられることはなく、気化した香
料と微粒化となつた香料蒸気を容易に得られ、この香り
付空気では物への付着性は低く、香りが長く残留するこ
とを回避できる。
香料入れ容器に入れた液体香料中に微粒化体の下部を浸
漬して、空気回路でもって蒸発し気化した香料、及び微
粒化された香料蒸気を空気と混合するようにしたため、
香り付の空気が例えば空調ダクト内壁へ液化してつき難
くなり、芳香発生装置を間欠作動した場合に、これに従
って空調ダクトからは香り付の空気、香り抜きの空気が
交互に送ることが出来、人の香りに対する慣れ現象を防
止し、香りの効果が減殺されることがなくなるものにお
いて、本考案の第2の考案は香料入れ容器は上部の開放
した容器状の容器本体と該容器本体を密閉する蓋体を備
え、微粒化体は柱状をなし、前記蓋体に微粒化体の上端
部が途中まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を備え、前記空
気回路が蓋体にエアー入口とエアー出口間をエゼクター
を介して連通し、エゼクターと蓋体の凹部を連通したた
め、容器本体中に貯留した液体香料が直接吸上げられ
て、作動空気に霧状に混合することはなく、微粒化体を
通過して蒸発した気体状又は微粒化蒸気となった香料を
エゼクターで吸込み、送入空気と混合するため、本考案
の第1の考案と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図は配管の変形例を示すフローシー
ト、第4図は使用例を示すフローシート、第5図、第6
図は夫々が微粒化体を示す斜視図、第7図は他の実施例
を示す縦断面図、第8図は第7図のB−B断面図、第9
図は従来例の縦断面図である。 1……蓋体、1a……円筒形垂下部、1b……おねじ、
1c……密封座部、1d……下面、1e……微粒化体嵌
合凹部、1f……めねじ、1g……円孔、2……エアー
入口、3……エゼクター、4……容器本体、4a……め
ねじ、4b……輪状溝、5……液体香料、6……吸込み
管、7……吸込部、8……エアー出口、9……香料入れ
容器、10……香料発生装置、11……密封輪、12…
…香料微粒化体、13……空気回路、14……空間、1
5……空気送入通路、16……排気通路、17……流量
調整弁、18……空気バイパス通路、19……流量調整
弁、21……弁体、21a……おねじ部、21b……円
筒形部、22……密封輪、23……エゼクター、24…
…単せんい、25,26……筒、27……空調ダクト、
28……空調機械室、29……室内、30……電磁弁、
31……香料通路、32……空気導入孔、33……エア
ーコンプレッサー、34……エアー入口配管、35……
エアー出口配管、36……制止弁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料を収容した香料入れ容器内に空気を通
    過させて、該空気に芳香を付与する芳香発生装置であっ
    て、香料入れ容器には液体香料を収容する貯留部を有
    し、該貯留部には下部に液体香料が収容され、下部が液
    体香料に浸漬する香料微粒化体を収容し、空気と香料微
    粒化体の吸上げた香料を混合する空気回路を設けた芳香
    発生装置において、香料入れ容器は上部の開放した容器
    状の容器本体と該容器本体を密閉する蓋体を備え、微粒
    化体は柱状をなし、前記蓋体に微粒化体の上端部が途中
    まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を備え、空気回路が蓋体
    に設けたエアー入口から容器本体内の液体香料上の空間
    に連通する空気送入通路と前記蓋体の微粒化体嵌合凹部
    内空間と蓋体のエアー出口を連通する排気通路を備えた
    ことを特徴とする芳香発生装置。
  2. 【請求項2】香料を収容した香料入れ容器内に空気を通
    過させて、該空気に芳香を付与する芳香発生装置であっ
    て、香料入れ容器には液体香料を収容する貯留部を有
    し、該貯留部には下部に液体香料が収容され、下部が液
    体香料に浸漬する香料微粒化体を収容し、空気と香料微
    粒化体の吸上げた香料を混合する空気回路を設けた芳香
    発生装置において、香料入れ容器は上部の開放した容器
    状の容器本体と該容器本体を密閉する蓋体を備え、微粒
    化体は柱状をなし、前記蓋体に微粒化体の上端部が途中
    まで嵌合する微粒化体嵌合凹部を備え、前記空気回路が
    蓋体にエアー入口とエアー出口間をエゼクターを介して
    連通し、エゼクターと蓋体の微粒化体嵌合凹部を連通し
    たことを特徴とする芳香発生装置。
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