JP2019213681A - 香料微粒化ユニット及び空気供給装置 - Google Patents

香料微粒化ユニット及び空気供給装置 Download PDF

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早苗 三木
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Abstract

【課題】空調装置のように空気を供給する装置で空気に香りを与える構成において、異なる香料を用いる場合に香料が混ざってしまうのを抑制する。【解決手段】1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、を1つのユニットとして構成し、微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)を接続する接続部(15)を、貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)以外の位置に設ける。【選択図】図2

Description

本開示は、香料微粒化ユニット及び空気供給装置に関するものである。
特許文献1には、香り発生装置を備えた空調装置が開示されている。香り発生装置は、液体香料を貯留した貯留部(香料タンク)と、香料が供給されて微粒(微噴霧)を発生する微粒化部(微噴霧発生部)を備えた供給管ヘッダと、供給管ヘッダから室内へ香料を供給する供給管と、供給管ヘッダの残留香料を回収するドレン機構とを備えている。
特開平04−261663号公報
特許文献1の香り発生装置では、種類が異なる香料を貯留した香料タンクを用いる場合には、ドレン機構で供給管ヘッダの残留香料を回収するようにしているが、ある程度の香料は、空調装置に設けられている微粒化部や供給管ヘッダに残ってしまうと考えられる。したがって、異なる香料を含んだ香料タンクを用いると、種類の異なる香料が装置内で混ざるおそれがある。
本開示の目的は、空調装置のように空気を供給する空気供給装置で空気に香りを与える構成において、異なる香料を用いる場合に香料が混ざってしまうのを抑制することである。
本開示の第1の態様は、香料微粒化ユニットにおいて、
1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、
上記貯留部(11)内の香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、
上記微粒化部(12)を構成する部材または微粒化部(12)とは別の部材に設けられ、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、
上記貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)と、
上記微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)が、上記香料供給経路(14)以外の位置で接続されるように配置された接続部(15)と、
を備えていることを特徴とする。
第1の態様では、香料は、香料供給経路(14)を流れ、微粒化部(12)で微粒化して吹出部(13)から吹き出される。制御部(30)が接続される接続部(15)は、香料経路以外の位置、つまり香料が接触しない位置に設けられている。したがって、それまで用いていたのとは異なる種類の香料を有する香料微粒化ユニットを制御部(30)に接続すると、吹出部(13)も含めて香料供給経路(14)の全体が交換される。そのため、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
上記微粒化部(12)は、駆動流体の流入口(25a)と、香料を吸入する吸入口(25b)
を備え、駆動流体を香料に混合して香料を微粒化する二流体ノズル(25)を備えた流体混合式微粒化部(22)である
ことを特徴とする。
第2の態様では、二流体ノズル(25)を用いて構成した流体混合式微粒化部(22)を備えた香料微粒化ユニットにおいて、香料微粒化ユニットを交換しても、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第3の態様は、第1の態様において、
上記微粒化部(12)は、上記香料が導入される微粒化容器(47)と、該微粒化容器(47)に装着され、パルス電圧により該微粒化容器(47)の内容積の縮小及び復帰を繰り返すように該微粒化容器(47)に装着された圧電素子(45)と、を備えた圧電式微粒化部(42)である
ことを特徴とする。
第3の態様では、圧電素子(45)を用いて構成した微粒化部(12)を備えた香料微粒化ユニットにおいて、香料微粒化ユニットを交換しても、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第4の態様は、第1の態様において、
上記微粒化部(12)は、上記香料に電圧を印加する電圧印加部(55d)と、上記香料が導入されて噴霧される噴霧ノズル(55a)とを備えた静電噴霧式微粒化部(52)である
ことを特徴とする。
第4の態様では、静電噴霧式微粒化部(52)を備えた香料微粒化ユニットにおいて、香料微粒化ユニットを交換しても、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第5の態様は、
貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有する香料カートリッジ(10)と、
上記香料カートリッジ(10)が装着されるカートリッジ装着部(102)と、空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)とを有するケーシング(101)と、を備えた空気供給装置であって、
上記香料カートリッジ(10)は、第1から第4の態様の何れか1つの香料微粒化ユニットにより構成され、
上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
ことを特徴とする。
第5の態様では、第1から第4の態様の香料微粒化ユニットを香料カートリッジ(10)として備えた構成の空気供給装置(香り発生装置、空気清浄機、及び空気調和装置など)において、香料カートリッジ(10)を交換しても異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第6の態様は、
貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有し、第1から第4の態様の何れか1つの香料微粒化ユニットにより構成された香料カートリッジ(10)が装着されるカートリッジ装着部(102)と、
空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)と、を有するケーシング(101)を備えた空気供給装置であって、
上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
ことを特徴とする。
第6の態様では、第1から第4の態様の香料微粒化ユニットを香料カートリッジ(10)として用いるように構成された空気供給装置(香り発生装置、空気清浄機、及び空気調和装置など)において、香料カートリッジ(10)を交換しても異なる香料が混ざるのを抑制できる。
図1は、実施形態1に係る香り発生装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1の香り発生装置に用いられている香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成図である。 図3は、実施形態1の変形例に係る空気清浄機の概略構成を示す断面図である。 図4は、実施形態2に係る空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 図5は、図4の空気調和装置に用いられている香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図6は、実施形態2の変形例に係る空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 図7は、実施形態3に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図8は、第1変形例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図9は、第2変形例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図10は、第3変形例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。
《実施形態1》
図1,図2に示す実施形態1について説明する。
実施形態1は、香料カートリッジ(10)である流体混合式の香料微粒化ユニット(20)が装填された香り発生装置(110)(空気供給装置(100))に関する。図1は香り発生装置(110)の概略構成を示す斜視図、図2は香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(20))の構成図である。
〈香料微粒化ユニット〉
まず、図2に示す香料微粒化ユニット(20)について説明する。香料微粒化ユニット(20)は、香料(液体香料)を貯留する貯留部(21(11))と、香料を微粒化する微粒化部(22(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出部(23(13))とを一体に備えている。
貯留部(21)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(24)により構成されている。香料タンク(24)は、本体部(24a)と蓋部(24b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(24)には、香料タンク(24)内の香料を微粒化する微粒化機構である二流体ノズル(25)が装着されている。二流体ノズル(25)は、上記微粒化部(22)を構成している。また、香料タンク(24)の端面(図の上面)には、微粒化した香料を吹き出す上記吹出部(23)が吹出口として設けられている。この構成において、吹出部(23)は、微粒化部(22)を構成する二流体ノズル(25)とは別の部材である香料タンク(24)に設けられている。
二流体ノズル(25)は、高圧の駆動流体(圧縮空気)が流入する流入口(25a)と、香料を吸入する吸入口(25b)とを備え、二流体ノズルの出口に形成される液膜を気流の剪断力で微粒化する方式の微粒化機構である。二流体ノズル(25)から流出した微粒化された香料は、吹出部(23)から吹き出される。なお、二流体ノズル(25)は、空気の流路と香料(液体)の流路を有し、空気(駆動流体)を香料に混合して香料を微粒化する構成であれば、具体的な構成は適宜変更してもよい。
香料タンク(24)の内部と、香料を微粒化する二流体ノズル(25)と、微粒化した香料を吹き出す吹出部(23)により、貯留部(21)内の香料が微粒化部(22)を介して吹出部(23)へ供給される香料供給経路(26(14))が形成されている。一方、香料タンク(24)の外周面には、圧縮空気を二流体ノズル(25)に供給するように制御部(30)が接続される、管継手などの接続部(27(15))が設けられている。接続部(27)の香料タンク(14)の内側の端部は流入口(25a)に接続されている。
上記制御部(30)は、香料微粒化ユニット(20)の二流体ノズル(25)を外部から制御する。接続部(27)は、香料供給経路(26)以外の位置(香料供給経路(26)に対して外部になる位置)で制御部(30)が接続され、制御部(30)に香料が接触しないように配置されている。
制御部(30)は、コントローラ(31)とポンプ(32)と電磁弁などの開閉弁(33)とを備え、電磁弁(33)が駆動流体供給管(34)を介して上記接続部(27)に接続されている。この構成により、香料タンク(24)の外側に配置された制御部から駆動流体である圧縮空気が二流体ノズル(25)に供給される。
コントローラ(31)は、制御基板上に搭載されたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータを動作させるためのソフトウエアを格納するメモリディバイス(具体的には半導体メモリ)とを含む。コントローラ(31)は、運転指令やセンサの検出信号に基づいて機器を制御する。
〈香り発生装置〉
図1に示す香り発生装置(110)は、円筒状のケーシング(111(101))と、ケーシングの内部に着脱可能に装填された上記香料カートリッジ(10)と、香料カートリッジ(10)の二流体ノズル(25)を駆動するようにケーシング(111)内に固定された制御部(30)とを有している。ケーシング(111)は、ベース部材(111a)と上部カバー(111b)とを有している。図1は、ベース部材(111a)に上部カバー(111b)が装着された香り発生装置(110)の概略の斜視図である。上部カバー(111b)には、香料カートリッジ(10)の吹出部(23)に対応する位置(吹出部(23)のほぼ真上の位置)に、吹出孔(112)(空気吹出口(104))が形成されている。
上部カバー(111b)は天板を有する筒状部材であり、ベース部材(111a)に着脱可能に構成されている。上記制御部(30)はベース部材(111a)の内部に固定されている。ベース部材(111a)の上面には、上記香料カートリッジ(10)を着脱可能なカートリッジ装着部(113(102))が設けられている。香料カートリッジ(10)を着脱する具体的な構成としては、ベース部材(111a)の上面に香料カートリッジ(10)を載置して位置決めする部分を設けたものでもよいし、香料カートリッジを挿入保持する筒状部(図示せず)をベース部材(111a)の上面に形成したものでもよいし、その他の任意の構成を採用してもよい。
ベース部材(111a)の上面には、上記接続部(27)として用いられるケーシング側コネクタ(114)が突出している。上記香料カートリッジ(10)には、カートリッジ側コネクタ(115)が設けられている。カートリッジ側コネクタ(115)はケーシング側コネクタ(114)に接続可能に構成されている。
図1に示すように、この香り発生装置(110)では、複数(図1の例では3つ)の香料カートリッジ(10)がケーシングに装填されている。複数の香料カートリッジ(10)のうち、カートリッジ側コネクタ(115)がケーシング側コネクタ(114)に接続されているのは1つのみである。
カートリッジ側コネクタ(115)がケーシング側コネクタ(114)に接続された香料カートリッジ(10)では、制御部(30)のポンプ(32)を起動することによって微粒化された香料が上記吹出孔(112)から上方へ吹き出される。この香り発生装置(110)では、上記吹出口(23)と吹出孔(112)との間の空間が、香料のミストを含む空気の流れる空気通路(116(103))になっている。したがって、空気通路(116)の空気に香りが付与された後、空気が吹出孔(112)を通って香り発生装置(110)から機外へ流出する。
なお、空気通路(116)にファン(図示せず)などを設けて、香りを与えた空気をファンで香り発生装置(110)から吹き出すようにしてもよい。
−運転動作−
この実施形態1において、カートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(20))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続し、制御部(30)で二流体ノズル(25)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)と一体になった吹出口(23)から微粒化された香料が吹き出される。このとき各香料カートリッジ(10)が、香料タンク(24)と二流体ノズル(25)と吹出口(23)とを一体に有しているので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混ざるのを抑制できる。
−実施形態1の効果−
本実施形態の香料微粒化ユニットは、1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、上記貯留部(11)内の香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、上記微粒化部(12)を構成する部材または微粒化部(12)とは別の部材に設けられ、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、上記貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)と、上記微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)が、上記香料供給経路(14)以外の位置で接続されるように配置された接続部(15)と、を備え、香り発生装置や空気清浄機や空気調和装置の室内ユニットなどの空気供給装置に着脱して用いられる。
従来、空気供給装置で空気に香りを付与する場合、香料を交換しても、新たな香料の香りが元の香料の香りと混ざってしまうことがあった。
この実施形態1では、香料が、香料供給経路(14)を流れ、微粒化部(12)で微粒化して吹出部(13)から吹き出されるのに対して、制御部(30)が接続される接続部(15)は、香料供給経路(14)以外の位置、つまり香料が流れず接触しない位置に設けられている。したがって、それまで用いていたのとは異なる種類の香料を有する香料微粒化ユニットを制御部(30)に接続すると、吹出部(13)も含めて香料供給経路(14)の全体が交換されるので、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
また、本実施形態では、二流体ノズル(25)を用いて液体香料を容易に微粒化でき、しかも香料容器から吹出口までの香料供給経路(14)を一体のユニット式に形成し、カートリッジとして交換できるようにしているので、複数の香りが混ざらない構成を簡単に実用化することが可能となる。
−実施形態1の変形例−
図3は、実施形態1の変形例に係る空気供給装置(100)である空気清浄機(120)の概略構成を示す断面図である。
この空気清浄機(120)では、ケーシング(121(101))の内部に、ファン(122)と、ファン(122)の吹出側に形成された空気通路(123(103))とが形成されている。空気通路(123)は、フィルタ等の機能部品(図示せず)を通過して浄化された空気が流れる通路である。空気通路(123)の下流側の端部は、空気が吹き出される空気吹出口(124(104))になっている。ケーシング(121)には、香料カートリッジ(10)を着脱するためのカートリッジ装着部(125(102))が設けられている。
カートリッジ装着部(125)は、空気通路(123)を流れる空気に香料の香りを与える位置に設けられている。具体的には、カートリッジ装着部(125)は、香料カートリッジ(10(20))の吹出口(23)が空気通路(123)から流出する空気へ香料を吹き出す位置に設けられている。
カートリッジ装着部(125)には、図1の例と同様に、接続部(27)を構成するケーシング側コネクタ(126)が設けられ、香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(図示せず)が接続されるように構成されている。空気通路(123)を区画する通路部材(123a)の外側には、図2で説明した制御部(30)が、図2の香料供給経路(26)を流れる香料と接触しないように設けられている。
この変形例においても、香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続し、制御部(30)で新たな香料カートリッジ(10)の二流体ノズル(25)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)と一体になった吹出口(23)から微粒化された香料が吹き出される。そして、この変形例においても、各香料カートリッジ(10)が、香料タンク(24)と二流化ノズル(25)と吹出口(23)とを一体に有しているので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
《実施形態2》
図4,図5に示す実施形態2について説明する。
実施形態2は、香料カートリッジ(10)である圧電式の香料微粒化ユニット(40)が装填された空気調和装置の室内ユニット(130)(空気供給装置(100))に関するものである。図4は室内ユニット(130)の概略構成を示す断面図、図5は香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))の構成図である。
〈香料微粒化ユニット〉
まず、図5に示す香料微粒化ユニット(40)について説明する。香料微粒化ユニット(40)は、香料を貯留する貯留部(41(11))と、香料を微粒化する微粒化部(42(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(43)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(41)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(44)により構成されている。香料タンク(44)は、本体部(44a)と蓋部(44b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(44)には、香料タンク(44)内の香料を微粒化する微粒化機構である圧電素子(ピエゾ素子)(45)を有する圧電式の上記微粒化部(42)が、香料配管(46)を介して装着されている。
微粒化部(42)は、香料配管(46)から香料が導入されるノズルヘッド(微粒化容器)(47)を備えている。ノズルヘッド(47)は、内部に香料の保持空間を有する。ノズルヘッド(47)は、図の下側に吹出口(43)(吹出部(13))を有し、図の上側に圧電素子(45)が装着されている。この実施形態では、吹出口(43)(吹出部(13))は、微粒化部(42)を構成する部材であるノズルヘッド(微粒化容器)(47)に設けられている。
この実施形態では、香料タンク(44)、香料配管(46)、ノズルヘッド(47)及び吹出口(43)により、香料供給経路(48(14))が形成されている。
この構成において、圧電素子(45)にパルス電圧を印加すると、圧電素子(45)が変形と復元を繰り返してノズルヘッド(47)の内容積が縮小と復帰を繰り返す。このことにより、香料タンク(44)から香料供給経路(48(14))を流れてノズルヘッド(47)に流入した香料は、ノズルヘッド(47)の吹出口(43)から微量ずつ間欠的に押し出されて、微粒化した状態で吹出口(43)から吹き出されるようになっている。なお、パルス電圧の波形は適宜設定すればよく、特に限定する必要はない。
圧電素子(45)には、香料供給経路(48)の香料と接触しないように入力配線(35)の一端が接続されている。入力配線(35)の他端は制御部(電圧制御部)(30)に接続されている。入力配線(35)の途中には、接続部(15)であるコネクタ(49)が設けられている。コネクタ(49)は、ノズルヘッド(47)から引き出されたノズルヘッド側配線(35a)に接続されたノズルヘッド側コネクタ(49a)と、制御部(30)から引き出された制御部側配線(35b)に接続された制御部側コネクタ(49b)とからなり、ノズルヘッド側コネクタ(49a)に制御部側コネクタ(49b)が接続される。
〈空気調和装置の室内ユニット〉
図4に示す空気調和装置の室内ユニット(130)は、天井埋込型のユニットである。この室内ユニット(130)は、下側が開放された箱形のケーシング(131(101))を有し、ケーシング(131)は天井裏に固定される。ケーシング(131)の下端には空気吸込口(132a)を有する化粧パネル(132)が装着されている。ケーシング(131)の内部には、化粧パネル(132)の上方に、下から上へ向かって、フィルタ(133)、ベルマウス(134)及びファン(135)が設けられている。ファン(135)の周囲には室内熱交換器(136)が配置され、室内熱交換器(136)の下方にはドレンパン(137)が配置されている。化粧パネル(132)には、空気吸込口(132a)の外側に空気吹出口(132b(104))が形成されている。この室内ユニット(130)のケーシング(131)内には、空気吸込口(132a)からベルマウス(134)、ファン(135)、室内熱交換器(136)を通って空気吹出口(132b)に通じる空気通路(138(103))が形成されている。
室内ユニット(130)には、図5の香料微粒化ユニット(40)が香料カートリッジ(10)として装着されている。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)とノズルヘッド(47)が一つのユニットとして構成されている。この香料カートリッジ(10)は、図4においてドレンパン(137)の外側に設けられたカートリッジ装着部(139(102))に着脱可能に装着されている。カートリッジ装着部(139)は、空気吹出口(132b)の開口の上方に設けられている。
香料カートリッジ(10)の香料微粒化動作を制御する制御部(30)は、室内ユニット(130)の内部に固定されている。図示の例では、制御部(130)はドレンパン(137)の内側に固定され、ベルマウス(134)とファン(135)の間に配置されている。制御部(30)と香料カートリッジ(10)は入力配線(35)で接続されている。入力配線(35)に設けられるコネクタは、図示していないが、香料カートリッジ(10)の着脱時に作業を容易に行えるように、ドレンパン(137)の外側寄りの位置に設けられている。香料カートリッジ(10)の吹出部(43)は、空気通路(138)にむかって微粒化された香料を吹き出すように配置されている。
この実施形態2において香料カートリッジ(10)の圧電素子(45)にパルス電圧を印加すると、室内熱交換器(136)を通って温度や湿度が調節された空気は、香りが付与されてから室内に供給される。
−運転動作−
この実施形態2において、カートリッジ装着部(139)に装着した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空調空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)をカートリッジ装着部(139)に装着し、制御部(30)で圧電素子(45)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)から微粒化された香料が吹き出される。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)と圧電素子(45)と吹出口(43)とを一体に有するので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
−実施形態2の効果−
この実施形態2においても、香料供給経路(48(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(40)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(40)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
また、温度や湿度を調整した空気を室内へ供給する空気調和装置の室内ユニット(130)において、室内に供給する空気に香りを与えることができ、しかも、香料カートリッジ(10)を交換したときに、前に使用していた香料カートリッジの香料と香りが混ざってしまうのを抑制できる。
−実施形態2の変形例−
図6に示す実施形態2の変形例は、香料カートリッジ(10)を空気調和装置の室内ユニット(130)に設けた点は図4の例と同じであるが、香料カートリッジ(10)を、ケーシング(131)の外に着脱できるように構成した例である。
この変形例において、香料カートリッジ(10)は、化粧パネル(132)の下面に形成されたカートリッジ装着部に着脱可能に取り付けられている。この変形例において、香料カートリッジ(10)の吹出部(43)は、空気通路(138)から吹き出される空気にむかって、微粒化された香料を吹き出すように配置されている。
なお、この変形例では制御部(30)の図示を省略しているが、ケーシング(130)に固定されている点は図4の例と同様である。
また、この変形例のその他の構成は図4の実施形態2と同じである。
この実施形態2の変形例において、カートリッジ装着部(139)に装着した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空調空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)をカートリッジ装着部(139)に装着し、制御部(30)で圧電素子(45)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)から微粒化された香料が吹き出される。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)と圧電素子(45)と吹出口(43)とを一体に有するので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
また、この変形例では、香料カートリッジ(10)を室内ユニット(130)の外部で簡単に交換できる。
《実施形態3》
図7に示す実施形態3について説明する。
実施形態3は、静電噴霧式の香料微粒化ユニット(50)に関するものである。この香料微粒化ユニット(50)は、香料を貯留する貯留部(51(11))と、香料を微粒化する微粒化部(52(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(53)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(51)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(54)により構成されている。香料タンク(54)は、本体部(54a)と蓋部(54b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(54)の内部には、香料タンク(45)内の香料を微粒化する微粒化機構である静電噴霧式の上記微粒化部(52)が設けられている。
微粒化部(52)は、噴霧ノズル(55a)と香料搬送部(ポンプ)(55b)とを有する。噴霧ノズル(53a)の周囲には筒状部材(55c)が配置されている。筒状部材(55c)の上端面には対向電極(電圧印加部)(55d)が形成されている。
この実施形態において、香料タンク(54)、香料搬送部(55b)、静電噴霧ノズル(55a)、及び吹出口(53)により、香料供給経路(56(14))が形成されている。
この実施形態3において、液体香料を含む噴霧ノズルと外部に高電圧を印加すると、気液界面において、液体の表面張力と、液体に作用する静電気力の釣り合いで、微細な液糸が引き出され、その先端が微粒子に分裂して噴霧される。
噴霧ノズル(55a)と対向電極(55d)には、香料供給経路(56)の香料と接触しないように入力配線(36)の一端が接続されている。入力配線(36)の他端は制御部(高電圧制御部)(30)に接続されている。入力配線(35)の途中には、接続部(15)であるコネクタ(57)が設けられている。コネクタ(57)は、噴霧ノズル(55a)から引き出されたノズル側配線(36a)に接続されたノズルヘッド側コネクタ(57a)と、制御部(30)から引き出された制御部側配線(36b)に接続された制御部側コネクタ(57b)とからなり、ノズルヘッド側コネクタ(57a)に制御部側コネクタ(57b)が接続される。
この実施形態3においても、香料供給経路(56(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(50)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(50)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
香料微粒化ユニットの微粒化方式は、上記各実施形態の方式に限らず、他の方式を採用してもよい。
−第1変形例−
図8に示す第1変形例は、超音波式の香料微粒化ユニット(60)に関するものである。この香料微粒化ユニット(60)は、香料を貯留する貯留部(61(11))と、香料を微粒化する微粒化部(62(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(63)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(61)は、可撓性を有する袋状の香料容器(64)により構成されている。香料容器(64)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(64)は、底部に超音波透過膜(65)を備えている。香料容器(64)は、作用水(67)が充填された振動発生容器(66)に保持されている。
微粒化部(62)は超音波振動子(62a)により構成されている。この超音波振動子(62a)は、入力配線(62b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第1変形例において、超音波透過膜(65)と吹出口(63)との間に香料供給経路(68(14))が形成されている。
制御部(30)から超音波振動子(62a)に高周波の交流電圧を印加すると、超音波振動により発生した振動エネルギーが作用水(67)及び超音波透過膜(65)を介して液体香料が振動する。このことにより、香料の表面が微粒化(霧化)され、微粒化された香料が吹出口(63)から吹き出される。
この変形例1においても、香料供給経路(68(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(60)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(60)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第2変形例−
図9に示す第2変形例は、蒸気式の香料微粒化ユニット(70)に関するものである。この香料微粒化ユニット(70)は、香料を貯留する貯留部(71(11))と、香料を微粒化する微粒化部(72(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(73)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(71)は、香料容器(74)により構成されている。香料容器(74)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(74)は、底部に伝熱材(75)を介してヒータ(72a)の上に載置されている。
微粒化部(72)はヒータ(72a)により構成されている。このヒータ(72a)は、入力配線(72b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第2変形例において、伝熱材(75)と吹出口(73)との間に香料供給経路(76(14))が形成されている。
制御部(30)からヒータ(72a)に電圧を印加すると、ヒータ(72a)が発熱する。ヒータ(72a)が発熱すると、熱が液体香料に伝達され、液体香料が沸騰して香料の蒸気が発生する。このことにより、香料の蒸気が吹出口(73)から吹き出される。
この変形例2においても、香料供給経路(76(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(70)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(70)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第3変形例−
図10に示す第3変形例は、遠心式の香料微粒化ユニット(80)に関するものである。この香料微粒化ユニット(80)は、香料を貯留する貯留部(81(11))と、香料を微粒化する微粒化部(82(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(83)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(71)は、上方が広がった有底の円錐状または角錐状の本体部(84a)と天板部(84b)とを有する香料容器(84)により構成されている。香料容器(84)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(84)は、本体部(84a)と天板部(84b)との間の角部に、数個の吹出口(83(13))を有している。
香料容器(84)には、底板の下面に回転軸(86)が固定されている。駆動軸(86a)には、モータ(85)の出力軸(85a)がカップリング(87)で連結されている。微粒化部(82)はモータ(85)により構成されている。このモータ(85)は入力配線(85b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第3変形例において、香料容器(84)の底部と吹出口(83)との間に香料供給経路(88(14))が形成されている。
制御部(30)からモータ(85)に電圧を印加すると、モータ(85)が回転する。モータ(85)が回転すると、回転による遠心力によって香料が香料容器(84)の本体部(84a)の傾斜に沿って上方へ移動し、吹出口(83)に達すると、香料が微量ずつ、微粒化された状態で周囲へ吹き出される。
この変形例3においても、香料供給経路(88(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(80)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(80)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第4変形例−
上記実施形態1、実施形態1の変形例、及び実施形態2は、それぞれ、香料カートリッジ(10)が装填された香り発生装置(110)、空気清浄機(120)、及び空気調和装置の室内ユニット(130)に関するものであり、いずれも空気を送り出す空気供給装置(100)である。これらの空気供給装置(100)は、必ずしも香料カートリッジ(10)が装填された装置でなくてもよく、ケーシング(101)と制御部(30)とを備えた形態であって、香料カートリッジ(10)が装填されていない状態を製品とする装置であってもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能である。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、香料微粒化ユニット及び空気供給装置について有用である。
10 香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)
11 貯留部
12 微粒化部
13 吹出部
14 香料供給経路
15 接続部
22 流体混合式微粒化部
25 二流体ノズル
25a 流入口
25b 吸入口
30 制御部
42 圧電式微粒化部
45 圧電素子
47 ノズルヘッド(微粒化容器)
52 静電噴霧式微粒化部
55a 噴霧ノズル
55d 電圧印加部
100 空気供給装置
101 ケーシング
102 カートリッジ装着部
103 空気通路
104 空気吹出口
本開示は、香料微粒化ユニット及び空気供給装置に関するものである。
特許文献1には、香り発生装置を備えた空調装置が開示されている。香り発生装置は、液体香料を貯留した貯留部(香料タンク)と、香料が供給されて微粒(微噴霧)を発生する微粒化部(微噴霧発生部)を備えた供給管ヘッダと、供給管ヘッダから室内へ香料を供給する供給管と、供給管ヘッダの残留香料を回収するドレン機構とを備えている。
特開平04−261663号公報
特許文献1の香り発生装置では、種類が異なる香料を貯留した香料タンクを用いる場合には、ドレン機構で供給管ヘッダの残留香料を回収するようにしているが、ある程度の香料は、空調装置に設けられている微粒化部や供給管ヘッダに残ってしまうと考えられる。したがって、異なる香料を含んだ香料タンクを用いると、種類の異なる香料が装置内で混ざるおそれがある。
本開示の目的は、空調装置のように空気を供給する空気供給装置で空気に香りを与える構成において、異なる香料を用いる場合に香料が混ざってしまうのを抑制することである。
本開示の第1の態様は、香料微粒化ユニットにおいて、
1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、
上記貯留部(11)内の香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、
上記微粒化部(12)を構成する部材または微粒化部(12)とは別の部材に設けられ、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、
上記貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)と、
上記微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)が、上記香料供給経路(14)以外の位置で接続されるように配置された接続部(15)と、
備え、
上記貯留部(11)は、駆動流体を該貯留部(11)の内部へ導入する接続部(15)を有し、
上記制御部(30)は、駆動流体を上記貯留部(11)へ供給する駆動流体供給管(34)の一端が接続され、
上記駆動流体供給管(34)の他端が上記接続部に接続されている
ことを特徴とする。
第1の態様では、香料は、香料供給経路(14)を流れ、微粒化部(12)で微粒化して吹出部(13)から吹き出される。制御部(30)が接続される接続部(15)は、香料経路以外の位置、つまり香料が接触しない位置に設けられている。したがって、それまで用いていたのとは異なる種類の香料を有する香料微粒化ユニットを制御部(30)に接続すると、吹出部(13)も含めて香料供給経路(14)の全体が交換される。そのため、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
上記微粒化部(12)は、上記接続部(15)に設けられた駆動流体の流入口(25a)と、上記貯留部(11)内の香料を吸入する吸入口(25b)を備え、駆動流体を香料に混合して香料を微粒化する二流体ノズル(25)を備えた流体混合式微粒化部(22)である
ことを特徴とする。
第2の態様では、二流体ノズル(25)を用いて構成した流体混合式微粒化部(22)を備えた香料微粒化ユニットにおいて、香料微粒化ユニットを交換しても、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第3の態様は、
貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有する香料カートリッジ(10)と、
上記香料カートリッジ(10)が装着されるカートリッジ装着部(102)と、空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)とを有するケーシング(101)と、を備えた空気供給装置であって、
上記香料カートリッジ(10)は、第1または第2の態様の香料微粒化ユニットにより構成され、
上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
ことを特徴とする。
第3の態様では、第1または第2の態様の香料微粒化ユニットを香料カートリッジ(10)として備えた構成の空気供給装置(香り発生装置、空気清浄機、及び空気調和装置など)において、香料カートリッジ(10)を交換しても異なる香料が混ざるのを抑制できる。
本開示の第4の態様は、
貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有する香料微粒化ユニットにより構成された香料カートリッジ(10)が装着され、上記香料微粒化ユニットが請求項1または2の香料微粒化ユニットであるカートリッジ装着部(102)と、
空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)と、を有するケーシング(101)を備えた空気供給装置であって、
上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
ことを特徴とする。
第4の態様では、第1または第2の態様の香料微粒化ユニットを香料カートリッジ(10)として用いるように構成された空気供給装置(香り発生装置、空気清浄機、及び空気調和装置など)において、香料カートリッジ(10)を交換しても異なる香料が混ざるのを抑制できる。
図1は、実施形態1に係る香り発生装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1の香り発生装置に用いられている香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成図である。 図3は、実施形態1の変形例に係る空気清浄機の概略構成を示す断面図である。 図4は、参考技術1に係る空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 図5は、図4の空気調和装置に用いられている香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図6は、参考技術1の変形例に係る空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 図7は、参考技術2に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図8は、第1参考例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図9は、第2参考例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。 図10は、第3参考例に係る香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)の構成を示す構成図である。
《実施形態1》
図1,図2に示す実施形態1について説明する。
実施形態1は、香料カートリッジ(10)である流体混合式の香料微粒化ユニット(20)が装填された香り発生装置(110)(空気供給装置(100))に関する。図1は香り発生装置(110)の概略構成を示す斜視図、図2は香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(20))の構成図である。
〈香料微粒化ユニット〉
まず、図2に示す香料微粒化ユニット(20)について説明する。香料微粒化ユニット(20)は、香料(液体香料)を貯留する貯留部(21(11))と、香料を微粒化する微粒化部(22(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出部(23(13))とを一体に備えている。
貯留部(21)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(24)により構成されている。香料タンク(24)は、本体部(24a)と蓋部(24b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(24)には、香料タンク(24)内の香料を微粒化する微粒化機構である二流体ノズル(25)が装着されている。二流体ノズル(25)は、上記微粒化部(22)を構成している。また、香料タンク(24)の端面(図の上面)には、微粒化した香料を吹き出す上記吹出部(23)が吹出口として設けられている。この構成において、吹出部(23)は、微粒化部(22)を構成する二流体ノズル(25)とは別の部材である香料タンク(24)に設けられている。
二流体ノズル(25)は、高圧の駆動流体(圧縮空気)が流入する流入口(25a)と、香料を吸入する吸入口(25b)とを備え、二流体ノズルの出口に形成される液膜を気流の剪断力で微粒化する方式の微粒化機構である。二流体ノズル(25)から流出した微粒化された香料は、吹出部(23)から吹き出される。なお、二流体ノズル(25)は、空気の流路と香料(液体)の流路を有し、空気(駆動流体)を香料に混合して香料を微粒化する構成であれば、具体的な構成は適宜変更してもよい。
香料タンク(24)の内部と、香料を微粒化する二流体ノズル(25)と、微粒化した香料を吹き出す吹出部(23)により、貯留部(21)内の香料が微粒化部(22)を介して吹出部(23)へ供給される香料供給経路(26(14))が形成されている。一方、香料タンク(24)の外周面には、圧縮空気を二流体ノズル(25)に供給するように制御部(30)が接続される、管継手などの接続部(27(15))が設けられている。接続部(27)の香料タンク(14)の内側の端部は流入口(25a)に接続されている。
上記制御部(30)は、香料微粒化ユニット(20)の二流体ノズル(25)を外部から制御する。接続部(27)は、香料供給経路(26)以外の位置(香料供給経路(26)に対して外部になる位置)で制御部(30)が接続され、制御部(30)に香料が接触しないように配置されている。
制御部(30)は、コントローラ(31)とポンプ(32)と電磁弁などの開閉弁(33)とを備え、電磁弁(33)が駆動流体供給管(34)を介して上記接続部(27)に接続されている。この構成により、香料タンク(24)の外側に配置された制御部から駆動流体である圧縮空気が二流体ノズル(25)に供給される。
コントローラ(31)は、制御基板上に搭載されたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータを動作させるためのソフトウエアを格納するメモリディバイス(具体的には半導体メモリ)とを含む。コントローラ(31)は、運転指令やセンサの検出信号に基づいて機器を制御する。
〈香り発生装置〉
図1に示す香り発生装置(110)は、円筒状のケーシング(111(101))と、ケーシングの内部に着脱可能に装填された上記香料カートリッジ(10)と、香料カートリッジ(10)の二流体ノズル(25)を駆動するようにケーシング(111)内に固定された制御部(30)とを有している。ケーシング(111)は、ベース部材(111a)と上部カバー(111b)とを有している。図1は、ベース部材(111a)に上部カバー(111b)が装着された香り発生装置(110)の概略の斜視図である。上部カバー(111b)には、香料カートリッジ(10)の吹出部(23)に対応する位置(吹出部(23)のほぼ真上の位置)に、吹出孔(112)(空気吹出口(104))が形成されている。
上部カバー(111b)は天板を有する筒状部材であり、ベース部材(111a)に着脱可能に構成されている。上記制御部(30)はベース部材(111a)の内部に固定されている。ベース部材(111a)の上面には、上記香料カートリッジ(10)を着脱可能なカートリッジ装着部(113(102))が設けられている。香料カートリッジ(10)を着脱する具体的な構成としては、ベース部材(111a)の上面に香料カートリッジ(10)を載置して位置決めする部分を設けたものでもよいし、香料カートリッジを挿入保持する筒状部(図示せず)をベース部材(111a)の上面に形成したものでもよいし、その他の任意の構成を採用してもよい。
ベース部材(111a)の上面には、上記接続部(27)として用いられるケーシング側コネクタ(114)が突出している。上記香料カートリッジ(10)には、カートリッジ側コネクタ(115)が設けられている。カートリッジ側コネクタ(115)はケーシング側コネクタ(114)に接続可能に構成されている。
図1に示すように、この香り発生装置(110)では、複数(図1の例では3つ)の香料カートリッジ(10)がケーシングに装填されている。複数の香料カートリッジ(10)のうち、カートリッジ側コネクタ(115)がケーシング側コネクタ(114)に接続されているのは1つのみである。
カートリッジ側コネクタ(115)がケーシング側コネクタ(114)に接続された香料カートリッジ(10)では、制御部(30)のポンプ(32)を起動することによって微粒化された香料が上記吹出孔(112)から上方へ吹き出される。この香り発生装置(110)では、上記吹出口(23)と吹出孔(112)との間の空間が、香料のミストを含む空気の流れる空気通路(116(103))になっている。したがって、空気通路(116)の空気に香りが付与された後、空気が吹出孔(112)を通って香り発生装置(110)から機外へ流出する。
なお、空気通路(116)にファン(図示せず)などを設けて、香りを与えた空気をファンで香り発生装置(110)から吹き出すようにしてもよい。
−運転動作−
この実施形態1において、カートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(20))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続し、制御部(30)で二流体ノズル(25)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)と一体になった吹出口(23)から微粒化された香料が吹き出される。このとき各香料カートリッジ(10)が、香料タンク(24)と二流体ノズル(25)と吹出口(23)とを一体に有しているので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混ざるのを抑制できる。
−実施形態1の効果−
本実施形態の香料微粒化ユニットは、1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、上記貯留部(11)内の香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、上記微粒化部(12)を構成する部材または微粒化部(12)とは別の部材に設けられ、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、上記貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)と、上記微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)が、上記香料供給経路(14)以外の位置で接続されるように配置された接続部(15)と、を備え、香り発生装置や空気清浄機や空気調和装置の室内ユニットなどの空気供給装置に着脱して用いられる。
従来、空気供給装置で空気に香りを付与する場合、香料を交換しても、新たな香料の香りが元の香料の香りと混ざってしまうことがあった。
この実施形態1では、香料が、香料供給経路(14)を流れ、微粒化部(12)で微粒化して吹出部(13)から吹き出されるのに対して、制御部(30)が接続される接続部(15)は、香料供給経路(14)以外の位置、つまり香料が流れず接触しない位置に設けられている。したがって、それまで用いていたのとは異なる種類の香料を有する香料微粒化ユニットを制御部(30)に接続すると、吹出部(13)も含めて香料供給経路(14)の全体が交換されるので、異なる香料が混ざるのを抑制できる。
また、本実施形態では、二流体ノズル(25)を用いて液体香料を容易に微粒化でき、しかも香料容器から吹出口までの香料供給経路(14)を一体のユニット式に形成し、カートリッジとして交換できるようにしているので、複数の香りが混ざらない構成を簡単に実用化することが可能となる。
−実施形態1の変形例−
図3は、実施形態1の変形例に係る空気供給装置(100)である空気清浄機(120)の概略構成を示す断面図である。
この空気清浄機(120)では、ケーシング(121(101))の内部に、ファン(122)と、ファン(122)の吹出側に形成された空気通路(123(103))とが形成されている。空気通路(123)は、フィルタ等の機能部品(図示せず)を通過して浄化された空気が流れる通路である。空気通路(123)の下流側の端部は、空気が吹き出される空気吹出口(124(104))になっている。ケーシング(121)には、香料カートリッジ(10)を着脱するためのカートリッジ装着部(125(102))が設けられている。
カートリッジ装着部(125)は、空気通路(123)を流れる空気に香料の香りを与える位置に設けられている。具体的には、カートリッジ装着部(125)は、香料カートリッジ(10(20))の吹出口(23)が空気通路(123)から流出する空気へ香料を吹き出す位置に設けられている。
カートリッジ装着部(125)には、図1の例と同様に、接続部(27)を構成するケーシング側コネクタ(126)が設けられ、香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(図示せず)が接続されるように構成されている。空気通路(123)を区画する通路部材(123a)の外側には、図2で説明した制御部(30)が、図2の香料供給経路(26)を流れる香料と接触しないように設けられている。
この変形例においても、香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)のカートリッジ側コネクタ(115)をケーシング側コネクタ(114)に接続し、制御部(30)で新たな香料カートリッジ(10)の二流体ノズル(25)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)と一体になった吹出口(23)から微粒化された香料が吹き出される。そして、この変形例においても、各香料カートリッジ(10)が、香料タンク(24)と二流化ノズル(25)と吹出口(23)とを一体に有しているので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
《参考技術1》
図4,図5に示す参考技術1について説明する。
参考技術1は、香料カートリッジ(10)である圧電式の香料微粒化ユニット(40)が装填された空気調和装置の室内ユニット(130)(空気供給装置(100))に関するものである。図4は室内ユニット(130)の概略構成を示す断面図、図5は香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))の構成図である。
〈香料微粒化ユニット〉
まず、図5に示す香料微粒化ユニット(40)について説明する。香料微粒化ユニット(40)は、香料を貯留する貯留部(41(11))と、香料を微粒化する微粒化部(42(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(43)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(41)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(44)により構成されている。香料タンク(44)は、本体部(44a)と蓋部(44b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(44)には、香料タンク(44)内の香料を微粒化する微粒化機構である圧電素子(ピエゾ素子)(45)を有する圧電式の上記微粒化部(42)が、香料配管(46)を介して装着されている。
微粒化部(42)は、香料配管(46)から香料が導入されるノズルヘッド(微粒化容器)(47)を備えている。ノズルヘッド(47)は、内部に香料の保持空間を有する。ノズルヘッド(47)は、図の下側に吹出口(43)(吹出部(13))を有し、図の上側に圧電素子(45)が装着されている。この実施形態では、吹出口(43)(吹出部(13))は、微粒化部(42)を構成する部材であるノズルヘッド(微粒化容器)(47)に設けられている。
この参考技術1では、香料タンク(44)、香料配管(46)、ノズルヘッド(47)及び吹出口(43)により、香料供給経路(48(14))が形成されている。
この構成において、圧電素子(45)にパルス電圧を印加すると、圧電素子(45)が変形と復元を繰り返してノズルヘッド(47)の内容積が縮小と復帰を繰り返す。このことにより、香料タンク(44)から香料供給経路(48(14))を流れてノズルヘッド(47)に流入した香料は、ノズルヘッド(47)の吹出口(43)から微量ずつ間欠的に押し出されて、微粒化した状態で吹出口(43)から吹き出されるようになっている。なお、パルス電圧の波形は適宜設定すればよく、特に限定する必要はない。
圧電素子(45)には、香料供給経路(48)の香料と接触しないように入力配線(35)の一端が接続されている。入力配線(35)の他端は制御部(電圧制御部)(30)に接続されている。入力配線(35)の途中には、接続部(15)であるコネクタ(49)が設けられている。コネクタ(49)は、ノズルヘッド(47)から引き出されたノズルヘッド側配線(35a)に接続されたノズルヘッド側コネクタ(49a)と、制御部(30)から引き出された制御部側配線(35b)に接続された制御部側コネクタ(49b)とからなり、ノズルヘッド側コネクタ(49a)に制御部側コネクタ(49b)が接続される。
〈空気調和装置の室内ユニット〉
図4に示す空気調和装置の室内ユニット(130)は、天井埋込型のユニットである。この室内ユニット(130)は、下側が開放された箱形のケーシング(131(101))を有し、ケーシング(131)は天井裏に固定される。ケーシング(131)の下端には空気吸込口(132a)を有する化粧パネル(132)が装着されている。ケーシング(131)の内部には、化粧パネル(132)の上方に、下から上へ向かって、フィルタ(133)、ベルマウス(134)及びファン(135)が設けられている。ファン(135)の周囲には室内熱交換器(136)が配置され、室内熱交換器(136)の下方にはドレンパン(137)が配置されている。化粧パネル(132)には、空気吸込口(132a)の外側に空気吹出口(132b(104))が形成されている。この室内ユニット(130)のケーシング(131)内には、空気吸込口(132a)からベルマウス(134)、ファン(135)、室内熱交換器(136)を通って空気吹出口(132b)に通じる空気通路(138(103))が形成されている。
室内ユニット(130)には、図5の香料微粒化ユニット(40)が香料カートリッジ(10)として装着されている。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)とノズルヘッド(47)が一つのユニットとして構成されている。この香料カートリッジ(10)は、図4においてドレンパン(137)の外側に設けられたカートリッジ装着部(139(102))に着脱可能に装着されている。カートリッジ装着部(139)は、空気吹出口(132b)の開口の上方に設けられている。
香料カートリッジ(10)の香料微粒化動作を制御する制御部(30)は、室内ユニット(130)の内部に固定されている。図示の例では、制御部(130)はドレンパン(137)の内側に固定され、ベルマウス(134)とファン(135)の間に配置されている。制御部(30)と香料カートリッジ(10)は入力配線(35)で接続されている。入力配線(35)に設けられるコネクタは、図示していないが、香料カートリッジ(10)の着脱時に作業を容易に行えるように、ドレンパン(137)の外側寄りの位置に設けられている。香料カートリッジ(10)の吹出部(43)は、空気通路(138)にむかって微粒化された香料を吹き出すように配置されている。
この参考技術1において香料カートリッジ(10)の圧電素子(45)にパルス電圧を印加すると、室内熱交換器(136)を通って温度や湿度が調節された空気は、香りが付与されてから室内に供給される。
−運転動作−
この参考技術1において、カートリッジ装着部(139)に装着した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空調空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)をカートリッジ装着部(139)に装着し、制御部(30)で圧電素子(45)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)から微粒化された香料が吹き出される。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)と圧電素子(45)と吹出口(43)とを一体に有するので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
参考技術1の効果−
この参考技術1においても、香料供給経路(48(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(40)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(40)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
また、温度や湿度を調整した空気を室内へ供給する空気調和装置の室内ユニット(130)において、室内に供給する空気に香りを与えることができ、しかも、香料カートリッジ(10)を交換したときに、前に使用していた香料カートリッジの香料と香りが混ざってしまうのを抑制できる。
参考技術1の変形例−
図6に示す参考技術1の変形例は、香料カートリッジ(10)を空気調和装置の室内ユニット(130)に設けた点は図4の例と同じであるが、香料カートリッジ(10)を、ケーシング(131)の外に着脱できるように構成した例である。
この変形例において、香料カートリッジ(10)は、化粧パネル(132)の下面に形成されたカートリッジ装着部に着脱可能に取り付けられている。この変形例において、香料カートリッジ(10)の吹出部(43)は、空気通路(138)から吹き出される空気にむかって、微粒化された香料を吹き出すように配置されている。
なお、この変形例では制御部(30)の図示を省略しているが、ケーシング(130)に固定されている点は図4の例と同様である。
また、この変形例のその他の構成は図4の参考技術1と同じである。
この参考技術1の変形例において、カートリッジ装着部(139)に装着した香料カートリッジ(10)(香料微粒化ユニット(40))は、制御部(30)により、香料カートリッジ(10)の外部から駆動され、香りが付与された空調空気を室内などの空間へ供給する。
香りを変更する場合は、異なる香料を有する香料カートリッジ(10)をカートリッジ装着部(139)に装着し、制御部(30)で圧電素子(45)を駆動することにより、その香料カートリッジ(10)から微粒化された香料が吹き出される。香料カートリッジ(10)は、香料タンク(44)と圧電素子(45)と吹出口(43)とを一体に有するので、新たに使用する香料と、前に使用していた香料とが混じるのを抑制できる。
また、この変形例では、香料カートリッジ(10)を室内ユニット(130)の外部で簡単に交換できる。
《参考技術2》
図7に示す参考技術2について説明する。
参考技術2は、静電噴霧式の香料微粒化ユニット(50)に関するものである。この香料微粒化ユニット(50)は、香料を貯留する貯留部(51(11))と、香料を微粒化する微粒化部(52(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(53)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(51)は、円筒形状の密閉容器である香料タンク(54)により構成されている。香料タンク(54)は、本体部(54a)と蓋部(54b)を備え、内部に1種類の香料が貯留される。香料タンク(54)の内部には、香料タンク(45)内の香料を微粒化する微粒化機構である静電噴霧式の上記微粒化部(52)が設けられている。
微粒化部(52)は、噴霧ノズル(55a)と香料搬送部(ポンプ)(55b)とを有する。噴霧ノズル(53a)の周囲には筒状部材(55c)が配置されている。筒状部材(55c)の上端
面には対向電極(電圧印加部)(55d)が形成されている。
この実施形態において、香料タンク(54)、香料搬送部(55b)、静電噴霧ノズル(55a)、及び吹出口(53)により、香料供給経路(56(14))が形成されている。
この参考技術2において、液体香料を含む噴霧ノズルと外部に高電圧を印加すると、気液界面において、液体の表面張力と、液体に作用する静電気力の釣り合いで、微細な液糸が引き出され、その先端が微粒子に分裂して噴霧される。
噴霧ノズル(55a)と対向電極(55d)には、香料供給経路(56)の香料と接触しないように入力配線(36)の一端が接続されている。入力配線(36)の他端は制御部(高電圧制御部)(30)に接続されている。入力配線(35)の途中には、接続部(15)であるコネクタ(57)が設けられている。コネクタ(57)は、噴霧ノズル(55a)から引き出されたノズル側配線(36a)に接続されたノズルヘッド側コネクタ(57a)と、制御部(30)から引き出された制御部側配線(36b)に接続された制御部側コネクタ(57b)とからなり、ノズルヘッド側コネクタ(57a)に制御部側コネクタ(57b)が接続される。
この参考技術2においても、香料供給経路(56(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(50)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(50)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
香料微粒化ユニットの微粒化方式は、上記各実施形態の方式に限らず、他の方式を採用してもよい。
−第1参考例
図8に示す第1参考例は、超音波式の香料微粒化ユニット(60)に関するものである。この香料微粒化ユニット(60)は、香料を貯留する貯留部(61(11))と、香料を微粒化する微粒化部(62(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(63)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(61)は、可撓性を有する袋状の香料容器(64)により構成されている。香料容器(64)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(64)は、底部に超音波透過膜(65)を備えている。香料容器(64)は、作用水(67)が充填された振動発生容器(66)に保持されている。
微粒化部(62)は超音波振動子(62a)により構成されている。この超音波振動子(62a)は、入力配線(62b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第1参考例において、超音波透過膜(65)と吹出口(63)との間に香料供給経路(68(14))が形成されている。
制御部(30)から超音波振動子(62a)に高周波の交流電圧を印加すると、超音波振動により発生した振動エネルギーが作用水(67)及び超音波透過膜(65)を介して液体香料が振動する。このことにより、香料の表面が微粒化(霧化)され、微粒化された香料が吹出口(63)から吹き出される。
この第1参考例においても、香料供給経路(68(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(60)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(60)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第2参考例
図9に示す第2参考例は、蒸気式の香料微粒化ユニット(70)に関するものである。この香料微粒化ユニット(70)は、香料を貯留する貯留部(71(11))と、香料を微粒化する微粒化部(72(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(73)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(71)は、香料容器(74)により構成されている。香料容器(74)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(74)は、底部に伝熱材(75)を介してヒータ(72a)の上に載置されている。
微粒化部(72)はヒータ(72a)により構成されている。このヒータ(72a)は、入力配線(72b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第2参考例において、伝熱材(75)と吹出口(73)との間に香料供給経路(76(14))が形成されている。
制御部(30)からヒータ(72a)に電圧を印加すると、ヒータ(72a)が発熱する。ヒータ(72a)が発熱すると、熱が液体香料に伝達され、液体香料が沸騰して香料の蒸気が発生する。このことにより、香料の蒸気が吹出口(73)から吹き出される。
この第2参考例においても、香料供給経路(76(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(70)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(70)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第3参考例
図10に示す第3参考例は、遠心式の香料微粒化ユニット(80)に関するものである。この香料微粒化ユニット(80)は、香料を貯留する貯留部(81(11))と、香料を微粒化する微粒化部(82(12))と、微粒化した香料を吹き出す吹出口(83)(吹出部(13))とを備えている。
貯留部(71)は、上方が広がった有底の円錐状または角錐状の本体部(84a)と天板部(84b)とを有する香料容器(84)により構成されている。香料容器(84)には、内部に1種類の香料が貯留される。香料容器(84)は、本体部(84a)と天板部(84b)との間の角部に、数個の吹出口(83(13))を有している。
香料容器(84)には、底板の下面に回転軸(86)が固定されている。駆動軸(86a)には、モータ(85)の出力軸(85a)がカップリング(87)で連結されている。微粒化部(82)はモータ(85)により構成されている。このモータ(85)は入力配線(85b)を介して制御部(30)に接続されている。
この第3参考例において、香料容器(84)の底部と吹出口(83)との間に香料供給経路(88(14))が形成されている。
制御部(30)からモータ(85)に電圧を印加すると、モータ(85)が回転する。モータ(85)が回転すると、回転による遠心力によって香料が香料容器(84)の本体部(84a)の傾斜に沿って上方へ移動し、吹出口(83)に達すると、香料が微量ずつ、微粒化された状態で周囲へ吹き出される。
この第3参考例においても、香料供給経路(88(14))には1種類の香料しか接触しない。したがって、それまで使用していた香料微粒化ユニット(80)を、他の香料を有する香料微粒化ユニット(80)に交換したときに、新たな香料がそれまで使用されていた香料に混ざるのを抑制できる。
−第4参考例
上記実施形態1、実施形態1の変形例、及び参考技術1は、それぞれ、香料カートリッジ(10)が装填された香り発生装置(110)、空気清浄機(120)、及び空気調和装置の室内ユニット(130)に関するものであり、いずれも空気を送り出す空気供給装置(100)である。これらの空気供給装置(100)は、必ずしも香料カートリッジ(10)が装填された装置でなくてもよく、ケーシング(101)と制御部(30)とを備えた形態であって、香料カートリッジ(10)が装填されていない状態を製品とする装置であってもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能である。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、香料微粒化ユニット及び空気供給装置について有用である。
10 香料カートリッジ(香料微粒化ユニット)
11 貯留部
12 微粒化部
13 吹出部
14 香料供給経路
15 接続部
22 流体混合式微粒化部
25 二流体ノズル
25a 流入口
25b 吸入口
30 制御部
42 圧電式微粒化部
45 圧電素子
47 ノズルヘッド(微粒化容器)
52 静電噴霧式微粒化部
55a 噴霧ノズル
55d 電圧印加部
100 空気供給装置
101 ケーシング
102 カートリッジ装着部
103 空気通路
104 空気吹出口

Claims (6)

  1. 1種類の香料が貯留される貯留部(11)と、
    上記貯留部(11)内の香料を微粒化する機構を備えた微粒化部(12)と、
    上記微粒化部(12)を構成する部材または微粒化部(12)とは別の部材に設けられ、微粒化した香料を吹き出す吹出部(13)と、
    上記貯留部(11)内の香料が微粒化部(12)を介して吹出部(13)へ供給される香料供給経路(14)と、
    上記微粒化部(12)を外部から制御する制御部(30)が、上記香料供給経路(14)以外の位置で接続されるように配置された接続部(15)と、
    を備えていることを特徴とする香料微粒化ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記微粒化部(12)は、駆動流体の流入口(25a)と、香料を吸入する吸入口(25b)とを備え、駆動流体を香料に混合して香料を微粒化する二流体ノズル(25)を備えた流体混合式微粒化部(22)である
    ことを特徴とする香料微粒化ユニット。
  3. 請求項1において、
    上記微粒化部(12)は、上記香料が導入される微粒化容器(47)と、該微粒化容器(47)に装着され、パルス電圧により該微粒化容器(47)の内容積の縮小及び復帰を繰り返すように該微粒化容器(47)に装着された圧電素子(45)と、を備えた圧電式微粒化部(42)である
    ことを特徴とする香料微粒化ユニット。
  4. 請求項1において、
    上記微粒化部(12)は、上記香料に電圧を印加する電圧印加部(55d)と、上記香料が導入されて噴霧される噴霧ノズル(55a)とを備えた静電噴霧式微粒化部(52)である
    ことを特徴とする香料微粒化ユニット。
  5. 貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有する香料カートリッジ(10)と、
    上記香料カートリッジ(10)が装着されるカートリッジ装着部(102)と、空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)とを有するケーシング(101)と、を備えた空気供給装置であって、
    上記香料カートリッジ(10)は、請求項1から4の何れか1つの香料微粒化ユニットにより構成され、
    上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
    上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
    ことを特徴とする空気供給装置。
  6. 貯留部(11)内に貯留された1種類の香料を微粒化する微粒化部(12)と、微粒化された香料を吹き出す吹出部(13)とを一体に有し、請求項1から4の何れか1つの香料微粒化ユニットにより構成された香料カートリッジ(10)が装着されるカートリッジ装着部(102)と、
    空気通路(103)を流れる空気が吹き出される空気吹出口(104)と、を有するケーシング(101)を備えた空気供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部(102)は、上記香料カートリッジ(10)が上記空気通路(103)を流れる空気に香りを与える位置で上記ケーシング(101)に着脱可能に構成され、
    上記制御部(30)は上記ケーシング(101)に固定されている
    ことを特徴とする空気供給装置。
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