JP2002537985A - 圧電振動器を用いて液体を噴霧化する制御システム - Google Patents
圧電振動器を用いて液体を噴霧化する制御システムInfo
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Abstract
Description
号の一部継続出願である。 (発明の属する技術分野) 本発明は、圧電振動器を用いる液体の噴霧化に関し、さらに具体的に言えば、
このような噴霧化を効率的に、かつ効果的に制御する新規な方法および装置に関
する。
、または他の物質を、細かい吹付けの場合のように、細かい粒子または飛沫の形
式で散布する手段にも関する。特に、本発明は、電気機械式または電気音響式の
アクチュエータを用いて、液体または懸濁液の飛沫を発生させる圧電液体吐出し
システムを対象としている。さらに具体的に言えば、本発明は、このような装置
に用いられる改良された制御回路に関する。
装置の例は、米国特許第5,164,740号、米国特許第4,632,311
号、米国特許第4,533,734号に記述される。一般に、これらの装置は、
交流電圧を圧電素子に印加して、その圧電素子を膨張、収縮させる。圧電素子は
、多孔オリフィス板に結合され、さらに、このオリフィス板が、液体供給源と接
触している。圧電素子を膨張、収縮させると、オリフィス板が上下に振動し、そ
こで、液体が、オリフィス板の穴に通され、次に、エアロゾル化した細かい粒子
の形式で上向きに噴射される。
寿命を超えると電圧出力が低下することが既知で高価ではないアルカリ電池、を
使用可能とした電池式圧電噴霧器を提供することが望ましい。
、休止期により隔てられた駆動期の間に動作させて、駆動期中の連続する短い吹
出しで液体を噴霧化させることである。しかしながら、吹出しと吹出しの間の休
止期中に、オリフィス板上に液体が溜まり、次の駆動期において、連続する吹出
しを開始させるためには、オリフィス板を、大きい振幅で駆動しなければならな
い。
、その振動システムの共振振動数で駆動することである。この振動システムは、
オリフィス板、圧電素子、および、オリフィス板と圧電素子間の任意の機械的結
合部を含む。しかしながら、この共振振動数は、装置ごとにいくらか異なる場合
があって、ユニットごとに異なる駆動振動数を設定しなければならないので、問
題が起こる。
のような散布のための一方法は、超音波圧電バイブレータで発生した音響振動を
用いて液体を噴霧化することである。このような方法の一例は、供給される流体
を入れるためのノズル室と、このノズル室の少なくとも一部を成す仕切り板とを
含むエアロゾル・ディスペンサを開示している米国特許第4,702,418号
に示される。エアロゾル供給ノズルは、タンクからノズルへ液体を導く限定通路
とともに、このエアロゾル・ディスペンサ内に設けられている。パルス発生器を
低電圧電源と組み合わせて使用して、圧電ベンダーを駆動して、これにより、タ
ンクからの流体がノズルに通されて、エアロゾル吹付けが発生する。
その特許では、複合薄肉構造物を有するアクチュエータにより振動され、かつ曲
げモードで動作するようになっているオリフィス板を備えた液体飛沫発生装置が
教えられる。液体は、オリフィス板の表面に直接に供給され、オリフィス板が振
動すると、細かい飛沫で、その表面から吹き付けられる。
動板が連結されている圧電振動器を備えた超音波噴霧化装置が教えられる。
微小穴を有するものとして述べられている。
隔を決める手段を開示しているが、それらの手段は、香水などの物質の効率的な
噴霧化では、ほどほどの成功しか得られなかった。例えば、米国特許第3,54
3,122号、米国特許第3,615,041号、米国特許第4,479,60
9号、米国特許第4,533,082号、米国特許第4,790,479号を参
照のこと。これらの特許の開示、およびここで参照される他のすべての刊行物の
開示は、ここに全部記述されているかのように、参照によって組み込まれる。
かつ吐出し率の変動が非常に小さいかまったくない長期間使用可能な、容易に持
ち運びできる電池式ディスペンサは提供できない。さらに、これらの噴霧器の効
率は、噴霧器の圧電ポンプ構成要素の製作上の違いのために、異なる場合がある
。したがって、非常に効率的であって、液体を広範に散布しながら、最小限の電
力を消費する、香水や殺虫剤などの作用流体の散布に用いられる改良された噴霧
器またはディスペンサが必要である。
して、その表面から液体を、エアロゾル化した細かい液体粒子の形式で押しやる
タイプの振動性液体噴霧器を動作させる新規な方法を含む。この新規な方法には
、液体の噴霧化を起こすために、最初に、比較的に大きい振幅でオリフィス板を
振動させ、その後、噴霧化を持続させる程度の比較的に小さい振幅でオリフィス
板を振動させる段階が含まれる。
張、収縮し、それにより、噴霧化される液体が供給されるオリフィス板を振動さ
せて、オリフィス板の振動が、前記液体を噴霧化して、オリフィス板から前記液
体を、エアロゾル化した細かい液体粒子の形式で吐き出すようにするタイプの圧
電振動性液体噴霧器を動作させる新規な方法を含む。この新規な方法には、液体
の噴霧化を起こすために、最初に、比較的に高い交流電圧を前記圧電作動素子に
印加して、前記圧電作動素子に、大きい振幅でオリフィス板を振動させ、その後
、噴霧化を持続させるために、比較的に低い交流電圧を前記圧電作動素子に印加
する段階が含まれる。
板に供給するようになっている液体導管、および、液体の噴霧化を起こすために
、最初に、駆動期の間、比較的に大きい振幅でオリフィス板を振動させ、その後
、同一駆動期の間、噴霧化を持続させる程度の比較的に小さい振幅でオリフィス
板を振動させる目的で連結された振動アクチュエータを備える新規な振動性液体
噴霧器を含む。
フィス板が振動しているときにオリフィス板に液体を供給するようになっている
液体供給導管、圧電素子が膨張し、収縮するときにオリフィス板を振動させる目
的で、このオリフィス板に結合された圧電作動素子、および、駆動期の間、圧電
作動素子に交流電圧を供給して、圧電作動素子を膨張させ、収縮させ、それによ
りオリフィス板を振動させて、前記液体を噴霧化し、前記液体を、エアロゾル化
した細かい液体粒子の形式で吐き出すようにする目的で、接続された電力供給シ
ステムを備える新規な振動性液体噴霧器を含む。この電力供給システムは、液体
の噴霧化を起こすために、最初に前記圧電作動素子に高い交流電圧を印加して、
前記圧電作動素子に、比較的に大きい振幅でオリフィス板を振動させ、その後、
噴霧化を持続させるために、比較的に低い交流電圧を前記圧電作動素子に印加す
る目的で接続された回路を含む。
常に効率的な方法を提供することである。このような他の液体には、家庭用の清
掃物質、殺菌剤、消毒剤、防虫剤、殺虫剤、アロマテラピー製剤、薬物、治療液
、あるいは、使用にあたって噴霧化から得るところがある他の液体または懸濁液
がある。これらの配合物は、水からなるか、あるいは、様々の溶剤を含む場合が
ある。
る容易に持ち運びできる電池式ディスペンサ用の改良された制御回路を提供する
ことである。この圧電ポンプは、何ヶ月もの間ずっと、一貫した吐出しを保ちな
がら、低電圧の電池で、この期間の間、効率的に動作することができる。圧電噴
霧器は、9ボルト電池、A型、単3(AA)型、単4(AAA)型、単2(C)
型、単1(D)型の電池などの従来の乾電池、ボタン電池、腕時計用電池、太陽
電池のような電源に使用できる。本発明と組み合わせて利用する好ましいエネル
ギー源は、単3(AA)型、単4(AAA)型の電池である。
る。このような回路の電子部品はプログラム可能であり、これらの部品を使用し
て、正確な吐出し率(ミリグラム/時間、以後、mg/hrで表わす)を設定す
る場合がある。別の方法として、この電子回路により、消費者は、個人的な好み
、奏効性のために、または、部屋の大きさによって、強さまたは有効度を調整し
てもよい。
ような香水、殺虫剤、および他の液体用の噴霧器で達成されるが、そこでは、噴
霧化システムが、供給される液体用の室、液体の散布のために液体を前記室から
オリフィス板に供給する手段、圧電素子、エネルギー源、および、圧電素子を駆
動し制御する改良された回路を含む。圧電素子を駆動する信号の振幅と周波数を
制御することで、優れた結果が得られることがわかった。したがって、本発明は
、全散布期間を通じて、供給される液体をさらに一様に噴霧する手段を提供して
、散布開始時の単位時間当たり散布される量が、散布終了間近に、または散布終
了時に散布される量とは大して違わないようにしている。本発明の上記およびさ
らに他の目的と利点は、以下の説明から明らかになるが、ただし、このような説
明は、単に好ましい実施例の説明にすぎない。したがって、本発明の全範囲を理
解するためには、クレームに頼るべきである。
他の具体的な特徴も含む。
は、中心孔12と円形オリフィス板14を有する環状の圧電アクチュエータ10
から成り、この円形オリフィス板14はアクチュエータ下面の孔12を横切って
伸び、アクチュエータの内側領域15と若干重なり合っている。このオリフィス
板14は重なり合い領域15においてアクチュエータの下面に固定される。部材
14を圧電エレメント10に固定するために何らかの適当な接合手段が用いられ
る。しかし、オリフィス板を圧電アクチュエータに結合する材料を溶解したり、
軟化させたりする傾向のある腐食性の、すなわち浸食性の液体を噴霧化するため
に、この装置を採用する場合には、このオリフィス板は、錫−鉛系または銀系の
はんだを用いて圧電素子にはんだ付けすることが好ましい。
適用されると、圧電アクチュエータ10は半径方向に膨張または収縮するように
なる。例えば、圧電アクチュエータ10は、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)ま
たはメタニオブ酸鉛(PN)から造られたセラミック材料である。この明細書で
図示する実施態様では、圧電アクチュエータはその外径が約0.382インチで
、厚さが約0.025インチである。中心孔12の直径は約0.177インチで
ある。これらの寸法は重要ではなく、単に実施例によっている。
厚さが約0.002インチである。オリフィス板14には若干ドーム形をした中
心部分16があり、これを包囲する可撓性フランジ部分18があり、このフラン
ジ部分18は、ドーム形中心部分と、オリフィス板のアクチュエータ10への取
付け部分との間に伸びている。ドーム形中心部分16は直径が約0.103イン
チであって、オリフィス板の平面の外側に約0.0065インチだけ伸びだして
いる。このドーム形中心部分16には幾つかの(例えば85個)小孔20があり
、それらの直径は約0.000236インチであり、孔間の間隔は相互に約0.
005インチである。フランジ部分18には直径方向に相対する一対の孔22が
ある。これらの孔は直径が約0.029インチである。
ある。
この部分が堅固になり、作動中に湾曲することがなく、これに対して孔22を有
するフランジ部分18は可撓性を維持するので作動中に湾曲する、ということで
ある。ドーム形中心部分は形が球状を呈するが、この部分の堅固性を維持するな
らばどんな形でも採用できる。例えば、この中心部分16は放物線形または弓形
とすることができる。
はこの電鋳工程中に形成される。しかし、オリフィス板は他の工程、例えば圧延
などにより製造可能であり、また小孔加工及び孔加工は別途に実施される。製造
の容易化のために、中心部分16は、オリフィス板に小孔18の加工が施された
後にドーム状に成形される。
ましく、ニッケルを用いることにより、オリフィス板の形状を維持すると同時に
撓みの力への露呈に対しても充分な強度と可撓性が得られる。使用できる合金の
実施例の幾つかに、ニッケル−コバルト系合金とニッケル−パラジウム系合金が
ある。
振動と干渉しないような適当な方法であれば、どのようなやり方で支持されても
よい。このように、このアクチュエータはグロメット式装着方法(図示せず)で
支持可能である。またその他の導電性材料、例えば銀とニッケルを含む材料によ
り形成されるコーティングも用いてよい。
ーティングが施される。図示のように、アクチュエータ10の上方及び下方の表
面の導電性コーティングに対して電気的リード線26,28がはんだ付けされる
。これらのリード線は交流電圧発生源(図示せず)から伸びている。
オリフィス板14の下方に装着される。芯32がタンク内部から立ち上がってオ
リフィス板14の下面に達し、中心部分16にあるオリフィス板14に軽く接触
し、その結果この芯は小孔20に接触する。しかし、この芯は孔22には決して
接触せずこれらの孔は芯から側方に変位している。芯32は多孔質の可撓性材料
で製造されていて、この材料は、オリフィス板14の下面に液体を引き上げるよ
うに、タンク30の中の液体に優れた毛細管作用を提供する。これと同時に、こ
の芯は可撓性が充分であるから、芯の振動と干渉するオリフィス板に対して圧力
を印加することはない。これらの諸条件を前提として、芯32は幾つかの種類の
材料、例えば、紙、ナイロン、木綿、ポリプロピレン、ガラス繊維などのいずれ
の材料で製造してもよい。芯30の好ましい形態はナイロンシェニール糸であり
、この糸はオリフィス板に接触する箇所で折り曲げられる。このことがオリフィ
ス板にまで伸び上がるための非常に細い繊維から成るひもとすることができる。
これらの非常に細い繊維は、液体をオリフィス板にまで上昇させるような毛細管
作用を生じさせる能力があり、しかし、これらの細い繊維は、これらの繊維の振
動と干渉するオリフィス板に対して何らかの大きさの力を印加することはない。
方及び下方の表面に施された導電性コーティングに対して、リード線26,28
を経て印加される。これによりアクチュエータ材料に圧電効果が生じ、その結果
このアクチュエータは半径方向に膨張、収縮する。結果として、中心孔12の直
径は、これらの交流電圧に従って増減する。直径のこのような変化は半径方向の
力としてオリフィス板14に適用され、そしてその結果として、フランジ部分1
8が撓曲し、ドームの中心部分16を押して上下させる。この作動が、芯32に
よって中心部分16の下面にもたらされた液体に対するポンプ作用を引き起こす
。芯の毛細管作用により、オリフィス板14の下面に接する液体の圧力を、オリ
フィス板上方の大気圧力よりも僅かに高く設定させる。その結果として、液体3
1は強いて小孔20を通って上方に持ち上げられ、そして微細化したエアロゾル
液体粒子として、オリフィス板の上方表面から噴出させる。
に示すように、この一連の作動は継続時間が5.5ミリセカンドの交流駆動期と
、継続時間が9ないし18秒の休止期に分けられる。
3.3ボルトから下がって約1ボルトにまで指数関数的に減少する。このように
、圧電可動素子10は立ち上がり時は高振幅で駆動され、この高振幅により液体
をその表面から処理し、噴霧化を開始する。その後圧電作動素子はかなり小さい
振幅で駆動されるのであり、この小さい振幅は作動を維持するには充分だが、最
小量の駆動力を消費するだけである。ここで理解すべきことは、本発明は、特定
期間中の高振幅及び低振幅における1サイクルに限定するものではなく、しかし
実際には、高振幅及び低振幅の反復は噴霧化を持続する上で必要な回数を何回で
も繰り返される、ということである。
休止期の最初の4秒間中にこのシステムは再充電されて3.3ボルトに戻り、こ
の電圧は次の駆動期中に使用するように維持される。ある種の用途に対しては、
高振幅駆動及び低振幅駆動の連続は何らの休止期も介在することなく連続して繰
り返されるということがやはり理解されるべきである。
により駆動される場合に、液体31を噴霧化するのに充分な振幅でオリフィス板
14を駆動する能力がある。しかし、噴霧化を開始するためには、以前の休止期
中に素子の外側表面に溜まった液体の膜を処理するように充分な振幅でオリフィ
ス板14を振動させるため、素子10はもっと高い供給源電圧、例えば3.3ボ
ルトを使って駆動されなければならない、ということである。このように、オリ
フィス板14は、噴霧化を開始するための高振幅の振動を生ずるために、立ち上
がり時は高パワーで駆動される。しかし一旦噴霧化が始まると、かなり低い振幅
の振動を用いて噴霧化を継続することができる。駆動電圧を指数関数的割合で3
.3ボルトから1ボルトに減らすことにより、全消費エネルギーは減らされ、そ
の結果としてバッテリー寿命をかなり延ばすことができる。
8秒間の「休止期」に入る。この休止期の長さは、この後説明するセレクタース
イッチにより9秒、13.5秒、または18秒に設定できる。
に駆動する供給電力を再充電するために使用される。よって、次に続く駆動期が
始まると、オリフィス板14は、当初は3.3ボルト駆動電圧供給源からの高振
幅で駆動される。
するだけでなく、オリフィス板を駆動する周波数にも依存する。その理由は、オ
リフィス板14と、圧電駆動アクチュエータ10と、そしてこれらの何れかの部
材間の相互連結を含む振動システムが自然共振周波数を持っているからである。
この振動がその共振周波数で駆動されると、オリフィス板の振動の振幅は最大化
され、それと同時に駆動パワーが最小化される。しかし、製造上の許容誤差があ
るので、オリフィス板とアクチュエータシステムの共振周波数は装置毎に異なる
。
波数の高調波を含む範囲にわたって、駆動周波数が変化し、あるいは掃引される
。よって、駆動周波数は、基本の自然共振周波数(最初の高調波)を含む範囲に
及んで、あるいはオリフィス板とアクチュエータシステムの自然共振周波数の幾
つかを含む高い高調波範囲以上に及んで掃引すべきである。このように、特殊な
システムの規定の共振周波数は公知ではなくても、このシステムを周波数のある
範囲を介して駆動することにより、この周波数範囲内のある点において共振させ
ることができる筈である。図2に示すように、駆動周波数は120から160キ
ロヘルツの間の事前設定した周波数範囲に及んで掃引される。周波数範囲は、そ
れぞれの5.5ミリセカンド駆動期中に、少なくとも11回前後に掃引される。
駆動振幅に関連して以前に説明したように、周波数掃引はやはり休止期を介在さ
せずに連続して実施される。
を説明する概略ブロック図である。説明目的から、この回路構成は、点線で示し
た機能的ユニットのグループごとに説明してある。これらの機能的ユニットとは
次の通りである。
す)の中に形成され、その一方で、その他の配置は印刷回路盤(図示せず)に対
して、以後もっと充分に説明する一体構成回路52と共に装着される。
48及び50の全体的操作に関して先ず説明する。そしてその後、個々の機能的
ユニットの個別の操作について説明する。
の出力電圧を、3.3ボルト操作電圧に変換する。3.3ボルト操作電圧は、駆
動電圧パワー制御ユニット42を含むシステム内の他の回路にパワーを与えるた
めに使われる。
ミリセカンド駆動期中における3.3ボルトから1ボルトへの概ね指数関数的減
少に従わせる。ここで注意すべきことは、指数関数的減少は本発明にとって重要
ではないということである。それぞれの駆動期の開始に当たって一旦噴霧化が立
ち上げられると、噴霧化の機能が維持される限り、電池出力を保持するために電
圧はできるだけ速やかに下げられる。
に供給され、ここでこの電圧は増幅され、そして圧電可動素子10にエネルギー
を付与するために使われる掃引周波数電圧出力に変換される。
実施態様では、これらの掃引周期は、9,13.5あるいは18秒の継続時間に
対して設定できる。掃引周期は他の継続時間に対して設定できるが、この場合こ
れらの継続時間は、駆動電圧パワー制御ユニット42を次の駆動期に対するその
3.3ボルトレベルに戻させるように、操作パワー供給ユニット40をもってく
るのに充分な長さとなっている。この実施態様においては、3.3ボルトへの再
充電には約4.5秒を要する。
周波数をもつ交流電圧信号を生ずる。この信号は駆動信号増幅及び周波数制御ユ
ニット44に適用され、このユニット44は順番にこれらの周波数において、そ
して駆動電圧パワー制御装置42により設定された駆動期電圧パターンに対応す
る減少振幅において、圧電アクチュエータ10を駆動する。
この出力電圧が事前設定したレベル、すなわち電池がもはや信頼できるように操
作されないレベルにまで低下した場合は、この検出及び制御ユニット50は出力
の更なる操作を拒否する。これと同時に、ユニット50は電池54を消耗させて
、この電池が噴霧化装置に対して不慮の突発的な作動をさせるのに充分な出力電
圧を回復できないレベルとする。
ツェナーダイオード58及び記憶キャパシタ60を含む。電池54はその陰極に
おける接地線とポンプ作動コイル56の間に連結される。コイル56の他方の端
末はツェナーダイオード58の陽極に連結されると共に、ダイオードの陰極は記
憶キャパシタ60の一方の側面に連結される。キャパシタ60の他方の側面は接
地線に連結される。電圧制御スイッチ62の一方の側面はコイル56とダイオー
ド58の間に連結されると共に、スイッチ62の他方の側面は接地される。スイ
ッチ62は、200キロヘルツポンプ作動発振器64の出力によって、200キ
ロヘルツの割合で交番的に開閉される。電圧検出器66はツェナーダイオード5
8と記憶キャパシタ60間にある点における電圧を感知するように連結される。
電圧検出器66は高感度電圧出力端子66aと低感度電圧出力端子66bとを有
する。これらの出力端子はポンプ作動発振器64の停止入力端子64aと起動入
力端子64bにそれぞれ連結される。
ト出力を直接受入れるように連結される。このように電圧検出器の低感度電圧端
子66bと電池54の出力端子は、オアゲート68を経てポンプ作動発振器64
の起動端子に連結される。
、ポンプ作動発振器64の起動入力端子に供給されて発振器の操作を開始させる
。発振器の出力は、スイッチ62を200キロヘルツの割合で開閉させる。スイ
ッチが閉じられると、電池54からの電流はポンプ作動コイル56を経て接地に
流れる。次いで、スイッチ62が閉じると、電流は突然遮断され、ポンプ作動コ
イルのインダクタンスがポンプ作動コイルに突発的な電圧上昇を引き起こさせ、
これが電流のツェナーダイオード58の通過を許し、記憶キャパシタ60への流
入をさせる。スイッチ62が再び開かれると、ポンプ作動コイルの電圧は下がり
、しかしダイオード効果によって電流はコイル56を通って逆流しない。発振器
64が操作を続けるので記憶キャパシタ60の電圧は3.3ボルトに達するまで
増大する。
圧がちょうど3.3ボルト以上に来た時点で、その高感度電圧出力端子66aに
おいて信号を発する。この信号は発振を停止させながら、スイッチ62を開放位
置として、発振器64の停止端子64aに供給される。結果として、電流が記憶
キャパシタから取除かれると、その電圧は、電圧検出器66がその低感度電圧端
子66bにおける信号を発する電圧に達するまで低減する。
ッチ62のスイッチ作用を再開させ、そして電流の記憶キャパシタ60への更な
るポンプ作動を開始させる。
電圧の高低によって、3.3ボルトを挟んでこれより若干上下する電圧の間にふ
らつくことになる、ということである。キャパシタ60の電圧3.3ボルトは、
出力パワー供給端子70によって表されるように、残余の構成要素を操作するの
に供給される。
0の中の記憶キャパシタ60に連結される抵抗器72から成る。抵抗器72の他
方の端末は電圧パターン制御キャパシタ74の一方の側面に連結される。このキ
ャパシタの他方の端末は接地される。抵抗器72とキャパシタ74は標準的RC
タイミング回路を形成し、そして抵抗器とキャパシタ間の接合部76の電圧は指
数関数的割合で減少し、この場合接合部は有限インピーダンスに連結される。本
発明の実施態様においては、接合部76における電圧は、約5.5ミリセカンド
中に3.3から1ボルトに低減する。
部76と、圧電作動素子10の一方の側面との間に、直列に連結された単巻変圧
器78と平滑化コイル80を有する。また電界効果トランジスター82が設けて
あってこのものは単巻変圧器78に沿う点78aと地面との間に連結される。電
界効果トランジスター82はスイッチとして作用し、そしてこのトランジスター
82が周波数パターン制御ユニット48からプラス電圧を受けた時、このトラン
ジスター82は導電性をもつようになり点78aを地面に連結する。
方端末近傍に配置され、単巻変圧器のコイルの低位部分だけが、点78aと駆動
電圧パターン制御ユニット42間に存在する。点78aが地面からの連結を断た
れると、単巻変圧器の影響により加動素子10に最も近いその端末において極め
て高い電圧を生じ、この素子を膨張、収縮させる。単巻変圧器のからの電圧信号
は先ず平滑化コイル80を経て通過し、この信号を、加動素子10の発振器パタ
ーンに一層接近して対応するパターンに変換する。
4の共通端子は接地され、このスイッチの3位置端子の内の2つの端子は、時間
制御抵抗器86,88を介してサンプリングスイッチ90に連結される。スイッ
チ90は次に3.3ボルト供給電圧に連結される。第3のスイッチ端子は連結さ
れない。
スイッチ端子を用いて、休止期論理回路92に連結される。論理回路92は抵抗
器86,88から受入れる電圧を比較し、そして3つの異なる電圧の1つを出力
端子92aから出力する。この電圧は休止デューティサイクル回路94に適用さ
れるのであり、この回路94は論理回路92からの信号を受信した後、9,13
.5または18秒のどれかにおいて、出力端子94aから出力するタイマーとし
て作用する。 ユニット46にはシステムタイミング時計96が設けてあり、この時計は2キ
ロサイクルの割合で時計信号を提供する。これらの時計信号は、デューティサイ
クル回路94を含むこの装置のタイミング回路とテーブル読取り回路の全てに対
して使用される。
間隔のどれかに到達すると、この回路94は、圧電作動素子10の駆動を開始す
るために、周波数パターン制御ユニット48に供給される出力端子94aで信号
を生ずる。これが実施される方法は周波数パターン制御ユニット48の説明との
関連において以後に説明される。
マー98に供給され、このタイマー98は圧電作動素子10に対する駆動時間周
期を設定する。図示の実施例では、この駆動時間周期は5.5ミリセカンドであ
る。この周期の終点において、駆動タイマー98は出力端子98aから信号を発
する。この信号は周波数パターン制御ユニット48に伝達され、圧電作動素子1
0の駆動状態を不連続とする。
のスイッチ90を直ちに閉じる。このことが選択スイッチ84の設定によって選
択されている抵抗器86または88を横切って電圧降下を引き起こす。もしもこ
の選択的スイッチがその連結されていない端子に設定されると、電圧降下は生じ
ない。かくして、圧電電圧、第1電圧または第2電圧が生ずると、それぞれの場
合にサンプルスイッチ90が閉ざされる。この電圧は、休止選択スイッチ84の
位置に対応する休止時間継続を立ち上げるために、休止時間選択論理ユニット9
2に適用される。よって、圧電作動素子10のそれぞれの駆動期の終点において
、新規の休止期が立ち上げられ、そしてこの休止期の長さは、この休止期が始ま
る時の選択スイッチの存在位置によって決まる。
発振器100は本発明の実施例では、130キロヘルツと160キロヘルツの間
を掃引する周波数をもつ三角形の波形の出力を生ずる。この出力は駆動期オン及
びオフスイッチ102に適用される。このスイッチ102は、休止デューティサ
イクル回路94の出力端子94aからの信号によって閉じられ、そして駆動タイ
マー98の出力端子98aからの信号によって開かれるように連結されている。
かくして、発振器100からの可変周波数出力は、圧電作動素子10に対する5
.5ミリセカンド駆動期中だけ、駆動期オン及びオフスイッチ102を経て通る
。
用される。このデバイスは個々の出力サイクル内の特定点、すなわち発振器から
の信号電圧が事前設定したしきい値に達した時点のそれぞれのサイクル内の点に
ある出力端子104aにおける出力信号を掃引ずみ周波数発振器100から発す
る。
せるために駆動スイッチ106に適用される。この駆動スイッチ106は閉じら
れると、3.3ボルトパターン供給源のような正電圧を電界効果トランジスタ8
2のゲート端子に連結し、このトランジスタ82に導電性を与える。
に供給される。このタイマーは、掃引ずみ周波数発振器100の1サイクルの継
続時間よりも小さい固定継続時間の後出力信号を発する。
106を開かせ、この駆動スイッチ106を開くことにより電界効果トランジス
タ82を非導電性となし、その結果電流はもはや、単巻変圧器78の上方部分か
ら地面まで流れなくなる。この時間中に、この単巻変圧器は、極めて大きい電圧
を圧電作動素子10に印加する。
のそれぞれの出力サイクル進行中は、駆動制御スイッチ106は固定継続時間だ
け閉じられていて、固定量のエネルギーを発生して圧電作動素子10を駆動させ
る、ということである。これと同時に、これらの固定継続時間の連続性をもつ固
定継続時間の間の時間的間隔は可変周波数発振器100の周波数によって変化す
る。個々の駆動サイクルのこの固定した駆動継続時間は、圧電作動素子10を可
変周波数で駆動させ、それと共にこの駆動エネルギーを周波数から独立して保持
する。このように、圧電作動素子10の駆動エネルギーまたは振幅は、駆動電圧
パターン制御ユニット42内にある、キャパシタ74と抵抗器72間の接合部7
6における特定時間の電圧に単独に依存させられる。結果的に、個々の駆動期中
に、圧電作動素子10は低減しつつある振幅における変動周波数において駆動さ
れる。この周波数はそれぞれの駆動期中、130キロヘルツと160キロヘルツ
の間を約11回掃引され、それと同時に駆動振幅は一旦低減する、ということが
理解されよう。
持し、その操作時間は、電池54がその電圧レベルを事前設定継続周期、すなわ
ち個々の休止期の最初の4秒間の内の3.3ボルトレベルにまでポンプにより設
定する能力をもつ限り継続される。ユニット50は、低電圧電池タイマー110
から成り、このタイマー110は操作パワー供給ユニット40の中の電圧検出回
路66の低電圧出力端子66bからの起動タイミング入力信号を受信するために
、そして電圧検出回路66の高電圧出力端子66aからの停止タイミング信号を
受信するために連結されている。このように、操作が供給電圧を3.3ボルトま
でポンプ作動を開始する時は何時でも、低電圧電池タイマー110のタイミング
操作が開始される。
ると、電圧検出器66の高電圧端子からの信号がタイミング作用を停止する筈で
ある。しかし、電池の劣化時に発生するように、もしもポンプ作用がより長時間
継続するならば、低電圧電池タイマー110は、出力端子110aで信号を発信
する。
に駆動スイッチ106の閉じる端子106aに適用される。これによりトランジ
スタを導電性状態に保持するために、3.3ボルト供給源に対して電界効果トラ
ンジスタ82のゲートを固定する。結果として、キャパシタ60と74の電圧は
取除かれ、電流は電界効果トランジスタ82を経て電池54から地面に引かれる
。この作用により電池の残余の寿命を強制的に取り除くのであり、その結果、電
池は、電池が劣化した場合にしばしば起こるような、電圧の僅かな量でも回復さ
せたいような事態における圧電作動素子10の突発的な操作ができなくなる。
低電圧アルカリ性電池を使用可能であること、及びこのアクチュエータの操作は
、もしも電池自身が消耗したとしても均一に維持されることが理解されよう。電
池が事前設定したレベルにまで劣化した場合、その操作を縮小して続けることを
せず、積極的に停止する。
いるが、本発明自体は図示の内容よりもずっと広範である。特に本発明は、電池
のパワーを用いるよりもむしろ従来の電力、すなわち壁面プラグを使用して駆動
される噴霧器と同様に、例えば片持ち梁及び/または増幅板のような圧電噴霧器
の別な形態に、等しく適用可能である。
て改変の可能性は当業者に容易になされるであろうことが理解されよう。この明
細書に示す回路構成は、最も明確に図解してあり、しかも本発明の重要概念につ
いて説明してある。
般的関係の図である。この回路盤は使用上、噴霧器の台座に取付けられ、この台
座は次に装飾的殻体状のハウジング、または容器(図示せず)の中に置かれ使用
される。台座盤211は図8に平面図で示すと共に、ハウジングは図示せず。装
飾的容器すなわちハウジングは、噴霧器の構成要素を保持し保護し、同時に消費
者に快適な外観を提供するのであれば、そして液体を噴霧状態で噴霧器カラ大気
中に通すことができるならば、適当などんな形態すなわち形状であってもよいと
いうことが理解される。このような事情から、噴霧器のハウジングは散布する液
体を使用する上で、そしてこの液体と接触する上で、何らかの種類の適当な材料
を高速成形することによって具合よく製造できる。
4によるか、または素子の振動を妨げない何らかの同様な適当な手段によって、
適当な位置に保持される。リング形状をした圧電素子202は、オリフィス板2
03を環状に囲む状態に配置され、しかも一緒に振動が伝わる状態にオリフィス
板のフランジに取付けられる。圧電素子は大体、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT
)またはメタニオブ酸鉛(PN)のような圧電セラミック材料から成るが、圧電
特性をもつ材料であれば何でもよい。
、好ましくは電気めっきしたニッケルとコバルト組成の材料がよく、この組成の
材料はフォトレジスト基板上に形成されていて、このフォトレジスト基板は次工
程において、従来技法によって取除かれるのであり、その後に均一な多孔質組織
をもつニッケルとコバルトの組成が残され、この組成の厚さは約10ミクロンな
いし約100ミクロン、好ましくは約20ミクロンないし約80ミクロン、さら
に好ましくは約50ミクロンである。オリフィス板にとって、他の適当な材料に
は、例えばニッケルとか、マグネシウム−ジルコニウム系合金、その他各種金属
、合金、複合材料あるいはプラスチックが、ここれらの適当な組合せ材料と同様
に利用可能である。電気めっきによってニッケルとコバルトの組成層を形成する
ことにより、フォトレジスト基板の外形をもつ多孔質組織が得られ、この組織に
おいては、出口側で約6ミクロン、入口側でもっと大きい直径の円錐形の孔を形
成することにより、透過性が得られる。オリフィス板はドーム型、すなわち中心
部分が若干持ち上っているが平坦から放物線形に変化する形状、あるいは半球形
、もしくはその他の性能を強化できる適当な形状であることが好ましい。このオ
リフィス板は、その中にある開口が実質的に同一の振動の振幅にこれからも露呈
され、それと同時に開口の直径方向に均一に分布している液体粒子を取除くこと
を保証するために、比較的高度な湾曲剛直性をもたねばならない。
てあるが、本発明はやはり、隔膜と接触する発振器と片持ち梁、ノズル、あるい
は液体粒子すなわち霧の散布に好適なオリフィス板から成る従来の圧電素子を用
いるのに適している。
の貯蔵と準備用の液体容器205である。図示のように、この容器は蓋208で
閉じてある。また図示にはバヨネットクリップ206があり、このものは図示せ
ず脱着自在な頂部蓋、すなわちキャップを保持するためにあって、容器の輸送と
貯蔵の場合に使用され、しかも容器を散布装置の中に置いて、その内容物を使用
したくなった場合には、容易に取除くことができる。蓋208から出ている瓶開
口209は液体供給手段207、芯すなわちドーム形液体供給媒体を突出させる
。便宜上、液体供給手段を芯として扱うが、この液体供給手段は、硬質毛細管シ
ステムから軟質多孔質芯に到るまで多数の形状の変わった材料から造ることがで
きる。芯の機能は、液体を容器205からオリフィス板に接触する位置までゆそ
うすることである。従って、芯は輸送される液体の影響を受けず、多孔質で、オ
リフィス板に順応させなければならない。芯の多孔質は芯の可撓性の全範囲に及
んで、しかも芯形状の如何を問わず、均一な液体流を充分提供しなければならな
い。オリフィス板表面に対して液体を最良な状態で輸送するには、液体をオリフ
ィス板に輸送するように芯自身がオリフィス板に物理的に接触する必要があるこ
とが分かっている。液体がオリフィス板に送給されるには、送給される液体の実
質的に全量が、表面張力によってオリフィス板表面に粘着しそして移動する、そ
のようなやり方によるのが好ましい。適切な芯用の材料の中で、我々が利用する
上で好ましいと思うような材料としては、紙、またはナイロン、木綿、ポリプロ
ピレン、ガラス繊維などがある。芯はその形状が、芯が併置されるオリフィス板
の表面に合致し、液体容器205の蓋208の瓶開口209の中にある芯ホルダ
ーすなわち芯位置決め装置210によって正しい位置に保持されることが好まし
い。液体は液体の粘度と表面張力の結果として芯からオリフィス板まで容易に流
れる。注意すべきことは、芯は液体の再供給ユニットの一体構成部分として含ま
れることを意図していて、この再供給ユニットは容器と、液体と、瓶の蓋と、芯
と、そして芯ホルダーすなわち芯の位置決め装置を、貯蔵ならびに輸送用のユニ
ットを封止する頂部蓋と同様に含んで成る、ということである。そのようなユニ
ットはかくして、消費者の都合により散布装置の中に好適に配置された散布装置
用の再充填瓶から成っている。この目的に対して、液体容器205は、頂部蓋す
なわちキャップを取除いた後、操作位置に固定するために台座211内の適当な
受入れ手段の中に挿入する取付け手段201と瓶の蓋208を有する。
202と、そしてオリフィス板203の間の組立て関係を示す。圧電素子202
は、例えばプリント配線盤201においては、グロメット204または圧電素子
の振動を拘束しない何らか適当な手段によって位置決めされる。本発明の好適な
実施態様においては、環状の圧電素子が、これと機械的連結をするオリフィス板
203を包囲する。オリフィス板は順番に芯207と接触し、そして容器205
からオリフィス板に向けて液体を散布させ、ここで表面張力の接触により液体の
移動が起こる。図示しないが、散布装置の台座ボールは、回路盤と液体容器とを
適当な位置に保持して、芯207をオリフィス板203と併置される位置に置く
ようにする。芯207は芯ホルダー210により蓋208の開口内に保持され、
この芯ホルダー210は可撓性芯207に自由度を与えて芯207の調節範囲を
設けるようにし、同時に芯尾部215が、容器205内の液体全量の完全活用を
保証する。この自由度により、芯のオリフィス板表面に対する自己調節が可能と
なり、製造上の条件変化に伴う位置の変動に対して補償をなし、そして容器から
オリフィス板表面に到る液体の移動に対する従順な送給手段を提供する。同業技
術の熟練者にとって明らかなように、図6,7に示すように、芯の高さは、図7
に示すように液体間隙214を変えるように調節可能であり、芯とオリフィス板
間の適切な接触程度を保証する。芯とオリフィス板間の関係を更に詳しく見るた
めに、図6の断面を拡大した詳細図である図7に注意を向けると、ループ形芯2
07があり、この芯はオリフィス板203と併置関係にあり、その結果液体間隙
214が生じていて、この間隙214内では移送される液体がオリフィス板と表
面張力接触をしている。図7には芯とオリフィス板とが実際に接触していない状
態が示してあるが、この間隙は単に図解用のものであり、オリフィス板203は
、液体の移送のためには実際には芯207に接触する。図示のように、蓋208
内の開口209を通る芯207の通路は、芯ホルダーまたは位置決め部品210
により制御される。図7はやはり、瓶の蓋208に対する脱着自在なキャップ(
図示せず)を保持するクリップ206と同様に、圧電素子202、オリフィス板
203及びオリフィス板フランジ212に対する装着用グロメット204を示す
。
ロメット204と、そして台座盤211との関係を示す平面図である。前に示し
たように、オリフィス板203と環状関係にある圧電素子202は、グロメット
204を用いて回路盤201の中の適当な位置に保持される。回路盤は、クリッ
プ217と位置決めブラケット218などの通常のやり方で台座盤211に装着
される。
示す。オリフィス板203はオリフィス板フランジ212を含む状態が示してあ
り、このフランジ212は次に、例えばエポキシ樹脂接着剤のような適当な取付
け手段213を用いて圧電素子202に取付けられている。芯207は、液体間
隙214を創出しながらオリフィス板203との部分的接触状態が示してあり、
この構成により散布される液体はオリフィス板に移送される。芯がやはり示して
あるが織物尾部215をもち、この尾部215は図示しない液体容器205の中
に伸びている。
盤201上の回路構成によって制御される。図10を参照すると、制御回路は特
定の一体構成回路(ASIC)300によって実施され、この回路300は電池
102からの電力を受ける。電池302は電荷ポンプ304に連結され、このポ
ンプ304は外部構成部品305と共に直流から直流への逓昇変換器として作用
する。電荷ポンプの操作はステート機械306によって制御され、このステート
機械306は、発振器308からタイミング信号を受取り、この発振器308は
、例えば電荷ポンプ304に適用される20MHzのクロック信号を発生する。
状態機械はまた、低電圧電池指示器回路310からの指示を受け取る。
対する入力信号A,B,Cを生ずる1組の3選択スイッチ312によって決めら
れる。選択スイッチ312からの状態機械入力端子は、個々のプルアップ抵抗3
13に連結され、これらのプルアップ抵抗313は、ステート機械306からの
イネーブル信号によって正の供給電圧Vccに選択的に接合される。このことが
、制御回路の不活動貴課間中に電池パワーを保存するために、電圧をプルアップ
抵抗313から断続させる。説明されると思うが、状態機械の操作は、圧電素子
202を駆動するための振幅と301周波数をもつライン314に出力信号を生
ずる。ライン314上の出力信号は出力駆動機構216を介して接合されて、A
SIC300の出力を生ずる。出力駆動機構216は、金属酸化物電界トランジ
スタ(MOSFET)316の導電性状態を制御し、このMOSFET316は
次いで電荷ポンプ304から圧電素子202への電流の流れを制御する。
な実施態様では応用特定集積回路におけるハードウェア回路構成を利用するが、
二者択一的に言って、マイクロプロセッサー及びその関連の回路構成のような、
プログラミング可能なデバイスによって実施が可能である。ステート機械306
は決定論理回路320をもっていて、この回路には選択機構入力A,B及びCが
適用される。決定論理回路306はやはり、圧電素子202を駆動する出力信号
に対する周期とデューティサイクルに関するデーターを選択的に含む記憶装置3
22,324に接触している。決定論理回路は適当な周期とデューティサイクル
値とをそれぞれ記憶装置322,324にから選択し、これらをそれぞれ周波数
計数器326と振幅計数器328の予荷重入力に移送する。これらの計数器32
6,328は発振器308からクロック信号を受け取り、そして決定論理回路3
20からの信号により使用可能にされる。この後説明すると思うが、周波数計数
器326がカウントダウンして零になると、PERIODと指示した出力パルス
を生じ、このPERIODはフリップフロップ回路330のセットに適用される
。同様に、振幅計数器328が零に達すると、フリップフロップ回路330のリ
セット入力であるDUTY信号を生ずる。このフリップフロップ回路は決定論理
回路320からの信号により作動可能となり、ライン314に出力信号を生ずる
。
に振幅と周波数の変調を利用し、このようにして可搬式の電池操作による散布装
置を提供して、エヤートレフナーまたは殺虫剤の用途に連続使用される。この回
路構成は比較的低電圧の電池302を用いる操作時間の延長を可能とし、構成要
素の送給速さの1範囲を提供する。この回路は間欠的デューティサイクルを利用
する振幅と周波数の変調により圧電素子202を駆動する。電気回路はプログラ
ミングが可能であり、そして1時間当たりミリグラム単位の精密な噴霧化送給速
さを設定するのに用いられる。これは選択スイッチ312によって達成されるの
であり、この選択スイッチはサイクル間の空き時間の調節を使用者にさせること
になり、このようにして、強度と有効性の比率の値は、個人の好みと個々に異な
る室の大きさによって所望のレベルに変更する。噴霧器の性能は圧電素子102
の励起電圧に直接関係する。しかし、電圧を上げると、噴霧器は電池エネルギー
が限定されて効率が劣化するということがやはり発見されている。従って、高い
レベルから低いレベルに励起電圧の振幅を変えることにより、低減した効率には
まり込むことなしに、送給性能が強化された。この結果は、「高性能」方式で噴
霧化を立ち上げる瞬間的な高レベルの励起によって得られるものである。その後
は、性能のこのレベルを維持するには、低レベルの励起が単に必要となるだけで
ある。
のような、回路構成及び噴霧器構成要素の中の製造上の相違によると信じられて
いるところにより、ユニットからユニットに変動するということを見いだしてい
る。この現象は事前設定範囲を通して励起周波数を掃引して、ユニットからユニ
ットへの変動を補償することにより解決できる。
る構成要素の定常的な送給を提供することである。この回路構成は、圧電素子2
02を脈動させるために充分な電荷を蓄積する部分318を含む。電池電圧が劣
化すると、この回路は、適正量のエネルギーが確実なポンプ作動に活用できるよ
うに保証をする。回路がもはや適正なエネルギーを提供できなくなる点まで、電
池電圧が下がると、この回路構成はこのユニットを停止する。このように、この
回路構成は電池302の電荷の状態には関係なく、一定の出力送給を提供する。
電池電圧が下がって一定の送給出力が出来なくなる点に達すると、噴霧器は停止
する。
その操作時間の大部分を費やす。休止状態においては、発振器308からの信号
は、ステート機械306の決定論理回路320の中のタイマーを駆動している。
この休止期中は、状態機械のライン314にある出力信号は低い論理レベルであ
り、そのために圧電素子102を不活性にする。休止状態の周期は比率選択スイ
ッチ312及びステート機械306に対する特別な入力A,B及びCを設定する
ことにより決められる。スイッチの設定方法と得られる信号A,B及びCとの関
係を表Aに示す。
るいは低電圧電池回路240が、電池302の電荷が正常操作が不可能な点まで
下がったことを検出する場合には、変調シーケンスが実施できず、噴霧器は不作
動状態になる。
いると、短い出力信号を発信し、あるいは圧電素子102を駆動する。ステート
機械306は、周波数範囲及び振幅範囲を掃引する圧電素子を駆動する信号を発
する。好適な実施態様においては、19個の振幅値がデューティサイクル表32
2に記憶され、40個の周波数値が周期表に記憶される。決定論理回路320に
は内蔵タイマーがありこのタイマーは26.2マイクロセカンド毎に振幅値と周
波数値とを表の回収される次のセットに入れ、そして2つの計数器326,32
8に負荷される。分離している振幅値と周波数値の数は異なるので、所定の周波
数が圧電素子102を駆動するために周期的に使用されるのでその振幅がやはり
変動するように、振幅は変化する。この概念は図12に示してあり、この図では
、周波数は周期表322の40個の値(135KHz〜155KHz)について
掃引するので、振幅はデューティサイクル表324からの19個の値を経て掃引
される。注意すべきことは、40は19によって割り切れないので、周波数掃引
を繰り返す場合は、第1周波数(135KHz)は振幅値を3個もつということ
である。
を作動させて実施される。計数器326と328は出力ライン314の交代信号
の周期ならびにデューティサイクルを制御する。根本的に、2基の8ビット予荷
重可能計数器326と328は、発振器308によって発せられた20MHzク
ロック信号を、2つの表322と324からの値によって分割し、出力信号の周
期とデューティサイクルを制御する。周波数計数器は20MHzクロック信号を
、135KHzと155KHz間の値に下げて分割する。26.2マイクロセカ
ンド毎に決定論理回路は、周期表322からの次の周波数値を得て計数器をリセ
ットし、そしてこの値を予荷重計数ラインを経て周波数計数器326に負荷する
。この負荷は適当なカウントダウン値により計数器326に再負荷する。
器328に負荷される。デューティサイクル値はライン314の出力信号のパル
ス幅を1.4マイクロセカンドと5.0マイクロセカンドの間の値に変える。こ
のデューティサイクルは出力信号の振幅を制御し、周期が長引けば一層大きい振
幅が得られる。
16を経て適用されパワーMOSFET316の導電状態を制御する。計数器3
26と328はフリップ/フロップ314の操作を制御し、このフリップ/フロ
ップ314は矩形波形出力信号を生じ、この矩形波形出力信号は、2基の計数器
326と328によって決められるように、また図12の340と344に示す
ように、周波数とデューティサイクルを変える。
てきたが、本発明は開示した実施態様に限定するものではないことを理解すべき
である。その反対に、本発明は添付の特許請求の範囲のもつ思想と範囲に収まっ
ている各種改変ならびに等価の構成を覆うことを意図するものである。以下の特
許請求の範囲は、あらゆるこのような改変ならびに等価の形態や機能を包括する
ように最も広範な解釈に適うものである。
香水もしくは殺虫剤などを、所定の如何なる環境に対しても、長周期にわたって
自動散布するために使用可能であり、この散布作業は、噴霧器(ディスペンサ)
を駆動する電池の使用寿命を超えて、散布する雰囲気に対して等量の液体を均一
に散布するという利点ををもっている。更に、噴霧器は電池の再充電と交換によ
って思いのままに再使用可能であり、そのため、使用者は散布液体を所望の通り
変更することができるのであり、付加的な利点として、使用者個人の好み、有効
性もしくは室の広さに対して所望のレベルに散布液体の量を変えて噴霧化の強度
すなわち効果を所望のレベルに調節可能である。
ある。
ある。
図である。
た断面図である。
上面図である。
略化した断面図である。
Claims (47)
- 【請求項1】 噴霧化される液体が供給されるオリフィス板が振動して、そ
の表面から前記液体を、細かい液体粒子の形式で運ぶタイプの振動性液体噴霧器
を動作させる方法であって、 前記液体の噴霧化を起こすために、最初に、比較的に大きい振幅で前記オリフ
ィス板を振動させる工程と、 その後、前記噴霧化を持続させる程度の比較的に小さい振幅で前記オリフィス
板を振動させる工程と、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 比較的に小さい振幅で前記オリフィス板を振動させた後で、
所定の期間の間、前記オリフィス板の振動を終了させ、その後、さらに大きい振
幅で、次にさらに小さい振幅で前記オリフィス板を振動させる工程を繰り返すこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記オリフィス板を振動させる前記工程が、時間とともに概
ね指数関数的に減少する振幅で前記オリフィス板を振動させることで実行される
ことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記オリフィス板を振動させる前記工程の間、振動数が、前
記オリフィス板を含む振動システムの固有共振振動数の倍振動を含む振動数範囲
にわたって変えられることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記工程を実行している間、前記振動数範囲にわたって、振
動数が数回、掃引されることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 圧電作動素子が、交流電圧により付勢されて、膨張、収縮し
、それにより、噴霧化される液体が供給されるオリフィス板を振動させて、前記
オリフィス板の振動が、前記液体を噴霧化して、前記オリフィス板から前記液体
を、エアロゾル化した細かい液体粒子の形式で噴出させるようにするタイプの圧
電振動性液体噴霧器を動作させる方法であって、 前記液体の噴霧化を起こすために、最初に、高い交流電圧を前記圧電作動素子
に印加して、前記圧電作動素子に、大きい振幅でオリフィス板を振動させる工程
と、 その後、前記噴霧化を持続させるために、さらに低い交流電圧を前記圧電作動
素子に印加する工程と、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項7】 高い交流電圧を印加し、その後、さらに低い交流電圧を印加
する前記工程が、後に休止期が続く駆動期の間に一回実行されることと、前記工
程が、前記休止期の後に続く駆動期の間、繰り返されることを特徴とする請求項
6記載の方法。 - 【請求項8】 最初に高い交流電圧を印加し、その後、さらに低い交流電圧
を印加する前記工程が、前記圧電作動素子に、最初は高いが、概ね指数関数的に
低下する交流電圧を印加することで実行されることを特徴とする請求項6記載の
方法。 - 【請求項9】 前記オリフィス板を含む振動システムの固有共振振動数の倍
振動を含む振動数範囲にわたって前記交流電圧の周波数を変える工程を、駆動期
の間に、さらに含むことを特徴とする請求項7記載の方法。 - 【請求項10】 前記交流電圧の周波数を変える工程が、前記駆動期の間に
、数回、前記振動数範囲にわたって前記交流電圧の周波数を前後に掃引すること
で実行されることを特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 最初に高い交流電圧を印加し、その後、さらに低い交流電
圧を印加する工程が、連続する駆動期の合間の期間中にコンデンサを充電し、前
記駆動期の間に前記コンデンサを放電させ、前記駆動期の間に前記コンデンサの
両端の電圧に相当する交流電圧を発生させ、前記交流電圧を前記圧電素子に印加
することにより、実行されることを特徴とする請求項7記載の方法。 - 【請求項12】 最初に高い交流電圧を印加し、その後、さらに低い交流電
圧を前記圧電作動素子に印加する工程が、他端が前記圧電作動素子に接続されて
いるコイルの一端に減少直流電圧を印加し、同時に、前記コイルのうち、前記一
端にもっとも近い小さい方の部分を、各駆動期の間に、高いレートにて高速でア
ースに接続し、アースから切り離すことにより、実行されることを特徴とする請
求項7記載の方法。 - 【請求項13】 前記高速の接続と切離しが、前記オリフィス板と前記圧電
アクチュエータを含むシステムの固有共振振動数の倍振動を含む可変レートにて
実行されることを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 前記コイルの前記部分をアースに接続する期間が、互いに
等しいことと、前記コイルの前記部分をアースから切り離す期間が様々であるこ
とを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項15】 最初に高い交流電圧を印加する工程には、電池を、コイル
とダイオードを通じてコンデンサに接続して、前記コイルと前記ダイオードの間
の一点を次々にアースに接続し、アースから切り離して、前記電池の電圧よりも
高い調整電圧まで前記コンデンサを充電する工程が含まれることを特徴とする請
求項7記載の方法。 - 【請求項16】 前記コンデンサを充電するのに必要な期間が、駆動期を大
幅に超えることを特徴とする請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 接続し、切り離す前記工程が、各休止期の後で開始されて
、所定の駆動期の間、続くことを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項18】 前記コイルと前記ダイオードの間の前記一点をアースに接
続し、アースから切り離す期間の長さを決め、また所定の期間を超える前記期間
に応じて、前記電池をアースに接続して、その電池を完全に放電させる工程をさ
らに含むことを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項19】 所定の期間を超える前記接続および切離しに応じて、前記
圧電作動素子に交流電圧をさらに印加するのを防止する工程をさらに含むことを
特徴とする請求項18記載の方法。 - 【請求項20】 オリフィス板と、 噴霧化される液体を前記オリフィス板に供給するようになっている液体導管と
、 液体の噴霧化を起こすために、最初に、駆動期の間、大きい振幅で前記オリフ
ィス板を振動させ、その後、同一駆動期の間、前記噴霧化を持続させる程度の比
較的に小さい振幅で前記オリフィス板を振動させる目的で連結された振動アクチ
ュエータと、 を備えることを特徴とする振動性液体噴霧器。 - 【請求項21】 前記振動アクチュエータには、前記駆動期後に、所定の期
間の間、前記オリフィス板の振動を終了させ、その後、大きい振幅で、次にさら
に小さい振幅で前記オリフィス板を振動させる工程を繰り返すコントローラが含
まれることを特徴とする請求項20記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項22】 前記コントローラが、前記駆動期の間、時間とともに概ね
指数関数的に減少する振幅で前記オリフィス板を振動させるように構成されてい
ることを特徴とする請求項21記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項23】 前記オリフィス板を含む振動システムの固有共振振動数の
倍振動を含む振動数範囲にわたって振動数が変わるようなやり方で前記オリフィ
ス板を振動させる目的で連結された振動数掃引要素が前記コントローラに含まれ
ることを特徴とする請求項21記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項24】 前記振動数掃引要素が、前記駆動期の間、前記振動数範囲
にわたって、振動数を数回、掃引させるように構成されていることを特徴とする
請求項23記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項25】 振動するように装架されたオリフィス板と、 オリフィス板が振動しているときに前記オリフィス板に液体を供給するように
なっている液体供給導管と、 圧電作動素子が膨張し、収縮するときに前記オリフィス板を振動させる目的で
、前記オリフィス板に結合された前記圧電作動素子と、 駆動期の間、前記圧電作動素子に交流電圧を供給して、前記圧電作動素子を膨
張させ、収縮させ、それにより前記オリフィス板を振動させて、前記液体を噴霧
化し、前記液体を、エアロゾル化した細かい液体粒子の形式で吐き出すようにす
る目的で接続された電力供給システムであって、前記液体の噴霧化を起こすため
に、最初に前記圧電作動素子に高い交流電圧を印加して、前記圧電作動素子に、
大きい振幅で前記オリフィス板を振動させ、その後、前記噴霧化を持続させるた
めに、さらに低い交流電圧を前記圧電作動素子に印加する目的で接続された回路
を含む電力供給システムと、 を備えることを特徴とする振動性液体噴霧器。 - 【請求項26】 前記駆動期後の休止期の間に前記アクチュエータへの交流
電圧の印加を終了し、その後、引き続く駆動期の間に、前記アクチュエータへの
交流電圧の印加を再開するように接続され、かつ仕組まれたタイマおよびスイッ
チが、前記電力供給システムに含まれることを特徴とする請求項25記載の振動
性液体噴霧器。 - 【請求項27】 最初は駆動期の始まりに高いが、前記駆動期中は概ね指数
関数的に低下する電圧を供給できる電圧供給回路が前記電力供給システムに含ま
れることを特徴とする請求項26記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項28】 前記オリフィス板を含む振動システムの固有共振振動数の
倍振動を含む振動数掃引範囲を有する可変周波数発振回路が前記電力供給システ
ムに含まれることと、前記発振回路が、可変周波数信号を前記加動素子に印加す
る目的で接続されることを特徴とする請求項25記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項29】 前記可変周波数発振器の振動数掃引レートが、前記駆動期
の間に、数回、前記振動数範囲にわたって前記交流電圧の周波数を前後に掃引す
るようなものであることを特徴とする請求項28記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項30】 前記電力供給システムが、電荷供給コンデンサと、連続す
る駆動期の合間の期間中に前記電荷供給コンデンサを再充電する目的で接続され
た充電回路およびタイミング回路とを含み、また前記電荷供給コンデンサが、前
記駆動期の間に前記圧電アクチュエータに駆動電圧を供給しながら放電する目的
で接続され、さらに交流電圧発生回路を含んで、前記駆動期の間に前記コンデン
サの両端の放電電圧に相当する交流電圧を発生させ、また前記交流電圧を前記圧
電素子に印加することを特徴とする請求項25記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項31】 一端が減少電圧源に接続され、また他端が前記圧電アクチ
ュエータに接続されているコイルと、前記コイルのうち、前記一端にもっとも近
い小さい方の部分を、各駆動期の間に、高いレートにて高速でアースに接続し、
アースから切り離す目的で接続されたスイッチング回路とが前記電力供給システ
ムに含まれることを特徴とする請求項25記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項32】 周波数が、前記オリフィス板と前記圧電アクチュエータを
含むシステムの固有共振振動数を含む可変レートにて前記高速の接続と切離しを
実行するものである発振器により動作させる目的で、前記スイッチング回路が接
続されていることを特徴とする請求項31記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項33】 前記スイッチング回路が、前記の接続と切離しを適正なパ
ターンに従わせて、前記コイルの前記部分をアースに接続する期間が互いに等し
くなるようにしていることと、前記コイルの前記部分をアースから切り離す期間
が様々であることを特徴とする請求項31記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項34】 前記電力供給システムが、電池、コイル、電荷供給コンデ
ンサに電流を供給する目的で接続された互いに直列接続のダイオードとコンデン
サ、前記コイルと前記ダイオードの間の一点から接続されたスイッチ、および、
前記電荷供給コンデンサの電圧が、第1のさらに低い電圧よりも降下すると、次
々と前記スイッチを開閉し、また前記電荷供給コンデンサの電圧が、第2のさら
に高い電圧を超えると、前記スイッチを開放しておく目的で接続されたスイッチ
動作回路を含むことを特徴とする請求項25記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項35】 前記コイルと前記電荷供給コンデンサの大きさを適正に選
んで、振動性液体噴霧器の駆動期を大幅に超える期間にわたって前記電荷供給コ
ンデンサの充電が続くようにしていることを特徴とする請求項34記載の振動性
液体噴霧器。 - 【請求項36】 前記コイルの小さい方の部分を高速で接続し、切り離す目
的で接続された前記スイッチング回路が、各休止期の後で始動し、また所定の駆
動期の間続くようになっていることを特徴とする請求項31記載の振動性液体噴
霧器。 - 【請求項37】 前記スイッチの前記連続する開閉の期間を測定し、また所
定の期間を超える前記期間に応じて、前記電池をアースに接続して前記電池を完
全に放電させる目的で接続されたタイマが、前記電力供給システムにさらに含ま
れることを特徴とする請求項34記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項38】 前記スイッチの、所定の期間を超える前記開閉の期間に応
じて動作させるようになっていて、動作すると前記加動素子への交流電圧の供給
を終了させるように接続されている別のスイッチをさらに含むことを特徴とする
請求項37記載の振動性液体噴霧器。 - 【請求項39】 液体を供給するのに適した噴霧器であって、 供給される液体を入れるための室と、 前記液体と振動連通している圧電素子と、 前記圧電素子を駆動する被変調信号を提供するのに適した回路と、 を備えることを特徴とする噴霧器。
- 【請求項40】 前記信号が振幅変調できることを特徴とする請求項39記
載の噴霧器。 - 【請求項41】 前記信号振幅が、大きいレベルから小さいレベルまで様々
であることを特徴とする請求項40記載の噴霧器。 - 【請求項42】 前記信号振幅が、所定の値に基づいて変調できることを特
徴とする請求項40記載の噴霧器。 - 【請求項43】 前記信号が周波数変調できることを特徴とする請求項39
記載の噴霧器。 - 【請求項44】 前記信号周波数が、所定の値に基づいて変調できることを
特徴とする請求項43記載の噴霧器。 - 【請求項45】 液体を噴霧化する方法であって、噴霧化される液体、前記
液体用の容器、前記液体を振動させる圧電素子、前記圧電素子が被変調信号によ
り駆動される改良を提供する工程を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項46】 前記信号が振幅変調されることを特徴とする請求項45記
載の方法。 - 【請求項47】 前記信号が周波数変調されることを特徴とする請求項45
記載の方法。
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