JPH0638871Y2 - コンテナスプレッダの緩衝装置 - Google Patents

コンテナスプレッダの緩衝装置

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JPH0638871Y2
JPH0638871Y2 JP4648289U JP4648289U JPH0638871Y2 JP H0638871 Y2 JPH0638871 Y2 JP H0638871Y2 JP 4648289 U JP4648289 U JP 4648289U JP 4648289 U JP4648289 U JP 4648289U JP H0638871 Y2 JPH0638871 Y2 JP H0638871Y2
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JP
Japan
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container
shock absorber
pad
spreader
spring
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Application number
JP4648289U
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JPH02137399U (ja
Inventor
正博 太田
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンテナ荷役に使用されるコンテナスプレッ
ダの緩衝装置に関する。
[従来の技術] 左右二本のツイストロックによってコンテナを吊下げる
形式のコンテナスプレッダにおいては、スプレッダ本体
の前面下部によってコンテナを受承する。したがって、
かかるコンテナスプレッダでは、コンテナ荷役の際にコ
ンテナの損傷を防止する必要がある。
従来、かかる必要性の下、複数個のパッドを下部横桁に
所定間隔隔ててボルト等によって固定する技術が知られ
ている。ところが、ツイストロックをもつスプレッダフ
レームがコンテナを吊上げる時又はコンテナを外す時に
たわんだり、ツイストロックと係合穴との間隙によって
コンテナが揺れたりして、コンテナは垂直面内で移動す
る。このとき、コンテナを受承するパッドが固定された
従来のものでは、コンテナが移動してもパッドが移動で
きないため、コンテナがパッドと摺接する。また、コン
テナ荷役の際にパッドのみがコンテナと接触して摺接す
る場合もある。このような場合に、パッドが早期に摩耗
するという不具合があった。このため、実開昭62-59698
号公報には、コンテナの受承及び損傷防止を図るパッド
の早期摩耗を防止すべく、パッドを垂直面内で移動可能
とした緩衝装置が提案されている。この緩衝装置は、ス
プレッダ本体の下部横桁に凹部を設けてパッド等を組込
むものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記実開昭62-59698号公報開示の緩衝装置は、コンテナ
スプレッダに容易に装備することができないため、製造
面及び管理面で不具合を有していた。
すなわち、この緩衝装置は、スプレッダ本体の下部横桁
に凹部を設けてパッド等を組込むことにより装備しなけ
ればならないため、メーカにあっては設計変更を必要と
し、その装備位置や装備数も下部横桁の強度の点から制
限される。また、ユーザにあっても既販のコンテナスプ
レッダに緩衝装置の装備を希望する場合に、そのコンテ
ナスプレッダを大幅に改造しなければならなかったり、
装備不能であったりする。さらに、この緩衝装置は、パ
ッドが劣化した場合等に必要なパッド交換の際にも、特
殊な工具をもって緩衝装置全体を分解しなければならな
いため、保守点検が面倒である。
本考案は、コンテナ荷役の際のコンテナの受承、損傷防
止及びゴムパッドの早期摩耗防止を図る緩衝装置を、容
易に装備可能とすることを解決すべき技術課題とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るコンテナスプレッダの緩衝装置は、上記課
題解決のため、コンテナスプレッダの下部横桁と整合す
る断面コ字状の抱持部を備えた主体部と、該主体部の前
面に垂直面内での移動可能に支承され、常にはばねの付
勢力によって復元位置に保持されるパッドとを含んでユ
ニット化するという新規な構造を採用している。
[作用] 本考案に係るコンテナスプレッダの緩衝装置は、コンテ
ナスプレッダの下部横桁と整合する断面コ字状の抱持部
を備えた主体部を含んでユニット化されているため、コ
ンテナスプレッダに装備するに際して、抱持部を下部横
桁に取付けるのみである。このため、この緩衝装置は、
下部横桁に複雑な加工を施す必要がない。
また、この緩衝装置は、主体部の前面に垂直面内での移
動可能に支承され、常にはばねの付勢力によって復元位
置に保持されるパッドを含むため、スプレッダフレーム
がコンテナを吊上げる時又はコンテナを外す時にたわん
だり、ツイストロックと係合穴との間隙によってコンテ
ナが揺れたりしてコンテナが垂直面内で移動しても、ま
た、コンテナ荷役の際にパッドのみがコンテナと接触し
ても、コンテナを受承するパッドがばねの付勢力によっ
てコンテナとともに移動し、パッドはコンテナと摺接し
ない。このため、この緩衝装置は、コンテナの受承及び
損傷防止を図りつつパッドの早期摩耗防止を図ることが
できる。
[実施例] 以下、本考案を具体的にした実施例を第1〜4図を参照
しつつ説明する。
第4図に示すように、本実施例の緩衝装置Aは、フォー
クリフトFに装着されたコンテナスプレッダSに装備さ
れる。フォークリフトFの前部には前後傾可能に直立し
たマストF1が設けられており、このマストF1には昇降可
能なリフトブラケットF2が設けられている。リフトブラ
ケットF2に取付けられるコンテナスプレッダSは、リフ
トブラケットF2に固定される縦向きの矩形枠状をなすス
プレッダ本体S1と、このスプレッダ本体S1の上部に形成
される左右方向に延在可能なスプレッダフレームS2とか
らなる。スプレッダフレームS2の左右両端部には、第3
図に示すように、水平回動可能でコンテナCの係合穴
(図示せず)と係脱可能なコンテナ吊上げ用のツイスト
ロックS22が設けられている。スプレッダ本体S1の前面
下部に位置する下部横桁S11には、本実施例に係るユニ
ット化された複数の緩衝装置Aが各々所定間隔隔てて縦
桁S12の間に装備されている。以下、この緩衝装置Aに
ついて説明する。
この緩衝装置Aは、下部横桁S11に支承される主本体6
と、この主体部6の前面に支承されるゴムパッド52とを
含んでユニット化されたものである。すなわち、第1図
に示すように、下部横桁S11には、長尺状であって下部
横桁S11の長さ方向に続くU字形のガイド31をもつ一対
のガイド部材3がボルト3aによって固定される。ガイド
部材3の一方(図中上方)は、その前面(コンテナC
側)の両端に、互いに近づく方向に伸長された水平移動
ばね32の一端を保持するスプリングブラケット33が前方
に突出して設けられている。両ガイド部材3のさらに前
方には横桁S11と整合する断面コ字形の抱持部4が設け
られている。この抱持部4は、第2図にも示すように、
両端部が上方向及び下方向に屈曲されてフランジ41とさ
れており、このフランジ41がガイド部材3のガイド31内
を摺動可能に保持されることにより抱持部4が移動可能
とされる。また、抱持部4の上面両端には、上方向に突
出して設けられたスプリングブラケット44がピン42を保
持し、このピン42には二つの上下移動ばね43が挿通され
ている。このスプリングブラケット44は、前記水平移動
ばね32の他端と係止される。また、ピン42の斜め上方に
は上下移動ばね43の一端を係止する棒状のスプリングス
トッパ45が取付けられている。さらに、抱持部4の前面
縁部には、互いに近づく方向でL字状に屈曲された二つ
のガイドレール46が取付けられている。本実施例では、
これらガイド部材3、抱持部4を主体部6としている。
この主体部6の前面にはゴムパッド52が支承される。す
なわち、抱持部4の前面と両ガイドレール46の内面との
間には、板状のパッドブラケット51が収納され、かかる
パッドブラケット51の前面にゴムパッド52が固着されて
いる。パッドブラケット51の背面上部には、二つの取手
53が取付けられており、かかる取手53に前記上下移動ば
ね43の他端が係止される。なお、スプリングブラケット
44と一つの取手53との間にはパッドブラケット51の脱落
防止のためのチェーン54が設けられる。
この緩衝装置Aは、第1図に示すように、まずピン42に
上下移動ばね43を備えた抱持部4を下部横桁S11に緩く
はめる。かかる後に二つのガイド部材3を抱持部4のフ
ランジ41へ緩くはめこみ、ボルト3aで下部横桁S11に固
着する(第1図中、矢印P)。このとき、ガイド部材3
の水平移動ばね32をスプリングブラケット44に係止する
(第1図中、矢印Q)。ついで、抱持部4のガイドレー
ル46にパッドブラケット51を緩くはめ、二つの取手53に
上下移動ばね43を係止する。また、チェーン54を取付け
る。
このように本実施例の緩衝装置Aは、コンテナスプレッ
ダSの下部横桁S11と整合する断面コ字状の抱持部4を
備えた主体部6を含んでユニット化されているため、コ
ンテナスプレッダSに装備するに際して、抱持部4を下
部横桁S11に取付けるのみである。このため、この緩衝
装置Aは、下部横桁S11に複雑な加工を施す必要がな
い。
この緩衝装置Aでは、抱持部4のフランジ41がガイド部
材3のガイド31内を摺動することにより、抱持部4がそ
の内側を摺動させて下部横桁S11上を水平方向に摺動可
能とされるとともに、常には水平移動ばね32の付勢力に
よって水平復元位置に保持される。また、パッドブラケ
ット51がガイドレール46に案内されて上下方向に摺動可
能とされるとともに、常には上下移動ばね43の付勢力に
よって垂直復元位置に保持される。
したがって、この緩衝装置Aは、スプレッダフレームS2
がコンテナCを吊上げる時などにたわんでコンテナCと
ゴムパッド52とが接触したまま下方にゴムパッド52を引
く力が加わった場合、上下移動ばね43の反力を受けなが
らパッドブラケット51の取手53が抱持部4の上面に当た
るまでパッドブラケット51が移動する。この分ゴムパッ
ド52が移動できる。
また、スプレッダフレームS2がコンテナCを外す時など
にたわみの反力でコンテナCとゴムパッド52とが接触し
たまま上方にゴムパッド52を引く力が加わった場合、上
下移動ばね43の反力を受けながらパッドブラケット51が
移動する。この分ゴムパッド52が移動できる。
さらに、ツイストロックS22と係合穴との間隙等によっ
てコンテナCが揺れてコンテナCとゴムパッド52とが接
触したまま水平方向にゴムパッド52を引く力が加わった
場合、水平移動ばね32の反力を受けながら抱持部4のス
プリングブラケット44がガイド部材3のスプリングブラ
ケット33に当たるまで移動する。この分ゴムパッド52が
移動できる。
コンテナ荷役の際にゴムパッド52のみがコンテナCと接
触して摺接する場合も上記と同様である。
このため、本実施例の緩衝装置Aは、コンテナCの受承
及び損傷防止を図りつつ、ゴムパッド52の早期摩耗が防
止される。
なお、上記実施例では水平移動と上下移動とが可能な構
成としたが、水平移動がさほど必要でない場合には上下
移動のみでコンテナ荷役を行うべく上記抱持部4のみを
下部横桁S11に取り付けた構成とすることもできる。
[効果] 以上、詳述したように、本考案に係るコンテナスプレッ
ダの緩衝装置は、下部横桁と整合する抱持部を備えた主
体部と、この主体部の前面に垂直面内での移動可能に支
承され、常にはばねの付勢力によって復元位置に保持さ
れるパッドとを含んでユニット化されたため、コンテナ
荷役の際に生じるコンテナの損傷及びゴムパッドの早期
摩耗を防止できるとともに、容易に装備できるものであ
る。
このため、本考案の緩衝装置は、メーカにあっては設計
変更を必要とせず、その装備位置や装備数も強度の点か
ら制限されない。また、ユーザにあっても既販のコンテ
ナスプレッダに容易に緩衝装置を装備することができ
る。さらに、この緩衝装置は、パッドが劣化した場合等
に必要なパッド交換の際にも、特殊な工具をもって緩衝
装置全体を分解する必要がなく、保守点検を容易にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案に係るコンテナスプレッダの緩衝装
置を示し、第1図は一部分解した斜視図、第2図は断面
図、第3図は緩衝装置を装着したフォークリフトの正面
図、第4図は同側面図である。 S……コンテナスプレッダ、A……緩衝装置 S11……下部横桁、4……抱持部 32……水平移動ばね、43……上下移動ばね 52……ゴムパッド、6……主体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナスプレッダの下部横桁と整合する
    断面コ字状の抱持部を備えた主体部と、該主体部の前面
    に垂直面内での移動可能に支承され、常にはばねの付勢
    力によって復元位置に保持されるパッドとを含んでユニ
    ット化されたことを特徴とするコンテナスプレッダの緩
    衝装置。
JP4648289U 1989-04-20 1989-04-20 コンテナスプレッダの緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0638871Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4648289U JPH0638871Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 コンテナスプレッダの緩衝装置

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Publication Number Publication Date
JPH02137399U JPH02137399U (ja) 1990-11-15
JPH0638871Y2 true JPH0638871Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31561599

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