JPH0638862U - 洋包丁 - Google Patents

洋包丁

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JPH0638862U
JPH0638862U JP8028592U JP8028592U JPH0638862U JP H0638862 U JPH0638862 U JP H0638862U JP 8028592 U JP8028592 U JP 8028592U JP 8028592 U JP8028592 U JP 8028592U JP H0638862 U JPH0638862 U JP H0638862U
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JP
Japan
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handle member
blade root
blade
handle
root portion
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Pending
Application number
JP8028592U
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English (en)
Inventor
弘 石田
Original Assignee
石田工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リベット等の締結部材を用いることなく、刃本
体の刃根部の柄部材に対してワンタッチで取付けること
ができ、部品点数および組付け工数の低減を図る。 【構成】刃本体3と柄部材4とからなる洋包丁であっ
て、刃本体3の刃根部2内端に係止片2cを一体形成す
る一方、柄部材4は同部材4の長手方向に二つ割に形成
された第一柄部材と第二柄部材9とを接着固定して構成
され、これら第一および第二の各柄部材9の合わせ部に
刃根部2を挿入する挿入溝10と、係止片2cを係合す
る係合舌片11とを形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、金属製の刃本体と木材製の柄部材とから成る調理用刃物 としての洋包丁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の洋包丁としては、例えば、図6に示す如き構造のものがある。 すなわち、黒檀(カキノキ科の常緑高木)等の硬い木材により柄部材61を構成 し、この柄部材61の柄頭62からその長手方向中央に所定長さだけ切込み部6 3を形成し、この切込み部63に刃本体64の刃根部65を配設し、リベット6 6,66等の締結部材を用いて上述の刃根部65を柄部材61に固定した構造の 洋包丁である。
【0003】 しかし、このような従来構造の洋包丁においては次の如き問題点があった。つ まり、上述のリベット66はその先端部が筒軸状の第1リベット67と、その先 端部が中実状の第2リベット68とからなる2ピース構造のものを用いる関係上 、柄部材61に対しては左右の穴あけ加工が必要であり、刃本体64の刃根部6 5に対してはリベット配設孔と一致する位置に穴あけ加工が必要であり、加工工 数および組付け工数が共に大となる問題点があった。
【0004】 加えて、上述の2ピース構造のリベット66を要する関係上、部品点数が大と なるうえ、柄部材61が経年変化により痩せてくるため、この洋包丁を用いての 調理時に上述のリベット66が手に引っ掛り、違和感が生ずる問題点を有してい た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、リベット等の締結部材を用いることなく、刃本体の刃根部を柄部 材に対してワンタッチで取付けることができ、部品点数および組付け工数の低減 を図ることができる洋包丁の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、刃本体と柄部材とからなる洋包丁であって、上記刃本体の刃根部 内端に係止片を一体形成する一方、上記柄部材は同部材の長手方向に二つ割に形 成された第一柄部材と第二柄部材とを接着固定して構成され、これら第一および 第二の各柄部材の合わせ部に上記刃根部を挿入する挿入溝と、上記係止片を係合 する係合舌片とを形成した洋包丁であることを特徴とする。
【0007】
【考案の効果】
この考案によれば、刃本体の刃根部を、第一柄部材と第二柄部材とが接着固定 された柄部材の挿入溝に対して、その柄頭側の開口端から内方へ圧入すると、刃 根部内端の係止片が柄部材の係合舌片に係止するので、従来構造のようなリベッ ト等の締結部材を何等用いることなく、刃本体の刃根部を柄部材に対してワンタ ッチで取付けることができ、この結果、部品点数および組付け工数の低減を図る ことができる効果がある。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は洋包丁を示し、図1、図2において、この洋包丁は刃1と刃根部2とを 有する刃本体3と、柄部材4と、この柄部材4の柄頭外周に取付けた口金部材5 とを備えている。ここで、上述の刃本体3は肉厚が約2mmのステンレス板から構 成され、上述の柄部材4は合板により構成され、上述の口金部材5はステンレス 、樹脂もしくは黄銅(CuとZnの合金)等により構成される。
【0009】 上述の刃根部2は図3、図5に拡大して示すように高さL1の第1刃根部2a と、高さL2(但しL1>L2)の第2刃根部2bと、この第2刃根部2bの内 端に該第2刃根部2bの高さL2の範囲内に収まるように形成された係止片2c とを一体形成している。
【0010】 すなわち、上述の第2刃根部2bの上端における長手方向略中央部から下向き に曲率する第1円弧部6を形成することで、この第2刃根部2bの高さL2の範 囲内に収まる係止片2cを形成すると共に、上述の第1円弧部6よりも第1刃根 部2a側における同第2刃根部2bの下端から上向き曲率する第2円弧部7を形 成し、この第2円弧部7から内端までの高さを第2刃根部2bのの高さL2より も小と成して、同部を可撓構造に形成している。
【0011】 一方、上述の柄部材4は同部材4の長手方向で、かつ縦方向に二つ割に形成さ れた第一柄部材8と第二柄部材9とを接着固定して構成されている。そして、こ れら第一および第二の各柄部材8,9の合わせ部、この実施例では第二柄部材9 側には、図3、図4、図5に示すように、上述の刃根部2を挿入する深さ約2mm の挿入溝10と、上述の係止片2cを係合する係合舌片11とを形成している。
【0012】 上述の購入溝10は図5に明瞭に示す如く第1刃根部2aを挿入する第1挿入 溝10aと、第2刃根部2bを挿入する第2挿入溝10bと、係止片2cの挿入 を許容する内端凹部10cとが連通形成され、第1挿入溝10aは柄頭側に開口 されている。
【0013】 また上述の第2刃値部2bを挿入する第2挿入溝10bにおいて、上述の係合 舌片11よりも柄頭側には、該係合舌片11と第2挿入溝10bの上側の溝縁部 とを円弧状に繋ぐ可撓ガイド面12を一体形成している。
【0014】 なお、上述の第一柄部材8および第二柄部材9は、両者8,9の接着固定後に おいて、図4に仮想線で示す外形形状α,βが加工装置で同図に実線で示すよう な所定の形状に切削加工されたものである。
【0015】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。 刃本体3の刃根部2を、図5に示すように挿入溝10の開口端から同挿入溝1 0内に圧入すると、係止片2cが可撓ガイド面12により案内されながら内方( 図5の右方)へ移動するので、第2刃根部2bにおける上述の第2円弧部7より も内端側が下方へ撓み、この係止片2cが係合舌片11を乗越えた時点において 、その復元力により係止片2cが係合舌片11に係止する。
【0016】 このように、従来構造の如きリベット等の締結部材を一切用いることなく、刃 本体3の刃根部2を柄部材4に対して圧入操作によりワンタッチで取付けること ができるので、部品点数および組付け工数の低減を図ることができる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洋包丁を示す平面図。
【図2】本考案の洋包丁を一部断面して示す側面図。
【図3】図2の要部拡大断面図。
【図4】図3のA−A線矢視断面図。
【図5】刃根部の挿入工程を示す説明図。
【図6】従来の洋包丁の要部拡大断面図。
【符号の説明】
2…刃根部 2c…係止片 3…刃本体 4…柄部材 8…第一柄部材 9…第二柄部材 10…挿入溝 11…係合舌片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃本体と柄部材とからなる洋包丁であっ
    て、 上記刃本体の刃根部内端に係止片を一体形成する一方、 上記柄部材は同部材の長手方向に二つ割に形成された第
    一柄部材と第二柄部材とを接着固定して構成され、 これら第一および第二の各柄部材の合わせ部に上記刃根
    部を挿入する挿入溝と、 上記係止片を係合する係合舌片とを形成した洋包丁。
JP8028592U 1992-10-26 1992-10-26 洋包丁 Pending JPH0638862U (ja)

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JP8028592U JPH0638862U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 洋包丁

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JP8028592U JPH0638862U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 洋包丁

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JPH0638862U true JPH0638862U (ja) 1994-05-24

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JP8028592U Pending JPH0638862U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 洋包丁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6569928B1 (ja) * 2018-10-17 2019-09-04 株式会社貝印刃物開発センター 包丁及び台所用品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6569928B1 (ja) * 2018-10-17 2019-09-04 株式会社貝印刃物開発センター 包丁及び台所用品
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