JPH0638762B2 - 長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型 - Google Patents
長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型Info
- Publication number
- JPH0638762B2 JPH0638762B2 JP2410869A JP41086990A JPH0638762B2 JP H0638762 B2 JPH0638762 B2 JP H0638762B2 JP 2410869 A JP2410869 A JP 2410869A JP 41086990 A JP41086990 A JP 41086990A JP H0638762 B2 JPH0638762 B2 JP H0638762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boots
- mold
- main body
- boot
- waterproof piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は長靴本体と一体な防水
片を備えたゴム長靴用成形型に関するものである。
片を備えたゴム長靴用成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム長靴において着脱を容易にす
るため、胴部を足首部から履口部にかけて上下方向に切
断して開口部を形成し、この開口部をスライドファスナ
−、靴紐によって開閉自在とし、さらにこの開口部の内
側に折り込み自在な防水片を装着したものが一般に賞用
されている。
るため、胴部を足首部から履口部にかけて上下方向に切
断して開口部を形成し、この開口部をスライドファスナ
−、靴紐によって開閉自在とし、さらにこの開口部の内
側に折り込み自在な防水片を装着したものが一般に賞用
されている。
【0003】この種のゴム長靴の製造において、従来長
靴状に一体に形成された長靴型を使用し、この長靴型に
靴下状の裏布を被せ、その表面に長靴型に沿って胴ゴム
シ−ト、胛ゴムシ−ト等の未加硫ゴム部材を順次貼合わ
せて袋状の長靴本体を成形した後、その胴部において履
口部から足首部にかけて上下方向に切断して開口部を形
成し、この開口部の内側に三角形状の防水片を折り込み
接着していた。
靴状に一体に形成された長靴型を使用し、この長靴型に
靴下状の裏布を被せ、その表面に長靴型に沿って胴ゴム
シ−ト、胛ゴムシ−ト等の未加硫ゴム部材を順次貼合わ
せて袋状の長靴本体を成形した後、その胴部において履
口部から足首部にかけて上下方向に切断して開口部を形
成し、この開口部の内側に三角形状の防水片を折り込み
接着していた。
【0004】しかしながらこの方法による場合、長靴本
体成形後、胴部を切断して開口部を形成したり、三角形
状の防水片を別途に準備したり、これを開口部の内側に
足首部から履口部にかけて逆三角形状に接着させたりし
なければならず、長靴の製造工程が煩雑となり、しかも
このようにして製造された長靴は、長期にわたる使用に
よって防水片と靴本体の接着性の低下によって防水性が
喪失される欠点があった。
体成形後、胴部を切断して開口部を形成したり、三角形
状の防水片を別途に準備したり、これを開口部の内側に
足首部から履口部にかけて逆三角形状に接着させたりし
なければならず、長靴の製造工程が煩雑となり、しかも
このようにして製造された長靴は、長期にわたる使用に
よって防水片と靴本体の接着性の低下によって防水性が
喪失される欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は補助型を長
靴型本体に取りはずし自在に構成することによって、簡
単な方法で耐久性に優れた防水機能を有する長靴本体と
一体な防水片を備えたゴム長靴を提供しようとするもの
である。
靴型本体に取りはずし自在に構成することによって、簡
単な方法で耐久性に優れた防水機能を有する長靴本体と
一体な防水片を備えたゴム長靴を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は、その内壁面21が長靴型本体の
胴部前方壁10に沿って彎曲され、その水平断面が上方
に向かって漸次拡大された三ヶ月状の補助型2を、長靴
型本体1の足首部11から履口部12にかけてその胴部
前方壁10に取りはずし自在に取り付けたことを特徴と
する長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型
を発明の要旨とするものである。
明すれば、この発明は、その内壁面21が長靴型本体の
胴部前方壁10に沿って彎曲され、その水平断面が上方
に向かって漸次拡大された三ヶ月状の補助型2を、長靴
型本体1の足首部11から履口部12にかけてその胴部
前方壁10に取りはずし自在に取り付けたことを特徴と
する長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型
を発明の要旨とするものである。
【0007】この発明において、補助型2はネジ、磁
石、係合片、はめ合い等によって長靴型本体1に対して
取りはずし自在にされている。
石、係合片、はめ合い等によって長靴型本体1に対して
取りはずし自在にされている。
【0008】この発明において、長靴型本体1を上面が
開口された中空体で構成し、補助型2の上面中央部に長
靴型本体1に対向して引掛け片23を付設しておき、こ
の引掛け片23を長靴型本体1の胴部上端壁101に引
掛けて補助型2を長靴型本体1に取り付けるようにして
おけば、ゴム長靴成形工程で組み立てられた長靴成形型
に、常法によって靴下状のメリヤス裏布31を吊り込
み、その収縮力によって補助型2を、その内壁面21を
長靴型本体の胴部前方壁10に密着させて保持させるこ
とができ、長靴本体の成形が簡便であり、しかも長靴本
体成形後、靴型本体1から裏布31面を滑らせながら補
助型2を引き抜いて取りはずすことができるので簡単で
ある。
開口された中空体で構成し、補助型2の上面中央部に長
靴型本体1に対向して引掛け片23を付設しておき、こ
の引掛け片23を長靴型本体1の胴部上端壁101に引
掛けて補助型2を長靴型本体1に取り付けるようにして
おけば、ゴム長靴成形工程で組み立てられた長靴成形型
に、常法によって靴下状のメリヤス裏布31を吊り込
み、その収縮力によって補助型2を、その内壁面21を
長靴型本体の胴部前方壁10に密着させて保持させるこ
とができ、長靴本体の成形が簡便であり、しかも長靴本
体成形後、靴型本体1から裏布31面を滑らせながら補
助型2を引き抜いて取りはずすことができるので簡単で
ある。
【0009】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、図1に示すように長靴型本体1の胴部前方壁10
に補助型2の内壁面21を沿わせて、補助型2を長靴型
本体1に取り付けて長靴型を組立てる。この長靴型に図
3に示すように靴下状のメリヤス裏布31を吊り込み、
その表面に未加硫の胴ゴムシ−ト32、胛ゴムシ−ト3
3、補強ゴムシ−ト34を順次貼合わせてゴム長靴本体
3を成形した後、図4に示すように補助型2を長靴型本
体1から取りはずせば、補助型2の外壁面22と内壁面
21との表面積差によって長靴本体3の胴部30に足首
部301から履口部302にかけて逆三角状の余剰部a
が形成される。補助型2の取りはずしに当たっては、そ
の水平断面が上方に向かって漸次拡大、即ち下方に向か
って縮小されているため簡単に引き抜くことが出来る。
そして図5に示すようにこの余剰部aを長靴本体3の胴
前方辺部または胴側辺部に引き寄せて折り込めば、折り
込み部a’によって足首部から履口部にかけて逆三角状
でしかも長靴本体3と一体な防水片4並びに折り込み開
口部5が形成される。この余剰部aの折り込み作業は、
長靴本体3を加硫する前に行えば、余剰部aを引き伸ば
しながら行うことが出来るので作業性が良好である。
ので、図1に示すように長靴型本体1の胴部前方壁10
に補助型2の内壁面21を沿わせて、補助型2を長靴型
本体1に取り付けて長靴型を組立てる。この長靴型に図
3に示すように靴下状のメリヤス裏布31を吊り込み、
その表面に未加硫の胴ゴムシ−ト32、胛ゴムシ−ト3
3、補強ゴムシ−ト34を順次貼合わせてゴム長靴本体
3を成形した後、図4に示すように補助型2を長靴型本
体1から取りはずせば、補助型2の外壁面22と内壁面
21との表面積差によって長靴本体3の胴部30に足首
部301から履口部302にかけて逆三角状の余剰部a
が形成される。補助型2の取りはずしに当たっては、そ
の水平断面が上方に向かって漸次拡大、即ち下方に向か
って縮小されているため簡単に引き抜くことが出来る。
そして図5に示すようにこの余剰部aを長靴本体3の胴
前方辺部または胴側辺部に引き寄せて折り込めば、折り
込み部a’によって足首部から履口部にかけて逆三角状
でしかも長靴本体3と一体な防水片4並びに折り込み開
口部5が形成される。この余剰部aの折り込み作業は、
長靴本体3を加硫する前に行えば、余剰部aを引き伸ば
しながら行うことが出来るので作業性が良好である。
【0010】このようにして長靴本体3と一体に防水片
4を形成した後、長靴本体3に底部において靴底35、
縁テ−プ36、折り込み開口部5においてスライドファ
スナ−または靴紐等緊締具37を取りつけ、必要により
加熱、加硫することによって図6に示すようなゴム長靴
が完成される。
4を形成した後、長靴本体3に底部において靴底35、
縁テ−プ36、折り込み開口部5においてスライドファ
スナ−または靴紐等緊締具37を取りつけ、必要により
加熱、加硫することによって図6に示すようなゴム長靴
が完成される。
【0011】この発明は以上のように構成、使用される
ので、防水片4の成形が簡単である。しかも防水片4は
長靴本体3と一体に形成されるので、従来のように防水
片4が剥離したり、長靴本体に対する防水片の接着部か
ら水分が侵入することがなく、耐久性に優れたゴム長靴
が得られる。
ので、防水片4の成形が簡単である。しかも防水片4は
長靴本体3と一体に形成されるので、従来のように防水
片4が剥離したり、長靴本体に対する防水片の接着部か
ら水分が侵入することがなく、耐久性に優れたゴム長靴
が得られる。
【図1】ゴム長靴成形型の見取り図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】ゴム長靴本体の成形状態を示す。
【図4】防水片の成形状態を示す見取り図である。
【図5】防水片の成形状態を示す見取り図である。
【図6】完成されたゴム長靴の見取り図である。
1.長靴型本体 10…胴部前方壁 101…上端壁 11…足首部 12…履口部 2.補助型 21…内壁面 22…外壁面 23.引掛け片 3.ゴム長靴本体 30…胴部 301…足首部 302…履口部 32.胴ゴムシ−ト 33.胛ゴムシ−ト 34.補強ゴムシ−ト 35.靴底 36.縁テ−プ 37.緊締具 4.防水片 5.折り込み開口部 a.余剰部 a’.折り込み部
Claims (1)
- 【請求項1】 その内壁面21が長靴型本体の胴部前方
壁10に沿って彎曲され、その水平断面が上方に向かっ
て漸次拡大された三ヶ月状の補助型2を、長靴型本体1
の足首部11から履口部12にかけてその胴部前方壁1
0に取りはずし自在に取り付けたことを特徴とする長靴
本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410869A JPH0638762B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410869A JPH0638762B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04215703A JPH04215703A (ja) | 1992-08-06 |
JPH0638762B2 true JPH0638762B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=18519960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410869A Expired - Lifetime JPH0638762B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 長靴本体と一体な防水片を備えたゴム長靴用成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638762B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5944201A (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-12 | 株式会社マルカツ | ゴム靴の製造法 |
JPS6253601A (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-09 | 株式会社マルカツ | 防水靴及びその製造法 |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP2410869A patent/JPH0638762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04215703A (ja) | 1992-08-06 |
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