JPH0638729A - 固体化ビールの製法及びその固体化ビール - Google Patents

固体化ビールの製法及びその固体化ビール

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JPH0638729A
JPH0638729A JP4151232A JP15123292A JPH0638729A JP H0638729 A JPH0638729 A JP H0638729A JP 4151232 A JP4151232 A JP 4151232A JP 15123292 A JP15123292 A JP 15123292A JP H0638729 A JPH0638729 A JP H0638729A
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビールを液体ではなく固体化することによ
り、ビールの味、質の向上を図りまたビンやアルミ缶に
代表される従来の製品工程、流通工程等を大幅に改善し
ようとするものである。 【構成】 醸造工程Bを経たビールを原料ビール10と
して選び、この原料ビール10を従来のようなビンやア
ルミ缶に入れて製品化することに代え、液体の原料ビー
ルに急速冷凍処理12を施しまたその際用途に合わせた
形状・状態に整形・凍結することで固体化ビール13を
得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビールを固体化する製
法とそれによって得られる固体化ビールに関する。
【0002】
【従来の技術】古来よりビールは渇きを癒し心身を活性
化する嗜好品として愛用されておりその製法も殆ど完成
されている。従来知られているその製法としては図3で
示すように、大麦の貯蔵、精選、浸麦、発芽、焙燥、貯
蔵に至る精麦工程Aに続いて、原料粉砕1、仕込み2、
発酵3、後発酵(貯酒)4、そして精密濾過5の処理を
行う醸造工程Bと、更には、たるづめ6、びんづめ7や
缶づめ8の製品工程Cがあり、そして保存Dを経て使用
Eとなるものである。
【0003】そして上記の後発酵(貯酒)4では若ビー
ルを熟成すると共に貯酒タンクの内圧を調整してビール
に炭酸ガスを溶入しまた上記精密濾過5では微生物によ
る混濁を起こさぬようビールに徹底した精密濾過処理を
施して製品としている。
【0004】そしてビールは品質的に敏感な製品である
ため保存日数、保存温度、保存時や流通段階での光との
接触に特別な配慮が必要であり、慎重な扱いによって酸
化味、酸化臭、日光臭等の発生を防ぐようにしている。
しかしそれでもビールを長期間保存したり或いは流通段
階で粗い扱いをした場合等では、味や臭いの問題だけで
なく蛋白質の酸化重合による蛋白混濁が生じるので、予
め吸着剤による高分子蛋白質の除去や蛋白分解剤を使用
して低分子に分解変化させることによりその危険性を除
去するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、醸造工
程Bでそれ以降の流通段階やその他で発生するかも知れ
ない種々の不具合に備えて、予め各種の処理を施せば施
すほどその分自然性が薄れビールの味が淡白化したり又
厚味が低下してしまうことは否定できないものである。
【0006】またビールは液体であるため製品工程Cで
樽や壜やアルミ缶などの容器に充填する必要があるもの
の、前述したようにビールは品質的に敏感なものなので
各種容器の性質、形状等に対応して保存D段階や流通段
階での慎重なそして言わば手間の掛かる取扱いが要求さ
れる。
【0007】しかも使用Eの段階後に容器を廃棄するこ
とは最早許されず廃棄公害問題を解消すべく使用済みの
容器をどのようにして回収するかにつき資源再利用の立
場から種々の配慮が必要となっている。しかもビール製
品にとって容器は不可欠なものである反面、たるとかび
んとか缶等の容器の使用はビール製品の製造コスト上大
きな割合を占めている。
【0008】そこでこの発明ではビールといえば液体で
あるという常識を打破して固体化することを検討しそれ
にともない従来液体でしか存在していなかったビールに
起因する種々の問題点を解決することのできる固体化ビ
ールの製法及びその固体化ビールを提供せんとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明に係る固体
化ビールの製法としては、醸造工程を経たビールを原料
ビールとし、この原料ビールを容器に入れ急速冷凍処理
を施して、用途に合わせた形状・状態に整形・凍結する
ものである。そして原料ビールを氷点前の低温状態に冷
却して、大気下で急速冷凍処理を施すようにしてもよ
い。
【0010】更に醸造工程で炭酸ガス濃度を予め高濃度
に調整した原料ビールに、急速冷凍処理を施すようにし
てもよい。更に醸造工程での精密濾過処理を省略したも
のを原料ビールとすることもできる。
【0011】更に原料ビールを入れる容器をそのまま包
装容器として使用し、整形・凍結後そのまま凍結保存せ
しめるようにしてもよい。更に原料ビールを整形・凍結
後、容器より取り出し、冷房空調下で紙、アルミ箔、プ
ラスチック等の包装容器にて別途包装して凍結保存せし
めるようにしてもよい。
【0012】そして更にこの発明に係る固体化ビール
は、用途に合わせた形状・状態に整形・凍結して成るも
のとしている。そして整形・凍結した形状・状態として
は、棒状、キュービック状、粒状、ザラメ・シャーベッ
ト状、完全固体化状、半液体状またはペースト状のいず
れかであることを意図している。
【0013】
【作用】醸造工程を経たビールを原料ビールとし、この
原料ビールを急速冷凍処理用の容器に入れて急速冷凍処
理を施すことによって、原料ビールの味、質を損なうこ
となく従来の液状のビールを使用用途に合わせた形状・
状態に整形・凍結して固体化ビールとすることができ
る。また原料ビールを氷点前の低温状態に冷却しておけ
ば、大気下で急速冷凍処理を施すことができる。
【0014】醸造工程で炭酸ガス濃度を予め高濃度に調
整しておけば、大気下での急速冷凍処理作業で炭酸ガス
の逸脱をそれ程心配することもない。更に醸造工程での
精密濾過処理を省略したものを原料ビールとすれば、従
来精密濾過で失っていた自然性を損なわずに厚味、うま
味のある固体化ビールを得ることになる。
【0015】また原料ビールを入れる容器をそのまま包
装容器として使用し、整形・凍結後そのまま凍結保存す
るようにすれば、整形・凍結処理がそのまま凍結保存処
理となるので効率的な固体化ビールの製法が提供出来る
ものである。
【0016】そして原料ビールを整形・凍結後、容器よ
り取り出し冷房空調下で紙、アルミ箔、プラスチック等
の包装容器にて別途包装して凍結保存せしめるようにし
ても、液体状の従来のビールに要した容器と違って包装
費用の削減と製造原価の低減を図ることができ、しかも
廃棄公害の問題を十分解決できる。
【0017】また使用用途に合わせた形状・状態に予め
整形・凍結しておけば、従来の液状ビールでは全然意図
されなかった棒状、キュービック状、粒状、ザラメ・シ
ャーベット状、完全固体化状、半液体状またはペースト
状等の形状・状態である固体化ビールを得るこができ、
流通性、携帯性、保存性に優れた嗜好品としての機能を
更に充実できる。
【0018】
【実施例】以下図1及び図2を参照して実施例を説明す
る。尚、説明の便宜上、従来と共通する部分は同一符号
を以て示し重複する説明は省略する。
【0019】先ず醸造工程Bを経たビールを原料ビール
10とする。次に、この原料ビール10を急速冷凍処理
用の容器11に入れて急速冷凍処理12を施すことによ
って、原料ビール10の味、質を損なうことなく使用用
途に合わせた形状・状態に整形・凍結して固体化ビール
13とすることができる。原料ビール10を容器11に
入れた状態で予め氷点前の低温状態に冷却しておけば、
大気下で急速冷凍処理12を容易に施せるものである。
【0020】醸造工程Bの後発酵4段階では通常若ビー
ルに炭酸ガスを溶入するが、この炭酸ガス濃度を予め高
濃度に調整しておくことも可能であり、このようにすれ
ば大気下での急速冷凍処理12で炭酸ガスの逸脱をそれ
程心配することもない。更に醸造工程Bでは従来精密濾
過5を行なうものであり新鮮味を重視する生ビールでは
特に微生物混濁を起こさぬよう徹底した濾過を行なうも
のであるが、ビールを固体化してしまうので微生物混濁
の問題が発生しないから、精密濾過5を省略したものを
原料ビール10として選択使用することができ、そして
精密濾過5を省略した場合にはその分、味のうまさや自
然性を維持することができる。
【0021】また原料ビール10を急速冷凍処理12に
掛けるためには何らかの容器11に入れる必要があるの
で、この容器11を活用してそのまま包装容器14とし
て使用し、整形・凍結後そのまま凍結保存するようにす
れば、整形・凍結がそのまま凍結保存15の処理とな
る。
【0022】無論別途の包装容器14を使用することも
自由である。固体化ビール13を容器11より取り出
し、冷房空調下で紙、アルミ箔、プラスチック等の包装
容器14にて別途包装して凍結保存15の処理を行なう
ようにしてもよい。
【0023】また使用16の用途に合わせた形状・状態
にして急速冷凍処理12しておけば従来の液状ビールで
は全然意図されなかった例えば棒状、キュービック状、
ボール状、三角錐形状等の多くの形状に、そしてまたザ
ラメ・シャーベット状、完全固体化状、半液体状または
ペースト状等の色々な状態にした固体化ビール13を得
ることになる。
【0024】図2の例では、支持用のステイック16を
容器11内に入れた原料ビール10に差込み急速冷凍処
理12を施して平坦な棒状の完全に凍結させた固体化ビ
ール17を得て、次に容器11から取り出し薄いアルミ
層を形成した紙18を包装容器14として用いて全体を
包装したものである。
【0025】使用16に際しては電子レンジその他で急
速解凍して液化すれば炭酸ガスを失うことなく清涼感の
ある液状のビールとして飲用できる。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上説明してきた如き内容の
ものなので以下に列挙するような実用性に優れた多くの
効果が期待できる。この製法によれば、原料ビールの
味、質を損なうことなく従来の液状のビールに代えて固
体化ビールを得ることができ、また原料ビールを氷点前
の低温状態に冷却しておけば、大気下での急速冷凍処理
が容易となり、
【0027】更に醸造工程での精密濾過処理を省略した
ものを原料ビールとすれば、従来精密濾過で失っていた
自然性を損なわずに厚味、うま味のある固体化ビールを
得ることができ、また原料ビールを入れる容器をそのま
ま包装容器として使用し、整形・凍結後そのまま凍結保
存するようにすれば、整形・凍結処理がそのまま凍結保
存処理となるので効率的であり、
【0028】そして原料ビールを整形・凍結後、容器よ
り取り出し冷房空調下で紙、アルミ箔、プラスチック等
の包装容器にて別途包装して凍結保存せしめるようにし
ても、液体状の従来のビールに要した容器と違って包装
費用の削減と製造原価の低減を図ることができ、しかも
廃棄公害の問題を十分解決でき、
【0029】冷房空調下で紙、アルミ箔、プラスチック
等の包装容器にて別途包装して凍結保存すれば、酸化そ
の他による品質の低下や微生物が繁殖するような不具合
を避けることができ、
【0030】また使用用途に合わせた形状・状態に予め
整形・凍結しておけば、従来の液状ビールでは全然意図
されなかった棒状、キュービック状、粒状、ザラメ・シ
ャーベット状、完全固体化状、半液体状またはペースト
状等の形状・状態で固体化ビールを得ることができ、流
通性、携帯性、保存性に優れた嗜好品としての機能を更
に充実でき、
【0031】この発明に係る固体化ビールは、従来の氷
菓がアイスクリーム、シャーベットに代表されるように
概ね糖味に基礎を置いたものと比べて、糖味を避けた清
涼感のある製品として提供でき、
【0032】保冷庫、保冷袋等の保冷手段さえ具えて置
けば携帯性は抜群であり、例えばドライアイスの保存を
兼ねてドライアイスと共に保冷袋に適当な数の固体化ビ
ールを一緒に入れておけば外出や行楽に極めて便利であ
り、
【0033】固体化ビールは単に保冷車で運搬したり保
冷倉庫で保存するだけでよく、温度、光に敏感なビール
を容易に管理できる上に、かかる流通・保存段階の変化
は従来の如き長期の保存・流通に備えた処理、即ち吸着
剤による高分子蛋白質の除去や蛋白分解剤を使用した低
分子への分解変化の処理が不要となるので、味の淡白化
や厚味の低下を招くことがなく、その分味の向上を図る
ことができ、固体化ビールを特にザラメ・シャーベット
状にした場合、盛夏その他で清涼感溢れる食用品・飲料
代替品として提供でき、
【0034】そしてさらにビールを料理の調味料として
利用する場合、適当な数の固体化ビールを使用するだけ
でよいから余り物のビールでなく新鮮味のある調味料と
して無駄のない使用ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固体化ビールの製法を示す工程説明
図である。
【図2】この発明の固体化ビールの一例を示す斜視図で
ある。
【図3】従来のビールの製法を示す工程説明図である。
【符号の説明】
B 醸造工程 10 原料ビール 11 容器 12 急速冷凍処理 13、17 固体化ビール 14 包装容器 15 凍結保存
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そして上記の後発酵(貯酒)4では若ビー
ルを熟成すると共に貯酒タンクの内圧を調整してビール
に炭酸ガスを溶入しまた上記精密濾過5では微生物によ
る混濁を起こさぬようビールに徹底した精密濾過処理を
施して製品としている。なお、この二つの工程はそれぞ
れ省略することも可能であり、後発酵(貯酒)4を省略
した場合は炭酸ガス注入含有法によってビールに炭酸ガ
ス溶入するようにし、精密濾過5を省略した場合は製品
として未濾過混濁ビールを得ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そしてビールは品質的に敏感な製品である
ため保存日数、保存温度、保存時や流通段階での光との
接触に特別な配慮が必要であり、慎重な扱いによって酸
化味、酸化臭、日光臭等の発生を防ぐようにしている。
しかしそれでもビールを長期間保存したり或いは流通段
階で粗い扱いをした場合等では、味や臭いの問題だけで
なく淡白質の酸化重合による蛋白混濁が生じるので、場
合によっては予め吸着剤を用いて高分子蛋白質を除去す
るようにしている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、醸造工
程Bでそれ以降の流通段階やその他で発生するかも知れ
ない種々の不具合に備えて、予め各種の処理を施せば施
すほどその分自然性が薄れビールの味が淡白化したり又
厚味が低下してしまうことは否定できないものである。
また、濾過工程を省略することによって得られる未濾過
混濁ビールは自然性をそれ程損なうことがないものの、
保存性に欠けるために適時利用性において問題がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】そして更にこの発明に係る固体化ビール
は、用途に合わせた形状・形態に整形・凍結して成るも
のとしている。そして整形・凍結した形状・状態として
は、棒状、キュービック状、粒状、ザラメ・シャーベッ
ト状、完全固体化状、半液体状またはペースト状のいず
れかであることを意図している。なお、以上及び以下の
記述において、「ビール」とは、酒税法に定めるビール
の他、低アルコールのビール様飲料を含む広い概念の用
語として用いるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】先ず醸造工程Bを経たビールを原料ビール
10とする。次に、この原料ビール10を、ガス分離を
避けるために刺激攪乱を与えぬよう静かに急速冷凍処理
用の容器11に入れ、急速冷凍処理12を施すことによ
って、原料ビール10の味、質を損なうことなく使用用
途に合わせた形状・状態に整形・凍結して固体化ビール
13とすることができる。原料ビール10を容器11に
入れた状態で予め氷点前の低温伏態に冷却しておけば、
大気下で急速冷凍処理12を容易に施せるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】醸造工程Bの後発酵4段階では通常若ビー
ルに炭酸ガスを溶入するが、この炭酸ガス濃度を予め高
濃度に調整しておくことも可能であり、このようにすれ
ば大気下での急速冷凍処理12で炭酸ガスの逸脱をそれ
程心配することない。更に醸造工程Bではビールを固体
化し冷蔵するので微生物混濁及び酸化変質の問題が発生
しないから、濾過を特に精密にする必要はなく、又例え
ば未濾過混濁ビールのように、ビールの種類によっては
一般的な濾過をも省略したものを原料ビール10として
選択使用することができるため、味のうまさや自然性を
維持することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】使用16に際しては電子レンジその他で急
速解凍して液化すれば炭酸ガスを失うことなく清涼感の
ある液状のビールとして飲用できる。なお、上記した実
施例において、原料ビールとして低アルコールのビール
様飲料を用いることができるのは勿論である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この発明に係る固体化ビールは、従来の氷
菓がアイスクリーム、シャーベットに代表されるように
概ね糖味に基礎を置いたものと比べて、糖味を避けた清
涼感のある製品として提供でき、特に低アルコールのビ
ール様飲料を原料に用いた場合は、時、場所、年齢等に
とらわれず幅広い嗜好に対応することができ、
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】固体化ビールは単に保冷庫で運搬したり保
冷倉庫で保存するだけでよく、温度、光に敏感なビール
を容易に管理できる上に、かかる流通・保存段階の変化
は従来の如き長期の保存・流通に備えた処理、即ち吸着
剤による高分子蛋白質の除去が不要となるので、味の淡
白化や厚味の低下を招くことがなく、その分味の向上を
図ることができ、固体化ビールを特にザラメ・シャーベ
ット状にした場合、盛夏その他で清涼感溢れる食用品・
飲料代替品として提供でき、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醸造工程を経たビールを原料ビールと
    し、この原料ビールを容器に入れ急速冷凍処理を施し
    て、用途に合わせた形状・状態に整形・凍結する、固体
    化ビールの製法。
  2. 【請求項2】 原料ビールを、氷点前の低温状態に冷却
    して、大気下で急速冷凍処理を施す請求項1記載の固体
    化ビールの製法。
  3. 【請求項3】 醸造工程で炭酸ガス濃度を予め高濃度に
    調整した原料ビールに、急速冷凍処理を施す請求項1ま
    たは2記載の固体化ビールの製法。
  4. 【請求項4】 醸造工程での精密濾過処理を省略したも
    のを原料ビールとする請求項1ないし3記載の固体化ビ
    ールの製法。
  5. 【請求項5】 原料ビールを入れる容器をそのまま包装
    容器として使用し、整形・凍結後そのまま凍結保存せし
    める請求項1ないし4のいずれかに記載の固体化ビール
    の製法。
  6. 【請求項6】 原料ビールを整形・凍結後、容器より取
    り出し冷房空調下で紙、アルミ箔、プラスチック等の包
    装容器にて別途包装して凍結保存せしめる請求項1ない
    し4のいずれかに記載の固体化ビールの製法。
  7. 【請求項7】 用途に合わせた形状・状態に整形・凍結
    して成る固体化ビール。
  8. 【請求項8】 整形・凍結した形状・状態が、棒状、キ
    ュービック状、粒状、ザラメ・シャーベット状、完全固
    体化状、半液体状またはペースト状のいずれかである請
    求項7記載の固体化ビール。
JP4151232A 1992-05-20 1992-05-20 固体化ビールの製法及びその固体化ビール Expired - Lifetime JPH0787772B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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