JPH0638726U

JPH0638726U - ベッド

Info

Publication number: JPH0638726U
Application number: JP8399892U
Authority: JP
Inventors: 慶一高野
Original assignee: 株式会社長谷工コーポレーション
Priority date: 1992-11-12
Filing date: 1992-11-12
Publication date: 1994-05-24

Abstract

(57)【要約】【目的】狭い居住スペースでとかく処置しにくい長物を
無駄なく収納できるような構造のベッドの提供。【構成】ベース部２とマット部３よりなるベッドについ
て、ベース部にベース部の縦方向の全長にわたる長さサ
イズの長物収納部６を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はベッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ベース部に収納要素を設けたベッドは従来より知られているが、これらは何れも引出し構造乃至それに類似した構造のもので、言わば小物の収納しかできなかった。

【０００３】ところで、例えば単身者の住居によくあるように一部屋あるいは二部屋程度の比較的狭い居住スペースの場合には、例えば日常的には余り使わないスキーや釣り具、あるいはゴルフクラブ等の長物を仕舞って置く場所を見つけにくいのが実情である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このような事情を背景になされたのが本考案で、狭い居住スペースでとかく処置しにくい長物を無駄なく収納できるような構造のベッドの提供を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

このような目的のために本考案では、ベース部とマット部よりなるベッドにおいて、ベース部にベース部の縦方向の全長にわたる長さサイズの長物収納部を設けるようにしている。

【０００６】また、本考案では、長物収納部をベース部の横幅の一部を占めるように形成すると共に、残りの部分には引出し構造の小物収納部を設けるようにしている。

【０００７】また、本考案では、マット部を取り外した状態で長物収納部の収納物の出し入れを行えるようにしている。

【０００８】さらに、本考案では、引出しの有無を除いて小物収納部と長物収納部とを対称に形成し、引出しの入れ換えにより小物収納部と長物収納部を入れ換えることができるようにしている。

【０００９】

【作用】

もともと細長いスペースを占有する構造のベッドを有効に利用して長物の収納を行えるようにしたので、スペースをより有効的に利用して長物を無駄なく収納することができる。

【００１０】また、長物収納部と引出し構造の小物収納部を組み合わせる構造とすることにより、ベッドが占めるスペースをより有効に活用できる。

【００１１】また、長物の場合は出し入れがそれ程頻繁でないので、ベッド本体のマット部を取り外した状態で出し入れを行えるような構造とするのが無駄がなくてより合理的である。

【００１２】また、小物収納部と長物収納部とを交換的な構造としたことにより、ベッドの配置との関係で壁際がベッドの何れ側にきても両収納部を常に有効に活用することができるようになる。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を説明する。この実施例によるベッド１は、図１に示すように、ベース部２とマット部３よりなっている。

【００１４】ベース部２は、全体が平べったい直方体形状の箱型に形成されており、その内部が収納要素となるようにされている。その収納要素は、ベース部２の横幅の半分の奥行きとされた引出し４を３本並列に設けた小物収納部５と、ベース部２の縦幅全部をまとめて使った長物収納部６よりなっている。そして、長物収納部６にはマット部３を支持するための上板の半分を兼ねた二枚の回動蓋７、７が取り付けられており、マット部３を除けた状態で回動蓋７、７を開いて収納物を出し入れできるようにされている。

【００１５】小物収納部５と長物収納部６とは互いに入れ換えることができるようにされている。つまり、小物収納部５と長物収納部６は引出し４の有無を除いて対称に作られており、図１の状態で長物収納部６とされている部位に引出し４を持って来てそこを新たな小物収納部とし、図１の状態で小物収納部５であった所を新たな長物収納部にできるようにされている。

【００１６】このように交換的な構造とすることにより、ベッド１の配置との関係で壁際がベッド１の何れ側にきても両収納部５、６を常に有効に活用することが可能となる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案によるベッドは、以上説明したように、そのベース部に長物収納部を有しており、ベッドが占める比較的広い細長のスペースを長物の収納に有効に活用することができ、例えば単身者用のように比較的狭い居住スペースではとかく困りがちな長物の収納を無駄なく行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるベッドの斜視図。

【符号の説明】

１ベッド２ベース部３マット部４引出し５小物収納部６長物収納部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベース部とマット部よりなるベッドにお
いて、ベース部にベース部の縦方向の全長にわたる長さサイズ
の長物収納部を設けたことを特徴とするベッド。
【請求項２】長物収納部がベース部の横幅の一部を占
め、残りの部分には引出し構造の小物収納部が設けられ
ている請求項１に記載のベッド。
【請求項３】マット部を取り外した状態で長物収納部
の収納物の出し入れを行うようにした請求項１又は請求
項２に記載のベッド。
【請求項４】引出しの有無を除いて小物収納部と長物
収納部とを対称に形成し、引出しの入れ換えにより小物
収納部と長物収納部を入れ換えることができるようにし
た請求項２又は請求項３に記載のベッド。