JPH024596Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は台所と食堂、台所と居間を仕切るた
めに据え置かれた厨房台の側面に主に使用される
収納庫に関する。

［従来の技術］ 従来の収納庫は観音開きの扉を有するものであ
つた。

［考案が解決しようとする問題点］ 上記従来の収納庫１であれば、第７図に示すよ
うに台所Ａと食堂Ｂを厨房台Ｃ等で仕切つた時に
この厨房台Ｃの側面に据え置くと、通路幅ｉが狭
い場合に扉２を開くことが困難で、非常に使用し
にくかつた。

［問題点を解決するための手段］ この考案は上記従来欠点を解決するために考案
されたものであり、すなわち、天板１５、地板１
６、背板１７、扉１３からなる収納庫１０であつ
て、この収納庫１０の少なくとも前方略中央部に
天板支持部材１１が設けられ、この天板支持部材
１１の近傍から背板１７側端部に対する扉１３
を、前記天板支持部材１１側を軸として開閉自在
に取り付けられてなる収納庫１０に係るものであ
る。

［実施例］ 第１図から第３図はこの考案の一実施例を示す
図である。

１０は収納庫で、天板１５と地板１６と背板１
７と扉１３からなつており、この収納庫１０の前
方略中央部に天板支持部材１１が設けられてい
る。第２図、第３図に示す例においては、天板支
持部材１１ａは仕切り板を兼ねており、扉１３は
この天板支持部材１１ａに蝶番１２ａを介して取
り付けられており、背板１７側端部側から第２図
矢印方向に開くように構成されている。

第２図に示すように扉１３は天板支持部材１１
の近傍から背板１７側端部に達するように形成さ
れており、把手１４が取り付けられている。この
扉１３の形状はこの実施例では鉢状のものである
が、この他、椀状、Ｌ字状等の形状のものでもよ
い。１８は棚板、１９はけこみ部である。

第４図および第５図はこの考案の他の実施例を
示しており、この実施例においては、天板支持部
材１１ｂは断面矩形状で天板１５と地板１６の中
央前部に立設されている。そして、扉１３は天板
支持部材１１ｂの近傍の天板１５と地板１６の両
方に相対して設けられたピポツトヒンジ１２ｂを
介して取り付けられている。

なお、第２図から第５図に示す天板支持部材１
１はこれらに限定されるものでなく、収納庫１０
の前方の略中央部に設けられるものであれば上記
以外の手段によるものでもよい。

第６図はこの考案の実施例を示す配置図であ
り、台所Ａと食堂Ｂを厨房台Ｃ等で仕切つた状態
を示す。ｉは通路幅である。

［考案の効果］ この考案は上述のように構成されているので、
通路幅ｉが狭い場合であつても、開閉が容易にで
き、従来の収納庫に比べ非常に使用しやすいもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す斜視図、
第２図は第１図の横断面図、第３図は第１図の縦
断面図、第４図はこの考案の他の実施例を示す横
断面図、第５図は第４図の縦断面図、第６図はこ
の考案に係る収納庫の配置図、第７図は従来の配
置図である。 １０……収納庫、１１……天板支持部材、１３
……扉、１５……天板、１６……地板、１７……
背板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板・地板・背板・扉からなる収納庫であつ
   て、この収納庫の少なくとも前方略中央部に天板
   支持部材が設けられ、この天板支持部材の近傍か
   ら背板側端部に達する扉を、前記天板支持部材側
   を軸として開閉自在に取り付けられる収納庫。