JPH0638649Y2 - 蛇腹部を有する弾性体成形品の離型装置 - Google Patents

蛇腹部を有する弾性体成形品の離型装置

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JPH0638649Y2
JPH0638649Y2 JP2032887U JP2032887U JPH0638649Y2 JP H0638649 Y2 JPH0638649 Y2 JP H0638649Y2 JP 2032887 U JP2032887 U JP 2032887U JP 2032887 U JP2032887 U JP 2032887U JP H0638649 Y2 JPH0638649 Y2 JP H0638649Y2
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成徳 豊田
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は蛇腹部を有するゴム成形品,軟質プラスチッ
ク成形品等の弾性を有する成形品を、成形型としての中
子型から離型するための装置に関する。
(先行技術) 車両懸架装置におけるショックアブソーバのブーツの如
き蛇腹部を有する中空筒状のゴム成形品を製造する際、
金型にて成形したゴム成形品を中子型から取り外すた
め、中子型とゴム成形品との間に圧縮空気を吹き込んで
ゴム成形品を膨脹させ、両者の間に隙間を空けた状態に
おいてゴム成形品を中子型から離型することが行われて
いる。
このときゴム成形品の一端を保持している必要があり、
このため本出願人は先の実用新案登録願(実願昭61-133
521号)において、クランプ爪により成形品の一端部を
保持するようにした離型装置を提案した。第6図及び第
7図はその具体的な例を示している。例示の装置におい
て100はクランプ爪であり、この爪100がシリンダ102に
て閉じられることにより、成形品104の端部が保持され
るようになっている。そして送気口部材106から中子型1
08と成形品104との間に圧縮空気が吹き込まれて成形品1
04が膨脹させられ、この状態で成形品104が中子型108か
ら離脱させられる。成形品104が離脱させられるとクラ
ンプ爪100が再び開いて保持された成形品104が落下させ
られる。
(考案が解決しようとする問題点) ところでこのような装置を用いて成形品をクランプする
場合、図示のように成形品の端部外面が軸心方向にスト
レートである場合には特に支障はないが、保持すべき成
形品が端部外面に溝形状部を有し、この溝形状部をクラ
ンプ爪にてクランプするような場合には、クランプ爪を
開いても同部が爪に引っ掛ってしまって成形品がスムー
ズに落下しないことがあり、これが成形品を自動的に離
型しようとした場合に障害となる。
(問題点を解決するための手段) 本考案の装置はこのような問題点を解決するために案出
されたものであり、その要旨は、両端が開口する中空の
筒体状を成してその一端側が大径に、他端側が小径に夫
々形成され、該大径部が蛇腹部を有するとともに小径部
が外面に溝形状部を有する弾性体成形品をその内面に密
着する中子型から離型する装置にして、 クランプ爪の開閉動作によって前記小径部の溝形状部を
把持し或いは開放するクランプ装置と、 筒状を成して先端部が前記小径部の開口端部内面と中子
型の外面との間に差し込まれ、前記クランプ装置が前記
成形品をクランプした状態において、送られて来た圧縮
空気を小径部内面と中子型外面との間から吹き込んで成
形品の前記蛇腹部を外側に膨脹させる送気口部材と、 該成形品の大径部に係合する係合部材及び該係合部材を
前記クランプ爪から離れる方向に移動させる駆動機構部
とを有し、中子型から離型された後において尚該クラン
プ爪に残った成形品を該係合部材の移動にて強制的に離
脱させる離脱装置とを含むことにある。
(作用) 本考案の装置においては、クランプ爪が成形品小径部の
溝形状部を保持した状態において、送気口部材からの送
気により成形品の蛇腹部が膨脹させられて成形品が中子
型から離型される。その後クランプ爪が開かれて成形品
の保持が開放される。このとき成形品の溝形状部がクラ
ンプ爪に引っ掛かることがあるが、次いで係合部材が駆
動機構部により移動させられると、その過程で係合部材
が成形品の大径部に係合して成形品をクランプ爪から強
制的に引離す。これにより成形品はクランプ爪から確実
に離脱させられ、クランプ爪に引っ掛かったまま残るよ
うなことがなくなる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図において、10は中子型12とともに金型から取り出
されたゴム成形品で両端が開口する筒体状を成してい
る。このゴム成形品10は、軸心方向に連続する大径部11
と小径部13とから成っており、そして大径部11は比較的
薄肉に、小径部13は厚肉に形成されている。大径部11は
全体が蛇腹形状に形成されており、また小径部13は外面
に複数の溝形状部14を軸心方向に沿って有している。
16はクランプ装置で、ケーシング18の内部に上下一対の
クランプ爪20を有している。クランプ爪20は、第2図に
も示すようにコ字形状の保持部材21によってピン22の周
りに回転可能に保持されているとともに、ピン24(第2
図,第5図)によってケーシング18に回転可能に固定さ
れており、保持部材21の昇降によって開閉動作されられ
るようになっている。保持部材21にはケーシング18の上
下に配置された昇降シリンダ26のロッド28が固定されて
おり、これらシリンダ26によるロッド28の押出し,引込
みによって保持部材21が昇降させられるようになってい
る。
クランプ装置16の上方には、ゴム成形品10をクランプ爪
20から強制的に離脱させるための離脱装置30が配設され
ている。離脱装置30は、第4図に示すように駆動シリン
ダ32と、その両側においてガイド筒34に嵌合された2本
のガイドロッド36とを有しており、それら2つのガイド
ロッド36の各先端がプレート40によって駆動シリンダ32
のロッド38に連結されている。プレート40は第1図に示
すようにL字形状を成してて下端部がクランプ爪20の側
に引込んでおり、且つその下面に係合部材42が取り付け
られている。係合部材42は、第3図に示すようにプレー
ト40から真下に立ち下る垂下部44と、半円リング状の係
合爪46とを有しており、その垂下部44がケーシング18に
固定の筒体48の溝50内を移動させられるとともに、係合
爪46がゴム成形品10における大径部11の端部に当接して
成形品10を移動させ得るようになっている。筒体48はゴ
ム成形品10の膨脹を一定限度に抑えるためのものであっ
て、内径がゴム成形品10の外径よりも僅かに大きい径と
され、且つ長さがゴム成形品10とほぼ同じ程度の長さと
されている。
一方、ケーシング18の上下中間部には円筒形状の送気口
部材52が配設されている。送気口部材52は先細り形状と
なっていて先端部がゴム成形品10の小径部13側の開口端
部内面と中子型12との間に差し込まれるようになってい
る。またその内面には軸心方向に溝54が形成されてお
り、この溝54を通じてゴム成形品10と中子型12との間に
圧縮空気を吹き込み得るようになっている。
次に本装置の作用を説明する。
駆動シリンダー32のロッド38を引込んだ状態において、
またクランプ爪20を開いた状態において、金型から共に
取り出されたゴム成形品10と中子型12とを筒体48の内部
に挿入する。そしてそれらの端部に、即ちゴム成形品10
と中子型12との間に送気口部材52を差し込む。これとと
もに昇降シリンダー26を作動させてそれらのロッド28を
押し出し、以てクランプ爪20を閉じて小径部13外面の溝
形状部14をクランプする。この状態で送気口部材52から
圧縮空気をゴム成形品10と中子型12との間に吹き込む
と、ゴム成形品10が外側に膨脹し、中子型12との間に隙
間が生ぜしめられる。このときゴム成形品10は圧縮空気
によって一部のみが局部的に膨らもうとするが、ゴム成
形品10を外側から包み込む筒体48によってこれが防止さ
れる。即ちゴム成形品10と中子型12との間に圧縮空気が
吹き込まれると、蛇腹部の柔らかい部分が優先的に膨ら
もうとするが、筒体48が外側にあってこれを阻止するた
め、圧縮空気がゴム成形品10と中子型12との密着部全体
に均等に供給され、以てゴム成形品10が全体的に膨脹さ
せられるのである。
さてこの状態で中子型12とクランプ爪20とがゴム成形品
10の軸心方向に相対移動させられて、成形品10が中子型
12から離型される。これとともに送気口部材52からの送
気が停止され、またクランプ爪20が開かれてゴム成形品
10に対するクランプが解除される。このとき小径部13外
面の溝形状部14がクランプ爪20に引っ掛かって成形品10
がクランプ爪20からスムーズに落下しないことがある
が、続く離脱装置30の作動によってクランプ爪20に残っ
たゴム成形品10は爪20から強制的に離脱させられる。即
ちクランプ爪20が開くと駆動シリンダ32が作動させられ
てそのロッド38が押し出され、このとき係合部分42の係
合爪46が成形品10の大径部11の端部に係合してこれを押
動して成形品10をクランプ爪20から強制的に離脱させ
る。
このように、ゴム成形品10が小径部13を有し且つその外
面に溝形状部14があるときには同部分をクランプ爪20に
てクランプするのが有利であり、これによりゴム成形品
10を強くクランプしなくても中子型12と成形品10とをス
ムーズに引き離すことができるようになるが、反面、溝
形状部14がクランプ爪20に引っ掛かってクランプ爪20に
残る不具合が生じる。本例の装置はこのような不具合を
解消するものであり、クランプ爪20に残った成形品10を
同爪20から確実に離脱させることができる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することも可能である。
例えば上例ではゴム成形品を例にとったが、本考案は軟
質プラスチック製の成形品に対しても適用可能である
し、また成形品として、大径部が蛇腹部を有し、小径部
が外面に溝形状部を有するものであれば上例とは異なっ
た形状のものでも本考案の適用が可能である。
(考案の効果) このように、本考案の離型装置は係合部分と駆動機構部
とを有する離脱装置を設けて、クランプ爪に残った成形
品を強制的に離脱させるようにしたものである。
これにより成形品を中子型からスムースに離型できると
ともに、離型されたゴム成形品が離型装置の側に残って
しまうことがなくなり、離型作業を円滑に行うことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である離型装置の正面図(一
部断面図)であり、第2図は同装置のクランプ爪と周辺
部を示す要部正面図(一部断面図)である。第3図は同
じ離型装置の係合部材と周辺部を示す要部正面図(一部
断面図)であり、第4図は同装置の離脱装置の要部平面
図(一部断面図)である。第5図は同装置のクランプ爪
の回転中心部の構造を示す一部切欠要部正面図であり、
第6図は本願の先願に係る離型装置の一例を示す断面
図、第7図は第6図の離型装置のクランプ爪と周辺部を
示す要部正面図(一部断面図)である。 10:ゴム成形品、11:大径部 12:中子型、13:小径部 14:溝形状部、16:クランプ装置 20:クランプ爪、30:離脱装置 32:駆動シリンダ、42:係合部材 52:送気口部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が開口する中空の筒体状を成してその
    一端側が大径に、他端側が小径に夫々形成され、該大径
    部が蛇腹部を有するとともに小径部が外面に溝形状部を
    有する弾性体成形品を、その内面に密着する中子型から
    離型する装置にして、 クランプ爪の開閉動作によって前記小径部の溝形状部を
    把持し或いは開放するクランプ装置と、 筒状を成して先端部が前記小径部の開口端部内面と中子
    型の外面との間に差し込まれ、前記クランプ装置が前記
    成形品をクランプした状態において、送られて来た圧縮
    空気を小径部内面と中子型外面との間から吹き込んで成
    形品の前記蛇腹部を外側に膨張させる送気口部材と、 該成形品の大径部に係合する係合部材及び該係合部材を
    前記クランプ爪から離れる方向に移動させる駆動機構部
    とを有し、中子型から離型された後において尚該クラン
    プ爪に残った成形品を該係合部材の移動にて強制的に離
    脱させる離脱装置と、 を含むことを特徴とする蛇腹部を有する弾性体成形品の
    離型装置。
JP2032887U 1987-02-14 1987-02-14 蛇腹部を有する弾性体成形品の離型装置 Expired - Lifetime JPH0638649Y2 (ja)

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