JPH0638580B2 - 小型無線機用アンテナ - Google Patents
小型無線機用アンテナInfo
- Publication number
- JPH0638580B2 JPH0638580B2 JP62229603A JP22960387A JPH0638580B2 JP H0638580 B2 JPH0638580 B2 JP H0638580B2 JP 62229603 A JP62229603 A JP 62229603A JP 22960387 A JP22960387 A JP 22960387A JP H0638580 B2 JPH0638580 B2 JP H0638580B2
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- JP
- Japan
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- antenna
- lcd
- display
- small
- small radio
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、小型無線機用アンテナに関する。
［従来の技術］ 従来、携帯性を重視した小型無線機には、その筐体の小
型化による筐体内のアンテナスペースの縮小に伴い、小
型ながらも可能な限り高利得で、他の回路基板等の影響
を受けないようなループアンテナやフェライトアンテナ
等の内臓アンテナが使用されていた。
型化による筐体内のアンテナスペースの縮小に伴い、小
型ながらも可能な限り高利得で、他の回路基板等の影響
を受けないようなループアンテナやフェライトアンテナ
等の内臓アンテナが使用されていた。
［解決すべき問題点］ しかしながら近年では、無線機の更なる小型化に伴い、
筐体が大きさや厚さなどで厳しい制限を受け、このため
上述した従来の内臓アンテナも、その取り付け位置、大
きさ、形状で大きな制限を受けるようになってきたた
め、通常の受信動作に十分なアンテナゲインを得ること
が困難であるという問題が生じてきている。
筐体が大きさや厚さなどで厳しい制限を受け、このため
上述した従来の内臓アンテナも、その取り付け位置、大
きさ、形状で大きな制限を受けるようになってきたた
め、通常の受信動作に十分なアンテナゲインを得ること
が困難であるという問題が生じてきている。
また、上述した従来の内臓アンテナの特性は、その近傍
に導体や回路基板があると、電磁的に結合した本来の特
性より悪化するという問題がある。このため、例えばＬ
ＣＤによる表示部を持つ腕時計型小型無線機のような小
型かつ薄型の筐体内に、表示部のＬＣＤと受信機の回路
基板とを配置しようとする場合には、特性悪化を招くこ
ととなるので結果として適当な内臓アンテナの配置空間
がなくなってしまうという問題がある。
に導体や回路基板があると、電磁的に結合した本来の特
性より悪化するという問題がある。このため、例えばＬ
ＣＤによる表示部を持つ腕時計型小型無線機のような小
型かつ薄型の筐体内に、表示部のＬＣＤと受信機の回路
基板とを配置しようとする場合には、特性悪化を招くこ
ととなるので結果として適当な内臓アンテナの配置空間
がなくなってしまうという問題がある。
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたものであ
り、小型無線機の筐体内の限られたスペースの中で、通
常の受信動作に十分なゲインを持った小型無線機用アン
テナの提供を目的とする。
り、小型無線機の筐体内の限られたスペースの中で、通
常の受信動作に十分なゲインを持った小型無線機用アン
テナの提供を目的とする。
［問題点の解決手段］ 本発明は、上記目的を達成するため、情報を表示する表
示部を有する小型無線機において、前記表示部を形成す
る表示素子の導電性を有する部分を小型無線機のアンテ
ナの主要構成要素とした構成としてある。
示部を有する小型無線機において、前記表示部を形成す
る表示素子の導電性を有する部分を小型無線機のアンテ
ナの主要構成要素とした構成としてある。
［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図および第２図は、ＬＣＤの反射板を逆Ｆ型アンテ
ナの主要構成要素とする小型無線機用アンテナの第１実
施例を示すもので、第１図（ａ）は同アンテナの給電部
３を通る断面図、第１図（ｂ）は同アンテナの短絡板６
側から見た側面図、第２図は同アンテナの斜視図であ
る。
ナの主要構成要素とする小型無線機用アンテナの第１実
施例を示すもので、第１図（ａ）は同アンテナの給電部
３を通る断面図、第１図（ｂ）は同アンテナの短絡板６
側から見た側面図、第２図は同アンテナの斜視図であ
る。
ＬＣＤ１は小型無線機（受信機）の表示部を構成し、Ｌ
ＣＤ表示面９から液晶表示を行なうようになっている。
ＬＣＤ１は、ＬＣＤ接続部５を通して受信機の回路基板
４に接続されている。この場合、ＬＣＤ１における反射
板８には導体を用いるが、光学的な反射の機能をも有し
ている。
ＣＤ表示面９から液晶表示を行なうようになっている。
ＬＣＤ１は、ＬＣＤ接続部５を通して受信機の回路基板
４に接続されている。この場合、ＬＣＤ１における反射
板８には導体を用いるが、光学的な反射の機能をも有し
ている。
本実施例のアンテナは、給電部３と、地板２と、反射板
８、導体板７と、短絡板６とで構成されており、変形さ
れた逆Ｆ型アンテナとなっている。給電部３は反射板８
から回路基板４の受信機回路に接続されている。アンテ
ナの部分と受信機の回路系とは地板２によって遮蔽され
ており、またＬＣＤ１もアンテナ側から見て反射板８の
裏面に密着した構造になっているので、電磁的な影響は
小さい。短絡板６は、アンテナの共振周波数を下げるた
めに導体板７により容量性になるところを補うリアクタ
ンスを付加するため、導体板７の幅に比べて細くなって
いるが、この短絡板６に沿ってＬＣＤ接続部５がＬＣＤ
１と回路基板４とを接続しているのでＬＣＤ接続部５が
アンテナの特性に与える影響も小さくなっている。
８、導体板７と、短絡板６とで構成されており、変形さ
れた逆Ｆ型アンテナとなっている。給電部３は反射板８
から回路基板４の受信機回路に接続されている。アンテ
ナの部分と受信機の回路系とは地板２によって遮蔽され
ており、またＬＣＤ１もアンテナ側から見て反射板８の
裏面に密着した構造になっているので、電磁的な影響は
小さい。短絡板６は、アンテナの共振周波数を下げるた
めに導体板７により容量性になるところを補うリアクタ
ンスを付加するため、導体板７の幅に比べて細くなって
いるが、この短絡板６に沿ってＬＣＤ接続部５がＬＣＤ
１と回路基板４とを接続しているのでＬＣＤ接続部５が
アンテナの特性に与える影響も小さくなっている。
次に、第３図ないし第５図は本発明に係る小型無線機用
アンテナの第２実施例を示すもので、第３図（ａ）は同
アンテナの給電部３を通る断面図、第３図（ｂ）は同ア
ンテナの短絡板６側から見た側面図、第４図は斜視図で
あり、これらの図において上記第１実施例と同様な部分
には同一の符号を付してある。
アンテナの第２実施例を示すもので、第３図（ａ）は同
アンテナの給電部３を通る断面図、第３図（ｂ）は同ア
ンテナの短絡板６側から見た側面図、第４図は斜視図で
あり、これらの図において上記第１実施例と同様な部分
には同一の符号を付してある。
本実施例も先に示した第１実施例と同様に逆Ｆ型アンテ
ナを形成するが、ＬＣＤ１の反射板でアンテナを形成す
るのではなく、ＬＣＤ１の電極１０でアンテナを形成し
ている点で第１実施例とは異なっている。
ナを形成するが、ＬＣＤ１の反射板でアンテナを形成す
るのではなく、ＬＣＤ１の電極１０でアンテナを形成し
ている点で第１実施例とは異なっている。
第５図はアンテナとＬＣＤの構成を示す図である。同図
に示すように、給電部３から高周波が受信機１３に入力
される。ＬＣＤは、液晶材料１１の上下に配した電極１
０，１２を用いて、液晶材料１１をアンテナの高周波に
比べ低い周波数の交流で駆動することにより光学的な表
示を行なうので、コイル１４によってＬＣＤ制御回路１
５がアンテナ側から高周波的に分離されている。
に示すように、給電部３から高周波が受信機１３に入力
される。ＬＣＤは、液晶材料１１の上下に配した電極１
０，１２を用いて、液晶材料１１をアンテナの高周波に
比べ低い周波数の交流で駆動することにより光学的な表
示を行なうので、コイル１４によってＬＣＤ制御回路１
５がアンテナ側から高周波的に分離されている。
以上のような構成により、アンテナの主要構成要素とし
てＬＣＤ電極１０を用いることができる。
てＬＣＤ電極１０を用いることができる。
次に、第６図図乃至第８図は本発明に係る小型無線機用
アンテナの第３実施例を示し、これらの図において上記
第２実施例と同様な部分には同一の符号を付してある。
本実施例は、ＥＬ（エレクトロルミネッセンス）１７の
電極２０を逆Ｆ型アンテナの主要構成要素とした小型無
線機用アンテナであり、第６図（ａ）は同アンテナの給
電部３を通る断面図、第６図（ｂ）は同アンテナの短絡
板６側から見た側面図、第７図は同アンテナの斜視図で
ある。
アンテナの第３実施例を示し、これらの図において上記
第２実施例と同様な部分には同一の符号を付してある。
本実施例は、ＥＬ（エレクトロルミネッセンス）１７の
電極２０を逆Ｆ型アンテナの主要構成要素とした小型無
線機用アンテナであり、第６図（ａ）は同アンテナの給
電部３を通る断面図、第６図（ｂ）は同アンテナの短絡
板６側から見た側面図、第７図は同アンテナの斜視図で
ある。
本実施例も先に示した第１実施例と同様に逆Ｆ型アンテ
ナを形成するが、ＬＣＤの反射板ではなく、半透明反射
板１６を有する構造となっているＬＣＤの下部に重ねて
用いられ照明の役割を果たすところのＥＬ１７でアンテ
ナを形成している点で第１実施例とは異なっている。本
実施例におけるＬＣＤ接続部５は、ＥＬ１７の接続部も
含んでいる。
ナを形成するが、ＬＣＤの反射板ではなく、半透明反射
板１６を有する構造となっているＬＣＤの下部に重ねて
用いられ照明の役割を果たすところのＥＬ１７でアンテ
ナを形成している点で第１実施例とは異なっている。本
実施例におけるＬＣＤ接続部５は、ＥＬ１７の接続部も
含んでいる。
第８図はアンテナとＥＬの構成を示す図である。第５図
に示した第２実施例と同様、ＥＬ１７の駆動も高周波に
比べかなり低い周波数の交流を電極１９，２０にかける
ことにより行なわれるのでＥＬ制御回路１８とアンテナ
はコイル１４で接続され、このコイル１４によってＥＬ
制御回路１８がアンテナ側から高周波的に分離される。
に示した第２実施例と同様、ＥＬ１７の駆動も高周波に
比べかなり低い周波数の交流を電極１９，２０にかける
ことにより行なわれるのでＥＬ制御回路１８とアンテナ
はコイル１４で接続され、このコイル１４によってＥＬ
制御回路１８がアンテナ側から高周波的に分離される。
以上のような構成により、アンテナの主要構成要素とし
てＥＬ電極２０を用いることができる。
てＥＬ電極２０を用いることができる。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、アンテナの主要構成要素
として、表示部を形成する表示素子の導電性を有する部
分を利用しているので、小型かつ薄型の無線機であって
も十分な利得を確保することができるという効果があ
る。
として、表示部を形成する表示素子の導電性を有する部
分を利用しているので、小型かつ薄型の無線機であって
も十分な利得を確保することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 第１図及び第２図は本発明の第１実施例を示すする図で
あり、第１図（ａ）はアンテナの給電部を通る断面図、
第１図（ｂ）は同アンテナの短絡板側から見た側面図、
第２図は同アンテナの斜視図である。第３図ないし第５
図は本発明の第２実施例を示す図であり、第３図（ａ）
はアンテナの給電部を通る断面図、第３図（ｂ）は同ア
ンテナの短絡板側から見た側面図、第４図は同アンテナ
の斜視図、第５図は同アンテナとＬＣＤの構成を示す回
路図である。第６図乃至第８図は本発明の第３実施例を
示す図であり、第６図（ａ）はアンテナの給電部を通る
断面図、第６図（ｂ）は同アンテナの短絡板側から見た
側面図、第７図は同アンテナの斜視図、第８図は同アン
テナとＥＬの構成を示す回路図である。 １：ＬＣＤ、２：地板 ３：給電部、４：回路基板 ５：ＬＣＤ接続部、６：短絡板 ７：導体、８：反射板 ９：ＬＣＤ表示部、１０：ＬＣＤ電極 １１：液晶材料、１２：電極 １３：受信機、１４：コイル １５：ＬＣＤ制御回路、１６：半透明反射板 １７：ＥＬ、１８：ＥＬ制御回路 １９：ＥＬ電極、２０：ＥＬ電極
あり、第１図（ａ）はアンテナの給電部を通る断面図、
第１図（ｂ）は同アンテナの短絡板側から見た側面図、
第２図は同アンテナの斜視図である。第３図ないし第５
図は本発明の第２実施例を示す図であり、第３図（ａ）
はアンテナの給電部を通る断面図、第３図（ｂ）は同ア
ンテナの短絡板側から見た側面図、第４図は同アンテナ
の斜視図、第５図は同アンテナとＬＣＤの構成を示す回
路図である。第６図乃至第８図は本発明の第３実施例を
示す図であり、第６図（ａ）はアンテナの給電部を通る
断面図、第６図（ｂ）は同アンテナの短絡板側から見た
側面図、第７図は同アンテナの斜視図、第８図は同アン
テナとＥＬの構成を示す回路図である。 １：ＬＣＤ、２：地板 ３：給電部、４：回路基板 ５：ＬＣＤ接続部、６：短絡板 ７：導体、８：反射板 ９：ＬＣＤ表示部、１０：ＬＣＤ電極 １１：液晶材料、１２：電極 １３：受信機、１４：コイル １５：ＬＣＤ制御回路、１６：半透明反射板 １７：ＥＬ、１８：ＥＬ制御回路 １９：ＥＬ電極、２０：ＥＬ電極
Claims (4)
- 【請求項１】情報を表示する表示部を有する小型無線機
において、前記表示部を形成する表示素子の導電性を有
する部分を小型無線機のアンテナの主要構成要素とした
ことを特徴とする小型無線機用アンテナ。 - 【請求項２】前記表示部の表示素子がＬＣＤである場合
において、前記ＬＣＤの反射板を導体とし、その反射板
を逆Ｆ型アンテナの主要構成要素とした特許請求の範囲
第１項記載の小型無線機用アンテナ。 - 【請求項３】前記表示素子がＬＣＤである場合におい
て、前記ＬＣＤの電極を逆Ｆ型アンテナの主要構成要素
とし、そのＬＣＤ電極とＬＣＤ制御部とをインダクタで
接続した特許請求の範囲第１項記載の小型無線機用アン
テナ。 - 【請求項４】前記表示素子がその表示面を照明する照明
素子を有するＬＣＤである場合において、前記ＬＣＤの
表示面を照明する照明素子の一部を逆Ｆ型アンテナの主
要構成要素とした特許請求の範囲第１項記載の小型無線
機用アンテナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229603A JPH0638580B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | 小型無線機用アンテナ |
| US07/577,847 US5007105A (en) | 1987-08-14 | 1990-09-04 | Watch type paging receiver |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229603A JPH0638580B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | 小型無線機用アンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6473918A JPS6473918A (en) | 1989-03-20 |
| JPH0638580B2 true JPH0638580B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16894766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62229603A Expired - Lifetime JPH0638580B2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-09-16 | 小型無線機用アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638580B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2774401B2 (ja) * | 1991-10-24 | 1998-07-09 | 三菱電機株式会社 | 無線装置 |
| GB2446622A (en) | 2007-02-14 | 2008-08-20 | Sharp Kk | Wireless interface |
| EP2197074B1 (en) | 2007-09-27 | 2012-12-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Antenna device, display device substrate, liquid crystal display unit, display system, method for manufacturing antenna device and method for manufacturing display device substrate |
| CN104900991A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-09-09 | 山西大学 | 一种小型化微带巴伦 |
| JP6610245B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2019-11-27 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56169401A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-26 | Shuichi Sakai | Antenna for wrist watch type receiver |
| JPS6123423A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線機 |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP62229603A patent/JPH0638580B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6473918A (en) | 1989-03-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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