JPH0638565Y2 - 帯板の水切り装置 - Google Patents

帯板の水切り装置

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JPH0638565Y2
JPH0638565Y2 JP6234889U JP6234889U JPH0638565Y2 JP H0638565 Y2 JPH0638565 Y2 JP H0638565Y2 JP 6234889 U JP6234889 U JP 6234889U JP 6234889 U JP6234889 U JP 6234889U JP H0638565 Y2 JPH0638565 Y2 JP H0638565Y2
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rolls
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arm
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文昭 岸本
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、帯板の表面から水分を除去するための水切
り装置に関するものである。
[従来の技術] 帯板の圧延や表面処理などの工程においては、冷却水や
処理液などとして多量の水分が使用されるが、そのとき
帯板の表面に付着した水分は、次の工程までに取り除か
れるのが普通である。帯板に水分が付いていると、帯板
の温度を管理するうえで支障となったり、最終製品にな
る段階で表面にシミができたりするからである。
上記の処理工程では帯板が自身の長手方向に搬送される
が、その表面から水分を除去するのは、帯板の表・裏両
面にロール(上ロールおよび下ロール)を押し付けるこ
とによって行われる。エアスプレーなどで水分を吹き飛
ばす方法もあるが、帯板は高速度で搬送されることが多
いためスプレーだけでは効果が不十分であるとして、や
はり上記のようにロールによる水切りを主とし、スプレ
ーは補助的に(仕上げ的なねらいで)用いられる場合が
多い。
ロールを用いた従来の水切り装置は、帯板搬送経路の両
側に軸受ハウジングをもち、帯板を上下からはさむよう
配置される1以上の上ロールと1以上の下ロールの各両
端が、両方のハウジング内の軸受を介して回動自在に支
持される構造であった。そして、いずれか1以上のロー
ルについては、両端の軸受がそれぞれ昇降駆動手段(た
とえば油圧シリンダ)に連結されており、同駆動手段で
そのロールを帯板に押し付ける(このため帯板はたわん
ですべてのロールに接触する)ことにより水切りが行わ
れる。軸受ハウジングおよび昇降駆動手段が両側に各1
組配置されて、両側から上記ロールを支持・昇降するこ
とから、ロールの押付け力は強く設定されていた。
こうした水切り装置の例は、たとえば特開昭58−215213
号公報に記載されている。なお、この公報の技術では特
に、ロールは帯板のパスラインを十分に変更する程度に
強く押し付けられ、そのパスラインの変化量が管理され
る。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の水切り装置については、つぎのような課
題が存在する。すなわち、イ)ロールの両端部にそれぞ
れ軸受ハウジングを配置するうえ、昇降駆動手段も最低
2つは必要なので、構造が複雑となり設備コストが高く
つく。ロ)前記公報の例に代表されるように帯板に対す
るロールの押付け力がかなり強いので、ロールや軸受ハ
ウジングを高強度にし、さらにはパスラインを変更する
ためにロール間隔を広くとるなど、必然的に設備規模が
大きくなってやはり設備コストが高くなる。ハ)同じく
押し付け力が強いために、ロール表面の摩耗・損傷や帯
板表面の損傷および光沢むらが生じやすい。ニ)軸受ハ
ウジングの高さと昇降駆動手段のストロークとを極端に
大きくしない限り(大きくすればロ)の点で好ましくな
い)、対向する上ロールと下ロールを遠く離間すること
ができないため、メンテナンス作業を行いにくい。
この考案は、以上の課題を解決することを目的とし、構
造が簡単で規模もコンパクトなために設備コストが低
く、またメンテナンスも容易な水切り装置を提供するも
のである。
[課題を解決するための手段] この考案の水切り装置は、長手方向に搬送される帯板に
対し、両面に1以上の上ロールと1以上の下ロールをそ
れぞれ押し付けることによりその帯板の水切りを行う装
置であって、1体のフレームによって上ロールの両端
を回動自在に支持させ、そのフレームの中央上部を、
帯板搬送経路の一側方に支点をもって上下に揺動するア
ームの先端部に連結するとともに、上ロールを帯板に
軽微に押し付けるとともに同ロールを上方に退避させる
ための揺動駆動手段を上記アームに配備したものであ
る。
また請求項2に記載したように、上ロールのうち1のロ
ールの表面に不織布層を設け、このロールを、上記フレ
ームに対し昇降可能に取り付けるのもよい。
[作用] この考案の水切り装置においては、下ロールの上に帯板
を通したうえ、これに上ロールが圧下されるよう揺動駆
動手段でアームを揺動すれば、フレームを介して支持さ
れた上ロールが帯板に押し付けられ、同時に帯板は下ロ
ールにも押し付けられる。帯板の両面に付着した水分
は、帯板が搬送されるときこれらのロールでせき止めら
れて両脇へ排除されるので、本装置より後方で帯板表面
に残存する水分はごくわずかになる。帯板に対して上ロ
ールを軽く押し付けるにすぎないため、帯板は上・下い
ずれのロールとも軽微な圧力で接触し帯板のパスライン
はほとんど変更されないが、帯板およびロールの表面が
滑らかである場合は、この状態で水切り効果は十分に発
揮される。また、ロールや帯板の表面が傷つくことも少
ない。
一方、揺動駆動手段により上記と逆向きにアームを揺動
すれば、上ロールはフレームとともに上方に退避する。
そしてこの考案の水切り装置の特徴として、a)上記し
た上ロールの上下動が、帯板搬送経路の一側方のみに支
点をもち一つの駆動手段により揺動するアームによって
なされること、b)帯板に対する上ロールの押し付け力
が軽微であること、また、c)アームを揺動して上ロー
ルを上方へ退避させるとき、帯板搬送経路の一側(アー
ムの支点を設けない側)が完全に開放されるうえ、上ロ
ールを下ロールから遠く離間することも容易であること
−などがあげられる。
また請求項2の水切り装置は、帯板の上面(一般に下面
よりも水分の付着量が多い)に接する上ロールについ
て、うち1つのロールの表面に不織布層を有するので、
帯板に対するロールの接触圧力がわずかであっても良好
な水切り効果を発揮する。このことは、上ロールの押し
付け力を一層軽微なものにできることを意味する。ま
た、不織布層をもつロールにおいては、鉄粉などの異物
が層内に入り込むため、帯板表面の疵防止(光沢維持)
に関しても極めて有効である。
そしてこの不織布層をもつロールは、フレームに対し昇
降可能であるため、帯板へは他のロールと別に選択的に
接触させることができる。これは、金属層などからなる
通常のロールの硬質な表面に比べて、不織布層の耐用寿
命が短いことを考慮したものである。
[実施例] 第1図・第2図は、この考案の第1実施例である水切り
装置1の正面図および側方視断面図、第3図・第4図
は、第2実施例に関する水切り装置2の同じく正面図お
よび側方視断面図である。
二つの水切り装置1・2は、帯状鋼板Aの逆転式圧延機
(図示せず)をはさんで配置されており、圧延時に使用
されるクーラント液(水分・油分などを含む液体)を鋼
板Aの表面から除去する目的で運転される。つまり水切
り装置1、圧延機、水切り装置2か帯状鋼板Aの長手方
向(搬送方向)に順に配置され、さらにそれらの両端方
に、鋼板Aをコイル状に巻き取ったり巻き戻したりする
リール装置(図示せず)が置かれている。圧延機が逆転
式であるため、鋼板Aが搬送される向きは圧延パスごと
に逆転する。
水切り装置1および2は、いずれも鋼板Aの表裏両面に
上下のロールを押し付けて水切りを行うもので、上ロー
ルに関連する一部を除いてほぼ同様の構造をもつが、こ
こではまず、第1図・第2図に基づき水切り装置1に関
して説明する。
水切り装置1は、第1図の鉄骨架台3上に構成され、第
2図のように一つの下ロール11と二つの上ロール21・22
が配備されている。ロール11・21・22は、いずれも鋼製
の回動自在型(アイドル型)ロールである。これらが鋼
板Aに押し付けられることにより水切りがなされるが、
鋼板Aの先端を最初に上下ロール間に通すことや、各ロ
ールやその周辺のメンテナンスに関する便宜、圧延機の
ロールとのレベル合わせなどの点から、下ロール11およ
び上ロール21・22は下記のように上下動して互いに接近
・離間できるようになっている。
第1図のようにまず下ロール11は、両端に配した軸受11
aが、架台3に対し上下にスライドする昇降梁12上に取
り付けられている。この昇降梁12は、架台3と一体の案
内枠3a内に上下摺動可能に両端部12aが挿入され、架台
3上に設置された二つの油圧シリンダ14で下方から支持
されている。そのため、シリンダ14を伸縮させることに
より、下ロール11は昇降梁12とともにシリンダ14のスト
ローク分だけ昇降する。
そして上ロール21・22については、この実施例において
新たにつぎの構造を採用して昇降可能にしたものであ
る。すなわち、各両端の軸受21a・22aをともにフレーム
24の下部に取り付け、そのフレーム24の中央上部を、揺
動アーム25の先端部にピン24aを介し連結して支持させ
た。アーム25は、架台3の側方(つまり鋼板Aの搬送経
路の一側方)のブラケット3bに取り付けた一つのピン25
aを揺動支点とし、アーム25の外方のピン25bと架台3の
下方のブラケット3cに取着したピン31aとの間に配設し
た油圧シリンダ31を揺動駆動手段として揺動する。
フレーム24は一体で上ロール21・22の両端を支持し、こ
れにアーム25が連結しているので、一つのシリンダ31を
伸縮させてアーム25を揺動させることにより、上ロール
21・22の全体(全長)が昇降する(図の仮想線参照)。
これに関しては、構造が簡単であることのほか、イ)上
ロール21・22を上昇させたとき、鋼板Aの搬送経路の一
側(第1図の左側)が完全に開放される、ロ)揺動支点
(ピン25a)から駆動点(ピン25b)および被駆動点(ピ
ン24a)までの長さの比から、シリンダ31の伸縮量以上
の距離を被駆動点(ピン24a)が移動するので、シリン
ダ31が小型でも上ロール21・22を下ロール11から大きく
離間することができる。ハ)フレーム24および上ロール
21・22が、アーム25に対しピン24aを枢支点として左右
に傾き得るので、下ロール11の高さや鋼板Aの厚さなど
に拘わらず上ロール21・22が鋼板Aに対し常にフラット
に接触する、といった利点がある。なお、アーム25の先
端部を上昇させたときフレーム24が必要以上に左右に揺
れないよう、フレーム24の中央横のピン24b上に、ナッ
ト24dを螺着したボルト24cを取り付け、これらを、アー
ム25の最先端部に設けた枠体25cに係合させている。ボ
ルト24cが枠体25cを上下に貫き、ナット24dの上下端面
と枠体25cとの間にはすき間が設けてあるので、このす
き間に相当する角度だけフレーム24はアーム25に対し左
右に揺れることができる。
運転時に油圧シリンダ31を伸長してアーム25の先端部を
押し下げると、第2図のように上ロール21・22および下
ロール11が鋼板Aの上下各面に接触するが、この実施例
では、シリンダ31への供給油の圧力を減圧弁(図示せ
ず)で所定値に管理し、鋼板Aに対し上ロール21・22を
(当然、下ロール11との間で)軽微に押し付けるよう制
御している。軽微な押し付けというのは、たとえば、鋼
板Aに対する各ロールの単位長さ当たりの圧力がたかだ
か10kg/mm〜40kg/mm程度で、鋼板Aのたわみ量(つまり
パスラインの変化量)δがゼロに近い(最大で5mm程
度。ただしこの量δそのものを制御または管理するわけ
ではない)範囲の軽い押し付けをさす。
さて、この水切り装置1の運転はつぎのようにして行
う。
まず、帯状鋼板Aの先端を下ロール11と上ロール21・
22との間に通す(この先端は圧延機とその前方の水切り
装置2にも通される)。この作業は、第1図の状態から
シリンダ14およびシリンダ31をそれぞれ適当量(全スト
ロークでなくてよい。また必ずしもシリンダ14・31の両
方でなくともよい)だけで収縮させて、下ロール11と上
ロール21・22との間を適当に広げたうえで行う。
鋼板Aが圧延機と水切り装置1・2に通され、かつ両
端方のリール装置に保持されると、シリンダ14で下ロー
ル11を所定の高さまで上げるとともに、前記のように上
ロール21・22を鋼板A上に軽微に押し付ける。これによ
り鋼板Aは、第2図のようにロール11・21・22に接触す
る。圧延特性を高めるため鋼板Aにはリール装置により
圧延機の前後で適度のテンションが与えられるが、上記
の押し付け力(つまりシリンダ31への供給油圧力)は、
そのテンションの大きさに応じて調整するのがよい。
圧延機およびリール装置を駆動すると鋼板Aが搬送さ
れ、ロール11・21・22はその鋼板Aに接触しながら回転
する。圧延機付近で鋼板Aに吹き付けられるクーラント
液は、これらロール11・21・22との接触部で鋼板Aから
除去される。なお、鋼板Aが水切り装置1を出る位置に
エアスプレーを配置し、これを補助的な水切り手段とし
て用いるのもよい。
水切り装置1の各ロール11・21・22や軸受11a・21a・22
aなどについての点検・整備・交換といったメンテナン
スは、シリンダ31を十分に(たとえばストローク端ま
で)収縮させたうえ行えばよい。上ロール21・22が下ロ
ール11から遠くはなれた位置まで退避するので、作業を
行いやすい。
つづいて第3図・第4図に基づき、水切り装置2につい
て説明する。
水切り装置2においても、鉄骨架台3上に一つの下ロー
ル11と二つの上ロール51・52が配備されている。架台3
および下ロール11の構成は前記した水切り装置1におけ
るものと同じであるため、図に同一の符号を付して説明
を省略する。また上ロール51・52についても、両端が一
体のフレーム54によって回動自在に支持され、そのフレ
ーム54の中央上部がピン54aを介して揺動アーム55の先
端部に連結されている点、アーム55が一側方のピン55a
を支点とし油圧シリンダ31を駆動手段として揺動する
点、さらにアーム55の枠体55cがボルト54c・ナット54d
と緩く係合してフレーム54のピン54bに連結されている
点は前記水切り装置1と同様である。
この水切り装置2が水切り装置1と異なる点は、下ロー
ル11に対する上ロール51・52の配置が第4図のように第
2図と多少相違することのほか、上ロール52の表面に不
織布層52bを設けたこと、また、上ロール52の両端の軸
受52aとフレーム54との間に油圧シリンダ53を介装(シ
リンダ53をフレーム54に取り付け、その伸縮端に軸受52
aを連結)したこと、である。不織布というのは、紡績
機や織機を用いずに繊維を接合させた布であり、鋼板A
に対しごくわずかな圧力で接触させるだけで、高い水切
り効果を発揮する。ところが他のロール11・51(いずれ
も鋼製)の表面に比べて傷みやすいので、特に必要なと
きだけ選択的にロール52を使用できるよう、シリンダ53
によってフレーム54に対しロール52を単独で昇降可能に
したのである。
したがって、通常のパスではロール52を上げて鋼板Aか
ら離し、ロール11および51により水切りを行う一方、必
要な場合だけシリンダ53でロール52を下ろして鋼板Aに
接触させ、三つのロール11・51・52によって水切りを行
うことができる。この実施例で必要な場合というのは、
逆転式圧延機による複数度のパスのうち、たとえば、鋼
板Aに作用させるテンションが小さいゆえロール11・51
(および52)と鋼板Aとの接触圧力が極めて小さくなら
ざるを得ないときや、水切り度合いを良くしたい最終
(仕上げ)パスで第4図の矢印aの向きに鋼板Aが送ら
れるとき、などである。
そのほかの点については、水切り装置2も装置1と同様
に使用することができ、また同様の利点をもつので説明
を省略する。
以上、二つの実施例(水切り装置1および2)を紹介し
たが、この考案はこれらの例に限定されるものではな
い。すなわち、 イ)ロールの数が上記の通りでなくてもよい。つまり、
帯板両面に接触する上ロール・下ロールが各1以上あれ
ば同じ作用をなす。またロールの配置(ロール間の位置
関係)についても、千鳥状または直接対向型など、とく
に限定する理由はない。
ロ)アームの揺動駆動手段として、油圧シリンダ以外
に、電動式シリンダや油圧揺動モータをはじめ他の各種
機器を使用することができる。
ハ)下ロールについては実施例のように昇降可能である
に及ばない。下ロールの位置が固定されている場合も、
帯板の先端を上下ロール間にやや通しにくいことがある
点を除いて、水切り装置としての機能は上記と同様に発
揮される。
ニ)実施例のように、鋼板の圧延に関わる装置に限って
適用されるものではない。つまりたとえば、熱処理や表
面処理の工程など圧延以外の工程で、銅板や樹脂板(ビ
ニールシート等を含む)など鋼板以外の帯板の水切りを
する装置としても適用できる。
[考案の効果] この考案の水切り装置は、つぎの効果をもたらす。
a)上ロールを上下動させる目的でその両端部に駆動手
段を設ける必要がない。つまり、一つの駆動手段でアー
ムを揺動させることにより同ロールを上下動させるの
で、構造が簡単で設備コストが低くなる。
b)上ロールを軽圧下するにすぎないため、揺動駆動手
段やアーム、フレーム、上・下ロールなどに高い出力・
強度が不要なうえ、帯板のパスラインを変更するなどの
目的でロール間隔を大きくとる必要もないので、設備が
コンパクト・低コストに構成される。
c)アームを大きく揺動し、上ロールを下ロールから遠
く離間して退避させることが容易なので、メンテナンス
作業を行いやすい。
また請求項2の装置によれば、つぎの効果も得られる。
d)不織布層を設けたロールは水切り性がよいので、圧
下力をさらに低減して、上記b)の効果を一層ひき出す
ことができる。
e)不織布層を設けたロールを他の上ロールとは別に昇
降できるので、選択的にこれを圧下して、不織布層の寿
命を長く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例に関する水切り装置の正
面図、第2図は第1図のII−II線における側方視断面
図、第3図は第2実施例に関する水切り装置の正面図、
そして第4図は第3図のIV−IV線における側方視断面図
である。 1,2…水切り装置、11…下ロール、21,22,51,52…上ロー
ル、24,54…フレーム、25,55…揺動アーム、25a,55a…
ピン(揺動支点)、31…油圧シリンダ(揺動駆動手
段)、A…帯状鋼板(帯板)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に搬送される帯板に対し、両面に
    上ロールと下ロールをそれぞれ押し付けることによりそ
    の帯板の水切りを行う装置であって、 1体のフレームによって上ロールの両端を回動自在に支
    持させ、 そのフレームの中央上部を、帯板搬送経路の一側方に支
    点をもって上下に揺動するアームの先端部に連結すると
    ともに、 上ロールを帯板に軽微に押し付け、かつ同ロールを上方
    に退避させるための揺動駆動手段を上記アームに配備し
    た ことを特徴とする帯板の水切り装置。
  2. 【請求項2】上ロールのうち1のロールの表面に不織布
    層を設け、このロールを、上記フレームに対し昇降可能
    に取り付けた請求項1に記載の帯板の水切り装置。
JP6234889U 1989-05-29 1989-05-29 帯板の水切り装置 Expired - Lifetime JPH0638565Y2 (ja)

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JPH034305U JPH034305U (ja) 1991-01-17
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