JPH0638493A - ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法 - Google Patents

ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法

Info

Publication number
JPH0638493A
JPH0638493A JP22530492A JP22530492A JPH0638493A JP H0638493 A JPH0638493 A JP H0638493A JP 22530492 A JP22530492 A JP 22530492A JP 22530492 A JP22530492 A JP 22530492A JP H0638493 A JPH0638493 A JP H0638493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor magnet
magnetizing
magnetized
insertion hole
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22530492A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Hayashi
俊郎 林
Toshio Hashimoto
寿雄 橋本
Ryosuke Tsuru
亮介 津留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22530492A priority Critical patent/JPH0638493A/ja
Publication of JPH0638493A publication Critical patent/JPH0638493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の相を形成する複数のステータコアを有
し、ステータコアがロータマグネツトに対向する位置に
設けられたステツピングモータにおいて、デイテントト
ルクを低減する。 【構成】第1相のコイル部及び第2相のコイル部の接合
部に対向するロータマグネツトの着磁面に表面磁界の弱
い無着磁領域を形成することにより、デイテントトルク
を有効に低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図12〜図14) 発明が解決しようとする課題(図15〜図17) 課題を解決するための手段(図1、図2、図3及び図
5) 作用(図1、図5及び図7) 実施例 (1)第1実施例(図1〜図4) (2)第2実施例(図5〜図11) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はステツピングモータ及び
ロータマグネツトの着磁方法に関し、特にデイテントト
ルクを低減するようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ステツピングモータにおいては例
えば図12に示すように、コイルボビン2にコイル3を
巻回し、さらにステータコア5A及び5Bを被着してな
る第1相のコイル部6と、コイルボビン7にコイル8を
巻回し、さらにステータコア9A及び9Bを被着してな
る第2相のコイル部10とがそれぞれ電気角90°の位相
差を以てハウジング11内に固定されている。
【0004】また当該ハウジング11に対して軸受12
及び13を介して回転軸15が回転自在に枢支され、当
該回転軸15にスリーブ14を介してロータマグネツト
16が固定されている。
【0005】ここで図13に示すように、第1相のコイ
ル部6は2つのステータコア5A及び5Bによつて構成
されており、ステータコア5A及び5Bにはそれぞれ磁
極歯5AT及び5BTが形成されている。この磁極歯5
AT及び5BTをそれぞれコイルボビン2の内周面側に
挿入するようにしてステータコア5A及び5Bを当該コ
イルボビン2に被着する。
【0006】また第2相のコイル部10においても同様
にして、ステータコア9A及び9Bにはそれぞれ磁極歯
9AT及び9BTが形成されている。この磁極歯9AT
及び9BTをそれぞれコイルボビン7の内周面側に挿入
するようにしてステータコア9A及び9Bを当該コイル
ボビン7に被着する。
【0007】かくして当該ステータコア5A、5B及び
9A、9Bの内周側にロータマグネツト16を回転自在
に支持することにより、当該ロータマグネツト16の周
側面にステータコア5A、5B及び9A、9Bの磁極歯
5AT、5BT及び9AT、9BTが対向するようにな
されている。
【0008】ここで図14に示すように、ロータマグネ
ツト16の着磁パターンは周側面の円周方向に沿つてN
極及びS極の磁極が交互に形成されている。従つてそれ
ぞれ電気角90°だけ位相差を以て取り付けられている第
1相及び第2相のコイル部6及び10にそれぞれ駆動パ
ルスを所定のタイミングで入力することにより、当該駆
動パルスに対応したステツプ数だけロータマグネツト1
6を回転させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のステ
ツピングモータ1においては、図15に示すようにロー
タマグネツト16による磁束分布が一様となつており
(図15(B))、第1相のコイル部6及び第2相のコ
イル部10がステータコア5B及び9Aにおいて直接接
合されていることにより、当該接合部にロータマグネツ
ト16からの磁束が収束し、この結果当該ロータマグネ
ツト16の回転を妨げるようなデイテントトルクが大き
くなる問題があつた。
【0010】この問題点を解決するための一つの方法と
して、図16に示すように第1相及び第2相の各コイル
部6及び10の接合部に対向するロータマグネツト16
の一部を切断して当該コイルの接合部にロータマグネツ
ト16が対向しないようにする方法が考えられている。
このようにすれば図16(B)に示すようにコイルの接
合部に対向する位置において磁束を粗にすることがで
き、デイテントトルクを低減することができると考えら
れる。また図17に示すように、第1相及び第2相の各
コイル部6及び10の接合部に対向するロータマグネツ
トの表面の周方向に溝16Aを形成して当該コイルの接
合部にロータマグネツト16が近接して対向しないよう
にする方法が考えられている。このようにすれば図17
(B)に示すようにコイルの接合部に対向する位置にお
いて磁束を粗にすることができ、デイテントトルクを低
減することができると考えられている。ところがこのよ
うな方法によると加工方法が煩雑化して生産性が悪くな
ると共に、ロータマグネツト16を所定の回転角で保持
するためのホールデイングトルクが低下する問題があ
り、解決策としては未だ不十分であつた。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、モータ特性を劣化させずにデイテントトルクだけを
低減し得るステツピングモータを一段と簡易な製造方法
によつて実現しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の相を形成する複数のステー
タコア5A、5B、9A、9Bを有し、ステータコアの
磁極歯がロータマグネツトに対向する位置に設けられた
ステツピングモータ20において、第1の相を形成する
ステータコア5B及び第2の相を形成するステータコア
9Aの接合部に対向したロータマグネツト16の着磁面
に無着磁領域NBを形成するようにする。
【0013】また本発明においては、無着磁領域NBは
ロータマグネツト16の磁極の境界部に形成するように
する。
【0014】また本発明においては、無着磁領域NBの
形状は円形形状でなるようにする。
【0015】また本発明においては、磁性体でなり、ロ
ータマグネツト16を挿入する挿入孔34が形成される
共に、ロータマグネツト16を挿入孔34に挿入した際
にロータマグネツトの着磁面の所定位置に対向した開口
部を有する貫通孔36が形成された着磁ヨーク30の挿
入孔34に、ロータマグネツト16を挿入し、着磁ヨー
ク30に設けられた着磁コイル37に着磁電流を通電す
ることにより、着磁ヨーク30の貫通孔36の開口に対
向したロータマグネツト16の着磁面に無着磁領域NB
を形成しながら、ロータヨーク16を着磁するようにす
る。
【0016】また本発明においては、磁性体でなり、ロ
ータマグネツト16を挿入する挿入孔54が形成される
と共に、ロータマグネツト16を挿入孔54に挿入した
際にロータマグネツト16の着磁面の所定位置に対向す
る位置に非磁性体52を有する着磁ヨーク50の挿入孔
54に、ロータマグネツト16を挿入し、着磁ヨーク5
0に設けられた着磁コイル53に着磁電流を通電するこ
とにより、着磁ヨーク50の非磁性体52に対向したロ
ータマグネツト16の着磁面に無着磁領域を形成しなが
ら、ロータマグネツト16を着磁するようにする。
【0017】また本発明においては、磁性体でなり、ロ
ータマグネツト16を挿入する挿入孔54が形成されと
共に、ロータマグネツト16を挿入孔54に挿入した際
にロータマグネツト16の着磁面の所定位置に対向する
挿入孔の内周面に溝部57を形成した着磁ヨーク55の
挿入孔54に、ロータマグネツト16を挿入し、着磁ヨ
ーク55に設けられた着磁コイル53に着磁電流を通電
することにより、着磁ヨーク55の溝部57に対向した
ロータマグネツト16の着磁面に無着磁領域を形成しな
がら、ロータマグネツト16を着磁するようにする。
【0018】また本発明においては、磁性体でなり、ロ
ータマグネツト16を挿入する挿入孔54が形成される
と共に、ロータマグネツト16を挿入孔54に挿入した
際にロータマグネツト16の着磁面の所定位置に対向す
る位置に非磁性体52又は溝部57を有する着磁ヨーク
50、55の挿入孔54に、ロータマグネツト16を挿
入し、着磁ヨーク50、55に設けられた着磁コイル5
3に着磁電流を通電することにより、着磁ヨーク50、
55の非磁性体52又は溝部57に対向した着磁面に無
着磁領域を形成してなるロータマグネツト16を備える
ようにする。
【0019】
【作用】第1の相を形成するステータコア5B及び第2
の相を形成するステータコア9Aの接合部に対向するロ
ータマグネツト16の着磁面に表面磁界の弱い無着磁領
域NBを形成することにより、ロータマグネツト16か
らの磁束がステータコア5B及び9Aの接合部に収束す
ることを回避し得る。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】(1)第1実施例 図12との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、ステツピングモータ20は、ロータマグネツト16
の周側面(着磁面)のうち、第1相のコイル部6及び第
2相のコイル部10の接合部に対向する位置に無着磁領
域NBが設けられている。
【0022】すなわち図2に示すように、ロータマグネ
ツト16はその周側面(着磁面)の回転軸に平行な方向
の中心部分において磁極(N極及びS極)の境界部に円
形形状の無着磁領域NBが形成されている。
【0023】この無着磁領域NBは第1相のコイル部6
及び第2相のコイル部10の接合部に対向する位置に形
成されていることにより、当該接合部に対する磁束密度
を粗とすることができる。この結果当該接合部に対して
磁束が収束しないようにすることができる。
【0024】この無着磁領域NBを形成するための着磁
ヨークを図3に示す。すなわち図3において、着磁ヨー
ク30は、円筒形状の着磁ヨーク部31及び、当該着磁
ヨーク部31の挿入孔(内周部)34に着磁対象として
のロータマグネツト16を挿入した際の当該ロータマグ
ネツト16の位置決めをする位置決め部材32によつて
構成されている。
【0025】すなわち着磁ヨーク部31は、円筒形状の
内周部34に着磁巻線を巻回するための溝35が形成さ
れ、さらに外周面から内周部34の溝35に向かつて貫
通した貫通孔36が円周方向に沿つて、溝35に対応し
た数だけ形成されている。
【0026】また図4に示すように、位置決め部材32
は中心部分に円柱形状の突起部32Aが形成されてお
り、当該突起部32Aを着磁ヨーク部31の内周部34
に嵌合する。この突起部32Aの高さは、着磁ヨーク部
31の内周部34にロータマグネツト16を挿入した際
に、当該ロータマグネツト16の高さ中心位置が貫通孔
36に対向するような寸法に形成されている。
【0027】かくして溝35に着磁巻線37を巻回し、
当該着磁巻線37に 5〜10〔KA〕程度の着磁電流を通電
することにより、着磁ヨーク部31の内周部34に挿入
されたロータマグネツト16の周側面に図2に示すよう
なN極及びS極の着磁パターンと当該着磁パターンの境
界部分に無着磁領域NBが形成される。
【0028】以上の構成において、第1相のコイル部6
及び第2相のコイル部10の接合部に対向する位置に無
着磁領域NBが形成されることにより、当該接合部に対
する磁束密度を粗とすることができ、これにより当該接
合部には磁束が収束しずらくなる。この結果当該接合部
に磁束が収束することによつて発生するデイテントトル
クを有効に低減することができる。
【0029】ここで無着磁領域NBがN極及びS極の着
磁パターンの境界部分に形成されていることにより、各
極の着磁パターンが回転軸に平行な方向の中心部分で途
切れないようにすることができる。従つて無着磁領域N
Bを形成したことによるロータマグネツト16からの磁
束量の低下を少なくすることができ、これによりホール
デイングトルクが低下するような悪影響を極力少なくす
ることができる。
【0030】以上の構成によれば、ロータマグネツト1
6の着磁面において第1相のコイル部6及び第2相のコ
イル部10に対向する位置に無着磁領域NBを形成する
ことにより、デイテントトルクを低減することができ
る。
【0031】また当該無着磁領域NBをN極及びS極の
着磁パターンの境界部分に形成することにより、ホール
デイングトルクを低下させずにデイテントトルクだけを
低減することができる。かくしてデイテントトルクを原
因とするステツピングモータ20のノイズ及び振動を低
減することができる。
【0032】因に無着磁領域NBを円形形状としたこと
により、着磁ヨーク部31の貫通孔36の断面形状を円
形形状とすることができ、これにより当該貫通孔36を
容易に加工形成することができる。
【0033】なお上述の実施例においては、円形状の無
着磁領域NBを形成した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、種々の形状の無着磁領域を形成しても
上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0034】さらに上述の実施例においては、本発明を
2相構成のステツピングモータ20に適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、他の複数の相で
なるステツピングモータにも適用することができる。こ
の場合各相の接合部に対向するロータマグネツトの着磁
面に無着磁領域を形成すれば良い。
【0035】さらに上述の実施例においては、着磁ヨー
ク部31の内周部34に形成された溝35に対応した数
の貫通孔36を形成した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、種々の数を適用し得る。
【0036】(2)第2実施例 図5は本発明によるステツピングモータの第2実施例に
よる着磁方法を示し、着磁ヨーク50は、中心部に貫通
孔54が形成されており、当該貫通孔54の周囲に着磁
コイル53が設けられている。この着磁コイル53に着
磁電流を通電することにより、着磁磁界が発生しこれに
より貫通孔54に挿入されたロータマグネツト16を着
磁することができるようになされている。
【0037】ここで図6に示すように、着磁ヨーク50
は磁性体でなるヨーク部51によつて例えば樹脂等でな
る非磁性体52を挟み込んだ形状に構成されている。従
つて着磁磁界を発生させた際に、非磁性体52からの発
生磁界が弱いことにより、貫通孔54にロータマグネツ
ト16を挿入した際に、当該非磁性体52に対向するロ
ータマグネツト16の着磁面は表面磁界が弱くなる。
【0038】また非磁性体52が設けられている位置
は、ロータマグネツト16を貫通孔54に挿入した際
に、当該ロータマグネツト16の回転軸15と平行な方
向に対するほぼ中心位置に対向するようになされてい
る。
【0039】従つてこの方法によつて着磁されたロータ
マグネツト16による磁界は、図7に示すように、ロー
タマグネツト16の回転軸15と平行な方向に対して中
心部分の磁界が弱くなる。
【0040】以上の構成において、第1相のコイル部6
及び第2相のコイル部10の接合部(図1)に対向する
ロータマグネツト16の着磁面に磁界の弱い部分が形成
されることにより、当該接合部に対する磁束密度を粗と
することができ、これによりロータマグネツト16によ
る磁界及びコイル部6、10の接合部間に発生する出力
トルクに貢献しない吸引力を弱めることができる。この
結果当該吸引力に起因するデイテントトルクを有効に低
減することができる。
【0041】以上の構成によれば、ロータマグネツト1
6の着磁面において第1相のコイル部6及び第2相のコ
イル部10の接合部に対向する位置に磁界の弱い部分を
形成することにより、デイテントトルクを低減すること
ができる。
【0042】なお上述の実施例においては、着磁ヨーク
50の構成として非磁性体52をヨーク部51で挟み込
むようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば図8に示すように、非磁性体52に代えて
貫通孔54の内周面に溝部57を形成するようにしても
良い。
【0043】このようにすれば、ヨーク部51及びロー
タマグネツト16の着磁面間の距離が当該溝部57にお
いて大きくなることにより、着磁コイルに着磁電流を通
電した際に当該溝部57に対向したロータマグネツト1
6の着磁面に対する発生磁界が弱くなる。この結果当該
溝部57に対向した着磁面の表面磁界が弱いロータマグ
ネツト16を得ることができる。
【0044】また上述の実施例においては、非磁性体5
2として樹脂等の材質のものを用いた場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、他の種々の材質のものを
用いることができる。例えば図9に示すように非磁性体
52として銅部材を用いることによつて、コイル53に
着磁電流を通電した際に当該銅部材(52)に渦電流I
1 を発生させることができ、これにより当該銅部材(5
2)に対して局部的に発生磁束を弱めることができる。
従つて非磁性体52を用いることによつて発生磁束を弱
める効果に、当該渦電流による効果を相乗することがで
き、一段と有効にデイテントトルクを低減することがで
きる。
【0045】また上述の実施例においては、筒状の着磁
ヨーク50、55にロータマグネツト16を挿入して着
磁する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば図10に示すような、転写着磁を行う場合につい
てもこれを適用することができる。
【0046】すなわち図10において60は着磁ヘツド
を示し、非磁性体63を挟着したヨーク部61及び62
によつて構成されている。従つて図6について上述した
場合と同様にして、非磁性体63に対向したロータマグ
ネツト16の着磁面に表面磁界の弱い部分を形成するこ
とができる。
【0047】またこの場合、図11に示すように着磁ヘ
ツド70の一部に溝部72を形成することにより、図8
について上述した場合と同様にして当該溝部72に対向
したロータマグネツト16の着磁面に表面磁界の弱い部
分を形成することができる。
【0048】さらに上述の実施例においては、本発明を
2相構成のステツピングモータ20に適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、他の複数の相で
なるステツピングモータにも適用することができる。こ
の場合各相の接合部に対向するロータマグネツトの着磁
面に表面磁界の弱い無着磁領域を形成すれば良い。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1相の
コイル部及び第2相のコイル部の接合部に対向するロー
タマグネツトの着磁面に表面磁界の弱い無着磁領域を形
成したことにより、デイテントトルクを有効に低減し得
るステツピングモータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステツピングモータの第1実施例
を示す断面図である。
【図2】第1実施例によるロータマグネツトの着磁パタ
ーンを示す斜視図である。
【図3】着磁ヨークの構成を示す斜視図である。
【図4】着磁ヨークによる着磁方法の説明に供する断面
図である。
【図5】本発明の第2実施例によるロータマグネツトの
着磁方法を示す斜視図である。
【図6】第2実施例の着磁ヨークの構成を示す部分的斜
視図である。
【図7】第2実施例によるロータマグネツトの磁束分布
を示す断面図及び特性曲線図である。
【図8】着磁ヨークの他の実施例を示す部分的断面図で
ある。
【図9】他の実施例による着磁方法を示す部分的斜視図
である。
【図10】着磁方法の他の実施例を示す部分的斜視図で
ある。
【図11】着磁方法の他の実施例を示す部分的斜視図で
ある。
【図12】従来のステツピングモータを示す断面図であ
る。
【図13】従来のステツピングモータのコイル部を示す
斜視図である。
【図14】従来の着磁パターンを示す斜視図である。
【図15】従来のロータマグネツトによる磁束分布を示
す断面図及び特性曲線図である。
【図16】従来のロータマグネツトによる磁束分布を示
す断面図及び特性曲線図である。
【図17】従来のロータマグネツトによる磁束分布を示
す断面図及び特性曲線図である。
【符号の説明】
1、20……ステツピングモータ、5A、5B、9A、
9B……ステータコア、5AT、5BT、9AT、9B
T……磁極歯、6……第1相コイル部、10……第2相
コイル部、16……ロータマグネツト、30、50、5
5……着磁ヨーク、36、54……挿入孔、NB……無
着磁領域、51、61、62、71、73……ヨーク
部、52、63……非磁性体、57、72……溝部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の相を形成する複数のステータコアを
    有し、上記ステータコアの磁極歯がロータマグネツトに
    対向する位置に設けられたステツピングモータにおい
    て、 第1の相を形成するステータコア及び第2の相を形成す
    るステータコアの接合部に対向した上記ロータマグネツ
    トの着磁面に無着磁領域を形成したことを特徴とするス
    テツピングモータ。
  2. 【請求項2】上記無着磁領域は上記ロータマグネツトの
    磁極の境界部に形成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のステツピングモータ。
  3. 【請求項3】上記無着磁領域の形状は円形形状でなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のステツピングモータ。
  4. 【請求項4】磁性体でなり、ロータマグネツトを挿入す
    る挿入孔が形成される共に、上記ロータマグネツトを上
    記挿入孔に挿入した際に上記ロータマグネツトの着磁面
    の所定位置に対向した開口部を有する貫通孔が形成され
    た着磁ヨークの上記挿入孔に、上記ロータマグネツトを
    挿入し、 上記着磁ヨークに設けられた着磁コイルに着磁電流を通
    電することにより、上記着磁ヨークの上記貫通孔の開口
    に対向した上記ロータマグネツトの着磁面に無着磁領域
    を形成しながら、上記ロータマグネツトを着磁すること
    を特徴とするロータマグネツトの着磁方法。
  5. 【請求項5】磁性体でなり、ロータマグネツトを挿入す
    る挿入孔が形成されると共に、上記ロータマグネツトを
    上記挿入孔に挿入した際に上記ロータマグネツトの着磁
    面の所定位置に対向する位置に非磁性体を有する着磁ヨ
    ークの上記挿入孔に、上記ロータマグネツトを挿入し、 上記着磁ヨークに設けられた着磁コイルに着磁電流を通
    電することにより、上記着磁ヨークの上記非磁性体に対
    向した上記ロータマグネツトの着磁面に無着磁領域を形
    成しながら、上記ロータマグネツトを着磁することを特
    徴とするロータマグネツトの着磁方法。
  6. 【請求項6】磁性体でなり、ロータマグネツトを挿入す
    る挿入孔が形成されと共に、上記ロータマグネツトを上
    記挿入孔に挿入した際に上記ロータマグネツトの着磁面
    の所定位置に対向する上記挿入孔の内周面に溝部を形成
    した着磁ヨークの上記挿入孔に、上記ロータマグネツト
    を挿入し、 上記着磁ヨークに設けられた着磁コイルに着磁電流を通
    電することにより、上記着磁ヨークの上記溝部に対向し
    た上記ロータマグネツトの着磁面に無着磁領域を形成し
    ながら、上記ロータマグネツトを着磁することを特徴と
    するロータマグネツトの着磁方法。
  7. 【請求項7】磁性体でなり、ロータマグネツトを挿入す
    る挿入孔が形成されると共に、上記ロータマグネツトを
    上記挿入孔に挿入した際に上記ロータマグネツトの着磁
    面の所定位置に対向する位置に非磁性体又は溝部を有す
    る着磁ヨークの上記挿入孔に、上記ロータマグネツトを
    挿入し、上記着磁ヨークに設けられた着磁コイルに着磁
    電流を通電することにより、上記着磁ヨークの上記非磁
    性体又は上記溝部に対向した着磁面に無着磁領域を形成
    してなる上記ロータマグネツトを具えたことを特徴とす
    るステツピングモータ。
JP22530492A 1992-05-18 1992-07-31 ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法 Pending JPH0638493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22530492A JPH0638493A (ja) 1992-05-18 1992-07-31 ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-151416 1992-05-18
JP15141692 1992-05-18
JP22530492A JPH0638493A (ja) 1992-05-18 1992-07-31 ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0638493A true JPH0638493A (ja) 1994-02-10

Family

ID=26480674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22530492A Pending JPH0638493A (ja) 1992-05-18 1992-07-31 ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638493A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045923B2 (en) 2003-07-01 2006-05-16 Nidec Corporation Magnetizing method and permanent magnet magnetized thereby

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045923B2 (en) 2003-07-01 2006-05-16 Nidec Corporation Magnetizing method and permanent magnet magnetized thereby

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3833254B2 (ja) 自己始動ブラシレス電気モータ
JPH05344668A (ja) 同期電動機のロータ
US4322648A (en) Permanent magnet motor armature
WO1992009132A1 (fr) Rotor de moteur sans balais
EP1261103A1 (en) Brushless dc motor
JP2000041367A (ja) ハイブリッド励磁形同期機
KR100432954B1 (ko) 레이디얼 코어타입 더블 로터 방식의 비엘디씨 모터
KR100550140B1 (ko) 모터
JPH0219695B2 (ja)
JPH0687651B2 (ja) リニアパルスモ−タ
JP2002186244A (ja) 永久磁石型リニアモータ
JP2698801B2 (ja) 回転磁界型モータ
JPH08126279A (ja) ブラシレスdcモータ
JPH0638493A (ja) ステツピングモータ及びロータマグネツトの着磁方法
JP3393344B2 (ja) ステツピングモータ
WO2005069466A1 (ja) ステッピングモータ
JPH0614515A (ja) ステツピングモータ
JPH0614516A (ja) ステツピングモータ
JP3372068B2 (ja) 回転電機
JP2008211892A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JPH034133Y2 (ja)
JP3582073B2 (ja) リニアパルスモータ
JP3517543B2 (ja) モータ
JPH0822135B2 (ja) モ−タのロ−タマグネツト
JPH07336989A (ja) 3相クローポール式永久磁石型回転電機