JPH0638373Y2 - 光源用表示管 - Google Patents

光源用表示管

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JPH0638373Y2
JPH0638373Y2 JP1986160095U JP16009586U JPH0638373Y2 JP H0638373 Y2 JPH0638373 Y2 JP H0638373Y2 JP 1986160095 U JP1986160095 U JP 1986160095U JP 16009586 U JP16009586 U JP 16009586U JP H0638373 Y2 JPH0638373 Y2 JP H0638373Y2
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JP
Japan
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cathode
light source
electron gun
hole
stem
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Application number
JP1986160095U
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JPS6365953U (ja
Inventor
正秋 小林
敏夫 中村
Original Assignee
伊勢電子工業株式会社
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  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は螢光体の発光を利用した光源用表示管に関し、
特に大画面カラーデイスプレイ装置などにおいて画素を
構成するのに用いられる光源用表示管に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、螢光体の発光を利用した光源用表示管を多数個組
み合せた大画面カラーデイスプレイ装置が開発され実用
化されている。
第4図はこの種装置に用いられている従来の光源用表示
管の基本的な構造を示すものである。同図において、1
は円筒状の側板2とこの側板2の前面に位置する前面パ
ネル3および側板2の背面に位置するステム4から構成
された真空容器であり、前面パネル3の内面には螢光体
が被着されて螢光面5が形成されている。そして、ステ
ム4の内側には、ヒータ21を軸中心にして円筒状の傍熱
型カソード22およびグリツド23が同心状に配置されて保
持され、これらヒータ21,カソード22,グリツド23により
電子銃24が構成されている。この場合、グリツド23は、
カソード側は開放され他端はその中央部に電子通過用の
穴23aが設けられていて、カソード22を囲むものとなつ
ている。また、真空容器1を形成する側板2の前面側に
は、電子銃24により放射される電子ビーム20を加速する
ために、螢光面5に対して円筒状のアノード電極6が設
けられている。なお、図中、15は真空容器1内を排気す
る排気管、18はステム4に配設された各々のリードピン
であり、これらリードピン18は電子銃24の各電極端子17
とそれぞれ電気的に接続されている。
上記構成の光源用表示管を発光させるには、ヒータ21に
所定の電圧を与えてカソード22を加熱する。そして、グ
リツド23の電圧をカソード電圧より正の電位にすると、
電子ビーム20がグリツド23の穴23aを通して螢光面5に
向つて照射される。このとき、電子ビーム20は、グリツ
ド23の中央部に設けた電子通過用穴23aの直径,グリツ
ド23とカソード22およびアノード電極6との間隔,アノ
ード電圧などの諸条件によつて拡がり角θが決まり、螢
光面5に照射される。これにより、螢光面5をその螢光
面に応じた色で発光させることができる。
ところで、この種の光源用表示管は、傍熱型のカソード
を使用しているため、カソードの消費電力が大きく、ま
た光源管個々の輝度バラツキを調整するのにグリツドの
電圧を変えているため、電子ビームの拡がり角も変わつ
てしまうという欠点があつた。
そこで、同一出願人は、このような欠点を除去した光源
用表示管を提案している(特願昭61-88316号)。この表
示管の基本的な構成は、真空容器の一部をなすステム側
に配設されたセラミツク基板上に背面電極,ワイヤーカ
ソードおよびグリツドより構成された電子銃を具備し、
この電子銃から放射される電子ビームを前面パネル内の
螢光面に照射させてその螢光面を発光表示させるように
したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このような構造の光源用表示管は、ステムと
電子銃との組み立て時に中心位置ずれが生じたり、ま
た、セラミツク基板にキヤツプ状のグリツドつまりグリ
ツドキヤツプを被せているため、排気工程でのカソード
分解時に大量に発生するガスが出ていく所が少なく、一
時的にグリツドキヤツプ内の真空度が悪くなり、カソー
ドにダメージを与えるなどの問題点があつた。
したがつて、本考案の目的は、かかる問題点を解消した
光源用表示管を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案は、中央部に排気用の穴が設けられた
基板に形成された電子銃と、電子銃から引き出される電
極が接続されるリードピンを備えたステムとから構成さ
れ、ステムは排気孔および、その排気孔と連通する孔を
有する排気管を備え、前記セラミツク基板の底面より導
出される各々の電極端子と前記ステム側のリードピンと
を電気的に接続するようにしたものである。
〔作用〕 本考案においては、電子銃を構成するセラミツク基板の
中央部に穴を明けることにより、この穴を用いて、ステ
ムと電子源の中心位置出しを容易に行うことができると
ともに、カソード分解時に発生するガスの出口とするこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例による光源用表示管の概略構
造図で、第2図はそのステムと電子銃部分の組み立て分
解斜視図である。この実施例の光源用表示管は、真空容
器1の一部をなすステム4上に装着される電子銃7を、
中央部に穴9が明けられたセラミツク基板8と、このセ
ラミツク基板8上に支持された電子放出用のワイヤーカ
ソード10および背面電極11と、これらカソード10,背面
電極11を囲むようにセラミツク基板8上に固着されかつ
前記カソード10より放出する電子を通過させる電子通過
用のメツシユ部12aが形成されたキヤツプ状のグリツド1
2から構成して、前記セラミツク基板8の底面より導出
される各々の電極端子17とステム4側のリードピン18と
を電気的に接続するようにしたものである。
この場合、前記電子銃7は、第2図に示すように、中央
部に穴9が明けられた円板状のセラミツク基板8にそれ
ぞれ対をなす取付け孔13aおよび13bを設け、断面が矩形
状を有する背面電極11が、その脚部11aを電極端子17と
してセラミツク基板8の取付け孔13aに挿通させて固定
される。また、一対のカソードサポート14が、その脚部
14aを電極端子17としてセラミツク基板8の取付け孔13b
に挿通させて背面電極11を挾むように対向配設されてい
て、この一対のカソードサポート14間にワイヤーカソー
ド10が支持されると共に、これらワイヤーカソード10,
背面電極11を囲むように形成されたキヤツプ状のグリツ
ドつまりグリツドキヤツプ12がセラミツク基板8の周側
面部に取付けられている。なお、第1図,第2図におい
て第4図と同一または相当部分は同一符号を付してあ
る。
しかして、上記実施例構成の光源用表示管によると、電
子銃7とステム4との中心位置出しを行う場合、第3図
に示すように、排気管15からその排気孔16を通して棒状
の中心位置出し用治具19を差し込み、電子銃7を構成す
るセラミツク基板8の中央部に明けられた穴9に合わせ
て両者を支持した状態で、これらステム4側の各リード
ピン18と電子銃7の電極端子17を溶接にてそれぞれ接続
することにより、電子銃(特にグリツド12)7とステム
4の中心位置出しが容易に行うことができる。また、セ
ラミツク基板7上にグリツドキヤツプ12を被せた構造の
電子銃7では、排気工程でのカソード分解時に多量のガ
スが発生して、一時的にグリツドキヤツプ12内の真空度
が悪くなり、ワイヤーカソード10にダメージを与えるお
それがあつたが、セラミツク基板8に穴9を設けること
により、この穴9を通してカソード分解時のガスを出す
ことができるので、そのカソード部の真空度を良好にし
てワイヤーカソード10のダメージを防ぐことができる。
なお、本考案は、上記した実施例に限定されるものでは
なく、セラミツク基板上にキヤツプ状のグリツドを被せ
る各種タイプの電子銃にも同様に適用できることは勿論
である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の光源用表示管によれば、電子銃を
構成するセラミツク基板に穴を設けることにより、この
電子銃とステムとの中心位置出しが良くなるとともに、
カソード分解時のカソード部の真空度が良くなり、その
カソードのダメージを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による光源用表示管の概略構
造図、第2図は第1図のステムと電子銃部分の組み立て
分解斜視図、第3図は上記実施例における電子銃とステ
ムの中心位置出し方法を示す説明図、第4図は従来例に
よる光源用表示管の概略構造図である。 1……真空容器、2……側板、3……前面パネル、4…
…ステム、5……螢光面、6……アノード電極、7……
電子銃、8……セラミツク基板、9……穴、10……ワイ
ヤーカソード、11……背面電極、12……グリツド(グリ
ツドキヤツプ)、14……カソードサポート、15……排気
管、16……排気孔、17……電極端子、18……リードピ
ン、19……中心位置出し用治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に穴が設けられた基板に形成された
    電子銃と、 前記電子銃から引き出される電極が接続されるリードピ
    ンを備えたステムとから構成され、 前記ステムは前記基板に設けられた穴に対向する位置に
    排気孔を有しかつ管の中空部がその排気孔と連通する状
    態で設けられた排気管を備えたことを特徴とする光源用
    表示管。
JP1986160095U 1986-10-21 1986-10-21 光源用表示管 Expired - Lifetime JPH0638373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986160095U JPH0638373Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 光源用表示管

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986160095U JPH0638373Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 光源用表示管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6365953U JPS6365953U (ja) 1988-04-30
JPH0638373Y2 true JPH0638373Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31085151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986160095U Expired - Lifetime JPH0638373Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21 光源用表示管

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48102938U (ja) * 1972-03-09 1973-12-03
JPS61133962U (ja) * 1985-02-09 1986-08-21

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JPS6365953U (ja) 1988-04-30

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