JPH0638297U - 電子機器の冷却構造 - Google Patents
電子機器の冷却構造Info
- Publication number
- JPH0638297U JPH0638297U JP7306392U JP7306392U JPH0638297U JP H0638297 U JPH0638297 U JP H0638297U JP 7306392 U JP7306392 U JP 7306392U JP 7306392 U JP7306392 U JP 7306392U JP H0638297 U JPH0638297 U JP H0638297U
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- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- exhaust
- electronic device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は電子機器の冷却構造に関し、エアフィ
ルタを装着しなくとも、長期に渡って装置を安定稼動さ
せることができるようにすることを目的とする。 【構成】底壁1が床面2から適宜間隔を隔てて設置さ
れ、冷却風吸気口3から強制吸気した冷却風を底壁1に
設けられた単数もしくは複数の排気口4から排気して筐
体5内部の電子部品を冷却する電子機器の冷却構造であ
って、前記冷却風吸気口3は、床面2上、少なくとも5
0cm程度の高さに開設されるとともに、各排気口4を
共通の排気ダクト6に設けるように構成する。
ルタを装着しなくとも、長期に渡って装置を安定稼動さ
せることができるようにすることを目的とする。 【構成】底壁1が床面2から適宜間隔を隔てて設置さ
れ、冷却風吸気口3から強制吸気した冷却風を底壁1に
設けられた単数もしくは複数の排気口4から排気して筐
体5内部の電子部品を冷却する電子機器の冷却構造であ
って、前記冷却風吸気口3は、床面2上、少なくとも5
0cm程度の高さに開設されるとともに、各排気口4を
共通の排気ダクト6に設けるように構成する。
Description
【0001】
本考案は、電子機器の冷却構造に関するものである。
【0002】
コンピュータ等の電子機器の冷却構造の従来例を図3、図4に示す。この従来 例において、電子機器筐体5は、冷却風吸気口3を備えており、筐体5の底壁1 に設けた冷却ファン7により筐体5内に外気を強制冷却する。
【0003】 また、筐体5の底壁1には、複数の排気ダクト6、6・・が設けられており、 各排気ダクト6に開設された排気口4から筐体5内に導入された冷却風が排出さ れる。さらに、例えばUL規格等の各種規格に適合させるために、排気口4には メッシュ部材8が配設される。
【0004】 さらに、筐体5内には、エアフィルタを装着するのが望ましいが、吸気口3の 床面2からの高さhが所定高さ、例えば15cm以上にある場合には、吸気口3 からの塵埃の吸引が少ないと考えられていたために、エアフィルタは装着されな い。
【0005】
しかし、上述した従来例において、長期の使用により筐体5内には塵埃が吸引 されてメッシュ部材8に付着する結果、メッシュの目詰まりが生じることがある 。
【0006】 この場合、例えば複数枚のメッシュ部材8の内、図4において黒塗りで示すよ うに、例えば1枚が目詰まりを起こすと、対応する冷却ファン7が稼動していて も、排気部が閉塞されるために、実質的に機能しなくなり、筐体5内の冷却が不 十分となって、内部温度が上昇し、システムダウンを惹起してしまうという欠点 を有するものであった。
【0007】 本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、エアフィルタを装 着しなくとも、長期に渡って装置を安定稼動させることのできる電子機器の冷却 構造を提供することを目的とする。
【0008】
本考案によれば上記目的は、実施例に対応する図1に示すように、 底壁1が床面2から適宜間隔を隔てて設置され、冷却風吸気口3から強制吸気 した冷却風を底壁1に設けられた単数もしくは複数の排気口4から排気して筐体 5内部の電子部品を冷却する電子機器の冷却構造であって、 前記冷却風吸気口3は、床面2上、少なくとも50cm程度の高さに開設され るとともに、 各排気口4は共通の排気ダクト6に設けられる電子機器の冷却構造を提供する ことにより達成される。
【0009】
電子機器が設置される室内での沈降性塵埃の分布は、床面2から30cm〜4 0cmの範囲に集中しており、該範囲外において急激に減少する。
【0010】 本考案は、かかる点に着目してなされたものであって、沈降性塵埃の少ない床 面2上の50cm以上の高さに冷却風の吸気口3を設けることにより、筐体5内 への塵埃の侵入を可及的に防止するものである。
【0011】 また、排気口4が設けられる排気ダクト6を共有化することにより、複数の排 気口4の内、いずれか一つ、あるいは複数の排気口4に設けられるメッシュ部材 8が目詰まりを起こした場合にも、他の排気口4からの排気が可能となる。
【0012】
【実施例】 以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1に本考案の実施例を示す。電子機器の筐体5は底壁1が床面2から所定高 さに位置するように設置されており、該筐体5には、装置ユニット、あるいはプ リント基板等が収納されている。
【0013】 上記筐体5には、筐体5内の装置ユニット等を冷却するために、冷却風の吸気 口3と、排気口4と、吸気口3から外気を吸引して排気口4から強制排気するた めの冷却ファン7が設けられる。吸気口3は、筐体5の壁面をメッシュ状、ある いはスリット形状に打ち抜いて形成されており、沈降性塵埃が床面2から30c m〜40cmに多く浮遊していることを考慮して、その最下縁の高さHが床面2 から少なくとも50cm以上に位置するように設けられている。
【0014】 また、筐体5内に設けられ、装置ユニット、あるいはプリント基板間を接続す るケーブルが収納されるケーブルダクト9の上端開口部も閉塞されており、ケー ブルダクト9の開口部から混入した塵埃が、吸気口3から吸気された外気に混入 しないようにされる。
【0015】 冷却ファン7は、筐体5の容積、および内部の装置ユニット等からの発熱量を 考慮して複数設けられている。これら冷却ファン7は、共通する一個の中空状の 排気ダクト6に固定されており、各冷却ファン7に対応するように排気ダクト6 の下面を開口して排気口4が形成される。
【0016】 したがってこの実施例において、通常の運転状態においては、冷却ファン7に よって筐体5上部の吸気口3から導入された外気は、装置ユニット等を冷却した 後、排気ダクト6を経由して各冷却ファン7に対応する排気口4から装置外に排 気される。
【0017】 また、長期の使用により、図2において黒塗りして示すように、いずれかのメ ッシュ部材8が目詰まりを起こした場合にも、排気ダクト6が共有化されている ために、該当する冷却ファン7による排気ダクト6への排気機能も変わることな く発揮されて、筐体5内の送風量がほとんど変化することがないために、全体と して同等の冷却効率がもたらされて、システムダウンすることがない。なお、図 2において冷却風の流れは破線で示される。
【0018】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、沈降性塵埃の筐体内への侵 入を低く抑えることができるので、所定の保証期間内のメンテナンスフリーを実 現することができる。
【図1】本考案の実施例を示す図で、(a)は全体図、
(b)は底壁の拡大図である。
(b)は底壁の拡大図である。
【図2】本考案の作用を示す図である。
【図3】従来例を示す図で、(a)は全体図、(b)は
底壁の拡大図である。
底壁の拡大図である。
【図4】従来例の作用を示す図である。
1 底壁 2 床面 3 吸気口 4 排気口 5 筐体 6 排気ダクト
Claims (1)
- 【請求項1】底壁(1)が床面(2)から適宜間隔を隔てて
設置され、冷却風吸気口(3)から強制吸気した冷却風を
底壁(1)に設けられた単数もしくは複数の排気口(4、
4・・)から排気して筐体(5)内部の電子部品を冷却す
る電子機器の冷却構造であって、 前記冷却風吸気口(3)は、床面(2)上、少なくとも50
cm程度の高さに開設されるとともに、 各排気口(4)は共通の排気ダクト(6)に設けられる電子
機器の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073063U JP2578950Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 電子機器の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073063U JP2578950Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 電子機器の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638297U true JPH0638297U (ja) | 1994-05-20 |
JP2578950Y2 JP2578950Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13507521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992073063U Expired - Lifetime JP2578950Y2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 電子機器の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578950Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138796A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-31 | Hitachi Ltd | 電子機器を収納した筐体の冷却通風構造 |
JPH0276888U (ja) * | 1988-12-02 | 1990-06-13 | ||
JP3113895U (ja) * | 2005-06-21 | 2005-09-22 | 株式会社ソーラーエンジニアリング | 太陽熱温水器 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP1992073063U patent/JP2578950Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138796A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-31 | Hitachi Ltd | 電子機器を収納した筐体の冷却通風構造 |
JPH0276888U (ja) * | 1988-12-02 | 1990-06-13 | ||
JP3113895U (ja) * | 2005-06-21 | 2005-09-22 | 株式会社ソーラーエンジニアリング | 太陽熱温水器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578950Y2 (ja) | 1998-08-20 |
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