JPH063826U - 容 器 - Google Patents
容 器Info
- Publication number
- JPH063826U JPH063826U JP4952492U JP4952492U JPH063826U JP H063826 U JPH063826 U JP H063826U JP 4952492 U JP4952492 U JP 4952492U JP 4952492 U JP4952492 U JP 4952492U JP H063826 U JPH063826 U JP H063826U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cut
- cut line
- opening
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内面が熱可塑性合成樹脂層とされている容器
本体の開口部に板紙と熱可塑性合成樹脂のフィルムの積
層材の蓋片が溶着されている容器において、前記蓋片
に、比較的広く、かつ美麗な開口周縁を呈する開口部を
あけうる容器を提供すること。 【構成】 内側面にポリエチレンフィルム7が積層され
ている蓋片9に外面からフィルムとの積層面8に達する
外ハーフカット線11を開曲線形状で切り込み、蓋面の
フィルム面13から板紙との積層面8に達し、外ハーフ
カット線11の開曲線形状に沿い、僅かに大型で相似形
の内ハーフカット線14を切り込む。 【効果】 板紙6が外ハーフカット線11で、フィルム
7が内ハーフカット線14で切断されるので開口部の周
縁が美麗となり、アルミ箔の使用が皆無となる。
本体の開口部に板紙と熱可塑性合成樹脂のフィルムの積
層材の蓋片が溶着されている容器において、前記蓋片
に、比較的広く、かつ美麗な開口周縁を呈する開口部を
あけうる容器を提供すること。 【構成】 内側面にポリエチレンフィルム7が積層され
ている蓋片9に外面からフィルムとの積層面8に達する
外ハーフカット線11を開曲線形状で切り込み、蓋面の
フィルム面13から板紙との積層面8に達し、外ハーフ
カット線11の開曲線形状に沿い、僅かに大型で相似形
の内ハーフカット線14を切り込む。 【効果】 板紙6が外ハーフカット線11で、フィルム
7が内ハーフカット線14で切断されるので開口部の周
縁が美麗となり、アルミ箔の使用が皆無となる。
Description
【0001】
内面がポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層とされた牛乳,ジュース等の液体 飲料の容器は周知であるが、その開口部は、熱可塑性合成樹脂フィルムを内側面 に積層された板紙の蓋片でシールされているものと、熱可塑性合成樹脂加工され たアルミ箔でシールされたものとに2大別される。
【0002】 前記蓋片として、板紙にポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂のフィルムを積層 したものを使用し、このフィルムと、前記フランジの樹脂層との溶着により、容 器本体の開口部を密封したものは、板紙とフィルムとの積層部分の接着強度が、 蓋片とフランジとの樹脂同士の接着部分の接着強度より弱いため、蓋片に引き剥 し力を作用させると、前記板紙とフィルムとの積層体たる蓋片が不整形に破断し 、不整形の開口部となる問題が存する。
【0003】 このため、蓋体外面から内側のフィルムとの積層面に達するハーフカット線を 入れ、逆にフィルム側からは外側の板紙との積層面に達するストロー挿入用の細 孔をハーフカット線で形成し、外側の板紙をハーフカット線に沿って引き剥し、 ハーフカット線で形成されている細孔にストローを刺通して吸飲する手段が採ら れている。
【0004】 前記のアルミ箔でシールされたものは、蓋片の引き剥しは完全に行われるもの の、外装上の不調和感,印刷適性等の面で問題があり、しかもアルミ箔が焼却に 不適当である点でも問題を有している。
【0005】
本考案は、内面がポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層とされている容器の開 口部が、内側面にポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂のフィルムが積層されいる 板紙の蓋片の溶着により密封され、しかも蓋片には指頭による押圧のみで、比較 的大きく美麗な切口を呈する開口部を形成できる容器を提供することを課題とし ている。
【0006】
前記課題を解決するため、本考案は、内面が熱可塑性合成樹脂層とされている 容器本体の開口部に、全周に亘り、上面が熱可塑性合成樹脂層とされた外向きフ ランジが形成され、該フランジに、少なくとも一方の面に熱可塑性合成樹脂のフ ィルムが積層されている板紙により、前記フィルムを内側として形成された蓋片 が、樹脂同士の溶着により接着されて容器本体の開口部を密封しており、容器本 体の開口部内に位置する蓋片の適所に、外面から、内側のフィルムとの積層面の 直近位置または該面に達する外ハーフカット線がU字のごとき開曲線形状に切り 込まれ、蓋片の内面のフィルム面からは、前記外ハーフカット線に沿い、該ハー フカット線の開曲線形状より僅かに大形の相似形に、板紙との積層面の直近位置 または該面に達する内ハーフカット線が切り込まれているという構成としたもの である。
【0007】
本考案の容器では、予め外ハーフカット線と内ハーフカット線とを切り込み加 工した蓋片は、通常の溶着工程で容器本体の開口部に接着できる。
【0008】 開口に当たっては、外ハーフカット線で囲まれた部分を指頭で容器内方に向か って押圧すると、外ハーフカット線で囲まれた部分と、内ハーフカット線で囲ま れた部分とが一体となって、各ハーフカット線部分で切り離され、一体に内方へ 折曲されて広く開口する。
【0009】 この時、内ハーフカット線は、外ハーフカット線に沿い、外ハーフカット線の 開曲線形状より僅かに大形の相似形状とされているので、開口部の周縁のフィル ムが剥離され、開口部周縁には外ハーフカット線の切断面のみが現れ、美麗な開 口縁を形成する。
【0010】 開口部分が比較的広いので、内容液をコップ等へ移しかえすることも容易とな り、勿論ストロー等の使用も可能となる。
【0011】
図は実施の一例を示しており、容器本体1は、図1に示されるように、板紙2 の一方の面に熱可塑性合成樹脂のフィルム3が積層され、一体に接着されている 。
【0012】 図示例では板紙2の一方の面にポリエチレンフィルムたるフィルム3が積層さ れているが、他方の面に所要の熱可塑性合成樹脂のフィルムが積層されていても よく、またフィルム3としてはポリエチレン以外の熱可塑性合成樹脂のフィルム または積層フィルムであってもよく、また容器本体1全体が熱可塑性合成樹脂で 成形されていてもよい。
【0013】 容器本体1は、前記板紙2のフィルム3を内周面として成形され、開口部4に は、全周にわたり外向きフランジ5が形成され、該フランジ5の上面にはフィル ム3が現れている。
【0014】 外向きフランジ5で囲まれた容器本体1の開口部4には、図2に示されるごと く、一方の面に熱可塑性合成樹脂のフィルム7が積層され、積層面8で一体に接 着されている板紙6よりなる蓋片9が、フィルム7を内側として、図1に示され るように重ねられ、フィルム3とフィルム7との樹脂同士の溶着により一体に接 着され、開口部4を密封している。なお、板紙6は合成樹脂が含浸されている板 紙でもよい。
【0015】 前記蓋片9は容器本体1の開口部4内に位置する部位10内の適所、図示例で は外向きフランジ5に隣接した位置に、蓋体9の中心に向かいU字状の開曲線形 状に外ハーフカット線11が切り込まれている。
【0016】 外ハーフカット線11は、図2に示されるように、蓋体9の外面12から、蓋 片内面のフィルム7との積層面8の直近位置または該面8に達するまで切り込ま れている。
【0017】 蓋片9の内面のフィルム7のフィルム面13からは、前記外ハーフカット線1 1に沿い、かつ該外ハーフカット線のU字状の開曲線形状より僅かに大形の相似 形に、板紙6との積層面8の直近位置または該面8に達する内ハーフカット線1 4が切り込まれている。
【0018】 前記外ハーフカット線11と内ハーフカット線14との間隔Wは、通常1〜2 mm程度に設定されている。
【0019】 外ハーフカット線11と内ハーフカット線14との開曲線形状はU字形に限ら ず半円形状,半楕円形状,V字形状,略コ字形状等任意に設定でき、その形成部 位も、図1に示すごとく外向きフランジ5に隣接する位置に限定されるものでは なく、例えば蓋体9の中心部分等であっても良いことは勿論である。
【0020】 図示例は円筒状カップに本考案が適用されているが、角筒状その他任意形態の 容器本体の蓋片に適用できることは勿論である。
【0021】 前述の外ハーフカット線11と内ハーフカット線14とで囲繞された開口予定 部15は、図2に矢印で示す方向から指頭で押圧することにより、図2における 外ハーフカット線11と内ハーフカット線14との間の積層面8の部分16が層 間剥離を生じて、図3および図4に示すごとく、開口予定部15は容器本体1内 へ下垂し、開口部17が開口される。
【0022】 前記部分16では、フィルム7が板紙6から剥され、開口部17の周縁は、外 ハーフカット線11で形成された切断面18が現れるので開口縁が美麗となる。
【0023】 本考案に係る容器は、蓋片9に設けられる外ハーフカット線11と内ハーフカ ット線14とが間隔Wを存しているので、密封性が十分に保持され、食料品容器 としての衛生基準を満たしうる。
【0024】
本考案では、容器本体1の外向きフランジ5と蓋片9の周縁とが積層されて熱 可塑性合成樹脂同士の溶着で一体に接着されていても、外ハーフカット線11で 囲まれた部分を指頭で容器内方へ向かって押圧するのみで、比較的広い開口部1 7を形成できる効果がある。
【0025】 内ハーフカット線14は外ハーフカット線11より外側方に位置するので、開 口部17の内側周縁のフィルム7が除去され、開口部17の周縁には外ハーフカ ット線の切断面18のみが現れ美麗な開口縁が形成される効果を奏する。
【0026】 また蓋片9は、熱可塑性合成樹脂フィルムが積層されている板紙による容器本 体並びに蓋片の通常の成形工程で溶着させることができ工程の複雑化を招くこと がない効果もある。
【0027】 さらにアルミ箔の使用が皆無であり、外観を良好に保ちうると共に、使用後の 容器の焼却処理も可能となる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の一例の斜面図である。
【図2】図1中A−A線断面の模型的拡大図である。
【図3】開口部分のみを示す拡大斜面図である。
【図4】図3中B−B線断面の模型的一部省略拡大図で
ある。
ある。
1 容器本体 4 開口部 5 外向きフランジ 6 板紙 7 フィルム 8 積層面 9 蓋片 11 外ハーフカット線 13 フィルム面 14 内ハーフカット線
Claims (1)
- 【請求項1】 内面が熱可塑性合成樹脂層とされている
容器本体の開口部に、全周に亘り、上面が熱可塑性合成
樹脂層とされた外向きフランジが形成され、該フランジ
に、少なくとも一方の面に熱可塑性合成樹脂のフィルム
が積層されている板紙により、前記フィルムを内側とし
て形成された蓋片が、樹脂同士の溶着により接着されて
容器本体の開口部を密封しており、容器本体の開口部内
に位置する蓋片の適所に、外面から、内側のフィルムと
の積層面の直近位置または該面に達する外ハーフカット
線がU字のごとき開曲線形状に切り込まれ、蓋片の内面
のフィルム面からは、前記外ハーフカット線に沿い、該
ハーフカット線の開曲線形状より僅かに大形の相似形
に、板紙との積層面の直近位置または該面に達する内ハ
ーフカット線が切り込まれている容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952492U JPH063826U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952492U JPH063826U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 容 器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063826U true JPH063826U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12833534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4952492U Pending JPH063826U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063826U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073562A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 振出口付蓋材 |
JP2010143592A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Sony Computer Entertainment Inc | 包装容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54136996A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-24 | Sekisui Chem Co Ltd | Sealed container |
JPS5786474A (en) * | 1980-10-04 | 1982-05-29 | Pee Kaa Eru Papiiruuunto Kunsu | Package for drink |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4952492U patent/JPH063826U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54136996A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-24 | Sekisui Chem Co Ltd | Sealed container |
JPS5786474A (en) * | 1980-10-04 | 1982-05-29 | Pee Kaa Eru Papiiruuunto Kunsu | Package for drink |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073562A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 振出口付蓋材 |
JP2010143592A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Sony Computer Entertainment Inc | 包装容器 |
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