JPH0638148B2 - カメラに装填される感光フィルムの使用状態判定装置 - Google Patents

カメラに装填される感光フィルムの使用状態判定装置

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JPH0638148B2
JPH0638148B2 JP18103085A JP18103085A JPH0638148B2 JP H0638148 B2 JPH0638148 B2 JP H0638148B2 JP 18103085 A JP18103085 A JP 18103085A JP 18103085 A JP18103085 A JP 18103085A JP H0638148 B2 JPH0638148 B2 JP H0638148B2
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JP
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film
circuit
gate
rewinding
level signal
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孝之 坪井
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、途中まで撮影したフィルムを一旦取出した
後、再度装填して、残りの駒に撮影する場合に有効なカ
メラに装填される感光フィルムの使用状態判定装置に関
するものである。
(発明の背景) カメラ使用者のごく一部には、途中までしか撮影してい
ないフィルムを一旦巻戻して該フィルムをカメラより取
り出し、次に異なるフィルムを装填して撮影を行い、再
び前記フィルムを使用するといった使い方をする人がい
る。これは、例えば現在使用中のフィルムが特殊な種類
のフィルムであったり、個人で使用しているフィルムが
カメラ内にある場合に、集団行事や旅行の記念写真を依
頼されたりした時である。このような使い方は、近年次
々に高感度フィルムが製品化され、フィルムの種類が増
加する傾向にあることから、ますます多くなると思われ
る。又特に35mmロールフィルムを使用するハーフサイ
ズカメラにおいては、撮影可能枚数が通常の2倍となる
ことから、上記のような使い方をする人もごく一部にと
どまらなくなると思われる。
ところで、前述のような使い方を従来のカメラで行おう
とした場合、フィルム巻戻し時にフィルムカウンタの数
値を覚えておいて、次に使用する時にその数値まで暗黒
中でシャッタをレリーズしてから残りの撮影を行うとい
ったことが必要となり、非常にわずらわしいものであっ
た。
また、オートローディング機能を備えたカメラにおいて
は、フィルムをパトローネに一旦巻き取った時のリーダ
部の出具合(パトローネからの)により、必ずしも同じ
場所に同じ駒が来るとは限らないため、常に前回撮影し
た最後の駒より2〜3駒先までカウンタの数値が進んだ
ところから撮影する必要があり、フィルムを無駄に消費
することになる。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、フィルムを
途中で取出して再使用することを容易に可能にするカメ
ラに装填される感光フィルムの使用状態判定装置を提供
するものである。
(発明の特徴) この目的を達成する為に、本発明は、感光フィルムを使
用途中で途中巻戻しするための途中巻戻手段と、前記途
中巻戻手段により途中巻戻しされた感光フィルムの使用
済み位置を感光とは異なる手段により該感光フィルムに
記録するための記録手段と、前記記録手段により記録さ
れた感光フィルムの使用済み位置を該感光フィルムから
読取る読取手段と、前記途中巻戻しされた感光フィルム
を前記読取手段に応答して未使用位置まで送るフィルム
送り手段とを有するカメラに装填される感光フィルムの
使用状態判定装置とするものである。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1、2図は本発明の一実施例を示す機械的構成図であ
る。第1図において、1はカメラ本体で、パトローネ室
1a、スプール室1b、撮影画面の大きさを決定するア
パーチャ1c、スプロケット穴1d及び記録或いは記録
位置検出時に利用される窓1eが形成されている。2は
フィルムパトローネ、3はパーフォレーション3aを有
するフィルム、4は前記フィルム3のパーフォレーショ
ン3aと噛み合うことが可能な如く前記スプロケット穴
1dから背蓋側にその歯部4aが突出していて、フィル
ム3が駆動されることに連動して回転するスプロケッ
ト、5は前記スプロケット4の歯部4aに押圧されるこ
とによりオンオフするスプロケットスイッチ、6は長穴
6a,6b、撮影者により押圧操作がなされる操作部6
c、ばね7の一端を保持する立上部6d及び後述するス
タンプレバーの腕部と係合するアゴ部6eを有する途中
取出レバーで、前記長穴6a,6bに嵌合された構造部
材8a,8bに案内されてスライド可能となっている。
9は不図示の軸によって回転可能に支持されたストップ
爪で、緊定部9a、電磁石10が励磁されることにより
吸着されるアマーチュア部9b及びカウンタバランス部
9cを有しており、通常はばね11により時計方向に付
勢されているため、ストッパ12に当接する位置で停止
している。13は前記ばね11のばね掛部材である。
14は前記途中取出レバー6の押圧操作がなされるとそ
の端面によりばね力を有する一方の接片14aが押圧さ
れ、他方の接片14bと接触してオン状態となる途中取
出スイッチ、15はストッパ、16は穴16aに嵌合さ
れる不図示の軸により回動可能に保持されるスタンプレ
バーで、前記ストッパ爪9の緊定部9aと係合する腕部
16b、スタンプ部16c、立上部16d及び該スタン
プレバー16を反時計方向に付勢するばね17の一端を
保持する穴16eを有している。18は前記スタンプレ
バー16に植設された軸19に回動可能に保持される歩
進レバーで、前記立上部16dに当接する腕部18aと
後述する回転ドラムの爪部と噛み合う立下部18bを有
しており、常時ばね20により反時計方向に付勢されて
いる。21は前記ばね20のばね掛部材である。
22は遮光塗料が含浸されたインクリボンで、後述する
回転ドラム26、固定プーリー23,24、前記インク
リボン22が巻かれた可動プーリー25とにより第1図
の如く台形状に張られていて、前記スタンプレバー16
が反時計方向に回動すると、そのスタンプ部16bが前
記窓1eを通してフィルム3を押して該フィルム3に刻
印(凹部を形成)すると共に、この時刻印した乳剤面側
に前記インクリボン22を押しつけて印刷、即ち駒位置
を記録する構成となっている。尚記録時には、前記可動
プーリー25が不図示のばね力に逆って図中略左方向に
移動して、前記インクリボン22の張力を一定に保って
いる。26は前記歩進レバー18の立下部18bと係合
する爪部26aを有する回転ドラムで、スタンプレバー
16の反時計方向の回転により前記歩進レバー18の立
下部18bによって爪部26aが押され、1ピッチ分だ
け反時計方向に回転させられる(これによりインクリボ
ン22が定量送られたことになる。)尚前記スタンプレ
バー16の第1図の位置までの復帰時は不図示のラチェ
ット機構により該回転ドラム26は回転しない構成とな
っており、従ってこの時前記歩進レバー18はばね20
の力に抗して時計方向に回動して回転ドラム26の爪部
26aを乗り越えるような形で第1図の状態に復帰す
る。27は投光レンズ28及び前記窓1eを介してフィ
ルム3面上に光を投射する投光素子、29は前記窓1e
及び受光レンズ30を介してフィルム3面から反射して
くる光を受光する受光素子、31は一旦途中で取り出し
たフィルムを再びカメラに装填して、前回までに使用し
た駒の次の駒からの撮影を継続したい時に用いられる再
使用操作釦で、該再使用操作釦31の操作がなされるこ
とにより再使用スイッチ32がオン状態となる。第2図
(a)(b)は記録位置検出時と記録時をそれぞれ説明する図
である。33はフィルム3の位置決めを行うための圧板
で、前記窓1eに対向する位置に穴部33aが形成され
ており、該穴部33aにはフィルム3の乳剤面とほぼ同
等の反射率をもつ反射面34aを有するスタンプ台34
が前記圧板33の肉厚にわずかに足りない位置まで入り
込んだ状態で固着されている。35は前記スタンプレバ
ー16のスタンプ部16bによって刻印された部分にか
くれるようにして印刷された遮光インクで、フィルム3
がスプール又はパトローネ2内に巻き込まれても印刷さ
れた該遮光インク35が重ね合わさったフィルムによっ
て落ちないような構成になっている。
第3図は第1図のカメラの回路構成を示すブロック図で
ある。36は不図示のレリーズ釦が押圧されることによ
りオンするレリーズスイッチ、37はフィルム3が前記
アパーチャ1cに対向して位置する場合はオフし、位置
しない場合はオンするフィルム在否スイッチ、38〜4
2はプルアップ抵抗、43〜47は前記各スイッチがオ
ンすることによりハイレベルの信号を出力するインバー
タ、48は公知の測距回路、49は前記測距回路48よ
り測距完了信号が入力することにより露光制御動作を開
始し、その動作が終了することによりハイレベルの信号
を出力する露光制御回路、50はアンドゲート、51は
オアゲート、52はオアゲート51からハイレベルの信
号が入力することによりフィルム巻上開始指示を、オア
ゲート53からハイレベルの信号が入力することにより
フィルム巻上終了指示を、それぞれモータ駆動回路54
に対して行う巻上回路、55はフィルム給送用のモータ
である。
56は前記スプロケットスイッチ5のオンオフの回数を
カウントし、一駒分のフィルム給送に相当する数だけカ
ウントしたらカウントアップするカウンタで、前記イン
バータ43よりハイレベルの信号が入力することにより
リセットする。57は前記スプロケットスイッチ5のオ
ン信号の立上りを検知することによりパルスを発生する
ワンショット回路、58はインバータ、59はアンドゲ
ート、60はオアゲート、61は発振回路、62,63
はアンドゲート、64は前記アンドゲート62を介して
前記発振回路61から入力するパルスをカウントし、前
記アンドゲート63からハイレベルの信号が入力するこ
とによりセットするカウンタで、一定時間内にリセット
がなされなくなると、つまりフィルム突張りになるとハ
イレベルの信号を出力する。65,66はオアゲート、
67は前記オアゲート65からハイレベルの信号が入力
することによりフィルム巻戻開始指示を、前記オアゲー
ト66からハイレベルの信号が入力することによりフィ
ルム巻上終了指示を、それぞれモータ駆動回路54に対
して行う巻戻回路である。
68は前記途中取出スイッチ14のオン状態を保持する
ラッチ回路、69はオアゲート、70,71,72はア
ンドゲート、73は前記アンドゲート72よりハイレベ
ルの信号が入力することによりオンするトランジスタ
で、該トランジスタ73がオンすることにより前記電磁
石10への通電が開始される。74は前記電磁石10へ
の通電が開始されてから所定時間(フィルム3への記録
動作が終了するのに十分な時間)経過することにより前
記オアゲート65及びインバータ75へハイレベルの信
号を出力する遅延回路、76は前記再使用スイッチ32
のオン状態を保持するラッチ回路、77はアンドゲー
ト、78は前記投光素子27を駆動する駆動回路、79
は抵抗、80はその反転入力端に入力する基準電圧KV
Cと非反転入力端に入力する、前記受光素子29と前記
抵抗79との接続点に発生する電圧とを比較するコンパ
レータ、81,82はアンドゲートである。
次に動作について説明する。まず最初に通常の撮影動作
時について述べる。撮影者により不図示のレリーズ釦の
押圧操作がなされ、レリーズスイッチ36がオンする
と、インバータ43の出力がハイレベルの信号となり、
カウンタ56がリセットされると同時に、測距回路48
及び露光制御回路49が動き、公知の測距及び露光動作
が開始される。その後露光動作が終了すると、前記露光
制御回路49よりアンドゲート50の一方の入力端へハ
イレベルの信号が出力される。この状態で前記レリーズ
スイッチ36がオフすると、前記アンドゲート50の出
力がハイレベルの信号に反転し、この信号はオアゲート
51を介して巻上回路52へ送られる。すると、巻上回
路52よりモータ駆動回路54へフィルム巻上開始指示
がなされ、これによりモータ55が巻上げ方向に回転
し、フィルム3の巻上げが開始される。
一方フィルム3の巻上げが開始されると、該フィルム3
の移動に伴い前記スプロケット4が回転し始め、これに
連動してスプロケットスイッチ5がオンオフを繰り返
す。このオンオフ信号はインバータ44を介してカウン
タ56に入力し、該カウンタ56にて入力するオンオフ
の回数がカウントされる。所定のカウント数(一駒給送
分に相当する数)をカウントし終えると、該カウンタ5
6からアンドゲート59の一方の入力端へハイレベルの
信号が出力される。この時前記途中取出スイッチ14及
び再使用スイッチ32はオンしていないため、前記アン
ドゲート59の他方の入力端にはインバータ58よりハ
イレベルの信号が入力しており、よってアンドゲート5
9からハイレベルの信号が出力される。このようにアン
ドゲート59からハイレベルの信号が出力され、巻上回
路52のリセット端子Rに該信号が入力すると、前記巻
上回路52より前記モータ駆動回路54へ巻上終了指示
がなされ、一駒分のフィルム巻上げ動作が終了する。
また、前述のようにフィルム巻上中は巻上回路52より
アンドゲート63の一方の入力端にはハイレベルの信号
が入力しており、他方の入力端にはワンショット回路5
7よりパルス信号が入力しているため、該アンドゲート
63よりカウンタ64へ前記スプロケットスイッチ5が
オフからオンに変化する毎に一瞬ハイレベルの信号が出
力され、その度カウンタ64はリセットされる。このよ
うなリセット動作はフィルム3が正常に巻上げられてい
る間はたえず行われている。
所定枚数のフィルム3の巻上げが終了し、フィルム巻上
げ途中においてフィルム突張りを生じると、前記スプロ
ケットスイッチ5がオンオフを繰り返さなくなる。する
と、アンドゲート62を介して発振回路61から入力す
るパルスをカウントしているカウンタ64は一定時間リ
セットされなくなり、カウントアップしてオアゲート6
5を介して巻戻回路67へハイレベルの信号を出力する
ようになる。これにより巻戻回路67は励起され、前記
モータ駆動回路54へ巻戻開始指示がなされ、モータ5
5が巻戻し方向へ回転し、フィルム3の巻戻しが開始さ
れる。この時、同時にオアゲート60,53を介して巻
上回路52へハイレベルの信号が入力しているため、該
巻上回路52によるフィルム巻上げ方向の動作は停止さ
れている。
この後フィルム3が規定量を残してパトローネ2に巻き
込まれると、フィルム在否スイッチ37がオンとなり、
インバータ45及びオアゲート66を介して巻戻回路6
7のリセット端子Rにハイレベルの信号が入力する。こ
れにより前記モータ55の巻戻し方向の回転が停止さ
れ、フィルム3の巻戻し動作が終了する。
次に、まだ撮影し終えていないフィルムを途中で取り出
し、種類の異なる新しいフィルムに交換する場合、即ち
途中取出し時の動作について第4図を用いて述べる。撮
影者により操作部6cが押されると、途中取出レバー6
はばね7の付勢に抗して第1図矢印A方向にスライド
し、接片14aを通して途中取出スイッチ14をオンさ
せると同時にそのアゴ部6eがスタンプレバー16の腕
部16aから離れる。途中取出スイッチ14がオンする
とインバータ46の出力はハイレベルの信号に反転し、
次段のラッチ回路68により該信号が保持される。ラッ
チ回路68により保持されたハイレベルの信号はアンド
ゲート71の他に、オアゲート69及び51を介して巻
上回路52へも出力されるため、該巻上回路52は励起
される。これによりモータ55がフィルム巻上げ方向に
回転し始め、フィルム3の巻上げが開始される。フィル
ム3の巻上げが開始されると、前述の如くスプロケット
スイッチ5がオンオフし始め、ワンショット回路57よ
りアンドゲート70の一方の入力端にパルス信号が入力
するようになる。この時アンドゲート70の他方の入力
端には巻上回路52よりハイレベルの信号が入力してい
るため、該アンドゲート70の出力はハイレベルの信号
となる。よって前記アンドゲート71の出力もハイレベ
ルの信号となり、この信号はオアゲート53を介して巻
上回路52へ入力することから、フィルム巻上げ動作は
直ちに停止(第4図参照)する。又前記アンドゲート7
1より出力されるハイレベルの信号は遅延回路74の他
に、イアンバータ75を介してその一方の入力端にハイ
レベルの信号が入力しているアンドゲート72へも出力
されているため、トランジスタ73がオンし、電磁石1
0への通電が開始(第4図参照)される。
前述の如く通電が開始され電磁石10が励磁されると、
該電磁石10によりアマーチュア部9bが吸着されるこ
とからストッパ爪9は反時計方向に回動し、その緊定部
9aがスタンプレバー16の腕部16bより外れる。す
るとスタンプレバー16はばね17の付勢に従って急激
に反時計方向に回動し、これに伴ってスタンプ部16c
がインクリボン22の前面側を押しながら窓1eを通し
て第2図(b)の点線に示される位置まで回動する。この
時前記スタンプ部16bにより窓1eに対向するフィル
ム3面が刻印されると同時にその部分に遮光インク35
が印刷される(第2図(b)参照)。
その後撮影者による前記途中取出レバー6の押圧操作が
停止されると、該途中取出レバー6はばね7の作用によ
り第1図の状態まで復帰する。同様にこの時スタンプレ
バー16もその腕部16bがばね17に抗した方向に前
記巻戻レバー6のアゴ部6eによって押されるため、第
1図の状態まで復帰する。又上記スタンプレバー16の
印刷動作中において歩進レバー18は回転ドラム26の
爪部26bを引っかけて該回転ドラム26を1ピッチだ
け反時計方向に回転させ、前記インクリボン22の使用
面を更新する。
以上のように記録動作が終了した後、前記遅延回路74
からハイレベルの信号が出力され、該信号はアンドゲー
ト82へ入力される。アンドゲート82のもう一方の入
力も途中取出レバー6の復帰で途中取出スイッチ14が
オフとなっているのでハイレベルの信号となっており、
アンドゲート82からハイレベルの信号が出力され、オ
アゲート65を介して巻戻回路67へ入力する。これに
より、前記巻戻回路67が励起され、モータ55がフィ
ルム巻戻方向に回転し始め、フィルム3の途中からの巻
戻しが開始(第4図参照)される。
その後前述の如くフィルム3が規定量を残してパトロー
ル2に巻き込まれると、フィルム在否スイッチ37がオ
ンしてインバータ45及びオアゲート66を介して巻戻
回路67のリセット端子Rへハイレベルの信号が入力す
るようになり、前記モータ55の巻戻し方向の回転が停
止され、フィルム3の途中巻戻動作が終了(第4図参
照)する。
次に、前述のように途中で巻戻されたフィルム3を再び
使用する場合について述べる。フィルム3がカメラに装
填された後、撮影者により再使用釦31の押圧操作がな
されると、再使用スイッチ32がオン(第5図参照)
し、インバータ47の出力がハイレベルの信号に反転
し、該信号が次段のラッチ回路76により保持される。
ラッチ回路76により保持されたハイレベルの信号はア
ンドゲート77の他に、オアゲート69及び51を介し
て巻上回路52へも出力されるため、巻上回路52は励
起される。これによりモータ55がフィルム巻上げ方向
に回転し始め、フィルム3の巻上げが開始(第5図参
照)される。このようにフィルム3の巻上げが開始され
ると、前述の如くフィルム3の移動に伴い前記スプロケ
ット4が回転し始め、これに連動してスプロケットスイ
ッチ5がオンオフを繰り返し、このオンオフ信号がカウ
ンタ56によりカウントされ、その数が所定数に達する
と該カウンタ56よりハイレベルの信号が出力されるよ
うになるが、この場合インバータ58の出力はオアゲー
ト69がハイレベルの信号を出力しているのでローレベ
ルであり、アンドゲート59の出力がハイレベルの信号
に反転することはない。従ってこのようなフィルム巻上
げ動作は最後まで、つまりフィルム突張り状態になるま
で継続されることになる。
フィルム巻上げ動作が最後まで行われ、フィルム巻上げ
途中においてフィルム突張りを生じると、前述の如くス
プロケットスイッチ5がオンオフを繰り返さなくなり、
カウンタ64が一定時間リセットされなくなることから
該カウンタ64よりオアゲート65を介して巻戻回路6
7へハイレベルの信号が出力され、これによりモータ5
5が巻戻し方向に回転してフィルム3の巻戻しが開始
(第5図参照)される。
フィルム3の巻上げが開始されると同時に、前記アンド
ゲート77からハイレベルの信号が出力されるようにな
り、駆動回路78が動作して投光素子27が発光する。
又前記アンドゲート77からハイレベルの信号が出力さ
れるようになると、アンドゲート81はコンパレータ8
0の出力状態をそのままオアゲート66を介して巻戻回
路67へ伝えることが可能な状態となる。前記投光素子
27より発せられた光は投光レンズ28及び窓1eを通
してフィルム3に入射し、この時の光は該フィルム3面
で反射して前記窓1e及び受光レンズ30を通して受光
素子29によって受光される(第2図(a)参照)。つま
り、前記投光素子27と前記受光素子29によってフィ
ルム3面の反射の状態を観察し、記録された位置を検出
できるような構成にしている。通常(記録されていない
部分に光が当っている時)はある所定以上の光が受光素
子29に入射するため、抵抗79と該受光素子29との
接続点に発生する電圧値は基準電圧KVCよりも低く、
コンパレータ80からはローレベルの信号が出力され、
よってフィルム巻戻し動作が停止されることはない。
その後、途中取出し時に記録された位置までフィルム3
が巻戻されると、前記投光素子27から発せられた光は
フィルム3面に記録された遮光インク35により遮光さ
れるため、その反射光はある所定以下となり、前記受光
素子29で受光されなくなる。すると前記コンパレータ
80の出力はハイレベルの信号に反転(第5図参照)
し、該信号がアンドゲート81及びオアゲート66を介
して巻戻回路67のリセット端子R及びラッチ回路76
のリセット端子Rに入力するようになる。これによりフ
ィルム巻戻し動作が停止すると同時に前記ラッチ回路7
6がリセットされ、すべての動作が終了する。尚この場
合、前記巻戻回路67がリセットされてから実際にモー
タ55が停止するまでには時間的ずれがあり、記録を検
知した位置より若干巻戻された位置にてフィルム3は停
止するようになるわけだが、前述したように途中取出し
時に若干フィルム巻上げを行っているので、前回最後に
撮影された駒のほぼ次の駒の位置にてフィルム3は停止
することになる。
第6図は一旦フィルムをすべて巻き上げて巻き戻しなが
ら撮影を行うタイプのカメラに本発明を適用した場合の
ブロック図を示すもので、第3図と同じ部分は同一符号
で表す。83は背蓋を閉じることによりオンする背蓋ス
イッチ、84はプルアップ抵抗、85はインバータ、8
6はインバータ85の出力がローレベルからハイレベル
の信号に反転した時の立ち上りでパルス信号を発生し、
巻上回路52を励起するワンショット回路、87〜94
はオアゲート、95はラッチ回路68よりハイレベルの
信号が入力することによりパルス信号を発生し、オアゲ
ート51,88を介して、巻上回路67を励起するワン
ショット回路、96はアンドゲートである。
次に動作について説明する。カメラ内にフィルム3が装
填され、背蓋が閉じられると、背蓋スイッチ83がオン
し、ワンショット回路86にパルス信号が発生する。す
ると巻上回路52よりモータ駆動回路54へフィルム巻
上開始指示がなされ、モータ55が巻上げ方向に回転
し、フィルム3の巻上げが開始される。フィルム3の巻
上げが開始されると、前述の如くスプロケットスイッチ
5がオンオフを繰り返し、その度にワンショット回路5
7に発生するパルス信号がアンドゲート63を介してカ
ウンタ64へ入力するため、該カウンタ64はリセット
され、巻上げ動作が継続される。
最後までのフィルム3の巻上げが終了し、フィルム突張
りを生じて前記スプロケットスイッチ5が一定時間オン
オフを繰り返さなくなると、カウンタ64がカウントア
ップし、該カウンタ64よりハイレベルの信号が出力さ
れる。これにより巻上回路52及びカウンタ56がリセ
ットされると同時に、オアゲート92,88を介して前
記ハイレベルの信号が巻戻回路67に入力するため、巻
戻回路67が励起され、フィルム3の巻き戻しが開始さ
れる。一駒分のフィルム3が巻き戻されると、前記カウ
ンタ56よりハイレベルの信号が出力され、巻戻回路6
7がリセットされて巻戻し動作が停止する。これにより
撮影準備完了状態となる。
次に、巻戻し方向での撮影途中においてフィルム交換が
なされた場合について述べる。撮影者により操作部6c
が押されると、前述のように途中取出レバー6が第1図
矢印A方向にスライドして途中取出スイッチ14がオン
し、該スイッチの状態がラッチ回路68によってハイレ
ベルの信号としてラッチされる。ラッチ回路68のハイ
レベルの信号出力はワンショット回路95、オアゲート
51,88を介して巻戻回路67へ送られることから、
該巻戻回路67が励起され、フィルム3の巻き戻しが開
始される。そして巻戻しが若干行われると、スプロケッ
トスイッチ5がオンオフし始め、これによりワンショッ
ト回路57よりハイレベルの信号が出力され、この信号
がアンドゲート71、オアゲート89,90,91を介
して、巻戻回路67のリセット端子Rに入力するため、
一旦巻戻し動作が停止する。又この時トランジスタ73
がオンし、電磁石10への通電が開始され、第1図に示
されるような記録手段によりフィルム3面に記録が施さ
れる。
その後遅延回路74よりハイレベルの信号が出力される
と共に途中取出スイッチ14がオフすると、アンドゲー
ト82の出力がハイレベルの信号になり、再び巻戻回路
67へ該信号が入力するようになる。このため巻戻しが
再開され、前述の如くこの巻戻し動作はフィルム在否ス
イッチ37がオンするまで、即ちフィルム3が規定量を
残してパトローネ2に巻き込まれるまで行われる。
次に、記録の施されているフィルム3を再び使用する場
合について述べる。フィルム3が装填されて再使用釦3
1の操作がなされ後、背蓋が閉じられると、ワンショッ
ト回路86により巻上回路52が励起され、フィルム3
の巻上げが開始されると同時に、インバータ47、ラッ
チ回路76及びアンドゲート96,77の各出力がハイ
レベルの信号となるため、駆動回路78が動作して投光
素子27が発光し、該投光素子27と受光素子29によ
ってフィルム3面の記録位置が検出されるようになる。
その後記録位置が検出されると、アンドゲート81より
出力されるハイレベルの信号がオアゲート94及び93
を介して巻上回路52のリセット端子Rに入力するよう
になるため、フィルム巻上げ動作が停止すると同時にラ
ッチ回路76がリセットされる。これにより前回最後に
撮影された駒のほぼ次の駒の位置にてフィルム3は停止
することになる。
第7図は本発明の別の実施例を示すものである。第1図
と同じ部分は同一符号にて表す。該実施例では、スタン
プレバー97によりフィルム3面に駒位置を記録(刻印
のみ行い、印刷はしない)し、記録検出レバー98と記
録検出スイッチ99とによりその位置を検出する構成に
している。
通常スタンプレバー97は第7図点線にて示される位置
に不図示のストッパ爪により係止されている。途中取出
し時は前記不図示のストッパ爪による係止が解除され、
軸100を中心にばね101の付勢に従って反時計方向
に回動する。この時そのスタンプ部97aがカメラ本体
102に形成された穴部102aより急激に突出し、第
7図実線に示される如くフィルム3を圧板103に形成
された受け部103aに押しつけて該フィルム3面に記
録位置として刻印する。
記録検出レバー98はカメラ本体102に形成され穴部
102aに一端98aが嵌合されており、常にその先端
がフィルム3面に接触するようばね104により付勢さ
れている。この時記録検出スイッチ99は前記記録検出
レバー98の他端98bにより一方の接片が押圧されて
いることから、オン状態となっている。前記スタンプレ
バー97により刻印された位置までフィルム3が巻戻さ
れると、記録検出レバー98の一端98aの先端がばね
104の付勢に従ってその部分に入り、図中左方向に若
干移動するため、前記記録検出スイッチ99はオフとな
る。このように記録検出スイッチ99がオフすることに
より不図示の回路によって記録位置に達したことが検出
され、前回最後に撮影された駒のほぼ次の駒の位置にて
フィルム巻戻し動作が停止される。
該実施例では第1〜6図実施例とは異なり、記録を行う
ためのスタンプレバー97と、その位置を検出するため
の記録検出レバー98とに位相を持たせた構成にしてい
るため、第1〜6図実施例のように途中取出し時に若干
巻上げ或いは巻戻し動作を行う必要がなくなり、前記各
実施例に比べ回路構成が簡単となる利点がある。
第1〜7図実施例によれば、途中まで撮影したフィルム
一旦取り出す場合、最後に撮影した駒の次の駒のフィル
ム面にその位置を示すための記録を施し、再び前記フィ
ルムを使用する場合はその記録位置を検出し、該記録位
置を検出したら直ちにフィルム巻上げ又は巻戻しを停止
するようにしたから、最後に撮影された駒の次の駒の位
置をアパーチャ1cに対向した位置に正確且つ容易に設
定することが可能となる。またフィルムを再使用する場
合、第1〜5図実施例では、一旦最後まで巻上げた後に
巻戻し動作を行い、その途中で最初の記録位置を検出し
たら前記巻戻し動作を停止するような構成に、第6図実
施例では、巻上げ途中で最初の記録位置を検出したら前
記巻上げ動作を停止するような構成に、それぞれしてい
るため、何個所にも記録が施されているフィルムであっ
ても、いちばん最後に撮影された駒の次の駒の位置を正
確且つ容易に検出することができる。又以上のことか
ら、従来の如くフィルムを無駄に消費してしまうといっ
たことがなくなると共に、種類の異なったフィルムをシ
ーンによって使い分けたり、36枚取りのフィルムのよ
うに枚数の多いフィルムを買って割安に写真を撮ること
が可能となる。更にこのようなカメラが市場に大々的に
広まれば、旅行に行く時にフィルム1本持って出かけ、
行く先々でそこにあるカメラを使用して撮影するような
ことも可能となり、非常に便利なものとなる。
また、例えばあるフィルムに10枚までの撮影を行おう
とする場合、10枚目まで暗黒中でレリーズを行い、該
位置に達したらその位置に記録を施し、撮影を継続して
いく上で前記記録位置を検出したらそれ以後の撮影はや
め、フィルムの途中取出し動作を行うといった使い方も
可能である。
(発明と実施例の対応) 以上の実施例に於いて、途中取出レバー6の操作によっ
て途中取出スイッチ14がオンし、巻戻回路67を動作
させるまでの構成が本発明の途中巻戻手段に相当し、ス
タンプレバー16から回転ドラム26まで、又はスタン
プレバー97、ばね101が本発明の記録手段に相当
し、投光素子27から受光レンズ30まで、及び駆動回
路78、抵抗79、コンパレータ80、アンドゲート8
1、又は記録検出レバー98、記録検出スイッチ99が
読取手段に相当し、第3図の巻戻回路67、又は第6図
の巻上回路52が本発明のフィルム送り手段に相当す
る。
(変形例) 第1〜5図実施例では、フィルム3のパーフォレーショ
ン3aの上部に記録を行うようにしたが、これは撮影画
面外であればどの部分であってもよく、例えば窓1eと
スプロケット4の位相の設定にしかたによっては前記パ
ーフォレーション3aの間にも記録があり、もちろんこ
の記録位置検出も問題になることはない。つまり前述し
たように前記窓1eと対向した位置に配置されるスタン
プ台34の反射面34aがフィルム3の乳剤面とほぼ同
様の反射率をもつため、投光素子27からの光がパーフ
ォレーション3aに入射した状態であっても問題なく、
遮光インク35の位置の検出は可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、フィルムを途中
で取出して再使用することが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す機械的構成図、第2図
(a)(b)は同じく記録位置検出時と記録時をそれぞれ説明
する図、第3図は同じくそのブロック図、第4図は同じ
くフィルム途中取出し時のタイムチャート、第5図は同
じくフィルム再使用時のタイムチャート、第6図は本発
明の他の実施例を示すブロック図、第7図は本発明の別
の実施例を示す機械的構成図である。 2……スプロケット、3……フィルム、4……スプロケ
ット、5……スプロケットスイッチ、6……途中取出レ
バー、9……ストッパ爪、10……電磁石、14……途
中取出スイッチ、16……スタンプレバー、22……イ
ンクリボン、27……投光素子、29……受光素子、3
2……再使用スイッチ、52……巻上回路、54……モ
ータ駆動回路、55……モータ、67……巻戻回路、6
8、76……ラッチ回路、78……駆動回路、80……
コンパレータ、97……スタンプレバー、98……記録
検出レバー、99……記録検出スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光フィルムを使用途中で途中巻戻しする
    ための途中巻戻手段と、前記途中巻戻手段により途中巻
    戻しされた感光フィルムの使用済み位置を感光とは異な
    る手段により該感光フィルムに記録するための記録手段
    と、前記記録手段により記録された感光フィルムの使用
    済み位置を該感光フィルムから読取る読取手段と、前記
    途中巻戻しされた感光フィルムを前記読取手段に応答し
    て未使用位置まで送るフィルム送り手段とを有すること
    を特徴とするカメラに装填される感光フィルムの使用状
    態判定装置。
JP18103085A 1985-08-20 1985-08-20 カメラに装填される感光フィルムの使用状態判定装置 Expired - Lifetime JPH0638148B2 (ja)

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