JP2003162033A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2003162033A
JP2003162033A JP2001362980A JP2001362980A JP2003162033A JP 2003162033 A JP2003162033 A JP 2003162033A JP 2001362980 A JP2001362980 A JP 2001362980A JP 2001362980 A JP2001362980 A JP 2001362980A JP 2003162033 A JP2003162033 A JP 2003162033A
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JP
Japan
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film
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lens
permanent magnet
winding
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English (en)
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Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムに予め記録された磁気データを
永久磁石で二者択一式に消去して的確な情報の伝達を行
うことができるようにしたレンズ付きフイルムユニット
を提供する。 【解決手段】 磁気データをコマごとに記録した写真フ
イルム23が製造時に予め装填されたレンズ付きフイル
ムユニット2は、磁気データを消去するための磁気デー
タ消去機構61と、磁気データを消去するか否かを切り
換える切換ノブ64と、コイルバネ70の弾性エネルギ
を利用した自動巻上げ装置とを備えている。磁気データ
消去機構には永久磁石62が設けられている。切換ノブ
64によって永久磁石62が磁気データの記録エリア5
3の先頭側端部よりもカートリッジ室22に寄った位置
に接近させられた状態で、フイルムが自動巻上げ装置に
よって途中で停止することなく連続的に1コマ分巻上げ
られると磁気データが消去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは、写真フイルムに記録
された磁気データを簡便に利用することができるように
したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影を楽しむことが
できるように、簡単な撮影機構を備えたユニット本体に
予め未露光の写真フイルムを内蔵させたレンズ付きフイ
ルムユニットが市販されている。このレンズ付きフイル
ムユニットは、購入したその場ですぐに写真撮影がで
き、また撮影後にもそのまま現像取扱店に出せばよいと
いう簡便性から、一般に広く利用されている。
【0003】最近のレンズ付きフイルムユニットの中に
は、写真プリント処理を行うときのプリントサイズ情報
や、カラー、セピア、白黒などのプリントカラー情報な
どのプリント処理情報や、撮影年月日などの撮影情報を
光学記録する機能をもったものが商品化されている。写
真フイルムに記録されたこれらの情報はプリント処理を
行う時に活かされ、レンズ付きフイルムユニットによる
写真撮影にも多様性を持たせることができるようになっ
ている。
【0004】一方、磁気記録層を有するAPSフイルム
が予め装填されたレンズ付きフイルムユニットも商品化
され、原理的にはプリント処理情報や撮影情報を磁気記
録することも可能である。しかし、磁気記録のためには
写真フイルムの給送に同期して磁気ヘッドを駆動しなく
てはならず、そのための機構や回路部品のために大幅な
コストアップになり、コスト面で制約が大きいレンズ付
きフイルムユニットには現実には採用することができな
い。
【0005】こうした事情を考慮し、特開平5−348
06号公報には磁気ヘッドの代わりに永久磁石を用い、
予め写真フイルム上に記録されている磁気データを部分
的に変化させ、あるいは消去することによって情報記録
を行うことが提案されている。この手法では、写真フイ
ルムを静止させた状態で永久磁石を写真フイルムに接近
させて永久磁石の長さ分だけ磁気データを消去し、ある
いは永久磁石を所定の距離だけ移動させて磁気データに
変化を与えるようにしており、比較的簡単な構成で簡略
的な磁気記録が可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、磁気データ
が予め記録された磁気記録層に永久磁石を接近させ、さ
らにフイルム面に沿って永久磁石を移動させるには、そ
の移動機構及び組み込みスペースが必要になり、コンパ
クト化やローコスト化の妨げになる。また、静止したま
まの写真フイルムに細長い永久磁石を接近させ、永久磁
石の長さ分だけ消磁を行うようにした場合には、永久磁
石の両端と中央とでは磁束密度が大きく異なるため、一
連に記録された磁気データを所定の長さ範囲にわたって
均一に消去することは困難で、また細長い大型の永久磁
石を用いることは、コスト面や組み込みスペースの点で
も不利でレンズ付きフイルムユニットには採用し難い。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、写真フイルムに予め記録された磁気データを永久磁
石で二者択一式に消去して的確な情報の伝達を行うこと
ができるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、特定のプ
リント処理を行うことを表す磁気データが各コマごとに
記録された写真フイルムがフイルムカートリッジととも
に製造時に予め装填され、そして、フイルム巻上げ操作
によりチャージされ、シャッタレリーズ完了に応答して
付勢力が解放されるバネを含み、前記バネの付勢力で写
真フイルムを1コマ分巻上げる巻上げ手段と、プリント
に際して前記特定のプリント処理を行うか否かに応じて
選択的にセット操作されるセット部材と、このセット部
材が前記特定のプリント処理を不要とする位置にセット
操作されることに連動して写真フイルムに近接した消去
位置に移動し、写真フイルムの1コマ巻上げ中に前記磁
気データを消去する永久磁石とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項2記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、永久磁石は、写真フイルムの送り方向に関
し、磁気データの記録長さよりも短く、かつ消去位置で
は磁気データ記録エリアの先頭側端部よりもフイルムカ
ートリッジに寄った位置で写真フイルムに近接すること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、セット部材は、撮影条件を設定するために
選択して操作される撮影条件設定部材であることを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、レンズ付きフ
イルムユニット(以下、フイルムユニットと記す)2
は、ユニット本体3と、外装ラベル4とから構成されて
いる。ユニット本体3は、その前面に、撮影レンズ5、
ファインダ対物窓6、ストロボ発光部7、ストロボ操作
ノブ8、上面には、レリーズボタン10、フイルム残数
表示窓11、ストロボ充電確認窓12が、背面には、巻
上げノブ13、カラー/セピアプリント選択用の切換ノ
ブ64(図示せず)がそれぞれ配置されている。
【0012】外装ラベル4は、裏面に接着剤が塗布され
た帯状の紙片であり、ユニット本体3の中央部分に巻か
れるように貼付される。外装ラベル4には、撮影レンズ
5や、ファインダ対物窓6等を外部に露呈させる開口が
形成されており、フイルムユニット2の使用方法や使用
上の注意事項等が印刷されている。
【0013】図2に示すように、ユニット本体3は、本
体基部16、露光ユニット17、ストロボユニット1
8、前カバー19、後カバー20とで構成される。本体
基部16の両側部には、フイルムカートリッジ21を収
納するカートリッジ室22と、写真フイルム23をロー
ル状にして収納するフイルムロール室24とが一体に設
けられており、これらの間には写真フイルム23への露
光範囲を規定するためのアパーチャー25が形成されて
いる。
【0014】撮影後に写真フイルム23を1コマずつ巻
上げるために、このレンズ付きフイルムユニットには簡
易型の自動巻上げ装置が用いられている。この自動巻上
げ装置は、巻上げノブ13を回動操作したときにチャー
ジされるコイルバネ70と、このコイルバネ70にチャ
ージされた付勢力により、シャッタの作動完了に応答し
て回転する巻上げ駆動板71とを備えている。巻上げ駆
動板71の下面にはフイルムカートリッジ21のスプー
ル21aに係合する駆動軸71aが設けられ、巻上げ駆
動板71が反時計方向に回転するとフイルム巻上げが行
われる。
【0015】巻上げノブ13は、コイルバネ70のチャ
ージが完了した時点でロックされ、それ以上の回動操作
が禁止される。このロックは、シャッタレリーズが行わ
れた後、巻上げ駆動板71が回転してフイルムの1コマ
巻上げが完了した時点で解除される。なお、巻上げノブ
13には逆転防止爪が係合しており、逆方向への回動操
作はできないようにしてある。
【0016】レリーズボタン10を押してシャッタレリ
ーズを行うと、シャッタの作動完了に応答して巻上げ駆
動板71のロックが解除され、巻上げ駆動板71がコイ
ルバネ70の付勢力で回転して自動的にフイルム巻上げ
が開始される。フイルム巻上げの開始とともにレリーズ
ロックがかかり、レリーズボタン10の操作が禁止され
る。自動巻上げ装置は、写真フイルム23に1コマごと
に設けられた一対のパーフォレーションの移動を検知し
て1コマ巻上げを検知する機構と連係され、1コマ巻上
げが完了した時点で巻上げ駆動板71の回転がロックさ
れる。また、フイルムの1コマ巻上げの間には、パーフ
ォレーションに係合して回転するチャージ部材により、
シャッタチャージが行われる。
【0017】フイルムの巻上げの完了とともに巻上げノ
ブ13のロックが解除される。巻上げノブ13が回動操
作され、コイルバネ70が規定量巻締められたときに巻
上げノブ13がロックされ、同時にレリーズロックが解
除されることにより、次の撮影準備が完了する。以後
は、シャッタレリーズ操作と巻上げノブ13の回動操作
の繰り返しにより順次に撮影を行ってゆくことができ
る。ただし、フイルムの1コマ巻上げがコイルバネ70
の付勢力を利用して自動的に行われるので、従来の手動
巻上げ式のレンズ付きフイルムユニットのようにフイル
ム1コマ巻上げの途中でフイルム送りが停止するような
ことはない。
【0018】ストロボユニット18は、1枚のプリント
基板31に充電及び放電の制御を行うためのストロボ回
路が形成され、そのプリント基板31には、ストロボ光
を放出するストロボ発光部7、充電用のコンデンサ3
2、電源用の電池33を保持するための電池ホルダ3
4、充電スイッチ35が取り付けられている。
【0019】前カバー19には、撮影レンズ5、ストロ
ボ発光部7等を露呈するための開口が形成されている。
前カバー19は、各ユニット部品が取り付けられた本体
基部16の前面から覆うようにして組み付けられる。後
カバー20には、カートリッジ室22及びフイルムロー
ル室24の底部を塞ぐ底蓋20a、20bが一体に設け
られている。ファインダ光学系の後方には、ファインダ
接眼窓20cが形成されている。また、後カバー20
は、写真フイルム23との間に、磁気データ消去機構6
1を備え、切換ノブ64(図4)を露呈するための開口
が形成されている。
【0020】図3に示すように、写真フイルム23は、
アパーチャー25で画定された露光範囲51に被写体像
が露光される。写真フイルム23の幅方向の一方の端縁
には、各露光範囲51に対応してパーフォレーション5
2が設けられている。写真フイルム23の他方の端縁に
は、磁気データ記録エリア(以下、記録エリアと記す)
53が形成されている。この記録エリア53に記録され
ている磁気データは、1ビット分のデータとして用いら
れ、本実施形態では、カラー/セピアプリントを選択す
るために用いられる。
【0021】図4に示すように、写真フイルム23の後
方には、磁気データ消去機構61が配置されている。磁
気データ消去機構61は、磁気データを消去する永久磁
石62と、その永久磁石62を保持する弾性部材63
と、磁気データを消去するか否かを決める切換ノブ64
とで構成されている。弾性部材63は、永久磁石62を
保持している側と反対側の端部を固定されることで、片
持ち梁となっている。また、弾性部材63は、その弾性
力によって、永久磁石62を写真フイルム23から引き
離す作用をする。
【0022】切換ノブ64は、本体部64aと、本体部
64aの背面から突出し、後カバー20に設けられた開
口20dから露呈する操作片64bと、本体部64aの
前面から突出する突起64cとで構成されている。開口
20dは、フイルムユニット2の横方向に対して垂直に
設けられており、操作片64bは、開口20dに沿って
スライド可能である。なお、切換ノブ64が背面から見
て右側にセットされている場合には、カラー撮影モー
ド、左側にセットされている場合には、セピア撮影モー
ドとなる。
【0023】図4に示す位置では、永久磁石62が写真
フイルム23から離れた位置で保持されているが、操作
片64bを右方向にスライド操作して図5に示す位置に
移動させると、突起64cが弾性部材63を押圧して変
形させる。これにより、弾性部材63の先端側に固定さ
れた永久磁石62が写真フイルム23に接近した消去位
置に移動して保持される。この消去位置は、写真フイル
ム23の送り方向に関しては磁気データの記録エリア5
3の先頭側端部よりもカートリッジ室22に寄った位置
となっている。そして、撮影後に写真フイルム23が図
中右方向に1コマ送りされたときには、消去位置に移動
して保持されている永久磁石62に対面しながら記録エ
リア53の全長分が移動し、そこに記録された磁気デー
タが全て消去される。
【0024】次に上記構成の作用について図6のフロー
チャートを用いて説明する。フイルムユニット2製造工
程では、写真フイルム23の全コマに、磁気データを記
録する。ユニット本体3を組み上げ、フイルムカートリ
ッジ21をカートリッジ室22に、そして、写真フイル
ム23をフイルムロール室24に装填し、底蓋20a、
20bを閉じる。ユニット本体3に外装ラベル4を貼り
付け、フイルムユニット2が完成する。完成したフイル
ムユニット2は、包装され、店頭に並べられる。
【0025】撮影者は、購入したその場ですぐに写真撮
影ができる。撮影者が巻上げノブ13を巻上げることに
より、自動巻上げ装置のコイルバネ70に付勢力がチャ
ージされる。また、切換ノブ64を操作することによっ
て、カラー撮影モードまたはセピア撮影モードのいずれ
かに設定される。切換ノブ64が、背面から見て右側、
即ち、カラー撮影モードにセットされていると、弾性部
材63は突起64aによって押圧され、永久磁石62が
写真フイルム23に接近する。
【0026】撮影者は、ファインダを覗き込み、撮影範
囲を決め、レリーズボタン10を押下する。シャッタ羽
は、レリーズボタン10の押下に連動するシャッタレバ
ーにより蹴飛ばされ、回動する。シャッタ羽は、シャッ
タ開口を開閉し、被写体像が写真フイルム23に露光さ
れる。
【0027】シャッタ作動が完了すると、コイルバネ7
0にチャージされた付勢力によって巻上げ駆動版71が
回転し、ほぼ一定に保たれたフイルム送り速度でフイル
ム23の1コマ分が給送される。
【0028】切換ノブ64がカラー撮影モードにセット
されていると、写真フイルム23が給送されている間、
永久磁石62が写真フイルム23に接近した位置で保持
されるため、給送によって直前を通過していく磁気デー
タが消去される。
【0029】撮影終了したフイルムユニット2は現像す
るために現像取扱店に出される。現像取扱店では、フイ
ルムカートリッジ21がフイルムユニット2底面から取
り出される。フイルムカートリッジ21は、写真プリン
トシステムにより、現像、プリント処理が行われる。写
真プリントシステムは、磁気データを読み取り、磁気デ
ータが記録されていない場合では、カラープリントを、
また、磁気データが記録されている場合では、セピアプ
リントをそれぞれ作成する。
【0030】上記実施形態では、磁気データ消去機構6
1として、永久磁石62を弾性部材63で保持し、永久
磁石62が磁気データを記録した状態に保つ保存位置に
配置されるようにしたが、本発明の実施形態としてはこ
れに限られない。本発明においては、永久磁石62が、
切換ノブ64の位置と連動して、磁気データの記録を消
去する位置と、磁気データの記録を保存する位置とに選
択されて配置されるものであれば良く、例えば、永久磁
石62と切換ノブ64をリンクやカムで連結することに
よって、切換ノブ64の位置と連動させて永久磁石62
の配置を換える機構としても良い。また、永久磁石62
を、写真フイルム23の給送方向に対して垂直に変位さ
せたが、平行に変位させて、磁気データを消去させても
よい。
【0031】上記実施形態では、磁気データは、カラー
プリントもしくはセピアプリントを選択するデータとし
て用いられていたが、他のデータでもよく、例えば、露
光された被写体像の一部を拡大してプリントする擬似ズ
ームプリントの要否を表すデータや、写真プリントの周
縁にフレームやメッセージを加えてプリントする合成プ
リントの要否を表すデータや、写真プリントの大きさを
指定するプリントサイズデータ等でもよい。また、上記
実施形態では、写真フイルム23は、APSフイルムを
用いたが、他のタイプの写真フイルムでも問題なく、例
えば、135タイプの露光範囲外に磁気記録層を設け、
磁気データを記録してもよい。
【0032】さらに本発明は、撮影条件を考慮して写真
プリント時に各種のプリント補正を行う手段としても利
用することができる。例えば、記録エリア53にストロ
ボ撮影を行った旨を表す磁気データを記録しておき、ス
トロボ操作ノブ8をオフ位置にセットしたままで非スト
ロボ撮影を行ったときに限って磁気データの消去を行
う。この場合、先の実施形態で用いられている切換ノブ
64を省略し、ストロボ操作ノブ8の移動操作に連動し
て永久磁石62を移動させればよい。プリント処理に際
してストロボ撮影を行ったか否かが識別できれば、これ
を考慮した露光補正を行うことが可能となり、より適切
なプリント写真を作ることができる。
【0033】プリント処理に際して二者択一式に利用で
きるその他の撮影情報としては、遠近2段切り換え式の
ピントセット情報や、大小2段切り換え式の絞りセット
情報などがある。それぞれいずれか一方のセット情報を
磁気データとして写真フイルム23の各コマごとに予め
記録しておき、撮影時にこれらの選択操作部材が他方の
セット位置に移動操作されたことに連動して永久磁石6
2を消去位置に移動させ、フイルム1コマ送り時にその
撮影コマについて磁気データの消去を行うようにしてお
けばよい。これらの情報も、アナログあるいはデジタル
プリント処理に際して有効に活かすことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、バネの付勢力によって写真フイ
ルムを確実に1コマ分巻上げるので、フイルムが途中で
停止することなく連続的に送られるようになり、永久磁
石を用いて写真フイルムに予め記録された磁気データを
二者択一式に消去して的確な情報の伝達を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットを示す分解斜視図
である。
【図3】写真フイルムを示す説明図である。
【図4】磁気データを保存する場合の磁気データ消去機
構を示す分解斜視図である。
【図5】磁気データを消去する場合の磁気データ消去機
構を示す分解斜視図である。
【図6】写真プリント方法を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 10 レリーズボタン 13 巻上げノブ 16 本体基部 18 ストロボユニット 20 後カバー 21 フイルムカートリッジ 22 カートリッジ室 23 写真フイルム 24 フイルムロール室 25 アパーチャー 51 露光範囲 53 磁気データ記録エリア 61 磁気データ消去機構 62 永久磁石 63 弾性部材 64 切換ノブ 70 コイルバネ 71 巻上げ駆動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 572 G03C 3/00 572Z 575 575E 599 599A 599D GAP GAP G03B 17/24 G03B 17/24 G03C 1/00 G03C 1/00 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定のプリント処理を行うことを表す磁
    気データが各コマごとに記録された写真フイルムがフイ
    ルムカートリッジとともに製造時に予め装填されたレン
    ズ付きフイルムユニットにおいて、 フイルム巻上げ操作によりチャージされ、シャッタレリ
    ーズ完了に応答して付勢力が解放されるバネを含み、前
    記バネの付勢力で写真フイルムを1コマ分巻上げる巻上
    げ手段と、プリントに際して前記特定のプリント処理を
    行うか否かに応じて選択的にセット操作されるセット部
    材と、このセット部材が前記特定のプリント処理を不要
    とする位置にセット操作されることに連動して写真フイ
    ルムに近接した消去位置に移動し、写真フイルムの1コ
    マ巻上げ中に前記磁気データを消去する永久磁石とを備
    えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石は、写真フイルムの送り方
    向に関し、磁気データの記録長さよりも短く、かつ消去
    位置では磁気データ記録エリアの先頭側端部よりもフイ
    ルムカートリッジに寄った位置で写真フイルムに近接す
    ることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルム
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記セット部材は、撮影条件を設定する
    ために選択して操作される撮影条件設定部材であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のレンズ付きフ
    イルムユニット。
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