JPH0638139B2 - 光 ア イ ソ レ ー タ - Google Patents

光 ア イ ソ レ ー タ

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JPH0638139B2
JPH0638139B2 JP25906485A JP25906485A JPH0638139B2 JP H0638139 B2 JPH0638139 B2 JP H0638139B2 JP 25906485 A JP25906485 A JP 25906485A JP 25906485 A JP25906485 A JP 25906485A JP H0638139 B2 JPH0638139 B2 JP H0638139B2
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JP
Japan
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optical axis
faraday element
optical isolator
optical
isolator
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敏弘 高田
克人 島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 検光子とファラデー素子のそれぞれの入出射面を平行に
せずに、入出光軸に対して所定の角度をもたせ、且つ、
入出光軸を直線にする。その結果、反射光の戻りがなく
なつて安定な発振が得られ、且つ、光軸調整が容易にな
り、同軸構造を有するため構造的に強くなる。
[産業上の利用分野] 本発明はファラデー素子を用いた光アイソレータの改善
に関する。
半導体レーザを光源とした光通信システムにおいて、レ
ーザチップの活性層領域に外部で反射されて戻つてきた
レーザ光が入射すれば、発振が乱されて、雑音が増し相
対雑音強度の悪化を生じる。
この不安定をなくして、発振を安定にするために、ファ
ラデー素子を用いた光アイソレータが利用されており、
現在、一応の成果が得られてはいるものの、更にその改
善が望まれている。
[従来の技術] 第2図は光アイソレータを使用した例を示しており、1
はレーザ光源,2はファラデー素子を用いた光アイソレ
ータ,3はレンズ,4は光フアイバで、光アイソレータ
2は図示のような位置に配置されて、安定な発振をおこ
なうために利用されている。
第3図は従来の光アイソレータの断面を示す図で、1
1,13はプリズム(検光子;例えばグラントムソンプ
リズム),12はファラデー素子,14は永久磁石,1
5,16はプリズムホルダで、破線が光軸である。第3
図は側断面を図示しているが、第3図に垂直な断面は円
形であり、また、ファラデー素子12はファラデー効果
を利用した回転素子の略で、材料はイットリウム,鉄,
ガーネット(YIG)からなる結晶である。
この光アイソレータの原理を説明する。順方向にプリズ
ム11にレーザ光が入ると、その入射光は光軸に対して
一定の偏光面をもつ光成分だけを通過しファラデー素子
を介して検光子に入射する。逆方向についても同様にプ
リズム13で選択される。ファラデー素子12によつて
偏光面の方位が45度回転するが、この回転方向は光の進
行方向に対して非可逆であるから、順方向と逆方向では
ファラデー素子12を出た同じ偏光成分の偏光面の方位
は90度異なることになる。このため、プリズム11,1
3において逆方向からの光は入射光方向には戻らずに、
プリズムによつて光軸に対して垂直方向へ散乱される。
このようにして、順方向では光フアイバ4(第1図)に
集光させ、逆方向では両方の偏光成分とも入射光軸方向
に戻らないようにして、光アイソレータとしての機能を
もたせるものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、第3図に示す従来の光アイソレータでは、プ
リズムおよびファラデー素子の入出射面がすべて平行に
なつており、且つ、光軸に垂直であるために、その入出
射面(入出射表面)で光が反射し、逆行して戻つてくる
問題があり、それは、亦、発振を不安定にすることにな
る。従つて、現在、すべての入出射面に無反射膜を被覆
する方法が実施されており、この無反射膜の被覆(コー
ト)は、例えば、酸化シリコン膜を表面に真空蒸着する
方法で形成される。
しかし、この無反射膜のコートはある程度の反射光は遮
光されるが、それだけでは未だ十分でなく、僅かながら
の反射が生じる問題がある。
そのため、その僅かの反射光を避けるための方式も提案
されており、第4図にその断面図を示している。図にお
いて、21,23はプリズム,22はファラデー素子,
24は永久磁石,25,26はプリズムホルダで、ファ
ラデー素子22は入出射面が光軸(破線)に垂直ではな
く、ある角度をもつており、このような構成にすれば、
反射光が逆戻りして光源に入射されない。しかし、この
方式は光軸(破線)が直線にはならずに、屈折すること
になるから、光軸が同一直線上になく、光軸調整が難し
い欠点がある。更に、その他に、機械的な強度が弱化す
る問題がある。それは、通常、第2図に示すレーザ光源
1,光アイソレータ2,レンズ3,光フアイバ4を一体
化して、モジュールに作成しているが、その際、対称の
形状とならないため、構造的に弱くなるものである。更
に、この方式は対称形ではないため、温度変化に対して
ずれを起こし易い欠点もある。
従つて、本発明は、このような従来の光アイソレータの
問題点を解消させる光アイソレータを提案するものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 入射光軸と出射光軸とが一直線の仮想光軸上で一致して
なる光アイソレータであって、ファラデー素子と、当該
ファラデー素子の両側に設けられて該ファラデー素子と
光結合する2つの検光子とを備え、前記ファラデー素子
と前記2つの検光子とが前記一直線の仮想光軸上に配置
されるとともに、前記ファラデー素子と前記2つの検光
子の光入出射面は、前記仮想光軸に対する実際の光軸の
傾きが光アイソレータ全体として打ち消される角度をも
って、前記仮想光軸の垂直面に対して互いに逆方向に傾
いて配置されたことを特徴とする光アイソレータ。
[作用] 即ち、本発明は、検光子とファラデー素子の入出射面を
ある角度をもたせるとともに、入出光軸を一直線上に置
くことによって、発振が安定し、且つ光軸合わせが容易
になり、強度、温度安定性が増加する。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例によつて詳細に説明する。
第1図は本発明にかかる光アイソレータを示す図で、3
1,33はプリズム,32はファラデー素子,34は永
久磁石,35,36はプリズムホルダで、矢印が光の進
行方向、破線が光軸である。図は側面を示しているが、
第1図に垂直な断面は円形となつている。
図示のように、本発明にかかる光アイソレータは、光軸
の垂直面に対してプリズム31の入出射面を、例えば、
6°傾け、ファラデー素子32の入出射面を逆に8°傾
け、更に、プリズム33の入出射面を6°傾ける。且
つ、これらの傾斜角度は光軸が一直線上にあるように補
正して、設計した値で、この傾斜角度は入射端の角度
(プリズム31の角度)を指定すると、光学的な計算
(スネルの法則)から計算して求められる。
かような傾斜角度は7°前後が妥当と考えられ、それに
は永久磁石34やプリズムホルダ35,36を加工して
作成する。余り大きな傾斜角度は光アイソレータが大型
化するなどの問題が起き易い。
このような本発明にかかる光アイソレータは、実施結果
によれば、反射光が従来品に比べて10dB以上改善するこ
とができた。且つ、構造的にも強化されて、破壊に強く
なつた。
[発明の効果] 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、反射光によるアイソレーションの低下が防止され
て、発振の安定化に大きく寄与し、且つ、構造的にも強
い光アイソレータが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる光アイソレータを示す図、第2
図は光アイソレータを利用を示す図、第3図および第4
図は従来の光アイソレータを示す図である。 図において、 1はレーザ光源、2は光アイソレータ、 3はレンズ、4は光フアイバ、 11,13,21,23,31,33はプリズム(検光
子)、 12,22,32はファラデー素子、 14,24,34は永久磁石、 15,16,25,26,35,36はプリズムホルダ
を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−29661(JP,A) 特開 昭52−143046(JP,A) 特開 昭6−33528(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光軸と出射光軸とが一直線の仮想光軸
    上で一致してなる光アイソレータであって、ファラデー
    素子と、当該ファラデー素子の両側に設けられて該ファ
    ラデー素子と光結合する2つの検光子とを備え、 前記ファラデー素子と前記2つの検光子とが前記一直線
    の仮想光軸上に配置されるとともに、前記ファラデー素
    子と前記2つの検光子の光入出射面は、前記仮想光軸に
    対する実際の光軸の傾きが光アイソレータ全体として打
    ち消される角度をもって、前記仮想光軸の垂直面に対し
    て互いに逆方向に傾いて配置されたことを特徴とする光
    アイソレータ。
JP25906485A 1985-11-18 1985-11-18 光 ア イ ソ レ ー タ Expired - Lifetime JPH0638139B2 (ja)

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