JPH0638122A - 画像分割表示システムの音声処理装置 - Google Patents

画像分割表示システムの音声処理装置

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Publication number
JPH0638122A
JPH0638122A JP4188211A JP18821192A JPH0638122A JP H0638122 A JPH0638122 A JP H0638122A JP 4188211 A JP4188211 A JP 4188211A JP 18821192 A JP18821192 A JP 18821192A JP H0638122 A JPH0638122 A JP H0638122A
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JP
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audio
sound
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volume
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JP4188211A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yamada
晃弘 山田
Minoru Shimizu
穰 清水
Isao Tsukaune
勲 塚畝
Masanobu Koike
正展 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は表示エリアの大きさ及び位置に応じ
てスピーカから出力される音量を変化させると共に、そ
の音声の定位を変化させることのできる音声処理装置を
提供することを目的とするものである。 【構成】 画像分割表示システムの音声処理装置におい
て、複数の表示エリアのうちの選択された表示エリアの
大きさに応じてその表示エリアの映像データに付随する
音声出力手段からの出力音声の音量を変化させるための
複数の第1ボリュームと、前記選択表示エリアが画面に
対して小さい時に該表示エリアの大きさに比例して前記
音声出力手段からの出力音声による音場の拡がり感を中
央に寄せるように各第1ボリュームからの音声出力デー
タをミックスする複数のミキサーと、前記画面上の表示
エリアの位置に対応して音の定位を上下左右に移動させ
るように前記各ミキサーから出力される音声データの音
量バランスを変化させるための複数の第2ボリュームと
を備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一つの画面に複数の映像
データを複数の表示エリアに分けて同時に表示する画像
分割表示システムの音声処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像分割表示システムとしては平
成3年7月31日付けで本件出願人が出願した特願平3
−192139号に開示された技術がある。この技術は
複数の映像データを複数の表示エリアに分けて同時に表
示すると共に、各表示エリアの大きさあるいは位置を視
聴者の操作によって自由に変更可能としている技術であ
る。
【0003】ところでかかる従来の画像分割表示システ
ムにおいて、複数の映像データを複数の表示エリアに分
けて同時に表示した場合、出力される音声が一つの表示
エリアの音声しか出力されないので、複数エリアを同時
に鑑賞する場合や、複数の表示エリアから一つの表示エ
リアを選択する場合等に、音声が出力されている表示エ
リア以外の表示エリアは映像のみで見比べ、番組の内容
を推測したり、判断したりしなければならないという問
題点があった。このような場合、特に音楽番組やナレー
ションが重要な番組等は、映像だけでは内容を把握しに
くい欠点があった。
【0004】これに対して単に複数の表示エリアの音声
を同時にスピーカーから出力したのでは、聞こえて来る
音声がどの表示エリアに対応するのか判断できないとい
う問題点があった。
【0005】また従来の画像分割表示システムにおい
て、画面全体に表示エリアを設定して映像を鑑賞した後
に、その表示エリアを小さく変更した場合や、逆に小さ
い表示エリアから画面全体に表示エリアを変更した場合
に、映像の音量が変更されないと、違和感を感じたり、
臨場感に欠けたりするという問題点があった。特にステ
レオ音声の場合、画面に対して小さい表示エリアの場合
には音場の拡がり感が広く感じ過ぎるという問題点があ
った。そして小さい表示エリアの場合、例えばその表示
エリアが画面の端に位置している場合であって映像の音
が中央に定位されていれば違和感を感じるという問題点
があった。
【0006】さらに上下の方向に音の低位が変更できる
必要があるが、通常のステレオスピーカーでは左右の音
の定位は実現できても上下の音の定位は実現不可能であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の技術の種々の欠点を解決するため表示エリアの大
きさ及び位置に応じてスピーカから出力される音量を変
化させると共に、その音声の定位を変化させることので
きる音声処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つの画面に
対して入力された複数の映像データを複数の表示エリア
に分けて同時に表示すると共に前記複数の映像データに
付随する音声データを3つ以上の音声出力手段より音声
として出力する画像分割表示システムの音声処理装置に
おいて、前記複数の表示エリアのうちの選択された表示
エリアの大きさに応じてその表示エリアの映像データに
付随する前記音声出力手段からの出力音声の音量を変化
させるための複数の第1ボリュームと、前記選択表示エ
リアが画面に対して小さい時に該表示エリアの大きさに
比例して前記音声出力手段からの出力音声による音場の
拡がり感を中央に寄せるように各第1ボリュームからの
音声出力データをミックスする複数のミキサーと、前記
画面上の表示エリアの位置に対応して音の定位を上下左
右に移動させるように前記各ミキサーから出力される音
声データの音量バランスを変化させるための複数の第2
ボリュームとを備えるものである。
【0009】あるいは、一つの画面に対して入力された
複数の映像データを複数の表示エリアに分けて同時に表
示すると共に前記複数の映像データに付随する音声デー
タを3つ以上の音声出力手段より音声として出力する画
像分割表示システムの音声処理装置において、前記表示
エリアに対応する音声データの音量をその表示エリアの
大きさに応じて変化させるための複数の第1ボリューム
と前記選択表示エリアが画面に対して小さい時に該表示
エリアの大きさに比例して前記ボリュームからの音声出
力データによる音場の拡がり感を中央に寄せるように各
第1ボリュームからの音声出力データをミックスする複
数の第1ミキサーとを備える複数の前記各表示エリアに
対応する音声処理部と、前記画面上の表示エリアの位置
に対応して音の定位を上下左右に移動させるように前記
各音声処理部から出力される音声データの音量バランス
を変化させるための複数の第2ボリュームと、これら各
第2ボリュームで処理された音声出力データを前記各音
声出力手段に対応する音声データ毎にミックスするため
の前記音声出力手段の個数に応じた第2ミキサーとを備
えるものである。
【0010】
【作用】上記構成において表示エリアの大きさに比例し
て映像の音量を変化させるボリュームを備えることによ
り小さい表示エリアにした時の違和感を減じることが可
能となり、大きい表示エリアにした時の臨場感を与える
ことができる。
【0011】また映像のステレオ音の左右の音をミック
スして音場の拡がり感を中央に寄せるミキサーを備える
ことにより特に小さい表示エリアの場合に音場の拡がり
感を抑えることができる。
【0012】そしてこれらボリュームとミキサーの組み
合わせにより、映像の音の定位を上下左右に変更でき、
画面上の表示エリアのある方向から映像の音が聞こえて
来るようにすることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下本発明画像分割表示システムの音声処理
装置の一実施例について図面に沿って詳細に説明する。 [第1実施例]図1に画像分割表示システムの映像デー
タ処理にかかる全体構成を示すブロック回路図を示す。
同図において1はnチャンネルのアナログ映像データが
入力され且つ出力される映像データ入出力部、2は前記
映像データ入出力部1からのn個のアナログ映像データ
をデジタルデータに変換するn個のA/D変換部、3は
前記A/D変換部2からのデジタル映像データをそれぞ
れ圧縮するn個の縮小部、4は前記縮小部3からの圧縮
された映像データをそれぞれ記憶する画像メモリ、5は
前記画像メモリ4内の各映像データを出力する画面上の
出力エリアの外枠、制御用メニュー画面、及びカーソル
を画面上に出力する描画データを記憶する描画メモリ、
6は前記描画メモリに記憶させる描画データを作成する
描画部、7は前記描画メモリ5及び各画像メモリ4の読
み出しアドレスの指定及びその読みだし時のタイミング
制御を行う読出制御部、8は前記縮小部3に与える圧縮
率の計算を行うとともに前記描画部6に描画させるエリ
アの外枠の情報やメニュー画面及びカーソルの情報を与
え且つ前記読出し制御部7に読み出しアドレスの指令及
びタイミング制御の指令を行うメイン制御部、9は前記
カーソルの移動や表示エリアの移動及び大きさの調整を
行うためのリモコン、10は前記各メモリ4、5から出
力されたデジタルの描画データ及び映像データをアナロ
グに戻すD/A変換部、11は該D/A変換部10から
出力されるデジタルの描画データ及び映像データを画面
上に表示するモニターである。
【0014】かかる構成においてメイン制御部8は例え
ばマイクロコンピュータからなり、図2に示すような出
力音声、n個の表示エリアA、B・・・のデータ管理テ
ーブルを有する。この管理テーブルには、映像データ入
力部1のn個の各映像データ出力毎にその映像データを
処理する際に必要な表示エリアの位置と大きさとの情報
及び出力音声の対象となる表示エリアの情報が書き込ま
れる。そして各表示エリアの位置と大きさの情報は初期
値と、リモコン等のユーザーによる操作で設定された現
在の値とがそれぞれ書き込まれている。前記メイン制御
部8はこの管理テーブルの情報に基づいて種々の制御を
行う。
【0015】次に映像データ入力部1から出力されたn
個の映像データはA/D変換部2を経由して縮小部3に
入力される。この縮小部3では前記メイン制御部8で計
算された各圧縮率に基づいて各映像データを圧縮し、圧
縮された映像データを画像メモリ4にそれぞれ出力す
る。
【0016】また描画メモリ5には前記メイン制御部8
の制御に基づいて描画部11によって各表示エリアの外
枠、各制御用メニュー画面あるいはカーソル等が描画さ
れる。
【0017】前記読出制御部7は、前記メイン制御部8
で設定された各表示エリアの一座標と大きさの情報に基
づいて各メモリ4、5の読み出すアドレスやタイミング
を制御する。そして前記読出制御部7の制御により描画
メモリ5あるいは画像メモリ4から読み出された描画デ
ータ及び映像データはD/A変換部10でアナログ変換
され、モニター11に出力される。
【0018】図3は画像分割表示システムの音声データ
処理にかかる全体構成を示すブロック図である。同図に
おいて21はn個のステレオ音声データが入力され且つ
出力されるオーディオデータ入出力部、22は各ステレ
オ音声データの内の1つの音声データを前記メイン制御
部8の指令により選択するセレクタ、23〜26は前記
セレクタ22より出力される音声信号(右をR、左をL
で表す)にそれぞれ一対ずつ設けられた第1ボリュー
ム、27、28は前記ボリューム23〜26の一対ずつ
に対応して設けられたミキサー、29〜32は前記ミキ
サー27、28に対応してそれぞれ一対ずつ設けられた
第2ボリューム、33〜36は該第2ボリュームに1対
1対応で設けられた画面の上下左右4つのスピーカーで
ある。
【0019】なお、前記第1ボリューム23〜26とミ
キサー27、28は音場の拡がり制御部37を構成して
いる。
【0020】かかる構成において、オーディオ入出力部
21から出力された前記複数の映像データに対応した各
ステレオ音声はまずセレクタ22に入力される。このセ
レクタ22ではメイン制御部8で設定されているデータ
に基づいて1つの音声が選択され、この音声データは音
場の拡がり制御部37に入力される。
【0021】前記音場の拡がり制御部37は、4つのボ
リューム23〜26と2つのミキサー27をうまく活用
し、セレクタ22から出力されたステレオ音声のR音声
はボリューム23と25に入力され、L音声はボリュー
ム24と26に入力される。そしてボリューム23と2
4の出力がR用のミキサー27に入力され、ボリューム
25と26の出力がL用のミキサー28にそれぞれ入力
される。
【0022】前記ボリューム23〜26派前記メイン制
御部8により次のように制御される。すなわち表示エリ
アが画面全体の大きさの場合、ボリューム23とボリュ
ーム26はフルレベルとし、ボリューム24とボリュー
ム25は零レベルにすることによりR用のミキサー27
とL用のミキサー28の出力はセレクタ22の出力と変
わらないステレオ音声となる。
【0023】一方表示エリアが小さい場合、ボリューム
23とボリューム26のレベルを少し低下させ、逆にボ
リューム24とボリューム25のレベルを少し上昇させ
ることにより、R用のミキサー27の出力には前記セレ
クタ22の出力のR音声にL音声がミックスされる。ま
たL用のミキサー28の出力にはセレクタ22の出力の
L音声にR音声が少しミックスされる。このようにして
スピーカ33〜36による音場の拡がり感は中央に寄せ
られる。
【0024】前記4つのスピーカー33〜36は例えば
図4に示すように画面38に対して上下に2個ずつ設置
されており、画面はA〜Iの9つの表示エリアに分割さ
れている場合には、音場の拡がり制御部37から出力さ
れたステレオ音声のR音声とL音声は、R音声がボリュ
ーム29と30、L音声がボリューム31と32に入力
され、各ボリューム29〜32は前記メイン制御部8に
より次のように制御される。すなわち図5に示すように
表示エリアが画面全体の大きさの場合、ボリューム29
〜32はすべてフルレベルとすることで大画面に見合っ
た通常のステレオ音声で再生される。
【0025】また図4に示すように表示エリアが小さい
場合で画面中央(エリアE)に位置する場合はボリュー
ム29〜32をすべて同程度にレベルを減少させる。さ
らに表示エリアが小さい場合で例えば画面の右上(エリ
アA)に位置する場合はボリューム29は減少させる量
を少なくし、逆にボリューム30〜32は減少させる量
を多くすることにより達成される。
【0026】以上の動作を具体的に実行するためのソフ
ト上の操作を図6〜8の制御フローチャートに示し以下
このフローチャートについて説明する。なお図7は図6
のステップS2の内容をより詳細に示したフローチャー
ト、図8は同じくステップS4の内容をより詳細に示し
たフローチャートである。
【0027】まず初期状態では前記メイン制御部8によ
って設定されている初期データにしたがって、前記図4
に示すような画面がモニター11に表示される(ステッ
プS1)。この画面においては入力されている映像のす
べてが例えば表示エリアA〜Iに示すように表示され
る。そして画面中央の表示エリアEが指定されており、
表示エリアEの音声が再生されている場合、前記メイン
制御部8によりセレクタ22で表示エリアEの音声が選
択され、音場の拡がり制御部37のボリューム23〜2
6を制御して、音場の拡がり感を中央に寄せ、更にボリ
ューム29〜32を制御してすべてのボリュームを同程
度のレベルに調節し、このようにして前記管理テーブル
の現在の出力音声の値を初期の出力音声に設定するする
(ステップS2及びS21))。
【0028】ステップS3の映像変更及びステップS4
の音声変更は、視聴者がリモコン9により表示エリアの
位置及びサイズの変更あるいは音声の出力変更を行う時
の操作に関与し、例えば表示エリアEを画面全体に表示
する指定のみをした時(ステップS5)、ステップS6
の出力音声の変更はNOであり、表示エリアEの映像は
メイン制御部8の制御により表示エリアの縮小部3を等
倍にし(ステップS7)、さらに読出制御部7を介して
表示エリアEの画像メモリ4のデータのみがモニター1
1に出力される。この状態を表すものが前記図5であ
る。
【0029】そして音声変更のステップS4では現在の
出力音声をセレクタ22に設定し(ステップS41)、
現在の出力音声で指定される表示エリアの現在の大きさ
より圧縮率を計算し、音場の拡がり制御部37に設定し
(ステップS42)、現在の出力音声で指定される表示
エリアの現在の大きさと画面上の現在の左上座標よりそ
の位置を計算しボリューム29〜32に設定する(ステ
ップS43)。
【0030】一方前記リモコン9によって音声の出力変
更も行う場合には、メイン制御部8の制御により音場拡
がり制御部28のボリューム23と25はフルレベルと
し、ボリューム24とボリューム26はゼロレベルに設
定することによってR用のミキサー27とL用のミキサ
ー28の出力は、セレクタ22の出力と変わらないステ
レオ音声となって出力される(ステップS6及びS
4)。さらにボリューム29〜32をすべてフルレベル
に設定することにより前記表示エリアEの大画面にあっ
た通常のステレオ音声で再生される。
【0031】以上のようにして視聴者は従来表示エリア
が小さい時は音も小さく中央部から聞こえていたもの
を、上記実施例のように表示エリアEが大画面表示され
ると共に音も大きく音場の拡がり感も拡がるためより臨
場感のある映像及び音声を再生することが可能となる。
【0032】また表示エリアEの音が再生されている初
期状態で、例えば視聴者によりリモコン9を介して表示
エリアCが指定された場合、映像はそのままで音声はメ
イン制御部8によりセレクタ22が表示エリアCの音声
を選択し、出力させる(ステップS6)。更にボリュー
ム29はそのレベルの減少を抑え、ボリューム30〜3
2は逆に減少量を大きくされる。これにより視聴者には
表示エリアEから表示エリアCに指定を移せば音が表示
エリアCの音に変更され、なおかつ表示エリアCのある
画面の左上の方向から音が聞こえて来ることになり、視
覚的にも聴覚的にも画面中央の表示エリアEから画面左
上の表示エリアCに注意を向けさせることができる。 [第2実施例]この第2実施例においては先の第1実施
例と大きく異なるところは音声データの処理の全体構成
であり、その構成を図9に示す。同図において4つの第
1ボリューム23〜26及び2つの第1ミキサー27、
28を有する音場の拡がり制御部37をオーディオ入出
力部21のn個の出力に対応してn個設け、これら各音
場の拡がり制御部37の音声R出力、L出力に対し、第
2ボリューム29〜32がそれぞれ対応し、これら第2
ボリューム29〜32の出力は4つのスピーカー33〜
36に対応して設けられた第2のミキサー39〜42に
入力される構成となっている。したがってこの場合のメ
イン制御部8の管理テーブルには、図2とは異なり出力
音声の管理テーブルは必要がなく(図10参照)、また
セレクタも必要がなくなっている。
【0033】かかる構成において、オーディオ入出力部
21から出力されたn個の映像データに対応した各ステ
レオ音声はn個の各音場の拡がり制御部37に入力され
る。このオーディオ入出力部21から出力されたステレ
オ音声のR音声はボリューム23と25に入力され、L
音声はボリューム24と26に入力される。またボリュ
ーム23と24の出力はR用のミキサー27に入力さ
れ、ボリューム25と26の出力はL用のミキサー28
に入力される。
【0034】前記ボリューム23〜26はメイン制御部
8により次のように制御される。すなわち表示エリアが
画像全体の大きさの場合には、ボリューム23と26は
フルレベルとし、ボリューム24と25はゼロレベルに
することでR用のミキサー27とL用のミキサー28の
出力はオーディオ入出力部21の出力と変わらないステ
レオ音声となる。
【0035】一方表示エリアが小さい場合ボリューム2
3と26を少し下げ、ボリューム24と25を少し上げ
ることによりR用のミキサー27の出力にはオーディオ
入出力部21の出力のR音声にL音声が少しミックスさ
れる。また、L用のミキサー28の出力にはオーディオ
入出力部21の出力のL音声にR音声が少しミックスさ
れる。このようにして音場の拡がり感は中央に寄せられ
る。
【0036】そして前記図4及び図5のように画面の左
右に上下に2個づつ計4個のスピーカー33〜36が設
置されている場合には、各音場の拡がり制御部37から
出力されたR音声とL音声がそれぞれ対応する各第2ボ
リューム29〜32のうちのR音声がボリューム29と
30、L音声がボリューム31と32に入力され、これ
ら第2ボリューム29〜32の出力は、各第2ミキサー
39〜42に出力される。
【0037】ここで前記第2ボリューム29〜32はメ
イン制御部8により次のように制御される。すなわち前
記図5のように表示エリアが画面全体の大きさの場合、
表示エリアに対応する音声のボリューム29〜32はす
べてフルレベル、ほかの表示エリアに対応する音声のボ
リューム29’〜32’はすべてゼロレベルとすること
で大画面にあった通常のステレオ音声で再生される。
【0038】また前記図4のように複数個の表示エリア
がある場合、例えば画面中央に位置する表示エリアに対
応する音声は、ボリューム29〜32をすべて同程度に
下げられる。これに対して画面の右上に位置する表示エ
リアに対応する音声の場合はボリューム29の下げる量
を少なくし、ボリューム30〜32の下げる量は大きく
される。
【0039】ミキサー39〜42では、各表示エリアの
音声に対して、音量、定位及び拡がり感が制御された音
声が入力されているので、それらをミックスした後、各
スピーカー33〜36に出力する。これにより視聴者は
例えば図4のように画面に表示されていた場合、各表示
エリアの音が各表示エリアの方向から聞こえて来るた
め、視覚的にも聴覚的にも各表示エリアの内容を把握す
ることができる。
【0040】なお上記操作の動作フローチャートは前記
第1実施例とほとんど同じであるので。省略する
【0041】
【発明の効果】以上の説明のごとく本発明によれば、複
数の映像データを複数の表示エリアに分けて同時に表示
し、複数映像を同時に鑑賞する場合や、複数の表示映像
から1つの映像を選択する場合などに、すべての表示エ
リアの映像の音声がスピーカーより出力され、更に各表
示エリアの映像の音は画面に対し各表示エリアの方向か
ら聞こえて来るため、各表示エリアの映像と音との対応
づけが容易に行える。
【0042】また、映像のみで番組の内容を推測した
り、判断したりする必要は無く、特に音楽番組やナレー
ションが重要な番組などの映像だけでは内容が把握しに
くいものも容易に判断することが可能となる効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像分割システムの映像データ処理の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のメインエリア制御部の管理テーブルの構
成を示す図である。
【図3】本発明の画像分割システムの音声データ処理の
構成を示すブロック図である。
【図4】画像上の表示エリアとスピーカーとの位置関係
を示す図である。
【図5】図4の1表示エリアを拡大した時の表示エリア
とスピーカーとの位置関係を示す図である。
【図6】動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】図6の音声初期設定の詳細を説明するフローチ
ャートである。
【図8】図6の音声変更の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図9】図2に相当する第2実施例の音声データ処理の
ブロック図である。
【図10】図9のメイン制御部の管理テーブルを示す図
である。
【符号の説明】
21 オーディオデータ入出力部 23〜26 第1ボリューム 27、28 第1ミキサー 29〜32 第2ボリューム 33〜36 スピーカー 37 音場の拡がり制御部 8 メイン制御部
フロントページの続き (72)発明者 小池 正展 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの画面に対して入力された複数の映
    像データを複数の表示エリアに分けて同時に表示すると
    共に前記複数の映像データに付随する音声データを少な
    くとも2つの音声出力手段より音声として出力する画像
    分割表示システムの音声処理装置において、前記複数の
    表示エリアのうちの選択された表示エリアの大きさに応
    じてその表示エリアの映像データに付随する音声データ
    を変化させる手段を備えることを特徴とする画像分割表
    示システムの音声処理装置。
  2. 【請求項2】 前記音声データを変化させる手段は、前
    記音声出力手段から出力される音声の音量を前記選択表
    示エリアの大きさに比例して変化させるためのボリュー
    ムである上記請求項1記載の画像分割表示システムの音
    声処理装置。
  3. 【請求項3】 前記音声を変化させる手段は、前記選択
    表示エリアが画面に対して小さい時に該表示エリアの大
    きさに比例して前記音声出力手段からの音声による音場
    の拡がり感を中央に寄せるように各出力手段の音声をミ
    ックスするためのミキサーである上記請求項1記載の画
    像分割表示システムの音声処理装置。
  4. 【請求項4】 一つの画面に対して入力された複数の映
    像データを複数の表示エリアに分けて同時に表示すると
    共に前記複数の映像データに付随する音声データを3つ
    以上の音声出力手段より音声として出力する画像分割表
    示システムの音声処理装置において、前記複数の表示エ
    リアのうちの選択された表示エリアの大きさに応じてそ
    の表示エリアの映像データに付随する前記音声出力手段
    からの出力音声の音量を変化させるための複数の第1ボ
    リュームと、前記選択表示エリアが画面に対して小さい
    時に該表示エリアの大きさに比例して前記音声出力手段
    からの出力音声による音場の拡がり感を中央に寄せるよ
    うに各第1ボリュームからの音声出力データをミックス
    する複数のミキサーと、前記画面上の表示エリアの位置
    に対応して音の定位を上下左右に移動させるように前記
    各ミキサーから出力される音声データの音量バランスを
    変化させるための複数の第2ボリュームとを備える画像
    分割表示システムの音声処理装置。
  5. 【請求項5】 一つの画面に対して入力された複数の映
    像データを複数の表示エリアに分けて同時に表示すると
    共に前記複数の映像データに付随する音声データを3つ
    以上の音声出力手段より音声として出力する画像分割表
    示システムの音声処理装置において、前記表示エリアに
    対応する音声データの音量をその表示エリアの大きさに
    応じて変化させるための複数の第1ボリュームと前記選
    択表示エリアが画面に対して小さい時に該表示エリアの
    大きさに比例して前記ボリュームからの音声出力データ
    による音場の拡がり感を中央に寄せるように各第1ボリ
    ュームからの音声出力データをミックスする複数の第1
    ミキサーとを備える複数の前記各表示エリアに対応する
    音声処理部と、前記画面上の表示エリアの位置に対応し
    て音の定位を上下左右に移動させるように前記各音声処
    理部から出力される音声データの音量バランスを変化さ
    せるための複数の第2ボリュームと、これら各第2ボリ
    ュームで処理された音声出力データを前記各音声出力手
    段に対応する音声データ毎にミックスするための前記音
    声出力手段の個数に応じた第2ミキサーとを備える画像
    分割表示システムの音声処理装置。
JP4188211A 1992-07-15 1992-07-15 画像分割表示システムの音声処理装置 Pending JPH0638122A (ja)

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