JPH0638027A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0638027A
JPH0638027A JP4191966A JP19196692A JPH0638027A JP H0638027 A JPH0638027 A JP H0638027A JP 4191966 A JP4191966 A JP 4191966A JP 19196692 A JP19196692 A JP 19196692A JP H0638027 A JPH0638027 A JP H0638027A
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling

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Abstract

(57)【要約】 【目的】拡大画像に対しても品位の高いエッジ処理をか
けることができる。 【構成】読み取られた原稿の画像データを副走査方向に
間引き(71)、エッジ処理としてスムージング,エッ
ジ強調を行い(72)、さらに、主走査方向の拡大及び
補間(73)、並びに、副走査方向の拡大及び補間(7
4)を行うことにより、副走査方向の拡大処理時にも、
エッジ処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、読み取った原稿画像をデジタル処理する画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読み取り装置で原稿
を拡大読み取りする場合、主走査方向(読み取り素子の
配列方向)には電気的に拡大・補間し、副走査方向には
走査速度を遅くする事により拡大読み取りを行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例の方法で拡大した原稿画像に対して、エッジ強
調等の処理を加えようとした場合、副走査方向に関して
は走査スピードを遅くして画像を読み取る為、等倍読み
取りに比べて原稿画像中のエッジ部分が弱くなってしま
う。これに対して主走査方向は電気的に拡大・補間処理
を行う為、拡大前の画像データに対してエッジ強調を加
えれば等倍時と同じエッジ強調を行う事ができる。この
為、拡大した画像にエッジ強調を加える場合、主走査方
向と副走査方向でエッジ強調のかかり方が異なってしま
うという欠点があった。また、これを防止しようとした
場合は、エッジ強調をかけないようにするしかなかっ
た。
【0004】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、拡大画
像に対しても品位の高いエッジ処理をかけることができ
る画像処理装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、原
稿を読み取る読み取り手段を有する画像処理装置におい
て、前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像デ
ータに基づいて画像の先鋭度を補正する補正手段と、前
記補正手段により得られた画像データを、前記読み取り
手段の主走査方向及び副走査方向に、拡大補間処理する
拡大補間手段とを備える。
【0006】
【作用】かかる構成によれば、補正手段は読み取り手段
により読み取られた原稿の画像データに基づいて画像の
先鋭度を補正し、拡大補間手段は補正手段により得られ
た画像データを、読み取り手段の主走査方向及び副走査
方向に、拡大補間処理する。
【0007】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明に係る
好適な実施例を詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施例によるデジタルカラー複写機の形状を示す外観斜
視図である。図1に示される複写機は、全体を2つの部
分に分けることができる。図1の上部は、原稿画像を読
み取り、デジタルカラー画像データを出力するカラーイ
メージスキャナ部1(以下、「スキャナ部1」と略す)
と、スキャナ部1に内蔵され、デジタルカラー画像デー
タの各種の画像処理を行うコントローラ部2より構成さ
れる。スキャナ部1は原稿押え11の下に下向きに置か
れた立体物、シート原稿を読み取る為の機構を内蔵して
いる。また、操作部10は、コントローラ部2に接続さ
れており、複写機としての各種の情報を入力する為のも
のである。コントローラ部2は、入力された情報に応じ
てスキャナ部1、プリンタ部3に動作に関する指示を行
う。図1の下部は、コントローラ部2より出力されたカ
ラーデジタル画像信号を記録紙に記録する為のプリンタ
部3である。本実施例において、プリンタ部3は、特開
昭54−59936号公報に記載のインクジェット記録
方式の記録ヘッドを使用したフルカラーのインクジェッ
トプリンタである。
【0008】上記説明の2つの部分は分離可能であり、
接続ケーブルを延長することによって離れた場所に設置
することも可能である。図2は、図1のデジタルカラー
複写機の横から視た断面図である。まず露光ランプ1
4、レンズ15、フルカラーでラインイメージの読み取
りが可能なイメージセンサ16(本実施例ではCCDを
使用する)によって、原稿台ガラス17上に置かれた原
稿像、不図示のプロジェクタによる投影像を読み取る。
次に、各種の画像処理をスキャナ部1とコントローラ部
2で行い、プリンタ部3で記録紙に記録する。
【0009】図2において、記録紙は小型定型サイズ
(本実施例ではA4〜A3サイズまで)のカット紙を収
納する給紙カセット20と大型サイズ(本実施例ではA
2〜A1サイズまで)の記録を行う為のロール紙29よ
り供給される。また給紙は、図1の手差し口22より1
枚ずつ記録紙を給紙部カバー21に沿つて入れることに
よって、装置外部よりの給紙(手差し給紙)も可能にし
ている。ピックアップローラ24は、給紙カセット20
よりカット紙を1枚づつ給紙するためのローラであり、
給紙されたカット紙はカット紙送りローラ25により給
紙第1ローラ26まで搬送される。
【0010】ロール紙29はロール紙給紙ローラ30に
より送り出され、カッタ31により定型長にカットさ
れ、給紙第1ローラ26まで搬送される。同様に、手差
し口22より挿入された記録紙は、手差しローラ32に
よって給紙第1ローラ26まで搬送される。ピック・ア
ップ・ローラ24、カット紙送りローラ25、ロール紙
給紙ローラ30、給紙第1ローラ26、手差しローラ3
2は不図示の給紙モータ(本実施例では、DCサーボ・
モータを使用している)により駆動され、各々のローラ
に付帯した電磁クラッチにより随時オン・オフ制御が行
えるようになっている。
【0011】プリント動作がコントローラ部2よりの指
示により開始されると、上述の給紙経路のいずれかより
選択給紙された記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送す
る。記録紙の斜行を取り除くため、所定量の紙ループを
つくった後に給紙第1ローラ26をオンして給紙第2ロ
ーラ27に記録紙を搬送する。給紙第1ローラ26と給
紙第2ローラ27の間では、紙送りローラ28と給紙第
2ローラ27との間で正確な紙送り動作を行うために記
録紙に所定量たるませてバッファをつくる。バッファ量
検知センサ33は、そのバッファ量を検知するためのセ
ンサである。バッファを紙搬送中常に作ることにより、
特に大判サイズの記録紙を搬送する場合の紙送りローラ
28、給紙第2ローラ27にかかる負荷を低減すること
ができ、正確な紙送り動作が可能になる。
【0012】記録ヘッド37によるプリントの際には、
記録ヘッド37等が装着される走査キャリッジ34がキ
ャリッジ・レール36上を走査モータ35により往復の
走査を行う。そして、往路の走査では記録紙上に画像を
プリントし、復路の走査では紙送りローラ28により記
録紙を所定量だけ送る動作を行う。この時、給紙モータ
によって上記駆動系をバッファ量検知センサ33により
検知しながら常に所定のバッファ量となるように制御を
行う。
【0013】プリントされた記録紙は、排紙トレイ23
に排出されプリント動作を完了する。次に、図3を使用
して走査キャリッジ34まわりの詳細な説明を行う。図
3において、紙送りモータ40は記録紙を間欠送りする
ための駆動源であり、紙送りローラ28、給紙第2ロー
ラ・クラッチ43を介して給紙第2ローラ27を駆動す
る。
【0014】走査モータ35は走査キャリッジ34を走
査ベルト34を介して矢印のA,Bの方向に走査させる
ための駆動源である。本実施例では正確な紙送り制御が
必要なことから紙送りモータ40、走査モータ35にパ
ルス・モータを使用している。記録紙が給紙第2ローラ
27に到達すると、給紙第2ローラ・クラッチ43、網
送りモータ40をオンし、記録紙を紙送りローラ28ま
でプラテン39上を搬送する。記録紙はプラテン39上
に設けられた紙検知センサ44によって検知され、セン
サ情報は位置制御、ジャム制御等に利用される。
【0015】記録紙が紙送りローラ28に到達すると、
給紙第2ローラ・クラッチ43、紙送りモータ40をオ
フし、プラテン39内側から不図示の吸引モータにより
吸引動作を行い、記録紙をプラテン39上に密着させ
る。記録紙への画像記録動作に先立って、ホーム・ポジ
ション・センサ41の位置に走査キャリッジ34を移動
し、次に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所定の位置
よりシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの
インクを記録ヘッド37より吐出し画像記録を行う。所
定の長さ分の画像記録を終えたら走査キャリッジ34を
停止し、逆に、矢印Bの方向に復路走査を開始し、ホー
ム・ポジション・センサ41の位置まで走査キャリッジ
34を戻す。復路走査の間、記録ヘッド37で記録した
長さ分の紙送りを紙送りモータ40により紙送りローラ
28を駆動することにより矢印Cの方向に行う。
【0016】本実施例では、記録ヘッド37は前述した
方式のインク・ジェット・ノズルであり、256本のノ
ズルがY,M,C,K各々にアセンブリされたものを4
本使用している。次に、図4、図5を使用してスキャナ
部1の動作説明を行う。図4は、スキャナ部1内部の入
力記機構を示す図である。
【0017】CCDユニット18、CCD16、レンズ
15等より構成されるユニットであり、レール54上に
固定された主走査モータ50、プーリ51,52ワイヤ
53よりなる主走査方向の駆動系によりレール54上を
移動し、原稿台ガラス17上の画像の主走査方向の読み
取りを行う。遮光板55、ホームポジションセンサ56
は図の補正エリア68にある主走査のホームポジション
にCCDユニット18を移動する際の位置制御に使用さ
れる。
【0018】図5は、原稿画像の読み取り動作を説明す
る図である。原稿画像を読み取る前に、図5の補正エリ
ア68の中にあるホームポジション(HP)にCCDユ
ニット18を移動し、ここから原稿台ガラス17に置か
れた原稿全面の読み取り動作を開始する。原稿の走査に
先立って、補正エリア68でシェーディング補正、黒レ
ベルの補正、色補正等の処理に必要なパラメータの設定
を行う。その後、図示の矢印の方向に主走査モータ50
により主走査方向の走査を開始する。で示したエリア
の読み取り動作が終了したら、主走査モータ50を逆転
させると共に、副走査モータ60を駆動し、のエリア
の補正エリア68に副走査方向の移動を行う。続いて
のエリアの主走査と同様に、必要に応じてシェーディン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、の
エリアの読み取り動作を行う。以上の走査を繰り返すこ
とにより、〜のエリア全面の読み取り動作を行い、
のエリアの読み取り動作を終えた後、再びCCDユニ
ット18をホームポジションに戻す。
【0019】本実施例において、原稿台ガラス17は最
大A2サイズの原稿が読み取れるために、実際はもっと
多くの回数の走査を行わねばならないが、本説明では動
作を理解しやすくする為に簡略化している。次に、図6
を使用して本実施例のデジタルカラー複写機の機能ブロ
ックの説明を行う。
【0020】図6において、制御部102,111,1
21はそれぞれスキャナ部1、コントローラ部2、プリ
ンタ部3の制御を行う制御回路であり、マイクロコンピ
ユータ、プログラムROM、データメモリ、通信回路等
より構成される。制御部102〜111間と、制御部1
11〜121間は通信回線により接続されており、制御
部111の指示により制御部102、121が動作を行
う、いわゆるマスタースレーブの制御形態を採用してい
る。制御部111は、操作部10、デジタイザ114よ
りのオペレータの入力指示に従い動作する。更に、制御
部111は画像に関する各種の処理を行う画像処理部1
07、2値化処理部108の制御も行う。制御部102
は上記説明のスキャナ部1の入力の駆動制御を行う。入
力駆動部105の制御、ランプの露光制御を行う露光制
御部103の制御を行う。また、制御部102は画像に
関する各種の処理を行うアナログ信号処理部100、入
力画像処理部101の制御も行う。
【0021】制御部121は、上記説明のプリンタ部3
の入力の駆動制御を行う入力駆動部100とプリンタ部
3の入力動作の時間バラツキの吸収と記録ヘッド117
〜120の機構上の並びによる遅延補正を行う同期遅延
メモリ115の制御を行う。次に、図6の画像処理ブロ
ックを画像の流れに沿つて説明する。CCD16上に結
像された画像は、CCD16によりアナログ電気信号に
変換される。変換された画像情報は赤、緑、青のように
シリアルに処理され、アナログ信号処理部100に入力
される。アナログ信号処理部100では、赤、緑、青の
各色毎にサンプル&ホールド、ダークレベルの補正、ダ
イナミックレンジの制御等を行った後に、アナログデジ
タル変換(A/D変換)し、シリアル多値(本実施例で
は各色8ビット長)のデジタル画像信号に変換して、入
力画像処理部101に出力する。入力画像処理部101
ではシェーディング補正、色補正等のように読み取り系
で必要な補正処理をシリアル多値のデジタル画像信号の
まま行う。
【0022】画像処理部107はスムージング処理、エ
ッジ強調、黒抽出、記録ヘッド117〜120で使用す
る記録インクの色補正の為のマスキング処理等を行う回
路である。また画像処理部107には画像データの間引
き回路、及び隣り合った画像データの間に補間した画像
データをうめ込み、画像を拡大する回路も含まれてお
り、原稿画像の拡大、縮小処理も行う。
【0023】2値化処理部108は、シリアル多値の画
像データを2値化する為の回路であり、疑似中間調処理
を行う。ここでシリアル多値のデジタル画像信号は4色
の2値パラレル画像データに変換される。プリンタ部3
の同期遅延メモリ115はプリンタ部3の入力動作の時
間バラツキの吸収と、記録ヘッド117〜120の機構
上の並びによる遅延補正を行う為の回路であり、内部で
は記録ヘッド117〜120の駆動に必要なタイミング
の生成も行う。ヘッドドライバ116は記録ヘッド11
7〜120を駆動する為のアナログ駆動回路であり、記
録ヘッド117〜120を直接駆動できる信号を内部で
生成する。
【0024】記録ヘッド117〜120はそれぞれシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(BK)のインクを吐出し記録紙上に画像を記録する。
次に、図7及び図8を使用して画像の拡大処理について
説明する。図7は図6の画像処理部107の変倍、エッ
ジ処理部を詳細に示す図である。図8は本実施例の拡大
処理にかかる拡張方法を説明する図である。ここでは説
明を解りやすくする為、主走査方向、副走査方向どちら
にも200%に拡大する場合について説明する。
【0025】まず、副走査方向(CCD16の配列方
向)の拡大方法であるが、本実施例でのプリンタ部3の
記録ヘッド117〜120のノズル数は256であるの
で、CCD16で読み取る画素数は1回のスキャンで副
走査方向には、128画素を読み取ることになる。この
副走査方向128画素の画像データを、図8に示す様
に、1画素おきにずらしていき、疑似的に256画素分
に拡張する。そして画像データが存在しない1’,
2’,3’…128’の部分はその前後の有効画素デー
タから、データがなめらかにつながる様に補間を行いな
がら画像データを生成していく。このような処理を12
8画素全てについて行い256画素分の画像データを求
める。この処理は、当然R,G,B各色について、独立
に行われる。
【0026】上記で説明した様にして、副走査方向の1
回の読み取り長に対して記録される長さは2倍つまり5
0%に拡大されることになる。この処理を行うブロック
が図7の主走査拡大回路73である。次に、副走査方向
の拡大方法について説明する。副走査方向に拡大する場
合は倍率に応じてCCDユニット16の副走査方向への
移動速度を等倍時より遅くしてやれば良い。200%に
拡大する場合は、副走査方向の移動速度を等倍時に1/
2にしてやり画像の読み取り周期は、等倍時と同じにし
ておけば、読み取られる画像データは半分の移動量で等
倍時と同量得られ、記録される画像は拡大される事にな
る。ところが、この様にして得られた画像はCCD16
の画素密度は一定(本実施例では400DPI)である
にもかかわらず、読み取り密度が2倍になっている為、
読み取られた画像は先鋭度が失われ、スムージング処理
を加えたような画像となっている。このような画像デー
タに対して、エッジ強調をかけ、エッジ部をシャープに
し、メリハリのある画像を出力させようとしてもエッジ
部そのものの検出ができにくくなっており、エッジ強調
の効果があまり得られない(このことは、拡大処理後の
主走査方向の画像データについても当然言える)。
【0027】この様にして得られた拡大画像に対して、
エッジ強調を効果的にかけるには、主走査方向について
は、拡大処理を加える前の画像データに対してエッジ強
調処理を加え、その後拡大処理をかければ良い。副走査
方向については、所定の拡大率で読み取られた画像デー
タを間引いて(図7−71)、疑似的な等倍画像を得
て、これに対してエッジ強調処理を加え(図7−7
2)、その後、主走査方向と同様に画期的に所定の拡大
率となる様、拡大・補間処理(図7−74)を加えれば
主走査方向と同様の効果が得られる。
【0028】図9は、読み取り画像データを200%に
拡大・補間処理を行った場合の画像データの処理を順に
示す図である。同図において、5×3のマトリックスの
読み取り画像(91)では、(92)に示す様に、副走
査の間引きが行われ、(93)に示す様に、エッジ強調
処理が行われ、(94)に示す様に、最終的に主走査、
副走査共200%に拡大・補間された画像データが得ら
れる。
【0029】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、画像読み取り装置で、主走査、副走査共、拡大・補
間処理を電気的に行う構成とし、拡大前の画像データに
対してエッジ処理をかけることにより、拡大画像に対し
ても品位の高いエッジ処理をかけることができる効果が
ある。 <第2の実施例>図10は、本発明の第2の実施例を説
明する図である。同図は、原稿の一辺の長さと等しいか
それ以上の長さを有するラインセンサを用いた画像読み
取り装置の外形図を示すものであり、1回の副走査スキ
ャンで原稿全面の画像を読れるものである(短いライン
センサを主走査方向に複数個配列しても良い)。この様
な構成の画像読み取り装置を適用しても、本発明は何ら
の変更を加えることなく適用でき、有効な効果が得られ
る。
【0030】<第3の実施例>図11は、本発明の第3
の実施例による画像処理を説明するブロック図である。
本実施例では第1の実施例で説明した“副走査間引き回
路”による副走査間引き処理を削除し、そのかわりに1
バンド分の画像記憶用のバツフアメモリ75を持つもの
である。本実施例では、効果は第1の実施例とまったく
同等のものが得られるが、第1の実施例で説明した様に
複写機として使用する場合にプリンタ部のプロセススピ
ードに合わせる必要が無くなる為、等倍時と同等の副走
査スキャンスピードで画像データを読み取り、画像記憶
用のバツフアメモリ75に記憶した後、処理を行いなが
らプリンタ部に画像データを送れば良い。本実施例で
は、“副走査間引き回路”が削除でき、かつ副走査モー
タの速度を細かく制御する必要がなくなりコストダウン
が図れる。
【0031】また、本実施例では、画像読み取り装置の
画像データをコンピユータ等のホスト機に送る場合も、
ホスト機のデータ受信レートに合わせられる為、ホスト
機との親和性が、非常に高くなる。当然であるが、本実
施例の方式は、第2の実施例についても適用できる。 <第4の実施例>本発明は、エッジ強調処理に限定され
るものではなく、エッジ検出を行い何らかの画像処理を
かける場合には有効な効果を発揮するものである。図1
2は、第4の実施例の画像処理を説明するブロック図で
あり、図13は第4の実施例による黒文字反映処理を説
明する図である。第4の実施例では本発明を黒文字処理
に適用した場合について説明する。
【0032】図12において、76は他の画像処理であ
る。また121は、原稿中の黒文字を検出するブロック
であり、エッジ部の検出及びそのエッジ部の色味判定に
より黒文字であることを判定する。判定結果(文字の輪
郭情報になる)は、正規の画像データと同じ拡大率で拡
大処理され、不図示の遅延調整部により画像データと同
期をとった後、黒文字反映部122に入力される。黒文
字反映部122では、判定結果によりBK以外の色情報
を減算し、代わりにBK信号を一定量加算する事により
BK信号を強調する。これにより黒文字部は拡大後もB
Kデータにより置き換えができるため、スッキリした黒
文字とすることができる。
【0033】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
拡大画像に対しても品位の高いエッジ処理をかけること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるデジタルカラー複
写機の形状を示す外観斜視図である。
【図2】図1のデジタルカラー複写機の横から視た断面
図である。
【図3】走査キャリッジ34まわりの構成を示す図であ
る。
【図4】スキャナ部1内部の入力記機構を示す図であ
る。
【図5】原稿画像の読み取り動作を説明する図である。
【図6】第1の実施例によるデジタルカラー複写機の機
能ブロックを示す図である。
【図7】図6の画像処理部107の変倍、エッジ処理部
を詳細に示す図である。
【図8】第1の実施例による拡大処理にかかる拡張方法
を説明する図である。
【図9】読み取り画像データを200%に拡大・補間処
理を行った場合の画像データの処理を順に示す図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図11】本発明の第3の実施例による画像処理を説明
するブロック図である。
【図12】第4の実施例の画像処理を説明するブロック
図である。
【図13】第4の実施例による黒文字反映処理を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 コントローラ部 3 プリンタ部 10 操作部 11 原稿押え 14 露光ランプ 15 レンズ 16 イメージセンサ 17 原稿台ガラス 20 給紙カセット 21 給紙部カバー 22 手差し口 23 排紙トレイ 24 ピックアップローラ 25 カット紙送りローラ25 26 給紙第1ローラ 27 給紙第2ローラ 28 紙送りローラ 29 ロール紙 30 ロール紙給紙ローラ 31 カッタ 32 手差しローラ 33 バッファ量検知センサ 34 走査キャリッジ 35 走査モータ 36 キャリッジ・レール 37 記録ヘッド 39 プラテン 40 紙送りモータ 41 ホーム・ポジション・センサ 43 給紙第2ローラ・クラッチ 44 紙検知センサ 100 アナログ信号処理部 101 入力画像処理部 102,111,121 制御部 103 露光制御部 105 入力駆動部 107 画像処理部 108 2値化処理部 114 デジタイザ 115 同期遅延メモリ 117〜120 記録ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取る読み取り手段を有する画像
    処理装置において、 前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像データ
    に基づいて画像の先鋭度を補正する補正手段と、 前記補正手段により得られた画像データを、前記読み取
    り手段の主走査方向及び副走査方向に、拡大補間処理す
    る拡大補間手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記読み取り手段により
    読み取られた原稿の画像データを、前記読み取り手段の
    副走査方向に、間引き処理する間引き手段と、前記間引
    き手段により得られた画像データに基づいてエッジ強調
    処理するエッジ強調手段とを含むことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】原稿を読み取る読み取り手段を有する画像
    処理装置において、 前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像データ
    を一原稿分記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを、前記読み取り
    手段の主走査方向及び副走査方向に、拡大補間処理する
    拡大補間手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】原稿を読み取る読み取り手段を有する画像
    処理装置において、 前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像データ
    を、前記読み取り手段の主走査方向及び副走査方向に、
    所定の拡大率で拡大補間処理する第1の拡大補間手段
    と、 前記読み取り手段により読み取られた原稿の画像データ
    に基づいて画像の先鋭度情報を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された先鋭度情報を、前記複数
    の読み取り手段の配列方向に直交する方向に、前記所定
    の拡大率で拡大補間処理する第2の拡大補間手段と、 前記第1、第2の拡大補間手段の結果に基づいて画像処
    理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする画像
    処理装置。
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