JPH063787Y2 - 箱 体 - Google Patents

箱 体

Info

Publication number
JPH063787Y2
JPH063787Y2 JP13448288U JP13448288U JPH063787Y2 JP H063787 Y2 JPH063787 Y2 JP H063787Y2 JP 13448288 U JP13448288 U JP 13448288U JP 13448288 U JP13448288 U JP 13448288U JP H063787 Y2 JPH063787 Y2 JP H063787Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom wall
wall element
side wall
notch
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13448288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0256117U (ja
Inventor
實 熨斗
Original Assignee
株式会社熨斗秀興堂
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社熨斗秀興堂 filed Critical 株式会社熨斗秀興堂
Priority to JP13448288U priority Critical patent/JPH063787Y2/ja
Publication of JPH0256117U publication Critical patent/JPH0256117U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063787Y2 publication Critical patent/JPH063787Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、箱体の構造に関する。
[従来の技術] 箱体を一枚ものの折り曲げ組立構造から構成する技術
は、従来種々提案されているが、のり接着部が少なく組
立作業が容易であること、係合構造において箱体の各部
が容易に分解しないこと、使用の便宜が向上されるよう
な工夫がなされていること(たとえば開放部が拡縮自在
であること)、等の点において、改良の余地が多々残さ
れている。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、一枚ものから組み立てられる、側壁部
と底壁部を有する箱体において、とくに係合が困難とな
る底壁部の係合組立構造を容易かつ確実にすること、お
よび上部の箱体開放部をきんちゃく締め可能となるよう
に拡縮可能構造として使用の便宜を高めること、を課題
とする。
[課題を解決するための手段] 上記本考案の課題は、次に構成を有する箱体によって達
成される。すなわち、 上部がきんちゃく締め可能に構成され、互いに連結する
12個の側壁要素を接続部で折り曲げて断面12角形に構成
された側壁部と; 各側壁要素に連続し側壁要素との接続部で折り曲げられ
る12個の底壁要素を有し、該12個の底壁要素のうち1つ
の底壁要素は12角形で該12角形の底壁要素には切込みが
設けられており、該切込みが設けられた底壁要素に隣接
する2つの底壁要素およびこれら隣接する底壁要素にさ
らに隣接する2つの底壁要素は前記切込みが設けられた
底壁要素に折り曲げ可能に連続しており、残りの底壁要
素にはそれぞれの一部分に前記切込みに差込まれる差込
み部を有しており、すべての底壁要素を側壁部に対して
直角に折り曲げて前記差込み部を有する底壁要素の差込
み部を前記切込みを有する底壁要素の前記切込みに差込
んで前記切込みを有する底壁要素に係合させて構成され
た底壁部と; から成る箱体。
[作用] 底壁部は、1つの底壁要素に切込みを形成し、該切込み
を形成した底壁要素に隣接する2つの底壁要素とそれら
にさらに隣接する2つの底壁要素とを、側壁部と切込み
を有する底壁要素とに折曲げ可能に連続させ、残りの底
壁要素のそれぞれに切込みに差込まれる差込み部を設け
て該差込み部を前記切込みに差込んで係合組立する構造
としたので、組立は容易であり、かつ12角形の側壁部構
造に拘束されて底壁要素が切込みから抜けて分解するお
それはなく箱体形状が確実に維持される。
また、側壁部の上部は従来の箱体にみられなかったきん
ちゃく締め可能な折り曲げ可能構造とされているから、
箱体はその上部開放部において拡縮が自在であり、使用
上極めて便利となる。
[実施例] 以下に、本考案に係る箱体の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。
第1図、第2図は第1実施例に係わり、第1図は箱体に
組み立てた状態を、第2図は展開した状態を示す。第1
図に示すように、箱体は側壁部10と底壁部50とから成
る。
側壁部10は第2図に示すように、互いに順に連結する8
個の側壁要素10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10
J,10K,10Lおよび一端の側壁要素10L(または10A)に連
なる舌片10Mをそれらの接続部(折り曲げ線)20A,20B,2
0C,20D,20E,20F,20G,20H,20I,20J,20K,20Lで折り曲げて
断面12角形に構成し、舌片10Mにて他の端の側壁要素10A
(または10L)にのり付け等にて固定する。こののり付
けは、さし込み構造による固定にしてもよく、その場合
はのり付けは全く不要になる。
底壁部50は12個の底壁要素50A,50B,50C,50D,50E,50F,50
G,50H,50I,50J,50K,50Lを有し、底壁要素50A,50B,50C,5
0D,50E,50F,50G,50H,50I,50J,50K,50Lはそれぞれ側壁要
素10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10J,10K,10L
に連なる。底壁要素50A,50B,50C,50D,50E,50F,50G,50H,
50I,50J,50K,50Lは、側壁要素10A,10B,10C,10D,10E,10
F,10G,10H,10I,10J,10K,10Lとの接続部(折り曲げ線)3
0A,30B,30C,30D,30E,30F,30G,30H,30I,30J,30K,30Lにて
直角に内側に折り曲げられる。端から6番目の底壁要素
50Fは12角形の平面形状である。この12角形の底壁要素5
0Fには切込み60が設けられる。切込み60は、折り曲げ線
30Fに平行に側壁要素10Fと同じ幅だけ延びている。切込
み60は、12角形の底壁要素50Fの中央部に一直線に形成
される。切込み60が形成された底壁要素50Fに隣接する
2つの底壁要素50E,50Gは底壁要素54Fを中心にして互い
に対称であり、底壁要素50Fに折り曲げ線51,52にて180゜
折り曲げ可能に連続している。底壁要素50E,50Gは折り
曲げ線30Eと51の中間位置および折り曲げ線30Gと52の中
間位置に、これらの折り曲げ方向と逆方向に180゜折り曲
げられる折り曲げ線55,56を有している。また、底壁要
素50Eに隣接する底壁要素50Dと、底壁要素50Gに隣接す
る底壁要素50Hは、切込み60を有する底壁要素50Fを中心
にして互いに対称であり、底壁要素50Fに折り曲げ線53,
54にて180゜折り曲げ可能に連続している。底壁要素50D,
50Hは、折り曲げ線30Dと53の中間位置および折り曲げ線
30Hと54の中間位置に、逆方向に180゜折り曲げられる折
り曲げ線57,58を有している。12個の底壁要素のうち一
端から3番目の底壁要素50Cと他端から4番目の底壁要
素50Iは底壁要素50Fを中心にして互いに対称であり、そ
れぞれ切込み60に差込まれる差込み部50c,56iを有す
る。底壁要素のうち一端から2番目の底壁要素50Bと他
端から3番目の底壁要素50Jは、底壁要素50Fを中心にし
て互いに対称であり、それぞれ切込み60に差込まれる差
込み部50b,50jを有する。底壁要素のうち一端の底壁要
素50Aと他端から2番面の底壁要素50Kは底壁要素50Fを
中心にして互いに対称であり、それぞれ切込み60に差込
まれる差込み部50a,50kを有する。他端の底壁要素50Lは
ほぼ矩形であり、底壁要素50Lの先端と折り曲げ線30Lと
の間の長さは、折り曲げ線30Fと切込み60間との距離よ
り長く、先端に切込み60に差込まれる差込み部50lを有
する。
底壁部50の組立ては、まず切込み60を有する底壁要素50
Fを12角形に組み立てた側壁部10に対して直角に内側に
折り曲げ線30Fにて折り曲げる。このとき同時にこの底
壁要素50Fに隣接する2つの底壁要素50E,50Gを、それぞ
れの折り曲げ線30E,55,51および折り曲げ線30G,56,52に
て側壁部10に対して直角に内側に折り曲げるとともに、
底壁要素50E,50Gに隣接する底壁要素50D,50Hを、それぞ
れの折り曲げ線30D,57,53および折り曲げ線30H,58,54に
て側壁部10に対して直角に内側に折り曲げる。ただし、
折り曲げ線30E,51および30D,53は互いに同方向の折り曲
げで、折り曲げ線55,57はそれと逆方向の折り曲げであ
り、折り曲げ線30G,52および30H,54は互に同方向の折り
曲げで、折り曲げ線56,58はそれと逆方向の折り曲げで
ある。つぎに、底壁要素50C,50Iを、それぞれの折り曲
げ線30C,30Iにて側壁部10に対して直角に内側に折り曲
げて底壁要素50Fの外側に重ねるとともに、底壁要素50
C,50Iの差込み部50c,50iを切込み60を有する底壁要素50
Fの切込み60に差込み、係合させる。さらに、同様に側
壁要素50B,50Jを側壁部10に対して直角に内側に折り曲
げ、差込み部50b,50jを切込み60に差込んで係合させ
る。続いて、一端の底壁要素50Aとこれと反対側の端か
ら2番目の底壁要素50Kとを、それぞれの折り曲げ線30
A,30Kにて、側壁部10に対して直角に内側に折り曲げ、
底壁要素50B,50Jの外側に重ねるとともに、底壁要素50
A,50Kの差込み部50a,50kを、切込み60を有する底壁要素
50Fの切込み60に差込み、係合させる。最後に他端の底
壁要素50Lを、12角形の側壁部10に対して直角に内側
に、折り曲げ線30Lにて、折り曲げ、この底壁要素50Lの
差込み部50lを、底壁要素50Fの切込み60にさし込み、係
合させる。このようにして組み立てが完了し、底壁部50
が完成される。この係合組立ては底壁部50をほとんどほ
どけることなく、維持できる。底壁部50の組立後、底壁
要素50Lと底壁要素50Fとにわたって箱外側からシールを
貼着すると、箱は重いものを入れても底壁部50は、完全
に、ほどけない。
側壁部10の、底壁部50と反対側の端部近傍には折り曲げ
線20A〜20Lと直角に延びる折り曲げ線41があり、この折
り曲げ線41にて側壁部10の端部10aは箱の内側に180゜折
り返される。側壁部10の折り返される折り返し端部10a
がある側の端部から中央部にかけて、折り返し端部10a
を折り返した状態で、各側壁要素10A,10B,10C,10D,10E,
10F,10G,10H,10I,10J,10K,10Lの幅方向中央部が箱の内
側に折り曲げできるような折り曲げ線40A,40B,40C,40D,
40E,40F,40G,40H,40I,40J,40K,40Lが形成されており、
この折り曲げ線40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G,40H,40I,
40J,40K,40Lを箱内側に折り曲げると箱上方の開放部が
縮み、折り曲げを伸ばして側壁部10を12角形にすると開
放部は全開となる。すなわち、箱上部はきんちゃく締め
可能に拡縮可能となっている。箱上方に設けた穴70には
紐80(第1図参照)が挿通され、きんちゃく締め構造が
完成される。ただし、折り返し端部10aの上記折り返し
構造によって、各折り曲げ線20A〜20Lおよび40A〜40Lの
折り曲げ方向は、側壁部10の折り返し部10aとそうでな
い部分10bとで逆となる。
第3図は本考案の第2実施例を示している。第2実施例
の第1実施例と異なるところは、底壁要素のうち、切込
み60を有する底壁要素50Fに、側壁要素10Fおよび底壁要
素50D,50E,50G,50Hに連続しない、7つの辺のそれぞれ
に、耳部61,62,63,64,65,66,67を連続させて設けた点に
ある。耳部61〜67は、底壁要素50Fに対し内側に直角に
折り曲げられ、12角形の側壁部10内に組立時に挿入され
る。その他の構成は第1実施例に準じるので、第1実施
例と同一符号を付して説明を省略する。
上記のように構成、組み立てられた箱体の作用について
説明する。
まず、第2図、第3図から分るように、箱体は各部が互
いに重複することはないから、1枚ものの素材から打ち
抜かれまたは裁断され得るので、素材上有利である。各
折り曲げ線を予めプレス等にて凹ませておけば組立て時
の折り曲げは、容易にしてかつ正確に行われ得る。折り
曲げ線のプレス凹成と同時に切込み60の打抜きを行なえ
ば切込み60は、容易に形成し得る。したがって、箱体の
組立て前の展開状態の素材を作成、用意することは、極
めて安価にして容易に行なうことができる。
組立ては、まず側壁部10を12角形にして12角形状を固定
し、続いて前述した順で底壁部50を折り曲げ、差込み、
係合するだけで、組立てればよいだけであるから、組立
ては極めて容易であり、かつ底壁部50がほどけるおそれ
は、差込み係合と側壁部10による12角形保持によって、
極めて少なく、その形状保持性は極めて良好である。ま
た、底壁要素50Fと50Lとの間にわたって、組立後箱外側
から、シールを貼着すれば、箱は完全にほどけない。
さらに、箱に組み立てられたとき、箱上部は折り曲げ線
40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G,40H,40I,40J,40K,40Lに
沿って拡縮自在のきんちゃく締め構造となるから、使用
の便宜性が極めて向上される。
[考案の効果] 本考案によるときは、次の効果が得られる。
(イ)1つの底壁要素50Fに切込み60を設けて、他の側壁要
素50A,50B,50C,50I,50J,50K,50Lの差込み部50a,50b,50
c,50i,50j,50k,50lを切込み60に差込んで、底壁部50
を構成するようにしたので、組立容易、ほどけにくい、
1枚ものの打ち抜きのみで作成できる、等の種々の利点
がある。
(ロ)箱上部に折り曲げたり延ばしたりすることの可能な
折り曲げ部40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G,40H,40I,40J,
40K,40Lを設けたので、箱上部はきんちゃく締め可能構
造となり、使用の便宜が著しく向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る箱体の組立後の斜視
図、 第2図は第1図の箱体の展開図、 第3図は本考案の第2実施例に係る箱体の展開図、 である。 10…………側壁部 10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10J,10K,10L …………側壁要素 40A,40B,40C,40D,40E,40F,40G,40H,40I,40J,40K,40L …………きんちゃく締め構造のための 折り曲げ線 50…………底壁部 50A,50B,50C,50D,50E,50F,50G,50H,50I,50J,50K,50L …………底壁要素 60…………切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部がきんちゃく締め可能に構成され、互
    いに連結する12個の側壁要素を接続部で折り曲げて断面
    12角形に構成された側壁部と; 各側壁要素に連続し側壁要素との接続部で折り曲げられ
    る12個の底壁要素を有し、該12個の底壁要素のうち1つ
    の底壁要素は12角形で該12角形の底壁要素には切込みが
    設けられており、該切込みが設けられた底壁要素に隣接
    する2つの底壁要素およびこれら隣接する底壁要素にさ
    らに隣接する2つの底壁要素は前記切込みが設けられた
    底壁要素に折り曲げ可能に連続しており、残りの底壁要
    素にはそれぞれの一部分に前記切込みに差込まれる差込
    み部を有しており、すべての底壁要素を側壁部に対して
    直角に折り曲げて前記差込み部を有する底壁要素の差込
    み部を前記切込みを有する底壁要素の前記切込みに差込
    んで前記切込みを有する底壁要素に係合させて構成され
    た底壁部と; から成る箱体。
JP13448288U 1988-10-17 1988-10-17 箱 体 Expired - Lifetime JPH063787Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13448288U JPH063787Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 箱 体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13448288U JPH063787Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 箱 体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256117U JPH0256117U (ja) 1990-04-24
JPH063787Y2 true JPH063787Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31393277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13448288U Expired - Lifetime JPH063787Y2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 箱 体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063787Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297007A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Ueda Yoko 包装容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0256117U (ja) 1990-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0759422B2 (ja) パネルの連結構造
JPH063787Y2 (ja) 箱 体
JPH0621851Y2 (ja) 箱 体
US4170327A (en) Hinged cover carton
JPH063786Y2 (ja) 箱 体
JPH06343Y2 (ja) 箱 体
JPH063785Y2 (ja) 箱 体
JPH02141318U (ja)
JPH041126U (ja)
JPS5919015Y2 (ja) 軒樋の梱包装置
JPH0439136Y2 (ja)
JPH0415615Y2 (ja)
JP3035702B2 (ja) 包装箱及びその製造方法
JPS5940314Y2 (ja) 軒樋の梱包装置
JPS594905Y2 (ja) 組立式容器
JPH0518260Y2 (ja)
JPH0323017U (ja)
JPS6018336Y2 (ja) 組立紙箱
JPS6151320U (ja)
JPS6215133Y2 (ja)
JPS63131914U (ja)
JPS5942331Y2 (ja) 収容箱
JPH047565U (ja)
JPS603058Y2 (ja) キヤリ−カ−トン
JP2537061Y2 (ja) ラップフィルム用カートン